JP2559727Y2 - シャワールームユニットの床構造 - Google Patents
シャワールームユニットの床構造Info
- Publication number
- JP2559727Y2 JP2559727Y2 JP1990400583U JP40058390U JP2559727Y2 JP 2559727 Y2 JP2559727 Y2 JP 2559727Y2 JP 1990400583 U JP1990400583 U JP 1990400583U JP 40058390 U JP40058390 U JP 40058390U JP 2559727 Y2 JP2559727 Y2 JP 2559727Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- floor
- shower
- groove
- grooves
- room unit
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- Expired - Fee Related
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- Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)
- Sink And Installation For Waste Water (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、シャワールームユニッ
トの床構造に関するものである。
トの床構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、シャワールームユニットやバスル
ームユニットの床パンは多量の水を扱うために防水性等
を考慮してＦＲＰ材料等によって一体成形で仕上げられ
ており、図８に示されるように床パンのほぼ中央部に段
部１を形成し、この段部１によって床の一方側の高床部
にトイレ床部２を形成し、他方側の低床部にシャワー床
部３が形成されており、床パンを共通して使用するよう
になっている。
ームユニットの床パンは多量の水を扱うために防水性等
を考慮してＦＲＰ材料等によって一体成形で仕上げられ
ており、図８に示されるように床パンのほぼ中央部に段
部１を形成し、この段部１によって床の一方側の高床部
にトイレ床部２を形成し、他方側の低床部にシャワー床
部３が形成されており、床パンを共通して使用するよう
になっている。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように床パンを共通して使用するようになったものにお
いては、シャワーが設けられたシャワー床部３でシャワ
ーを使用した直後に別の人が洗面化粧行為等のためにシ
ャワー床部３を通って洗面化粧台が設けられたトイレ床
部２側に入室した場合、シャワーの使用によってシャワ
ー床部３の床面が濡れていて入室時に使用者の足元が濡
れてしまうという問題があった。
ように床パンを共通して使用するようになったものにお
いては、シャワーが設けられたシャワー床部３でシャワ
ーを使用した直後に別の人が洗面化粧行為等のためにシ
ャワー床部３を通って洗面化粧台が設けられたトイレ床
部２側に入室した場合、シャワーの使用によってシャワ
ー床部３の床面が濡れていて入室時に使用者の足元が濡
れてしまうという問題があった。
【０００４】本考案は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、床面に水がかかっても非常に水はけが良く、
シャワー床部の床面が長時間濡れた状態となるようなこ
とがなく、しかもすのこのがたつきを防止できると共に
シャワー床部の支持強度を高めることができ、すのこを
シャワー床部上に安定して支持できるようにしたシャワ
ールームユニットの床構造を提供しようとするものであ
る。
のであり、床面に水がかかっても非常に水はけが良く、
シャワー床部の床面が長時間濡れた状態となるようなこ
とがなく、しかもすのこのがたつきを防止できると共に
シャワー床部の支持強度を高めることができ、すのこを
シャワー床部上に安定して支持できるようにしたシャワ
ールームユニットの床構造を提供しようとするものであ
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本考案では、上記目的を
達成するために、段部１によって床の一方側に形成され
た高床部にトイレ床部２が形成され、他方側に形成され
た低床部にシャワー床部３が形成されたシャワールーム
ユニットの床構造において、シャワー床部３に設けられ
た排水口４に向けて下り傾斜するようにシャワー床部３
の床面に凹溝５を複数本並設し、各凹溝５間の間隔寸法
Ｄを凹溝５の溝巾寸法ｄよりも大きく形成し、この凹溝
５を覆うようにシャワー床部３の大きさに一体に形成さ
れた蜂の巣状のすのこ６を上記各凹溝５間の間隔部分２
ａのシャワー床部３上に直接載設したものである。
達成するために、段部１によって床の一方側に形成され
た高床部にトイレ床部２が形成され、他方側に形成され
た低床部にシャワー床部３が形成されたシャワールーム
ユニットの床構造において、シャワー床部３に設けられ
た排水口４に向けて下り傾斜するようにシャワー床部３
の床面に凹溝５を複数本並設し、各凹溝５間の間隔寸法
Ｄを凹溝５の溝巾寸法ｄよりも大きく形成し、この凹溝
５を覆うようにシャワー床部３の大きさに一体に形成さ
れた蜂の巣状のすのこ６を上記各凹溝５間の間隔部分２
ａのシャワー床部３上に直接載設したものである。
【０００６】
【作用】上記構成によれば、シャワー床部３での入浴時
にシャワー床部３の床面上に落ちる水は蜂の巣状のすの
こ６によって床面全面より下方に流れ、すのこ６の下方
に位置する凹溝５より排水口４に向けて排水されること
となり、シャワー床部３の床面上に水が溜まったり、す
のこ６の表面上を流れたりするようなことがないもので
あり、水はけのよい床面を確保することができる。ま
た、上記凹溝５を複数本並設し、各凹溝５間の間隔寸法
Ｄを凹溝５の溝巾寸法ｄよりも大きく形成し、この凹溝
５を覆うようにシャワー床部３の大きさに一体に形成さ
れたすのこ６を上記各凹溝５間の間隔部分２ａのシャワ
ー床部３上に直接載設したから、すのこ６のがたつきを
防止でき、しかも、各凹溝５間の間隔部分２ａのシャワ
ー床部３の支持強度が高められることにより、すのこ６
を各凹溝５間の間隔部分２ａのシャワー床部３上に直接
載設して安定して支持することができる。
にシャワー床部３の床面上に落ちる水は蜂の巣状のすの
こ６によって床面全面より下方に流れ、すのこ６の下方
に位置する凹溝５より排水口４に向けて排水されること
となり、シャワー床部３の床面上に水が溜まったり、す
のこ６の表面上を流れたりするようなことがないもので
あり、水はけのよい床面を確保することができる。ま
た、上記凹溝５を複数本並設し、各凹溝５間の間隔寸法
Ｄを凹溝５の溝巾寸法ｄよりも大きく形成し、この凹溝
５を覆うようにシャワー床部３の大きさに一体に形成さ
れたすのこ６を上記各凹溝５間の間隔部分２ａのシャワ
ー床部３上に直接載設したから、すのこ６のがたつきを
防止でき、しかも、各凹溝５間の間隔部分２ａのシャワ
ー床部３の支持強度が高められることにより、すのこ６
を各凹溝５間の間隔部分２ａのシャワー床部３上に直接
載設して安定して支持することができる。
【０００７】
【実施例】以下、本考案を図示された実施例に基づいて
詳述する。図５に示されるようにシャワールーム７、ト
イレルーム８、洗面ルーム９が一緒に設けられたシャワ
ールームユニットの床パンのほぼ中央には段部１を設け
てあり、この段部１によって床パンの一方側には高床部
を形成してあり、他方側には高床部よりも低くなった低
床部を形成してある。そして、高床部にトイレルーム８
を構成するトイレ床部２を形成してあり、低床部にシャ
ワールーム８を構成するシャワー床部３を形成してあ
る。シャワー床部３の床面端部には排水口４を設けてあ
り、この排水口４に向けて下り傾斜するようにシャワー
床部３の床面全面には凹溝５を設けてある。上記凹溝５
は図２、図３に示されるように一定間隔毎にわたって床
面全面に複数本並設してあり、段部１に向けて下り傾斜
させてある。そして、図１及び図２に示されるように、
すのこ６は各凹溝５を覆うようにシャワー床部３の大き
さに一体に形成されており、また各凹溝５間の間隔寸法
Ｄは凹溝５の溝巾寸法ｄよりも大きく形成されている。
これにより各凹溝５間の間隔部分２ａのシャワー床部３
の支持強度が高められ、すのこ６を上記各凹溝５間の間
隔部分２ａのシャワー床部３上に直接載設して安定支持
できる構造となっている。ここで、図示していないが凹
溝５は排水口４より放射線状に形成するようにしてあっ
てもよい。シャワー床部３の床面上には図１に示される
ように凹溝５を覆うようにして多孔質材によって形成さ
れた蜂の巣状のすのこ６を載設してある。このすのこ６
は図４に示されるように多数の通孔６ａを隣合うように
配置した蜂の巣状に形成してある。そして、すのこ６は
上面の高さ位置がトイレ床部２の上面とほぼ面一となる
ように凹溝５上に載置してある。ここで、すのこ６は凹
溝５の開口縁の上面に載置されることとなるため、凹溝
５とすのこ６とは接触することがなく、すのこ６は浮い
た状態で保持されるようになっている。
詳述する。図５に示されるようにシャワールーム７、ト
イレルーム８、洗面ルーム９が一緒に設けられたシャワ
ールームユニットの床パンのほぼ中央には段部１を設け
てあり、この段部１によって床パンの一方側には高床部
を形成してあり、他方側には高床部よりも低くなった低
床部を形成してある。そして、高床部にトイレルーム８
を構成するトイレ床部２を形成してあり、低床部にシャ
ワールーム８を構成するシャワー床部３を形成してあ
る。シャワー床部３の床面端部には排水口４を設けてあ
り、この排水口４に向けて下り傾斜するようにシャワー
床部３の床面全面には凹溝５を設けてある。上記凹溝５
は図２、図３に示されるように一定間隔毎にわたって床
面全面に複数本並設してあり、段部１に向けて下り傾斜
させてある。そして、図１及び図２に示されるように、
すのこ６は各凹溝５を覆うようにシャワー床部３の大き
さに一体に形成されており、また各凹溝５間の間隔寸法
Ｄは凹溝５の溝巾寸法ｄよりも大きく形成されている。
これにより各凹溝５間の間隔部分２ａのシャワー床部３
の支持強度が高められ、すのこ６を上記各凹溝５間の間
隔部分２ａのシャワー床部３上に直接載設して安定支持
できる構造となっている。ここで、図示していないが凹
溝５は排水口４より放射線状に形成するようにしてあっ
てもよい。シャワー床部３の床面上には図１に示される
ように凹溝５を覆うようにして多孔質材によって形成さ
れた蜂の巣状のすのこ６を載設してある。このすのこ６
は図４に示されるように多数の通孔６ａを隣合うように
配置した蜂の巣状に形成してある。そして、すのこ６は
上面の高さ位置がトイレ床部２の上面とほぼ面一となる
ように凹溝５上に載置してある。ここで、すのこ６は凹
溝５の開口縁の上面に載置されることとなるため、凹溝
５とすのこ６とは接触することがなく、すのこ６は浮い
た状態で保持されるようになっている。
【０００８】しかして、シャワーが設けられたシャワー
床部３でシャワーを使用することによりシャワー床部３
の床面上に落ちる水はすのこ６の通孔６ａを通過して凹
溝５内に流れ込み、凹溝５伝いに流れて排水口４より排
水されるものであり、シャワー床部３を構成するすのこ
６の表面を水が流れたり、すのこ６の表面に水が溜まっ
た状態となることがないようになっている。
床部３でシャワーを使用することによりシャワー床部３
の床面上に落ちる水はすのこ６の通孔６ａを通過して凹
溝５内に流れ込み、凹溝５伝いに流れて排水口４より排
水されるものであり、シャワー床部３を構成するすのこ
６の表面を水が流れたり、すのこ６の表面に水が溜まっ
た状態となることがないようになっている。
【０００９】
【考案の効果】本考案は上述のように、シャワー床部に
設けられた排水口に向けて下り傾斜するようにシャワー
床部の床面に凹溝を複数本並設し、各凹溝間の間隔寸法
を凹溝の溝巾寸法よりも大きく形成し、この凹溝を覆う
ようにシャワー床部の大きさに一体に形成された蜂の巣
状のすのこを上記各凹溝間の間隔部分のシャワー床部上
に直接載設してあるので、シャワー床部での入浴時にシ
ャワー床部の床面上に落ちる水は蜂の巣状のすのこによ
って床面全面より下方に流れ、すのこの下方に位置する
凹溝より排水口に向けて排水されることとなり、シャワ
ー床部の床面上に水が溜まったり、シャワー床部を構成
するすのこの表面上を流れたりするようなことがないも
のであり、水はけのよい床面を確保することができ、ト
イレ、洗面機能を取り込んだルームユニットにおいても
足元が濡れにくく、快適さを提供することができるもの
である。さらに、すのこはシャワー床部の大きさに一体
に形成されているので、すのこのがたつきを防止でき、
しかもシャワー床部の床面に凹溝を複数本並設し、各凹
溝間の間隔寸法を凹溝の溝巾寸法よりも大きく形成して
あるので、各凹溝間の間隔部分のシャワー床部の支持強
度が高められ、従って、すのこを各凹溝間の間隔部分の
シャワー床部上に直接載設することにより、すのこを安
定して支持できるものである。
設けられた排水口に向けて下り傾斜するようにシャワー
床部の床面に凹溝を複数本並設し、各凹溝間の間隔寸法
を凹溝の溝巾寸法よりも大きく形成し、この凹溝を覆う
ようにシャワー床部の大きさに一体に形成された蜂の巣
状のすのこを上記各凹溝間の間隔部分のシャワー床部上
に直接載設してあるので、シャワー床部での入浴時にシ
ャワー床部の床面上に落ちる水は蜂の巣状のすのこによ
って床面全面より下方に流れ、すのこの下方に位置する
凹溝より排水口に向けて排水されることとなり、シャワ
ー床部の床面上に水が溜まったり、シャワー床部を構成
するすのこの表面上を流れたりするようなことがないも
のであり、水はけのよい床面を確保することができ、ト
イレ、洗面機能を取り込んだルームユニットにおいても
足元が濡れにくく、快適さを提供することができるもの
である。さらに、すのこはシャワー床部の大きさに一体
に形成されているので、すのこのがたつきを防止でき、
しかもシャワー床部の床面に凹溝を複数本並設し、各凹
溝間の間隔寸法を凹溝の溝巾寸法よりも大きく形成して
あるので、各凹溝間の間隔部分のシャワー床部の支持強
度が高められ、従って、すのこを各凹溝間の間隔部分の
シャワー床部上に直接載設することにより、すのこを安
定して支持できるものである。
【図１】本考案の一実施例を示す部分断面図である。
【図２】本考案の床パンの斜視図である。
【図３】図２におけるＡ−Ａ線断面図である。
【図４】本考案のすのこの一部切欠した拡大平面図であ
る。
る。
【図５】本考案のシャワールームユニットの平断面図で
ある。
ある。
【図６】図５におけるＢ−Ｂ線断面図である。
【図７】図５におけるＣ−Ｃ線断面図である。
【図８】従来例の床パンの斜視図である。
【図９】従来例の床パンの部分断面図である。
１ 段部 ２ トイレ床部 ２ａ 各凹溝間の間隔部分 ３ シャワー床部 ４ 排水口 ５ 凹溝 ６ すのこ Ｄ 各凹溝間の間隔寸法 ｄ 溝巾寸法
Claims (1)
- 【請求項１】 段部によって床の一方側に形成された高
床部にトイレ床部が形成され、他方側に形成された低床
部にシャワー床部が形成されたシャワールームユニット
の床構造において、シャワー床部に設けられた排水口に
向けて下り傾斜するようにシャワー床部の床面に凹溝を
複数本並設し、各凹溝間の間隔寸法を凹溝の溝巾寸法よ
りも大きく形成し、この凹溝を覆うようにシャワー床部
の大きさに一体に形成された蜂の巣状のすのこを上記各
凹溝間の間隔部分のシャワー床部上に直接載設して成る
シャワールームユニットの床構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990400583U JP2559727Y2 (ja) | 1990-12-14 | 1990-12-14 | シャワールームユニットの床構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990400583U JP2559727Y2 (ja) | 1990-12-14 | 1990-12-14 | シャワールームユニットの床構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0492074U JPH0492074U (ja) | 1992-08-11 |
| JP2559727Y2 true JP2559727Y2 (ja) | 1998-01-19 |
Family
ID=31878805
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990400583U Expired - Fee Related JP2559727Y2 (ja) | 1990-12-14 | 1990-12-14 | シャワールームユニットの床構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2559727Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6158280U (ja) * | 1984-09-25 | 1986-04-19 | ||
| JP2505170Y2 (ja) * | 1989-03-20 | 1996-07-24 | 積水化学工業株式会社 | 浴 場 |
| JP2574838Y2 (ja) * | 1990-05-31 | 1998-06-18 | 積水化学工業株式会社 | シャワー付きトイレ室 |
-
1990
- 1990-12-14 JP JP1990400583U patent/JP2559727Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0492074U (ja) | 1992-08-11 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970902 |
|
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