JPH10316537A - 水使用専用固型化粧料 - Google Patents
水使用専用固型化粧料Info
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- JPH10316537A JPH10316537A JP14595897A JP14595897A JPH10316537A JP H10316537 A JPH10316537 A JP H10316537A JP 14595897 A JP14595897 A JP 14595897A JP 14595897 A JP14595897 A JP 14595897A JP H10316537 A JPH10316537 A JP H10316537A
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Abstract
仕上がりが得られ、経時での皮脂の分泌に対して化粧膜
がくずれにくく、衣服等に二次付着しにくい化粧持ちに
優れた水使用専用固型化粧料を提供する。 【解決手段】 HLB7以上の親水性界面活性剤を0.
1〜2.0重量%と、ポリビニルアルコールまたはアル
キルポリビニルピロリドのような粉末状の親水性皮膜剤
を0.05〜10.0重量%とを配合する。
Description
料に関し、さらに詳しくは、適度な光沢を有し、かつ透
明感のある自然な仕上がりが得られ、経時での皮脂の分
泌に対して化粧膜がくずれにくく、衣服等に二次付着し
にくい化粧持ちに優れた水使用専用固型化粧料に関す
る。
来、固型化粧料の仕上がりに対して光沢を付与する物質
として、雲母チタン(パール剤)や屈折率の高いオイル
が用いられている。このうち、雲母チタンを用いた場合
は、粉末状であるため光沢が均一にはなりにくいうえ
に、中には粒子径の大きいものがチカチカとした点在感
として現われ、不自然な仕上りとなってしまうという欠
点があった。また、屈折率の高いオイルを用いた場合に
は、経時で分泌される皮脂により過度な光沢を持ち、仕
上がりが不自然になるだけでなく、脂が浮いた状態とな
り、化粧持ちが極端に悪くなるという欠点があった。そ
こで本発明の目的は、適度な光沢を有し、かつ自然な仕
上りで化粧持ちのよい水使用専用固型化粧料を提供する
ことにある。
を克服すべく鋭意研究を行った結果、水使用専用固型化
粧料に粉末状の親水性皮膜剤を配合することによって、
適度な光沢を持った透明感のある自然な仕上がりが得ら
れ、さらに、経時で分泌される皮脂にも強く、衣服等に
二次付着しないなどの化粧持ちにも優れる水使用専用固
型化粧料が得られることを見い出した。
界面活性剤を0.1〜2.0重量%と、粉末状の親水性
皮膜剤を0.05〜10.0重量%とを配合してなるこ
とを特徴とする水使用専用固型化粧料である。ここで、
「水使用専用」とは、専ら水を含ませたパフで固型化粧
料を取り、湿式で使用するものを指す。
で配合されている親水性皮膜剤がパフにしみ込んだ水に
よって溶け、水が揮発した後に親水性皮膜剤よりなる透
明な薄膜が化粧の上に形成される。この透明な皮膜によ
って均一な光沢が得られ、素肌を生かした透明感の高い
仕上がりが可能となるものである。これに対し、乾いた
パフで固型化粧料を取る水なし用の固型化粧料に粉末状
の親水性皮膜剤を配合しても化粧上に皮膜が形成されな
いので、所期の効果を奏することができない。
本発明に用いられる粉末状の親水性皮膜剤としては、例
えば、ポリビニルアルコールおよびアルキルポリビニル
ピロリドが挙げられる。本発明に係る粉末状の親水性皮
膜剤は、水使用専用固型化粧料中に0.05〜10.0
重量%、好ましくは0.1〜3.0重量%の範囲で配合
される。粉末状の親水性皮膜剤の配合量が0.05重量
%未満では透明感のある自然な仕上がりが得られず、化
粧持ちも悪くなる。また、10.0重量%を超えると皮
膜が強固になり過ぎ、肌がつっぱるなどの皮膜感を感じ
るようになり、使用感触が悪くなる。
B7以上の親水性界面活性剤が必須成分として配合され
る。かかるHLB7以上の親水性界面活性剤としては、
例えば、高級アルキル硫酸エステル塩、アルキルエーテ
ル硫酸エステル塩、高級脂肪酸アミドスルホン酸エステ
ル塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルトリメ
チルアンモニウム塩、ジアルキルジメチルアンモニウム
塩、アルキルピリジニウム塩、イミダゾリウム系両性界
面活性剤、ベタイン系界面活性剤、親水性非イオン界面
活性剤等が挙げられる。このうち親水性非イオン界面活
性剤としては、例えば、POEソルビタンモノオレエー
ト、POE−ソルビタンモノステアレート、POE−ソ
ルビタンモノオレート、POE−ソルビタンテトラオレ
エート等のPOEソルビタン脂肪酸エステル類、POE
−ソルビットモノラウレート、POE−ソルビットモノ
オレエート、POE−ソルビットペンタオレエート、P
OE−ソルビットモノステアレート等のPOEソルビッ
ト脂肪酸エステル類、POE−グリセリンモノステアレ
ート、POE−グリセリンモノイソステアレート、PO
E−グリセリントリイソステアレート等のPOEグリセ
リン脂肪酸エステル類、POEモノオレエート、POE
ジステアレート、POEモノジオレエート、システアリ
ン酸エチレングリコール等のPOE脂肪酸エステル類、
POEラウリルエーテル、POEオレイルエーテル、P
OEステアリルエーテル、POEベヘニルエーテル、P
OE2−オクチルドデシルエーテル、POEコレスタノ
ールエーテル等のPOEアルキルエーテル類、POEオ
クチルフェニルエーテル、POEノニルフェニルエーテ
ル、POEジノニルフェニルエーテル等のPOEアルキ
ルフェニルエーテル類、ブルロニック等のプルアロニッ
ク型類、POE・POPセチルエーテル、POE・PO
P2−デシルテトラデシルエーテル、POE・POPモ
ノブチルエーテル、POE・POP水添ラノリン、PO
E・POPグリセリンエーテル等のPOE・POPアル
キルエーテル類、テトロニック等のテトラPOE・テト
ラPOPエチレンジアミン縮合物類、POEヒマシ油、
POE硬化ヒマシ油、POE硬化ヒマシ油モノイソステ
アレート、POE硬化ヒマシ油トリイソステアレート、
POE硬化ヒマシ油モノピログルタミン酸モノイソステ
アリン酸ジエステル、POE硬化ヒマシ油マレイン酸等
のPOEヒマシ油硬化ヒマシ油誘導体、POEソルビッ
トミツロウ等のPOEミツロウ・ラノリン誘導体、ヤシ
油脂肪酸ジエタノールアミド、ラウリン酸モノエタノー
ルアミド、脂肪酸イソプロパノールアミド等のアルカノ
ールアミド、POEプロピレングリコール脂肪酸エステ
ル、POEアルキルアミン、POE脂肪酸アミド、ショ
糖脂肪酸エステル、POEノニルフェニルホルムアルデ
ヒド縮合物、アルキルエトキシジメチルアミンオキシ
ド、トリオレイルリン酸等が挙げられる。本発明におい
ては、これらのHLBが7以上の親水性界面活性剤の中
から1種または2種以上が任意に選択して用いられる。
親水性界面活性剤の好ましい具体例としては、例えばイ
ソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル、トリイ
ソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル、イソス
テアリン酸ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキ
シエチレンオレイルエーテル等が挙げられる。このよう
なHLB7以上の親水性界面活性剤の配合量は、水使用
専用固型化粧料中、0.1〜2.0重量%が適当であ
る。HLB7以上の親水性界面活性剤の配合量が0.1
重量%未満では、パフに水を含ませて取っても、ファン
デーションが取れず、また2.0重量%を超えると、塗
布後に汗によってくずれる等の化粧持ちが悪くなる。
B7未満の親油性界面活性剤を配合することができる。
かかるHLB7未満の親油性界面活性剤の好ましいもの
としてとしては、例えば、ジイソステアリン酸プロピレ
ングリコール、イソステアリン酸ポリエチレングリコー
ル、ジオレイン酸ポリエチレングリコール、セスキイソ
ステアリン酸ソルビタン、ソルビタンモノオレート、モ
ノステアリン酸ジグリセリル、ジイソステアリン酸ジグ
リセリル等が挙げられる。本発明においては、これらの
HLBが7未満の親油性界面活性剤の中から1種または
2種以上が任意に選択して用いられる。このようなHL
B7以下の親油性界面活性剤の配合量は、水使用専用固
型化粧料中、0.1〜2.0重量%が適当である。HL
B7以下の親油性界面活性剤の配合量が0.1重量%未
満では、粉末に対するオイルの分散が悪くなり、粉っぽ
さを感じる仕上りとなる。また2.0重量%を超える
と、経時で皮脂と良く混ざり、化粧持ちが悪くなる。
リコーン樹脂や有機フッ素変性シリコーン樹脂等の親油
性皮膜剤を更に配合することにより、光沢に優れた透明
感のある自然な仕上がりが得られ、汗や皮脂にも強い化
粧膜を形成し、衣服等に二次付着しないなどの化粧持ち
がより向上する。この場合、親油性皮膜剤の配合量は、
水使用専用固型化粧料中、0.05〜10.0重量%が
好ましく、さらに好ましくは0.1〜5.0重量%であ
る。
した以外の粉末が配合される。かかる粉末としては、タ
ルク、カオリン、雲母、セリサイト、白雲母、金雲母、
合成雲母、紅雲母、黒雲母、リチア雲母、バーミキュラ
イト、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、珪藻土、ケ
イ酸マグネシウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸アルミニ
ウム、ケイ酸バリウム、硫酸バリウム、ケイ酸ストロン
チウム、タングステン酸金属塩、シリカ、酸化マグネシ
ウム、酸化カルシウム、ゼオライト、窒化硼素、セラミ
ックパウダー等の無機粉末、ナイロンパウダー、ポリエ
チレンパウダー、ベンゾグアナミンパウダー、四弗化エ
チレンパウダー、微結晶セルロース等の有機粉体、二酸
化チタン、酸化亜鉛等の無機白色顔料、酸化鉄(ベンガ
ラ)、チタン酸鉄等の無機赤色系顔料、γ−酸化鉄等の
無機褐色系顔料、黄酸化鉄、黄土等の無機黄色系顔料、
黒酸化鉄、カーボンブラック等の無機黒色系顔料、マン
ゴバイオレット、コバルトバイオレット等の無機紫色系
顔料、酸化クロム、水酸化クロム、チタン酸コバルト等
の無機緑色系顔料、群青、紺青等の無機青色系顔料、二
酸化チタン被覆マイカ、二酸化チタン被覆オキシ塩化ビ
スマス、オキシ塩化ビスマス、酸化チタン被覆タルク、
魚鱗箔、着色二酸化チタン被覆マイカ等のパール顔料、
アルミニウムパウダー、カッパーパウダー等の金属粉末
顔料、赤色201号、赤色202号、赤色204号、赤
色205号、赤色220号、赤色226号、赤色228
号、赤色405号、橙色203号、橙色204号、黄色
205号、黄色401号、及び青色404号等の有機顔
料、赤色3号、赤色104号、赤色106号、赤色22
7号、赤色230号、赤色401号、赤色505号、橙
色205号、黄色4号、黄色5号、黄色202号、黄色
203号、緑色3号及び青色1号、ジルコニウム、バリ
ウム又はアルミニウムレーキ等の有機顔料等が挙げられ
る。上記した粉末は、一般的に用いられているシリコー
ン処理、フッ素処理、ラウロイルリジン処理、脂肪酸セ
ッケン処理、シリカ処理等の表面処理を行った粉末も配
合可能である。このような粉末の配合量は、水使用専用
固型化粧料中、60.0〜90.0重量%が適当であ
る。
成分が配合される。かかる油性成分としては、例えば液
体油脂として、アボガド油・ツバキ油・タートル油・マ
カデミアナッツ油・ミンク油・オリーブ油・ナタネ油・
卵黄油・ゴマ油・パーシック油・小麦胚芽油・サザンカ
油・ヒマシ油・アマニ油・サフラワー油・綿実油・大豆
油・落花生油・茶実油・コメヌカ油・ホホバ油・胚芽油
・トリグリセリン・トリオクタン酸グリセリン・トリパ
ルミチン酸グリセリン等、固体油脂として、カカオ油・
ヤシ油・馬脂・硬化ヤシ油・パーム油・牛脂・羊脂・硬
化牛脂・パーム核油・豚脂・牛骨脂・モクロウ核油・硬
化油・牛脚油・モクロウ・硬化ヒマシ油等、ロウとし
て、ミツロウ・キャンデリラロウ・綿ロウ・カルナウバ
ロウ・ベイベリーロウ・イボタロウ・鯨ロウ・モンタン
ロウ・ヌカロウ・ラノリン・カポックロウ・酢酸ラノリ
ン・液状ラノリン・サトウキビロウ・ラノリン脂肪酸イ
ソステアリル・ラウリン酸ヘキシル・還元ラノリン・ジ
ョジョバロウ・硬質ラノリン・セラックロウ・ポリオキ
シエチレン(以下POEと略す)ラノリンアルコールエ
ーテル・POEラノリンアルコールアセテート・POE
コレステロールエーテル・ラノリン脂肪酸ポリエチレン
グリコール等、炭化水素として、流動パラフィン・オゾ
ケライト・スクワラン・プリスタン・固形パラフィン・
セレシン・スクワレン・ワセリン・マイクロクリスタリ
ンワックス等、高級脂肪酸として、ラウリン酸・ミリス
チン酸・パルミチン酸・ステアリン酸・ベヘニン酸・オ
レイン酸・12−ヒドロキシステアリン酸・ウンデシレ
ン酸・トール酸・イソステアリン酸・リノール酸・リノ
レイン酸・エイコサペンタエン酸・ドコサヘキサエン酸
等、高級アルコールとして、ラウリルアルコール・セチ
ルアルコール・ステアリルアルコール・ベヘニルアルコ
ール・ミリスチルアルコール・オレイルアルコール・セ
トステアリルアルコール・モノステアリルグリセリンエ
ーテル・2−デシルテトラデシノール・ラノリンアルコ
ール・コレステロール・フィトステロール・ヘキシルド
デカノール・イソステアリルアルコール・オクチルドデ
カノール等、エステル油としてミリスチン酸イソプロピ
ル・オクタン酸セチル・ミリスチン酸オクチルドデシル
・パルミチン酸イソプロピル・ステアリン酸ブチル・ラ
ウリン酸ヘキシル・ミリスチン酸ミリスチル・オレイン
酸デシル・ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル・乳酸セ
チル・乳酸ミリスチル・乳酸ラノリン・ステアリン酸イ
ソセチル・イソステアリン酸イソセチル・12−ヒドロ
キシステアリン酸コレステリル・ジ−2−エチルヘキシ
ル酸エチレングリコール・ジペンタエリスリトール脂肪
酸エステル・モノイソステアリン酸−N−アルキルグリ
コール・ジカプリン酸ネオペンチルグリコール・リンゴ
酸ジイソステアリル・ジ−2−ヘプチルウンデカン酸グ
リセリン・トリ−2−エチルヘキシル酸トリメチロール
プロパン・トリイソステアリル酸トリメチロールプロパ
ン・テトラ−2−エチルヘキシル酸ペンタエリスリトー
ル・トリ−2−エチルヘキシル酸グリセリン・トリイソ
ステアリン酸グリセリン・トリイソステアリン酸トリメ
チロールプロパン・セチル2−エチルヘキサノエート・
2−エチルヘキシルパルミテート・トリミリスチン酸グ
リセリン・トリ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセライ
ド・ヒマシ油脂肪酸メチルエステル・オレイン酸オイル
・セトステアリルアルコール・アセトグリセライド・パ
ルミチン酸2−ヘプチルウンデシル・アジピン酸ジイソ
ブチル・N−ラウロイル−L−グルタミン酸−2−オク
チルドデシルエステル・アジピン酸ジ−2−ヘプチルウ
ンデシル・エチルラウレート・セバチン酸ジ−2−エチ
ルヘキシル・ミリスチン酸2−ヘキシルデシル・パルミ
チン酸2−ヘキシルデシル・アジピン酸2−ヘキシルデ
シル・セバチン酸ジイソプロピル・コハク酸2−エチル
ヘキシル・酢酸エチル・酢酸ブチル・酢酸アミル・クエ
ン酸トリエチル等、シリコーンとして、ジメチルポリシ
ロキサン・メチルフェニルポリシロキサン・メチルハイ
ドロジェンポリシロキサン・デカメチルポリシロキサン
・ドデカメチルポリシロキサン・テトラメチルテトラハ
イドロジェンポリシロキサン・オクタメチルシクロテト
ラシロキサン・デカメチルシクロペンタシロキサン・ド
デカメチルシクロヘキサシロキサン・3次元網目構造を
形成しているシリコーン樹脂・シリコーンゴム・蛋白誘
導体・フッ素系オイル等が挙げられるが、上記の成分に
限定されるものではない。これら油性成分は、本発明に
おいて1種あるいは2種以上を任意に選択して用いるこ
とができる。このような油性成分の配合量は、水使用専
用固型化粧料中、10.0〜40.0重量%が適当であ
る。
は、親水性皮膜剤をその目的を奏する程度に化粧料中に
含ませ得るものである限り、一般の化粧料の成分をその
まま使用できる。このような成分としては、プロピレン
グリコール、グリセリン、ポリエチレングリコール等の
保湿剤成分、防腐剤、殺菌剤、酸化防止剤、色素、香料
等が挙げられる。
化粧下地、ファンデーション、頬紅、アイシャドー、ア
イライナー、サンケア製品、ボディ化粧品等の製品への
応用が可能である。
し、本発明はこれにより限定されるものではない。配合
量は重量%である。
ンデーションを後記する方法によって調製した。得られ
た水使用専用固型ファンデーションについて、仕上り感
(光沢、透明感、自然さ、化粧持ち)、使用感(肌のつ
っぱり感のなさ)および二次付着率を次のようにして評
価した。その結果を表3に示す。
持ち) 化粧料の仕上がりと化粧持ち(経時2時間と4時間)の
評価は、10名の女性専門パネルを用いて各試料を水を
含ませたパフを用いて肌に塗布した際の光沢、透明感、
自然さ、化粧持ちを表1の基準によって官能評価し、そ
の平均点を求めて以下の表示方法で表した。
0名の女性専門パネルを用いて各試料を水を含ませたパ
フを用いて肌に塗布し、乾燥後の肌のつっぱり感のなさ
を表1の基準によって官能評価し、その平均点を求めて
以下の表示方法で表した。
g/cm2の化粧料を水を使って塗布し、綿布をはりつ
けたロボットアームのヘッドを5回、塗布されたエリア
に一定の力で押しあて、布についた化粧料の重量を測定
し、塗布した化粧料の重量に対する布についた化粧料の
重量の割合を付着率として測定した。
ミキサーにて均一に混合した後、(12)〜(18)の油分部を
添加し、ヘンシェルミキサーで混合する。パルペライザ
ーで粉砕した後、金属または樹脂の中皿に充填し、圧縮
成型する。
本発明の水使用専用固型化粧料は、透明感のある自然な
仕上がりが得られ、化粧持ちも良かった。また、二次付
着テストの結果においても、二次付着を起こしにくいこ
とが検証された。
水を含ませたパフを用いて肌に塗布した際の光沢を測定
した。光沢の測定は、変角光沢度計を用いて、入射角4
5°のC光源の肌上での反射を、受光角90〜160°
の範囲でY値を測定することにより行った。その結果を
表4に示す。表4から分かるように、実施例1の水使用
専用固型化粧料は、比較例2の水使用専用固型化粧料に
比べて受光角110゜を超える全ての角度でY値が大き
く、光沢があることが客観的に実証された。
いて混合した後、60%アルコール水溶液に(9)〜(15)
の油相部をディスパーによって加熱混合し、乳化状態と
して粉末部に添加する。ニーダーで良く練った後、加熱
しながら減圧し、水とアルコールを揮発させ取り除き、
(8)の皮膜剤を添加し、混合する。ファンデーションを
パルペライザーにて粉砕し、金属または樹脂中皿に充填
し、成型する。
キサーで混合した後、(7)〜(15)の油相部を加熱混合
し、2回に分けて粉末部に添加し、混合する。粉砕した
後、金属または樹脂中皿に充填し、成型する。
性皮膜剤配合の水使用専用固型化粧料は、仕上がりに光
沢(つや)があり、透明感や自然さに優れたものであ
り、皮脂に強く経時で化粧くずれがなく、かつ衣服等に
二次付着しにくい等、化粧持ちにも優れたものである。
Claims (3)
- 【請求項1】 HLB7以上の親水性界面活性剤を0.
1〜2.0重量%と、粉末状の親水性皮膜剤を0.05
〜10.0重量%とを配合してなることを特徴とする水
使用専用固型化粧料。 - 【請求項2】 HLB7以上の親水性界面活性剤0.1
〜2.0重量%と、粉末状の親水性皮膜剤0.05〜1
0.0重量%と、前記以外の粉末60.0〜90.0重
量%と、油剤10.0〜40.0重量%と、HLB7未
満の親油性界面活性剤0.1〜2.0重量%とを配合し
てなる請求項1記載の水使用専用固型化粧料。 - 【請求項3】 親水性皮膜剤がポリビニルアルコールま
たはアルキルポリビニルピロリドである請求項1または
2記載の水使用専用固型化粧料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14595897A JP3590236B2 (ja) | 1997-05-20 | 1997-05-20 | 水使用専用固型化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14595897A JP3590236B2 (ja) | 1997-05-20 | 1997-05-20 | 水使用専用固型化粧料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10316537A true JPH10316537A (ja) | 1998-12-02 |
JP3590236B2 JP3590236B2 (ja) | 2004-11-17 |
Family
ID=15396969
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14595897A Expired - Lifetime JP3590236B2 (ja) | 1997-05-20 | 1997-05-20 | 水使用専用固型化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3590236B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001114649A (ja) * | 1999-10-15 | 2001-04-24 | Shiseido Co Ltd | 水使用専用固型化粧料 |
JP2002292329A (ja) * | 2001-04-02 | 2002-10-08 | Toyo Riken Kk | 硬表面の艶だし防汚処理方法 |
JP2012211102A (ja) * | 2011-03-31 | 2012-11-01 | Kose Corp | 水溶きアイメイクアップ化粧料 |
-
1997
- 1997-05-20 JP JP14595897A patent/JP3590236B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
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JP2012211102A (ja) * | 2011-03-31 | 2012-11-01 | Kose Corp | 水溶きアイメイクアップ化粧料 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3590236B2 (ja) | 2004-11-17 |
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