JPH10315834A - 跳上げシートのロック装置 - Google Patents

跳上げシートのロック装置

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Publication number
JPH10315834A
JPH10315834A JP9143111A JP14311197A JPH10315834A JP H10315834 A JPH10315834 A JP H10315834A JP 9143111 A JP9143111 A JP 9143111A JP 14311197 A JP14311197 A JP 14311197A JP H10315834 A JPH10315834 A JP H10315834A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hook
pin
striker
seat
spring
Prior art date
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Pending
Application number
JP9143111A
Other languages
English (en)
Inventor
Harutoshi Fujii
治敏 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tachi S Co Ltd
Original Assignee
Tachi S Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tachi S Co Ltd filed Critical Tachi S Co Ltd
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Publication of JPH10315834A publication Critical patent/JPH10315834A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】跳上げシートのロック装置において、そのロッ
ク解除部材によるスライドレールのカバーに対する損傷
を防止することである。 【構成】シート側のストライカ(9)を係合するアッパ
ーレール(7)のフック(1)にロック解除用のピン
(10)を突設し、このピン(10)をアッパーレール
(7)に設けたリリースプレート(2)に設けた被包部
(20A)で被包することにより、前記ピン(10)が
ロアレール(8)の開口部を塞ぐカバー(8A)(8
A)に接触することがないようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はバン、ワンボックス
カーと称される自動車に装着されるセカンドシート、サ
ードシートなどの跳上げシートのロック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のセカンドシート、サード
シートにはシートの不使用時にシートクッションの底部
一側を回転中心にシートクッションを前方又は側方に跳
上げて車床におけるシートクッションの設置場所を荷台
などのスペースに有効に利用するものがある。
【0003】そして、前記シートクッションはシートの
前後位置調節用スライドレールによって、車床に前後方
向に移動自在に取付けられている。このスライドレール
のアッパーレール側に設けたフックにシートクッション
の底部に有するストライカを係合させることによりシー
トクッションをアッパーレールに取付けている。
【0004】ところで、前記フックがスライドレールの
アッパーレールより上方に突出して荷物等を載置する場
合に、フックが邪魔になることがないように、即ち、フ
ックがアッパーレール内に格納できるように、種々のロ
ック装置についての提案がなされている。
【0005】例えば、車床側に固定すると共にカバーに
より開口部を塞ぐロアレールにアッパーレールをスライ
ド自在に嵌合し、該アッパーレールに、シート側のスト
ライカを係合するフックを起伏自在に設け、該フックは
下降するストライカによって起立してストライカを係合
し、且つばねの弾力により倒伏方向であるロック解除方
向に付勢されている跳上げシートのロック装置が提案さ
れている。
【0006】これは、アッパーレールにストライカに押
圧するアームを設け、このアームの一端を前記フックに
連結し、アームがストライカによって押圧されて回動す
ると、前記ばねの弾力に抗してアッパーレール内に格納
されているフックが起立して上方に突出し、ストライカ
を係合してロックするものである。
【0007】そして、以上のフックは前記ばねの弾力に
よって回転してロック解除するように構成されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って、前記従来品
は、前記ばねの弾力によってストライカの係合状態のフ
ックを回動してロック解除する構成であるので、ストラ
イカに対するフックの摩擦抵抗力が大で、前記ばねの弾
力によってはフックが回動し難い不具合があった。
【0009】そこで、本発明は斯様な不具合を除去する
と共にロアレールに固定したカバーの損傷を防止するこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めの本発明に係る跳上げシートのロック装置は、前記提
案品におけるフックの側面にピンを突設し、該ピンに係
合してフックをロック解除方向に操作レバーの操作力に
より回動させるリリースプレートをアッパーレール側に
設けると共にリリースプレートに、前記ピンを被包する
被包部を一体に設けてなることを特徴とするものであ
る。
【0011】フックはリリースプレートによって強制的
に回動され、フックがロック解除方向に回動する。その
際、フックに設けてあるピンがリリースプレートの被包
部によって被包されているため、ピンがロアレール上に
設けたカバーに接触することがない。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を図
面に基づいて説明する。図中(1)はアッパーレール
(7)に上下方向に回動自在に軸着し、ばね(54)の
弾力により格納方向に付勢されているフック。(2)は
操作レバー(26)の操作力によりフック(1)を前記
ばね(54)の弾力と同一方向に回動させるリリースプ
レートを各々示す。
【0013】前記フック(1)にはピン(10)が突設
され、このピン(10)にリリースプレート(2)が係
合するように配設されている。また、アッパーレール
(7)をスライド自在に嵌合するロアレール(8)の開
口部はスリット付の柔軟弾性を有するカバー(8A)
(8A)によって塞がれている。
【0014】フック(1)は回転軸(51)に回転自在
に軸着され、回転軸(51)はアッパーレール(7)の
一部を外方にコ字状に折曲した折曲部(62)と、この
折曲部(62)にボルト(63)(63)によって締結
した支承片(61)とに架設されている。
【0015】そして、この回転軸(51)の前方には止
軸(53)が折曲部(62)と支承片(61)との間に
並設され、この止軸(53)にアーム(3)の一端が固
着されている。そして、前記止軸(53)は一端を支承
片(61)に掛止したばね(54)の弾力で、アーム
(3)の他端を下方に回動するように付勢されている。
【0016】アーム(3)の他端に有する係止孔(3
1)には、連結ピン(32)が一体に固着され、連結ピ
ン(32)はフック(1)に設けた長孔(11)内に挿
入されている。図中(12)はフック(1)の回転軸
(51)軸着孔、(35)はアーム(3)の止軸(5
3)固着用通孔を各々示す。
【0017】図中(4)はカムで、このカム(4)はリ
リースプレート(2)に設けた連結長孔(22A)内に
挿入するピン(42)を有し前記止軸(53)に対して
回転自在に軸着されている。
【0018】以上のアッパーレール(7)は車床に固定
したロアレール(8)にスライド自在に嵌合する垂直状
のランナー(74)と、このランナー(74)の頂部に
溶接される水平状の天板(70)とからなるT字状で、
天板(70)には前記フック(1)が出没する溝孔(7
1A)と、この溝(71A)に連結し前記ストライカ
(9)が挿入するストライカ係合孔(71)が開孔され
ている。
【0019】図中(73)(73)はロアレール(8)
内を転動するローラ、(77)はランナー(74)を天
板(70)に溶接する凸起、(81)はロアレール
(8)の底部(80)の所定位置に開孔して前記カム
(4)の下端を挿通する通口、(82)は同フック
(1)の通口、(8A)(8A)はロアレール(8)の
上面部に開孔してランナー(74)がスライドする開口
部被覆用のカバーを各々示す。
【0020】前記フック(1)は図2、3に示すように
後端縁側にストライカ(9)が係合するように形成され
ており、図2に示すようにアーム(3)を下方にストラ
イカ(9)で押圧することにより、アーム(3)の他端
に設けた連結ピン(32)がばね(54)の弾力に抗し
てフック(1)を起立させてストライカ(9)を係合し
てシートクッション(SC)をアッパーレール(7)に
ロックするものである。
【0021】リリースプレート(2)は天板(70)の
内面に接合する凸起(21A)(21A)を有し、前後
方向にスライド自在なスライド部(21)と、このスラ
イド部(21)の一端より後方に向けて垂直状に折曲す
る鉤片部(20)と、スライド部(21)、鉤片部(2
0)の一体の垂直状の連結片部(22)とから構成され
ている。
【0022】鉤片部(20)には図4に示すように前記
ピン(10)を被包する被包部(20A)が外方に向け
てコ字状に突設成形されているため、図5に示すよう
に、ピン(10)がカバー(8A)(8A)に接触する
位置にあるが、ピン(10)は被包部(20A)で被包
されていため、カバー(8A)(8A)がピン(10)
に接触することがない。また、鉤片部(20)の上端縁
は天板(70)の内面より下方に垂直状に突設するガイ
ド片(72)に摺接され、且つ前記ピン(10)を内端
縁に引掛けてロック状態のフック(1)を回動し得るよ
うに形成されている。
【0023】なお、リリースプレート(2)の連結片部
(22)には前記カム(4)のピン(42)が挿入する
連結長孔(22A)が開孔され、リリースプレート
(2)のスライドによりカム(4)が回転されるように
構成されている。
【0024】リリースプレート(2)のスライド部(2
1)には取付ブラケット(23)が一体に設けてあり、
この取付ブラケット(23)に連結ロッド(24)を介
して天板(70)の先端に設けた操作レバー(26)が
連結され、また、バネ(25)によってリリースプレー
ト(2)が後方に付勢されている。
【0025】図中(27)は連結ロッド(24)の一端
が係合する操作レバー(26)と一体の可動片で、この
可動片(27)は常に引張ばね(28)によって操作レ
バー(26)が格納方向に付勢されている。(26A)
は操作レバー(26)のヒンジピンを各々示す。
【0026】斯して、操作レバー(26)を引くと、バ
ネ(25)の弾力に抗して連結ロッド(24)が引か
れ、リリースプレート(2)を前方にスライドさせる。
【0027】これにより、図2に示すロック状態におい
て、リリースプレート(2)の鉤片部(20)がフック
(1)のピン(10)をロック解除方向に押動する。そ
のため、前記フック(1)を付勢するばね(54)の弾
力と共にフック(1)をロック解除方向に回動させて、
フック(1)をアッパーレール(7)の天板(70)内
方に倒伏させて格納する。これにより、図3に示すよう
にロック状態が解除され、ストライカ(9)はアッパー
レール(7)側から脱出し、シートクッション(SC)
が跳上げ可能となる。
【0028】また、図3に示す状態からストライカ
(9)をフック(1)に係合させてシートクッション
(90)をアッパーレール(7)にロックするには、ス
トライカ(9)を下降させてアーム(3)の押圧部(3
A)を押し下げることにより、アーム(3)が回動す
る。これにより格納状態のフック(1)が起立して図2
に示すようにストライカ(9)が係合しロック状態とな
る。この図3の状態から図2の状態にフック(1)が移
動する際、フック(1)と共にピン(10)も上方に移
動するが、ピン(10)はリリースプレート(2)の被
包部(20)内に収容されるため、カバー(8A)(8
A)に接触することがない。
【0029】その際、リリースプレート(2)はバネ
(25)の弾力によって後方に位置し、ピン(10)を
係合し得る状態になっている。図2、3において、図中
(3B)はアーム(3)のピン(10)当接部、(3
C)はアーム(3)の切欠部、(43)はカム(4)の
ストッパ部、(44)はカム(4)のロック部、(9
0)はストライカ(9)を固定したシートクッション
(SC)のレッグを各々示す。
【0030】図5は前記シートクッション(SC)の跳
上げ状態を示し、シートクッション(SC)の一側方は
ヒンジを介してスライドレール(R)に取付けられ、シ
ートクッション(SC)は車体の壁面(W)に沿って起
立され、車床(F)に本発明に係るロック装置を有する
スライドレールが設けてある。図中(SB)は、シート
バックを示す。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、フックが起立方向に回
動することにより、ストライカを係合してシートをスラ
イドレールにロックするものにおいて、フックにピンを
突設して、このピンをリリースプレートで押動すること
によりフックがロック解除方向に回動する。従って、フ
ックが強制的にリリースプレートにより回動されるた
め、フックによるロック解除を確実に行うことができ
る。
【0032】そして、前記ピンはリリースプレートに設
けた被包部内に収容されるため、ピンによってロアレー
ルの開口部を塞ぐカバーが損傷されることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の分解斜視図である。
【図2】ロック状態の縦断面図である。
【図3】ロック解除状態の断面図である。
【図4】本発明の要部を示す斜視図である。
【図5】本発明の要部の断面図である。
【図6】本発明状態を備えた跳上げシートの斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 フック 2 リリースプレート 7 アッパーレール 8 ロアレール 9 ストライカ 10 フックのピン 20A リリースプレートの被包部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車床側に固定すると共にカバーを設けて
    開口部を塞ぐロアレールに、アッパーレールをスライド
    自在に嵌合し、該アッパーレールに、シート側のストラ
    イカを係合するフックを起伏自在に設け、該フックは下
    降するストライカによって起立してストライカを係合
    し、且つばねの弾力により倒伏方向であるロック解除方
    向に付勢されている跳上げシートのロック装置におい
    て、 前記フックの側面にピンを突設し、該ピンに係合してフ
    ックをロック解除方向に操作レバーの操作力により回動
    させるリリースプレートを、アッパーレール側に設ける
    と共にリリースプレートに、前記ピンを被包する被包部
    を一体に設けてなることを特徴とする跳上げシートのロ
    ック装置。
JP9143111A 1997-05-17 1997-05-17 跳上げシートのロック装置 Pending JPH10315834A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9143111A JPH10315834A (ja) 1997-05-17 1997-05-17 跳上げシートのロック装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP9143111A JPH10315834A (ja) 1997-05-17 1997-05-17 跳上げシートのロック装置

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Publication Number Publication Date
JPH10315834A true JPH10315834A (ja) 1998-12-02

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ID=15331173

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9143111A Pending JPH10315834A (ja) 1997-05-17 1997-05-17 跳上げシートのロック装置

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JP (1) JPH10315834A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003327021A (ja) * 2002-05-10 2003-11-19 Toyota Auto Body Co Ltd 車両用シートスライド装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003327021A (ja) * 2002-05-10 2003-11-19 Toyota Auto Body Co Ltd 車両用シートスライド装置

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