JPH10315801A - 車両用走行制御装置 - Google Patents
車両用走行制御装置Info
- Publication number
- JPH10315801A JPH10315801A JP12818497A JP12818497A JPH10315801A JP H10315801 A JPH10315801 A JP H10315801A JP 12818497 A JP12818497 A JP 12818497A JP 12818497 A JP12818497 A JP 12818497A JP H10315801 A JPH10315801 A JP H10315801A
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- Japan
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- control
- constant
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- vehicle
- traveling
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- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
- Controls For Constant Speed Travelling (AREA)
- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
- Traffic Control Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 定速走行を解除させるべき事象の発生位置を
予め把握し、その位置に至る前に定速走行制御を解除さ
せて走行安全性を高める。 【解決手段】 自車両の走行位置を検出するナビゲーシ
ョン装置20と、道路交通情報を受信する受信機10
と、オートクルーズ走行制御を行うクルーズコントロー
ル装置30と、クルーズコントロール自動解除装置40
とを有する。自動解除装置40は、受信した道路交通情
報に基づいて定速走行制御の解除が必要とされる事象の
有無を検出し、このような事象を検出したときにはこの
事象に対応して定速走行制御を解除させる制御解除位置
を求め、自車両の走行位置が制御解除位置に到達したと
きに、定速走行手段による定速走行制御を解除させる。
予め把握し、その位置に至る前に定速走行制御を解除さ
せて走行安全性を高める。 【解決手段】 自車両の走行位置を検出するナビゲーシ
ョン装置20と、道路交通情報を受信する受信機10
と、オートクルーズ走行制御を行うクルーズコントロー
ル装置30と、クルーズコントロール自動解除装置40
とを有する。自動解除装置40は、受信した道路交通情
報に基づいて定速走行制御の解除が必要とされる事象の
有無を検出し、このような事象を検出したときにはこの
事象に対応して定速走行制御を解除させる制御解除位置
を求め、自車両の走行位置が制御解除位置に到達したと
きに、定速走行手段による定速走行制御を解除させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高速道路等におい
て、ドライバーがアクセル操作を行わなくても、車両を
一定速度で走行させる制御を行う定速走行装置(クルー
ズコントロール装置)に関し、さらに、詳しくは、この
定速走行装置に加えて、自車両の走行位置を検出する位
置検出装置(ナビゲーション装置)と、FM多重放送、
電波ビーコン、光ビーコン等により外部からの道路交通
情報を受信する受信装置とを有した車両における走行制
御装置に関する。
て、ドライバーがアクセル操作を行わなくても、車両を
一定速度で走行させる制御を行う定速走行装置(クルー
ズコントロール装置)に関し、さらに、詳しくは、この
定速走行装置に加えて、自車両の走行位置を検出する位
置検出装置(ナビゲーション装置)と、FM多重放送、
電波ビーコン、光ビーコン等により外部からの道路交通
情報を受信する受信装置とを有した車両における走行制
御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】いわゆるクルーズコントロール装置は、
ドライバーが走行速度を設定すれば、走行路面状況に拘
わらず常に設定速度で走行するようにアクセル開度等を
制御するようになっており、これによりドライバーはア
クセル操作をしなくても車両を定速走行させることがで
きる。このようなクルーズコントロール装置を有した走
行制御装置については、例えば、特開平7−85400
号公報等に開示されている。なお、この公報の走行制御
装置は、クルーズコントロール装置と、先行車との車間
距離を保ちながら先行車に追随する制御を行う車間距離
制御装置とを有した車両の走行制御装置に関する。
ドライバーが走行速度を設定すれば、走行路面状況に拘
わらず常に設定速度で走行するようにアクセル開度等を
制御するようになっており、これによりドライバーはア
クセル操作をしなくても車両を定速走行させることがで
きる。このようなクルーズコントロール装置を有した走
行制御装置については、例えば、特開平7−85400
号公報等に開示されている。なお、この公報の走行制御
装置は、クルーズコントロール装置と、先行車との車間
距離を保ちながら先行車に追随する制御を行う車間距離
制御装置とを有した車両の走行制御装置に関する。
【0003】このようなクルーズコントロール装置を備
えた車両が定速走行しているときに、この定速走行を解
除させるには、ドライバーがブレーキペダルを操作した
り、クルーズ設定スイッチを解除させる等の操作を行う
ようになっている。すなわち、定速走行を解除するか否
かはドライバーの判断に任せられていた。
えた車両が定速走行しているときに、この定速走行を解
除させるには、ドライバーがブレーキペダルを操作した
り、クルーズ設定スイッチを解除させる等の操作を行う
ようになっている。すなわち、定速走行を解除するか否
かはドライバーの判断に任せられていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、高速道路等
では、悪天候のため速度規制をはじめとする交通規制が
行われることがあり、また、交通事故の発生、故障車の
存在、工事による交通規制、渋滞等、定速走行を解除さ
せるべき事象がしばしば発生している。このような場
合、従来では、ドライバーが上記のような事象を目視確
認してブレーキを踏むなどして定速走行を解除するよう
になっていた。ところが、ドライバーによる確認が遅れ
る場合も考えられ、このような確認遅れが生じるのは走
行安全性の観点から好ましくなく、上記のような事象が
発生する位置に至る前に定速走行制御を解除させ、走行
安全性を確保することが求められている。
では、悪天候のため速度規制をはじめとする交通規制が
行われることがあり、また、交通事故の発生、故障車の
存在、工事による交通規制、渋滞等、定速走行を解除さ
せるべき事象がしばしば発生している。このような場
合、従来では、ドライバーが上記のような事象を目視確
認してブレーキを踏むなどして定速走行を解除するよう
になっていた。ところが、ドライバーによる確認が遅れ
る場合も考えられ、このような確認遅れが生じるのは走
行安全性の観点から好ましくなく、上記のような事象が
発生する位置に至る前に定速走行制御を解除させ、走行
安全性を確保することが求められている。
【0005】本発明はこのような要求に鑑み、上記のよ
うな定速走行を解除させるべき事象の発生、およびその
発生位置を予め把握し、その位置に至る前に定速走行制
御を解除させて走行安全性を高めることができるような
車両用走行制御装置を提供することを目的とする。
うな定速走行を解除させるべき事象の発生、およびその
発生位置を予め把握し、その位置に至る前に定速走行制
御を解除させて走行安全性を高めることができるような
車両用走行制御装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的達成のた
め、本発明に係る走行制御装置は、自車両の走行位置を
検出する位置検出手段(いわゆるナビゲーション装置)
と、外部から供給される道路交通情報を受信する受信手
段(例えば、VICSサービスを受信する装置)と、車
両が定速で走行するように走行制御を行う定速走行手段
(いわゆるクルーズコントロール装置)とを有した車両
の走行を制御する装置であり、制御解除判断手段を有
し、受信手段により受信した道路交通情報に基づいて定
速走行制御の解除が必要とされる事象の有無を検出し、
このような事象を検出したときにはこの事象に対応して
定速走行制御を解除させる制御解除位置を求め、位置検
出手段により検出された自車両の走行位置が、制御解除
判断手段により求められた制御解除位置に到達したとき
に、定速走行手段による定速走行制御を解除させる。
め、本発明に係る走行制御装置は、自車両の走行位置を
検出する位置検出手段(いわゆるナビゲーション装置)
と、外部から供給される道路交通情報を受信する受信手
段(例えば、VICSサービスを受信する装置)と、車
両が定速で走行するように走行制御を行う定速走行手段
(いわゆるクルーズコントロール装置)とを有した車両
の走行を制御する装置であり、制御解除判断手段を有
し、受信手段により受信した道路交通情報に基づいて定
速走行制御の解除が必要とされる事象の有無を検出し、
このような事象を検出したときにはこの事象に対応して
定速走行制御を解除させる制御解除位置を求め、位置検
出手段により検出された自車両の走行位置が、制御解除
判断手段により求められた制御解除位置に到達したとき
に、定速走行手段による定速走行制御を解除させる。
【0007】このような構成の走行制御装置を備えた車
両の場合には、定速走行を行っているときに、制御解除
判断手段は、受信手段により受信した道路交通情報から
走行方向前方に交通規制、事故、渋滞等のような定速走
行が行えなくなる事象があるか否かを検出し、このよう
な事象が見つかったときには定速走行を解除させるべき
制御解除位置(通常この位置は、このような事象が発生
している位置より手前の位置になる)を求め、この制御
解除位置に自車両が到達したときに、定速走行解除手段
により定速走行制御を解除させる。
両の場合には、定速走行を行っているときに、制御解除
判断手段は、受信手段により受信した道路交通情報から
走行方向前方に交通規制、事故、渋滞等のような定速走
行が行えなくなる事象があるか否かを検出し、このよう
な事象が見つかったときには定速走行を解除させるべき
制御解除位置(通常この位置は、このような事象が発生
している位置より手前の位置になる)を求め、この制御
解除位置に自車両が到達したときに、定速走行解除手段
により定速走行制御を解除させる。
【0008】なお、このような定速走行解除手段による
定速走行制御の解除は、ドライバーの意思に拘わらず行
われるものであるため、定速走行制御を解除させるとき
もしくはそれより前に、警報手段によりドライバーに定
速走行制御を解除させることに対する警報を行うのが好
ましい。
定速走行制御の解除は、ドライバーの意思に拘わらず行
われるものであるため、定速走行制御を解除させるとき
もしくはそれより前に、警報手段によりドライバーに定
速走行制御を解除させることに対する警報を行うのが好
ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
ましい実施形態について説明する。本発明に係る走行制
御装置構成を図1に示しており、この走行制御装置は車
両に搭載設置される。この装置は、基本的には、道路交
通情報受信機10と、ナビゲーション装置20と、クル
ーズコントロール装置30と、クルーズコントロール自
動解除装置40と、警報装置45とから構成され、各装
置が図示のように電気的に接続され、情報、信号のやり
とりを行うようになっている。
ましい実施形態について説明する。本発明に係る走行制
御装置構成を図1に示しており、この走行制御装置は車
両に搭載設置される。この装置は、基本的には、道路交
通情報受信機10と、ナビゲーション装置20と、クル
ーズコントロール装置30と、クルーズコントロール自
動解除装置40と、警報装置45とから構成され、各装
置が図示のように電気的に接続され、情報、信号のやり
とりを行うようになっている。
【0010】道路交通情報受信機10は、最近急速に実
用化が進んでいるVICS(VehicleInformation and Co
mmunication System)と称されるサービスを受けるため
の装置であり、受信部11からこのようなサービス情報
を取り込むようになっている。このような情報を提供す
る媒体としては、現在のところ、FM多重放送、電波ビ
ーコン、光ビーコンがあり、道路交通情報受信機10は
これらのいずれか、もしくはこれらを組み合わせて利用
できるものである。なお、VICSによるサービスは交
通規制情報や渋滞情報等の道路交通情報およびその他の
情報をドライバーに伝えるものであり、常に最新の内容
に更新されながら、繰り返し送信されている。この道路
交通情報受信機10は、受信した情報のうちから道路交
通情報のみを取り出して、ナビゲーション装置20に出
力する。
用化が進んでいるVICS(VehicleInformation and Co
mmunication System)と称されるサービスを受けるため
の装置であり、受信部11からこのようなサービス情報
を取り込むようになっている。このような情報を提供す
る媒体としては、現在のところ、FM多重放送、電波ビ
ーコン、光ビーコンがあり、道路交通情報受信機10は
これらのいずれか、もしくはこれらを組み合わせて利用
できるものである。なお、VICSによるサービスは交
通規制情報や渋滞情報等の道路交通情報およびその他の
情報をドライバーに伝えるものであり、常に最新の内容
に更新されながら、繰り返し送信されている。この道路
交通情報受信機10は、受信した情報のうちから道路交
通情報のみを取り出して、ナビゲーション装置20に出
力する。
【0011】ナビゲーション装置20は、上記道路交通
情報受信機10から送られてくる道路交通情報を更新記
憶する道路交通情報記憶部21と、ヨーレートセンサを
用いた自立航法装置やGPSによる位置測定手段を有し
て自車両の走行位置を検出する位置検出部22と、地図
データを記憶した地図データベース23と、位置検出部
22による位置検出処理や検出位置を地図データベース
23の地図上で照らし合わせる処理をする第1演算器
(CPU)25とを有して構成される。なお、図示して
いないが、地図表示等を行うディスプレイを有してお
り、地図表示および地図上での自車両位置表示等が可能
となっている。さらに、道路交通情報記憶部21に記憶
された情報をディスプレイ上に表示することも可能であ
る。
情報受信機10から送られてくる道路交通情報を更新記
憶する道路交通情報記憶部21と、ヨーレートセンサを
用いた自立航法装置やGPSによる位置測定手段を有し
て自車両の走行位置を検出する位置検出部22と、地図
データを記憶した地図データベース23と、位置検出部
22による位置検出処理や検出位置を地図データベース
23の地図上で照らし合わせる処理をする第1演算器
(CPU)25とを有して構成される。なお、図示して
いないが、地図表示等を行うディスプレイを有してお
り、地図表示および地図上での自車両位置表示等が可能
となっている。さらに、道路交通情報記憶部21に記憶
された情報をディスプレイ上に表示することも可能であ
る。
【0012】なお、このナビゲーション装置20の第1
演算器25は、検出した自車両の現在位置や道路交通情
報受信機10の受信状態に応じて、最適な放送局からの
信号を受信するように、受信機の受信周波数設定を行っ
たり、受信情報媒体の切り換えを行ったりする。
演算器25は、検出した自車両の現在位置や道路交通情
報受信機10の受信状態に応じて、最適な放送局からの
信号を受信するように、受信機の受信周波数設定を行っ
たり、受信情報媒体の切り換えを行ったりする。
【0013】クルーズコントロール装置30は、ドライ
バーが操作して定速走行速度の設定を行う設定スイッチ
31と、このように設定された走行速度を記憶しておく
設定速度記憶部32と、車両の走行速度を検出する速度
センサ33と、エンジンのスロットル5の開度を設定す
るスロットルアクチュエータ34と、車両が設定スイッ
チ31により設定された速度で定速走行するようにスロ
ットルアクチュエータ34の作動を制御する第2演算器
(CPU)35とを有する。第2演算器35は、速度セ
ンサ33により検出された走行速度が、設定速度記憶部
32に記憶された設定走行速度となるようにスロットル
アクチュエータ34の作動をフィードバック制御するよ
うになっている。これにより、走行路面状況に拘わら
ず、また、ドライバーがアクセルペダル操作を行わない
状態で、車両を設定速度で定速走行させる。
バーが操作して定速走行速度の設定を行う設定スイッチ
31と、このように設定された走行速度を記憶しておく
設定速度記憶部32と、車両の走行速度を検出する速度
センサ33と、エンジンのスロットル5の開度を設定す
るスロットルアクチュエータ34と、車両が設定スイッ
チ31により設定された速度で定速走行するようにスロ
ットルアクチュエータ34の作動を制御する第2演算器
(CPU)35とを有する。第2演算器35は、速度セ
ンサ33により検出された走行速度が、設定速度記憶部
32に記憶された設定走行速度となるようにスロットル
アクチュエータ34の作動をフィードバック制御するよ
うになっている。これにより、走行路面状況に拘わら
ず、また、ドライバーがアクセルペダル操作を行わない
状態で、車両を設定速度で定速走行させる。
【0014】クルーズコントロール自動解除装置40
は、道路交通情報記憶部21に記憶された道路交通情報
から交通規制情報、危険事象情報、渋滞情報等のような
定速走行を妨げるような事象情報を抽出し、自車両の走
行位置から走行方向前方にこのような事象があるか否か
を判断する。さらに、この装置40は、このような事象
があることを検出したときには、このような事象が発生
している位置に到達する前の位置で定速走行制御を解除
させる位置(制御解除位置)を設定し、自車両がこの制
御解除位置に到達したときには、定速走行制御(クルー
ズコントロールもしくはオートクルーズ制御)を解除さ
せる。なお、この定速走行制御の解除より少しまえ、も
しくは解除と同時に警報装置により警報(警報ブザー、
警報ランプなどによる警報)作動を行い、ドライバーに
注意を促す。
は、道路交通情報記憶部21に記憶された道路交通情報
から交通規制情報、危険事象情報、渋滞情報等のような
定速走行を妨げるような事象情報を抽出し、自車両の走
行位置から走行方向前方にこのような事象があるか否か
を判断する。さらに、この装置40は、このような事象
があることを検出したときには、このような事象が発生
している位置に到達する前の位置で定速走行制御を解除
させる位置(制御解除位置)を設定し、自車両がこの制
御解除位置に到達したときには、定速走行制御(クルー
ズコントロールもしくはオートクルーズ制御)を解除さ
せる。なお、この定速走行制御の解除より少しまえ、も
しくは解除と同時に警報装置により警報(警報ブザー、
警報ランプなどによる警報)作動を行い、ドライバーに
注意を促す。
【0015】以上の構成の走行制御装置における定速走
行制御について、図2のフローチャートを参照して説明
する。この制御においては、まず、オートクルーズ制御
(定速走行制御)を行っているか否かの判断を行い(ス
テップS1)、オートクルーズ中では無いときにはこの
まま制御を終了する。一方、オートクルーズ中であると
きには、ステップS2に進み、道路交通情報記憶部21
に記憶された最新情報から、交通規制情報すなわちオー
トクルーズ制御を妨げるような事象情報があるか否かを
判断する。なお、交通規制情報とは、速度規制、徐行、
通行止め、片側交互通行、チェーン規制などのような走
行を規制する情報のみならず、事故、故障車、路上障
害、工事、凍結など走行安全上から減速して走行するこ
とが望ましい事象に関する情報を含む。
行制御について、図2のフローチャートを参照して説明
する。この制御においては、まず、オートクルーズ制御
(定速走行制御)を行っているか否かの判断を行い(ス
テップS1)、オートクルーズ中では無いときにはこの
まま制御を終了する。一方、オートクルーズ中であると
きには、ステップS2に進み、道路交通情報記憶部21
に記憶された最新情報から、交通規制情報すなわちオー
トクルーズ制御を妨げるような事象情報があるか否かを
判断する。なお、交通規制情報とは、速度規制、徐行、
通行止め、片側交互通行、チェーン規制などのような走
行を規制する情報のみならず、事故、故障車、路上障
害、工事、凍結など走行安全上から減速して走行するこ
とが望ましい事象に関する情報を含む。
【0016】交通規制情報が無い場合には、ステップS
8に進んでオートクルーズ制御を継続する。一方、交通
規制情報がある場合には、このような規制事象に対して
オートクルーズ制御を解除すべき制御解除位置L1を特
定する(ステップS3)。この制御解除位置L1は交通
規制事象が開始する位置より手前側に設定され、どの程
度手前側に設定するか否かは、規制事象に応じて予め決
めて置いたり、オートクルーズ速度に対応して決められ
たりする。すなわち、オートクルーズを解除した後、規
制事象が開始する位置に至る間にその事象に応じた速度
まで減速するために要求される十分な距離が設定され
る。
8に進んでオートクルーズ制御を継続する。一方、交通
規制情報がある場合には、このような規制事象に対して
オートクルーズ制御を解除すべき制御解除位置L1を特
定する(ステップS3)。この制御解除位置L1は交通
規制事象が開始する位置より手前側に設定され、どの程
度手前側に設定するか否かは、規制事象に応じて予め決
めて置いたり、オートクルーズ速度に対応して決められ
たりする。すなわち、オートクルーズを解除した後、規
制事象が開始する位置に至る間にその事象に応じた速度
まで減速するために要求される十分な距離が設定され
る。
【0017】このとき同時に、位置検出部22において
検出された自車両の走行位置L2を読み込む(ステップ
S4)。そして、自車両の位置L2が制御解除位置L1
に到達するのを待って(ステップS5)、ステップS6
に進み、オートクルーズ制御を解除させる。このように
オートクルーズ制御が解除されると、以後はドライバー
がアクセルペダルを操作する必要があるため、警報ブザ
ー、ランプ等によりドライバーに対する警報作動を行い
(ステップS7)、オートクルーズが解除されることを
ドライバーに知らせる。なお、この警報作動は、オート
クルーズを解除させるときに同時に行っても良いが、こ
れより少し前に行うのが望ましい。
検出された自車両の走行位置L2を読み込む(ステップ
S4)。そして、自車両の位置L2が制御解除位置L1
に到達するのを待って(ステップS5)、ステップS6
に進み、オートクルーズ制御を解除させる。このように
オートクルーズ制御が解除されると、以後はドライバー
がアクセルペダルを操作する必要があるため、警報ブザ
ー、ランプ等によりドライバーに対する警報作動を行い
(ステップS7)、オートクルーズが解除されることを
ドライバーに知らせる。なお、この警報作動は、オート
クルーズを解除させるときに同時に行っても良いが、こ
れより少し前に行うのが望ましい。
【0018】なお、以上においては、エンジンスロット
ルのみを制御してオートクルーズを行うクルーズコント
ロール装置を用いた場合を示したが、エンジンスロット
ルとブレーキ作動とを制御するクルーズコントロール装
置の場合にも本発明を適用できる。
ルのみを制御してオートクルーズを行うクルーズコント
ロール装置を用いた場合を示したが、エンジンスロット
ルとブレーキ作動とを制御するクルーズコントロール装
置の場合にも本発明を適用できる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
定速走行を行っているときに、制御解除判断手段は、受
信した道路交通情報から走行方向前方に定速走行が行え
なくなる事象があるか否かを検出し、このような事象が
見つかったときには定速走行を解除させるべき制御解除
位置を求め、この制御解除位置に自車両が到達したとき
に、定速走行解除手段により定速走行制御を解除させる
ので、定速走行中に交通規制箇所にさしかかる前に定速
走行を確実に解除させることができ、ドライバーの確認
ミス等の問題がなくなり、走行安全性を向上させること
ができる。
定速走行を行っているときに、制御解除判断手段は、受
信した道路交通情報から走行方向前方に定速走行が行え
なくなる事象があるか否かを検出し、このような事象が
見つかったときには定速走行を解除させるべき制御解除
位置を求め、この制御解除位置に自車両が到達したとき
に、定速走行解除手段により定速走行制御を解除させる
ので、定速走行中に交通規制箇所にさしかかる前に定速
走行を確実に解除させることができ、ドライバーの確認
ミス等の問題がなくなり、走行安全性を向上させること
ができる。
【0020】なお、このような定速走行解除手段による
定速走行制御の解除は、ドライバーの意思に拘わらず行
われるものであるため、定速走行制御を解除させるとき
もしくはそれより前に、警報手段によりドライバーに定
速走行制御を解除させることに対する警報を行うように
しており、これにより定速走行が解除することをドライ
バーに知らせ、走行安全性を一層向上することができ
る。
定速走行制御の解除は、ドライバーの意思に拘わらず行
われるものであるため、定速走行制御を解除させるとき
もしくはそれより前に、警報手段によりドライバーに定
速走行制御を解除させることに対する警報を行うように
しており、これにより定速走行が解除することをドライ
バーに知らせ、走行安全性を一層向上することができ
る。
【図1】本発明に係る走行制御装置の構成を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図2】この走行制御装置による制御内容を示すフロー
チャートである。
チャートである。
5 スロットル 10 道路交通情報受信機 20 ナビゲーション装置 30 クルーズコントロール装置 40 クルーズコントロール自動解除装置
Claims (2)
- 【請求項1】 自車両の走行位置を検出する位置検出手
段と、 外部から供給される道路交通情報を受信する受信手段
と、 車両が定速で走行するように走行制御を行う定速走行手
段と、 前記受信手段により受信した道路交通情報に基づいて、
前記定速走行手段による定速走行制御の解除が必要とさ
れる事象の有無を検出し、このような事象を検出したと
きにはこの事象に対応して定速走行制御を解除させる制
御解除位置を求める制御解除判断手段と、 前記位置検出手段により検出された自車両の走行位置
が、前記制御解除判断手段により求められた制御解除位
置に到達したときに、前記定速走行手段による定速走行
制御を解除させる定速走行解除手段とを有することを特
徴とする車両用走行制御装置。 - 【請求項2】 前記定速走行解除手段により定速走行制
御を解除させるときに、ドライバーに定速走行制御の解
除に対する注意を促すための警報作動を行う警報手段を
有することを特徴とする請求項1に記載の車両用走行制
御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12818497A JPH10315801A (ja) | 1997-05-19 | 1997-05-19 | 車両用走行制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12818497A JPH10315801A (ja) | 1997-05-19 | 1997-05-19 | 車両用走行制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10315801A true JPH10315801A (ja) | 1998-12-02 |
Family
ID=14978521
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12818497A Pending JPH10315801A (ja) | 1997-05-19 | 1997-05-19 | 車両用走行制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10315801A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000038050A (ja) * | 1998-07-23 | 2000-02-08 | Hino Motors Ltd | 自動車用走行制御装置 |
JP2005511401A (ja) * | 2001-12-14 | 2005-04-28 | ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング | 走行区間に応じて車両に対して影響を与える方法及び装置 |
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