JP2000038050A - 自動車用走行制御装置 - Google Patents

自動車用走行制御装置

Info

Publication number
JP2000038050A
JP2000038050A JP10207762A JP20776298A JP2000038050A JP 2000038050 A JP2000038050 A JP 2000038050A JP 10207762 A JP10207762 A JP 10207762A JP 20776298 A JP20776298 A JP 20776298A JP 2000038050 A JP2000038050 A JP 2000038050A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
inter
speed
distance
vehicle distance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10207762A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Nagakura
秀雄 永倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hino Motors Ltd filed Critical Hino Motors Ltd
Priority to JP10207762A priority Critical patent/JP2000038050A/ja
Publication of JP2000038050A publication Critical patent/JP2000038050A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】警報を発した後に定速走行制御や車間距離制御
を解除するので、乗員に不安感を与えることがなく、警
報を受けた運転者が車両の制動操作を確実に行うことが
できる。 【解決手段】コントローラ26は定速走行用車速設定部
27により設定される自車の第1目標車速と車間距離用
車速設定部28により設定される自車の第2目標車速と
を比較して、低い方の車速を自車の最終目標車速とする
ように制御する。運転者に警報を発する警報手段31が
運転席に設けられ、自車と先行車との車間距離が車間距
離センサにより検出される。コントローラは車間距離セ
ンサ23の検出出力に基づいて車間距離が第1所定値以
下になったときに警報手段を作動させ、更に続いて車間
距離が第1所定値より短い第2所定値以下になったとき
に定速走行制御及び車間距離制御を解除するように構成
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車を一定速度
で走行させるように或いは一定の車間距離を保って走行
させるように制御する装置に関する。更に詳しくは自車
が先行車に接近し過ぎた場合に自車の運転者に警報を発
する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置として、例えば定速
走行維持制御方法(特開平6−171394号)が開示
されている。前者の装置では、自車と先行車との車間距
離が車間距離測定装置により検出され、自車の車速が車
速センサにより検出され、上記車間距離測定装置及び車
速センサの各検出出力に基づいて警報ブザー及び定速走
行維持装置が制御されるように構成される。このように
構成された定速走行維持制御方法では、定速走行維持装
置により自車が一定速度で走行した状態で、車間距離測
定装置及び車速センサによりそれぞれ検出された車間距
離及び車速に基づいて自車の先行車に対する相対速度が
演算される。例えばエンジンブレーキの作動のみでは追
突の危険がある相対速度で所定の車間距離まで接近した
場合、危険な車間距離であると判断して、定速走行維持
装置を自動的に一時解除するとともに、警報ブザーを作
動させる。この結果、運転者は先行車に近付き過ぎてい
ることを知ることができ、ブレーキペダルを踏込んで自
車を制動できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の特
開平6−171394号公報に示された定速走行維持制
御方法では、自車が先行車に異常接近したときに警報を
発すると同時に、定速走行維持装置が解除されて自車が
減速するため、自車の乗員に不安感を与える恐れがあっ
た。本発明の目的は、警報を発した後に定速走行制御や
車間距離制御を解除するので、乗員に不安感を与えるこ
とがなく、警報を受けた運転者が確実に車両の制動操作
を行える自動車用走行制御装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
図1に示すように、コントローラ26が一定の車速で走
行するための自車の第1目標車速を設定する定速走行用
車速設定部27と、車間距離センサ23で検出した自車
と先行車との車間距離が所定の車間距離になるように自
車の第2目標車速を設定する車間距離用車速設定部28
とを備え、コントローラ26が定速走行用車速設定部2
7により設定される自車の第1目標車速と車間距離用車
速設定部28により設定される自車の第2目標車速とを
比較して低い方の車速を自車の最終目標車速として自車
を定速走行制御又は車間距離制御する自動車用走行制御
装置の改良である。その特徴ある構成は、運転席に設け
られ運転者に警報を発する警報手段31を備え、コント
ローラ26が車間距離センサ23の検出出力に基づいて
車間距離が第1所定値以下になったときに警報手段31
を作動させ更に続いて車間距離が第1所定値より短い第
2所定値以下になったときに定速走行制御及び車間距離
制御を解除するように構成されたところにある。
【0005】この請求項1に記載された自動車用走行制
御装置では、自車が車間距離制御され目標車間距離をあ
けて先行車に追従している状態で、先行車が急減速した
場合には、自車が先行車に急接近し、車間距離が第1所
定値に達する。このときコントローラ26は警報手段3
1を作動させて、運転者に自車が先行車両に急接近し始
めていることを報知するので、運転者はこの警報を受け
て自車を確実に制動する。車間距離が第2所定値に達す
ると、コントローラ26は車間距離制御を解除するの
で、自車にエンジンブレーキが作用して更に減速する。
また自車と先行車との車間距離が第1所定値になって警
報手段31が作動した後に、車間距離が第2所定値に達
せず再び目標車間距離になった場合には、コントローラ
26は車間距離制御を解除しない。
【0006】請求項2に係る発明は、図4に示すよう
に、車間距離センサ23で検出した自車と先行車との車
間距離が所定の車間距離になるように自車の第2目標車
速を設定する車間距離用車速設定部28を有するコント
ローラ26が自車を第2目標車速で走行させるように車
間距離制御する自動車用走行制御装置の改良である。そ
の特徴ある構成は、運転席に設けられ運転者に警報を発
する警報手段31を備え、コントローラ26が車間距離
センサ23の検出出力に基づいて車間距離が第1所定値
以下になったときに警報手段31を作動させ更に続いて
車間距離が第1所定値より短い第2所定値以下になった
ときに車間距離制御を解除するように構成されたところ
にある。
【0007】この請求項2に記載された自動車用走行制
御装置では、先行車が急減速した場合には、上記請求項
1と同様に、コントローラ26は車間距離が第1所定値
以下になったときに警報手段31を作動させ、車間距離
が第2所定値以下になったときに車間距離制御を解除す
る。また車間距離が第1所定値以下になって警報手段3
1が作動した後に、車間距離が第2所定値に達せず、再
び目標車間距離になった場合には、コントローラ26は
上記請求項1と同様に車間距離制御を解除しない。
【0008】
【発明の実施の形態】次に本発明の第1の実施の形態を
図面に基づいて説明する。図1に示すように、この実施
の形態ではエンジン11は車両(以下、自車という)に
搭載されたディーゼルエンジンであり、このエンジン1
1には燃料噴射ポンプ12により燃料が噴射されるよう
に構成される。燃料噴射ポンプ12は電子式ガバナ12
aを有し、このガバナ12aにてコントロールラック1
2bを駆動することにより、エンジン11への燃料噴射
量を制御可能に構成される。またエンジン11にて発生
した排ガスを排出する排気管13にはこの排気管13を
開閉するエキゾーストブレーキ14が設けられ、変速機
16からデフ装置17に動力を伝達するプロペラシャフ
ト18には渦電流式リターダ19が設けられる。
【0009】エキゾーストブレーキ14はエキゾースバ
ルブ14aにより構成され、このバルブ14aにより排
気管13を閉じて排ガスの流れを阻止し、エンジン11
の内部抵抗を増大させることにより、自車を減速させる
ように構成される。また渦電流式リターダ19は強力磁
石及び金属板を用いてプロペラシャフト18の回転エネ
ルギを電気的に熱エネルギに変え、この熱エネルギを大
気中に放散させることにより、自車を減速させるように
構成される。なお、上記エキゾーストブレーキ及び渦電
流式リターダを用いずに、或いはエキゾーストブレーキ
及び渦電流式リターダとともに、流体の粘性抵抗を利用
した流体式リターダやエンジンの排気バルブの開放タイ
ミングを利用したエンジンリターダを用いてもよい。
【0010】一方、運転席には運転者に警報発する警報
手段31が設けられる。この警報手段31はブザー又は
ランプにより構成される。燃料噴射ポンプ12にはコン
トロールラック12bの位置を検出するラック位置セン
サ21が設けられ、変速機16には自車の速度を検出す
る車速センサ22が設けられる。また自車には自車と先
行車との車間距離L0を検出する車間距離センサ23が
設けられ、自車の運転席にはクルーズセットスイッチ2
4が設けられる。車速センサ22は変速機16の出力軸
の回転をスピードメータケーブルにより取出し、磁気感
応素子(ホールIC)とスピードメータケーブルで駆動
されるマグネットで車速に比例したパルス信号を送出す
るように構成された車速センサである。また車間距離セ
ンサ23は自車の前面(フロントバンパ等)に取付けら
れレーザ光を自車の進行方向に発する発光部と、発光し
たレーザ光が先行車で反射し戻ってきたレーザ光を受光
する受光部とを有する。
【0011】ラック位置センサ21、車速センサ22、
車間距離センサ23及びクルーズセットスイッチ24の
各検出出力はコントローラ26の制御入力に接続され、
コントローラ26の制御出力は電子式ガバナ12a、エ
キゾーストブレーキ14、渦電流式リターダ19及び警
報手段31にそれぞれ接続される。またコントローラ2
6は一定の車速で走行するための自車の第1目標車速V
1を設定する定速走行用車速設定部27と、車間距離セ
ンサ23で検出した自車と先行車との車間距離L0が所
定の目標車間距離L1になるように自車の第2目標車速
2を設定する車間距離用車速設定部28と、上記第1
目標車速V1と第2目標車速V2とを比較する比較回路2
9とを備える(図1及び図2)。
【0012】クルーズセットスイッチ24をオンする
と、本発明の走行制御装置が作動するとともに、このス
イッチ24をオンしたときの車速を定速走行用車速設定
部27が第1目標車速V1として設定するように構成さ
れる。また車間距離用車速設定部28は第1目標車速V
1に対応する目標車間距離L1を算出し、車間距離L0
目標車間距離L1以下になった場合には車間距離L0を目
標車間距離L1に維持するための第2目標車速V2を算出
するように構成される。更に比較回路29により第1目
標車速V1と第2目標車速V2とが比較され、低い方の車
速を自車の最終目標車速とするように電子式ガバナ12
a、エキゾーストブレーキ14及び渦電流式リターダ1
9が制御される。
【0013】本実施の形態の特徴ある構成は、コントロ
ーラ26が車間距離センサ23の検出出力に基づいて、
車間距離L0が第1所定値以下になったときに警報手段
31を作動させ、更に続いて車間距離L0が第1所定値
より短い第2所定値以下になったときに定速走行制御及
び車間距離制御を解除するように構成されたところにあ
る。上記第1所定値は例えば[(0.8〜0.9)×L
1]の範囲の一定値、また上記第2の所定値は例えば
[(0.6〜0.7)×L1]の範囲の一定値にそれぞ
れ設定される。
【0014】一方、コントローラ26は第1目標車速V
1から減速して所定の目標車間距離L1になるように自車
の最終目標車速を第2目標車速V2に切換えるときに、
1からV1−αまでの範囲では、現時の自車の最終目標
車速を切換えないように制御(定速走行制御を維持する
ように制御)し、また所定の目標車間距離L1で走行し
た第2目標車速V2から加速して上記第1目標車速V1
なるように自車の最終目標車速を切換えるときに、V1
からV1+αまでの範囲では、現時の自車の最終目標車
速を切換えないように制御(車間距離を維持するように
制御)する。
【0015】上記αは0.5km/hr〜5km/hrの間の一定
値、好ましくは2km/hrである。αを0.5km/hr〜5km
/hrの間の一定値に限定したのは、0.5km/hr未満では
自車が先行車に追従して第1目標車速V1付近で走行す
るときに車体の前後方向の加減速を頻繁に受け、乗り心
地が悪くなる不具合があり、5km/hrを越えると第1目
標車速V1より大幅に増速したり或いは先行車に接近し
過ぎたりする不具合があるからである。
【0016】このように構成された自動車用走行制御装
置の動作を図1〜図3に基づいて説明する。図3におい
て、実線は自車の実際の車速、破線は自車の第2目標車
速をそれぞれ示す。先ず自車を一定速度、例えば70km
/hrで走行させたときに、クルーズセットスイッチ24
をオンすると、定速走行用車速設定部27が上記スイッ
チ24の検出出力に基づいて第1目標車速V1を70km/
hrに設定し、車間距離用車速設定部28が上記V1に対
応する目標車間距離L1を例えば50mと算出する。次
いで車間距離センサ23が自車と先行車との車間距離L
0が50mを越えていることを検出すると、コントロー
ラ26はこのセンサ23の検出出力に基づいて自車が7
0km/hrの一定速度で走行するように電子式ガバナ12
a、エキゾーストブレーキ14及び渦電流式リターダ1
9を制御(定速走行制御)する(図3の)。次に先行
車が減速して車間距離L0が50mになると、車間距離
用車速設定部28が車間距離50mを維持するための第
2目標車速V2を算出し、V2がV1−α未満(例えばα
を2km/hrとすると、V2が68km/hr未満)であること
をコントローラ26が算出すると、コントローラ26は
車間距離を50mに保つように電子式ガバナ等を制御
(車間距離制御)する(図3の)。但し、V2が70k
m/hrから68km/hrの間では定速走行制御を行う(図3
の)。
【0017】また先行車が加速して自車の車速V2がV1
+αを越えた(例えばαを上記と同様に2km/hrとする
と、V2が72km/hrを越えた)ことをコントローラ26
が算出すると、コントローラ26は車速を70km/hrに
保つように電子式ガバナ12a等を制御(定速走行制
御)する(図3の)。但し、V2が70km/hrから72
km/hrの間では車間距離制御を行う(図3の)。更に
先行車が69km/hrまで減速した後、再び加速して72k
m/hrを越えた場合には、コントローラ26は定速走行制
御をし続ける(図3の及び)。この結果、自車が先
行車に追従して第1目標車速V1(70km/hr)付近で走
行するときに車体の前後方向の加減速を頻繁に受けずに
済むので、乗り心地を向上できる。
【0018】一方、先行車が急減速した場合には、エキ
ゾーストブレーキ14及び渦電流式リターダ19を作動
させただけでは上記目標車間距離L1を維持することが
できず、例えば目標車間距離L1を50mとした場合、
自車と先行車との車間距離L0が第1所定値45m
(0.9×L1)になったときに、コントローラ26は
警報手段31を作動させて、運転者に自車が先行車両に
急接近し始めていることを報知する。運転者はこの警報
を受けてブレーキペダルを踏込んで自車を制動する。更
に車間距離L0が第2所定値35m(0.7×L1)に達
すると、コントローラ26は車間距離制御を解除する。
この結果、コントローラ26が電子式ガバナ12aを介
してコントロールラック12bを燃料噴射量を増す方向
に移動させていた場合には、コントロールラック12b
が燃料噴射量を減らす方向に移動するので、エンジンブ
レーキが作用して更に減速する。
【0019】なお、自車と先行車との車間距離L0が第
1所定値45mになって警報手段31が作動した後、車
間距離L0が第2所定値35m(0.7×L1)に達せず
再び目標車間距離L1になった場合には、コントローラ
26は車間距離制御を解除しない。この結果、自車の乗
員は車間距離制御の解除に伴う車体の前後方向の加減速
を受けず、乗り心地は低下しない。
【0020】更に自車が定速走行制御されて70km/hr
で定速走行している状態で、先行車が68km/hr以上7
0km/hr未満で走行すると、自車の定速走行制御が維持
されるので、車間距離L0が目標車間距離L1より次第に
短くなる。この場合、例えばL 1を50mとした場合、
自車と先行車との車間距離L0が第1所定値45m
(0.9×L1)になったときに、コントローラ26は
警報手段を作動させて、運転者に自車が先行車両に急接
近し始めていることを報知し、運転者はこの警報を受け
てブレーキペダルを踏込んで自車を制動する。このとき
自車の先行車に対する相対速度は小さいため、ブレーキ
ペダルを軽く踏込んだだけで自車の車速は68km/hr未
満になりかつ車間距離は50m以上になる。この結果、
コントローラ26は自動的に車間距離制御を行って先行
車に追従する。
【0021】図4は本発明の第2の実施の形態を示す。
図4において図1と同一符号は同一部品を示す。この実
施の形態では、コントローラ26に車間距離用車速設定
部28が設けられるが、定速走行用車速設定部及び比較
回路は設けられない。コントローラ26は運転者がクル
ーズセットスイッチ24をオンすると、本発明の走行制
御装置が作動するとともに、自車の車速に対応する目標
車間距離L1を算出し、この目標車間距離L1となるよう
に上記第2目標車速V2で自車を走行させるように、電
子式ガバナ12a、エキゾーストブレーキ14及び渦電
流式リターダ19を制御する。
【0022】本実施の形態の特徴ある構成は、コントロ
ーラ26が第1の実施の形態と同様に車間距離センサ2
3の検出出力に基づいて、車間距離L0が第1所定値以
下になったときに警報手段31を作動させ、更に続いて
車間距離L0が第1所定値より短い第2所定値以下にな
ったときに車間距離制御を解除するように構成されたと
ころにある。上記第1所定値は例えば[(0.8〜0.
9)×L1]の範囲の一定値、また上記第2の所定値は
例えば[(0.6〜0.7)×L1]の範囲の一定値に
それぞれ設定される。
【0023】このように構成された自動車用走行制御装
置の動作を説明する。先ず自車を例えば車速70km/hr
で走行させたときに、クルーズセットスイッチ24をオ
ンすると、コントローラ26は上記車速に対応する目標
車間距離Lを例えば50mと算出する。次いで車間距
離センサ23が自車と先行車との車間距離Lが50m
を越えていることを検出すると、コントローラ26は電
子式ガバナ12aを介してコントロールラック12bを
制御し、エンジンへの燃料噴射量を増大して自車を加速
する。先行車との車間距離L0が50mになると、コン
トローラ26は自車の車速が車間距離用車速設定部28
の設定した第2目標車速V2(この第2目標車速V2は先
行車の車速の変化に伴って変化する。)になるように、
電子式ガバナ12a、エキゾーストブレーキ14及び渦
電流式リターダ19を制御する。この結果、自車と先行
車との車間距離L0が上記目標車間距離L1に維持され
る、即ち自車は目標車間距離L1をあけて先行車に追従
する。
【0024】一方、先行車が急減速して自車が先行車に
急接近すると、コントローラ26は車間距離L0が第1
所定値以下になったときに警報手段31を作動させ、車
間距離L0が第2所定値以下になったときに車間距離制
御を解除する。この結果、コントローラ26が電子式ガ
バナ12aを介してコントロールラック12bを燃料噴
射量を増す方向に移動させていた場合には、コントロー
ルラック12bが燃料噴射量を減らす方向に移動するの
で、エンジンブレーキが作用して更に減速する。更に車
間距離L0が第1所定値以下になって警報手段が作動し
た後、車間距離L0が第2所定値に達せず、再び目標車
間距離L1になった場合には、コントローラ26は車間
距離制御を解除しない。この結果、自車の乗員は車間距
離制御の解除に伴う車体の前後方向の加減速を受けず、
乗り心地は低下しない。なお、上記第1及び第2の実施
の形態に挙げた車速や車間距離等の数値は一例であっ
て、これらの数値に限定されるものではない。
【0025】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、コ
ントローラが第1目標車速及び第2目標車速の低い方の
車速を自車の最終目標車速として自車を車間距離制御又
は定速走行制御を行い、このコントローラが車間距離セ
ンサの検出出力に基づいて、車間距離が第1所定値以下
になったときに警報手段を作動させ、更に続いて車間距
離が第1所定値より短い第2所定値以下になったときに
車間距離制御及び定速走行制御を解除するように構成し
たので、先行車が急減速して自車が先行車に急接近し、
車間距離が第1所定値に達すると、コントローラは警報
手段を作動させて、運転者に自車が先行車両に急接近し
始めていることを報知する。この結果、運転者はこの警
報を受けて自車を確実に制動する。上記車間距離が第2
所定値に達すると、コントローラは定速走行制御及び車
間距離制御を解除するので、自車にエンジンブレーキが
掛かって更に減速する。また自車と先行車との車間距離
が第1所定値になって、警報手段が作動した後、車間距
離が第2所定値に達せず再び目標車間距離になった場合
には、コントローラは定速走行制御及び車間距離制御を
解除しないので、自車の乗員は定速走行制御及び車間距
離制御の解除に伴う車体の前後方向の加減速を受けず、
乗り心地は低下しない。
【0026】また車間距離制御を行っているコントロー
ラが車間距離センサの検出出力に基づいて、車間距離が
第1所定値以下になったときに警報手段を作動させ、更
に続いて車間距離が第1所定値より短い第2所定値以下
になったときに車間距離制御を解除するように構成すれ
ば、先行車が急減速した場合には、上記と同様にコント
ローラは車間距離が第1所定値以下になったときに警報
手段を作動させ、車間距離が第2所定値以下になったと
きに車間距離制御を解除する。この結果、自車にエンジ
ンブレーキが作用して更に減速する。更に車間距離が第
1所定値以下になって警報手段が作動した後、車間距離
が第2所定値に達せず、再び目標車間距離になった場合
には、上記と同様にコントローラは車間距離制御を解除
しないので、自車の乗員は車間距離制御の解除に伴う車
体の前後方向の加減速を受けず、乗り心地は低下しな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1実施形態の自動車用走行制御装置を
示す構成図。
【図2】その走行制御装置の動作を示すフローチャー
ト。
【図3】その走行制御装置による車間距離制御及び定速
走行制御の切換え時期を示す図。
【図4】本発明第2実施形態の自動車用走行制御装置を
示す図1に対応する構成図。
【符号の説明】 23 車間距離センサ 26 コントローラ 27 定速走行用車速設定部 28 車間距離用車速設定部 31 警報手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コントローラ(26)が一定の車速で走行す
    るための自車の第1目標車速を設定する定速走行用車速
    設定部(27)と、車間距離センサ(23)で検出した自車と先
    行車との車間距離が所定の車間距離になるように自車の
    第2目標車速を設定する車間距離用車速設定部(28)とを
    備え、 前記コントローラ(26)が前記定速走行用車速設定部(27)
    により設定される自車の第1目標車速と前記車間距離用
    車速設定部(28)により設定される自車の第2目標車速と
    を比較して低い方の車速を自車の最終目標車速として前
    記自車を定速走行制御又は車間距離制御する自動車用走
    行制御装置において、 運転席に設けられ運転者に警報を発する警報手段(31)を
    備え、 前記コントローラ(26)が前記車間距離センサ(23)の検出
    出力に基づいて前記車間距離が第1所定値以下になった
    ときに前記警報手段(31)を作動させ更に続いて前記車間
    距離が前記第1所定値より短い第2所定値以下になった
    ときに前記定速走行制御及び前記車間距離制御を解除す
    るように構成されたことを特徴とする自動車用走行制御
    装置。
  2. 【請求項2】 車間距離センサ(23)で検出した自車と先
    行車との車間距離が所定の車間距離になるように自車の
    第2目標車速を設定する車間距離用車速設定部(28)を有
    するコントローラ(26)が前記自車を前記第2目標車速で
    走行させるように車間距離制御する自動車用走行制御装
    置において、 運転席に設けられ運転者に警報を発する警報手段(31)を
    備え、 前記コントローラ(26)が前記車間距離センサ(23)の検出
    出力に基づいて前記車間距離が第1所定値以下になった
    ときに前記警報手段(31)を作動させ更に続いて前記車間
    距離が前記第1所定値より短い第2所定値以下になった
    ときに前記車間距離制御を解除するように構成されたこ
    とを特徴とする自動車用走行制御装置。
JP10207762A 1998-07-23 1998-07-23 自動車用走行制御装置 Pending JP2000038050A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10207762A JP2000038050A (ja) 1998-07-23 1998-07-23 自動車用走行制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10207762A JP2000038050A (ja) 1998-07-23 1998-07-23 自動車用走行制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000038050A true JP2000038050A (ja) 2000-02-08

Family

ID=16545136

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10207762A Pending JP2000038050A (ja) 1998-07-23 1998-07-23 自動車用走行制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000038050A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030065127A (ko) * 2002-01-31 2003-08-06 현대자동차주식회사 위치 변화 측정 방법
JP2015524772A (ja) * 2012-08-16 2015-08-27 ジャガー・ランド・ローバー・リミテッドJaguar Land Rover Limited 車速制御システムおよび方法
JP2017222362A (ja) * 2012-08-16 2017-12-21 ジャガー・ランド・ローバー・リミテッドJaguar Land Rover Limited 車両制御システムおよび方法
WO2018173479A1 (ja) * 2017-03-23 2018-09-27 日野自動車株式会社 先行車判定装置及び車両制御システム
JP2019194081A (ja) * 2014-11-19 2019-11-07 エイディシーテクノロジー株式会社 自動運転制御装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0412142A (ja) * 1990-04-28 1992-01-16 Aisin Seiki Co Ltd 車両速度制御装置
JPH06171394A (ja) * 1992-12-11 1994-06-21 Kansei Corp 定速走行維持制御方法
JPH08310359A (ja) * 1995-05-22 1996-11-26 Nissan Motor Co Ltd 車両用自動制動装置
JPH09286313A (ja) * 1996-04-19 1997-11-04 Toyota Motor Corp 車両衝突防止装置
JPH10315801A (ja) * 1997-05-19 1998-12-02 Honda Motor Co Ltd 車両用走行制御装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0412142A (ja) * 1990-04-28 1992-01-16 Aisin Seiki Co Ltd 車両速度制御装置
JPH06171394A (ja) * 1992-12-11 1994-06-21 Kansei Corp 定速走行維持制御方法
JPH08310359A (ja) * 1995-05-22 1996-11-26 Nissan Motor Co Ltd 車両用自動制動装置
JPH09286313A (ja) * 1996-04-19 1997-11-04 Toyota Motor Corp 車両衝突防止装置
JPH10315801A (ja) * 1997-05-19 1998-12-02 Honda Motor Co Ltd 車両用走行制御装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030065127A (ko) * 2002-01-31 2003-08-06 현대자동차주식회사 위치 변화 측정 방법
JP2015524772A (ja) * 2012-08-16 2015-08-27 ジャガー・ランド・ローバー・リミテッドJaguar Land Rover Limited 車速制御システムおよび方法
JP2017222362A (ja) * 2012-08-16 2017-12-21 ジャガー・ランド・ローバー・リミテッドJaguar Land Rover Limited 車両制御システムおよび方法
US10293820B2 (en) 2012-08-16 2019-05-21 Jaguar Land Rover Limited Vehicle speed control system and method
JP2019194081A (ja) * 2014-11-19 2019-11-07 エイディシーテクノロジー株式会社 自動運転制御装置
WO2018173479A1 (ja) * 2017-03-23 2018-09-27 日野自動車株式会社 先行車判定装置及び車両制御システム
JP2018158689A (ja) * 2017-03-23 2018-10-11 日野自動車株式会社 先行車判定装置及び車両制御システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7358864B2 (en) Parking assist control apparatus
US6724300B2 (en) Alarm device and running control apparatus including the alarm device
US7002452B2 (en) Collision preventing apparatus for a vehicle
US6624747B1 (en) Method for preventing the collision of a vehicle with an obstacle located in front of the vehicle and braking device
KR20190013506A (ko) 운전 지원 장치
US6526345B2 (en) Method and system for controlling a vehicle speed
US20070294020A1 (en) Method and Device for the Automatic Longitudinal Control of a Motor Vehicle
US20020026276A1 (en) Vehicle operation control method and apparatus that controls deceleration of a vehicle
CN105492277B (zh) 驾驶辅助设备
JP3758970B2 (ja) 車両の衝突予防装置
JPH0496603A (ja) 電動車両における衝突防止装置
US20080186157A1 (en) Method for Warning the Driver of a Motor Vehicle Equipped with a Cruise Control System
US20210039613A1 (en) Drive assistance device
JP3786643B2 (ja) 車両の速度自動設定方法および装置
US20040093145A1 (en) Adaptive cruise control system
KR100851831B1 (ko) 차량의 충돌 방지장치 및 그것의 제어방법
GB2265042A (en) A process for adjusting the driving speed of a motor vehicle
JPH0539011A (ja) 車両の自動制動装置
JP2000038050A (ja) 自動車用走行制御装置
JPH06242234A (ja) 車両近接警報装置
KR101301907B1 (ko) 적응 순항 제어시스템 및 그 제어방법
JP2003306053A (ja) 車両走行制御装置
JP2002170198A (ja) 交差点安全通行システム
KR20120067759A (ko) 차량에서 발생할 수 있는 저속 근거리에서의 충돌위험도에 따른 충돌방지방법
JP2000038049A (ja) 自動車の走行制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050201

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050329

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050428

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060214

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060620