JPH10315650A - フルアディティブプリント配線板用コンビネーション 版 - Google Patents

フルアディティブプリント配線板用コンビネーション 版

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JPH10315650A
JPH10315650A JP14300197A JP14300197A JPH10315650A JP H10315650 A JPH10315650 A JP H10315650A JP 14300197 A JP14300197 A JP 14300197A JP 14300197 A JP14300197 A JP 14300197A JP H10315650 A JPH10315650 A JP H10315650A
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JP
Japan
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gauze
stainless steel
tetron
plate
printing
Prior art date
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Pending
Application number
JP14300197A
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English (en)
Inventor
Kazunori Ito
和則 伊藤
Tomoyuki Baba
智之 馬場
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Lincstech Circuit Co Ltd
Original Assignee
Hitachi AIC Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi AIC Inc filed Critical Hitachi AIC Inc
Priority to JP14300197A priority Critical patent/JPH10315650A/ja
Publication of JPH10315650A publication Critical patent/JPH10315650A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フルアディティブプリント配線板の印刷パタ
ーンを形成する場合に、接着剤付基板に印刷パターンを
スクリーン印刷行う従来のテトロン版では素材の伸度が
大きく位置精度に限界があり、ステンレンス版では、印
刷性において、ニジミ、カスレ等の問題点があり、これ
らの問題点を解決した高精度のスクリーン印刷を長期間
行うことができるようにすることを目的としている。 【解決手段】 上述の問題点を解決する手段としては、
画像エリア5の素材を伸度の少ないプレスでカレンダ加
工を施した極薄ステンレス4を採用し、印刷のゆがみを
吸収する支持体として、テトロン2を使用した複合版で
あるコンビネーション版10を用い、長期間に高密度・
高精度の印刷を得ようとするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フルアディティブ
プリント配線板の精密プリント回路印刷に用いる精度持
続性に優れたコンビネーション版に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、スクリーン印刷が電子産業業界に
大きな役割を担うようになり、自動印刷機等による量産
化が実施され、高密度・高精度印刷がより一段と要求さ
れている。以下、図3及び図4に基づき、従来の技術に
係るフルアディティブプリント配線板用スクリーン印刷
版を説明する。
【0003】先ず、図3に示すように、このスクリーン
印刷版21は、矩形版枠15に、所定の印刷パターン1
7を有する紗(テトロン・ポリエステル・ステンレス
等)16を張設したものである。
【0004】次いで、図4に示すように、上記のように
構成されたスクリーン印刷版21を用い、被印刷物であ
る接着剤付基板18にパターン永久レジストインクを印
刷する状態の一例を示すものであり、スクリーン印刷版
21の印刷パターン17を接着剤付基板18に対して平
行に、かつ所定のギャップ(一般的には、約1.5mm以
上程。)をあけて、ステージ19を接着剤付基板18側
に加圧しつつ、スキージング20させると紗(テトロ
ン)16が適度にたわみ、接着剤付基板18上に印刷パ
ターン17に応じたパターン永久レジストインクが印刷
される。
【0005】この場合に、例えば、300×300mm以
上の大版サイズの印刷パターン17を高精度・高密度印
刷を得るには、接着剤付基板18からの紗(テトロン
等)16の離れ及び紗(テトロン等)16の引き伸び量
を小さくすることが従来の技術においては必須条件とな
る(特開昭64−22552号、特開昭64−6198
4号、特開平6−179258号公報参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来技術の紗(テトロン等)16では、印刷位置精度、あ
るいは印刷パターン17の歪み等において、以下のよう
な問題点をもっていた。
【0007】先ず、前記紗(テトロン等)16は、スク
リーン印刷の場合には、スキージ19によって、上方よ
りの加圧とスキージング20(移動)による摩擦のため
に伸びが生じ、これに起因して、印刷パターン17の位
置ずれを発生さす。例えば、前記に示した300×30
0mmの印刷パターン17の場合で約100〜200μm
程度の位置ずれが発生するため、精密スクリーン印刷に
は不向きであるという問題点があった。
【0008】次いで、スクリーン印刷回数が増加するに
つれて、紗(テトロン等)16は劣化してその張力が低
下すると共に伸び量が次第に大きくなり、印刷パターン
17の位置ずれやゆがみが増大するということで印刷回
数は約1000〜1800回程の寿命しかなく、連続製
造は不可能であるという問題点があった。
【0009】そこで、本発明は上述の問題点を解決した
フルアディティブプリント配線板用コンビネーション版
10を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のフルアディティ
ブプリント配線板用コンビネーション版10は、スクリ
ーン取付け矩形版枠1に張設した紗(テトロン等)2上
に、所望寸法の画像エリア5を固着させる接合部3をも
ち、その画像エリア5の内側領域に紗(プレスでカレン
ダ加工を施した極薄ステンレス)4を張設し、上述接合
部3によって、紗(テトロン等)2と紗(カレンダ加工
を施した極薄ステンレス)4とを複合版に形成し、印刷
精度、印刷性を良くし、なお長期に印刷精度が保持でき
ることを特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明のフルアディティブプリン
ト配線板用コンビネーション版10において、前記画像
エリア5の素材を伸度の少ないカレンダ加工を施して紗
厚を極薄(約30〜50μ程)ステンレス4とし、印刷
歪みを吸収する支持体として、紗(テトロン等)2を使
用した複合版に形成してあるために、従来技術のテトロ
ン版16での素材の伸度が大きいことによる印刷位置精
度及び印刷パターン17の歪み等の問題点を解決できる
ものである。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を示す図1及び図2に
基づいて、説明する。
【0013】
【実施例1】先ず、図1は、本発明の一実施例に係るコ
ンビネーション版10を示すものである。この実施例の
コンビネーション版10の矩形版枠1は寸法950×9
50mmであり、例えばアルミニウム、鉄、木、ステンレ
ス等の丈夫な材質からなり、
【0014】これに張設した紗2は、例えば、テトロン
(180メッシュ)、ナイロン、ポリエステル、ステン
レス等からなり、この上に、所望寸法700×700mm
の画像エリア5を固着させる幅約25mm程の接合部3を
有し、
【0015】その画像エリア5の内側領域に紗(ステン
レス#325)4の紗厚を約60μから約30μ〜50
μ(好適40μ)にプレスするカレンダ加工を施した上
述の紗(極薄にしたステンレス#325)4を張設し
【0016】その後前記接合部3によって、紗(テトロ
ン等)2と紗(厚み約40μ程のステンレス#325)
4等を複合版に形成でき、乳剤厚約10〜20μ程に形
成した本発明のコンビネーション版10である。
【0017】次いで、図2には、上述した本発明のコン
ビネーション版10を用い、被印刷物である接着剤付基
板7にパターン永久レジストインクを印刷する状態の一
例を示すものである。
【0018】このコンビネーション版10の印刷パター
ン8を接着剤付基板7に対して平行にかつ、所定のギャ
ップ約2.0mm以上程度あけてスキージ6(幅680m
m)を接着剤付基板7側に加圧しつつ、スキージング9
させると紗(テトロン、180メッシュ)2が適度にた
わみ、接着剤付基板7上に印刷パターン8に応じたパタ
ーン永久レジストインクが印刷される。
【0019】次いで、上述したコンビネーション版10
は画像エリア5の素材を伸度の少ない極薄(約40μ)
ステンレス4等を採用し、印刷パターン8のゆがみを吸
収する支持体として、テトロン(180メッシュ)2を
採用した複合版であり、
【0020】この版10の位置精度の向上としては、伸
びによる歪みをテトロン2で吸収させ画像エリア5寸法
700×700mmへの歪みによる影響を小さくしたもの
である。
【0021】またこの版10の印刷性の向上としては、
ステンレス4の紗厚好適約40μ程にプレスするカレン
ダ加工を施し、接着剤付基板7への密着性を向上させた
ものである。
【0022】次に、表1に上述したスクリーン印刷の高
密度・高精度印刷技術の評価を示す。
【表1】 印刷種類 :パターン 印刷機 :PC−605A 版寸法 :950×950mm 画像エリア :700×700mm 接着剤付基板:ACL−E−167 板厚 :1.0mm パネル寸法 :400×600mm
【0023】表1から明らかなように、本発明の実施例
によって印刷パターン8を行ったものは、従来技術に比
べ、位置ずれが減少し、しかも高密度及び印刷性等が向
上でき、また、版の寿命を向上させることができるもの
である。
【0024】なお、以上の説明では、フルアディティブ
プリント配線板を例にとって説明したが、これ以外のエ
ッチドフォイル法(テンティング法)の印刷パターン8
の形成についても、本発明のコンビネーション版10を
適用することができる。
【0025】
【発明の効果】
(1)以上説明したように、本発明のコンビネーション
版10によれば、版張力の劣化や紗2.4の伸び量等が
減少するため、印刷精度が向上すると共にその寿命も長
くなり産業上寄与する効果は極めて大きい(表1参
照)。 (2)本発明によれば、コンビネーション版10の使用
量が少なくて済むため、当該コンビネーション版10の
材料費の低減を図ることができ、産業上経費面に寄与す
る効果は極めて大きい(表1の版寿命参照)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコンビネーション版の平面図。
【図2】本発明のコンビネーション版をスキージングす
る場合の模式図。
【図3】従来技術に係るスクリーン印刷版の平面図。
【図4】従来技術に係るスクリーン印刷版をスキージン
グする場合の模式図。
【符号の説明】
1…矩形版枠 2…紗(テトロン等) 3…接合部 4
…紗(ステンレス等) 5…画像エリア 6…スキージ 7…接着剤付基板(A
CL) 8…印刷パターン 9…スキージング 10…本発明のフルアディティブプリント配線板用コン
ビネーション版 15…矩形版枠 16…紗(テトロン等) 17…印刷
パターン 18…接着剤付基板(ACL) 19…スキージ 20
…スキージング(移動) 21…従来技術に係るフルアディティブプリント配線板
用スクリーン印刷版
【手続補正書】
【提出日】平成9年5月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】次に、表1に上述したスクリーン印刷の高
密度・高精度印刷技術の評価を示す。
【表1】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フルアディティブプリント配線板の印刷
    パターン形成に用いられるスクリーン印刷版において、
    スクリーン取付け矩形版枠(1)に張設した紗(テトロ
    ン等)(2)上に、所望寸法の画像エリア(5)を固着
    させる接合部(3)をもち、その画像エリア(5)の内
    側領域に紗(ステンレス等)(4)を張設し、その後前
    記接合部(3)によって、紗(テトロン等)(2)と紗
    (ステンレス等)(4)等を複合版に形成せしめたこと
    を特徴とする本発明のフルアディティブプリント配線板
    用コンビネーション版(10)。
  2. 【請求項2】 請求項1において、画像エリア(5)内
    側領域に用いる紗(ステンレス等)(4)の表面を平滑
    及び紗厚を約30μ〜50μ程(好適40μ)にプレス
    するカレンダ加工を施すことによって、接着剤付基板
    (7)上への密着性が改良され印刷パターン(8)の位
    置ずれを小さくせしめたことを特徴とする本発明のフル
    アディティブプリント配線板用コンビネーション版(1
    0)。
JP14300197A 1997-05-19 1997-05-19 フルアディティブプリント配線板用コンビネーション 版 Pending JPH10315650A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007237618A (ja) * 2006-03-09 2007-09-20 Tdk Corp スクリーン印刷用版及びその製造方法並びに電子部品の製造方法
JP2007245560A (ja) * 2006-03-16 2007-09-27 Fuchigami Micro:Kk スクリーンマスク
JP2009279899A (ja) * 2008-05-26 2009-12-03 Nbc Meshtec Inc 高精度かつ高耐久性のコンビネーションスクリーン版
CN107264004A (zh) * 2017-06-30 2017-10-20 田菱精密制版(深圳)有限公司 一种复合网版结构及其加工工艺方法
CN110561887A (zh) * 2019-09-19 2019-12-13 中国电子科技集团公司第五十四研究所 一种ltcc用高精密复合网版的绷制方法

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