JPH10314950A - プラズマ切断機 - Google Patents

プラズマ切断機

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JPH10314950A
JPH10314950A JP14454797A JP14454797A JPH10314950A JP H10314950 A JPH10314950 A JP H10314950A JP 14454797 A JP14454797 A JP 14454797A JP 14454797 A JP14454797 A JP 14454797A JP H10314950 A JPH10314950 A JP H10314950A
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axis
groove
torch
plasma
plasma torch
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Kazuo Kodama
和夫 小玉
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Kohtaki Precision Machine Co Ltd
Komatsu Engineering Corp
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Kohtaki Precision Machine Co Ltd
Komatsu Engineering Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 トーチ支持部を小型化でき、開先切断に好適
なプラズマ切断機を提供する。 【解決手段】 定盤2の上面と平行なX軸方向に移動自
在な台車3a,3bと、台車の上部に設けられY軸方向
に移動自在なY軸台車5と、Y軸台車に設けられZ軸方
向に移動自在なトーチ支持部のプラズマトーチ31をX
軸、Y軸及びZ軸の少なくとも一軸方向に移動させて定
盤上の鋼材の開先切断を行うプラズマ切断機において、
X軸方向と平行な第1回動軸11を回動させる第1回動
装置10と、第1回動軸に取着され、Y軸方向と平行な
第2回動軸21を回動させる第2回動装置20と、第2
回動軸に取着され、プラズマトーチの軸心が第2回動軸
と直交するように支持するトーチホルダ30と、プラズ
マトーチが開先切断するように、第1回動軸及び第2回
動軸の回動に伴って、X軸、Y軸及びZ軸の方向のプラ
ズマトーチの移動を同時制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラズムトーチを
移動させて鋼板等を切断するプラズマ切断機に関し、特
には開先切断に好適なプラズマ切断機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、鋼板等の端面に溶接接合するため
の開先を形成する場合、例えば開先切断用のプラズマ切
断機等が使用されている。このプラズマ切断機は、通
常、プラズマトーチを開先角度に対応した所定角度傾斜
可能に支持する支持装置を備えており、この支持装置を
所定の切断方向に移動可能な移動装置により移動させて
開先切断を行っている。
【0003】上記のトーチ支持装置としては、例えば図
11及び図12に示したようなトーチ支持手段が知られ
ている。以下に、同図に基づいて説明する。支持部材6
1はプラズマトーチ31のクランプ部分を回動自在に支
持しており、例えば直交3軸方向に移動可能な図示しな
い本体アームに取着されている。この支持部材61には
ベアリング62が取着されており、このベアリング62
に旋回ピン63aが水平面内に旋回自在に支持されてい
る。この旋回ピン63aの下部には旋回アーム63が取
り付けられており、旋回アーム63の先端部に水平移動
ベース64が固着されている。そして、この水平移動ベ
ース64に水平方向にガイドレール64a,64bが取
着されており、このガイドレール64a,64bには水
平方向に移動自在に水平移動テーブル65が支承されて
いる。水平移動ベース64には水平移動モータ73が取
着されており、この水平移動モータ73によって図示し
ないボールネジ及びナット等の駆動伝達手段を介して水
平移動テーブル65を水平移動するようになっている。
【0004】また、水平移動テーブル65には円弧形状
をした円弧状ベース66が取着されており、この円弧状
ベース66に円弧状にガイドレール66a,66bが布
設されている。そして、このガイドレール66a,66
bに傾斜動テーブル67が支承されており、この傾斜動
テーブル67に取着されたホルダー35によってプラズ
マトーチ31がクランプされて支持されている。また、
円弧状ベース66の円弧状側面に沿ってラック68aが
取り付けられており、また傾斜動テーブル67の取着さ
れた傾斜動モータ69の出力軸にピニオン68bが取り
付けられている。そして、このラック68aとピニオン
68bは係合しており、傾斜動モータ69の回動駆動に
よって傾斜動テーブル67を円弧状ベース66の沿って
移動させ、プラズマトーチ31を所定角度に傾斜させる
ことができる。
【0005】前記支持部材61には旋回モータ71が取
り付けられており、前記旋回アーム63はこの旋回アー
ム71によって図示しないギア列等の駆動伝達手段を介
して旋回駆動されるようになっている。さらに、この支
持部材61の上部には、旋回ピン63aの軸心線上にス
リップリング72が配設されていて、前記水平移動モー
タ73及び傾斜動モータ69の駆動用の動力信号や位置
信号がこのスリップリング72を介して本体側の制御装
置(図示せず)に接続されている。
【0006】このような構成において、板厚Tの鋼材K
を開先切断するときは、所望の開先角度αに合うよう
に、傾斜動モータ69によりプラズマトーチ31を傾斜
させると共に、所望の開先長さSを得るために水平移動
モータ73により移動させ、この状態で本体アームの前
記直交3軸を同時制御してプラズマトーチ31を所定の
切断方向へ移動させる。さらに、例えばコーナー部等の
ように切断方向を変更する場合には、旋回モータ71に
より旋回させながら、水平移動モータ73と本体アーム
の前記直交3軸との同時制御を行うことにより可能であ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のトーチ支持装置においては、以下に示すよ
うな問題が生じている。 1)プラズマトーチ31を傾斜させる手段以外に、開先長
さを確保するための水平移動モータ73が必要であり、
また、プラズマトーチ31を旋回させる動力信号や位置
信号を送受信するためにスリップリング72が必要とな
っている。この結果、支持部材61に取り付けられてい
る上記のプラズマトーチ31の傾斜及び旋回のためのト
ーチ支持部が大型化している。したがって、プラズマ切
断機全体が大型化し、またコスト高になっている。 2)さらに、旋回アーム63に装着されている部品及び部
材は重量が非常に重くなっているので、旋回モータ71
の負荷が重くなると共に、慣性モーメントも大きくなっ
ている。このために、切断方向を変更するときの制御性
を向上するために旋回性能を向上し、かつ、小型化及び
軽量化を行う際に大きな問題となっている。
【0008】本発明は、上記の問題点に着目してなされ
たものであり、トーチ支持部を小型化でき、開先切断に
好適なプラズマ切断機を提供することを目的としてい
る。
【0009】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】上記の目
的を達成するために、請求項1に記載の発明は、定盤2
の上面と平行なX軸方向に移動自在な台車3a,3b
と、この台車3a,3bの上部に設けられ、定盤2の上
面と平行で、かつ、X軸方向と垂直なY軸方向に移動自
在なY軸台車5と、このY軸台車5に設けられ、X軸方
向とY軸方向とに垂直なZ軸方向に移動自在なトーチ支
持部を備え、このトーチ支持部に支持されたプラズマト
ーチ31を傾斜させながら前記X軸、Y軸及びZ軸の直
交3軸の内の少なくともいずれかの方向に移動させて定
盤2上の鋼材Kの開先切断を行うプラズマ切断機におい
て、前記トーチ支持部に取着され、X軸方向と平行な第
1回動軸11を回動自在に支持すると共に、この第1回
動軸11を回動させる第1回動手段15を有する第1回
動装置10と、この第1回動装置10の前記第1回動軸
11に取着され、Y軸方向と平行な第2回動軸21を回
動自在に支持すると共に、この第2回動軸21を回動さ
せる第2回動手段25を有する第2回動装置20と、こ
の第2回動装置20の前記第2回動軸21に取着され、
プラズマトーチ31のZ軸方向の軸心がこの第2回動軸
21と直交するように支持するトーチホルダ30と、開
先切断軌跡に沿って開先切断する時、プラズマトーチ3
1の軸心線がこの開先切断軌跡上を通って移動するよう
に、第1回動軸11及び第2回動軸21の回りのプラズ
マトーチ31の回動に伴って、前記X軸、Y軸及びZ軸
の方向のプラズマトーチ31の移動を同時制御する制御
器40とを備えた構成としている。
【0010】請求項1に記載の発明によると、プラズマ
トーチをX軸方向に平行な第1回動軸回りに回動すると
YZ面内で回動するので、プラズマトーチの先端部がY
軸方向とZ軸方向に移動し、また、第2回動軸回りに回
動すると主にXZ面内で回動するので、プラズマトーチ
の先端部がX軸方向とZ軸方向に移動する。したがっ
て、開先切断時に開先角度に適合させてプラズマトーチ
を回動するとき、プラズマトーチの軸心線が所定の開先
切断軌跡上を移動するように、プラズマトーチの先端部
の上記ずれをX軸、Y軸及びZ軸の方向の移動を同時制
御して補正している。これによって、連続的に滑らかに
開先切断を行うことができる。また、プラズマトーチを
旋回させることなく、直交する2つの回動軸によって所
定の開先角度に容易に制御可能となると共に、本体側の
直交する3軸方向の移動の同時制御によって所定の開先
寸法及び開先長さの開先を切断できる。この結果、プラ
ズマトーチの支持部の小型化が可能となる。
【0011】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
プラズマ切断機において、前記プラズマトーチ31の軸
心を、前記第1回動軸11をはさんで前記第2回動装置
20の第2回動手段25と反対側に位置させている。
【0012】請求項2に記載の発明によると、第1回動
軸11回りのプラズマトーチのモーメントと第2回動手
段(例えば、U軸モータ等)近傍のモーメントと略等し
くなるように、プラズマトーチの軸心位置を第1回動軸
11の軸心位置から偏心させている。これによって、第
1回動装置10の第1回動手段15(例えば、V軸モー
タ等)の負荷が軽くなるので駆動トルクが小さくて済
み、また、負荷の慣性モーメントも小さくなり加減速時
の制御性を向上できる。
【0013】請求項3に記載の発明は、請求項1記載の
プラズマ切断機において、板厚T、開先寸法S、開先切
断中のプラズマトーチ進行方向データ、プラズマトーチ
進行方向の開先長さM2 ,M3 ,M4 、及び、表開先又
は裏開先の種別等の開先条件を入力する開先条件設定手
段45を設け、前記制御器40は、この開先条件設定手
段45から入力した開先条件に基づいて、プラズマトー
チ31の軸心線がこの開先条件に適合する軌跡を通って
移動するように、前記X軸、Y軸、Z軸、第1回動軸1
1及び第2回動軸21の各方向の駆動を同時制御する指
令を演算して出力するようにしている。
【0014】請求項3に記載の発明によると、開先条件
データに適合するように、プラズマトーチの軸心線の移
動軌跡を制御器が自動的に演算し、この演算された移動
軌跡に基づいて各軸の同時制御指令を演算して出力す
る。したがって、開先切断を自動的に容易に行うことが
可能となる。
【0015】請求項4に記載の発明は、請求項3記載の
プラズマ切断機において、前記制御器40は、プラズマ
トーチ31の軸心線が所望の開先切断軌跡の範囲から外
側に行き過ぎないように、前記各軸の方向の同時制御指
令を演算するようにしている。
【0016】請求項4に記載の発明によると、特にコー
ナー部での開先切断時に、プラズマトーチの軸心線が開
先切断軌跡の範囲外に行き過ぎないので、切断軌跡の外
側における鋼材の無駄な切断が無くなる。したがって、
鋼材から切り出される製品、すなわち、本開先切断によ
り切断されるワークの数を多くすることができるので、
生産性及び生産コストを向上できる。
【0017】請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の
いずれか1つに記載のプラズマ切断機において、前記Y
軸台車5の上部に、上面と略平行な面内に揺動自在に支
持された第1の支持部材51と、この第1の支持部材5
1の上部に垂直面内で回動自在に支持された第1のロー
ラ52と、前記第1の支持部材51の下部に一端が固着
された揺動アーム53と、この揺動アーム53の他端側
に、Y軸台車5の上面と略平行な面内に揺動自在に支持
された第2の支持部材54と、この第2の支持部材54
の上部に垂直面内で回動自在に支持された第2のローラ
55と、第1のローラ52及び第2のローラ55を経由
して前記プラズマトーチ31に接続されるトーチケーブ
ル56と、前記第1のローラ52をはさんでプラズマト
ーチ31と反対側のトーチケーブル56に所定の張力を
発生させるオモリ57とを備えた構成としている。
【0018】請求項5に記載の発明によると、プラズマ
トーチの第1回動軸回りの回動及び第2回動軸回りの回
動によりトーチケーブルが水平面内で大きく前後及び左
右に振れるが、この振れに伴って、揺動アームが左右に
揺動すると共に、2つのローラ及びオモリによりケーブ
ルが前後方向に送り出されたり巻き戻しされたりする。
したがって、プラズマトーチ近傍でのトーチケーブル処
理が非常に楽に、そして確実に行える。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら実施形
態を説明する。図1は、本発明に係わるプラズマ切断機
の斜視図を示している。プラズマ切断機1の定盤2の左
右には、X軸方向に沿ってガイドレール2a,2bが布
設され、このガイドレール2a,2b上に移動自在にそ
れぞれ台車3a,3bが配設されている。左右の台車3
a,3bの上にはX軸方向に垂直なY軸方向に沿って水
平アーム4が搭載されており、この水平アーム4の上部
にY軸方向に2本のガイドレール4a,4bが布設され
ている。そして、ガイドレール4a,4b上には、Y軸
方向に沿って移動自在にY軸台車5が設けられている。
これらの水平アーム4及びY軸台車5は、それぞれサー
ボモータ等からなる図示しないX軸駆動手段及びY軸駆
動手段により駆動されるようになっている。
【0020】Y軸台車5のX軸方向の端部には下方に延
びて設けられた垂直アーム5aが固設されており、この
垂直アーム5aのY軸方向に平行な側面には上下方向の
Z軸方向に沿って布設されたガイドレール6a,6bを
介してトーチ支持部がZ軸方向に移動自在に支承されて
いる。本発明に係わるプラズマ切断機においては、この
トーチ支持部は第1回動装置10と、第2回動装置20
と、トーチホルダ30とからなっている。
【0021】第1回動装置10は、X軸方向の軸心を有
する第1回動軸11を中心に回動自在に第2回動装置2
0を支持している。また、第2回動装置20は、第1回
動軸11の軸心に直交する方向の軸心を有する第2回動
軸21を中心に回動自在にトーチホルダ30を支持して
いる。そして、このトーチホルダ30によりプラズマト
ーチ31が、第1回動軸11及び第2回動軸21の各軸
心に直交する方向にクランプされている。
【0022】また、Y軸台車5の上部には、トーチケー
ブル56をプラズマトーチ31に接続するためのケーブ
ル支持手段50が配設されている。このケーブル支持手
段50は、Y軸台車5の上部に水平面内に揺動自在に配
設され、かつ、垂直面内に回動自在に支持された第1の
ローラ52と、同じく水平面内に揺動自在に配設され、
かつ、垂直面内に回動自在に支持された第2のローラ5
5とを備えている。そして、トーチケーブル56は第1
のローラ52と第2のローラ55とを経由してプラズマ
トーチ31に接続されている。また、第1のローラ52
をはさんでプラズマトーチ31と反対側のトーチケーブ
ル56の所定位置にはオモリ58が接続されており、こ
のオモリ58によってトーチケーブル56に所定の張力
が発生している。
【0023】図2及び図3は、それぞれ第1回動装置1
0及び第2回動装置20の詳細を表す平面図及び正面図
を示している。以下、同図に基づいて説明する。第1回
動装置10は、X軸方向に互いに離間している1組のボ
ックス12a,12b、及び両ボックス12a,12b
を連結する連結部材12cを備えている。ボックス12
aの基端側の面12a1は第1回動装置10のベース10
aに取着されており、このベース10aはガイドレール
6a,6bを介して垂直アーム5aにZ軸方向に移動自
在に支承されている。また、このベース10aには例え
ばサーボモータ等からなるZ軸駆動手段8が取着されて
おり、このZ軸駆動手段8の出力軸8aにはピニオン7
bが取り付けられている。そして、垂直アーム5a側に
はこのピニオン7bと係合するようにラック7aがZ軸
方向に取着されており、Z軸駆動手段8を作動させるこ
とによりベース10aがZ軸方向に移動するようになっ
ている。
【0024】また、ボックス12aの面12a1に対向す
る面12a2、及びこの面12a2に対向するボックス12
bの面12b1には、それぞれ軸受け13a,13bが取
り付けられている。ボックス12aとボックス12bと
の間には第2回動装置20の矩形フレーム22が配設さ
れており、前記面12a2に対向するこの矩形フレーム2
2の面22a1には第1回動軸11aが、また、前記面1
2b1に対向するこの矩形フレーム22の面22a2(つま
り、面22a1の対面)には第1回動軸11bが、それぞ
れX軸方向に平行に、かつ、同一軸線上に取り付けられ
ている。そして、これらの第1回動軸11a,11bは
それぞれ前記軸受け13a,13bによって回動自在に
支持されている。なお、前記第1回動軸11は、この第
1回動軸11a,11bからなっている。
【0025】また、第1回動軸11bの矩形フレーム2
2と反対側の端部はボックス12bの内部に突出してお
り、この突出した端部にはかさ歯車14aが取り付けら
れている。ボックス12bの前記面12b1と直交する面
12b2に例えばサーボモータ等からなる第1回動手段1
5が取着されており、この第1回動手段15の出力軸1
5aにはかさ歯車14bが上記かさ歯車14aに噛み合
うように取り付けられている。そして、第1回動手段1
5を駆動することにより、かさ歯車14b及びかさ歯車
14aを介して、矩形フレーム22が第1回動軸11
a,11bを中心に回動されるようになっている。
【0026】また、矩形フレーム22の他の対向する2
面、すなわち、面22b1,22b2には軸受け23a,2
3bが取り付けられている。矩形フレーム22の内側に
はトーチホルダ30が設けられており、このトーチホル
ダ30の前記面22b1に対向する端面に第2回動軸21
aが、また、トーチホルダ30の前記面22b2に対向す
る端面に第2回動軸21bが、それぞれ第1回動軸11
a,11bの軸心に垂直に、すなわちY軸方向と平行に
取り付けられている。そして、第2回動軸21a,21
bはそれぞれ軸受け23a,23bによって回動自在に
支持されている。なお、前記第2回動軸21は第2回動
軸21a,21bからなっている。
【0027】第2回動軸21bのトーチホルダ30と反
対側の端部はボックス26の内部に突出しており、この
突出した端部にはかさ歯車24aが取り付けられてい
る。矩形フレーム22の前記面22b2(つまり、ボック
ス26の面26a1)と直交する面26a2に例えばサーボ
モータ等からなる第2回動手段25が取着されており、
この第2回動手段25の出力軸25aにはかさ歯車24
bが上記かさ歯車24aに噛み合うように取り付けられ
ている。そして、第2回動手段25を駆動することによ
り、かさ歯車24b及びかさ歯車24aを介して、トー
チホルダ30が第2回動軸21a,21bを中心に回動
されるようになっている。
【0028】トーチホルダ30は、本実施形態において
は平面視で略矩形形状をしており、中央部にプラズマト
ーチ31をクランプする円孔32を有する中空支持部材
33が設けられている。この円孔32の中心軸はZ軸方
向を向いており、第2回動軸21a,21bに直交して
いる。また、円孔32の中心軸と第2回動軸21a,2
1bとの交点Aは、第1回動軸11a,11bの軸心線
Fを中心にして第2回動手段25の反対側に所定距離ε
オフセットした点に位置している。ここで、この所定距
離εは、前記軸心線Fよりプラズマトーチ31側に位置
する矩形フレーム22、トーチホルダ30及びプラズマ
トーチ31等の軸心線F回りのモーメントと、軸心線F
より第2回動手段25側に位置する矩形フレーム22、
ボックス26及び第2回動手段25等の軸心線F回りの
モーメントとが略吊り合うように設定される。なお本実
施形態では、X軸方向からプラズマトーチ31を見て、
第1回動軸11a,11bの軸心線Fを中心にして、右
側に第2回動手段25が、左側に前記交点Aが配置され
ているが、本発明はこの配置に限定されない。
【0029】図4及び図5は、それぞれケーブル支持手
段50の平面図、及び図4のG視図を表しており、以下
同図に基づいてケーブル支持手段50を詳述する。Y軸
台車5の上面のプラズマトーチ31と反対側の端部に
は、第1の支持部材51の下部がベアリング57aを介
して水平面内で回動自在に取着されており、この第1の
支持部材51の上部には第1のローラ52が鉛直面内で
回動自在に取着されている。また、第1の支持部材51
の下部には揺動アーム53の一端が固着されており、こ
の揺動アーム53の他端側の上面にベアリングリング5
7bを介して水平面内で回動自在に第2の支持部材54
が取着されている。さらに、この第2の支持部材54の
上部には、第2のローラ55が鉛直面内で回動自在に取
着されている。揺動アーム53の長さは第2のローラ5
5がプラズマトーチ31の上方近傍に位置するような長
さになっており、これによって、第2のローラ55が揺
動アーム53を介してベアリングリング57aの回動中
心の回りに揺動自在となっている。
【0030】そして、トーチケーブル56は、第1及び
第2のローラ52,55を経由してプラズマトーチ31
に接続されている。したがって、プラズマトーチ31が
第1回動軸11a,11b及び第2回動軸21a,21
bの回りにどの様に回動して傾斜しても、上記揺動アー
ム53の揺動及び第1及び第2のローラ52,55のベ
アリングリング57a,57bの回りの回動によって、
トーチケーブル56がプラズマトーチ31の姿勢に容易
に追従する。また、第1のローラ52をはさんでプラズ
マトーチ31側と反対のトーチケーブル56にはオモリ
58により所定の張力がかかっているので、トーチケー
ブル56がプラズマトーチ31の近傍で撓んでしまうよ
うなことが無くなる。この結果、プラズマトーチ31へ
のトーチケーブル56の接続、配線処理等が容易とな
る。
【0031】図6は本発明に係わるプラズマ切断機の制
御構成ブロック図を示している。ここでは、プラズマト
ーチ31を各軸方向に移動させる各軸駆動手段がサーボ
モータからなる例を示している。また、第1回動軸11
a,11b回りの回動をV軸と表し、第2回動軸21
a,21b回りの回動をU軸と表す。制御器40からの
各軸の速度指令は、それぞれX軸アンプ41X、Y軸ア
ンプ41Y、Z軸アンプ41Z、V軸アンプ41V、U
軸アンプ41Uに入力される。また、各軸モータ、すな
わち、X軸モータ42X、Y軸モータ42Y、Z軸モー
タ8、V軸モータ15、U軸モータ25には、それぞれ
各軸の移動速度を検出する速度センサ、X軸速度センサ
43X、Y軸速度センサ43Y、Z軸速度センサ43
Z、V軸速度センサ43V及びU軸速度センサ43U
と、各軸の移動位置を検出する位置センサ、X軸位置セ
ンサ44X、Y軸位置センサ44Y、Z軸位置センサ4
4Z、V軸位置センサ44V及びU軸位置センサ44U
とが備えられている。そして、各軸の速度センサの速度
信号は対応する各軸アンプに入力されており、各軸の位
置センサの位置信号は制御器40に入力されている。各
軸アンプは、制御器40からの前記速度指令と各軸速度
センサからの速度信号との差が小さくなるように、各軸
モータの駆動電流を制御する。
【0032】また、プラズマ電源46はプラズマトーチ
31に印加するプラズマ電圧及びそのプラズマ電流を制
御するものであり、制御器40からの制御指令に基づい
て出力電圧及び電流を制御している。
【0033】一方、鋼材から図面に基づいて所望の溶接
部材を切断して切り出すと共に、この溶接部材の所定位
置に所定形状の開先を作成するために、この図面に基づ
いた溶接部材の板厚、切断外形寸法、開先位置、開先寸
法、開先長さ及び開先角度等の各設定データが開先条件
設定手段45によって予め制御器40に設定される。こ
の開先条件設定手段45は、上記の各設定データを入力
するための、例えばキーボード等の操作キーにより構成
される。なお、開先条件設定手段45は、外部の他の制
御装置からデータ通信により上記各設定データを入力す
るようにしてもよい。
【0034】制御器40は、例えばマイクロコンピュー
タ等のコンピュータ装置を主体に構成されている。制御
器40は、開先条件設定手段45から入力した各設定デ
ータに基づいて、開先切断に関するプラズマトーチ制御
を実行するための所定の制御データ及び移動軌跡を演算
して作成し、この演算した制御データ及び移動軌跡デー
タを内蔵のメモリ40aに記憶する。そして、プラズマ
切断の実行時には、この制御データ及び移動軌跡データ
に基づいて、プラズマトーチ31の各軸方向の移動制御
及びプラズマ電源の制御が行われる。
【0035】さて、制御器40においては、プラズマ切
断時にプラズマトーチ31の先端部が所定の軌跡に沿っ
て滑らかに連続的に移動するように、かつ、プラズマト
ーチ31の傾斜角度が所定の開先角度となるように、そ
して、プラズマトーチ31の先端部と鋼材Kとの距離が
プラズマ切断に好適な条件を満たすように、各軸の移動
量が演算される。ここで、V軸モータ15又はU軸モー
タ25を回動させてプラズマトーチ31を傾斜させたと
きでも、プラズマトーチ31の先端部が所定軌跡に沿っ
て滑らかに連続的に移動するように、傾斜による先端部
のずれ、すなわち、傾斜後の先端位置と傾斜前の先端位
置とのずれを補正する必要がある。この補正するずれ量
は、本実施形態において以下のようにして求められてい
る。
【0036】図7は、第1回動軸11a,11b回りの
V軸回動における補正量の説明図を示す。同図は、第1
回動軸11a,11bの軸心線Fの方向からプラズマト
ーチ31を見た模式図である。ここで、軸心線Fからプ
ラズマトーチ31の軸心までの距離をε、軸心線Fから
プラズマトーチ31の先端までの距離をLとする。ま
た、プラズマトーチ31が鉛直方向を向いた状態から所
定角度θv だけ軸心線F回りに傾斜した場合の、プラズ
マトーチ31の先端のY軸方向及びZ軸方向の各ずれ量
をそれぞれΔY,ΔZで表す。このとき、各ずれ量Δ
Y,ΔZは、次式により表される。
【数1】ΔY=(εCOS θv +LSIN θv )−ε
【数2】ΔZ=L+εSIN θv −LCOS θv
【0037】また、第2回動軸21a,21b回りのU
軸回動における上記補正量の式は、この数式1及び数式
2において、角度θv をU軸の角度θu に置換し、ε=
0に設定し、さらに、ΔYをΔXに置換することにより
容易に得られる。
【数3】ΔX=+LSIN θu
【数4】ΔZ=L(1−COS θu )
【0038】したがって、プラズマトーチ31をV軸に
より角度θv の位置に回動させたときは上記の数式1及
び数式2に基づく距離だけ逆方向にプラズマトーチ31
の先端部が移動するように、あるいは、U軸により角度
θu の位置に回動させたときは数式3及び数式4に基づ
く距離だけ逆方向にプラズマトーチ31の先端部が移動
するように、X軸、Y軸及びZ軸の各方向にプラズマト
ーチ31を移動させる。これによって、先端部が所定の
軌跡を連続的に描くことができる。なお、実際の制御で
は、V軸及びU軸を所定角度ずつ移動させたときのプラ
ズマトーチ31の先端部のずれ量を演算し、このずれ量
を補正するように順次X軸、Y軸及びZ軸の同時制御に
より補間して行く。
【0039】以上のような構成において、具体的な開先
切断時の制御手順を、図8に基づいて説明する。同図に
おいて、板厚Tの鋼材Kは、切断開始位置Ps から直線
PsP1 に沿って鋼材上面に垂直に距離M1 だけ切断さ
れ、次に、点P0 から点Q0まで開先寸法S及び開先長
さM2 の開先が切断され、この後開先切断を終了して点
Q1から再び直線Ps P1 と同じ方向に沿って切断され
るものとする。また、これらの開先条件データは、予め
開先条件設定手段45により設定されているものとす
る。
【0040】制御器40は、まず、プラズマトーチ31
を切断開始位置Ps から点P1 に向かってX軸方向とY
軸方向との同時制御による直線補間によって移動させ
る。このとき、プラズマトーチ31が鋼材Kの上面に対
して垂直になるように、U軸及びV軸の回動角度は0度
とする。なお、この移動時の方向は、X軸方向に対して
tan -1(y/x)の角度となっている。ここで、x及び
yは、直線補間移動時のX軸方向移動距離、及びこのX
軸方向移動距離に対応するY軸方向移動距離を表してい
る。そして、距離M1 だけ移動した後、この直線方向に
直交する方向、つまり、〔tan -1(y/x)+90°〕
の方向にプラズマトーチ31を開先角度αに相当する角
度だけ傾斜させる。この開先角度は、板厚Tと開先寸法
Sとから、数式「α=tan -1(S/T)」により演算さ
れる。
【0041】この場合、開先として表開先を切断すると
すると、プラズマトーチ31の軸心の延長線が、直線P
1 Q1 を通り、かつ、鋼材Kの上面に垂直な面と、鋼材
Kの裏面とが交わる直線P2 Q2 を通るように、U軸及
びV軸を回動する共に、X軸、Y軸及びZ軸を同時制御
して移動させる。そして、プラズマトーチ31の軸心線
が上記開先角度αだけ傾斜したら、再び、直線補間で直
線P2 Q2 方向に距離M2 だけ移動させる。次に、U
軸、V軸、X軸、Y軸及びZ軸の各軸移動を同時に制御
して、プラズマトーチ31の傾斜角度を元に(鋼材Kの
上面に垂直に)戻した後に、直線PS P1 と同じ方向に
点Q1 から移動させる。
【0042】このようにして、U軸、V軸、X軸、Y軸
及びZ軸の同時5軸制御により、直線部の開先切断が可
能となる。なお、上記表開先の場合と同様に、裏開先の
場合も開先切断が上記同時5軸制御により容易に可能で
ある。すなわち、裏開先のときは、表開先の場合と反対
側に(上記の例では、〔tan -1(y/x)−90°〕の
方向に)プラズマトーチ31を傾斜させると共に、プラ
ズマトーチ31の軸心が開先部の直線P1 Q1 上を通る
ようにすればよい。
【0043】次に、図9に基づいて、鋼材Kのコーナー
部の開先切断時のトーチ制御を説明する。いま、同図に
示すように、板厚Tの鋼材Kのコーナー部の2つの辺を
それぞれ開先寸法S1 及び開先長さM3 、開先寸法S2
及び開先長さM4 で開先切断するものとする。制御器4
0は、切断開始位置Ps から点P3 までプラズマトーチ
31を鋼材Kの上面に垂直にして直線補間移動させる。
このときの移動方向は、X軸方向に対してtan -1(y0
/x0 )の方向とする。ただし、x0 及びy0 は、この
直線補間移動時のX軸方向移動距離、及びこのX軸方向
移動距離に対応するY軸方向移動距離を表している。つ
ぎに、点P3 においてプラズマトーチ31を、この直線
Ps P3 に垂直方向に、かつ、表開先となるように傾斜
させる。このとき、プラズマトーチ31の軸心線が、直
線Ps P3 (つまり、直線P3 Q3 )を通って鋼材Kに
垂直な面と鋼材Kの裏面とが交わる直線P4 Q4 上を通
るように、U軸、V軸、X軸、Y軸及びZ軸の同時5軸
制御が行われる。と同時に、プラズマトーチ31の軸心
線が、開先寸法がS1 となる点P5 に向かう直線P3 P
5 に沿って移動しながら、プラズマトーチ31の先端部
と鋼材表面との距離が所定距離を保つように、上記各軸
は制御される。そして、数式「α=tan -1(S1 /
T)」で表される開先角度α1 となったら、上記軸心線
が直線P4 Q4 上を移動するようにX軸方向とY軸方向
の同時制御による直線補間移動を行い、距離M3 の開先
切断を行う。このときの移動方向は、直線Ps P3 と同
じ「tan -1(y0 /x0 )」の方向とする。
【0044】この後、制御器40は、プラズマトーチ3
1の軸心がQ4 に達したら、この軸心が点Q4 を通り、
かつ、直線Q5 Q6 に沿って移動するように、各軸を同
時制御する。さらに、この軸心が点Q3 に達したら、点
Q4 を通り、かつ、直線Q3Q6 に沿って移動するよう
に各軸を同時制御し、直線Q3 P6 に垂直方向にプラズ
マトーチ31を傾斜させる。そして、軸心線が開先寸法
がS2 となる点Q6 に達して、数式「α=tan -1(S2
/T)」で表される開先角度α2 となったら、軸心線が
直線Q6 P8 (又は、直線Q4 P7 )上を移動するよう
にX軸方向とY軸方向の同時制御による直線補間移動を
行い、距離M4 の開先切断を行う。ここで、点P7 は、
直線Q3 P6 を通って鋼材Kに垂直な面と鋼材Kの裏面
との交線上の点で、点P6 に対応する点であり、また点
P8 は、軸心線がP7 に達したときの軸心線と鋼材上面
との交点とする。また、このときの移動方向は、直線Q
3P6 (又は、直線Q4 P7 )と同じ「tan -1(y1 /
x1 )」(ただし、x1 及びy1 は、この直線補間移動
時のX軸方向移動距離、及びこのX軸方向移動距離に対
応するY軸方向移動距離を表している。)の方向とす
る。そして、軸心線が点P7 に達したら、開先角度αを
元に(つまり、プラズマトーチ31が鋼材上面に垂直
に)戻すように、プラズマトーチ31をP8 P7 に沿っ
て移動させ、この後、点P6 から直線Q3 P6 と同じ方
向に直線補間により移動させる。
【0045】このようにして、コーナー部においても、
U軸、V軸、X軸、Y軸及びZ軸の同時5軸制御によっ
て開先切断が可能となる。このとき、プラズマトーチ3
1の軸心線の移動目標位置は、常に鋼材Kの切断面R1
,R2 (図9参照)等に囲まれた開先切断軌跡の範囲
内にあるので、コーナー部を切断する際に行き過ぎによ
る鋼材Kの無駄な切断が無くなる。したがって、鋼材K
から切り出される製品、すなわち、本開先切断により切
断されるワークの数を多くすることが可能となり、生産
性及び生産コストを向上できる。また、例えば図10に
示すように、コーナー部の開先切断時、プラズマトーチ
31の軸心線が点Q7 を通り、かつ、このときの開先角
度を維持しながら、各軸を同時制御して開先角度の方向
を90°回転させ、滑らかな開先面を有するコーナー部
とした場合には、このコーナー部での同時制御の演算が
複雑になってコンピュータの演算処理時間が長くかかっ
てしまう。しかし、上記の本実施形態では、コーナー部
をはさむ2辺の直線補間のみによって制御しているの
で、制御演算処理が簡単で容易となる。
【0046】以上のようにして、互いに直交する2つの
回動軸の回りにプラズマトーチ31を回動させて所定の
開先角度に傾斜させることができ、また、本体側の直交
3軸を同時制御して所定の開先寸法を得ることができ
る。したがって、プラズマトーチ31の回動、水平移動
及び旋回に依らないとも、所望の開先切断ができるの
で、トーチ支持部の小型化が可能となる。また、開先条
件データを予め設定しておくと、この設定データに基づ
いてプラズマトーチ31の軸心線の移動軌跡が自動的に
演算され、この移動軌跡に沿って各軸の同時制御が行わ
れる。よって、開先切断の自動化が容易に行えるように
なる。また、プラズマトーチ31の軸心線と2つの回動
軸の内の第2回動軸21の軸心線との交点Aの位置が、
第1回動軸11を中心にして、第2回動手段25及びギ
ア等の取付位置と反対側にあるので、第1回動手段15
の負荷を軽減できると共に、第1回動軸11の回りの慣
性モーメントも小さくすることができる。これによっ
て、第1回動軸11の回りの回動(V軸)の制御性を向
上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるプラズマ切断機の斜視図を示
す。
【図2】第1回動装置及び第2回動装置の詳細を表す平
面図を示す。
【図3】第1回動装置及び第2回動装置の詳細を表す正
面図を示す。
【図4】ケーブル支持手段の平面図を示す。
【図5】図4のG視図を示す。
【図6】本発明に係わる制御構成ブロック図を示す。
【図7】第1回動軸回りの回動における補正量の説明図
を示す。
【図8】開先切断時の制御方法の説明図を示す。
【図9】コーナー部の開先切断時の制御方法の説明図を
示す。
【図10】コーナー部の開先面の他例を示す。
【図11】従来技術に係わるプラズマ切断機の正面図を
示す。
【図12】図11の側面図を示す。
【符号の説明】
1…プラズマ切断機、2…定盤、2a,2b…ガイドレ
ール、3a,3b…台車、4…水平アーム、4a,4b
…ガイドレール、5…Y軸台車、5a…垂直アーム、6
a,6b…ガイドレール、7a…ラック、7b…ピニオ
ン、8…Z軸駆動手段(Z軸モータ)、10…第1回動
装置、10a…ベース、11,11a,11b…第1回
動軸、12a,12b…ボックス、12c…連結部材、
12a1,12a2,12b1,12b2…面、13a,13b
…軸受け、14a,14b…かさ歯車、15…第1回動
手段(V軸モータ)、20…第2回動装置、21,21
a,21b…第2回動軸、22…矩形フレーム、22a
1,22a2,22b1,22b2…面、23a,23b…軸
受け、24a,24b…かさ歯車、25…第2回動手段
(U軸モータ)、26…ボックス、26a1,26a2…
面、30…トーチホルダ、31…プラズマトーチ、32
…円孔、33…中空支持部材、35…ホルダー、40…
制御器、41X…X軸アンプ、41Y…Y軸アンプ、4
1Z…Z軸アンプ、41V…V軸アンプ、41U…U軸
アンプ、42X…X軸モータ、43X…X軸速度セン
サ、44X…X軸位置センサ、45…開先条件設定手
段、46…プラズマ電源、50…ケーブル支持手段、5
1…第1の支持部材、52…第1のローラ、53…揺動
アーム、54…第2の支持部材、55…第2のローラ、
56…トーチケーブル、57a,57b…ベアリング、
58…オモリ、61…支持部材、62…ベアリング、6
3…旋回アーム、64…水平移動ベース、65…水平移
動テーブル、66…円弧状ベース、67…傾斜動テーブ
ル、68a…ラック、68b…ピニオン、69…傾斜動
モータ、71…旋回モータ、72…スリップリング、7
3…水平移動モータ、A…交点、F…第1回動軸の軸心
線、K…鋼材、ε…トーチ軸心と第1回動軸との距離。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定盤(2) の上面と平行なX軸方向に移動
    自在な台車(3a,3b)と、この台車(3a,3b) の上部に設け
    られ、定盤(2) の上面と平行で、かつ、X軸方向と垂直
    なY軸方向に移動自在なY軸台車(5) と、このY軸台車
    (5) に設けられ、X軸方向とY軸方向とに垂直なZ軸方
    向に移動自在なトーチ支持部を備え、このトーチ支持部
    に支持されたプラズマトーチ(31)を傾斜させながら前記
    X軸、Y軸及びZ軸の直交3軸の内の少なくともいずれ
    かの方向に移動させて定盤(2)上の鋼材Kの開先切断を
    行うプラズマ切断機において、 前記トーチ支持部に取着され、X軸方向と平行な第1回
    動軸(11)を回動自在に支持すると共に、この第1回動軸
    (11)を回動させる第1回動手段(15)を有する第1回動装
    置(10)と、 この第1回動装置(10)の前記第1回動軸(11)に取着さ
    れ、Y軸方向と平行な第2回動軸(21)を回動自在に支持
    すると共に、この第2回動軸(21)を回動させる第2回動
    手段(25)を有する第2回動装置(20)と、 この第2回動装置(20)の前記第2回動軸(21)に取着さ
    れ、プラズマトーチ(31)のZ軸方向の軸心がこの第2回
    動軸(21)と直交するように支持するトーチホルダ(30)
    と、 開先切断軌跡に沿って開先切断する時、プラズマトーチ
    (31)の軸心線がこの開先切断軌跡上を通って移動するよ
    うに、第1回動軸(11)及び第2回動軸(21)の回りのプラ
    ズマトーチ(31)の回動に伴って、前記X軸、Y軸及びZ
    軸の方向のプラズマトーチ(31)の移動を同時制御する制
    御器(40)とを備えたことを特徴とするプラズマ切断機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のプラズマ切断機におい
    て、 前記プラズマトーチ(31)の軸心を、前記第1回動軸(11)
    をはさんで前記第2回動装置(20)の第2回動手段(25)と
    反対側に位置させたことを特徴とするプラズマ切断機。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のプラズマ切断機におい
    て、 板厚(T) 、開先寸法(S) 、開先切断中のプラズマトーチ
    進行方向データ、プラズマトーチ進行方向の開先長さ(M
    2,M3,M4)、及び、表開先又は裏開先の種別等の開先条件
    を入力する開先条件設定手段(45)を設け、 前記制御器(40)は、この開先条件設定手段(45)から入力
    した開先条件に基づいて、プラズマトーチ(31)の軸心線
    がこの開先条件に適合する軌跡を通って移動するよう
    に、前記X軸、Y軸、Z軸、第1回動軸(11)及び第2回
    動軸(21)の各方向の駆動を同時制御する指令を演算して
    出力する備えたことを特徴とするプラズマ切断機。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のプラズマ切断機におい
    て、 前記制御器(40)は、プラズマトーチ(31)の軸心線が所望
    の開先切断軌跡の範囲から外側に行き過ぎないように、
    前記各軸の方向の同時制御指令を演算することを特徴と
    するプラズマ切断機。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1つに記載のプ
    ラズマ切断機において、 前記Y軸台車(5) の上部に、上面と略平行な面内に揺動
    自在に支持された第1の支持部材(51)と、 この第1の支持部材(51)の上部に垂直面内で回動自在に
    支持された第1のローラ(52)と、 前記第1の支持部材(51)の下部に一端が固着された揺動
    アーム(53)と、 この揺動アーム(53)の他端側に、Y軸台車(5) の上面と
    略平行な面内に揺動自在に支持された第2の支持部材(5
    4)と、 この第2の支持部材(54)の上部に垂直面内で回動自在に
    支持された第2のローラ(55)と、 第1のローラ(52)及び第2のローラ(55)を経由して前記
    プラズマトーチ(31)に接続されるトーチケーブル(56)
    と、 前記第1のローラ(52)をはさんでプラズマトーチ(31)と
    反対側のトーチケーブル(56)に所定の張力を発生させる
    オモリ(57)とを備えたことを特徴とするプラズマ切断
    機。
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