JPH10314932A - 金属接合品とその製造方法 - Google Patents

金属接合品とその製造方法

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JPH10314932A
JPH10314932A JP12915497A JP12915497A JPH10314932A JP H10314932 A JPH10314932 A JP H10314932A JP 12915497 A JP12915497 A JP 12915497A JP 12915497 A JP12915497 A JP 12915497A JP H10314932 A JPH10314932 A JP H10314932A
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metal pipe
flange
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Masao Uehara
正雄 植原
Masakazu Shiotsuki
正和 塩月
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】金属パイプ1の一端部2に隣接する端部隣
接部3を金属板4の嵌入孔5に内嵌させ、金属パイプ1
の一端部2にフランジ6を形成し、金属パイプ1のフラ
ンジ6と端部隣接部3とを嵌入孔5の周肉部7にロウ8
で接合した金属接合品を提供する。また、固定治具12
と回転治具16を用いた金属接合品の製造方法を提供す
る。 【効果】接合の範囲が広く、接合強度を高くできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属接合品とその
製造方法に関する。この発明で金属接合品とは、タンク
本体となる金属板に燃料導出パイプとなる金属パイプを
接合させた燃料タンク、アッパータンクとなる金属板に
給水パイプとなる金属パイプを接合させたラジエータ、
入力レバーとなる金属板に弁軸となる金属棒を接合させ
たスロットル弁やチョーク弁等の金属製品をいう。
【0002】
【従来の技術】金属接合品とその製造方法の従来技術と
して、燃料タンクとその製造方法がある。この燃料タン
クの接合部分の構成は次の通りである。図4(B)に示
すように、金属パイプ101の一端部102に連なる端
部隣接部103を金属板104の嵌入孔105に内嵌さ
せ、金属パイプ101を嵌入孔105の周肉部107に
融接してある。
【0003】接合部分の接合方法は次の通りである。図
4(A)に示すように、金属パイプ101を上下の固定
治具119・120で支持させ、金属パイプ101の下
端部102に隣接する端部隣接部103を金属板104
の嵌入孔105に内嵌させ、嵌入孔105の周肉部10
7の上方に溶接棒123を供給し、金属パイプ101と
嵌入孔105の周肉部107と溶接棒123とをガスト
ーチ124の火炎125で高温になるまで加熱し、金属
パイプ101を嵌入孔105の周肉部107に融接す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術には、次
の問題がある。金属パイプ101と嵌入孔105の周肉
部107とを高温になるまで加熱するので、加熱に時間
がかかり、これが製造時間を長びかせる要因になってい
る。また、金属パイプ101と嵌入孔105の周肉部1
07とが熱劣化によって強度低下を起こし易く、これが
金属接合品の耐久性を低下させる要因となっている。
【0005】金属パイプ101と嵌入孔105の周肉部
107とをガストーチ124の火炎125で高温になる
まで加熱するので、これらの一方または双方の表面に防
錆皮膜が形成されていると、これが焼失し、その焼失部
分に防錆の修復作業が必要となり、これが製造時間を長
びかせる要因となっている。
【0006】本発明は上記問題を解決する金属接合品と
その製造方法を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1発明から第5発明
は、いずれも金属接合品に関する発明である。第1発明
は、図1(E)または図2(E)に示すように、金属パ
イプ1の一端部2に隣接する端部隣接部3を金属板4の
嵌入孔5に内嵌させ、金属パイプ1の一端部2にフラン
ジ6を形成し、金属パイプ1のフランジ6と端部隣接部
3とを嵌入孔5の周肉部7にロウ8で接合したことを特
徴とする。
【0008】第2発明は、図1(E)に示すように、第
1発明において、隣合う金属パイプ1の端部隣接部3と
中間部9との境界に係止部10を設け、この係止部10
とフランジ6で嵌入孔5の周肉部7を挟み付けたことを
特徴とする。第3発明は、図1(E)または図2(E)
に示すように、第1発明または第2発明において、ロウ
8にハンダを用いたことを特徴とする。第4発明は、図
3(E)に示すように、第1発明から第3発明のいずれ
かにおいて、金属パイプ1に代えて、金属棒11を用い
たことを特徴とする。第5発明は、第1発明から第4発
明のいずれかにおいて、ロウ8に代えて、接着剤を用い
たことを特徴とする。
【0009】第6発明から第12発明は、いずれも金属
接合品の製造方法に関する発明である。第6発明は、図
1(A)・(B)または図2(A)・(B)に示すよう
に、金属パイプ1を上下方向に向かう姿勢で固定治具1
2に支持させ、金属パイプ1の上の一端部2に隣接する
端部隣接部3を金属板4の嵌入孔5に内嵌させ、嵌入孔
5の周肉部7の上面15にロウ8を載置し、金属パイプ
1の上の一端部2に回転治具16の下向きの押圧面17
を接当させ、図1(C)・(D)または図2(C)・
(D)に示すように、回転治具16を回転させながら下
降させることにより、回転治具16の押圧面17で金属
パイプ1の上の一端部2を押し広げてフランジ6を形成
しながら、その際に発生する摩擦熱でロウ8を熔融さ
せ、金属パイプ1のフランジ6と端部隣接部3とを嵌入
孔5の周肉部7にロウ8で接合することを特徴とする。
【0010】第7発明は、図1(A)・(B)に示すよ
うに、第6発明において、隣合う金属パイプ1の端部隣
接部3と中間部9との境界に係止部10を設け、嵌入孔
5の周肉部7を係止部10の上に載せ、図1(C)・
(D)に示すように、フランジ6の形成により、係止部
10とフランジ6とで嵌入孔5の周肉部7を挟みつける
ようにしたことを特徴とする。第8発明は、図1(A)
・(B)または図2(A)・(B)に示すように、第6
発明または第7発明のいずれかにおいて、金属パイプ1
の端部2に回転治具16の押圧面17を接当させる際、
回転治具16の押圧面17の中央部から垂設した突起1
8を金属パイプ1の上の一端部2に内嵌させることを特
徴とする。
【0011】第9発明は、図1または図2に示すよう
に、第6発明から第8発明のいずれかにおいて、ロウ8
にハンダを用いたことを特徴とする。第10発明は、図
2(A)・(B)に示すように、第6発明から第9発明
のいずれかにおいて、金属パイプ1の上の一端部2を予
めフランジ形に形成しておくことを特徴とする。第11
発明は、図3に示すように、第6発明から第10発明の
いずれかにおいて、金属パイプ1に代えて、金属棒11
を用いたことを特徴とする。第12発明は、第6発明か
ら第11発明のいずれかにおいて、ロウ8に代えて、熱
硬化性の接着剤を用いたことを特徴とする。
【0012】
【発明の作用及び効果】第1発明は、次の作用効果を奏
する。図1(E)または図2(E)に示すように、金属
パイプ1を嵌入孔5の周肉部7にロウ8で接合するの
で、加熱に時間がかからず、製造時間を短縮できる。ま
た、金属パイプ1と嵌入孔5の周肉部7とが高温になら
ず、これらの熱劣化による強度低下が起こりにくく、金
属接合品の耐久性を高めることができる。また、金属パ
イプ1と嵌入孔5の周肉部7の一方または双方に防錆皮
膜で形成されていても、その焼失が起こりにくく、その
修復作業を不要にでき、または軽減でき、製造時間を短
くできる。また、フランジ6と端部隣接部3とを嵌入孔
5の周肉部7に接合したので、接合の範囲が広く、接合
強度を高くできる。
【0013】第2発明は、第1発明の作用効果に加え、
次の作用効果を奏する。図1(E)に示すように、係止
部10とフランジ6との間に嵌入孔5の周肉部7を挟み
付けるので、接合強度をより高くできるとともに、接合
部分のシール性を高めることができる。
【0014】第3発明は、第1発明または第2発明の作
用効果に加え、次の作用効果を奏する。図1(E)また
は図2(E)に示すように、ロウ3に低融点のハンダを
用いるので、熔融に時間がかからず、製造時間を短くで
きる。また、金属パイプ1と嵌入孔5の周肉部7への熱
影響も小さくなり、これらの熱劣化による強度低下等も
一層抑制される。また、金属パイプ1と嵌入孔5の周肉
部7との隙間にハンダがスムーズに流れ込み、接合部分
のシール性が高まる。
【0015】第4発明は、図3(E)に示すように、第
1発明から第3発明のいずれかにおいて、金属パイプ1
に代えて金属棒11を用いるため、第1発明から第3発
明のいずれかと同じ作用効果を奏する。
【0016】第5発明は、第1発明から第4発明のいず
れかにおいて、ロウ8に代えて、接着剤を用いるため、
第1発明から第4発明のいずれかと同じ作用効果を奏す
る。
【0017】第6発明は、次の作用効果を奏する。図1
または図2に示すように、第1発明の金属接合品を製造
できるので、第1発明の作用効果を奏する。回転治具1
6でフランジ6を形成する際に発生する摩擦熱でロウ8
の熔融を行うので、フランジ6の形成処理とロウ8の熔
融処理とを同時に行うことができ、処理時間が短くて済
み、製造時間を短くできる。また、回転治具16でフラ
ンジ6を形成する際に発生する摩擦熱でロウ8の熔融を
行うので、ロウ8の加熱温度の調節を回転治具16の回
転速度の調節によって簡単に行うことができる。
【0018】第7発明は、第6発明の作用効果に加え、
次の作用効果を奏する。図1に示すように、第2発明の
金属接合品を製造できるので、第2発明の作用効果を奏
する。フランジ6の形成により、係止部10とフランジ
6とで嵌入孔5の周肉部7を挟み付けるので、専用の挟
み付け作業がいらず、作業時間を短く維持できる。
【0019】第8発明は、第6発明または第7発明のい
ずれかの作用効果に加え、次の作用効果を奏する。図1
または図2に示すように、回転治具16の押圧面17か
ら垂設した突起18を金属パイプ1の上の一端部2に内
嵌させるので、その上の一端部13が内向きに倒れ込む
おそれがなく、フランジ6の形成をスムーズに行うこと
ができる。
【0020】第9発明は、第6発明から第8発明のいず
れかの作用効果に加え、次の作用効果を奏する。図1ま
たは図2に示すように、第3発明の金属接合品を製造で
きるので、第3発明の作用効果を奏する。
【0021】第10発明は、第6発明から第9発明のい
ずれかの作用効果に加え、次の作用効果を奏する。図2
に示すように、金属パイプ1の上の一端部2を予めフラ
ンジ形に形成しておくので、フランジ6の形成に時間が
かからず、製造時間を短くできる。
【0022】第11発明は、図3に示すように、第6発
明から第10発明のいずれかにおいて、金属パイプ1に
代えて、金属棒11を用いるので、第6発明から第10
発明のいずれかと同じ作用効果を奏する。
【0023】第12発明は、第6発明から第11発明の
いずれかにおいて、ロウ8に代えて熱硬化性の接着剤を
用いるので、第6発明から第11発明のいずれかと同じ
作用効果を奏する。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。第1実施形態では、エンジンの燃料タン
クとその製造方法を取り扱う。図1は本発明の第1実施
形態に係る燃料タンクの接続部分とその接続方法を説明
する図である。燃料タンクの接合部分の構成は次の通り
である。図1(E)に示すように、燃料タンクの接合部
分は、タンク本体となる金属板4に燃料導出パイプとな
る金属パイプ1を接合して構成してある。すなわち、金
属パイプ1の一端部2に隣接する端部隣接部3を金属板
4の嵌入孔5に内嵌させ、金属パイプ1の一端部2にフ
ランジ6を形成し、金属パイプ1のフランジ6と端部隣
接部3とを嵌入孔5の周肉部7にロウ8で接合してあ
る。
【0025】このような構成によれば、金属パイプ1を
嵌入孔5の周肉部7にロウ8で接合するので、加熱に時
間がかからず、製造時間を短縮できる。また、金属パイ
プ1と嵌入孔5の周肉部7とが高温にならず、これらの
熱劣化による強度低下が起こりにくく、金属接合品の耐
久性を高めることができる。また、金属パイプ1と嵌入
孔5の周肉部7の一方または双方に防錆皮膜で形成され
ていても、その焼失が起こりにくく、その修復作業を不
要にでき、または低減でき、製造時間を短くできる。ま
た、フランジ6と端部隣接部3とを嵌入孔5の周肉部7
に接合したので、接合の範囲が広く、接合強度を高くで
きる。なお、金属板4には表面に防錆皮膜を形成した鉄
板を用い、金属パイプ1には継ぎ目なしの銅管を用いて
いる。
【0026】この実施形態では、隣合う金属パイプ1の
端部隣接部3と中間部9との境界に係止部10を設け、
この係止部10とフランジ6で嵌入孔5の周肉部7を挟
み付けてある。このため、接合強度をより高くできると
ともに、接合部分のシール性を高めることができる。
【0027】この実施形態では、ロウ8に低融点のハン
ダを用いている。このため、熔融に時間がかからず、製
造時間を短くできる。また、金属パイプ1と嵌入孔5の
周肉部7への熱影響も小さくなり、これらの熱劣化によ
る強度低下等も一層抑制される。金属パイプ1と嵌入孔
5の周肉部7との隙間にハンダがスムーズに流れ込み、
接合部分のシール性が高まる。
【0028】接合部分の接合方法は次の通りである。図
1(A)・(B)に示すように、金属パイプ1を上下方
向に向かう姿勢で固定治具12に支持させ、金属パイプ
1の上の一端部2に隣接する端部隣接部3を金属板4の
嵌入孔5に内嵌させ、嵌入孔5の周肉部7の上面15に
ロウ8を載置し、金属パイプ1の上の一端部2に回転治
具16の下向きの押圧面17を接当させる。
【0029】次に、図1(C)・(D)に示すように、
回転治具16を回転させながら下降させることにより、
回転治具16の押圧面17で金属パイプ1の上の一端部
2を押し広げてフランジ6を形成しながら、その際に発
生する摩擦熱でロウ8を熔融させ、金属パイプ1のフラ
ンジ6と端部隣接部3とを嵌入孔5の周肉部7にロウ8
で接合する。
【0030】この方法によれば、フランジ6の形成処理
とロウ8の熔融処理とを同時に行うことができ、処理時
間が短くて済み、製造時間を短くできる。また、ロウ8
の加熱温度の調節を回転治具16の回転速度の調節によ
って簡単に行うことができる。
【0031】この実施形態では、図1(A)・(B)に
示すように、隣合う金属パイプ1の端部隣接部3と中間
部9との境界に係止部10を設け、嵌入孔5の周肉部7
を係止部10の上に載せ、図1(C)・(D)に示すよ
うに、フランジ6の形成により、係止部10とフランジ
6とで嵌入孔5の周肉部7を挟み付けるようにしてあ
る。このようにすると、専用の挟み付け作業がいらず、
作業時間を短く維持できる。
【0032】この実施形態では、図1(A)・(B)に
示すように、金属パイプ1の上の一端部2に回転治具1
6の押圧面17を接当させる際、回転治具16の押圧面
17の中央部から垂設した突起18を金属パイプ1の上
の一端部2に内嵌させてある。このため、上の一端部1
3が内向きに倒れ込むおそれがなく、フランジ6の形成
をスムーズに行うことができる。
【0033】この実施形態では、ロウ8にリング状のハ
ンダを用いている。リング状のハンダは、金属パイプ1
の上の一端部2に外嵌して用いることができるため、位
置ずれがなく、金属パイプ1の全周にハンダが均一に行
き渡り、接合部分のシール性が高まる。
【0034】なお、固定治具12と回転治具16の構成
は次の通りである。図1(A)に示すように、固定治具
12はブロック形で、上が開口した有底の支持孔13を
備え、金属パイプ1を支持孔13に差し込むと、支持孔
13内で金属パイプ1が上下方向に向かう姿勢で支持さ
れる。図1(B)に示すように、金属パイプ1の上の一
端部2は、固定治具12の上面14よりも高い位置に突
き出る。嵌入孔5の周肉部7は固定治具12の上面14
に載置する。回転治具16は棒形で、下面に形成された
押圧面17の中央部から突起18を垂設してある。押圧
面17は上凸の円弧面で形成してある。固定治具12は
基台21に固定し、回転治具16はモータの回転治具に
取り付けて用いる。
【0035】図2に示す第2実施形態でも、エンジンの
燃料タンクとその製造方法を取り扱う。図2は本発明の
第2実施形態に係る燃料タンクの接合部分とその接合方
法を説明する図である。この燃料タンクの接合部分は、
図2(E)に示すように、金属パイプ1に係止部10を
備えていない。それ以外の構造は、第1実施形態の燃料
タンクの接続部分と同じである。図2中、第1実施形態
と同一の要素には同一の符号を付しておく。この接合部
分の接合方法は、第1実施形態の接合方法において、図
2(A)・(B)に示すように、金属パイプ1の上の一
端部2を予めフランジ形に形成しておく。このようにす
ると、フランジ6の形成に時間がかからず、製造時間を
短くできる。
【0036】図3に示す第3実施形態では、エンジンの
キャブレータに用いるスロットルバルブとその製造方法
を取り扱う。第1実施形態の接合部分は、図1(E)に
示すように、金属板4に金属パイプ1を接合して構成し
たが、この第3実施形態の接合部分は、図3(E)に示
すように、金属パイプ1に代えて、金属棒11を用いて
いる。この接合部分の接合方法は、第1実施形態の接合
部分の接合方法と同じである。図3中、第1実施形態と
同一の要素には同一の符号を付しておく。
【0037】本発明の各実施形態の内容は以上の通りで
あるが、本発明は上記各実施形態の内容に限定されるも
のではない。例えば、ロウ8に代えて、熱硬化性の接着
剤を用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る燃料タンクの接合部分とそ
の接合方法を説明する図で、図1(A)は接合方法の初
期工程の説明図、図1(B)は図1(A)の要部拡大
図、図1(C)は接合方法の中期工程の説明図、図1
(D)は接合方法の終期工程の説明図、図1(E)は接
合部分の拡大図である。
【図2】第2実施形態に係る燃料タンクの接合部分とそ
の接合方法を説明する図で、図2(A)〜図2(E)は
図1(A)〜図1(E)相当図である。
【図3】第3実施形態に係るスロットルバルブの接合部
分とその接合方法を説明する図で、図3(A)〜図3
(E)は図1(A)〜図1(E)相当図である。
【図4】従来技術に係る燃料タンクの接合部分とその接
合方法を説明する図で、図4(A)は接合方法の説明
図、図4(B)は接合部分の説明図である。
【符号の説明】
1…金属パイプ、2…一端部、3…端部隣接部、4…金
属板、5…嵌入孔、6…フランジ、7…周肉部、8…ロ
ウ、9…中間部、10…係止部、11…金属棒、12…
固定治具、16…回転治具、17…押圧面、18…突
起。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属パイプ(1)の一端部(2)に隣接する
    端部隣接部(3)を金属板(4)の嵌入孔(5)に内嵌させ、
    金属パイプ(1)の一端部(2)にフランジ(6)を形成し、
    金属パイプ(1)のフランジ(6)と端部隣接部(3)とを嵌
    入孔(5)の周肉部(7)にロウ(8)で接合したことを特徴
    とする金属接合品。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した金属接合品におい
    て、隣合う金属パイプ(1)の端部隣接部(3)と中間部
    (9)との境界に係止部(10)を設け、この係止部(10)
    とフランジ(6)とで嵌入孔(5)の周肉部(7)を挟み付け
    たことを特徴とする金属接合品。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載した金属
    接合品において、ロウ(8)にハンダを用いたことを特徴
    とする金属接合品。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3のいずれかに記載
    した金属接合品において、金属パイプ(1)に代えて、金
    属棒(11)を用いたことを特徴とする金属接合品。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4のいずれかに記載
    した金属接合品において、ロウ(8)に代えて、接着剤を
    用いたことを特徴とする金属接合品。
  6. 【請求項6】 金属パイプ(1)を上下方向に向かう姿勢
    で固定治具(12)に支持させ、金属パイプ(1)の上の一
    端部(2)に隣接する端部隣接部(3)を金属板(4)の嵌入
    孔(5)に内嵌させ、嵌入孔(5)の周肉部(7)の上面(1
    5)にロウ(8)を載置し、金属パイプ(1)の上の一端部
    (2)に回転治具(16)の下向きの押圧面(17)を接当さ
    せ、回転治具(16)を回転させながら下降させることに
    より、回転治具(16)の押圧面(17)で金属パイプ(1)
    の上の一端部(2)を押し広げてフランジ(6)を形成しな
    がら、その際に発生する摩擦熱でロウ(8)を熔融させ、
    金属パイプ(1)のフランジ(6)と端部隣接部(3)とを嵌
    入孔(5)の周肉部(7)にロウ(8)で接合すること特徴と
    する金属接合品の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載した金属接合品の製造方
    法において、隣合う金属パイプ(1)の端部隣接部(3)と
    中間部(9)との境界に係止部(10)を設け、嵌入孔(5)
    の周肉部(7)を係止部(10)の上に載せ、フランジ(6)
    の形成により、係止部(10)とフランジ(6)とで嵌入孔
    (5)の周肉部(7)を挟み付けることを特徴とする金属接
    合品の製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項6または請求項7に記載した金属
    接合品の製造方法において、金属パイプ(1)の上の一端
    部(2)に回転治具(16)の押圧面(17)を接当させる
    際、回転治具(16)の押圧面(17)の中央部から垂設し
    た突起(18)を金属パイプ(1)の上の一端部(2)に内嵌
    させることを特徴とする金属接合品の製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項6から請求項8のいずれかに記載
    した金属接合品の製造方法において、ロウ(8)にハンダ
    を用いたことを特徴とする金属接合品の製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項6から請求項9のいずれかに記
    載した金属接合品の製造方法において、金属パイプ(1)
    の上の一端部(2)を予めフランジ形に形成しておくこと
    を特徴とする金属接合品の製造方法。
  11. 【請求項11】 請求項6から請求項10のいずれかに
    記載した金属接合品の製造方法において、金属パイプ
    (1)に代えて、金属棒(11)を用いたことを特徴とする
    金属接合品の製造方法。
  12. 【請求項12】 請求項6から請求項11のいずれかに
    記載した金属接合品の製造方法において、ロウ(8)に代
    えて、熱硬化性の接着剤を用いたことを特徴とする金属
    接合品の製造方法。
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