JPH10314107A - 内視鏡の操作ハンドル - Google Patents

内視鏡の操作ハンドル

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JPH10314107A
JPH10314107A JP9131798A JP13179897A JPH10314107A JP H10314107 A JPH10314107 A JP H10314107A JP 9131798 A JP9131798 A JP 9131798A JP 13179897 A JP13179897 A JP 13179897A JP H10314107 A JPH10314107 A JP H10314107A
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JP
Japan
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finger
endoscope
bending
knob
operation handle
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JP9131798A
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Masahiro Takano
雅弘 高野
Takayuki Ogino
隆之 荻野
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Pentax Corp
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Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】洗浄液や汚物等が溜まるおそれのない衛生的な
内視鏡の操作ハンドルを提供すること。 【解決手段】内視鏡の操作部に設けられた操作ハンドル
20,40,60において、操作者の指を当てるための
指当て面20c,40c,60cの輪郭を形成する輪郭
壁の内側を、貫通孔20b,40b,60bによってく
り抜いた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、内視鏡の操作部
に設けられた操作ハンドルに関する。
【0002】
【従来の技術】内視鏡の操作部には、挿入部の先端付近
に形成された湾曲部を屈曲させるための湾曲操作ノブ
や、挿入部の先端において処置具類の突出方向を変化さ
せるための処置具起上操作レバー等、各種の操作ハンド
ルが設けられている。
【0003】図4及び図5はそのような従来の内視鏡の
操作ハンドルを示しており、90は操作部ケース、91
は、上下方向の湾曲操作を行うための上下方向湾曲操作
ノブ、92は、左右方向の湾曲操作を行うための左右方
向湾曲操作ノブ、93は、処置具起上操作レバーであ
る。
【0004】上下方向湾曲操作ノブ91は5か所に指当
て部91aが突設された輪状のノブ、左右方向湾曲操作
ノブ92は4か所に指当て部92aが突設された輪状の
ノブであり、処置具起上操作レバー93には、指当て部
93aが一か所だけ形成されている。
【0005】それら各ノブ91,92とレバー93は、
いずれもプラスチックモールドによって形成されている
が、モールド成型時に歪みが発生しないように、各指当
て部91a,92a,93aには、裏面側に凹み部91
b,92b,93bが形成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のように
指当て部91a,92a,93aの裏面側に凹み部91
b,92b,93bがあると、内視鏡使用後の洗浄時に
凹み部91b,92b,93b内に洗浄液等が溜まって
洗浄終了後まで残留したり、汚物等が溜まって不衛生的
になるおそれがある。
【0007】そこで本発明は、洗浄液や汚物等が溜まる
おそれのない衛生的な内視鏡の操作ハンドルを提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の内視鏡の操作ハンドルは、内視鏡の操作部
に設けられた操作ハンドルにおいて、操作者の指を当て
るための指当て面の輪郭を形成する輪郭壁の内側を、貫
通孔によってくり抜いたことを特徴とする。
【0009】そして、上記貫通孔が、上記指当て面の輪
郭壁の厚みをほぼ一定にする形状に形成されていてもよ
い。なお、上記操作ハンドルが、上記内視鏡の挿入部の
先端付近に形成された湾曲部を屈曲させるための湾曲操
作ノブであってもよく、上記操作ハンドルが、上記内視
鏡の挿入部の先端において処置具類の突出方向を変化さ
せるための処置具起上操作レバーであってもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】図面を参照して実施の形態を説明
する。図3は内視鏡の挿入部1と操作部10を示してお
り、挿入部1の先端部付近には、操作部10からの遠隔
操作によって屈曲自在な湾曲部2が形成されていて、対
物光学系等を内蔵した先端部本体3がその先端に連結さ
れている。
【0011】挿入部1と操作部10との連結部付近に
は、処置具類を挿入するための処置具挿入口部4が突設
されていて、挿入部1内に挿通配置された処置具挿通チ
ャンネルに処置具類を挿入することにより、処置具類の
先端部分を先端部本体3から突出させることができる。
【0012】先端部本体3には、起上台操作ワイヤ6を
介して操作部10からの遠隔操作によって回動する処置
具起上台5が内蔵されていて、処置具の突出方向を変化
させることができる。
【0013】操作部10には、湾曲部2を上下方向に屈
曲させる操作を行うための上下方向湾曲操作ノブ20、
湾曲部2を左右方向に屈曲させる操作を行うための左右
方向湾曲操作ノブ40、及び処置具起上台5を回動操作
するための処置具起上操作レバー60が同軸に回転自在
に配置されている。
【0014】図1及び図2はその部分を拡大して示して
いる。図2に示されるように、操作部ケース11内に設
けられたフレーム12には、内軸受13と外軸受14と
が操作部ケース11から突出するように同軸に固定され
ていて、外軸受14の内周に上下方向湾曲回転筒21が
回転自在に嵌合し、内軸受13の外周に左右方向湾曲回
転筒41が回転自在に嵌合している。
【0015】回転筒21,41の奥側端部に連結された
上下方向湾曲ドラム22と左右方向湾曲ドラム42に
は、先端が湾曲部2に達する湾曲操作ワイヤ23,43
が巻回、固着されている。
【0016】また、上下方向湾曲回転筒21と左右方向
湾曲回転筒41の突端側端部には、各々つなぎ環24,
44を介して上下方向湾曲操作ノブ20と左右方向湾曲
操作ノブ40が連結されている。
【0017】その結果、上下方向湾曲操作ノブ20と左
右方向湾曲操作ノブ40を適宜回転操作すると、回転筒
21,41を介して湾曲ドラム22,42が回転して湾
曲操作ワイヤ23,43が牽引され、湾曲部2を任意の
方向に任意の角度だけ屈曲させることができる。
【0018】上下方向湾曲操作ノブ20の内側に配置さ
れているつなぎ環24の裏側の部分には、上下方向湾曲
回転筒21の回転動作に対して摩擦抵抗を付加するため
の公知の摩擦機構25が設けられている。
【0019】その結果、側方に突出して設けられた上下
方向湾曲ロックレバー26を回動操作することによっ
て、その摩擦力の付加/解除を切り換え操作することが
できる。摩擦力が付加された状態では、上下方向湾曲操
作ノブ20が回転操作された位置で静止し、湾曲部2の
屈曲状態を維持させることができる。
【0020】左右方向湾曲操作ノブ40の内側に配置さ
れているつなぎ環44の表側の部分には、左右方向湾曲
回転筒41の回転動作に対して摩擦抵抗を付加するため
の公知の摩擦機構45が設けられている。
【0021】その結果、軸線方向に突出して設けられた
左右方向湾曲ロックレバー46を回動操作することによ
って、その摩擦力の付加/解除を切り換え操作すること
ができる。摩擦力が付加された状態では、左右方向湾曲
操作ノブ40が回転操作された位置で静止し、湾曲部2
の屈曲状態を維持させることができる。
【0022】操作部ケース11内には、起上台操作ワイ
ヤ6を進退駆動するためのワイヤ牽引部61が設けられ
ており、操作部ケース11の表面部に設けられた処置具
起上操作レバー60が、外軸受14の外周に回転自在に
嵌合して設けられた回転環62とつなぎ環64とを介し
てワイヤ牽引部61に連結されている。
【0023】その結果、処置具起上操作レバー60を回
動操作することによってワイヤ牽引部61が駆動され、
起上台操作ワイヤ6を進退させて処置具起上台5を回動
させ、先端部本体3からの処置具類の突出方向を変化さ
せることができる。15は、回転環62と操作部ケース
11との間の空間を塞ぐための塞ぎ環である。
【0024】なお、上述の各機構における部材間の必要
な部分には、シール用のOリング80が装着されてい
て、機構内部や操作部ケース11内に外部から水や汚物
が入らないようになっている。
【0025】このように構成された機構において、図1
に示されるように、上下方向湾曲操作ノブ20は等間隔
で5か所に指当て部20aが突出形成された輪状のノ
ブ、左右方向湾曲操作ノブ40は等間隔で4か所に指当
て部40aが突出形成された輪状のノブであり、処置具
起上操作レバー60には、指当て部60aが一か所だけ
形成されている。
【0026】それら、各ノブ20,40とレバー60
は、いずれもプラスチックモールドによって形成されて
おり、各指当て部20a,40a,60aは、いずれも
軸線方向と平行方向の面が操作者の指を当てるための指
当て面20c,40c,60cになっている。
【0027】そして、各指当て部20a,40a,60
aは、軸線方向とほぼ平行な貫通孔20b,40b,6
0bによって、指当て面20c,40c,60cの輪郭
を形成する輪郭壁の内側がくり抜かれており、図1に示
されるように、貫通孔20b,40b,60bは各指当
て面20c,40c,60cの輪郭壁の厚みをほぼ一定
にする形状に形成されている。
【0028】したがって、湾曲操作ノブ20,40及び
処置具起上操作レバー60は、モールド成型時に歪みが
発生しないだけでなく、内視鏡使用後の洗浄時に各指当
て部20a,40a,60a内に洗浄液が溜まって洗浄
終了後まで残留したり、汚物等が溜まって不衛生的にな
るおそれがない。また、操作部の軽量化にもなってい
る。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、操作ハンドルの指当て
面の輪郭を形成する輪郭壁の内側を貫通孔によってくり
抜いたことにより、内視鏡使用後の洗浄時に指当て部内
に洗浄液が溜まって洗浄終了後まで残留したり、汚物等
が溜まって不衛生的になるおそれがなく、操作部の軽量
化にも寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の内視鏡の操作ハンドル部
分の正面図である。
【図2】本発明の実施の形態の内視鏡の操作ハンドル部
分の側面断面図である。
【図3】本発明の実施の形態の内視鏡の全体構成図であ
る。
【図4】従来の内視鏡の操作ハンドル部分の正面図であ
る。
【図5】従来の内視鏡の操作ハンドル部分の側面断面図
である。
【符号の説明】
20 上下方向湾曲操作ノブ 20a 指当て部 20b 貫通孔 20c 指当て面 40 左右方向湾曲操作ノブ 40a 指当て部 40b 貫通孔 40c 指当て面 60 処置具起上操作レバー 60a 指当て部 60b 貫通孔 60c 指当て面

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内視鏡の操作部に設けられた操作ハンドル
    において、操作者の指を当てるための指当て面の輪郭を
    形成する輪郭壁の内側を、貫通孔によってくり抜いたこ
    とを特徴とする内視鏡の操作ハンドル。
  2. 【請求項2】上記貫通孔が、上記指当て面の輪郭壁の厚
    みをほぼ一定にする形状に形成されている請求項1記載
    の内視鏡の操作ハンドル。
  3. 【請求項3】上記操作ハンドルが、上記内視鏡の挿入部
    の先端付近に形成された湾曲部を屈曲させるための湾曲
    操作ノブである請求項1又は2記載の内視鏡の操作ハン
    ドル。
  4. 【請求項4】上記操作ハンドルが、上記内視鏡の挿入部
    の先端において処置具類の突出方向を変化させるための
    処置具起上操作レバーである請求項1又は2記載の内視
    鏡の操作ハンドル。
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