JP3404126B2 - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡

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JP3404126B2
JP3404126B2 JP13220694A JP13220694A JP3404126B2 JP 3404126 B2 JP3404126 B2 JP 3404126B2 JP 13220694 A JP13220694 A JP 13220694A JP 13220694 A JP13220694 A JP 13220694A JP 3404126 B2 JP3404126 B2 JP 3404126B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】内視鏡の湾曲部を湾曲操作する湾
曲操作ノブをユニット化し、このユニット化した湾曲操
作ノブが操作部に設けた軸に対して着脱自在である内視
鏡に関する。 【0002】 【従来の技術】従来より、体腔内などへ細長の内視鏡を
挿入して被検部位の観察や各種処置が行える内視鏡が広
く用いられている。 【0003】一般に、挿入部を軟性に形成した内視鏡で
は、挿入部先端部に配設した観察光学系を目的の方向へ
向けて観察を行ったり、被検部位への挿入を容易に行え
るようにするため挿入部に湾曲部を設けている。そし
て、この湾曲部を複数の関節駒で回動自在に枢軸固定し
て形成することにより、湾曲操作手段を用いて湾曲部を
所望の方向に湾曲させることができるようになってい
る。 【0004】この湾曲操作手段は、内視鏡内を挿通して
前記関節駒の最先端に位置する第1関節駒に一端部を接
続する湾曲ワイヤと、操作部に配設され前記湾曲ワイヤ
を巻回したプーリーと、このプーリーを一体的に回動さ
せる湾曲操作ノブなどで構成され、湾曲操作ノブを操作
することによって湾曲ワイヤを牽引操作して湾曲部を所
望の方向に湾曲させている。 【0005】また、一度使用された内視鏡は、洗浄ある
いは消毒される。このとき、内視鏡の操作部及びその周
辺の洗浄・消毒をし易くするために、湾曲操作ノブを内
視鏡より着脱自在にしたものがある。 【0006】さらに、特開平2−19128号公報には
内視鏡から湾曲操作ノブを着脱する際の作業性を向上さ
せるため、例えば、ノブやレバーなどを一体化したユニ
ットを複数形成し、このユニットを内視鏡から着脱する
ようにして作業性を向上させるようにしたものが示され
ている。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、操作部
に設けた複数の部材をユニット化して全体の部品点数を
減らしても、湾曲操作手段を形成するプーリーが減るわ
けではないので、このプーリーに接続されて操作部から
突出している軸と湾曲操作するノブとの接続部の数は変
化しないので、特に、ユニット化した湾曲操作ノブのそ
れぞれのノブをノブに対応するそれぞれの軸に一体的に
装着させたり、それぞれの軸に一体的に装着されている
ノブを取り外すときの作業が複雑となっていた。 【0008】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、操作部から突出する複数の軸にそれぞれ対応する
ノブが容易に着脱される湾曲操作ノブユニットを備えた
内視鏡を提供することを目的としている。 【0009】本発明の内視鏡は、内視鏡の挿入部に設け
た湾曲部を操作する複数のノブを有する湾曲操作ノブユ
ニットが内視鏡の操作部から突出する複数の軸に着脱自
在である内視鏡において、前記湾曲操作ノブユニットと
操作部から突出する軸との着脱部を、複数のノブにそれ
ぞれ形成した被接続部と、これら複数のノブの被接続部
に対応する軸に形成した接続部とで構成し、前記接続部
と被接続部との着脱位置を、前記湾曲操作ノブユニット
を前記操作部の軸に装着する際に、前記複数のノブのう
ち一のノブが当該一のノブに対応する軸との着脱位置に
到達した後に、他のノブが当該他のノブに対応する軸と
の着脱位置に到達するように設定したことを特徴とす
る。 【0010】 【作用】この構成によれば、複数のノブを有する湾曲操
作ノブユニットを操作部の軸に装着していくとき、ま
ず、1つのノブとこのノブに対応する軸との着脱位置に
到達する。ここで、このノブの被接続部と軸の接続部と
を位置合わせして接続部と被接続部とを装着させてい
く。すると、ノブと軸とが装着させていく途中で、この
湾曲操作ノブユニットに設けられている他のノブとこの
他のノブに対応する軸との着脱位置に到達する。ここ
で、この他のノブの被接続部と軸の接続部とを位置合わ
せして順次装着していく。取り外しの際にはこの逆の手
順で取り外していく。 【0011】 【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1及び図2は本発明の第1実施例に係り、図1
は内視鏡の概略構成を示す図、図2は内視鏡と湾曲操作
ノブとの着脱機構を説明する図である。 【0012】図1に示すように電子内視鏡1は、手元側
の操作部2から前方に細長な挿入部3を延設する一方、
この操作部2の側部よりユニバ―サルコ―ド4を延設し
ている。前記挿入部3は、前方から先端構成部5,湾曲
部6及び軟性部7を順次連接して構成され、この湾曲部
6を湾曲操作する湾曲操作ノブ8が後述する着脱機構を
介して操作部2に着脱自在に取り付けられている。ま
た、操作部2には挿入部3内に設けられている図示しな
い処置具チャンネルに連通する鉗子口21が形成されて
いる。 【0013】図2を参照して湾曲操作ノブ8の操作部2
に対する着脱機構を説明する。図に示すように操作部2
からは例えば弾性を有する樹脂部材で形成された円管状
の接続部である軸23,24,25,26が突出してい
る。これら軸23,24,25,26のうち軸24,2
6は操作部2の本体部から突設する固定軸であり、軸2
3,25は操作部2に対してそれぞれ独立で回転自在な
図示しない左右用プーリー及び上下用プーリーを一体的
に回動させるプーリー回動用の軸である。 【0014】一方、前記操作部2から突出した軸23及
び軸24には第1の湾曲ノブユニット81が、軸25及
び軸26には第2の湾曲ノブユニット82がそれぞれ配
設されるようになっている。 【0015】前記第1の湾曲ノブユニット81には、第
1の湾曲ノブ81aとこの第1の湾曲ノブ81aの制動
を制御するブレーキノブ81bとが相対的に回転するよ
うに一体的に形成され、第1の湾曲ノブ81aからは軸
23に接続される被接続部である接続軸83が設けら
れ、ブレーキノブ81bからは軸24に接続される被接
続部である接続軸84がブレーキノブ81bを所定の角
度範囲で回動操作可能なように設けられている。 【0016】また、前記第2の湾曲ノブユニット82に
は第2の湾曲ノブ82aとこの第2の湾曲ノブ82aの
制動を制御するブレーキノブ82bとが相対的に回転す
るように一体的に形成され、第2の湾曲ノブ82aから
は軸25に接続される被接続部である接続軸85が設け
られ、ブレーキノブ82bからは軸26に接続される被
接続部である接続軸86がブレーキノブ82bを所定の
角度範囲で回動操作可能なように設けられている。 【0017】前記軸23,24,25,26の外径とこ
の軸23,24,25,26に接続される各ノブの接続
軸83,84,85,86の外径とは略同一径であり、
軸26と接続軸86とを除く、軸23,24,25と接
続軸83,84,85とを一体的にするため、互いに噛
合する凹凸部(嵌合部)が少なくとも1つ以上設けてあ
る。 【0018】すなわち、軸23,24,25に凹部23
a,24a,25aをそれぞれ設けたときには接続軸8
3,84,85にこれら凹部23a,24a,25aに
嵌入する凸部83a,84a,85aがそれぞれ設けら
れている。 【0019】そして、前記軸26と接続軸86とを一体
的にするため、ブレーキノブ82bの円柱状の接続軸8
6の下端部近傍の細径部86aの側面には略円柱状の凸
部86bを設け、軸26には前記細径部86aが挿入可
能な孔部26bを形成すると共に、この孔部26bの内
周面に前記凸部86bが嵌入する凸部86bの外径より
幅広な太溝部27aと凸部86bの外径より幅狭な細溝
部27bとからなる溝27を形成している。 【0020】なお、軸23の軸端面33と軸24の軸端
面34との間隔と、接続軸83の接続軸端面93と接続
軸84の接続軸端面94との間隔との関係は、軸端面3
3と軸端面34との間隔が接続軸端面93と接続軸端面
94との間隔より長くなるように形成している。 【0021】また、軸25の軸端面35から軸26の軸
端面36までの間隔は、接続軸85の接続軸端面95か
ら凸部86bまでの間隔より短く形成している。 【0022】さらに、軸23,24,25,26は、少
なくとも表面が電気的絶縁部材で形成しているので、万
一、第1の湾曲ノブユニット81及び湾曲ノブユニット
82が操作部2に装着前、あるいは装着後に外れて軸が
露出しても電気的安全性を確保している。 【0023】上述のように構成されている内視鏡1の作
用を説明する。第1の湾曲ノブユニット81を操作部2
の軸23,24に取り付ける手順から説明する。 【0024】まず、第1の湾曲ノブユニット81の第1
の湾曲ノブ81aの接続軸83とブレーキノブ81bの
接続軸84とを軸23,24にそれぞれ装着しようとす
ると、接続軸84に設けた凸部84aと軸24に設けた
凹部24aとの位置が一致していない限り、接続軸84
の端面94が軸端面34に当接する。 【0025】ここで、接続軸84に設けた凸部84aと
軸24に設けた凹部24aとの位置を一致させるため第
1の湾曲ノブ81aを回転させる。すると、この第1の
湾曲ノブ81aの回転に連動して接続軸84が回転し
て、接続軸84に設けた凸部84aと軸24に設けた凹
部24aとが一致して装着位置となる。 【0026】次いで、第1の湾曲ノブ81aと接続軸8
3とを一体的にするために凸部84aを凹部24aに嵌
入していく。すると、接続軸83に設けた凸部83aと
軸23に設けた凹部23aとの位置が一致していない限
り、接続軸83の接続端面93が軸端面33に当接す
る。 【0027】ここで、接続軸83に設けた凸部83aと
軸23に設けた凹部23aとの位置を一致させるためブ
レーキノブ81bを所定の角度範囲内で回動させようと
すると、ブレーキノブ81bと接続軸83とが摩擦保持
されていることによりブレーキノブ81bの回転に連動
して接続軸83が回転して、接続軸83に設けた凸部8
3aと軸23に設けた凹部23aとが一致して装着位置
となる。そして、この状態で凸部83aを凹部23aに
嵌入していくと、凸部84aも凹部24aに嵌入されて
いき、同図の二点鎖線に示すように第1の湾曲ノブユニ
ット81の第1の湾曲ノブ81aの上面と軸26の軸端
面36とが略同一面になって装着が完了する。 【0028】次に、第2の湾曲ノブユニット82を操作
部2の軸25,26に取り付ける手順を説明する。ま
ず、操作部2に装着されている第1の湾曲ノブユニット
81の上から軸25,26に向けて第2の湾曲ノブユニ
ット82の第2の湾曲ノブ82aの接続軸85,ブレー
キノブ82bの接続軸86を挿入していく。すると、接
続軸85に設けた凸部85aと軸25に設けた凹部25
aとの位置が一致していない限り、接続軸85の端面9
5が軸端面35に当接する。 【0029】ここで、接続軸85に設けた凸部85aと
軸25に設けた凹部25aとの位置を一致させるため第
2の湾曲ノブ82aを回転させる。すると、この第1の
湾曲ノブ82aの回転に連動して接続軸85が回転し
て、接続軸85に設けた凸部85aと軸25に設けた凹
部25aとが一致して装着位置となる。 【0030】次いで、第2の湾曲ノブ82aと接続軸8
5とを一体的にするために凸部85aを凹部25aに嵌
入していく。すると、接続軸86の細径部86aが軸2
6に設けた孔部26bに挿入されていき、前記細径部8
6aに設けた凸部86bと軸26に設けた孔部26bの
溝27との位置が一致していない限り、凸部86bが軸
端面36に当接する。 【0031】ここで、細径部86aに設けた凸部86b
と軸26に設けた孔部26bの溝27との位置を一致さ
せるためブレーキノブ82bを所定の角度範囲内で回動
させようとすると、ブレーキノブ82bと接続軸86と
が摩擦保持されていることによりブレーキノブ82bの
回転に連動して接続軸86が回転して、接続軸86の細
径部86aに設けた凸部86bと軸26の孔部26bに
設けた溝27とが一致して装着位置となる。この状態
で、接続軸86を軽く押し込むと、凸部86bの一部が
細溝部27bに嵌入する。このとき、凸部86bの外径
が細溝部27bの幅より若干大きいが、少し力を入れて
第2の湾曲ノブユニット82を下方に押し込んだことに
より、凸部86bが細溝部27bを弾性変形させ、凸部
86bが太溝部27aに嵌入する。このため、第2の湾
曲ノブユニット82が2点鎖線の位置にきて、軸25,
26への嵌入を完了して図1に示すような内視鏡1が形
成される。 【0032】なお、操作部2と軸23との隙間,軸23
と軸24との隙間,軸24と軸25の隙間,軸25と軸
26の隙間は水密シール構造としている。また、軸2
3,24,25,26を汚さないために軸23,24,
25,26と接続軸83,84,85,86との着脱部
を水密シール構造としてもよい。 【0033】そして、前記図1の内視鏡で検査を行い、
検査終了後は操作部2から湾曲操作ノブ8の第2の湾曲
ノブユニット82を力を入れて引き抜き、装着の手順と
は逆の順序でユニットを抜去し、内視鏡1と共に洗浄を
行う。 【0034】このように、複数ノブを備えたの湾曲ノブ
ユニットを軸に装着する際、接続手順が同じであり、複
数の軸が同軸であると共に、接続作業中、接続軸端面と
軸の軸端面とが当接することや、ユニット端面と軸端面
とが同一面上となることによって装着開始位置や装着終
了位置が順次作業者に感覚的に知らされるので、接続工
程がわかり易く作業性が大幅に向上する。 【0035】また、第2の湾曲ノブユニットは、凸部と
細溝部との作用で抜け止め手段を兼ねており、上方に引
き上げる大きな力が働かない限り、細径部に設けた凸部
が細溝部から抜け出ることがない。このため、第2の湾
曲ノブユニットを操作部から外さない限り、第1の湾曲
ノブユニットが操作部から外れることがなくなるので構
造がシンプルとなり、装着作業性が向上する。 【0036】しかし、第1の湾曲ノブユニットを操作部
に装着した後、第2の湾曲ノブユニットを装着するまで
の間に、第1の湾曲ノブユニットを重力方向に向けてし
まったときに、この第1の湾曲ノブユニットが抜け落ち
ることもあるので、確実性を増すために、第1の湾曲ノ
ブユニットに抜け止め手段を設ければ、各々のユニット
を確実に順次取り付けていくことができる。 【0037】さらに、操作部から操作部ノブが外れるの
で、第1の湾曲ノブユニットの裏面や、この第1の湾曲
ノブユニットが取り付けられていた操作部の軸近傍の洗
浄性が向上する。 【0038】なお、本実施例では、操作部に着脱自在な
湾曲操作ノブを2つのユニットに分けて説明したが、こ
れら2つのユニットを1つにまとめたユニットとして形
成することによって取り扱いがさらに容易になる。この
とき、1つにまとめたユニットに設けられている4つの
接続軸と軸との着脱を上述のように順次行うように構成
することによって、接続工程の把握しやすく、作業性の
よい内視鏡を提供することができる。 【0039】また、湾曲操作ノブを2つのユニットに分
けるとき、例えば、前記第1の湾曲ノブと第2の湾曲ノ
ブと第1の湾曲ノブのブレーキノブとを1つのユニット
にし、第2の湾曲ノブのブレーキノブを単体にするよう
に分けてもよい。このことにより、普段使わない方のブ
レーキノブを単体にしておけば、取り外した状態にして
おくこともできる。 【0040】さらに、操作部を黒色で形成することによ
って汚れを目立たなくすることができ、逆に、操作部を
白色に近い色で形成することによって汚れがわかりやす
く、洗浄済か洗浄前かの判別を容易に行える。 【0041】又、操作部の洗浄・消毒の手間・時間を省
くために使い捨てとしても良い。 【0042】更に、操作部と湾曲ノブユニットとの着脱
を行う軸と接続軸との構成を統一しておくことによっ
て、湾曲ノブの形状をユーザーの手の大きさに対応する
サイズの異なるものや、使い勝手のよい形状あるいは好
みの形状にしてバリエーションを持たせることができ
る。 【0043】ところで、前記実施例に示した第2の湾曲
ノブユニット82の抜け止め手段では、第2の湾曲ノブ
ユニット82の着脱を何度も繰り返すうちに、接続軸8
6の側面に設けた凸部86b、あるいは細溝部27bが
摩耗して抜け止めの役割を果たさなくなるおそれがあ
る。このため、抜け止め手段を、以下図3及び図4に示
すように構成することによって不具合を解消する。 【0044】図3(a)に示すように本実施例の第2の
湾曲ノブユニット82では、接続軸85の外周にゴム系
樹脂や薄肉の樹脂や金属板などの弾性体で形成したリン
グ部材51を配設している。一方、軸26には、同図の
(b)に示すように入口部52aから斜め下方に延びる
案内部52bと上方に延びる止め部52cを形成したカ
ム溝52を設けている。なお、このカム溝52の溝幅
は、入口部52aから止め部52cまで凸部86bの外
径より幅広である。その他の構成は前記実施例と同様で
あり、同部材には同符号を付して説明を省略する。 【0045】上述のように構成した抜け止め手段の作用
を説明する。上述の実施例同様に、操作部2に装着され
ている第1の湾曲ノブユニット81の上から軸25,2
6に向けて第2の湾曲ノブユニット82の第2の湾曲ノ
ブ82aの接続軸85,ブレーキノブ82bの接続軸8
6を挿入していく。 【0046】まず、接続軸85に設けた凸部85aと軸
25に設けた凹部25aとの位置を一致させ、第2の湾
曲ノブ82aと接続軸85とを一体的にするために凸部
85aを凹部25aに嵌入していく。すると、このとき
接続軸86の細径部86aが軸26に設けた孔部26b
に挿入されていき、前記細径部86aに設けた凸部86
bと軸26に設けた孔部26bのカム溝52との位置が
一致していない限り、接続軸86の接続端面96が軸端
面36に当接する。 【0047】ここで、細径部86aに設けた凸部86b
と軸26に設けた孔部26bのカム溝52との位置を一
致させ、この凸部86bがカム溝52の入口52aに挿
通されたら、ブレーキノブ82bを時計方向に回転さ
せ、ブレーキノブ82bに連動させて接続軸86を回転
させ、凸部86bをカム溝52に沿わせて押し進めてい
く。すると、凸部86bがカム溝52を斜め下方に進む
間に、リング部材51が第1の湾曲ノブ81aの上面に
当たり、凸部86bを上方へ持ち上げようとする付勢力
が生じる。そして、凸部86bがカム溝52の側壁に当
たったときに手をゆるめれば、凸部86bが付勢力によ
って上方に持ち上げられて止め部52cに嵌合して凸部
86bがカム溝52に収まった状態で第2の湾曲ノブユ
ニット82が操作部2に装着される。 【0048】なお、第2の湾曲ノブユニット82を操作
部2から取り外す際、すなわち凸部86bをカム溝52
から取り外すには、ブレーキノブ82bを付勢力に逆ら
っていったん下方に押し込んでから反時計方向に回転さ
せれば容易に取り外ずせる。 【0049】このように、抜け止め手段を軸に形成する
カム溝と接続軸に設ける凸部とで構成することにより、
繰り返し着脱しても、着脱の力量に変化の無い、安定し
た抜け止め手段を提供することができる。 【0050】また、ゴム系樹脂等のリング部材を配設す
ることにより、抜け止めの付勢手段となるだけでなく、
第1の湾曲ノブと軸との間を水密に保持することがで
き、軸23,24,25,26を汚れないようにするこ
とができる。 【0051】一方、図4に示すように本実施例では前記
図3に示したように第2の湾曲ノブユニット82の接続
軸85の外周にゴム系樹脂や薄肉の樹脂や金属板などの
弾性体で形成したリング部材51を配設する代わりに、
軸26の孔部26aの中に弾性体53を配設し、この弾
性体53の付勢力によって接続軸86の接続軸端面96
を上方へ持ち上げ、接続軸86に設けた凸部86bが軸
26に形成した止め部52cに収まって第2の湾曲ノブ
ユニット82が操作部2に装着されるようにしている。
その他の構成及び作用・効果は前記図3に示す抜け止め
手段と同様であり、同部材には同符号を付して説明を省
略する。 【0052】図5ないし図7は本発明の第2実施例に係
り、図5はカバー式内視鏡の概略構成をを示す図、図6
はノブカバー部がノブ操作部に装着された状態を示す
図、図7は第1の湾曲ノブの横断面図である。本実施例
はカバー式内視鏡に適用するものである。 【0053】図5に示すようにカバー用内視鏡61に装
着される内視鏡カバー71は、カバー用内視鏡61の挿
入部62を覆う挿入部カバー部72と、操作部63を覆
う操作部カバー部73と、挿入部カバー部72と操作部
カバー部73との間に配設され双方を接続し、前記操作
部63の前方に固定される操作部固定用口体部(以下口
体部と略記)74と、操作部カバー部73に設けられノ
ブカバー部75とで構成されている。 【0054】このカバー用内視鏡61の操作部63に
は、操作部カバー部73に設けたノブカバー部75が着
脱されるノブ操作部64が設けられる一方、挿入部62
の後端には挿入部62あるいは操作部63に対して着脱
自在の折れ止め部材65が設けられ、口体部74の挿入
部カバー部72に接続される部分は折れ止め部材65と
同様の機能を有するように構成されている。 【0055】また、図6に示すようにノブ操作部64
は、湾曲操作用ノブ軸66,67及びブレーキノブ軸6
8,69を備えている。これに対してノブカバー部75
は、操作部カバー部73の開口部76に設けられた円環
状のフランジ部材77と、このフランジ部材77に回動
自在に取り付けられた第1のノブカバー78aと、この
第1のノブカバー78a回動自在に取り付けられた第2
のノブカバー78bと、この第2のノブカバー78bに
回転自在、あるいは非回転に取り付けられた第3のノブ
カバー78cとを備えている。 【0056】前記第1のノブカバー78a及び第2のノ
ブカバー78bは硬質の樹脂材料からなり、それぞれの
ノブカバー78a,78bに指掛け部79a,79bを
設けている。 【0057】図7に示すように指掛け部79aは、第1
のノブカバー78aの外周面に等間隔で形成されてお
り、端部には操作中に指が滑らないよう、すべり止め用
の凹凸部94を形成すると共に、内周面には指掛け部7
9aに対応する位置に凹部95がそれぞれ形成され、図
には示されていないが第2のノブカバーも同様に形成さ
れている。 【0058】また、図6に示すように前記フランジ部材
77,第1のノブカバー78a及び第2のノブカバー7
8bにはそれぞれ爪部91,92a,92b,93が形
成されており、爪部91と爪部92a及び爪部92bと
爪部93とをそれぞれ押し込むことによって一体的に装
着され、組立後に通常の状態では抜け難い構造となって
いる。前記第3のノブカバー78cは弾性を有するゴム
系樹脂であり、第3のノブカバー78cの内面側に設け
た凸部79cが湾曲操作用ノブ軸67に設けた突起部6
7aを乗り越えて湾曲操作用ノブ軸67に装着するよう
になっている。 【0059】なお、図6中の2点鎖線は、湾曲操作用ノ
ブ軸66,67と第1のノブカバー78a及び第2のノ
ブカバー78bとの嵌合位置を示す。すなわち、前記第
1のノブカバー78a及び第2のノブカバー78bに形
成した凹部95が湾曲操作用ノブ軸66,67に形成し
た図示しない凸部に嵌入して装着している状態を示して
いる。 【0060】また、2点鎖線で示す嵌合部の軸方向の長
さは、第1のノブカバー66の嵌合部が第2のノブカバ
ー67の嵌合部よりも長く形成してある。 【0061】さらに、操作部カバー部73は、中味が見
えるように透明に形成されている。 【0062】上述のように構成されている内視鏡カバー
の作用を説明する。まず、検査前に滅菌済みの内視鏡カ
バー71をカバー用内視鏡61に装着する。このとき、
検査前のカバー用内視鏡61に取り付けられていた着脱
式の折れ止め部材65が取り外ずせるので細径になり、
口体部74がカバー用内視鏡61にスムースに装着され
ていく。 【0063】次に、操作部63のノブ操作部64に、操
作部カバー部73に一体的に設けたノブカバー部75を
装着する。このとき、嵌合部の軸方向の長さが第1のノ
ブカバー78aの方が第2のノブカバー78bより長い
ので、第1のノブカバー78aと湾曲操作用ノブ軸66
とが装着された状態になってから、第2のノブカバー7
8bと湾曲操作用ノブ軸67との装着が始まる。そし
て、最後に第3のノブカバー78cの凸部79cが湾曲
操作用ノブ軸67の突起67aを乗り越えて、ノブカバ
ー部75のノブ操作部64への取り付けを完了する。 【0064】このように、複数の接続部を一体に形成し
たノブカバー部と軸との嵌合部の軸方向の長さをずらし
たことにより、各着脱部を一つ一つ段階的に装着するこ
とができ、着脱作業を容易にしている。 【0065】また、カバー用内視鏡の折れ止め部材を着
脱式にしたことにより、カバー用内視鏡の折れ止め部材
を設けていた部分を細径化することができるので、口体
部が小型化され、この口体部を小型化することで、操作
部の重量バランスや外観をカバーなし内視鏡に近づける
ことができ、カバー無しの内視鏡と同様の操作性を得る
ことができる。なお、口体部に折れ止め機能を持ってい
るのでカバー装着後は口体部が折れ止め部材の役割を果
たすようになっている。 【0066】さらに、内視鏡カバーに操作部カバー部を
一体的に設けているので、操作部カバー部に触れること
なくノブカバー部に着脱することができるので、汚れて
いる可能性のあるノブ操作部に直接手を触れることが無
くなる。 【0067】又、第1のノブカバー及び第2のノブカバ
ーの指掛け部に対応して軸側の凸部と嵌合する凹部を形
成したので、常に指掛け部を同じ位置関係で配設するこ
とができる。そして、この指掛け部の数と嵌合部の数の
関係は、1:1に限定されるものではなく、嵌合部(凸
部及び凹部)の数が指掛け部の約数になればよく、つま
り、指掛け部が例えば、4つのときは嵌合部の数は4、
2、1のどれかであり、指掛け部が5つのときは嵌合部
の数は5、あるいは1つで、指掛け部が6つのときは嵌
合部の数は6、3、2、1のどれかになり、この関係は
カバーなしの内視鏡の場合にも当然あてはまる。 【0068】なお、内視鏡カバー71を使い捨てとした
場合、ノブカバー部75も使い捨てとなってしまう。こ
のため、フランジ部材77から第1のノブカバー78
a,第2のノブカバー78b,第3のノブカバー78c
で形成されるノブカバー部75のユニットを取り外し、
これを洗浄・消毒して使い回すようにしてもよい。この
とき、装着前の内視鏡カバー71に洗浄・消毒済のノブ
カバー部75のユニットを取り付けておいてからカバー
装着を行う。 【0069】このように、ノブカバー部75をリユース
にすることで、使い捨ての部品点数品を減らし、内視鏡
カバーのコストを低減することができる。また、ノブカ
バー部のユニットを熱殺菌可能な部材で形成することに
よって、滅菌時間を短縮することができる。その他の作
用及び効果は前記第1実施例と同様である。 【0070】また、図8に示すように第1のノブカバー
78a及び第2のノブカバー78bの外表面に挿入部の
湾曲部の湾曲方向を示す指標96を付けると共に、第1
のノブカバー78a及び第2のノブカバー78bに各々
1つだけ凹部97a,97bを設け、この凹部97a,
97bの位置が表側からすぐ判断することができるよう
にマーク98a,98bを設けている。そして、第1の
ノブカバー78a及び第2のノブカバー78bに対応す
る湾曲操作ノブ軸66,67に凹部97a,97bに対
応する凸部99a,99bを設けている。 【0071】なお、嵌合部を構成する凹部97a,97
bに対応する凸部99a,99bを各々1箇所としたこ
とにより、例えば湾曲部がストレートの時に、第1のノ
ブカバー78a及び第2のノブカバー78bの指標96
がどのカバーに装着しても常に同じ位置にくる。 【0072】このことにより、指標の位置を確認するこ
とによって第1のノブカバー,第2のノブカバーの現在
の位置を容易に判断することができ、湾曲部をどの方向
にどれだけ湾曲させたらよいかを瞬時に判断することが
できるので操作性が向上する。これに伴い、ノブカバー
の回転量も瞬時に判断することができるので湾曲部の湾
曲状態が把握しやすく、この点でも操作性が向上する。 【0073】また、マークを設けたことにより、第1の
ノブカバー,第2のノブカバーを湾曲操作ノブ軸に接続
する際、ノブカバーとノブ軸の位置関係を素早く判断す
ることができるので作業がスムースに行える。 【0074】なお、図では第1のノブカバー78aと第
2のノブカバー78bを別体で描いているが実際は一体
である。その他の構成は前記第2実施例と同様である。
また、カバー無しの内視鏡にも応用することが可能であ
る。 【0075】[付記] 1.内視鏡の挿入部に設けた湾曲部を操作する複数のノ
ブを有する湾曲操作ノブユニットが内視鏡の操作部から
突出する複数の軸に着脱自在である内視鏡において、前
記湾曲操作ノブユニットと操作部から突出する軸との着
脱部を、複数のノブにそれぞれ形成した被接続部と、こ
れら複数のノブの被接続部に対応する軸に形成した接続
部とで構成し、前記接続部と被接続部との着脱位置を、
ノブとこのノブに対応する軸ごとにずらせて設定した内
視鏡。 【0076】2.上記湾曲操作ノブユニットが少なくと
も1つの湾曲操作ノブと、この湾曲操作ノブを制動操作
する1つの制動操作ノブとを一体にして形成したもので
あり、この湾曲操作ノブユニットを2つ有する付記1記
載の内視鏡。 【0077】3.上記2つの湾曲操作ノブユニットのう
ち、一方の湾曲操作ユニットの湾曲操作ノブの上端面
と、他方の湾曲操作ユニットが接続される軸の上端面と
が略同一平面である付記2記載の内視鏡。 【0078】4.上記湾曲操作ノブユニットが複数の湾
曲操作ノブと、これら複数の湾曲操作ノブを制動操作す
る複数の制動操作ノブとを一体にして形成した付記1記
載の内視鏡。 【0079】5.上記湾曲操作ノブユニットが複数の湾
曲操作ノブと、これら複数の湾曲操作ノブのいずれか一
方の制動操作を行う制動操作ノブとを一体にして形成し
た付記1記載の内視鏡。 【0080】6.上記湾曲操作ノブユニットの操作部か
らの脱落を防止する抜け止め手段を1つ以上備えた付記
1記載の内視鏡。 【0081】7.上記操作部に着脱される湾曲操作ノブ
ユニットのそれぞれに1つの抜け止め手段を備えた付記
6記載の内視鏡。 【0082】8.複数の湾曲操作ノブユニットを操作部
に装着するとき、一方の湾曲操作ノブユニットを操作部
に装着して抜け止めをした後に、他方の湾曲操作ノブユ
ニットを操作部に装着して抜け止めをする内視鏡の装着
方法。 【0083】9.上記湾曲操作ノブに備えられる抜け止
め手段が、湾曲操作ノブユニットを操作部側に押圧する
動作によって行われる付記6記載の内視鏡。 【0084】10.上記湾曲操作ノブに備えられる抜け
止め手段が、湾曲操作ノブユニットと操作部に相互に設
けた係合手段と、その係合状態を保持する付勢手段とか
らなる付記6記載の内視鏡。。 【0085】11.上記付勢手段を2つの湾曲操作ノブ
ユニットの間に設け、その付勢手段が係合部を外部汚染
から遮断するシールを兼ねる付記10記載の内視鏡。 【0086】12.上記付勢手段がゴム系樹脂である付
記10記載の内視鏡。 【0087】13.上記付勢手段が金属ばねである付記
10記載の内視鏡。 【0088】14.1つの操作部に着脱自在で、第1の
湾曲操作ノブユニットの形状と第2の湾曲操作ノブユニ
ットの形状とが異なる付記1記載の内視鏡。 【0089】15.上記湾曲操作ノブユニットが機種の
異なる内視鏡の操作部に着脱自在である付記1記載の内
視鏡。 【0090】16.上記湾曲操作ノブユニットの外表面
を略黒色にした付記1記載の内視鏡。 【0091】17.上記湾曲操作ノブユニットの外表面
を略白色にした付記1記載の内視鏡。 【0092】18.上記湾曲操作ノブユニットを接続す
る被接続部に、操作部内への液体の侵入を防ぐシール手
段を設けた付記1記載の内視鏡。 【0093】19.上記湾曲操作ノブユニットに、着脱
部近傍の操作部側部材への液体の侵入を防ぐシール手段
を設けた付記1記載の内視鏡。 【0094】20.上記湾曲操作ノブユニットが装着さ
れる被接続部の少なくとも外表面が電気的絶縁部材で形
成されている付記1記載の内視鏡。 【0095】21.上記湾曲操作ノブユニットを使い捨
てとした付記1記載の内視鏡。 【0096】22.上記湾曲操作ノブユニットをカバー
用内視鏡を覆う内視鏡カバーに一体的に設けた内視鏡。 【0097】23.上記カバー用内視鏡の挿入部後端と
カバー用内視鏡の操作部先端との間に設けた折れ止め部
材をカバー用内視鏡に対して着脱自在とした付記22記
載の内視鏡。 【0098】24.上記内視鏡カバーの操作部カバー部
が透明である付記22記載の内視鏡。 【0099】25.上記湾曲操作ノブユニットをカバー
用内視鏡を覆う内視鏡カバーに着脱自在とした付記22
記載の内視鏡。 【0100】26.使い捨ての内視鏡カバーに対して、
上記湾曲操作ノブユニットを再使用可能とした付記25
記載の内視鏡。 【0101】27.上記湾曲操作ノブユニットを熱殺菌
可能な部材で形成した付記25記載の内視鏡。 【0102】28.複数の湾曲操作ノブユニットの操作
部に対する接続方向を同一方向とした付記1及び付記2
2記載の内視鏡。 【0103】29.複数の湾曲操作ノブユニットと操作
部に設けた軸との接続部が同軸上に設けられている付記
1及び付記22記載の内視鏡付記1及び付記22記載の
内視鏡。 【0104】30.上記湾曲操作ノブユニットに1つ以
上の指掛け部を有し、所定の湾曲角において指掛け部が
操作部に対して常に同じ位置で着脱可能な付記29記載
の内視鏡。 【0105】31.上記湾曲操作ノブユニットの外周面
に等間隔に複数の指掛け部を有する付記29記載の内視
鏡。 【0106】32.上記湾曲操作ノブユニットと操作部
の接続部とに指掛け部の数の約数分の嵌合部を設けた付
記30記載の内視鏡。 【0107】33.上記湾曲操作ノブユニットの湾曲操
作ノブに湾曲方向を示す指標を設けた付記29記載の内
視鏡。 【0108】34.上記湾曲操作ノブと操作部との嵌合
部を1つにした付記29記載の内視鏡35.上記湾曲操
作ノブの表面に接続位置を示す印を設けた付記29記載
の内視鏡。 【0109】 【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、操
作部から突出する複数の軸に容易に着脱される湾曲操作
ノブユニットを有する内視鏡を提供することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】図1及び図2は本発明の一実施例に係り、図1
は内視鏡の概略構成を示す図 【図2】内視鏡と湾曲操作ノブとの着脱機構を説明する
図 【図3】湾曲ノブユニットと接続部との抜け止め手段の
他の構成を示す図 【図4】湾曲ノブユニットと接続部との抜け止め手段の
別の構成を示す図 【図5】図5ないし図7は本発明の第2実施例に係り、
図5はカバー式内視鏡の概略構成をを示す図 【図6】ノブカバー部がノブ操作部に装着された状態を
示す図 【図7】第1の湾曲ノブの横断面図 【図8】湾曲ノブと軸との他の接続方法を示す図 【符号の説明】 2…操作部 8…湾曲操作ノブ 23,24,25,26…軸 23a,24a,25a…凹部 26b…孔部 27…溝 33,34,35,36…軸端面 81…第1の湾曲ノブユニット 82…第2の湾曲ノブユニット 83,84,85,86…接続軸 83a,84a,85a…凸部 86b…凸部 93,94,95,96…接続軸端面

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 内視鏡の挿入部に設けた湾曲部を操作す
    る複数のノブを有する湾曲操作ノブユニットが内視鏡の
    操作部から突出する複数の軸に着脱自在である内視鏡に
    おいて、 前記湾曲操作ノブユニットと操作部から突出する軸との
    着脱部を、複数のノブにそれぞれ形成した被接続部と、
    これら複数のノブの被接続部に対応する軸に形成した接
    続部とで構成し、前記接続部と被接続部との着脱位置
    を、前記湾曲操作ノブユニットを前記操作部の軸に装着
    する際に、前記複数のノブのうち一のノブが当該一のノ
    ブに対応する軸との着脱位置に到達した後に、他のノブ
    が当該他のノブに対応する軸との着脱位置に到達するよ
    うに設定したことを特徴とする内視鏡。
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