JP3485644B2 - カバー式内視鏡 - Google Patents

カバー式内視鏡

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JP3485644B2 JP24808794A JP24808794A JP3485644B2 JP 3485644 B2 JP3485644 B2 JP 3485644B2 JP 24808794 A JP24808794 A JP 24808794A JP 24808794 A JP24808794 A JP 24808794A JP 3485644 B2 JP3485644 B2 JP 3485644B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、カバー用内視鏡と内視
鏡用カバーとからなるカバー式内視鏡に関し、特に、カ
バー用内視鏡の操作部を覆う内視鏡用カバーの操作部カ
バーに関する。 【0002】 【従来の技術】従来、一度使用した内視鏡を再使用する
際、この内視鏡が感染症の原因とならないように、洗浄
や滅菌処理を行っていた。しかし、一度使用した内視鏡
を使用する度に洗浄・消毒する作業は煩わしく、確実に
洗浄・書毒するためには相当の時間がかかるので、内視
鏡の使用効率を低下させる原因となっていた。 【0003】そこで、内視鏡自体をカバーで覆った状態
で使用し、症例後にカバーだけを捨て、新しいカバーを
内視鏡に被せることによって、内視鏡自体を清潔に保っ
て再使用するようにしたカバー式内視鏡が提案されてい
る。 【0004】このカバー式内視鏡は、内視鏡用カバーと
この内視鏡用カバーを装着して使用するカバー用内視鏡
とで構成され、予め、滅菌処理してあるカバー用内視鏡
を滅菌処理済みの内視鏡用カバーで覆い、この内視鏡用
カバーで覆われたカバー用内視鏡を患者の体腔内に挿入
して検査、処置を行うものである。 【0005】そして、検査、処置終了後に内視鏡用カバ
ーだけをカバー用内視鏡から取り外して廃棄し、滅菌処
理済みの新しい内視鏡用カバーを前記カバー用内視鏡に
装着して再使用することにより、カバー用内視鏡を洗浄
・消毒することなく連続的に使用することを可能にして
いる。 【0006】このような構成のものとしては例えば、特
開平4−325138号公報に内視鏡の外套装置が示さ
れている。この内視鏡の外套装置は、細長な内視鏡挿入
部を外部から隔離する筒状のシースと、前記挿入部の基
端側に連結された操作部を包み込む前記筒状のシースの
手元側に連設した操作部カバーと、前記筒状のシース内
を通ってこのシースの先端部分に連通して前記シースの
基端部分から操作部カバーの外側に延出して配置される
流体挿通チューブとにより構成されている。 【0007】また、特開平2−19128号公報には、
カバー用内視鏡のアングルノブを着脱自在に構成し、こ
のアングルノブを取り外した状態で操作部を袋状の操作
部カバーで密閉して囲み、この操作部カバーで密閉した
後にアングルノブを装着するようにした内視鏡の制御ハ
ンドル用汚染防止装置が示されている。この実施例で
は、送気、送水、吸引のためのそれぞれのボタンが操作
部カバーの内側に配置されている。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記特
開平4−325138号公報に示すカバー式内視鏡で
は、内視鏡の操作部を被覆する操作部カバーの外表面側
に流体用チューブが配置さる。このため、操作部を把持
したとき、これら流体用チューブもいっしょに把持する
ことになり、チューブの凹凸によって握り難くなるばか
りでなく、強く把持してしまうとチューブを押しつぶし
て流体の移動に支障をきたすことがあった。また、カバ
ー式内視鏡操作中に流体用チューブが移動して操作に支
障をきたすことがある。 【0009】また、前記特開平2−19128号公報に
示すカバー式内視鏡では、操作部を被覆する操作部カバ
ーの内側に送気、送水、吸引などを制御する操作ボタン
が配置されているので、操作スイッチを操作しようとし
たとき、操作部カバーが位置ずれを起こして操作スイッ
チにまとわりついて操作ができなくなってしまったり、
異なる制御を行う操作スイッチを押してしまうおそれが
あった。 【0010】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、操作部近傍を通る流体用チューブが邪魔になら
ず、送気、送水、吸引などのボタン操作を誤ることなく
確実に行える把持性の良い操作部カバーを備えた内視鏡
用カバーを有するカバー式内視鏡を提供することを目的
としている。 【0011】 【課題を解決するための手段】本発明は上記事情に鑑み
てなされたものであり、挿入部及びこの挿入部の手元側
に操作部を有するカバー用内視鏡と、前記挿入部を覆う
挿入部カバー及び操作部を覆う操作部カバーを有する内
視鏡用カバーとからなるカバー式内視鏡において、前記
カバー用内視鏡の操作部を覆う操作部カバーに、前記操
作部の先端側に位置するグリップ部を覆うことができる
位置に硬質部を設けるとともに、前記グリップ部に、流
体用チューブ配置用の切欠き溝を挿入軸方向に延びるよ
うに形成したことを特徴とする。 【0012】 【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1及び図2は本発明の第1実施例に係り、図1
はカバー式内視鏡の構成を示す図、図2は図1のA―A
断面図である。 【0013】図1に示すようにカバー式内視鏡1は、カ
バー用内視鏡2と内視鏡用カバー3とから構成されてい
る。 【0014】前記カバー用内視鏡2は、その挿入部に撮
像系及び照明系と湾曲機能とを有し、操作部21の側部
からはユニバーサルコード22を延出している。このユ
ニバーサルコード22の基端部に設けた図示しないコネ
クタが光源装置に接続されて照明系に照明光を供給する
ようになっている。 【0015】前記操作部21の上面には図示しない送気
装置,送水装置及び吸引装置を制御する送気・送水スイ
ッチ23a,吸引スイッチ23bなどの制御スイッチ部
23が設けられている。 【0016】一方、内視鏡用カバー3は、挿入部カバー
4と操作部カバー5とに大きく分けられる。前記カバー
用内視鏡2の挿入部を覆う挿入部カバー4は軟性の挿入
部用カバー31と、この挿入部用カバー31の端部に連
結される口体部32とで構成され、操作部カバー5は前
記口体部32から手元側に突出して前記カバー用内視鏡
操作部21の先端側に位置するグリップ部を覆う硬質部
材で形成したグリップカバー33と、このグリップカバ
ー33の手元側端部から伸びる軟性の操作部用カバー3
4とから構成されている。 【0017】前記口体部32には、図示しない送気、送
水、吸引装置から前記挿入部用カバー31の先端部に伸
びる送気用チューブ35,送水用チューブ36及び吸引
用チューブ37の中途部が位置決めされ、先端部側が挿
入部用カバー31の内部を挿通しカバー用内視鏡2の先
端部まで延出し、手元側が操作部21の外表面を通って
各装置まで延出している。 【0018】図2に示すようにグリップカバー33は、
カバー用内視鏡2のグリップ部21及びこのグリップ部
外表面を通る送気用チューブ35,送水用チューブ36
及び吸引用チューブ37などの流体用チューブを覆って
いる。これら流体用チューブは、カバー用内視鏡2のグ
リップ部21aの左上の隅部に、挿入軸方向に形成した
位置決め用切欠き溝24に配置されている。なお、本図
においては最も太径の吸引チューブ37を下側に配置し
ている。また、前記硬性のグリップカバー33は、樹脂
材料である例えば、ポリ塩化ビニル、ABS樹脂、ポリ
カーボネート、ポリサルホンあるいは変性PPOなどの
熱可塑性樹脂で成形されている。 【0019】すなわち、カバー式内視鏡1は、カバー用
内視鏡2に内視鏡用カバー3を装着することにより、カ
バー用内視鏡操作部21のグリップ部21a及びこのグ
リップ部の外表面を通過する流体用チューブがグリップ
カバー33で覆われる。すなわち、内視鏡用カバー内を
挿通してグリップ部外表面に表れた送気用チューブ3
5,送水用チューブ36及び吸引用チューブ37は、前
記グリップ部21aに形成してある位置決め用切欠き溝
24に配設され、操作部外表面、さらにユニバーサルコ
ード基端部22aの上面部を通って、ユニバーサルコー
ド22に沿って操作部用カバー34に覆われて送気、送
水、吸引装置に延出する。 【0020】このように、内視鏡用カバーを構成する操
作部カバーに硬質部材で形成したグリップカバーを設
け、このグリップカバーでカバー用内視鏡のグリップ部
を覆うことにより、挿入部カバー内を挿通してカバー用
内視鏡の操作部外表面に配置される送気用チューブ,送
水用チューブ及び吸引用チューブを覆うので術者がグリ
ップ部を把持したとき流体用チューブが直接手に当たら
ないので、指の動きがじゃまされず操作性が向上し、グ
リップ部を強く把持しても硬質部材のグリップカバーに
よって流体用チューブが押しつぶされることが無いので
流体の移動がスムーズで、且つ流体用チューブの損傷を
防止することができる。 【0021】また、前記操作部カバーのカバーグリップ
で覆われるカバー用内視鏡操作部のグリップ部に挿入軸
方向に伸びる位置決め用切欠き溝を形成し、この位置決
め用切欠き溝に挿入部用カバーから延出する各流体用チ
ューブを配置することにより、カバー用内視鏡操作部の
グリップ部へのカバーグリップの装着性が向上する。さ
らに、位置決め用切欠き溝に流体用チューブを配置する
とき、太径のチューブを下側に配置することによって流
体チューブ全体の収まりが良く、操作性が安定する。 【0022】なお、図3に示すように挿入部カバー4か
ら延出する送気用チューブ35,送水用チューブ36及
び吸引用チューブ37などの流体用チューブを操作部2
1の下方側を通すようにしてもよい。このとき、図に示
すようにグリップカバー33をユニバーサルコード基端
部22aの直近まで延長することによって、流体用チュ
ーブをさらにグリップカバー内に収めている。このこと
により、上記実施例と同様の作用・効果が選られ、且つ
チューブ内を流れる汚物を見ないで済むようにすること
ができる。 【0023】また、図4及び図5に示すように挿入部カ
バー4から延出する送気用チューブ35,送水用チュー
ブ36及び吸引用チューブ37などの流体用チューブを
操作部21の上方面側に配置させ、制御スイッチ部23
と湾曲ノブ25との間を通し、ユニバーサルコード基端
部22a側へ曲げてユニバーサルコード22に沿わして
装置側へ延出するようにしてもよい。このとき、図6に
示すように送気用チューブ35,送水用チューブ36及
び吸引用チューブ37は、グリップカバー内で、最も太
い吸引チューブ37を中央にし、その両側に送気チュー
ブ35,送水チューブ36を配列している。このことに
より、使用中に流体チューブに力が加わった場合でも、
これら流体チューブが操作部上の限定された範囲内で移
動するので、内視鏡操作の大きな支障にならず使い勝手
が良い。なお、図7に示すように前記挿入部カバー4か
ら延出する送気用チューブ35,送水用チューブ36及
び吸引用チューブ37などの流体用チューブを操作部2
1の湾曲ノブ25とは反対側の図に示す制御スイッチ部
23の手前側を通してユニバーサルコード基端部22a
側へ曲げ、ユニバーサルコード22に沿わして延出して
も同様の作用・効果が得られる。 【0024】図8は第2実施例に係るカバー式内視鏡の
構成を示す図である。本実施例では第1実施例でカバー
用内視鏡の操作部のグリップ部だけを覆っていたグリッ
プカバーを操作部の上面に配置した制御スイッチ部23
と一体化している。 【0025】すなわち、図に示すように本実施例のグリ
ップカバー33Aは、カバー用内視鏡操作部21のグリ
ップ部より手元側に延長して形成してある。このため、
前記第1実施例で軟性の操作部用カバー34で覆ってい
た送気・送水スイッチ23a及び吸引スイッチ23bを
備えた制御スイッチ部23を、前記グリップカバー33
Aと一体化すると共に、挿入部カバー4から延出する送
気用チューブ35,送水用チューブ36及び吸引用チュ
ーブ37などの流体チューブを制御スイッチ部近傍まで
覆っている。その他の構成は前記第1実施例と同様であ
り同部材には同符号を付して説明を省略する。 【0026】このように、グリップカバーを制御スイッ
チ部と一体化することにより、流体チューブの硬質部材
で覆われる部分が長くなるので、把持性がさらに向上す
ると共に、スイッチの操作が容易で誤操作の少ないカバ
ー式内視鏡を提供することができる。 【0027】ところで、上下用,左右用のアングルノブ
などの湾曲ノブを備えた操作部を軟性で袋状のカバーで
覆っていると、アングルノブを上下あるいは左右、また
は同時に両方に操作を行った場合、軟性のカバーがアン
グルノブにまとわりついてアングルノブ操作に支障をき
たすおそれがあった。このため、このような問題の無い
カバー式内視鏡が望まれていた。 【0028】図9に示すように本実施例のカバー式内視
鏡11はカバー用内視鏡40と操作部カバー45とを備
えている。前記カバー用内視鏡40の操作部41には上
下用アングルノブ42及び左右用アングルノブ43を備
えた湾曲ノブ44が設けてある。前記湾曲ノブ44の上
下用アングルノブ42及び左右用アングルノブ43には
それぞれ溝42a,溝43aが形成してある。 【0029】一方、図の一点鎖線に示すように未装着の
状態の操作部カバー45には、前記湾曲ノブ44の軸を
略中心に円環状にゴムなどの弾性部材で形成したバンド
46及びバンド47を所定の位置に位置決め固定されて
いる。この操作部カバー45に固定してあるバンド46
及びバンド47の太さは、前記上下用アングルノブ42
に形成した溝42a及び左右用アングルノブ43に形成
した溝43aの溝幅よりそれぞれ細く形成されている。 【0030】前記操作部カバー45を操作部41に被覆
する際には、操作部カバー45に固定してあるバンド4
6を上下用アングルノブ42に形成した溝42aにはめ
込むと共に、バンド47を左右用アングルノブ43に形
成した溝43aにはめ込む。すると、前記バンド46及
びバンド47が操作部カバー45の所定の位置に位置決
め固定されるので、図の実線に示すように操作部カバー
45は、上下用アングルノブ42及び左右用アングルノ
ブ43に常に一定のたるみを有する状態で装着される。 【0031】このように、操作部カバーに位置決め用の
バンドを固定し、このバンドをアングルノブに形成した
溝にはめ込むことにより、操作部カバーがアングルノブ
に対して常に一定のたるみを有する状態で装着すること
ができるので、アングルノブを上下あるいは左右、また
は同時に両方に操作を行っても操作部カバーが突張った
りすることなく支障なく操作することができる。 【0032】また、図10に示すように操作部カバー4
5の内側の各アングルノブに対応する位置に粘着テープ
51及び粘着テープ52を設けてもよい。このことによ
り、粘着テープ51,52を上下用アングルノブ42及
び左右用アングルノブ43に貼付けることにより、操作
部カバー45が上下用アングルノブ42及び左右用アン
グルノブ43に常に一定のたるみを有する状態に装着さ
れる。このように、粘着テープをアングルノブに貼付け
るだけで操作部カバーを所望の状態に固定することがで
きるので、アングルノブに溝を形成する加工が不要とな
り、安価な構成となる。その他の作用及び効果は前記図
9の操作部カバーにバンドを設けたときと同様である。 【0033】なお、図11の(a),(b),(c)に
示すように操作部カバー45の前記上下用アングルノブ
42及び左右用アングルノブ43に接する内側面に同図
の(b)に示すように潤滑粉55を塗布したり、同図の
(c)に示すように凹凸面56を設けることにより、操
作部カバー45のアングルノブに対するまとわりつきを
防止して操作性を向上させることができる。 【0034】ところで、図12に示すようにカバー用内
視鏡60を覆う内視鏡用カバー70の操作部カバー71
が硬質部材で形成されていると、カバー用内視鏡60の
操作部61に設けてある送気、送水、吸引を制御する制
御スイッチ62を操作する際、基本的には硬質な操作部
カバー越しに操作を行なわねばならない。このため、操
作部カバー71の制御スイッチ62に対応する部分に柔
軟な材料から成るスイッチカバー72を設けていた。し
かし、前記操作部カバー71をこのように構成した場
合、前記柔軟なスイッチカバー72がカバー用内視鏡6
0の制御スイッチ62の有効ストローク分だけ変形しな
かったり、操作部61と操作部カバー71との位置関係
がズレて、スイッチカバー72と制御スイッチ62との
位置が対応せずに、正常な状態で動作しないことがあっ
た。このため、確実に送気、送水、吸引などの制御を行
うことのできる操作部カバーが望まれていた。なお、符
号81は挿入部カバー,符号82は流体用チューブ,符
号83はユニバーサルコードを示す。 【0035】そこで図13に示すように前記カバー用内
視鏡60の制御スイッチ62に対応する位置及びその周
辺部分を十分広く覆うように比較的柔軟な材料で形成し
たスイッチカバー73を操作部カバー71にシール状態
で結合させている。このため、柔軟な材料で形成したス
イッチカバー73が制御スイッチ62に比べて広範な領
域を覆っているので、制御スイッチ62を操作したとき
十分なストロークが得られ、例え、カバー用内視鏡操作
部61と操作部カバー71との位置関係に多少のズレが
生じても制御スイッチ62が正常な状態で動作する。 【0036】このように、カバー用内視鏡の制御スイッ
チに対応する位置及びその周辺部分を比較的柔軟な材料
で十分広く覆うように形成したスイッチカバーを操作部
カバーに設けることにより、内視鏡用カバーのスイッチ
操作の確実性が大幅に向上する。 【0037】なお、図14に示すように前記スイッチカ
バー73に接触面が凹状のプッシュプレート74a及び
凸状のプッシュプレート74bを、前記カバー用内視鏡
操作部61の制御スイッチ62のそれぞれのスイッチに
対応する位置に、設けることにより、指に触れるスイッ
チの感触で制御スイッチ62の種類を容易に判別するこ
とができる。 【0038】このスイッチカバー73に設けるプッシュ
プレート74aあるいは74bの接触面の形状は凹状の
ものと,凸状のものの2種類を配置するように限定され
るものではなく、同じ凸状形状で凸部の高さを変えたプ
ッシュプレートであったり、また、同じ凹状形状で、凹
部の深さや直径を変えたプッシュプレートなどでもよ
い。 【0039】図13及び図14の実施例において、操作
部カバー71が硬質部材で形成されているため、図示し
ないアングルノブカバーは操作部カバー71と別体であ
ることはいうまでもなく、さらに、上下用ノブカバーと
左右用ノブカバーも当然別体で、軟性のものと硬性のも
のの両方が考えられる。軟性のものの場合には安価であ
るが装着性及び操作性が劣り、硬性のものの場合にはこ
の逆の特徴を有している。 【0040】次に、鉗子起上台を有するカバー式内視鏡
について説明する。鉗子起上機構を有するカバー式内視
鏡の内視鏡用カバーではカバー用内視鏡に挿抜する際、
口体部から突出する鉗子起上ワイヤーやガイドパイプを
破損してしまうことがあった。そこで、鉗子起上ワイヤ
ーやガイドパイプの破損を防止するようにした内視鏡カ
バーが望まれていた。 【0041】このため、図15及び図16に示すように
本実施例の内視鏡カバーの操作部カバー91は、口体部
とグリップカバーとを一体的に形成したものであり、こ
の操作部カバー91の内部にガイド管路92を設け、こ
のガイド管路内に起上ワイヤー93を挿通している。な
お、この起上ワイヤー93の手元側端部にはラックギア
94が設けられており、このラックギア94と図示しな
いカバー用内視鏡に装着するときカバー用内視鏡の起上
用ピニオンギアとを係合させるようになっている。 【0042】このように、ラックギアを設けた鉗子起上
ワイヤが操作部カバーに形成したガイド管路に保持され
るので、装着時などの取り扱いが容易になり、作業中に
破損することが少なくなる。 【0043】さらに、図17及び図18に示すように操
作部カバー91にラックギア94の下半分を支持し、こ
のラックギア94がスライド自在なようなラックガイド
91aを突出させることによって、このラックガイド9
1aで常にラックギア94が摺動自在な状態に保持され
て破損しにくい。 【0044】[付記] 1.挿入部及びこの挿入部の手元側に制御スイッチ部を
備えた操作部を有するカバー用内視鏡と、前記挿入部を
覆う挿入部カバー及び操作部を覆う操作部カバー及び少
なくとも1本の流体チューブを有する内視鏡用カバーと
からなるカバー式内視鏡において、前記カバー用内視鏡
の操作部を覆う操作部カバーの少なくとも一部に硬質部
を設けたカバー式内視鏡。 【0045】2.前記操作部カバーの、カバー用内視鏡
の操作部の先端側のグリップ部及びこのグリップ部外表
面に配置される流体チューブを覆うグリップカバーを、
硬質部材で形成した付記1記載のカバー式内視鏡。 【0046】3.前記硬質部材で形成したグリップカバ
ーに制御スイッチを設けた付記2記載のカバー式内視
鏡。 【0047】4.前記制御スイッチが流体制御用である
付記3記載のカバー式内視鏡。 【0048】5.前記グリップカバーを形成する硬質部
材が樹脂材料である付記2記載のカバー式内視鏡。 【0049】6.前記樹脂材料は熱可塑性樹脂である付
記5記載のカバー式内視鏡。 【0050】7.前記熱可塑性樹脂はポリ塩化ビニルで
ある付記6記載のカバー式内視鏡。 【0051】8.前記熱可塑性樹脂はABS樹脂である
付記6記載のカバー式内視鏡。 【0052】9.前記熱可塑性樹脂はポリカーボネート
である付記6記載のカバー式内視鏡。 【0053】10.前記熱可塑性樹脂はポリサルホンで
ある付記6記載のカバー式内視鏡。 【0054】11.前記熱可塑性樹脂は変成PPOであ
る付記6記載のカバー式内視鏡。 【0055】12.前記流体用チューブがカバー用内視
鏡の操作部の外表面に配置される付記1記載のカバー式
内視鏡。 【0056】13.前記グリップカバーで覆われるカバ
ー用内視鏡操作部のグリップ部に流体用チューブを配設
する挿入軸方向に伸びる位置決め用切欠き溝を形成した
付記2記載のカバー式内視鏡。 【0057】14.前記流体用チューブが前記カバー用
内視鏡操作部の制御スイッチ部を配置した面と反対側の
下面を通過した後、操作部の側部から延出するユニバー
サルコードに導出する付記2記載のカバー式内視鏡。 【0058】15.前記流体用チューブが前記カバー用
内視鏡操作部の制御スイッチ部を配置した面上を通過し
た後、操作部の側部から延出するユニバーサルコードに
導出する付記2記載のカバー式内視鏡。 【0059】16.前記流体用チューブがカバー用内視
鏡に設けてある湾曲ノブと制御スイッチ部との間を通過
する付記15記載のカバー式内視鏡。 【0060】17.前記流体用チューブが前記制御スイ
ッチ部の反湾曲ノブ側を通過する付記15記載のカバー
式内視鏡。 【0061】18.前記湾曲ノブを被覆するカバーが柔
軟なカバーである付記15記載のカバー式内視鏡。 【0062】19。前記湾曲ノブを覆う柔軟なカバーが
一定のたるみを有するように前記湾曲ノブを覆う柔軟な
カバーに位置決め部材を設ける一方、湾曲ノブに前記位
置決め部材が位置決めされる溝を設けた付記18記載の
カバー式内視鏡。 【0063】20.前記湾曲ノブの内側面に位置決め部
材として粘着テープを設け、この粘着テープを湾曲ノブ
に貼付ける付記19記載のカバー式内視鏡。 【0064】21.挿入部と操作部を有するカバー用内
視鏡と、前記挿入部及び前記操作部を覆う内視鏡用カバ
ーからなるカバー式内視鏡において、前記カバー用内視
鏡の操作部を被覆する操作部カバーのうち、少なくとも
カバー用内視鏡の制御スイッチ部に対応する周辺近傍を
比較的柔軟な材料で構成したカバー式内視鏡。 【0065】22.前記柔軟な材料で構成した制御スイ
ッチ部の各スイッチに当接する部分を比較的硬質な材料
で形成した付記21記載のカバー式内視鏡。 【0066】23.前記比較的硬質な材料で形成した部
分の接触面側に凹部または凸部を設けた付記22記載の
カバー式内視鏡。 【0067】24.鉗子起上用の内視鏡カバーであっ
て、操作部カバーに起上ワイヤを挿通するガイド管路を
設けたもの。 【0068】25.前記操作部カバーに、さらに、起上
ワイヤの手元側端部に設けたラックギアを摺動自在に指
示するラックガイドを設けた付記24記載のカバー式内
視鏡。 【0069】 【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、操
作部近傍を通る流体用チューブが邪魔にならず、送気、
送水、吸引などのボタン操作を誤ることなく確実に行え
る把持性の良い操作部カバーを備えたカバー式内視鏡を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】図1及び図2は本発明の第1実施例に係り、図
1はカバー式内視鏡の構成を示す図 【図2】図1のA―A断面図 【図3】カバー式内視鏡の流体チューブの別の構成を示
す図 【図4】図4ないし図6はカバー式内視鏡の流体チュー
ブの他の構成を示すものであり、図4はカバー式内視鏡
の上平面図 【図5】図4の側面図 【図6】図5のB―B断面図 【図7】カバー式内視鏡の流体チューブまた別の構成を
示す図 【図8】第2実施例に係るカバー式内視鏡の構成を示す
図 【図9】カバー式内視鏡の湾曲ノブを覆うカバーの構成
を示す図 【図10】カバー式内視鏡の湾曲ノブを覆うカバーの別
の構成を示す図 【図11】カバー式内視鏡の湾曲ノブとカバーとの滑り
止め手段を示す図 【図12】硬質部材で形成した操作部カバーの一般的な
例を示す図 【図13】硬質部材で形成した操作部カバーの制御スイ
ッチ部及びその周辺の構成を示す図 【図14】図13の応用例を示す図 【図15】図15及び図16は鉗子起上用の内視鏡カバ
ーに係り、図15は内視鏡カバーの側面図 【図16】図15のC―C断面図 【図17】図15の変形例を示す図 【図18】図17のD―D断面図 【符号の説明】 1…カバー式内視鏡 3…内視鏡用カバー 5…操作部カバー 21…操作部 33…グリップカバー 34…操作部用カバー

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 挿入部及びこの挿入部の手元側に操作部
    を有するカバー用内視鏡と、前記挿入部を覆う挿入部カ
    バー及び操作部を覆う操作部カバーを有する内視鏡用カ
    バーとからなるカバー式内視鏡において、 前記カバー用内視鏡の操作部を覆う操作部カバーに、前
    記操作部の先端側に位置するグリップ部を覆うことがで
    きる位置に硬質部を設けるとともに、前記グリップ部
    に、流体用チューブ配置用の切欠き溝を挿入軸方向に延
    びるように形成したことを特徴とするカバー式内視鏡。
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