JP2587182Y2 - チャンネル付き内視鏡カバー方式の内視鏡 - Google Patents
チャンネル付き内視鏡カバー方式の内視鏡Info
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- JP2587182Y2 JP2587182Y2 JP1993011596U JP1159693U JP2587182Y2 JP 2587182 Y2 JP2587182 Y2 JP 2587182Y2 JP 1993011596 U JP1993011596 U JP 1993011596U JP 1159693 U JP1159693 U JP 1159693U JP 2587182 Y2 JP2587182 Y2 JP 2587182Y2
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- Japan
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- cover
- endoscope
- channel
- section
- forceps
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、内視鏡カバー方式の内
視鏡、特にチャンネル付き内視鏡カバー方式の内視鏡に
関するものである。
視鏡、特にチャンネル付き内視鏡カバー方式の内視鏡に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】医療用の内視鏡を用いる内視鏡検査で
は、検査前に十分な洗滌・消毒をした清潔な内視鏡を使
用する必要がある。このような作業は、1本の内視鏡を
複数の患者に使用するため、各症例ごとに行う。従っ
て、一旦検査に使用したその内視鏡を次の患者に対する
検査に用いる場合、そのような洗滌・消毒または滅菌を
十分に行うのに必要な時間の間、次の検査は開始でき
ず、かつその処置のための相当の手間も要する。この工
程では、時間がかかり、作業は面倒なものとなる。
は、検査前に十分な洗滌・消毒をした清潔な内視鏡を使
用する必要がある。このような作業は、1本の内視鏡を
複数の患者に使用するため、各症例ごとに行う。従っ
て、一旦検査に使用したその内視鏡を次の患者に対する
検査に用いる場合、そのような洗滌・消毒または滅菌を
十分に行うのに必要な時間の間、次の検査は開始でき
ず、かつその処置のための相当の手間も要する。この工
程では、時間がかかり、作業は面倒なものとなる。
【0003】これらの時間と手間のかかる作業による不
便を軽減しようとして、そのような従来の繰り返し使用
型の内視鏡に対し、事前に洗滌・消毒をした挿入部と検
査後の (即ち、使用後の) 挿入部を交換する使い捨て型
の内視鏡カバー方式の内視鏡が提案されている。これに
よると、従来の繰り返し使用型の内視鏡、即ちカバー無
しの内視鏡に比し、上述したような従来必要とされる使
用毎の洗滌・消毒に要する時間の削減、作業性の向上が
期待できる。このような内視鏡カバー方式の内視鏡は、
内視鏡カバーと内視鏡カバーに挿入する内視鏡カバー用
内視鏡の組み合わせからなる。
便を軽減しようとして、そのような従来の繰り返し使用
型の内視鏡に対し、事前に洗滌・消毒をした挿入部と検
査後の (即ち、使用後の) 挿入部を交換する使い捨て型
の内視鏡カバー方式の内視鏡が提案されている。これに
よると、従来の繰り返し使用型の内視鏡、即ちカバー無
しの内視鏡に比し、上述したような従来必要とされる使
用毎の洗滌・消毒に要する時間の削減、作業性の向上が
期待できる。このような内視鏡カバー方式の内視鏡は、
内視鏡カバーと内視鏡カバーに挿入する内視鏡カバー用
内視鏡の組み合わせからなる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】チャンネルを有するチ
ャンネル付き内視鏡カバーでは、その内視鏡カバーに処
置具挿通用の管路を内蔵させ、かかる内視鏡カバーとカ
バー用内視鏡とを組み合わせ、検査時は、1回限りの使
用で使い捨てられるチャンネル付き内視鏡カバー側で処
置具を挿通させることができる。ここで、組付け作業で
のカバー用内視鏡へのチャンネル付き内視鏡カバーの装
着のしやすさから、カバーを装着したチャンネル付き内
視鏡カバー方式の内視鏡の先端側と手元側とでは、先端
側と手元側との断面の内蔵物レイアウトは同じになるよ
うにされている。即ち、管路チャンネルがカバー径方向
の一方の片側において直線状に先端まで延び、その反対
側は、先端に照明、光学系を有するカバー用内視鏡が入
る空間であり、かかる関係が手元側から先端側へと続く
こととなり、従ってその途中のどの断面をとっても同じ
である。
ャンネル付き内視鏡カバーでは、その内視鏡カバーに処
置具挿通用の管路を内蔵させ、かかる内視鏡カバーとカ
バー用内視鏡とを組み合わせ、検査時は、1回限りの使
用で使い捨てられるチャンネル付き内視鏡カバー側で処
置具を挿通させることができる。ここで、組付け作業で
のカバー用内視鏡へのチャンネル付き内視鏡カバーの装
着のしやすさから、カバーを装着したチャンネル付き内
視鏡カバー方式の内視鏡の先端側と手元側とでは、先端
側と手元側との断面の内蔵物レイアウトは同じになるよ
うにされている。即ち、管路チャンネルがカバー径方向
の一方の片側において直線状に先端まで延び、その反対
側は、先端に照明、光学系を有するカバー用内視鏡が入
る空間であり、かかる関係が手元側から先端側へと続く
こととなり、従ってその途中のどの断面をとっても同じ
である。
【0005】さて、このようなチャンネル付き内視鏡カ
バー方式の内視鏡の使用に着目すると、観察視野に対し
て処置具が下方から延出してきた方が、術者は自分の手
で処置をしているのと近い感覚で作業できるので好まし
い。しかし、これを優先させると、チャンネル付き内視
鏡カバーでの処置具の挿入口の位置も下方になってしま
い、検査、処置時において処置具を挿通する作業はやり
にくくなる。逆に、処置具を挿通しやすいようにとカバ
ーでの処置具挿入口を上方向にすると、今度は、観察視
野の上方向から処置具が出てくるような状態となり、そ
のように観察視野の上方向から処置具が出てくるのは術
者には頭ごしに手が出てきているような感覚を与え、違
和感を感じながら作業をすることになる。このように、
術者による処置のしやすやと、観察視野での処置具の出
現の仕方についての術者の受ける望ましい感覚とは、そ
れぞれ上述した考察では、その2つの面は相反し両立は
しがたい。チャンネル付き内視鏡カバー方式の内視鏡に
おいて、上記の両立が達成されれば、観察視野での自然
な感覚と相まって、処置具使用時の術者による処置はよ
りしやすいものとなり、好ましいものとなる。本考案の
目的は、従って、これら2つの面の両立を図ることので
きる、処置のしやすいチャンネル付き内視鏡カバー方式
の内視鏡を提供することである。
バー方式の内視鏡の使用に着目すると、観察視野に対し
て処置具が下方から延出してきた方が、術者は自分の手
で処置をしているのと近い感覚で作業できるので好まし
い。しかし、これを優先させると、チャンネル付き内視
鏡カバーでの処置具の挿入口の位置も下方になってしま
い、検査、処置時において処置具を挿通する作業はやり
にくくなる。逆に、処置具を挿通しやすいようにとカバ
ーでの処置具挿入口を上方向にすると、今度は、観察視
野の上方向から処置具が出てくるような状態となり、そ
のように観察視野の上方向から処置具が出てくるのは術
者には頭ごしに手が出てきているような感覚を与え、違
和感を感じながら作業をすることになる。このように、
術者による処置のしやすやと、観察視野での処置具の出
現の仕方についての術者の受ける望ましい感覚とは、そ
れぞれ上述した考察では、その2つの面は相反し両立は
しがたい。チャンネル付き内視鏡カバー方式の内視鏡に
おいて、上記の両立が達成されれば、観察視野での自然
な感覚と相まって、処置具使用時の術者による処置はよ
りしやすいものとなり、好ましいものとなる。本考案の
目的は、従って、これら2つの面の両立を図ることので
きる、処置のしやすいチャンネル付き内視鏡カバー方式
の内視鏡を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案のチャンネル付き
内視鏡カバー方式の内視鏡は、チャンネル付き内視鏡カ
バーと、チャンネル付き内視鏡カバー用内視鏡との組み
合わせによるチャンネル付き内視鏡カバー方式の内視鏡
であって、前記チャンネル付き内視鏡カバーの手元側と
先端側とのそれぞれの断面レイアウトで、カバー手元側
におけるチャンネル部分と、カバー先端側におけるチャ
ンネル部分とでは、前記チャンネル付き内視鏡カバー用
内視鏡の操作部の所定部位に応じた手元側の所定のチャ
ンネル位置に対し先端側のチャンネル位置が異なるよう
にしたことを特徴とするものである。
内視鏡カバー方式の内視鏡は、チャンネル付き内視鏡カ
バーと、チャンネル付き内視鏡カバー用内視鏡との組み
合わせによるチャンネル付き内視鏡カバー方式の内視鏡
であって、前記チャンネル付き内視鏡カバーの手元側と
先端側とのそれぞれの断面レイアウトで、カバー手元側
におけるチャンネル部分と、カバー先端側におけるチャ
ンネル部分とでは、前記チャンネル付き内視鏡カバー用
内視鏡の操作部の所定部位に応じた手元側の所定のチャ
ンネル位置に対し先端側のチャンネル位置が異なるよう
にしたことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】本考案においては、チャンネル付き内視鏡カバ
ー方式の内視鏡におけるチャンネル付き内視鏡カバーの
手元側と先端側とのそれぞれの断面レイアウトで、カバ
ー手元側におけるチャンネル部分とカバー先端側におけ
るチャンネル部分は、位置関係が偏寄していて、チャン
ネル付き内視鏡カバー用内視鏡の操作部の所定部位に応
じた手元側の所定のチャンネル位置に対し先端側のチャ
ンネル位置が異なるものであることから、術者が処置具
を挿通しやすいよう、カバー手元側のチャンネル部分を
例えば上側とし処置具挿入口を上方向とする一方、観察
視野ではチャンネルを挿通した処置具が下方から現れる
よう、カバー先端側のチャンネル部分の位置をずらして
上記カバー手元側の位置とは異なる例えば下側とするこ
とも柔軟に対応可能で、自在性に優れ、従って、先端側
と手元側との断面の内蔵物レイアウトが同じである場合
のものにおけるような、チャンネルを上にすれば一方で
は視野の上方から処置具が出てきて処置のやりにくさを
伴い、他方、チャンネルを下にすれば術者の処置具挿通
がしにくくなるといったような不便は解消し得て、術者
による処置のしやすやを得ることと、観察視野での処置
具の出現の仕方についての術者の受ける望ましい感覚を
得ようとすることとの両立が図れる。かつまた、かかる
両立は、観察視野での自然な感覚と相まって、この種の
チャンネル付き内視鏡カバー方式の内視鏡による処置具
使用時の術者による処置をよりしやすいものにすること
を可能にする。
ー方式の内視鏡におけるチャンネル付き内視鏡カバーの
手元側と先端側とのそれぞれの断面レイアウトで、カバ
ー手元側におけるチャンネル部分とカバー先端側におけ
るチャンネル部分は、位置関係が偏寄していて、チャン
ネル付き内視鏡カバー用内視鏡の操作部の所定部位に応
じた手元側の所定のチャンネル位置に対し先端側のチャ
ンネル位置が異なるものであることから、術者が処置具
を挿通しやすいよう、カバー手元側のチャンネル部分を
例えば上側とし処置具挿入口を上方向とする一方、観察
視野ではチャンネルを挿通した処置具が下方から現れる
よう、カバー先端側のチャンネル部分の位置をずらして
上記カバー手元側の位置とは異なる例えば下側とするこ
とも柔軟に対応可能で、自在性に優れ、従って、先端側
と手元側との断面の内蔵物レイアウトが同じである場合
のものにおけるような、チャンネルを上にすれば一方で
は視野の上方から処置具が出てきて処置のやりにくさを
伴い、他方、チャンネルを下にすれば術者の処置具挿通
がしにくくなるといったような不便は解消し得て、術者
による処置のしやすやを得ることと、観察視野での処置
具の出現の仕方についての術者の受ける望ましい感覚を
得ようとすることとの両立が図れる。かつまた、かかる
両立は、観察視野での自然な感覚と相まって、この種の
チャンネル付き内視鏡カバー方式の内視鏡による処置具
使用時の術者による処置をよりしやすいものにすること
を可能にする。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づき説明す
る。図1は、チャンネル付き内視鏡カバーを用いた内視
鏡装置の一例の全体図である。ここでは、電子内視鏡と
して使用する場合の内視鏡、光源、流体制御装置などか
らなるセットの全体構成を示してある。
る。図1は、チャンネル付き内視鏡カバーを用いた内視
鏡装置の一例の全体図である。ここでは、電子内視鏡と
して使用する場合の内視鏡、光源、流体制御装置などか
らなるセットの全体構成を示してある。
【0009】図中、1は周辺機器が収納されているカー
トである。このカート1には、例えば光源装置2、ビデ
オプロセッサー3、流体制御装置4、チャンネル付き内
視鏡カバー拡張器(以下、拡張器とも略す)5、モニタ
ー6等が収納されている。光源装置2は、チャンネル付
き内視鏡カバー用内視鏡 (以下、カバー用内視鏡とも略
す) 22がコネクター部25を介して接続されている。
カバー用内視鏡22には、その挿入部先端近傍に設けら
れた撮像素子としてのCCDから出力された信号をビデ
オプロセッサー3に入力させるカールコード8がコネク
ター接続で接続されている。
トである。このカート1には、例えば光源装置2、ビデ
オプロセッサー3、流体制御装置4、チャンネル付き内
視鏡カバー拡張器(以下、拡張器とも略す)5、モニタ
ー6等が収納されている。光源装置2は、チャンネル付
き内視鏡カバー用内視鏡 (以下、カバー用内視鏡とも略
す) 22がコネクター部25を介して接続されている。
カバー用内視鏡22には、その挿入部先端近傍に設けら
れた撮像素子としてのCCDから出力された信号をビデ
オプロセッサー3に入力させるカールコード8がコネク
ター接続で接続されている。
【0010】全体を符号31で示すチャンネル付き内視
鏡カバー方式の内視鏡は、カバー用内視鏡22とチャン
ネル付き内視鏡カバー10の組み合わせからなる。カバ
ー用内視鏡22には、カバー用内視鏡22を覆う汚染防
止用のチャンネル付き内視鏡カバー10 (以下、カバー
とも略す) が被覆されている。カバー10は挿入部カバ
ー部27(カバーの挿入部)、操作部カバー34、ユニ
バーサルコードカバー21によって構成されている。こ
れらは、使用前は全て滅菌されている。ここに、挿入部
カバー部27は、上記カバー10のうち、カバー用内視
鏡22の挿入部を覆う部分及びその近傍構成部分で構成
される。操作部カバー12は、カバー用内視鏡22の操
作部を覆うカバー部分である。拡張器5には、拡張チュ
ーブ14が設けられている。
鏡カバー方式の内視鏡は、カバー用内視鏡22とチャン
ネル付き内視鏡カバー10の組み合わせからなる。カバ
ー用内視鏡22には、カバー用内視鏡22を覆う汚染防
止用のチャンネル付き内視鏡カバー10 (以下、カバー
とも略す) が被覆されている。カバー10は挿入部カバ
ー部27(カバーの挿入部)、操作部カバー34、ユニ
バーサルコードカバー21によって構成されている。こ
れらは、使用前は全て滅菌されている。ここに、挿入部
カバー部27は、上記カバー10のうち、カバー用内視
鏡22の挿入部を覆う部分及びその近傍構成部分で構成
される。操作部カバー12は、カバー用内視鏡22の操
作部を覆うカバー部分である。拡張器5には、拡張チュ
ーブ14が設けられている。
【0011】本実施例においは、このようなチャンネル
付き内視鏡カバー10とチャンネル付き内視鏡カバー用
内視鏡22とからなるチャンネル付き内視鏡カバー方式
の内視鏡31において、その断面レイアウトで、チャン
ネルの位置が、基準の上方向に対して、先端側と手元側
で異なるように構成したものである。また、この場合に
おいて、下記する好適例の一つでは、カバー挿入部に対
して回転自在な鉗子挿入口回転部を有して、かつ先端側
より手元側が太径のチャンネル付き内視鏡カバー10
と、先端側より手元側が細径のチャンネル付き内視鏡カ
バー用内視鏡22との組み合わせの構成としたものであ
る。
付き内視鏡カバー10とチャンネル付き内視鏡カバー用
内視鏡22とからなるチャンネル付き内視鏡カバー方式
の内視鏡31において、その断面レイアウトで、チャン
ネルの位置が、基準の上方向に対して、先端側と手元側
で異なるように構成したものである。また、この場合に
おいて、下記する好適例の一つでは、カバー挿入部に対
して回転自在な鉗子挿入口回転部を有して、かつ先端側
より手元側が太径のチャンネル付き内視鏡カバー10
と、先端側より手元側が細径のチャンネル付き内視鏡カ
バー用内視鏡22との組み合わせの構成としたものであ
る。
【0012】チャンネルの設定位置については、好まし
くはチャンネルの位置は先端側で下方向、手元側で上ま
たは右方向であり、より詳しくは、先端側では処置具挿
通チャンネルは観察窓より下側にレイアウトし、手元側
では上側にレイアウトするのがよく、この場合、好まし
くは、その上側は右上側であり、また、好ましくは上側
は真上である。以下、具体的に説明する。
くはチャンネルの位置は先端側で下方向、手元側で上ま
たは右方向であり、より詳しくは、先端側では処置具挿
通チャンネルは観察窓より下側にレイアウトし、手元側
では上側にレイアウトするのがよく、この場合、好まし
くは、その上側は右上側であり、また、好ましくは上側
は真上である。以下、具体的に説明する。
【0013】図2乃至図5の実施例(第1実施例)で
は、図2に示す状態が装着組み合わせ完了の様子を示
し、この場合のカバー10の挿入部カバー部27は、カ
バー挿入部27a(カバーのうち、体腔内に挿入される
部分)と、鉗子挿入口分岐回転部106と、内視鏡挿入
部固定用口体部118とからなる。カバー挿入部27a
の先端部分には、先端面において観察窓としてのカバー
ガラス103が上部位置(図2中の上方)に配され、そ
の下部位置(図2中の下方)に鉗子チャンネル102
(鉗子チャンネル兼用吸引管路)が開口している。カバ
ー挿入部27aは、図4に示すカバー用内視鏡22のカ
バー用内視鏡挿入部23を外部環境から離隔する挿入部
カバー外皮108を有し、この挿入部カバー外皮108
の手元側にはカバー後口金107が設けられている。
は、図2に示す状態が装着組み合わせ完了の様子を示
し、この場合のカバー10の挿入部カバー部27は、カ
バー挿入部27a(カバーのうち、体腔内に挿入される
部分)と、鉗子挿入口分岐回転部106と、内視鏡挿入
部固定用口体部118とからなる。カバー挿入部27a
の先端部分には、先端面において観察窓としてのカバー
ガラス103が上部位置(図2中の上方)に配され、そ
の下部位置(図2中の下方)に鉗子チャンネル102
(鉗子チャンネル兼用吸引管路)が開口している。カバ
ー挿入部27aは、図4に示すカバー用内視鏡22のカ
バー用内視鏡挿入部23を外部環境から離隔する挿入部
カバー外皮108を有し、この挿入部カバー外皮108
の手元側にはカバー後口金107が設けられている。
【0014】図4のカバー用内視鏡22は、観察及び照
明光学系を有する先端構成部110とそれに続くカバー
用内視鏡湾曲部109を有するカバー用内視鏡挿入部2
3と、カバー用内視鏡操作部固定部119を有する操作
部26とを備え、操作部26には、各種操作スイッチ及
びアングルノブ116が設けられ、また端部にコネクタ
ー部25を備えたユニバーサルコード24が接続されて
いる。コネクター部25は、カールコード8(図1)の
電気(EL)コネクター40を有する。
明光学系を有する先端構成部110とそれに続くカバー
用内視鏡湾曲部109を有するカバー用内視鏡挿入部2
3と、カバー用内視鏡操作部固定部119を有する操作
部26とを備え、操作部26には、各種操作スイッチ及
びアングルノブ116が設けられ、また端部にコネクタ
ー部25を備えたユニバーサルコード24が接続されて
いる。コネクター部25は、カールコード8(図1)の
電気(EL)コネクター40を有する。
【0015】カバー10の挿入部カバー部27側では、
鉗子挿入口分岐回転部106に鉗子挿入口105をもつ
鉗子挿入口分岐部104が固定されている。鉗子挿入口
分岐回転部106の前方(先端寄り)端側にはカバー後
口金107が、また後方(手元寄り)端側には内視鏡操
作部固定用口体部118が取り付く。ここに、鉗子挿入
口分岐回転部106と内視鏡操作部固定用口体部118
は一体であり、また、本例では鉗子挿入口分岐回転部1
06に固定の鉗子挿入口105と内視鏡操作部固定用口
体部118の固定部118aとは、互いに反対の位置
(180°反対の位置)を占めるように設けられてい
る。内視鏡操作部固定用口体部118の端部からは上記
鉗子挿入口分岐部104を通して鉗子チャンネル102
に連通した手元側吸引チューブ28が突出し、手元側へ
と導かれる。カバー挿入部27aのカバー後口金107
は鉗子挿入口分岐回転部106の前端係合部と連結され
るが、カバー後口金107と鉗子挿入口分岐回転部10
6は互いに回転自在である。カバー後口金107は挿入
部カバー外皮108と固定され、挿入部カバー外皮10
8は、先端側から例えば約3分の2の位置の部分から
は、手元側へ向かって徐々に太径化している。先端側と
手元側の径の比は、例えば2対3の比であるとする。カ
バー用内視鏡挿入部23は、先端側では、図2のB−B
断面を表す図3Aやカバー用内視鏡23単体を示す図4
に示されるように、円形断面形状から挿入部カバー部2
7側の鉗子チャンネル102の径に相当する部分だけ、
下部で切り欠いた断面形状23aとなるように構成され
ている。一方、手元側での形状は、図2のA−A断面を
表す図3Bに示すように、元の円形形状から鉗子チャン
ネル102の径を引いた径を短軸とし、元の円形形状の
約8割の径を長軸とする略楕円形断面形状23bであ
る。
鉗子挿入口分岐回転部106に鉗子挿入口105をもつ
鉗子挿入口分岐部104が固定されている。鉗子挿入口
分岐回転部106の前方(先端寄り)端側にはカバー後
口金107が、また後方(手元寄り)端側には内視鏡操
作部固定用口体部118が取り付く。ここに、鉗子挿入
口分岐回転部106と内視鏡操作部固定用口体部118
は一体であり、また、本例では鉗子挿入口分岐回転部1
06に固定の鉗子挿入口105と内視鏡操作部固定用口
体部118の固定部118aとは、互いに反対の位置
(180°反対の位置)を占めるように設けられてい
る。内視鏡操作部固定用口体部118の端部からは上記
鉗子挿入口分岐部104を通して鉗子チャンネル102
に連通した手元側吸引チューブ28が突出し、手元側へ
と導かれる。カバー挿入部27aのカバー後口金107
は鉗子挿入口分岐回転部106の前端係合部と連結され
るが、カバー後口金107と鉗子挿入口分岐回転部10
6は互いに回転自在である。カバー後口金107は挿入
部カバー外皮108と固定され、挿入部カバー外皮10
8は、先端側から例えば約3分の2の位置の部分から
は、手元側へ向かって徐々に太径化している。先端側と
手元側の径の比は、例えば2対3の比であるとする。カ
バー用内視鏡挿入部23は、先端側では、図2のB−B
断面を表す図3Aやカバー用内視鏡23単体を示す図4
に示されるように、円形断面形状から挿入部カバー部2
7側の鉗子チャンネル102の径に相当する部分だけ、
下部で切り欠いた断面形状23aとなるように構成され
ている。一方、手元側での形状は、図2のA−A断面を
表す図3Bに示すように、元の円形形状から鉗子チャン
ネル102の径を引いた径を短軸とし、元の円形形状の
約8割の径を長軸とする略楕円形断面形状23bであ
る。
【0016】上述のように、本実施例では、先端より手
元側にくるに従って細径化されているカバー用内視鏡2
2と、鉗子挿入口分岐部104が取り付けられてカバー
10の挿入部カバー部に対して相対的に回転する鉗子挿
入口分岐回転部106を有し、手元側が先端側よりも太
径である挿入部カバー部27を有するカバー10とから
なるカバー式内視鏡31を採用したものである。上記構
成において、カバー式内視鏡31として図2に示された
状態のものを得るには、次のような装着作業によってこ
れを得ることができる。基本的には、カバーをカバー用
内視鏡に装着するとき、カバー10の挿入部カバー部2
7に設置された鉗子挿入口分岐回転部106をして、鉗
子チャンネル102が先端側と手元側で同じ配置になる
ような位置にしておく。例えば、先端側で下なら、手元
側でも下となるよう、鉗子挿入口分岐回転部106の当
初の回転位置を設定するものである。この状態で、カバ
ー内視鏡挿入部23を挿入し、前記回転部106のとこ
ろに細径のカバー内視鏡挿入部23(手元側部分)が通
過する時に、その回転部106を本例では180°回転
させ、これによって先端側と手元側で鉗子チャンネル1
02が反対の位置になるように配置する。その後、最後
までカバー用内視鏡挿入部23を挿入し、カバー10の
挿入部カバー部27を固定させる。これを、組付け過程
を表す図5も参照して説明すると、まず、カバー用内視
鏡挿入部23の挿入前において、図5のように例えば鉗
子チャンネル102、手元側吸引チューブ28が真下
(図5中下側)になるように、予め鉗子挿入口分岐回転
部106を回転させておく。
元側にくるに従って細径化されているカバー用内視鏡2
2と、鉗子挿入口分岐部104が取り付けられてカバー
10の挿入部カバー部に対して相対的に回転する鉗子挿
入口分岐回転部106を有し、手元側が先端側よりも太
径である挿入部カバー部27を有するカバー10とから
なるカバー式内視鏡31を採用したものである。上記構
成において、カバー式内視鏡31として図2に示された
状態のものを得るには、次のような装着作業によってこ
れを得ることができる。基本的には、カバーをカバー用
内視鏡に装着するとき、カバー10の挿入部カバー部2
7に設置された鉗子挿入口分岐回転部106をして、鉗
子チャンネル102が先端側と手元側で同じ配置になる
ような位置にしておく。例えば、先端側で下なら、手元
側でも下となるよう、鉗子挿入口分岐回転部106の当
初の回転位置を設定するものである。この状態で、カバ
ー内視鏡挿入部23を挿入し、前記回転部106のとこ
ろに細径のカバー内視鏡挿入部23(手元側部分)が通
過する時に、その回転部106を本例では180°回転
させ、これによって先端側と手元側で鉗子チャンネル1
02が反対の位置になるように配置する。その後、最後
までカバー用内視鏡挿入部23を挿入し、カバー10の
挿入部カバー部27を固定させる。これを、組付け過程
を表す図5も参照して説明すると、まず、カバー用内視
鏡挿入部23の挿入前において、図5のように例えば鉗
子チャンネル102、手元側吸引チューブ28が真下
(図5中下側)になるように、予め鉗子挿入口分岐回転
部106を回転させておく。
【0017】次に、この状態で、カバー用内視鏡挿入部
23を挿入部カバー部27内に挿入していく。かかる挿
入過程で、鉗子挿入口分岐回転部106を通過するカバ
ー用内視鏡挿入部23についての断面形状が前記した断
面形状23aのものから略楕円形断面形状23bのもの
に変わってしばらくしたとき、挿入を一時中断し、図2
のように鉗子挿入口分岐回転部106を回転させて、鉗
子挿入口105の占める位置が反対側の真上(図2中上
側)にくるようにする。図3Bには、このときの鉗子挿
入口分岐回転部106の回転の状態が表わされており、
下部にあった二点鎖線で示す鉗子挿入口分岐部104は
矢印の如く180°回転して実線位置の上部へ移り、結
果、鉗子挿入口105も図2のように上方向を向くこと
になる。かつまた、鉗子チャンネル102も、かかる回
転に伴って、図2のように、先端側はカバー用内視鏡挿
入部23と平行した状態でカバー用内視鏡挿入部23と
は交差はしないままであるが、手元側付近では、カバー
用内視鏡挿入部23と交差するようねじれることにな
る。
23を挿入部カバー部27内に挿入していく。かかる挿
入過程で、鉗子挿入口分岐回転部106を通過するカバ
ー用内視鏡挿入部23についての断面形状が前記した断
面形状23aのものから略楕円形断面形状23bのもの
に変わってしばらくしたとき、挿入を一時中断し、図2
のように鉗子挿入口分岐回転部106を回転させて、鉗
子挿入口105の占める位置が反対側の真上(図2中上
側)にくるようにする。図3Bには、このときの鉗子挿
入口分岐回転部106の回転の状態が表わされており、
下部にあった二点鎖線で示す鉗子挿入口分岐部104は
矢印の如く180°回転して実線位置の上部へ移り、結
果、鉗子挿入口105も図2のように上方向を向くこと
になる。かつまた、鉗子チャンネル102も、かかる回
転に伴って、図2のように、先端側はカバー用内視鏡挿
入部23と平行した状態でカバー用内視鏡挿入部23と
は交差はしないままであるが、手元側付近では、カバー
用内視鏡挿入部23と交差するようねじれることにな
る。
【0018】また、この回転時、鉗子挿入口分岐回転部
106の回転につれて、最初、真上(図5中上側)にあ
った内視鏡操作部固定用口体部118の固定部118a
は、図2に示すように下部へと移ることになる。即ち、
180°の回転で、その固定部118aの占める位置は
反対側の真下(図2中下側)になる。このようにして、
回転させてねじるが、挿入部カバー部27の先端側の径
に比べて鉗子挿入口分岐回転部106はの部分は太径化
しており、他方、カバー用内視鏡挿入部23は手元側で
は前記した略楕円形断面形状23bのように細径化して
いるため、鉗子挿入口分岐回転部106はスムーズに回
転し、鉗子チャンネル102も、そのようなねじれが生
じてもつぶれることはない。
106の回転につれて、最初、真上(図5中上側)にあ
った内視鏡操作部固定用口体部118の固定部118a
は、図2に示すように下部へと移ることになる。即ち、
180°の回転で、その固定部118aの占める位置は
反対側の真下(図2中下側)になる。このようにして、
回転させてねじるが、挿入部カバー部27の先端側の径
に比べて鉗子挿入口分岐回転部106はの部分は太径化
しており、他方、カバー用内視鏡挿入部23は手元側で
は前記した略楕円形断面形状23bのように細径化して
いるため、鉗子挿入口分岐回転部106はスムーズに回
転し、鉗子チャンネル102も、そのようなねじれが生
じてもつぶれることはない。
【0019】上記回転後は、引き続き、直進的にカバー
用内視鏡挿入部23を挿入し続け、カバー用内視鏡挿入
部23先端が、挿入部カバー部27先端面部分に突き当
たったなら、カバー用内視鏡操作部固定部119と内視
鏡操作部固定用口体部118を固定すればよい。これで
図2の状態が得られ、カバー用内視鏡挿入部23と挿入
部カバー部27の組付け装着は完了する。
用内視鏡挿入部23を挿入し続け、カバー用内視鏡挿入
部23先端が、挿入部カバー部27先端面部分に突き当
たったなら、カバー用内視鏡操作部固定部119と内視
鏡操作部固定用口体部118を固定すればよい。これで
図2の状態が得られ、カバー用内視鏡挿入部23と挿入
部カバー部27の組付け装着は完了する。
【0020】上記カバー式内視鏡では、内視鏡検査での
検査、処置時に、先端で図2のように鉗子チャンネル1
02が下部のあるため、観察像の下方から処置具が出て
くる。一方、手元側では、図2のように鉗子挿入口10
5が上部にあるため、術者は上方から処置具の挿通がで
きる。また、手元側で鉗子チャンネル102は半周にわ
たってねじれてはいるが、これは十分長さをとってねじ
れば、鉗子挿通性を損ねることはない。
検査、処置時に、先端で図2のように鉗子チャンネル1
02が下部のあるため、観察像の下方から処置具が出て
くる。一方、手元側では、図2のように鉗子挿入口10
5が上部にあるため、術者は上方から処置具の挿通がで
きる。また、手元側で鉗子チャンネル102は半周にわ
たってねじれてはいるが、これは十分長さをとってねじ
れば、鉗子挿通性を損ねることはない。
【0021】本実施例によると、処置具が視野の下方か
ら出てきて、手元側では上方から処置具が挿通できるの
で、処置がしやすく画面も自然なものとすることができ
る。観察視野に対して処置具が下方から延出してくるの
で、術者は自分の手で処置をしているのと近い感覚で作
業できる。観察視野の上方向から処置具が出てくる場合
のような術者に対し頭ごしに手が出てきているような感
覚を与えることはなく違和感を感じながら作業をするこ
ともない。しかも、処置具を挿通しやすいように処置具
挿入口は上方にあり、処置具の挿入口の位置が下方の場
合のような処置具挿通作業のやりにくさもないのであ
る。このようにして、術者による処置のしやすやと、観
察視野での処置具の出現の仕方についての術者の受ける
望ましい感覚とを両立させられ、観察視野での自然な感
覚と相まって、処置具使用時の術者による処置はよりし
やすいものとなり、上記2つの面の両立を図ることがで
きて処置のしやすいチャンネル付き内視鏡カバー方式の
内視鏡31を実現できる。また、組付けも、鉗子挿入口
分岐回転部106をねじる作業が加わるだけなので簡単
である。更に、組付け装着状態では、カバー用内視鏡2
2の先端側のカバー用内視鏡湾曲部109個所(図4)
でのカバー側の鉗子チャンネル102の位置が湾曲角の
大きい上方とは反対の下方にあるので湾曲力量の点でも
有利である。
ら出てきて、手元側では上方から処置具が挿通できるの
で、処置がしやすく画面も自然なものとすることができ
る。観察視野に対して処置具が下方から延出してくるの
で、術者は自分の手で処置をしているのと近い感覚で作
業できる。観察視野の上方向から処置具が出てくる場合
のような術者に対し頭ごしに手が出てきているような感
覚を与えることはなく違和感を感じながら作業をするこ
ともない。しかも、処置具を挿通しやすいように処置具
挿入口は上方にあり、処置具の挿入口の位置が下方の場
合のような処置具挿通作業のやりにくさもないのであ
る。このようにして、術者による処置のしやすやと、観
察視野での処置具の出現の仕方についての術者の受ける
望ましい感覚とを両立させられ、観察視野での自然な感
覚と相まって、処置具使用時の術者による処置はよりし
やすいものとなり、上記2つの面の両立を図ることがで
きて処置のしやすいチャンネル付き内視鏡カバー方式の
内視鏡31を実現できる。また、組付けも、鉗子挿入口
分岐回転部106をねじる作業が加わるだけなので簡単
である。更に、組付け装着状態では、カバー用内視鏡2
2の先端側のカバー用内視鏡湾曲部109個所(図4)
でのカバー側の鉗子チャンネル102の位置が湾曲角の
大きい上方とは反対の下方にあるので湾曲力量の点でも
有利である。
【0022】次に、図6及び図7に本考案の他の実施例
(第2実施例)を示す。以下要部を説明すると、本実施
例では、図6に示すように、カバー10の挿入部カバー
部27は、カバー先端構成部41と、カバー先端構成部
41に一端部側を気密的に接続固定した軟性材料からな
る挿入部カバー外皮108と、この挿入部カバー外皮1
08の他端部側を同様にして接続固定した内視鏡操作部
固定用口体部118とを備えて構成する。カバー先端構
成部41には内視鏡先端チャンネル51が設けられ、内
視鏡操作部固定用口体部118には内視鏡手元チャンネ
ル52が設けられる。また、この内視鏡操作部固定用口
体部118は拡張器5の拡張チューブ(図1)に接続す
る拡張チューブ口体42を有し、更にその周面には、カ
バー用内視鏡22に挿入部カバー部27を装着脱すると
きに用いられるカバー保持具側のU字型保持部材へ取り
付けるための保持具装着部43が設けられている。図6
中、111は内視鏡挿入チャンネルである。
(第2実施例)を示す。以下要部を説明すると、本実施
例では、図6に示すように、カバー10の挿入部カバー
部27は、カバー先端構成部41と、カバー先端構成部
41に一端部側を気密的に接続固定した軟性材料からな
る挿入部カバー外皮108と、この挿入部カバー外皮1
08の他端部側を同様にして接続固定した内視鏡操作部
固定用口体部118とを備えて構成する。カバー先端構
成部41には内視鏡先端チャンネル51が設けられ、内
視鏡操作部固定用口体部118には内視鏡手元チャンネ
ル52が設けられる。また、この内視鏡操作部固定用口
体部118は拡張器5の拡張チューブ(図1)に接続す
る拡張チューブ口体42を有し、更にその周面には、カ
バー用内視鏡22に挿入部カバー部27を装着脱すると
きに用いられるカバー保持具側のU字型保持部材へ取り
付けるための保持具装着部43が設けられている。図6
中、111は内視鏡挿入チャンネルである。
【0023】本実施例ではまた、カバー用内視鏡挿入部
22については、前記第1実施例におけるカバー用内視
鏡挿入部の構成と異なり、図6、並びに図6のA−A断
面、B−B断面及びC−C断面でのレイアウトをそれぞ
れ表す図7A,B及びCに示すように、カバー用内視鏡
22における先端嵌合部44、カバー用内視鏡湾曲部1
09、蛇管部117及び手元嵌合部45は、一様な太さ
の円形断面形状を有する。
22については、前記第1実施例におけるカバー用内視
鏡挿入部の構成と異なり、図6、並びに図6のA−A断
面、B−B断面及びC−C断面でのレイアウトをそれぞ
れ表す図7A,B及びCに示すように、カバー用内視鏡
22における先端嵌合部44、カバー用内視鏡湾曲部1
09、蛇管部117及び手元嵌合部45は、一様な太さ
の円形断面形状を有する。
【0024】ここに、図6において先端嵌合部44に続
くカバー用内視鏡湾曲部109部分は複数個の湾曲コマ
からなる構成のもので、先端嵌合部44側内の上下左右
に固定されたアングルワイヤ115を操作部26側に設
けられた上下及び左右用の2つのアングルノブ116を
回転させることによって押し引きすると、このカバー用
内視鏡湾曲部109が上下左右に湾曲する構成のものと
することができる。また、アングルノブ116は、操作
部26内のスプロケットの軸と同軸で、スプロケットに
はチェーンがかけられ、チェーンの先端にアングルワイ
ヤ115が接続されている構成のものとすることができ
る。上記カバー用内視鏡湾曲部109及びそれに続く蛇
管部117内には、対物レンズ部113(図7A)に続
くCCDにつながる信号ケーブル(図示せず)が内蔵さ
れ、かつ、照明レンズ部114(図7A)に続くライト
ガイド(LG)バンドル(図示せず)と前記した上下左
右4本のアングルワイヤ115(蛇管部117内に付き
図7B参照)とが内蔵されている。かかるカバー用内視
鏡挿入部23自体の内部におけるレイアウトは長手方向
で変化せず、手元嵌合部45部分までも同じである(図
7C参照)。
くカバー用内視鏡湾曲部109部分は複数個の湾曲コマ
からなる構成のもので、先端嵌合部44側内の上下左右
に固定されたアングルワイヤ115を操作部26側に設
けられた上下及び左右用の2つのアングルノブ116を
回転させることによって押し引きすると、このカバー用
内視鏡湾曲部109が上下左右に湾曲する構成のものと
することができる。また、アングルノブ116は、操作
部26内のスプロケットの軸と同軸で、スプロケットに
はチェーンがかけられ、チェーンの先端にアングルワイ
ヤ115が接続されている構成のものとすることができ
る。上記カバー用内視鏡湾曲部109及びそれに続く蛇
管部117内には、対物レンズ部113(図7A)に続
くCCDにつながる信号ケーブル(図示せず)が内蔵さ
れ、かつ、照明レンズ部114(図7A)に続くライト
ガイド(LG)バンドル(図示せず)と前記した上下左
右4本のアングルワイヤ115(蛇管部117内に付き
図7B参照)とが内蔵されている。かかるカバー用内視
鏡挿入部23自体の内部におけるレイアウトは長手方向
で変化せず、手元嵌合部45部分までも同じである(図
7C参照)。
【0025】一方、カバー10側では、図7Aの断面レ
イアウトのように、先端では内視鏡先端チャンネル51
が上側に、また鉗子チャンネル102が下側に、更に送
気送水チューブ46が鉗子チャンネル102に横にそれ
ぞれ配置されているが、手元では、図7Cの断面レイア
ウトのように、内視鏡手元チャンネル52が下側に、ま
た鉗子チャンネル102が上側に、更に送気送水チュー
ブ46が分岐した送気チューブ47及び送水チューブ4
8は鉗子チャンネル102に横にそれぞれ配置されてい
るので、その中間部では、図7Bのような断面レイアウ
トとなる。なお、図7B中、53は接着固定部である。
これらの断面レイアウト及び図6から、本例では、鉗子
チャンネル102、送気チューブ47、送水チューブ4
8は、挿入部カバー外皮108に中間部では内視鏡手元
チャンネル52部分のようにして固定されながら、先端
から手元へいくに従って180°ねじれて取り付けられ
ているのが分かる。
イアウトのように、先端では内視鏡先端チャンネル51
が上側に、また鉗子チャンネル102が下側に、更に送
気送水チューブ46が鉗子チャンネル102に横にそれ
ぞれ配置されているが、手元では、図7Cの断面レイア
ウトのように、内視鏡手元チャンネル52が下側に、ま
た鉗子チャンネル102が上側に、更に送気送水チュー
ブ46が分岐した送気チューブ47及び送水チューブ4
8は鉗子チャンネル102に横にそれぞれ配置されてい
るので、その中間部では、図7Bのような断面レイアウ
トとなる。なお、図7B中、53は接着固定部である。
これらの断面レイアウト及び図6から、本例では、鉗子
チャンネル102、送気チューブ47、送水チューブ4
8は、挿入部カバー外皮108に中間部では内視鏡手元
チャンネル52部分のようにして固定されながら、先端
から手元へいくに従って180°ねじれて取り付けられ
ているのが分かる。
【0026】上記構成においては、カバー用内視鏡22
をカバー10に挿入する時は、カバー10内の鉗子チャ
ンネル102、送気チューブ47及び送水チューブ48
のない空間である内視鏡挿入チャンネル111に従って
挿入していけばよく、最後に先端嵌合部44を内視鏡先
端チャンネル51に嵌合させればよい。なお、ここで、
先端嵌合部44先端面で対物レンズ部113及び照明レ
ンズ部114は、円柱状に突出している構成(対物レン
ズ部113及び照明レンズ部114部分につき図8参
照)のものとすることができるが、その位置を合わせる
ことにより、前記したアングルワイヤ115の上下左右
関係が合うようにされている。結果として、上記のよう
にして嵌合させれば、カバー用内視鏡22は、カバー1
0内で、鉗子チャンネル102、送気チューブ47及び
送水チューブ48とねじれあうように180°その位置
を変え、図6のように、手元側では上方向の鉗子挿入口
5をもつ鉗子挿入口分岐部104の下側であったカバー
用内視鏡22が、先端側では鉗子チャンネル102の上
側に位置する状態のカバー式内視鏡31が得られことと
なる。ただし、この場合においても、アングルワイヤ1
15の上下左右は、先端側と手元側とで変化はしないも
のである。
をカバー10に挿入する時は、カバー10内の鉗子チャ
ンネル102、送気チューブ47及び送水チューブ48
のない空間である内視鏡挿入チャンネル111に従って
挿入していけばよく、最後に先端嵌合部44を内視鏡先
端チャンネル51に嵌合させればよい。なお、ここで、
先端嵌合部44先端面で対物レンズ部113及び照明レ
ンズ部114は、円柱状に突出している構成(対物レン
ズ部113及び照明レンズ部114部分につき図8参
照)のものとすることができるが、その位置を合わせる
ことにより、前記したアングルワイヤ115の上下左右
関係が合うようにされている。結果として、上記のよう
にして嵌合させれば、カバー用内視鏡22は、カバー1
0内で、鉗子チャンネル102、送気チューブ47及び
送水チューブ48とねじれあうように180°その位置
を変え、図6のように、手元側では上方向の鉗子挿入口
5をもつ鉗子挿入口分岐部104の下側であったカバー
用内視鏡22が、先端側では鉗子チャンネル102の上
側に位置する状態のカバー式内視鏡31が得られことと
なる。ただし、この場合においても、アングルワイヤ1
15の上下左右は、先端側と手元側とで変化はしないも
のである。
【0027】本実施例によれば、前記第1実施例同様に
処置具を上方から挿入しつつ、処置具が下方から出てく
るので自然であり処置がしやすい。また、カバー10と
カバー用内視鏡22の装着も簡単であり、アングルワイ
ヤ115の位置も前後で変わらないのでこの点でも自然
な湾曲操作ができる。
処置具を上方から挿入しつつ、処置具が下方から出てく
るので自然であり処置がしやすい。また、カバー10と
カバー用内視鏡22の装着も簡単であり、アングルワイ
ヤ115の位置も前後で変わらないのでこの点でも自然
な湾曲操作ができる。
【0028】次に、図8乃至図10を参照し、本考案の
更に他の実施例(第3実施例)を説明する。図8は、本
実施例で用いられるD形断面形状の挿入部22を有する
カバー用内視鏡23の一例を示す。図9は、そのカバー
用内視鏡23にカバー10の挿入部カバー部27を装着
した状態のカバー式内視鏡31の外観図であり、また、
図10A,B及びCは、図9のD−D断面、F−F断面
及びE−E断面でのレイアウトを示す。
更に他の実施例(第3実施例)を説明する。図8は、本
実施例で用いられるD形断面形状の挿入部22を有する
カバー用内視鏡23の一例を示す。図9は、そのカバー
用内視鏡23にカバー10の挿入部カバー部27を装着
した状態のカバー式内視鏡31の外観図であり、また、
図10A,B及びCは、図9のD−D断面、F−F断面
及びE−E断面でのレイアウトを示す。
【0029】本実施例では、図8にその外観構成を示す
ように、カバー用内視鏡23の挿入部22は全長にわた
りD形断面形状のものであるが、先端嵌合部44とカバ
ー用内視鏡湾曲部109ではともに挿入部22下面側部
分がチャンネル用平坦部44A,109Aとなるよう
に、また手元嵌合部45では図示の挿入部22側面側部
分がチャンネル用平坦部45Aとなるように、更に蛇管
部117の個所では先端側から手元側変へ向けて徐々に
チャンネル用平坦部117Aが挿入部22下面側部分か
ら図示の挿入部22側面側部分へと自然に約135°の
範囲の変化でずれていくように、そのD形断面のカバー
用内視鏡挿入部22が断面形状が形成されている。な
お、図8中、50はチューブ用チャンネルである。
ように、カバー用内視鏡23の挿入部22は全長にわた
りD形断面形状のものであるが、先端嵌合部44とカバ
ー用内視鏡湾曲部109ではともに挿入部22下面側部
分がチャンネル用平坦部44A,109Aとなるよう
に、また手元嵌合部45では図示の挿入部22側面側部
分がチャンネル用平坦部45Aとなるように、更に蛇管
部117の個所では先端側から手元側変へ向けて徐々に
チャンネル用平坦部117Aが挿入部22下面側部分か
ら図示の挿入部22側面側部分へと自然に約135°の
範囲の変化でずれていくように、そのD形断面のカバー
用内視鏡挿入部22が断面形状が形成されている。な
お、図8中、50はチューブ用チャンネルである。
【0030】一方、これと組み合わせるカバー10の挿
入部カバー部27側では、図10A(図9のD−D断
面)のように先端では上側にD形断面形状の内視鏡先端
チャンネル51が、また手元では図10C(図9のE−
E断面)のように左側に上記図10AのD形断面を約1
35°向きを変えたような状態でD形断面形状の内視鏡
手元チャンネル52が、それぞれ設けられている。内視
鏡先端チャンネル51の反対側(図10Aの下側部
分)、及び内視鏡手元チャンネル52の反対側(図10
Aの右上側部分)に、それぞれ、鉗子チャンネル102
と送気送水チューブ46とが、及び鉗子チャンネル10
2と送気チューブ47、送水チューブ48とが配置され
ている。また、図10B(図9のF−F断面)は、それ
らの中間部のレイアウトの様子であり、図8のカバー用
内視鏡挿入部23では蛇管部117の個所に相当する。
なお、図10Aに示した配列は、図8のカバー用内視鏡
挿入部23のカバー用内視鏡湾曲部109の個所部分で
の配列と同じである。ここで、鉗子チャンネル102、
送気送水チューブ46等は、前記第2実施例と同様に、
挿入部カバー部27側でその組立て時にもともと前後
(先端、手元間)で約135°ねじられて組付けられて
いる。また、挿入部カバー外皮108については、その
外径は全長を通じて均一な円形である。
入部カバー部27側では、図10A(図9のD−D断
面)のように先端では上側にD形断面形状の内視鏡先端
チャンネル51が、また手元では図10C(図9のE−
E断面)のように左側に上記図10AのD形断面を約1
35°向きを変えたような状態でD形断面形状の内視鏡
手元チャンネル52が、それぞれ設けられている。内視
鏡先端チャンネル51の反対側(図10Aの下側部
分)、及び内視鏡手元チャンネル52の反対側(図10
Aの右上側部分)に、それぞれ、鉗子チャンネル102
と送気送水チューブ46とが、及び鉗子チャンネル10
2と送気チューブ47、送水チューブ48とが配置され
ている。また、図10B(図9のF−F断面)は、それ
らの中間部のレイアウトの様子であり、図8のカバー用
内視鏡挿入部23では蛇管部117の個所に相当する。
なお、図10Aに示した配列は、図8のカバー用内視鏡
挿入部23のカバー用内視鏡湾曲部109の個所部分で
の配列と同じである。ここで、鉗子チャンネル102、
送気送水チューブ46等は、前記第2実施例と同様に、
挿入部カバー部27側でその組立て時にもともと前後
(先端、手元間)で約135°ねじられて組付けられて
いる。また、挿入部カバー外皮108については、その
外径は全長を通じて均一な円形である。
【0031】本実施例では、カバー用内視鏡22のカバ
ー用内視鏡挿入部23へのカバー10の挿入部カバー部
27の装着は、次のようにして行える。まず、先端嵌合
部44と内視鏡手元チャンネル52の形状を合わせなが
ら挿入部カバー部27を挿入していく。そのまま押し込
んでいくと、先端嵌合部44,カバー用内視鏡湾曲部1
09,蛇管部117及び手元嵌合部45のチャンネル用
平坦部44A,109A,117A及び45Aが内視鏡
手元チャンネル52の同じところを通るので、特に意識
して操作部26を回転させなくても、そのまま挿入する
ことができる。挿入が完了すると、挿入部カバー部27
内でカバー用内視鏡挿入部23と、鉗子チャンネル10
2及び送気送水チューブ46や送気チューブ47、送水
チューブ48との位置関係は、図10の如くに先端側と
手元側とで約135°ねじれることになる。
ー用内視鏡挿入部23へのカバー10の挿入部カバー部
27の装着は、次のようにして行える。まず、先端嵌合
部44と内視鏡手元チャンネル52の形状を合わせなが
ら挿入部カバー部27を挿入していく。そのまま押し込
んでいくと、先端嵌合部44,カバー用内視鏡湾曲部1
09,蛇管部117及び手元嵌合部45のチャンネル用
平坦部44A,109A,117A及び45Aが内視鏡
手元チャンネル52の同じところを通るので、特に意識
して操作部26を回転させなくても、そのまま挿入する
ことができる。挿入が完了すると、挿入部カバー部27
内でカバー用内視鏡挿入部23と、鉗子チャンネル10
2及び送気送水チューブ46や送気チューブ47、送水
チューブ48との位置関係は、図10の如くに先端側と
手元側とで約135°ねじれることになる。
【0032】本実施例によっても同様の効果が得られる
ものである。また、本実施例の場合は、処置具をカバー
式内視鏡31の側面上横側から入れて下側から出す感覚
となり、操作性はそれほど変わらず不便はなく、かつま
た、チューブ類のねじれ方が小さくて済み、それだけ鉗
子挿通性や組み付け等もよくなるものである。
ものである。また、本実施例の場合は、処置具をカバー
式内視鏡31の側面上横側から入れて下側から出す感覚
となり、操作性はそれほど変わらず不便はなく、かつま
た、チューブ類のねじれ方が小さくて済み、それだけ鉗
子挿通性や組み付け等もよくなるものである。
【0033】なお、前記した第1乃至第3実施例のそれ
ぞれにおいて、チャンネルのねじれ角については、各例
で述べた180°や135°に限定されるものではな
い。そのねじれ角は、望ましくは50度から270度の
範囲、より望ましくは100度から180度程度がよ
い。また、そのねじれは、右ねじりでも左ねじりでもよ
い。
ぞれにおいて、チャンネルのねじれ角については、各例
で述べた180°や135°に限定されるものではな
い。そのねじれ角は、望ましくは50度から270度の
範囲、より望ましくは100度から180度程度がよ
い。また、そのねじれは、右ねじりでも左ねじりでもよ
い。
【0034】次に、図11及び図12に本考案の更に他
の実施例(第4実施例)を示す。以下要部を説明する
と、本実施例の構成は、前記した一様な円形断面形状の
カバー用内視鏡挿入部23を使用する前記第2実施例
(図6及び図7)とほぼ基本的な考えを同じくするもの
である。
の実施例(第4実施例)を示す。以下要部を説明する
と、本実施例の構成は、前記した一様な円形断面形状の
カバー用内視鏡挿入部23を使用する前記第2実施例
(図6及び図7)とほぼ基本的な考えを同じくするもの
である。
【0035】即ち、本実施例では、図11に示すよう
に、挿入部カバー外皮108の一部分を図示の膨出部1
08aの如くにふくらませ、その部分に、図11のG−
G断面及びH−H断面のレイアウトを表す図12A及び
Bに示すように鉗子チャンネル102や送気チューブ4
7、送水チューブ48等を内蔵させ、固定した構成とす
るものである。ここで、挿入部カバー外皮108の膨出
部108aは、図11及び図12に示すように、先端側
寄りでは真下に、手元側にいくに従って、先端からみて
右側から左回りで螺旋を描くようにしてねじられて、手
元側で本例では真上になるように、なめらかにつなげら
れている。また、カバー10の先端のカバー先端構成部
41及び手元側の内視鏡操作部固定用口体部118の断
面形状は円形であるが、膨出部108aを含めた挿入部
カバー外皮108の最大径は、これと同じであるか(図
12参照)、あるいはそれより小さくなるようにするの
がよい。本実施例によっても前記実施例と同様の効果が
得られるものであるが、これに加えて、本実施例によれ
ば、カバー10の挿入部27aが細径にできるため、患
者の苦痛が低減されるという利点がある。本考案は、こ
のようにして実施してもよい。
に、挿入部カバー外皮108の一部分を図示の膨出部1
08aの如くにふくらませ、その部分に、図11のG−
G断面及びH−H断面のレイアウトを表す図12A及び
Bに示すように鉗子チャンネル102や送気チューブ4
7、送水チューブ48等を内蔵させ、固定した構成とす
るものである。ここで、挿入部カバー外皮108の膨出
部108aは、図11及び図12に示すように、先端側
寄りでは真下に、手元側にいくに従って、先端からみて
右側から左回りで螺旋を描くようにしてねじられて、手
元側で本例では真上になるように、なめらかにつなげら
れている。また、カバー10の先端のカバー先端構成部
41及び手元側の内視鏡操作部固定用口体部118の断
面形状は円形であるが、膨出部108aを含めた挿入部
カバー外皮108の最大径は、これと同じであるか(図
12参照)、あるいはそれより小さくなるようにするの
がよい。本実施例によっても前記実施例と同様の効果が
得られるものであるが、これに加えて、本実施例によれ
ば、カバー10の挿入部27aが細径にできるため、患
者の苦痛が低減されるという利点がある。本考案は、こ
のようにして実施してもよい。
【0036】次に、図13を参照して、カバー用内視鏡
に対し、ユニバーサルコードカバーをも含んでカバーの
装着をするのに有利に用いられるカバー装着方法の好適
例について説明する。カバー用内視鏡へのカバー装着に
あたって、保持具にカバーの挿入部カバー部27をぶら
さげてカバー用内視鏡挿入部を挿入するのは効果的であ
るが、特にそれに加えてユニバーサルコードカバーをも
採用するとき、清潔さを確保しながらカバー装着作業を
進めることが面倒な場合がある。そこで、本例では、カ
バー用内視鏡にユニバーサルコードカバーをも含んでカ
バーを装着する場合でも清潔さを保ちながら装着を行え
るようにしようとするものである。
に対し、ユニバーサルコードカバーをも含んでカバーの
装着をするのに有利に用いられるカバー装着方法の好適
例について説明する。カバー用内視鏡へのカバー装着に
あたって、保持具にカバーの挿入部カバー部27をぶら
さげてカバー用内視鏡挿入部を挿入するのは効果的であ
るが、特にそれに加えてユニバーサルコードカバーをも
採用するとき、清潔さを確保しながらカバー装着作業を
進めることが面倒な場合がある。そこで、本例では、カ
バー用内視鏡にユニバーサルコードカバーをも含んでカ
バーを装着する場合でも清潔さを保ちながら装着を行え
るようにしようとするものである。
【0037】本方法では、トレイにユニバーサルコード
を敷く第1工程と、トレイにカバー用内視鏡を置く第2
工程と、挿入部カバー部をカバー用内視鏡に装着する第
3工程と、吸引管路をユニバーサルコードとともにユニ
バーサルコードカバー上に置く第4工程と、両者をユニ
バーサルコードカバーで包み込む第5工程とからなる手
順によって、これを実現する。図13(a)〜(e)
は、かかる手順の工程例を示し、まず、(a)のように
トレー20の上にシート状のユニバーサルコードカバー
21を展開状態で広げる。ここに、トレー20は清潔な
ものとし、ユニバーサルコードカバー21は、例えば、
ビニール等の樹脂製のもので、滅菌済みのものである。
次に、(b)のようにトレー20内にカバー用内視鏡2
2を置くが、ユニバーサルコードカバー21上にはユニ
バーサルコード24、コネクター部25が載るように
し、ユニバーサルコードカバー21のない所に操作部2
6、カバー用内視鏡挿入部23等が載るようにする。次
に、(c)のように挿入部カバー部27をカバー用内視
鏡挿入部23に装着していき、内視鏡操作部固定用口体
部118、カバー用内視鏡操作部固定部119を固定さ
せる。
を敷く第1工程と、トレイにカバー用内視鏡を置く第2
工程と、挿入部カバー部をカバー用内視鏡に装着する第
3工程と、吸引管路をユニバーサルコードとともにユニ
バーサルコードカバー上に置く第4工程と、両者をユニ
バーサルコードカバーで包み込む第5工程とからなる手
順によって、これを実現する。図13(a)〜(e)
は、かかる手順の工程例を示し、まず、(a)のように
トレー20の上にシート状のユニバーサルコードカバー
21を展開状態で広げる。ここに、トレー20は清潔な
ものとし、ユニバーサルコードカバー21は、例えば、
ビニール等の樹脂製のもので、滅菌済みのものである。
次に、(b)のようにトレー20内にカバー用内視鏡2
2を置くが、ユニバーサルコードカバー21上にはユニ
バーサルコード24、コネクター部25が載るように
し、ユニバーサルコードカバー21のない所に操作部2
6、カバー用内視鏡挿入部23等が載るようにする。次
に、(c)のように挿入部カバー部27をカバー用内視
鏡挿入部23に装着していき、内視鏡操作部固定用口体
部118、カバー用内視鏡操作部固定部119を固定さ
せる。
【0038】続いて、(d)のように、挿入部カバー部
27内に挿入部側吸引チューブ30として内蔵され、か
つ挿入部カバー部27端から延出している手元側吸引チ
ューブ28の先端部がコネクター部25を越えるように
しながら、手元側吸引チューブ28をユニバーサルコー
ド24に添うようにユニバーサルコードカバー21のう
えに伸ばす。最後に、(e)のように、ユニバーサルコ
ード24と手元側吸引チューブ28をまとめてユニバー
サルコードカバー21で包むものである。なお、この時
ユニバーサルコードカバー21でコネクター部25及び
操作部26を包めば、より簡単にカバー装着をでき、従
ってそのようにしてもよいし、別の不図示の操作部カバ
ー34を操作部26に装着してもよい。その場合は、上
記工程(d)と(e)の間に行うか、(e)の後に行う
のがよい。本装着例によれば、シート状のユニバーサル
コードカバー24を採用してカバーするときでも、かつ
またチューブ類をまとめて覆う場合でも、トレー20の
上で作業するので容易であり、この点で、カバー10装
着作業全体での面倒さを軽減でき、清潔さも維持でき
る。また、手元側吸引チューブ28を特別挿入したりす
る必要がなく、カバー用内視鏡22自体を単純な構造と
することができる。本例は、図1のカバー用内視鏡20
のカバー装着作業で実施してもよい。
27内に挿入部側吸引チューブ30として内蔵され、か
つ挿入部カバー部27端から延出している手元側吸引チ
ューブ28の先端部がコネクター部25を越えるように
しながら、手元側吸引チューブ28をユニバーサルコー
ド24に添うようにユニバーサルコードカバー21のう
えに伸ばす。最後に、(e)のように、ユニバーサルコ
ード24と手元側吸引チューブ28をまとめてユニバー
サルコードカバー21で包むものである。なお、この時
ユニバーサルコードカバー21でコネクター部25及び
操作部26を包めば、より簡単にカバー装着をでき、従
ってそのようにしてもよいし、別の不図示の操作部カバ
ー34を操作部26に装着してもよい。その場合は、上
記工程(d)と(e)の間に行うか、(e)の後に行う
のがよい。本装着例によれば、シート状のユニバーサル
コードカバー24を採用してカバーするときでも、かつ
またチューブ類をまとめて覆う場合でも、トレー20の
上で作業するので容易であり、この点で、カバー10装
着作業全体での面倒さを軽減でき、清潔さも維持でき
る。また、手元側吸引チューブ28を特別挿入したりす
る必要がなく、カバー用内視鏡22自体を単純な構造と
することができる。本例は、図1のカバー用内視鏡20
のカバー装着作業で実施してもよい。
【0039】次に、図14乃至図17を参照して、操作
部カバー34として好適な構成例について説明する。カ
バー用内視鏡操作部を覆う使い捨て型の操作部カバーと
して、シート状カバーを用いる構成のものの場合、内視
鏡検査終了時、そのシート状の操作部カバーを内視鏡操
作部から取り外す作業をすることとなる。この場合、シ
ート端部を見つけ、開閉部付近を持ってシートを引きは
がすということになるが、その際、はずしにくいかった
りなどして手際よく行えないと、取り外す作業の途中
で、清潔でない手で操作部を直接触ってしまう結果とな
るようなことも生じ、作業に手間取ることにもなる。
部カバー34として好適な構成例について説明する。カ
バー用内視鏡操作部を覆う使い捨て型の操作部カバーと
して、シート状カバーを用いる構成のものの場合、内視
鏡検査終了時、そのシート状の操作部カバーを内視鏡操
作部から取り外す作業をすることとなる。この場合、シ
ート端部を見つけ、開閉部付近を持ってシートを引きは
がすということになるが、その際、はずしにくいかった
りなどして手際よく行えないと、取り外す作業の途中
で、清潔でない手で操作部を直接触ってしまう結果とな
るようなことも生じ、作業に手間取ることにもなる。
【0040】そこで、本例では、清潔状態を保ったま
ま、操作部カバーを容易にはずせるようにしようという
ものである。そのため、操作部カバー外皮と、その操作
部カバー外皮を開封する開封部と、開封するときに作業
者がつかむ把持部とからなる構成の操作部カバーによっ
て、これを実現する。この場合、好ましくは、開封部は
上記外皮に設けられたミシン目状のものであって、把持
部はかかる開封部をはさんで上記外皮に設けられた2つ
の把持部材を有する。また、好ましくは、開封部が糸状
の開封部材で、把持部がかかる開封部と一体の把持部で
ある構成とするのがよい。
ま、操作部カバーを容易にはずせるようにしようという
ものである。そのため、操作部カバー外皮と、その操作
部カバー外皮を開封する開封部と、開封するときに作業
者がつかむ把持部とからなる構成の操作部カバーによっ
て、これを実現する。この場合、好ましくは、開封部は
上記外皮に設けられたミシン目状のものであって、把持
部はかかる開封部をはさんで上記外皮に設けられた2つ
の把持部材を有する。また、好ましくは、開封部が糸状
の開封部材で、把持部がかかる開封部と一体の把持部で
ある構成とするのがよい。
【0041】図14及び図15は、前者の態様の例を示
し、図中、34はビニール製またはポリエチレン製の袋
状の操作部カバーである。この操作部カバー34は、片
面中央部長手方向にミシン目39が設けられている。な
お、ミシン目39は両面にわたってつけられていてもよ
い。上記中央部のミシン目39をはさんで両側に開封把
持部35aが設けられている。開封把持部35aは長方
形をなし、図14に示すように、一辺はミシン目39を
はさんだ操作部カバー34部分の両側と一体成形され、
対辺はそれぞれ逆側の開封把持部35aと重ねられてい
る。また、開封把持部35aのうち下側となる部分は、
上面がシール面となっている。なお、これについては、
上側となる部分の方の下面がシール面となっていてもよ
いし、それらの組合せでもよい。
し、図中、34はビニール製またはポリエチレン製の袋
状の操作部カバーである。この操作部カバー34は、片
面中央部長手方向にミシン目39が設けられている。な
お、ミシン目39は両面にわたってつけられていてもよ
い。上記中央部のミシン目39をはさんで両側に開封把
持部35aが設けられている。開封把持部35aは長方
形をなし、図14に示すように、一辺はミシン目39を
はさんだ操作部カバー34部分の両側と一体成形され、
対辺はそれぞれ逆側の開封把持部35aと重ねられてい
る。また、開封把持部35aのうち下側となる部分は、
上面がシール面となっている。なお、これについては、
上側となる部分の方の下面がシール面となっていてもよ
いし、それらの組合せでもよい。
【0042】上記構成において、操作部カバー34を開
封する時には、図15Aのように、開封把持部35aを
両側に分けて、それぞれ両手でつかみ、図15Bのよう
にして引っ張れば、ミシン目39の部分から破れ、従っ
て、操作部カバー34は操作部26から完全に取り去る
ことができる。この時、開封把持部35aはミシン目3
9から離れているので、作業者は両手で操作部26表面
に触れることはない。取り外した操作部カバー34は、
廃棄する。本例によれば、清潔状態を保ったまま操作部
カバー34を容易に手早くはずすことができ、汚染の未
然防止も図れる。また、開封把持部35aが操作部カバ
ー34に貼り付いているので、操作時の邪魔にならず、
かつ、はがす時もシールをはがすだけの簡単な作業で便
利である。
封する時には、図15Aのように、開封把持部35aを
両側に分けて、それぞれ両手でつかみ、図15Bのよう
にして引っ張れば、ミシン目39の部分から破れ、従っ
て、操作部カバー34は操作部26から完全に取り去る
ことができる。この時、開封把持部35aはミシン目3
9から離れているので、作業者は両手で操作部26表面
に触れることはない。取り外した操作部カバー34は、
廃棄する。本例によれば、清潔状態を保ったまま操作部
カバー34を容易に手早くはずすことができ、汚染の未
然防止も図れる。また、開封把持部35aが操作部カバ
ー34に貼り付いているので、操作時の邪魔にならず、
かつ、はがす時もシールをはがすだけの簡単な作業で便
利である。
【0043】図16及び図17の例の場合は、操作部カ
バー34は上記例と同じ材質のものであるが、図16の
ように操作部カバー34の長手方向中央に沿って両面に
開封ピールアウェイ糸36が設けられている。この開封
ピールアウェイ糸36の一端には、親指大の長方形の開
封把持部35bが設けられている。本例では、操作部カ
バー34を開封する時には、図17のように、開封把持
部35bをつかみ上部へ引き上げれば、開封ピールアウ
ェイ糸36が操作部カバー34を切り裂いていくことに
なる。最上部まで切り裂いなら、今度は、反対面側(図
16の紙面裏側)を下側まで引く下げればよく、これで
操作部カバー34は完全に2つに分けられるので、切れ
目から遠いところをつかんで捨てればよい。本構成例で
も、同様の効果が得られるものである。開封把持部35
bが操作部カバー26最下部に取り付けられているた
め、操作時に殆ど触れない位置であることから操作の邪
魔にはならない。また、開封ピールアウェイ糸36は操
作部カバー34の基準表面(スイッチ類の操作面)でな
いので、手が引っ掛かることもなく、誤操作するおそれ
もない。
バー34は上記例と同じ材質のものであるが、図16の
ように操作部カバー34の長手方向中央に沿って両面に
開封ピールアウェイ糸36が設けられている。この開封
ピールアウェイ糸36の一端には、親指大の長方形の開
封把持部35bが設けられている。本例では、操作部カ
バー34を開封する時には、図17のように、開封把持
部35bをつかみ上部へ引き上げれば、開封ピールアウ
ェイ糸36が操作部カバー34を切り裂いていくことに
なる。最上部まで切り裂いなら、今度は、反対面側(図
16の紙面裏側)を下側まで引く下げればよく、これで
操作部カバー34は完全に2つに分けられるので、切れ
目から遠いところをつかんで捨てればよい。本構成例で
も、同様の効果が得られるものである。開封把持部35
bが操作部カバー26最下部に取り付けられているた
め、操作時に殆ど触れない位置であることから操作の邪
魔にはならない。また、開封ピールアウェイ糸36は操
作部カバー34の基準表面(スイッチ類の操作面)でな
いので、手が引っ掛かることもなく、誤操作するおそれ
もない。
【0044】次に、図18乃至図20を参照して、視野
くもり防止を加味した内視鏡カバー10の好適構成例に
ついて説明する。カバー挿入部をカバー用内視鏡に装着
するとき、カバー先端に設けられたカバーガラスとカバ
ー用内視鏡の第1レンズとの間に湿気が侵入することに
より視野くもり発生すると、この視野くもりは、カバー
式内視鏡使用時の検査、処置の支障となる。そこで、本
例では、視野くもりの発生を防止し、組付け時にたとえ
湿気侵入があっても視野くもりの生じない内視鏡カバー
を得ようとするものである。即ち、下記構成例では、先
端にカバーガラスと、チャンネルと、内視鏡挿入チャン
ネルを有する内視鏡カバーにおいて、内視鏡挿入チャン
ネルの一部に吸湿部材を設けることによって、これを実
現する。
くもり防止を加味した内視鏡カバー10の好適構成例に
ついて説明する。カバー挿入部をカバー用内視鏡に装着
するとき、カバー先端に設けられたカバーガラスとカバ
ー用内視鏡の第1レンズとの間に湿気が侵入することに
より視野くもり発生すると、この視野くもりは、カバー
式内視鏡使用時の検査、処置の支障となる。そこで、本
例では、視野くもりの発生を防止し、組付け時にたとえ
湿気侵入があっても視野くもりの生じない内視鏡カバー
を得ようとするものである。即ち、下記構成例では、先
端にカバーガラスと、チャンネルと、内視鏡挿入チャン
ネルを有する内視鏡カバーにおいて、内視鏡挿入チャン
ネルの一部に吸湿部材を設けることによって、これを実
現する。
【0045】図18及び図19に示す例では、カバー先
端構成部41aにシリカゲル等の吸湿材38aを設け
る。図18に示すように、吸湿材38aは、短パイプ形
状をしており、内径は内視鏡挿入チャンネル111に等
しく、内視鏡挿入チャンネル111最先端部でカバーガ
ラス103より内側(手元側)にはめ込まれている。上
記構成のカバー10の挿入部カバー部27は、図20の
ように、カバー用内視鏡22の挿入部23を挿入したと
き、吸湿材38aによって、カバーガラス103に近い
内視鏡挿入チャンネル111内は乾燥しているため、カ
バーガラス103とカバー用内視鏡カバーガラス112
の間も乾燥状態が保たれている。従って、本例による
と、上記吸湿材38aの作用により、視野くもりが良好
に防止できる。
端構成部41aにシリカゲル等の吸湿材38aを設け
る。図18に示すように、吸湿材38aは、短パイプ形
状をしており、内径は内視鏡挿入チャンネル111に等
しく、内視鏡挿入チャンネル111最先端部でカバーガ
ラス103より内側(手元側)にはめ込まれている。上
記構成のカバー10の挿入部カバー部27は、図20の
ように、カバー用内視鏡22の挿入部23を挿入したと
き、吸湿材38aによって、カバーガラス103に近い
内視鏡挿入チャンネル111内は乾燥しているため、カ
バーガラス103とカバー用内視鏡カバーガラス112
の間も乾燥状態が保たれている。従って、本例による
と、上記吸湿材38aの作用により、視野くもりが良好
に防止できる。
【0046】図20の場合は、吸湿材38bは上記例と
同じ材質であるが、本例の場合は、吸湿材38bがカバ
ーガラス103の保持と間隔カンの機能を兼ねた構造と
したものである。吸湿材38b自体の作用については、
前述と同様である。なお、吸湿材38bとカバー先端構
成部41bは接着固定されている。本構成によっても同
様の効果が得られる。加えて、組付けが簡単であり、使
用中にカバーガラス103とカバー用内視鏡カバーガラ
ス112の間に湿気が侵入してもすぐに吸湿し得て、こ
の点での視野くもりも生じない利点がある。これらの例
は、前記図2乃至図12で説明した、カバー先端側で例
えば鉗子チャンネル102を下側に配置する構成のもの
に対し、更に付加して実施することができる。
同じ材質であるが、本例の場合は、吸湿材38bがカバ
ーガラス103の保持と間隔カンの機能を兼ねた構造と
したものである。吸湿材38b自体の作用については、
前述と同様である。なお、吸湿材38bとカバー先端構
成部41bは接着固定されている。本構成によっても同
様の効果が得られる。加えて、組付けが簡単であり、使
用中にカバーガラス103とカバー用内視鏡カバーガラ
ス112の間に湿気が侵入してもすぐに吸湿し得て、こ
の点での視野くもりも生じない利点がある。これらの例
は、前記図2乃至図12で説明した、カバー先端側で例
えば鉗子チャンネル102を下側に配置する構成のもの
に対し、更に付加して実施することができる。
【0047】次に、図21乃至図24を参照し、カバー
の挿入部カバー部とカバー用内視鏡を着脱するときに用
いて好適なカバー保持具の構成例を説明する。カバーの
挿入部カバー部に対しカバー用内視鏡挿入部を入れるよ
う両者を組付けたりするなどカバーとカバー用内視鏡と
の着脱の際に、カバー保持具を使用すると、便利である
が、カバー保持具のカバー保持部材の位置が低いと、カ
バーの挿入部が内視鏡室の床に触れてしまい、せっかく
滅菌済みのものを汚染させることとなって、新しいもの
と交換し作業のやり直し等を招くなどし、一方、逆に高
いと着脱作業自体がしくにいものとなる。そこで、本例
では、着脱作業が容易でカバー挿入部を清潔に保てる、
自在性に優れたカバー保持具を提供しようとするもので
ある。
の挿入部カバー部とカバー用内視鏡を着脱するときに用
いて好適なカバー保持具の構成例を説明する。カバーの
挿入部カバー部に対しカバー用内視鏡挿入部を入れるよ
う両者を組付けたりするなどカバーとカバー用内視鏡と
の着脱の際に、カバー保持具を使用すると、便利である
が、カバー保持具のカバー保持部材の位置が低いと、カ
バーの挿入部が内視鏡室の床に触れてしまい、せっかく
滅菌済みのものを汚染させることとなって、新しいもの
と交換し作業のやり直し等を招くなどし、一方、逆に高
いと着脱作業自体がしくにいものとなる。そこで、本例
では、着脱作業が容易でカバー挿入部を清潔に保てる、
自在性に優れたカバー保持具を提供しようとするもので
ある。
【0048】図21乃至図23はかかるカバー保持具の
一例を示す。図21は使用説明図であり、また、図22
は内部構成を、図23はその要部構成を示す。図21,
図22に示すように、保持具68の保持具本体55には
保持部材56が設けてある。これは、カバー10の挿入
部カバー部27側の保持具装着部43(図6参照)が装
着できる保持部材である。保持具本体55内面下部に保
持具本体係止部64が設けられ、保持具台61に設けた
保持具支柱57上部に保持具本体ストッパー58が設け
られている。ここに、保持具本体ストッパー58は、図
23に示すように、支点で指示された2本の腕からな
り、この2本の腕は、常時互いに拡がる方向にばね(不
図示)で付勢されている。また、図22のように、保持
具本体55内面上端と保持具支柱57最上部をつなぐよ
うに移動ばね59が設けられている。保持具支柱57内
には保持具本体ストッパー58につながる保持具本体ス
トッパ用ロッド60が設置され、この保持具本体ストッ
パ用ロッド60を通して保持具本体ストッパ用ペダル6
2はつながれている。なお、保持具本体係止部64はの
こぎり状に形成され、上面が水平で下部へ向かい斜めに
切られている。図22中、69は挿入部受けである。
一例を示す。図21は使用説明図であり、また、図22
は内部構成を、図23はその要部構成を示す。図21,
図22に示すように、保持具68の保持具本体55には
保持部材56が設けてある。これは、カバー10の挿入
部カバー部27側の保持具装着部43(図6参照)が装
着できる保持部材である。保持具本体55内面下部に保
持具本体係止部64が設けられ、保持具台61に設けた
保持具支柱57上部に保持具本体ストッパー58が設け
られている。ここに、保持具本体ストッパー58は、図
23に示すように、支点で指示された2本の腕からな
り、この2本の腕は、常時互いに拡がる方向にばね(不
図示)で付勢されている。また、図22のように、保持
具本体55内面上端と保持具支柱57最上部をつなぐよ
うに移動ばね59が設けられている。保持具支柱57内
には保持具本体ストッパー58につながる保持具本体ス
トッパ用ロッド60が設置され、この保持具本体ストッ
パ用ロッド60を通して保持具本体ストッパ用ペダル6
2はつながれている。なお、保持具本体係止部64はの
こぎり状に形成され、上面が水平で下部へ向かい斜めに
切られている。図22中、69は挿入部受けである。
【0049】上記保持具68の使用例を述べると、ま
ず、カバー用内視鏡22に装着すべき挿入部カバー部2
7を保持部材56にセットしてからカバー用内視鏡挿入
部23を挿入部カバー部27に挿入するものである(図
21A)。このとき、挿入部カバー部27の表面にはカ
バー用のオーバーチューブ70が被覆されているので、
作業者はこれを手で持ってもよい。また、保持部材56
は図21Aのように低い位置にある。
ず、カバー用内視鏡22に装着すべき挿入部カバー部2
7を保持部材56にセットしてからカバー用内視鏡挿入
部23を挿入部カバー部27に挿入するものである(図
21A)。このとき、挿入部カバー部27の表面にはカ
バー用のオーバーチューブ70が被覆されているので、
作業者はこれを手で持ってもよい。また、保持部材56
は図21Aのように低い位置にある。
【0050】次に、装着が終了したら、図21Bに示す
ように足で保持具本体ストッパ用ペダル62を踏んで、
保持部材56を持ち上げる。保持具本体ストッパ用ペダ
ル62を踏むと、図22右部において、保持具本体スト
ッパ用ロッド60が上部へ押され、保持具本体ストッパ
ー58両端が支点を中心に下方へ回転し、保持具本体係
止部64からはずれる(図23)。このようにはずれる
ことにより、移動ばね59の力により、保持具本体55
は上部へ移動するが(図21B、図22左部、図2
3)、保持具本体ストッパ用ペダル62から足をはずす
ことにより、保持具本体ストッパー58は再び開き、保
持具本体係止部64によってロックされ、これにより自
在に保持部材56の位置が決められることになる。上記
のようにして保持部材56を持ち上げた後、挿入部カバ
ー部27に装着したオーバーチューブ70をはずして、
検査に備える。この時、保持部材56を高い位置へ持ち
上げているので、内視鏡室の床に触れることもない。ま
た、保持部材56を下げたい時には、保持具本体ストッ
パ用ペダル62を踏みながら保持部材56を押し下げて
保持具本体ストッパ用ペダル62から足を離せばよい。
ように足で保持具本体ストッパ用ペダル62を踏んで、
保持部材56を持ち上げる。保持具本体ストッパ用ペダ
ル62を踏むと、図22右部において、保持具本体スト
ッパ用ロッド60が上部へ押され、保持具本体ストッパ
ー58両端が支点を中心に下方へ回転し、保持具本体係
止部64からはずれる(図23)。このようにはずれる
ことにより、移動ばね59の力により、保持具本体55
は上部へ移動するが(図21B、図22左部、図2
3)、保持具本体ストッパ用ペダル62から足をはずす
ことにより、保持具本体ストッパー58は再び開き、保
持具本体係止部64によってロックされ、これにより自
在に保持部材56の位置が決められることになる。上記
のようにして保持部材56を持ち上げた後、挿入部カバ
ー部27に装着したオーバーチューブ70をはずして、
検査に備える。この時、保持部材56を高い位置へ持ち
上げているので、内視鏡室の床に触れることもない。ま
た、保持部材56を下げたい時には、保持具本体ストッ
パ用ペダル62を踏みながら保持部材56を押し下げて
保持具本体ストッパ用ペダル62から足を離せばよい。
【0051】本例によれば、カバー10の挿入部カバー
部27とカバー用内視鏡22の脱着作業が低位置で行え
るため、作業が容易である。また、保持部材56の上下
動がペダル62でできるため両手が使えて融通がきく利
点がある。
部27とカバー用内視鏡22の脱着作業が低位置で行え
るため、作業が容易である。また、保持部材56の上下
動がペダル62でできるため両手が使えて融通がきく利
点がある。
【0052】図24の例は、保持具68はモータ式のも
のである。モーター71は保持具モーターカバー72内
に、またプーリー73は保持具本体55最上部にそれぞ
れ設けられ、保持部材移動ワイヤ74によってつなげら
れている。保持部材移動ワイヤ74にはプーリー73が
接続され、保持部材支え75から保持部材用溝76を通
して保持具本体55外へ保持部材56がアーム56aを
介して延びている。ここで、保持部材用溝76は保持部
材支え75よりは狭く、アーム56a幅厚よりは広く、
上下に縦長となっている。また、保持具本体55内には
保持部材支え75よりやや大きい内径の保持部材支え用
穴77が設けられており、上下面にそれぞれ下降切り換
えスイッチ78及び上昇切り換えスイッチ79が設けら
れ、モーター71へ配線されている。なお、保持部材用
溝76は保持部材支え用穴77と同じ長さに設定されて
いる。図中、80はフットスイッチ、81は電源コード
である。
のである。モーター71は保持具モーターカバー72内
に、またプーリー73は保持具本体55最上部にそれぞ
れ設けられ、保持部材移動ワイヤ74によってつなげら
れている。保持部材移動ワイヤ74にはプーリー73が
接続され、保持部材支え75から保持部材用溝76を通
して保持具本体55外へ保持部材56がアーム56aを
介して延びている。ここで、保持部材用溝76は保持部
材支え75よりは狭く、アーム56a幅厚よりは広く、
上下に縦長となっている。また、保持具本体55内には
保持部材支え75よりやや大きい内径の保持部材支え用
穴77が設けられており、上下面にそれぞれ下降切り換
えスイッチ78及び上昇切り換えスイッチ79が設けら
れ、モーター71へ配線されている。なお、保持部材用
溝76は保持部材支え用穴77と同じ長さに設定されて
いる。図中、80はフットスイッチ、81は電源コード
である。
【0053】本構成では、フットスイッチ80を足で踏
むことによってモーター71が回転し、保持部材移動ワ
イヤ74と共に保持部材支え75が上下動し、結果とし
て保持部材56が上下動することになる。保持部材支え
75が最上部に達すると、下降切り換えスイッチ78を
押し、モーター71を逆回転させる信号が送出される。
同様に、保持部材支え75が最下部に達すると上昇切り
換えスイッチ79を押し、今度は上昇するようにモータ
ー71が調整制御される。従って、フットスイッチ80
のみによって上下動が制御され、他に格別のスイッチは
有しない。実際の使用法は、前記したものとほぼ同じで
あるが、カバー用内視鏡22を挿入部カバー部27に取
り付ける時には、オーバチューブ70(図21)片手で
持ちながら作業を行い、フットスイッチ80を踏みなが
らオーバチューブ70を離していけばよい。本構成例で
も、前記例と同様の効果が得られるものである。
むことによってモーター71が回転し、保持部材移動ワ
イヤ74と共に保持部材支え75が上下動し、結果とし
て保持部材56が上下動することになる。保持部材支え
75が最上部に達すると、下降切り換えスイッチ78を
押し、モーター71を逆回転させる信号が送出される。
同様に、保持部材支え75が最下部に達すると上昇切り
換えスイッチ79を押し、今度は上昇するようにモータ
ー71が調整制御される。従って、フットスイッチ80
のみによって上下動が制御され、他に格別のスイッチは
有しない。実際の使用法は、前記したものとほぼ同じで
あるが、カバー用内視鏡22を挿入部カバー部27に取
り付ける時には、オーバチューブ70(図21)片手で
持ちながら作業を行い、フットスイッチ80を踏みなが
らオーバチューブ70を離していけばよい。本構成例で
も、前記例と同様の効果が得られるものである。
【0054】
【考案の効果】本考案によれば、チャンネル付き内視鏡
カバーの手元側と先端側とのそれぞれの断面レイアウト
で、カバー手元側におけるチャンネル部分とカバー先端
側におけるチャンネル部分では、チャンネル付き内視鏡
カバー用内視鏡の操作部の所定部位に応じた手元側の所
定のチャンネル位置に対し先端側のチャンネル位置が異
なるようにしたので、先端側と手元側との断面の内蔵物
レイアウトが同じである場合のものにおけるような不便
は解消される。術者が処置具を挿通しやすいようにカバ
ー手元側のチャンネル部分を例えば上側とし処置具挿入
口を上方向とする一方で、観察視野ではチャンネルを挿
通した処置具が下方から現れるようにカバー先端側のチ
ャンネル部分の位置をずらして上記カバー手元側の位置
とは異なる例えば下側とすることも柔軟に対応可能であ
り、自在性に優れ、術者による処置のしやすやと、観察
視野での処置具の出現の仕方についての術者の受ける望
ましい感覚との両立も容易に図ることができ、処置をよ
りしやすいものにすることができる。
カバーの手元側と先端側とのそれぞれの断面レイアウト
で、カバー手元側におけるチャンネル部分とカバー先端
側におけるチャンネル部分では、チャンネル付き内視鏡
カバー用内視鏡の操作部の所定部位に応じた手元側の所
定のチャンネル位置に対し先端側のチャンネル位置が異
なるようにしたので、先端側と手元側との断面の内蔵物
レイアウトが同じである場合のものにおけるような不便
は解消される。術者が処置具を挿通しやすいようにカバ
ー手元側のチャンネル部分を例えば上側とし処置具挿入
口を上方向とする一方で、観察視野ではチャンネルを挿
通した処置具が下方から現れるようにカバー先端側のチ
ャンネル部分の位置をずらして上記カバー手元側の位置
とは異なる例えば下側とすることも柔軟に対応可能であ
り、自在性に優れ、術者による処置のしやすやと、観察
視野での処置具の出現の仕方についての術者の受ける望
ましい感覚との両立も容易に図ることができ、処置をよ
りしやすいものにすることができる。
【図1】本考案の実施例を適用できるチャンネル付き内
視鏡カバー方式の内視鏡による内視鏡装置の一例の全体
図である。
視鏡カバー方式の内視鏡による内視鏡装置の一例の全体
図である。
【図2】本考案の一実施例に係るチャンネル付き内視鏡
カバー方式の内視鏡の構成を示す図である。
カバー方式の内視鏡の構成を示す図である。
【図3】図2のA−A断面、B−B断面のレイアウトの
説明図である。
説明図である。
【図4】適用できるカバー用内視鏡の一例の外観図であ
る。
る。
【図5】組付け過程の一例を示す説明図である。
【図6】本考案の他の実施例の構成を示す図である。
【図7】図6のA−A断面、B−B断面、C−C断面の
レイアウトの説明図である。
レイアウトの説明図である。
【図8】本考案の更に他の実施例の構成を示す図であ
る。
る。
【図9】同実施例でのチャンネル付き内視鏡カバー方式
の内視鏡の一例の外観を示す図である。
の内視鏡の一例の外観を示す図である。
【図10】図9のD−D断面、E−E断面、F−F断面
のレイアウトの説明図である。
のレイアウトの説明図である。
【図11】本考案の更に他の実施例の構成を示す図であ
る。
る。
【図12】図10のG−G断面、H−H断面のレイアウ
トの説明図である。
トの説明図である。
【図13】カバー装着方法の一例を示す手順工程図であ
る。
る。
【図14】操作部カバーの構成の一例を示す図である。
【図15】その使用説明図である。
【図16】操作部カバーの構成の他の例を示す図であ
る。
る。
【図17】その使用説明図である。
【図18】吸湿機能を付加した内視鏡カバーの構成の一
例を示す図である。
例を示す図である。
【図19】その内視鏡カバーとカバー用内視鏡の組付け
状態の説明図である。
状態の説明図である。
【図20】吸湿機能を付加したカバー用内視鏡の他の構
成を示す図である。
成を示す図である。
【図21】保持部材の位置調整可能な保持具の使用説明
図である。
図である。
【図22】その保持具の構成の説明に供する図である。
【図23】その要部説明図である。
【図24】保持部材の位置調整可能な保持具の他の例の
構成図である。
構成図である。
1 カート 2 光源装置 3 ビデオプロセッサー 4 流体制御装置 5 チャンネル付き内視鏡カバー拡張器 6 モニター 8 カールコード 10 チャンネル付き内視鏡カバー(カバー) 14 拡張チューブ 20 トレー 21 ユニバーサルコードカバー(シート) 22 チャンネル付き内視鏡カバー用内視鏡(カバー用
内視鏡) 23 カバー用内視鏡挿入部 23a 先端側断面 23b 手元側断面 24 カバー用内視鏡ユニバーサルコード 25 カバー用内視鏡コネクター部 26 カバー用内視鏡操作部 27 挿入部カバー部 27a カバー挿入部 28 手元側吸引チューブ 30 挿入部側吸引チューブ 31 チャンネル付き内視鏡カバー方式の内視鏡(カバ
ー式内視鏡) 32 吸引スイッチ 33 送水スイッチ 34 操作部カバー 35a,35b 操作部カバー開封把持部 36 操作部カバー開封ピールアウェイ糸 37 対物レンズ 38 吸湿材 39 ミシン目 40 電気(EL)コネクター 41,41a,41b カバー先端構成部 42 拡張チューブ口体 43 保持具装着部 44 先端嵌合部 44A,45A,109A,117A チャンネル用平
坦部 45 手元嵌合部 46 送気送水チューブ 47 送気チューブ 48 送水チューブ 50 チューブ用チャンネル 51 内視鏡先端チャンネル 52 内視鏡手元チャンネル 53 接着固定部 55 保持具本体 56 保持部材 57 保持具支柱 58 保持具本体ストッパー 59 移動ばね 60 保持具本体ストッパー用ロッド 61 保持具台 62 保持具本体ストッパー用ペダル 68 保持具 69 挿入部受け 70 オーバーチューブ 71 モーター 72 保持具モーターカバー 73 プーリー 74 保持部材移動ワイヤ 75 保持部材支え 76 保持部材用溝 77 保持部材支え用穴 78 下降切換えスイッチ 79 上昇切換えスイッチ 80 フットスイッチ 81 電源コード 102 鉗子チャンネル(兼吸引管路) 103 カバーガラス(観察窓) 104 鉗子挿入口分岐部 105 鉗子挿入口 106 鉗子挿入口分岐回転部 107 カバー後口金 108 挿入部カバー外皮 109 カバー用内視鏡湾曲部 110 先端構成部(カバー用内視鏡側) 111 内視鏡挿入チャンネル 112 カバー用内視鏡カバーガラス 113 対物レンズ部 114 照明レンズ部 115 アングルワイヤ 116 アングルノブ 117 蛇管部 118 内視鏡操作部固定用口体部 118a 固定部 119 カバー用内視鏡操作部固定部
内視鏡) 23 カバー用内視鏡挿入部 23a 先端側断面 23b 手元側断面 24 カバー用内視鏡ユニバーサルコード 25 カバー用内視鏡コネクター部 26 カバー用内視鏡操作部 27 挿入部カバー部 27a カバー挿入部 28 手元側吸引チューブ 30 挿入部側吸引チューブ 31 チャンネル付き内視鏡カバー方式の内視鏡(カバ
ー式内視鏡) 32 吸引スイッチ 33 送水スイッチ 34 操作部カバー 35a,35b 操作部カバー開封把持部 36 操作部カバー開封ピールアウェイ糸 37 対物レンズ 38 吸湿材 39 ミシン目 40 電気(EL)コネクター 41,41a,41b カバー先端構成部 42 拡張チューブ口体 43 保持具装着部 44 先端嵌合部 44A,45A,109A,117A チャンネル用平
坦部 45 手元嵌合部 46 送気送水チューブ 47 送気チューブ 48 送水チューブ 50 チューブ用チャンネル 51 内視鏡先端チャンネル 52 内視鏡手元チャンネル 53 接着固定部 55 保持具本体 56 保持部材 57 保持具支柱 58 保持具本体ストッパー 59 移動ばね 60 保持具本体ストッパー用ロッド 61 保持具台 62 保持具本体ストッパー用ペダル 68 保持具 69 挿入部受け 70 オーバーチューブ 71 モーター 72 保持具モーターカバー 73 プーリー 74 保持部材移動ワイヤ 75 保持部材支え 76 保持部材用溝 77 保持部材支え用穴 78 下降切換えスイッチ 79 上昇切換えスイッチ 80 フットスイッチ 81 電源コード 102 鉗子チャンネル(兼吸引管路) 103 カバーガラス(観察窓) 104 鉗子挿入口分岐部 105 鉗子挿入口 106 鉗子挿入口分岐回転部 107 カバー後口金 108 挿入部カバー外皮 109 カバー用内視鏡湾曲部 110 先端構成部(カバー用内視鏡側) 111 内視鏡挿入チャンネル 112 カバー用内視鏡カバーガラス 113 対物レンズ部 114 照明レンズ部 115 アングルワイヤ 116 アングルノブ 117 蛇管部 118 内視鏡操作部固定用口体部 118a 固定部 119 カバー用内視鏡操作部固定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 伊藤 秀雄 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)考案者 田代 芳夫 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)考案者 山崎 稔 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)考案者 瑞田 修 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)考案者 石井 広 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (56)参考文献 実開 平1−87702(JP,U) 実開 昭58−163920(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61B 1/00 - 1/06
Claims (1)
- 【請求項1】 チャンネル付き内視鏡カバーと、チャン
ネル付き内視鏡カバー用内視鏡との組み合わせによるチ
ャンネル付き内視鏡カバー方式の内視鏡であって、 前記チャンネル付き内視鏡カバーの手元側と先端側との
それぞれの断面レイアウトで、カバー手元側におけるチ
ャンネル部分と、カバー先端側におけるチャンネル部分
とでは、前記チャンネル付き内視鏡カバー用内視鏡の操
作部の所定部位に応じた手元側の所定のチャンネル位置
に対し先端側のチャンネル位置が異なるようにしたこと
を特徴とするチャンネル付き内視鏡カバー方式の内視
鏡。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993011596U JP2587182Y2 (ja) | 1993-03-16 | 1993-03-16 | チャンネル付き内視鏡カバー方式の内視鏡 |
US08/053,255 US5674180A (en) | 1993-03-15 | 1993-04-28 | Endoscope system including endoscope and disposable protection cover |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993011596U JP2587182Y2 (ja) | 1993-03-16 | 1993-03-16 | チャンネル付き内視鏡カバー方式の内視鏡 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0668714U JPH0668714U (ja) | 1994-09-27 |
JP2587182Y2 true JP2587182Y2 (ja) | 1998-12-14 |
Family
ID=11782294
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993011596U Expired - Lifetime JP2587182Y2 (ja) | 1993-03-15 | 1993-03-16 | チャンネル付き内視鏡カバー方式の内視鏡 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2587182Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5711433B1 (ja) * | 2013-05-16 | 2015-04-30 | オリンパスメディカルシステムズ株式会社 | 内視鏡洗浄シースにおけるチューブ体の固定構造,このチューブ体の固定構造を適用した内視鏡洗浄シース,この内視鏡洗浄シースを含む内視鏡システム |
WO2015119299A1 (ja) * | 2014-02-10 | 2015-08-13 | 株式会社工販 | 内視鏡用オーバーチューブ |
-
1993
- 1993-03-16 JP JP1993011596U patent/JP2587182Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0668714U (ja) | 1994-09-27 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
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