JPH0666615U - カバー式内視鏡装置 - Google Patents

カバー式内視鏡装置

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JPH0666615U
JPH0666615U JP009178U JP917893U JPH0666615U JP H0666615 U JPH0666615 U JP H0666615U JP 009178 U JP009178 U JP 009178U JP 917893 U JP917893 U JP 917893U JP H0666615 U JPH0666615 U JP H0666615U
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JP009178U
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Inventor
久雄 矢部
芳夫 田代
善洋 飯田
明 鈴木
秀雄 伊藤
稔 山崎
修 瑞田
康人 倉
Original Assignee
オリンパス光学工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カバー用内視鏡に対する内視鏡カバーの装着
を容易にする。 【構成】 カバー用内視鏡2Bの挿入部11Bと、この
挿入部11Bの手元側に設けた操作部12Bと、この操
作部12Bに連結するユニバーサルコード13B、及び
コネクタ15を略直線状に配設した。カバー用内視鏡2
Bの構成部品が略直線状に配設されている為、内視鏡カ
バー2Aの装着が容易になる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、カバー用内視鏡の各構成部をほぼ直線状に配設して、内視鏡カバー の着脱を容易にしたカバー式内視鏡装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、内視鏡は医療分野等において広く用いられるようになった。医療分野に 使用される内視鏡では、生体内に挿入させた場合、挿入部の先端部に設けた観察 窓が患部の汚物、粘液等の付着により汚れて、充分に観察できなくなることがあ る。そのため、内視鏡には手元側での操作により、観察窓に送液して洗浄したり 、その後の残水を送気にて吹飛ばしたりする送気・送水機能が設けられている。 また、この送気機能は観察部位を観察し易くするために体腔内へ送気する場合に も利用される。この送気、送水は送気管路及び送水管路を介して供給される。
【0003】 また、内視鏡には不用な汚物、粘液等を吸引して排出する吸引管路が設けられ ているもの、さらには生検鉗子による組織の採取とか、処置具による治療処置等 を行うことができるように鉗子チャンネル(処置具チャンネル)が設けられてい るものもある。
【0004】 このような医療分野で使用される内視鏡では、一度患者等に使用したものは、 感染症等を確実に防ぐために洗浄とか滅菌処理が施される。
【0005】 しかし、完全に洗浄、消毒を行うには時間がかかり、作業性が悪いばかりでな く、内視鏡の使用効率が低下する。
【0006】 特に、上記各管路は患者の体腔内に開口する先端開口部から挿入部の管路を介 して体外部に連通されているため、この先端開口部及び管路内も完全に洗浄、消 毒しなければならず、作業が手間取り面倒であった。
【0007】 そのため、最近では内視鏡自体を内視鏡カバーで覆い、床例毎に内視鏡カバー を廃棄することで使用後の洗浄、消毒を簡略化する、いわゆるカバー式内視鏡が 採用されている。
【0008】 このカバー式内視鏡によれば患者の体腔内に開口する管路を上記内視鏡カバー 側に設け、患者の体腔内に開口しない観察手段、照明手段を内視鏡側に設けて内 視鏡カバーで覆うことで、照明手段、及び、画質、デモンストレーション性等の 高い評価から容易にモニタに映し出せる固体撮像素子(SID)を用いた非常に 高価なビデオ内視鏡においても、使用後はビデオ内視鏡が不潔にならず、しかも 内視鏡カバーを廃棄することで洗浄、消毒の簡略化をはかることが出来る。
【0009】 この種の、いわゆるカバー式内視鏡は、例えば特公平2−54734号公報( 米国特許第4646722号)或は米国特許第3162190号に開示されてい る。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記内視鏡カバーを上記カバー用内視鏡に装着する作業は、清潔に 保たれた内視鏡カバー用トレー上で行うことがある。この種のカバー用内視鏡で は、体腔内へ挿入する挿入部と、光源、ビデオプロセッサ等の外部装置に接続す るコネクタを有する連結コード部とをL字状に配設して、上記挿入部の手元側に 設けた操作部にて内視鏡操作する上で、上記連結コード部が邪魔にならないよう な構造にしてある。
【0011】 しかし、上記挿入部と上記連結コード部とがL字状に配設されていると、上記 カバー用内視鏡に装着する内視鏡カバーを、カバー用内視鏡の挿入部、操作部、 連結コード部等にそれぞれ細分割して構成しなければならず装着に手間取り、作 業性が悪い。
【0012】 また、上記カバー用内視鏡がL字状に形成されていれば、このカバー用内視鏡 と内視鏡カバーとを装着する際に使用する内視鏡カバー用トレーの形状もL字型 にしなければならず、内視鏡カバー用トレーをL字型に形成すれば、体積効率が 悪くなり、収納性、取扱い性に問題がある。
【0013】 本考案は、上記事情に鑑みてなされたもので、内視鏡カバーを細分割する必要 がなく、カバー用内視鏡に対する装着作業が容易で、しかも内視鏡カバー用トレ ーの形状を体積効率の良い形状に形成することかできて、内視鏡カバー用トレー の収納性、取扱い性の良いカバー式内視鏡装置を提供することを目的としている 。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本考案によるカバー式内視鏡装置は、内視鏡カバーに 挿入して使用するカバー用内視鏡の、少なくとも挿入部と、この挿入部の手元側 に設けた操作部と、この操作部に連結する連結コード部とを略直線状に配設した ものである。
【0015】
【作 用】
上記構成において、内視鏡カバーに挿入して使用するカバー用内視鏡の、少な くとも挿入部と、この挿入部の手元側に設けた操作部と、この操作部に連結する 連結コード部とを略直線状に配設することで、このカバー用内視鏡に装着する内 視鏡カバーを略直線状に形成することができて装着が容易になる。また、装着す る際に使用する内視鏡カバー用トレーの体積効率も良くなる。
【0016】
【実施例】
以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明する。
【0017】 図1、図2は本考案の第1実施例を示し、図1はカバー式内視鏡の分解図、図 2は内視鏡カバー用トレーの斜視図である。
【0018】 図1の符号91は内視鏡カバー方式の内視鏡(以下「カバー式内視鏡」と略称 )で、内視鏡カバー2A及びこの内視鏡カバー2Aに装着される内視鏡カバー用 内視鏡(以下「カバー用内視鏡」と略称)2Bで構成されている。
【0019】 上記カバー用内視鏡2Bは、細長で可撓性を有する内視鏡挿入部(以下「挿入 部」と略称)11Bと、この挿入部11Bの基端側に形成された内視鏡操作部( 以下「操作部」と略称)12Bと、この操作部12Bから延出された連結コード 部の一例であるユニバーサルコード13B、及びこのユニバーサルコード13B の末端に設けたコネクタ15で構成されている。
【0020】 また、このカバー用内視鏡2Bを構成する上記挿入部11B、操作部12B、 ユニバーサルコード13B及びコネクタ15が略直線状に配置されている。
【0021】 上記操作部12Bは、内視鏡を使用する際に把持する部分で、吸引や送気・送 水を制御する外部装置の一つである流体制御装置(図示せず)の駆動制御部及び 上記挿入部11Bの先端に設けた湾曲部の制御・操作を行う湾曲操作部(図示せ ず)等が設けられている。
【0022】 また、上記ユニバーサルコード13Bは、上記操作部12Bと上記コネクタ1 5との連結部材で、このコネクタ15は光源装置及びビデオプロセッサ等の外部 装置と上記カバー用内視鏡2Bとを接続するものである。光源装置からの照明光 はこのコネクタ15を介して上記カバー用内視鏡2Bの挿入部11Bの先端部2 3Bに伝達される。また、この先端部23Bの観察窓の後方に配設した撮像素子 により得られる画像を電気信号に変換し、上記コネクタ15を介して上記ビデオ プロセッサへ伝送される。
【0023】 一方、上記内視鏡カバー2Aは、挿入部カバー部11Aと操作部ユニバーサル コードカバー14Aとで構成されており、この内視鏡カバー2Aにてカバー用内 視鏡2Bの直線状に配置された挿入部11B、操作部12B、ユニバーサルコー ド13Bが被覆される。
【0024】 挿入部カバー部11Aは、挿入部11Bを覆う挿入部カバー外皮21Aと、こ の挿入部カバー外皮21Aの基端に気密的に設けられた内視鏡操作部固定用口体 部22Aと、挿入部カバー外皮21Aの先端に気密的に設けられたカバー先端部 23Aとで構成されている さらに、上記挿入部カバー部11Aと操作部ユニバーサルコードカバー14A との対向面に、互いに係合自在な係合部92a,92bが設けられている。なお 、上記内視鏡カバー2Aは殺菌された状態でパッケージに収納されている。
【0025】 また、符号93は上記カバー用内視鏡2Bに上記内視鏡カバー2Aを装着する 際に使用する清潔な内視鏡カバー用トレーで、この内視鏡カバー用トレー93は 上記カバー式内視鏡91を納めるのに適した長方形状をなしている。
【0026】 次に、上記実施例の作用について説明する。
【0027】 カバー用内視鏡2Bと内視鏡カバー2Aとの装着作業は、清潔な内視鏡カバー 用トレー93の中で行われる。
【0028】 まず、上記カバー用内視鏡2Bの挿入部11B側の端部から内視鏡カバー2A の挿入部カバー部11Aを挿入し、また、コネクタ15側の端部から内視鏡カバ ー2Aの操作部ユニバーサルコードカバー14Aを挿入する。
【0029】 そして、この挿入部カバー部11Aの開口端に形成した係合部92aと上記操 作部ユニバーサルコードカバー14Aの開口端に形成した係合部92bとを係合 して、この挿入部カバー部11Aと上記操作部ユニバーサルコードカバー14A とで上記カバー用内視鏡2B全体を被覆する。
【0030】 このように、カバー用内視鏡2Bを略直線状に形成したので、上記内視鏡カバ ー2Aが挿入部カバー部11Aと上記操作部ユニバーサルコードカバー14Aと の2種類だけで良くなり、部品点数が削減されるばかりでなく、上記カバー用内 視鏡2Bに対する内視鏡カバー2Aの装着作業が簡単になる。
【0031】 また、上記内視鏡カバー用トレー93が長方形状に形成されているので、保管 時及び装着時にスペースを取らず取扱い性が良い。
【0032】 図3、図4は本考案の第2実施例を示し、図3はカバー式内視鏡の分解図、図 4はカバー式内視鏡の要部断面図である。
【0033】 この実施例では、カバー用内視鏡2Bのコネクタ15に環状の段差部15aを 設け、また、このカバー用内視鏡2Bに装着する内視鏡カバー2Aを、上記カバ ー用内視鏡2Bの全体を被覆する一体型内視鏡カバー94Aと、この一体型内視 鏡カバー94Aを上記カバー用内視鏡2Bに固定する係止具95Aとで構成した ものである。この係止具95Aはリング状に形成された金属、樹脂、或はゴム製 等の弾性体である。
【0034】 装着に際しては、まず、カバー用内視鏡2Bの挿入部11Bの先端部23Aを 上記一体型内視鏡カバー94Aの開口端94aに挿入し、この挿入部11Aの先 端部94aを上記一体型内視鏡カバー94Aの先端方向へ挿入する。そして、こ の一体型内視鏡カバー94Aの開口端94aをコネクタ15側へ導き、この開口 部94aをコネクタ15に形成した段差部15aに係止具95Aにて固定する。 なお、この装着作業は図2に示す内視鏡カバー用トレー93上で行う。
【0035】 この実施例によれば、一体型内視鏡カバー94Aをカバー用内視鏡2Bに一方 から挿入するだけで装着作業が完了するため作業性が良い。また、内視鏡カバー 2Aの部品点数を大幅に削減することができる。
【0036】 ところで、図5〜図7に、内視鏡カバー2Aを収納するカバーパッケージ96 を内視鏡カバー用トレーとして利用する例を示す。
【0037】 このカバーパッケージ96は第1の収納ケース96aと第2の収納ケース96 bとに中央部からブック状に開閉するもので、この両収納ケース96a,96b の接合部分がピールアウェイ96cで封閉されている。
【0038】 このピールアウェイ96cを開封すると、上記カバーパッケージ96が第1の 収納ケース96aと第2の収納ケース96bとにブック状に開く。この第1の収 納ケース96a内は清潔に殺菌されており、また、この第1の収納ケース96a に、殺菌された清潔な内視鏡カバー2Aが収納、保持されており、また、この第 1の収納ケース96aは収納カバー96dにて閉塞されている(図7(a))。
【0039】 上記第1の収納ケース96aに収納されている内視鏡カバー2Aをカバー用内 視鏡に被覆するに際しては、まず、上記第2の収納ケース96b側に上記カバー 用内視鏡から取外した使用済みの汚染された使用済み内視鏡カバー91Aを収納 する。
【0040】 次いで、上記収納カバー96dを、この収納カバー96dに設けた把持部96 eを把持して開け、また、この収納カバー96dにて第2の収納ケース96d側 を閉塞する。その結果、第1の収納ケース96aから清潔な内視鏡カバー2Aが 露呈し、一方、使用済み内視鏡カバー91Aは上記収納カバー96dで隠蔽され る(図7(b))。
【0041】 上記収納カバー96dを上記把持部96eを把持して開くようにしたため、こ のカバーパッケージ96の外周や第1の収納ケース96aの内周、及び内視鏡カ バー2Aに直接触れることがなく、この第1の収納ケース96aの内周や内視鏡 カバー2Aが汚染されることがない。
【0042】 そして、上記第1の収納カバー96aを内視鏡カバー用トレーとして使用して 上記内視鏡カバー2Aをカバー用内視鏡に被覆する。
【0043】 その後、上記第1の収納ケース96aを第2の収納ケース96bに被せ、上記 カバーパッケージ96ごと廃棄する。
【0044】 このように、カバーパッケージ96を内視鏡カバー用トレーとして利用するこ とで、内視鏡カバー2Aを被覆のためにわざわざ別の内視鏡カバー用トレーへ移 す手間が省け、作業性が向上する。また、使用済み内視鏡カバー91Aの廃棄も 簡単に行うことができる。
【0045】 また、図8に示すように、上記カバーパッケージ96は中空のシートで形成さ れていても良い。第1の収納ケース96aと第2の収納ケース96b内の空気は 併設する空気弁96fを取除くことで、簡単に抜くことができる。
【0046】 そして、同図(b)に示すように、空気を抜いたカバーパッケージ96は、外力 を印加することでコンパクトに圧縮させることが出来るため、廃棄時に嵩ばるこ とがない。
【0047】 さらに、図9に示すように、上記第1の収納カバー96aに収納カバー96d を複数配設し、この収納カバー96dを介して複数の内視鏡カバー2Aを積層状 態で収納するようにしても良い。一つのカバーパッケージ96に複数の内視鏡カ バー2Aが収納されているので、カバーパッケージ96の数を少なくすることが 出来、包装経費の削減が図れる。また、使用済み内視鏡カバー91Aも第2の収 納ケース96bに上記収納カバー96dを介して交互に収納出来るため、効率が 良い。
【0048】 また、図10に示すように、図7に示す第2の収納ケース96bを平坦なケー ス蓋96gとすることで、パッケージのコンパクト化を実現することが出来る。 なお、図5〜図10に示すカバーパッケージ96に収納されている内視鏡カバ ー2Aは、ユニバーサルコードが操作部の側部から延出する従来タイプ、或は、 図1、図3に示す直線状のタイプのいずれであっても良い。
【0049】 また、図11、図12に、梱包ケース98の一例を示す。
【0050】 この梱包ケース98は上記カバーパッケージ96と同様、そのまま内視鏡カバ ー用トレーを兼用するものである。
【0051】 殺菌された清潔な内視鏡カバー2Aの端部は、ばね等の付勢部材98aに連設 するカバー保持具98bに保持された状態で梱包スペーサ98cを介して梱包蓋 98dにより圧縮された状態でパッケージされている(図11(a)の状態)。
【0052】 上記内視鏡カバー2Aを使用する為に上記梱包蓋98dを開けると、カバー保 持具98bが付勢部材98aの弾撥力を受けて突出し、このカバー保持具98b に保持されている内視鏡カバー2Aの端部が上記梱包ケース98から飛出す。
【0053】 その結果、内視鏡カバー2Aに触れることなく、上記内視鏡カバー2Aをカバ ー用内視鏡に被覆することが出来る。梱包ケース98がそのまま内視鏡カバー用 トレーとして兼用されるため取扱い性が良い。
【0054】 また、図13に内視鏡カバー用トレー97を示す。
【0055】 この内視鏡カバー用トレー97は、内視鏡カバー2Aを収納可能で、しかもカ バー用内視鏡2Bを被覆するに充分な容積を有する長方形状をなしている。 こ の内視鏡カバー用トレー97上には、使用する内視鏡カバー2Aを複数本準備し 、使用済み内視鏡カバーを取外したカバー用内視鏡2Bを上記内視鏡カバー用ト レー97上に乗せ、清潔な手で上記内視鏡カバー2Aを上記カバー用内視鏡2B に装着する。
【0056】 従来は、上記内視鏡カバー2Aをカバー保持具等に吊り下げた状態で、この内 視鏡カバー2Aに対してカバー用内視鏡2Bを被覆していたが、被覆作業の際に 内視鏡カバー2Aが床等に接触して汚染されないように細心の注意を払わなけれ ばならず作業性が悪かったが、内視鏡カバー用トレー97上で被覆作業を行うこ とで、予め使用する内視鏡カバー2Aを準備しておくことが出来、また、この内 視鏡カバー用トレー97が清潔域であることを示す指標ともなる。さらに、清潔 な状態で被覆作業を比較的容易に行うことが出来る。
【0057】 また、図14に示すように、上記内視鏡カバー用トレー97に、装着用トレー 部97aと取外し用トレー部97bとを設け、この両トレー部97a,97bを 隔壁97cで区画することで、一つの内視鏡カバー用トレー97に清潔域(装着 用トレー部97a)と不潔域(取外し用トレー部97b)とを区画形成すること が出来る。
【0058】 使用済み内視鏡カバーは取外し用トレー部97b側でカバー用内視鏡から取外 して、この取外し用トレー部97bに放置しておく。
【0059】 一方、使用済み内視鏡カバーを取外したカバー用内視鏡は、装着用トレー部9 7aにて、この装着用トレー部97aに準備されている清潔な内視鏡カバーに被 覆する。
【0060】 その結果、カバー用内視鏡に対する内視鏡カバーの着脱を一つの内視鏡カバー 用トレー97で行うことが出来る。
【0061】 また、図15、図16に示すように、内視鏡カバー用トレー97の取外し用ト レー部97bの全周をカバー97dで覆うようにしても良い。
【0062】 使用済み内視鏡カバー91Aの取外しは、まず、この使用済み内視鏡カバー9 1Aをカバー用内視鏡2Bが装着状態のまま上記カバー97dに開口されている 開口部97eから上記取外し用トレー97bに挿入する。
【0063】 次いで、この開口部97eの口元で上記使用済み内視鏡カバー91Aを押え、 上記カバー用内視鏡2Bを上記使用済み内視鏡カバー91Aから取外し、この取 外された内視鏡カバー91Aは上記取外し用トレー97bに放置しておく。なお 、上記開口部97aは弾性体製の内視鏡カバー91Aを保持、開放出来るような 構造であれば、どのような形状であっても良い。
【0064】 そして、使用済み内視鏡カバー91Aを取外したカバー用内視鏡2Bは、片側 に設けた装着用トレー97aで、予め準備しておいた清潔な内視鏡カバーに装着 して使用に供される。
【0065】 一方、上記取外し用トレー部97bに放置されている使用済み内視鏡カバー9 1Aは適宜、蓋97fを開放することで排出されて廃棄することができる。
【0066】 取外し用トレー部97bの全周をカバー97dで覆うことで、不潔域を清潔域 (装着用トレー部97a)から確実に離隔することが出来る。
【0067】 また、図17に示すように、装着用トレー97aをL字型にすることで、この 装着用トレー97aに、カバー用内視鏡2Bに設けた操作部12Bの側部から延 出するユニバーサルコード13Bを収納することが出来るようになり、被覆作業 性が向上する。
【0068】 さらに、図18に示すように、内視鏡カバー用トレー97の装着用トレー部9 7aを蓋体97hで開閉自在にすることで、この蓋体97h及び把持部97iは 汚染されるが、装着用トレー部97a内は常に清潔な状態に保持しておくことが できる。
【0069】 また、この蓋体97hの開閉を、図19に示すようにペダル97jによって行 うようにすれば、上記蓋体97hの開閉をワンタッチで行うことが出来て作業性 が良い。また、蓋体97hの開閉をペダル97jで行うことで、この蓋体97h の汚染が防止される。なお、上記ペダル97jは踏込めば蓋体97hが開き、離 せば閉じるもので、開閉手段は電気的であっても、機械的であっても良い。
【0070】 また、図18、図19に示す内視鏡カバー用トレー97は、図20に示すよう に、装着用トレー97aのみを有するものであっても良い。
【0071】 また、図13に示す内視鏡カバー用トレー97に、図21、図22に示すよう な、内視鏡カバー2Aの手元側に設けた内視鏡操作部固定用口体部22Aを保持 するカバー保持具97kが設けられていても良い。
【0072】 内視鏡カバー2Aをカバー用内視鏡2Bに被覆するに際しては、まず、上記カ バー保持具97kに内視鏡カバー2Aを挿入し、上記内視鏡操作部固定用口体部 22Aに設けたフランジ部22aを上記カバー保持具97kに掛止させて、この 内視鏡操作部固定用口体部22Aを上記カバー保持具97kに保持させる。
【0073】 そして、上記内視鏡カバー2Aにカバー用内視鏡2Bを挿入し、このカバー用 内視鏡2Bに上記内視鏡操作部固定用口体部22Aを固定した後、このカバー用 内視鏡2Bを上記内視鏡カバー2Aとともに引抜く。
【0074】 内視鏡カバー2Aに触れずにカバー用内視鏡2Bを被覆することが出来るので 、作業性が良く、しかも清潔である。
【0075】 なお、上記カバー保持具97kは、図23に示すように上下にスライドするも のであっても良い。カバー保持具97kを上下スライド自在にすることで、内視 鏡カバー装着時はカバー保持具97kを上方へスライドさせて、内視鏡カバー用 トレー97の低面との干渉を回避して、装着作業をスムーズに行えるようにし、 また、収納、保管時には上記カバー保持具97kを低くして、邪魔にならないよ うにして取扱い性を良くする。
【0076】 さらに、図24に示すように、図13に示す内視鏡カバー用トレー97の壁面 97mにカバー保持溝97nを設けることで、このカバー保持溝97nに内視鏡 カバー2Aの内視鏡操作部固定用口体部22Aをフランジ部22a(図22参照 )によって掛止させることで、図22に示す如きカバー保持具97kを特別に設 ける必要がなくなり、構造が簡略化出来るばかりでなく、邪魔にならず取扱い性 が良くなる。
【0077】
【考案の効果】
以上、説明したように本考案によれば、内視鏡カバーに挿入して使用するカバ ー用内視鏡の、少なくとも挿入部と、この挿入部の手元側に設けた操作部と、こ の操作部に連結する連結コード部とを略直線状に配設したので、内視鏡カバーを 細分割することなくカバー用内視鏡に装着することが出来るため装着作業性が向 上する。そのうえ、内視鏡カバー用トレーの形状を体積効率の良い形状に形成す ることかできて、内視鏡カバー用トレーの収納性、取扱い性が良くなる。
【提出日】平成5年9月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】 図1の符号は内視鏡カバー方式の内視鏡(以下「カバー式内視鏡」と略称) で、内視鏡カバー2A及びこの内視鏡カバー2Aに装着される内視鏡カバー用内 視鏡(以下「カバー用内視鏡」と略称)2Bで構成されている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】 また、符号93は上記カバー用内視鏡2Bに上記内視鏡カバー2Aを装着する 際に使用する清潔な内視鏡カバー用トレーで、この内視鏡カバー用トレー93は 上記カバー式内視鏡を納めるのに適した長方形状をなしている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】 装着に際しては、まず、カバー用内視鏡2Bの挿入部11Bの先端部23を 上記一体型内視鏡カバー94Aの開口端94aに挿入し、この挿入部11の先 端部23Bを上記一体型内視鏡カバー94Aの先端方向へ挿入する。そして、こ の一体型内視鏡カバー94Aの開口端94aをコネクタ15側へ導き、この開口 部94aをコネクタ15に形成した段差部15aに係止具95Aにて固定する。 なお、この装着作業は図2に示す内視鏡カバー用トレー93上で行う。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】変更
【補正内容】
【0040】 次いで、上記収納カバー96dを、この収納カバー96dに設けた把持部96 eを把持して開け、また、この収納カバー96にて第2の収納ケース96d側 を閉塞する。その結果、第1の収納ケース96aから清潔な内視鏡カバー2Aが 露呈し、一方、使用済み内視鏡カバー91Aは上記収納カバー96dで隠蔽され る(図7(b))。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0063
【補正方法】変更
【補正内容】
【0063】 次いで、この開口部97eの口元で上記使用済み内視鏡カバー91Aを押え、 上記カバー用内視鏡2Bを上記使用済み内視鏡カバー91Aから取外し、この取 外された内視鏡カバー91Aは上記取外し用トレー97bに放置しておく。なお 、上記開口部97は弾性体製の内視鏡カバー91Aを保持、開放出来るような 構造であれば、どのような形状であっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例によるカバー式内視鏡の分
解図
【図2】本考案の第1実施例による内視鏡カバー用トレ
ーの斜視図
【図3】本考案の第2実施例によるカバー式内視鏡の分
解図
【図4】本考案の第2実施例によるカバー式内視鏡の要
部断面図
【図5】カバーパッケージの斜視図
【図6】カバーパッケージを開いた状態の斜視図
【図7】カバーパッケージの状態別の断面図
【図8】他の態様によるカバーパッケージの状態別の断
面図
【図9】図7の変形例によるカバーパッケージの状態別
の断面図
【図10】図7の他の変形例によるカバーパッケージの
状態別の断面図
【図11】梱包ケースの断面図
【図12】開いた状態の梱包ケースの断面図
【図13】内視鏡カバー用トレーの斜視図
【図14】他の態様による内視鏡カバー用トレーの斜視
【図15】図14の変形例による内視鏡カバー用トレー
の斜視図
【図16】図15の要部断面図
【図17】図14の他の変形例による内視鏡カバー用ト
レーの斜視図
【図18】図14のその他の変形例による内視鏡カバー
用トレーの斜視図
【図19】図18の変形例による内視鏡カバー用トレー
の斜視図
【図20】図18の他の変形例による内視鏡カバー用ト
レーの斜視図
【図21】図13の変形例による内視鏡カバー用トレー
の斜視図
【図22】図21の変形例による内視鏡カバー用トレー
の斜視図
【図23】図22の要部詳細図
【図24】図13の他の変形例による内視鏡カバー用ト
レーの斜視図
【符号の説明】
2A…内視鏡カバー 2B…カバー用内視鏡 11B…挿入部 12B…操作部 13B…連結コード部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年9月8日
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 鈴木 明 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)考案者 伊藤 秀雄 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)考案者 山崎 稔 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)考案者 瑞田 修 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)考案者 倉 康人 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内視鏡カバーに挿入して使用するカバー
    用内視鏡の、少なくとも挿入部と、この挿入部の手元側
    に設けた操作部と、この操作部に連結する連結コード部
    とを略直線状に配設したことを特徴とするカバー式内視
    鏡装置。
JP009178U 1993-03-05 1993-03-05 カバー式内視鏡装置 Withdrawn JPH0666615U (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP009178U JPH0666615U (ja) 1993-03-05 1993-03-05 カバー式内視鏡装置
US08/038,659 US5556367A (en) 1993-03-05 1993-03-29 Cover type endoscope apparatus

Applications Claiming Priority (1)

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JP009178U JPH0666615U (ja) 1993-03-05 1993-03-05 カバー式内視鏡装置

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Publication Number Publication Date
JPH0666615U true JPH0666615U (ja) 1994-09-20

Family

ID=18528968

Family Applications (1)

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JP009178U Withdrawn JPH0666615U (ja) 1993-03-05 1993-03-05 カバー式内視鏡装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009279411A (ja) * 2008-05-20 2009-12-03 Olympus Medical Systems Corp 内視鏡装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009279411A (ja) * 2008-05-20 2009-12-03 Olympus Medical Systems Corp 内視鏡装置
US8562513B2 (en) 2008-05-20 2013-10-22 Olympus Medical Systems Corp. Endoscope device

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