JPH0666608U - チャンネル付内視鏡カバー - Google Patents

チャンネル付内視鏡カバー

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Publication number
JPH0666608U
JPH0666608U JP008833U JP883393U JPH0666608U JP H0666608 U JPH0666608 U JP H0666608U JP 008833 U JP008833 U JP 008833U JP 883393 U JP883393 U JP 883393U JP H0666608 U JPH0666608 U JP H0666608U
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JP
Japan
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endoscope
cover
tube
channel
conduit
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Withdrawn
Application number
JP008833U
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English (en)
Inventor
久雄 矢部
秀雄 伊藤
芳夫 田代
善洋 飯田
明 鈴木
稔 山崎
修 瑞田
達也 古川
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optic Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 内視鏡カバーから延出する管路チューブを内
視鏡の操作部に容易に固定可能とし、内視鏡の操作性を
向上させる。 【構成】 内視鏡カバーの挿入部カバー部18は、基端
部にカバー用内視鏡の操作部13を固定するための内視
鏡操作部固定用口体部33を有している。また、挿入部
カバー部18内には、送気送水チューブ39,処置具チ
ャンネルチューブ40を有するマルチルーメンチューブ
41が設けられ、このマルチルーメンチューブ41は、
後端側が口体部33を貫通してさらに後方へ延出してい
る。口体部33の後端部より延出したマルチルーメンチ
ューブ41は、内視鏡の操作部13及びユニバーサルコ
ード14に沿って数ヶ所でバンド部材42によって固定
されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、洗浄用流体などを送る流体管路を含む少なくとも一つのチャンネル を有し、内視鏡の挿入部等を覆うチャンネル付内視鏡カバーに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、内視鏡は医療分野等において広く用いられるようになった。医療分野に 使用される内視鏡は、生体内に挿入させた場合、挿入部の先端部に設けられた観 察窓が体液等の付着により、十分に観察できなくなることがある。このため、内 視鏡には、手元側での操作により、観察窓に洗浄液,洗浄ガス等の流体を吹き付 けて観察窓に付着した体液等を除去できるように送気管路とか送水管路が設けら れている。また、不用な体液等を吸引して排出する吸引管路が設けられているも のもある。また、生検鉗子による組織の採取とか、処置具による治療処置等を行 うことができるように処置具チャンネルが設けられているものがある。そしてこ れらの管路チューブは、送気送水吸引を行う流体制御装置等に接続されるように なっている。
【0003】 内視鏡検査には、検査前に十分な洗浄消毒をした清潔な内視鏡を使用する必要 がある。
【0004】 このため、前記送気管路等の管路とか、処置具チャンネルが設けられた内視鏡 では、患者等に使用した場合には、感染症等を確実に防ぐために洗浄とか滅菌処 理が施される。しかしながら、完全に洗浄とか滅菌処理を施すためには時間がか かるので、内視鏡の使用効率が低下するという問題がある。
【0005】 そこで、内視鏡自体を前記送気送水管路等を設けた内視鏡カバーで覆った状態 で使用することにより、使用後に内視鏡カバーのみを使い捨てとして交換し、使 用後においても内視鏡自体は不潔にならないようにして洗浄とか滅菌処理を施す ことを必要としない内視鏡カバー方式の内視鏡装置が提案されている。
【0006】 内視鏡カバー方式の内視鏡装置としては、例えば特公平2−54734号公報 とか、米国特許No.3,162,190公報において、内視鏡挿入部をカバー内に挿入し、 このカバーで内視鏡挿入部を覆って外部環境から絶縁するようにしたものが開示 されている。
【0007】 このような内視鏡カバー方式の内視鏡は、その挿入部を事前に洗浄とか、滅菌 消毒処理をしておく。そして、内視鏡カバーで内視鏡の挿入部等を覆ったまま、 患者の体腔内に内視鏡を挿入して検査,処置を行い、使用後は内視鏡カバーは取 り外して廃棄してしまう。このように、内視鏡カバーを患者ごとに使い捨てする ことにより、内視鏡は洗浄、消毒の必要がなくなり、常に清潔に保つことができ 非常に簡便である。そして、内視鏡は再洗浄及び再消毒すること無しに、連続的 に使用できる。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、内視鏡カバー方式の内視鏡装置において、内視鏡カバーに設けられ た送気送水のための流体管路等の管路チューブは、内視鏡カバーの後端部より延 出して流体制御装置等に接続されるが、従来のものでは例えば図15に示すよう に、内視鏡カバー50の後端部において、内視鏡操作部固定用口体部51の側面 部から管路チューブ52が延出するような構成のものが提案されている。
【0009】 しかし、このような構成では、内視鏡操作部固定用口体部51に固定されるカ バー用内視鏡の操作部と管路チューブ52とが離れてしまい、内視鏡操作部から 延出するユニバーサルコード等を含めて、操作部付近から複数のコード,チュー ブ類が延出することとなり、内視鏡の操作の際に邪魔になったりなど操作性があ まり良くないという問題点があった。
【0010】 本考案は、これらの事情に鑑みてなされたもので、内視鏡カバーから延出する 管路チューブを内視鏡の操作部に容易に固定でき、内視鏡の操作性を向上させる ことが可能なチャンネル付内視鏡カバーを提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段及び作用】
本考案によるチャンネル付内視鏡カバーは、流体を送る流体管路を含むチャン ネルを有し、少なくとも内視鏡の挿入部を覆う内視鏡カバーであって、内視鏡の 挿入部を覆う挿入部カバー部の基端部に前記内視鏡の操作部を固定する内視鏡操 作部固定用口体部を有し、前記流体管路を形成する管路チャンネルは、基端側が 前記内視鏡操作部固定用口体部を貫通してさらに後方へ延出したチューブ状部材 によって構成されたものである。
【0012】
【実施例】
以下、図面を参照して本考案の実施例を説明する。 図1ないし図6は本考案の第1実施例に係り、図1は内視鏡カバー方式の内視 鏡装置の全体構成を示す説明図、図2はカバー用内視鏡にチャンネル付内視鏡カ バーを装着した状態の構成を示す説明図、図3は内視鏡カバーの構成を示す断面 図、図4は内視鏡カバーに設けられる管路チューブの構成の第1の例を示す横断 面図、図5は内視鏡カバーに設けられる管路チューブの構成の第2の例を示す横 断面図、図6は内視鏡カバーに設けられる管路チューブの構成の第3の例を示す 横断面図である。
【0013】 図1に示すように内視鏡カバー方式の内視鏡装置1は、内視鏡カバー方式の内 視鏡(以下、カバー方式内視鏡と記す)2を有しており、このカバー方式内視鏡 2は、送気送水管路,吸引管路,処置具チャンネル等のチャンネルが設けられた チャンネル付内視鏡カバー(以下、内視鏡カバーと記す)3と、この内視鏡カバ ー3に装着される内視鏡カバー用内視鏡(以下、カバー用内視鏡と記す)4との 組み合わせからなっている。内視鏡検査を行う際には、清潔な内視鏡カバー3に よってカバー用内視鏡4の挿入部等は覆われ、検査後には内視鏡カバー3は破棄 され、一方、カバー用内視鏡4は、新しい清潔な内視鏡カバー3によって覆われ 、繰り返し使用されることが特徴となる。これにより、検査後における内視鏡の 洗浄,消毒を不要とするものである。
【0014】 また、前記内視鏡装置1は、前記カバー方式内視鏡2と、このカバー方式内視 鏡2が接続される各種周辺機器等を内設したカート5と、前記カバー方式内視鏡 2を保持するカバー保持具6とを有している。
【0015】 前記カート5には、例えば光源装置7,ビデオプロセッサ8,流体制御装置9 ,内視鏡カバー3にカバー用内視鏡4を装着する際に使用する内視鏡カバー拡張 器(以下、拡張器と略記する)10等が収納されている。また、前記カート5の 上面部には、ビデオプロセッサ8からの映像信号を受けて内視鏡画像を表示する モニタ11が載置されている。
【0016】 カバー用内視鏡4は、細長の内視鏡挿入部12の手元側基端部に太径の把持部 を兼ねた操作部13が連設され、操作部13の側部からユニバーサルコード14 が延出しており、このユニバーサルコード14の端部にコネクタ15が設けられ ている。
【0017】 光源装置7は、前記コネクタ15を介してカバー用内視鏡4と着脱自在に接続 され、内視鏡に照明光を供給するようになっている。また、ビデオプロセッサ8 は、前記コネクタ15の側部から延出する信号ケーブル16を介してカバー用内 視鏡4と着脱自在に接続され、カバー用内視鏡4に内蔵された撮像手段の駆動、 及び撮像手段から出力される信号に対する信号処理を行い、標準的な映像信号に 変換してモニタ11へ出力するようになっている。
【0018】 前記拡張器10は、拡張チューブ17が接続され、この拡張チューブ17を介 して内視鏡カバー3内に空気を送り込んで拡張するためのものであり、この拡張 により内視鏡カバー3は、カバー用内視鏡4の装着あるいは抜去が容易できるよ うになっている。このカバー用内視鏡4に内視鏡カバー3を装着あるいは取り外 す際にはカバー保持具6を用い、例えばカバー保持具6によって内視鏡カバー3 の基端側を保持してカバー用内視鏡4を挿入あるいは抜去するようになっている 。
【0019】 内視鏡カバー3は、軟性の挿入部カバー部18と、薄肉で軟らかい例えば塩化 ビニルなどの高分子材料で構成された操作部カバー部19及びユニバーサルコー ドカバー部20とを備えて構成されており、カバー用内視鏡4の内視鏡挿入部1 2,操作部13,ユニバーサルコード14をそれぞれ覆うようになっている。
【0020】 流体制御装置9は、送気制御弁21,送水制御弁22,吸引制御弁23が設け られ、送気,送水,吸引をこれらの電磁弁で制御するようになっている。送気制 御弁21,送水制御弁22,吸引制御弁23は、それぞれに挿入部カバー部18 から延出している送気管路24,送水管路25,吸引管路26が接続されている 。
【0021】 また、吸引制御弁23には吸引チューブ27が接続され、その端部には図示し ない吸引器が接続され、内視鏡先端部より不用な体液等の吸引を行うようになっ ている。送水制御弁22には送水チューブ28が接続されており、その先端部に は送水タンク29が接続されている。さらに、流体制御装置9からは2本の送気 チューブ30が延出しており、送気制御弁21と送水タンク29とに接続されて いる。
【0022】 図2にカバー用内視鏡4に内視鏡カバー3の挿入部カバー部18を装着した状 態の構成を示す。
【0023】 挿入部カバー部18は、先端側からカバー先端構成部31,カバー外皮32, 内視鏡の操作部13を接続固定するための内視鏡操作部固定用口体部(以下、口 体部と記す)33が気密的に接続されて構成されている。この挿入部カバー部1 8に設けられた内視鏡挿入チャンネル34内にカバー用内視鏡4の挿入部12が 挿入され、カバー用内視鏡4を外部環境から隔離するようになっている。
【0024】 図2及び図3に示すように、カバー先端構成部31には、カバー用内視鏡4の 観察窓及び照明窓に対向して透明のカバーガラス35が配設され、内視鏡先端部 挿入孔36に嵌合したカバー用内視鏡の先端部の観察光学系を汚すことなく視野 を確保し、被検部位に向けての照明光の照射及び被検部位の観察が行えるように なっている。
【0025】 また、先端構成部31には、カバーガラス35に向かって洗浄用流体を噴射す るための送気送水ノズル37と、処置具を挿通する処置具チャンネルのチャンネ ル開口部38とが設けられている。この送気送水ノズル37には送気送水チュー ブ39が、チャンネル開口部38には処置具チャンネルチューブ40がそれぞれ 接続されて連通している。
【0026】 これらの送気送水チューブ39,処置具チャンネルチューブ40は、管路チャ ンネルとしての複数のチャンネルを有するマルチルーメンチューブ41を形成し ており、一体のチューブとなって口体部33に向かって延出している。このマル チルーメンチューブ41は、ウレタンチューブ,延伸したポリテトラフルオロエ チレン,ポリ塩化ビニル等のチューブで構成されており、口体部33内を挿入部 カバー部の先端側から内視鏡の操作部13に向かって後方へ貫通している。
【0027】 この口体部33の後端部から延出したマルチルーメンチューブ41は、内視鏡 の操作部13及びユニバーサルコード14に沿って数ヶ所でバンド部材42によ って結束されて固定され、操作部13等と一体となるようにまとめられている。 マルチルーメンチューブ41の後端部は、流体制御装置9に接続され、送気、送 水、吸引等がなされるようになっている。
【0028】 本実施例の内視鏡カバー方式の内視鏡装置1において、内視鏡の使用の際には カバー用内視鏡4に滅菌された清潔な内視鏡カバー3を装着し、カバー用内視鏡 4が外部環境から隔離された状態のカバー方式内視鏡2として、体腔内等の検査 対象部位に挿入する。よって、内視鏡使用時には、カバー用内視鏡4は内視鏡カ バー3によって覆われ、外部に露出しない状態になっているため、清潔な状態が 保たれる。また、送気送水管路や、処置具チャンネルは、内視鏡カバー3側に設 けられており、使用後は内視鏡カバー3と共に破棄され、滅菌された新たな内視 鏡カバー3でカバー用内視鏡4を覆うようにするため、汚染された管路が再使用 されることはない。
【0029】 このようにカバー方式内視鏡2を構成することにより、内視鏡本体であるカバ ー用内視鏡4は、検査の度に洗浄とか滅菌処理を施す必要がなく、常に清潔に保 つことができ、内視鏡検査を簡便に行うことができる。カバー用内視鏡4は、再 洗浄及び再消毒すること無しに連続的に使用でき、例えば一日の検査が全て終了 したときに洗浄,滅菌処理消毒を行えば良い。よって、内視鏡の使用効率を向上 させることができる。
【0030】 また、送気送水管路、吸引管路、処置具チャンネル等を形成する管路チューブ は、マルチルーメンチューブ41として一体的に設けられ、後端側が口体部33 の後端部より延出してバンド部材42によって内視鏡の操作部等に固定されてい る。このように管路チューブとしてのマルチルーメンチューブ41が口体部33 を貫通して内視鏡の操作部13の方向に延出しているため、マルチルーメンチュ ーブ41を操作部13等に一体となるように容易に結束固定でき、内視鏡の操作 の際に邪魔になることもなく、内視鏡の操作性を向上させることができる。
【0031】 なお、このように口体部を貫通してさらに後方へ延出した管路チューブとして 、前述したマルチルーメンチューブに限らず、それぞれが単体の複数のチューブ によって管路チューブを構成しても良い。
【0032】 次に、内視鏡カバー内に設けられる管路チューブの構成例を図4ないし図6に 示す。
【0033】 図4は第1の例を示す断面図である。挿入部カバー部18内に設けられる送気 送水チャンネル43及び処置具チャンネル44を有するマルチルーメンチューブ 41aは、断面が半円形状をしている。
【0034】 図5は第2の例を示す断面図である。挿入部カバー部18内に設けられる送気 送水チャンネル43及び処置具チャンネル44を有するマルチルーメンチューブ 41bは、断面形状がカバー用内視鏡の挿入部12を取り囲むように三日月形状 をしている。
【0035】 図6は第3の例を示す断面図である。第3の例は第1の例の変形例であり、断 面形状が半円形状のマルチルーメンチューブ41aを設けると共に、さらに内視 鏡の挿入部45の断面形状を半円形状としている。
【0036】 以上のように管路チューブを断面形状が円形でない異形のマルチルーメンチュ ーブとすることにより、カバー方式内視鏡の挿入部を湾曲操作した場合などに生 じる、内視鏡カバー内でのマルチルーメンチューブ等の内臓物の動きを少なくす ることができる。また、第2の例のようにマルチルーメンチューブで内視鏡挿入 部を取り囲むようにしたり、第3の例のようにマルチルーメンチューブと内視鏡 挿入部とを互いに半円形状としたりすることによって、さらに内臓物の動きを抑 えることができる。
【0037】 一般的に内視鏡カバー内に設けられる管路チューブは、図7に示すように、送 気送水チューブ46,処置具チャンネルチューブ47のように複数のそれぞれが 独立した円形のチューブで構成される場合が多い。この場合、湾曲操作等を行っ ているうちに内視鏡カバー内で管路チューブ等の内蔵物が動いてしまい、処置具 挿通性や、カバーの耐久性に悪影響を及ぼす恐れがあった。一方、本実施例のよ うに管路チューブを異形のマルチルーメンチューブで構成することにより、内視 鏡カバー内での内臓物の動きを少なくすることができ、処置具の挿通性やカバー の耐久性を向上させることができる。
【0038】 次に、内視鏡カバーの先端構成部に設けられる送気送水ノズルの変形例を説明 する。 図8ないし図11は内視鏡カバーの先端構成部の第1の変形例に係り、図8は 内視鏡カバーの構成を示す断面図、図9はカバー先端構成部の構成を示す斜視図 、図10は先端構成部における送気送水ノズル嵌合部の構成を示す斜視図、図1 1はカバー先端構成部を先端側から見た正面図である。
【0039】 第1の変形例は、内視鏡カバー内を挿通された送気送水チャンネル及び処置具 チャンネルを有するマルチルーメンチューブ62が、カバー先端構成部61を貫 通し、マルチルーメンチューブ62の端面が先端構成部61の先端側端面まで延 在している。先端構成部61は、図9に示すようにマルチルーメンチューブ62 の断面形状に合わせて先端面に開口する半円形状のチューブ嵌合孔63が設けら れており、マルチルーメンチューブ62が嵌合してチューブの先端面が露呈した 状態で接着固定されている。なお、図11は図9のカバー先端構成部を先端側か ら見た図である。
【0040】 マルチルーメンチューブ62の処置具チャンネル,送気送水チャンネルは、そ れぞれ先端部の処置具チャンネル開口部64,送気送水チャンネル開口部65で 開口している。送気送水チャンネル開口部65には、この開口部65の周囲を覆 うように側方に開口した蓋部材66が取付けられており、この蓋部材66は、送 気送水チャンネルの開口方向をカバーガラス35の方向へ向ける送気送水ノズル の機能を有している。
【0041】 マルチルーメンチューブ62の先端面には、図10に示すように、送気送水チ ャンネル開口部65の周囲に半円状の溝部67が形成されており、この溝部67 に蓋部材66が嵌合して接着固定され、送気送水チャンネル開口部65の前方及 び周囲を覆い、送気送水チャンネルをカバーガラス35側に開口させるようにな っている。
【0042】 このように先端構成部の先端面まで管路チューブを延在させるようにカバー先 端構成部を構成することによって、先端構成部に管路チューブを貫通させる孔を 形成するだけでチャンネルの先端部を構成でき、先端構成部の構造を簡略化する ことができる。つまり、一般的なカバー先端構成部のように、ノズルを形成した り、ノズルに連通する管路を形成したり、チャンネルチューブの接続用パイプを 配設したりする必要がなく、部品単価や組立工賃の高い作業を省略することがで き、内視鏡カバーを安価に構成することが可能となる。
【0043】 図12ないし図14は内視鏡カバーの先端構成部の第2の変形例に係り、図1 2は内視鏡カバーの先端構成部の構成を示す断面図、図13はカバー先端構成部 を示す斜視図、図14はカバー先端構成部を先端側から見た正面図である。
【0044】 第2の変形例は、それぞれ単体で設けられた複数の管路チューブが、カバー先 端構成部71を貫通し、管路チューブの端面が先端構成部71の先端側端面まで 延在している。すなわち、内視鏡カバー内には、処置具チャンネルチューブ72 ,送気チューブ73,送水チューブ74が設けられ、それぞれのチューブがチュ ーブ嵌合孔に嵌合してチューブの先端面が露呈した状態で接着固定されている。
【0045】 処置具チャンネルチューブ72,送気チューブ73,送水チューブ74は、図 12ないし図14に示すように、それぞれ先端部の処置具チャンネル開口部75 ,送気チャンネル開口部76,送水チャンネル開口部77で開口している。送気 チャンネル開口部76及び送水チャンネル開口部77には、それぞれ送気ノズル 78,送水ノズル79が嵌入されて接着固定されている。
【0046】 このように、管路チューブをチャンネル毎に別体に設けた場合においても、先 端構成部の先端面まで管路チューブを延在させるようにカバー先端構成部を構成 することによって、第1の変形例と同様に先端構成部の構造を簡略化でき、内視 鏡カバーを安価に構成することができる。
【0047】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、内視鏡カバーから延出する管路チューブ を内視鏡の操作部に容易に固定でき、内視鏡の操作性を向上させることが可能と なる効果がある。
【提出日】平成5年6月3日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】 前記拡張器10は、拡張チューブ17が接続され、この拡張チューブ17を介 して内視鏡カバー3内に空気を送り込んで拡張するためのものであり、この拡張 により内視鏡カバー3は、カバー用内視鏡4の装着あるいは抜去が容易にできる ようになっている。このカバー用内視鏡4に内視鏡カバー3を装着あるいは取り 外す際にはカバー保持具6を用い、例えばカバー保持具6によって内視鏡カバー 3の基端側を保持してカバー用内視鏡4を挿入あるいは抜去するようになってい る。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】 また、吸引制御弁23には吸引チューブ27が接続され、その端部には図示し ない吸引器が接続され、内視鏡先端部より不要な体液等の吸引を行うようになっ ている。送水制御弁22には送水チューブ28が接続されており、その先端部に は送水タンク29が接続されている。さらに、流体制御装置9からは2本の送気 チューブ30が延出しており、送気制御弁21と送水タンク29とに接続されて いる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1ないし図6は本考案の第1実施例に係り、
図1は内視鏡カバー方式の内視鏡装置の全体構成を示す
説明図
【図2】カバー用内視鏡にチャンネル付内視鏡カバーを
装着した状態の構成を示す説明図
【図3】内視鏡カバーの構成を示す断面図
【図4】内視鏡カバーに設けられる管路チューブの構成
の第1の例を示す横断面図
【図5】内視鏡カバーに設けられる管路チューブの構成
の第2の例を示す横断面図
【図6】内視鏡カバーに設けられる管路チューブの構成
の第3の例を示す横断面図
【図7】従来の一般的な内視鏡カバーに設けられる管路
チューブの構成例を示す横断面図
【図8】図8ないし図11は内視鏡カバーの先端構成部
の第1の変形例に係り、図8は内視鏡カバーの構成を示
す断面図
【図9】カバー先端構成部の構成を示す斜視図
【図10】先端構成部における送気送水ノズル嵌合部の
構成を示す斜視図
【図11】カバー先端構成部を先端側から見た正面図
【図12】図12ないし図14は内視鏡カバーの先端構
成部の第2の変形例に係り、図12は内視鏡カバーの先
端構成部の構成を示す断面図
【図13】カバー先端構成部を示す斜視図
【図14】カバー先端構成部を先端側から見た正面図
【図15】管路チューブを備えた従来の内視鏡カバーの
構成を示す斜視図
【符号の説明】
1…内視鏡カバー方式の内視鏡装置 2…カバー方式内視鏡 3…チャンネル付内視鏡カバー 4…カバー用内視鏡 18…挿入部カバー部 19…操作部カバー部 20…ユニバーサルコードカバー部 31…カバー先端構成部 32…カバー外皮 33…内視鏡先端部固定用口体部 34…内視鏡挿入チャンネル 35…カバーガラス 37…送気送水ノズル 38…チャンネル開口部 39…送気送水チューブ 40…処置具チャンネルチューブ 41…マルチルーメンチューブ 42…バンド部材
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年6月3日
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 飯田 善洋 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)考案者 鈴木 明 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)考案者 山崎 稔 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)考案者 瑞田 修 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)考案者 古川 達也 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体を送る流体管路を含むチャンネルを
    有し、少なくとも内視鏡の挿入部を覆うチャンネル付内
    視鏡カバーであって、 内視鏡の挿入部を覆う挿入部カバー部の基端部に前記内
    視鏡の操作部を固定する内視鏡操作部固定用口体部を有
    し、前記流体管路を形成する管路チャンネルは、基端側
    が前記内視鏡操作部固定用口体部を貫通してさらに後方
    へ延出したチューブ状部材によって構成されたことを特
    徴とするチャンネル付内視鏡カバー。
JP008833U 1993-03-04 1993-03-04 チャンネル付内視鏡カバー Withdrawn JPH0666608U (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP008833U JPH0666608U (ja) 1993-03-04 1993-03-04 チャンネル付内視鏡カバー
US08/038,650 US5460167A (en) 1993-03-04 1993-03-29 Endoscope cover with channel

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP008833U JPH0666608U (ja) 1993-03-04 1993-03-04 チャンネル付内視鏡カバー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0666608U true JPH0666608U (ja) 1994-09-20

Family

ID=18528765

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JP008833U Withdrawn JPH0666608U (ja) 1993-03-04 1993-03-04 チャンネル付内視鏡カバー

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005253483A (ja) * 2004-03-09 2005-09-22 Pentax Corp 超音波内視鏡及び超音波内視鏡用マルチルーメンチューブ

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JP2005253483A (ja) * 2004-03-09 2005-09-22 Pentax Corp 超音波内視鏡及び超音波内視鏡用マルチルーメンチューブ
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