JPH0657308U - チャンネル付き内視鏡カバー方式の内視鏡 - Google Patents

チャンネル付き内視鏡カバー方式の内視鏡

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JPH0657308U
JPH0657308U JP183093U JP183093U JPH0657308U JP H0657308 U JPH0657308 U JP H0657308U JP 183093 U JP183093 U JP 183093U JP 183093 U JP183093 U JP 183093U JP H0657308 U JPH0657308 U JP H0657308U
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endoscope
cover
treatment instrument
plug
channel
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JP183093U
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久雄 矢部
稔 山崎
秀雄 伊藤
芳夫 田代
善洋 飯田
明 鈴木
修 端田
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Olympus Corp
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Olympus Optic Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 内視鏡の洗浄・消毒を不要とすると共に、処
置具栓の汚染あるいは汚れた処置具栓の誤装着がなく、
感染の心配をなくすること。 【構成】 カバー用内視鏡4は、カバー3により被覆さ
れ水密に覆われた状態で、使用される。カバー3には処
置具チャンネルが挿通されており、そのチャンネルの処
置具挿入口34には、開口が設けられている。この処置
具挿入口34の開口には、処置具栓37を一体的に設け
られている。従って、滅菌済みのカバー3に、汚れた処
置具栓を誤装着したり、体液の漏れ等が生じない。つま
り、カバー用内視鏡4は汚れることがない。そして、カ
バー3及び処置具栓34は、共に使い捨てであり、カバ
ー用内視鏡4も洗浄・消毒が不要であると共に、滅菌さ
れた処置具栓37を確実に使用して、感染の虞も防げ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、内視鏡の汚染を防止するためのチャンネル付き内視鏡カバーを使用 するチャンネル付き内視鏡カバー方式の内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】
内視鏡検査には、検査前に十分な洗浄消毒をした清潔な内視鏡を使用する必要 がある。
【0003】 内視鏡は患者の体腔内で使用した後、その内視鏡を洗浄・消毒するが、この洗 浄・消毒は非常に時間がかかるうえ、充分に行わないと効果が期待できない。そ こで、近年、内視鏡検査をする際に、従来の操り返し使用型の内視鏡に替えて、 使い捨て型の内視鏡カバー方式の内視鏡が提案されている。
【0004】 内視鏡カバー方式の内視鏡は、内視鏡挿入部等の外周を覆う内視鏡カバーと、 内視鏡カバーに挿入する内視鏡カバー用内視鏡との組み合わせからなるものであ る。内視鏡カバー方式の内視鏡としては、例えば特公平2−54734号公報、 USP3,162,190号公報に記載されているものがある。
【0005】 前記内視鏡カバーを装着する内視鏡カバー用内視鏡には、一般的に、撮像系あ るいは観察光学系と、ライトガイドファイバとが挿入部に備えられている。
【0006】 ここで、処置具チャンネル、及び送気・送水管等は、体液等で汚れる虞れがあ り、また細長いので洗浄・消毒がしにくい。そこで、前記内視鏡カバーには、処 置具チャンネル、送気・送水管等の両端開放管が備えられている。
【0007】 前記内視鏡カバー用内視鏡は、その挿入部を事前に洗浄・消毒をしておく。そ して、前記内視鏡カバーで前記内視鏡の挿入部等を覆ったまま、患者の体腔内に 内視鏡を挿入して、使用後は内視鏡カバーは取り外して廃棄してしまう。このよ うに、内視鏡カバーを患者ごとに使い捨てすることにより、内視鏡は洗浄・消毒 の必要がなくなり、非常に衛生的である。そして、前記内視鏡は再洗浄・再消毒 無しに、連続的に使用できる。
【0008】 従来のカバー無しの内視鏡においては、処置具チャンネルの汚れ防止のため処 置具栓を用いていたが、従来の処置具栓は着脱式で、床例ごとに内視鏡本体から 取り外して洗浄・消毒をしていた。
【0009】 また、同様に、内視鏡カバー方式にも処置具チャンネルが設けられており、そ の開口には着脱自在な処置具栓を装着して、汚物等による汚れを防ぐようになっ ている。そして、前記内視鏡カバー方式の内視鏡においてもカバー無しのものと 同様に、床例ごとに内視鏡本体から処置具栓を取り外して、洗浄・消毒をするこ とになる。この際に、十分な洗浄・消毒をすれば問題はないが、洗浄・消毒が不 十分であると感染を発生する危険がある。
【0010】 また、床例間の短い時間に十分な洗浄・消毒をすることは難しい。さらに、洗 浄・消毒してから再度取り付けるまでの間に、不注意で汚染させてしまう危険性 が高い。あるいは、滅菌されたチャンネル開口に、汚れた処置具栓を誤って装着 する虞もある。
【0011】 このように、前記カバーは、各種管路等を含めチャンネルには開口が設けられ ているので、液漏れ等により取り外しの際等に、カバー用内視鏡を汚染する危険 性がある。また、汚れた部材を滅菌処理されたものに、誤装着する危険性もある 。あるいは、一つの床例に取りかかる前に、不注意で滅菌された部材を汚染する 可能性もある。これらのことは、カバー装着の目的に反するもので、その危険性 を確実に防ぐことは、重要なことである。
【0012】
【考案が解決しようとする課題】 前述のように、前記内視鏡カバー方式の内視鏡は、床例ごとに内視鏡本体から 処置具栓を取り外して、洗浄・消毒をすることになる。この際に、十分な洗浄・ 消毒をすれば問題はないが、洗浄・消毒が不十分であると感染を発生する危険が ある。また、床例間の短い時間に十分な洗浄・消毒をすることは難しいことと共 に、汚れた処置具栓を誤って装着する虞もある。
【0013】 本考案は、前記事情にかんがみてなされたもので、内視鏡の洗浄・消毒を不要 とすると共に、処置具栓の汚染あるいは汚れた処置具栓の誤装着がなく、感染の 心配のない内視鏡カバー方式の内視鏡を提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本考案は、処置具挿入口を有するチャンネル付き内視鏡カバーと、前記チャン ネル付き内視鏡カバーにより被覆されるチャンネル付き内視鏡カバー用内視鏡と からなるチャンネル付き内視鏡カバー方式の内視鏡において、前記処置具挿入口 の開口に設けられた処置具栓を前記チャンネル付き内視鏡カバーと一体的に設け てある。
【0015】
【作 用】
本考案の構成によれば、前記処置具栓をチャンネル付き内視鏡カバーと一体的 に設けており、滅菌済みの前記チャンネル付き内視鏡カバーに、汚れた処置具栓 を誤装着することがない。そして、チャンネル付き内視鏡カバー、及び処置具栓 は、共に使い捨てなので、洗浄・消毒も不要であり、滅菌された処置具栓を確実 に使用して、感染の虞も防げる。
【0016】
【実施例】
図を参照して本考案の実施例について、以下に説明する。 図1及び図2は本考案の第1実施例に係り、図1はチャンネル付き内視鏡カバ ー方式の内視鏡装置の全体的な外観図、図2はチャンネル付き内視鏡カバー方式 の内視鏡の先端側の側断面図である。
【0017】 図1に示す内視鏡装置1は、チャンネル付き内視鏡カバー方式の内視鏡(以下 、カバー式内視鏡と略す)2を有する装置である。
【0018】 前記カバー式内視鏡2は、チャンネル付き内視鏡カバー(以下、カバーと略す )3と、チャンネル付き内視鏡カバー用内視鏡(以下、カバー用内視鏡と略す) 4との組み合わせからなっている。前記カバー3は、カバー用内視鏡4の挿入部 等を覆い、検査後における内視鏡の洗浄・消毒を不要とするものである。
【0019】 前記内視鏡装置1は、前記カバー式内視鏡2と、このカバー式内視鏡2が接続 される各種周辺機器等を内設したカート5と、前記カバー式内視鏡2を保持する カバー保持具6とを有している。
【0020】 図1に示す周辺機器が収納されているカート5には、例えば光源装置7、ビテ オブロセッサ8、流体制御装置9、チヤンネル付き内視鏡カバー拡張器(以下、 拡張器と略す)10が収納されている。また、前記カート5の天板には、モニタ 11が載置されている。
【0021】 前記光源装置7は、前記カバー式用内視鏡2のカバー用内視鏡4に、照明光を 供給するものであ。また、ビテオブロセッサ8は、電子式のカバー用内視鏡4に 接続され、同内視鏡からの電気信号を標準的な映像信号に変換して、前記モニタ 11に出力するものである。前記モニタ11は、前記映像信号を受けて、内視鏡 画像を表示するものである。
【0022】 また、前記流体制御装置9は、前記カバー3内に設けられた後述する管路を介 して、送気・送水等を行うものである。このため、前記流体制御装置9には、送 水源、及び図示しない送気源等が設けられており、送気源及び送水源に接続され た管路は電磁弁により開閉制御されるようになっている。
【0023】 また、前記拡張器10は、カバー3に空気を送り込み、カバー3を拡張するた めのものである。この拡張によりカバー3は、カバー用内視鏡4の装着あるいは 抜去を容易としている。
【0024】 前記カバー用内視鏡4には、図1に示す操作部12と、この操作部12の側部 から延出するユニバーサルコード13と、前記操作部12に連結する図2に先端 側を示す挿入部14とから構成されている。前記カバー用内視鏡4の挿入部14 は、図2に示すように、操作部12基端側から先端に向かって、順に、可撓管部 15と、湾曲可能な湾曲部16と、硬質の先端部17とから構成されている。
【0025】 前記カバー用内視鏡4の挿入部14は、断面形状が、例えば半円またはD字状 に形成されている。この様に形成したのは、カバー3の後述する管路のスペース を確保して、細径化を図り挿入容易とするためである。
【0026】 前記カバー用内視鏡4の先端部17には、図示しない照明光学系と、対物光学 系18とが配置されている。
【0027】 前記照明光学系の後端には、図示しないライトガイドファイバの出射端が配置 され、このライトガイドファイバは、前記挿入部14、操作部12、ユニバーサ ルコード13内を挿通されている。
【0028】 前記ユニバーサルコード13にはその端部にコネクタ19が設けられ、このコ ネクタ19は、前記光源装置7に着脱自在に接続されるようになっている。そし て、前記光源装置7から照明光が、前記ライトガイドファイバの入射端に供給さ れるようになっている。
【0029】 図2に示すように、前記対物光学系18の後端には、入射する光学像を電気信 号に変換する固体像撮像素子20が配置されている。この固体撮像素子20から 出力された電気信号は、図1に示す前記コネクタ19の側部から延出する信号コ ード21等を介して、前記ビデオプロセッサ8に入力するようになっている。
【0030】 図1に示すように、前記カバー用内視鏡4を被覆するカバー3は、挿入部カバ ー部22、操作部カバー部23、及びユニバサルコードカバー部24によって構 成されている。前記カバー3の挿入部カバー部22は、前記カバー用内視鏡4の 挿入部14を覆うものである。また、前記カバー3の操作部カバー部23は、前 記カバー用内視鏡4の操作部12、及び後述する三つの管路を覆うものである。 さらに、前記カバー3のユニバサルコードカバー部24は、前記カバー用内視鏡 4のユニバサルコード13、及び後述する三つの管路を覆うものである。そして 、前記カバー用内視鏡4は、前記カバー3の全てを装着し、水密に覆われた状態 で検査に用いられる。
【0031】 尚、前記カバー保持具6は、カバー用内視鏡4に挿入部カバー部22を装着す る際、そのアーム6aにより、挿入部カバー部22の後述する口体部等を保持す るようになっている。これにより、カバー3を手で触ることがなく内視鏡を保持 でき、衛生的である。また、操作が容易となる。
【0032】 図2には、カバー用内視鏡4に、カバー3の挿入部カバー部22を挿入した状 態の側断面図を示してある。
【0033】 前記挿入部カバー部22は細長に形成されており、手元側の内視鏡操作部固定 用口体部(以下、口体部と略す)22a及び先端部22bは、硬質の材料で形成 されている。また、前記挿入部カバー部22の口体部22aと、先端部22bと の間は、可撓性のある材料で形成された挿入部カバー外皮22cにより覆われて いる。
【0034】 さらに、前記挿入部カバー部22は、その内部に、挿入部14が挿通可能な内 視鏡挿入チャンネル25と、送気管26と、送水管27と、吸引管28とを形成 している。
【0035】 前記内視鏡挿入チャンネル25の基端部側は、口体部22aにおいて、挿入部 14挿入用の開口25aが形成されている。前記内視鏡挿入チャンネル25の開 口25aは、内視鏡挿入部14と密着する径に形成されている。また、前記先端 部22bは閉塞しており、カバー用内視鏡4の挿入部14を外部環境から、気密 に隅離するようになっている。
【0036】 前記挿入部カバー部22の先端部22bには、図1に示すように、内視鏡挿入 チャンネル25の先端において、透明な窓29a,29bが設けられている。こ の窓29a,29bは、前記カバー用内視鏡4の観察光学系18と、前記照明光 学系とに、それぞれ対向する位置に配置されている。
【0037】 また、前記挿入部カバー部22の先端部22bには、前記窓29aに向かって 開口した送気送水ノズル30と、開口31とが設けられている。前記送気送水ノ ズル30は、先端側近傍で送気管26と送水管27とが接続して一体となる送気 ・送水管32に、連通・接続している。また、前記開口31は吸引管27に連通 ・接続している。
【0038】 また、送気管26、送水管27、及び吸引管28は、前記口体部22aから、 さらに手元側に向けて延出しており、その端部はそれぞれ開口している。図1に 示すように、送気管26は、前記流体制御装置9の図示しない送気源に連通・接 続されるようになっている。また、前記送水管27は、送水源である送水タンク 33を介して、前記送気源に連通・接続されるようになっている。さらに、前記 吸引管28は、図示しない吸引ビン及び図示しない吸引源に連通・接続されるよ うになっている。
【0039】 前記口体部22aには、その側部に、処置具挿入口34、及び拡張チューブ口 体35とが突出している。前記拡張チューブ口体35は、内部管路が、前記内視 鏡挿入チャンネル25に連通している。前記拡張チューブ口体35には、前記拡 張器10に接続された拡張チューブ36が、着脱自在に接続されるようになって いる。
【0040】 前記処置具挿入口34は、挿入部カバー部22の軸方向後方に突出している。 処置具挿入口34の内部管路は、突端で開口していると共に、他端で前記吸引管 路28に連通している。すなわち、前記吸引管路28は、その先端側で、処置具 チャンネルの管路も兼用している。
【0041】 前記処置具挿入口34の突端には、ほぼ筒状の処置具栓37が、処置具挿入口 34と一体的に設けられている。
【0042】 また、前記処置具挿入口34は、その端部内側に、円周状の溝部34aが形成 されている。一方、前記処置具栓37は弾性部材で形成されており、その一端部 外周にフランジ部37aが形成されている。前記処置具栓37は、その弾性変形 により、処置具挿入口34内部に形成された溝部34aに、嵌合するようになっ ている。
【0043】 また、前記処置具栓37は、その内部中途に、フランジ部37a側の開口に挿 通される処置具の外径より、小さな孔の開いた円盤部37bを形成している。さ らに、前記処置具栓37は、その他端に、スリットが形成されたスリット部37 cを形成している。従って、処置具は、前記スリット部37cのスリット及び円 盤部37bの小さな孔を通して、弾性変形する処置具栓37から、挿入すること ができるようになっている。処置具を通さない状態では、スリット部37cのス リットは密着し、外部環境と処置具栓37の内部管路とが隔離されるている。
【0044】 尚、前記処置具挿入口34と前記処置具栓37との一体化は、嵌合以外に、接 着や熱容着・成形等でもよい。
【0045】 本実施例では、処置具栓37は、挿入部カバー部22の処置具挿入口34と、 一体的に設けられるので、誤って汚染された処置具栓を使用する心配がない。ま た、処置具栓37のスリット部37により、汚物などの侵入が防止できる。さら に、カバー3と共に処置具栓37を使い捨てとするので、本実施例では、内視鏡 の洗浄・消毒を不要とすることができ、処置具栓の汚染あるいは汚れた処置具栓 の誤装着がなく、感染の心配もなくすことができる。
【0046】 図3及び図4は本考案の第2実施例に係り、図3はチャンネル付き内視鏡カバ ー方式の内視鏡の先端側の側断面図、図4はカバーの梱包形態を示す説明図であ る。
【0047】 本第2実施例では、図3に示すように、処置具挿入口41に処置具栓42が外 嵌している。と共に、本第2実施例では、処置具栓42と一体の嵌合凸部44b が、処置具栓42の嵌合凹部43cに、着脱自在に装着可能となっていることが 第1実施例と異なる点である。その他、第1実施例と同様の構成及び作用につい ては、同じ符号を付して説明を省略する。また、内視鏡装置の全体的な構成も図 1に示すものと、同様とする。
【0048】 図3に示すように、前記処置具挿入口41の突端には、フランジ41aが形成 されている。
【0049】 前記処置具栓42は、弾性部材で形成されている。また、前記処置具栓42は 、第1の栓体43と、第2の栓体44と、第1の栓体43及び第2の栓体44を 連結する腕部45とからなる。前記第1の栓体43は、その内部管路の一端近傍 に、前記フランジ41aと嵌合する円周状の溝部43aを形成している。また、 前記第1の栓体43は、その内部管路中途に、同管路に挿通される処置具の外径 より小さな孔を有する円盤部43bを形成している。さらに第1の栓体43は、 その他端に、第2の栓体44と嵌合する前記嵌合凹部43cを形成している。
【0050】 前記第2の栓体44は、前記内部管路の軸方向にスリットを形成したスリット 部44aと、一端に、第1の栓体43の嵌合部44cと嵌合する嵌合凸部44b とを形成している。
【0051】 次に、前記処置具栓42及び前記カバー3等の梱包形態を図4に示す。
【0052】 図4に示す収納手段としてのカバーパッケージ45は、前記処置具栓42及び カバー3等を梱包し、それらの汚れを防ぐためのものである。
【0053】 前記カバーパッケージ45は、通気性のある材質で設けられているが、菌を通 さない様に、例えば0.2μ以下の孔が形成されている。前記カバーパッケージ 45には、挿入部カバー部22、操作部カバー部23、ユニバーサルコードカバ ー部24、及びマウスピース46等が収納されるようになっている。このカバー パッケージ45は、前記カバー類等を収納した後、図示しない滅菌装置に入れ滅 菌する。これにより、一床例で使用するカバー類等を全て滅菌状態に保つことが できる。しかも、一症例で使用する全ての部品が収納されているので、必要なカ バーの構成部材が足りなくなったり、また、カバー類のいずれかを付け忘れるこ とがない。
【0054】 本実施例では、パッケージの中に滅菌済み処置具栓が同梱されており、同梱さ れているものは、全て装着して検査すれば良い。従って、順番に装着していくだ けでよく、誤って非滅菌の処置具栓が使用されることがない。
【0055】 また、前記パッケージは、カバーを構成する前記部材や、マウスピース等の付 属品を一括収納した状態で、廃棄することもできる。従って、使用済みのものと 、使用前の滅菌処理されたものとの間違えを防止できる。 すなわち、前記パッケージを用いれば、管理がしやすくなる。
【0056】 尚、前記処置具栓を予めカバーの処置具挿入口に装着した状態で、パッケージ の中に梱包してもよい。また、本第2実施例に用いたカバーパッケージは、前記 第1実施例にても使用できる。 その他の構成及び作用効果は、第1実施例と同様で、説明を省略する。
【0057】 前記各実施例において、カバー用内視鏡は、前述の電子内視鏡以外に、光学式 ファイバー内視鏡、あるいは超音波内視鏡でもよく、特に限定されるものではな い。
【0058】
【考案の効果】
本考案のチャンネル付き内視鏡カバー方式の内視鏡によれば、カバー用内視鏡 の洗浄・消毒を不要とすると共に、処置具栓の汚染あるいは汚れた処置具栓の誤 装着がなく、感染を心配することがないという効果がある。
【提出日】平成5年5月31日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】 内視鏡は患者の体腔内で使用した後、その内視鏡を洗浄・消毒するが、この洗 浄・消毒は非常に時間がかかる。そこで、近年、内視鏡検査をする際に、従来の 操り返し使用型の内視鏡に替えて、使い捨て型の内視鏡カバー方式の内視鏡が提 案されている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】 前記内視鏡カバー用内視鏡は、その挿入部を事前に洗浄・消毒をしておく。そ して、前記内視鏡カバーで前記内視鏡の挿入部等を覆ったまま、患者の体腔内に 内視鏡を挿入して、使用後は内視鏡カバーは取り外して廃棄してしまう。このよ うに、内視鏡カバーを患者ごとに使い捨てすることにより、内視鏡は洗浄・消毒 の必要がなくなる。そして、前記内視鏡は再洗浄・再消毒無しに、連続的に使用 できる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】 また、洗浄・消毒してから再度取り付けるまでの間に、不注意で汚染させてし まう危険性が高い。あるいは、滅菌されたチャンネル開口に、汚れた処置具栓を 誤って装着する虞もある。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】
【考案が解決しようとする課題】
前述のように、前記内視鏡カバー方式の内視鏡は、床例ごとに内視鏡本体から 処置具栓を取り外して、洗浄・消毒をすることになる。この際に、十分な洗浄・ 消毒をすれば問題はないが、洗浄・消毒が不十分であると感染を発生する危険が ある。また、汚れた処置具栓を誤って装着する虞もある。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】 図1に示す周辺機器が収納されているカート5には、例えば光源装置7、ビテ オプロセッサ8、流体制御装置9、チヤンネル付き内視鏡カバー拡張器(以下、 拡張器と略す)10が収納されている。また、前記カート5の天板には、モニタ 11が載置されている。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】 前記光源装置7は、前記カバー式用内視鏡2のカバー用内視鏡4に、照明光を 供給するものである。また、ビテオプロセッサ8は、電子式のカバー用内視鏡4 に接続され、同内視鏡からの電気信号を標準的な映像信号に変換して、前記モニ タ11に出力するものである。前記モニタ11は、前記映像信号を受けて、内視 画像を表示するものである。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】 図1に示すように、前記カバー用内視鏡4を被覆するカバー3は、挿入部カバ ー部22、操作部カバー部23、及びユニバーサルコードカバー部24によって 構成されている。前記カバー3の挿入部カバー部22は、前記カバー用内視鏡4 の挿入部14を覆うものである。また、前記カバー3の操作部カバー部23は、 前記カバー用内視鏡4の操作部12、及び後述する三つの管路を覆うものである 。さらに、前記カバー3のユニバサールコードカバー部24は、前記カバー用内 視鏡4のユニバサールコード13、及び後述する三つの管路を覆うものである。 そして、前記カバー用内視鏡4は、前記カバー3の全てを装着し、水密に覆われ た状態で検査に用いられる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】 前記内視鏡挿入チャンネル25の基端部側は、口体部22aにおいて、挿入部 14挿入用の開口25aが形成されている。前記内視鏡挿入チャンネル25の開 口25aは、内視鏡挿入部14と密着する径に形成されている。また、前記先端 部22bは閉塞しており、カバー用内視鏡4の挿入部14を外部環境から、気密 に隔離するようになっている。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0044
【補正方法】変更
【補正内容】
【0044】 尚、前記処置具挿入口34と前記処置具栓37との一体化は、嵌合以外に、接 着や熱溶着・成形等でもよい。
【提出日】平成5年7月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】 内視鏡は患者の体腔内で使用した後、その内視鏡を洗浄・消毒するが、この洗 浄・消毒は非常に時間がかかる。そこで、近年、内視鏡検査をする際に、従来の繰り返し 使用型の内視鏡に替えて、使い捨て型の内視鏡カバー方式の内視鏡が提 案されている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】 図1に示すように、前記カバー用内視鏡4を被覆するカバー3は、挿入部カバ ー部22、操作部カバー部23、及びユニバーサルコードカバー部24によって 構成されている。前記カバー3の挿入部カバー部22は、前記カバー用内視鏡4 の挿入部14を覆うものである。また、前記カバー3の操作部カバー部23は、 前記カバー用内視鏡4の操作部12、及び後述する三つの管路を覆うものである 。さらに、前記カバー3のユニバーサルコードカバー部24は、前記カバー用内 視鏡4のユニバーサルコード13、及び後述する三つの管路を覆うものである。 そして、前記カバー用内視鏡4は、前記カバー3の全てを装着し、水密に覆われ た状態で検査に用いられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1及び図2は本考案の第1実施例に係り、図
1はチャンネル付き内視鏡カバー方式の内視鏡装置の全
体的な外観図。
【図2】図2はチャンネル付き内視鏡カバー方式の内視
鏡の先端側の側断面図。
【図3】図3及び図4は本考案の第2実施例に係り、図
3はチャンネル付き内視鏡カバー方式の内視鏡の先端側
の側断面図。
【図4】図4はカバーの梱包形態を示す説明図。
【符号の説明】
1…内視鏡装置 2…カバー式内視鏡 4…カバー用内視鏡 3…カバー 22…挿入部カバー部 34…処置具挿入口 34a…溝部 37…処置具栓 37a…フランジ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 田代 芳夫 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)考案者 飯田 善洋 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)考案者 鈴木 明 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)考案者 端田 修 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処置具挿入口を有するチャンネル付き内
    視鏡カバーと、前記チャンネル付き内視鏡カバーにより
    被覆されるチャンネル付き内視鏡カバー用内視鏡とから
    なるチャンネル付き内視鏡カバー方式の内視鏡におい
    て、 前記処置具挿入口の開口に設けられた処置具栓を前記チ
    ャンネル付き内視鏡カバーと一体的に設けてあることを
    特徴とするチャンネル付き内視鏡カバー方式の内視鏡。
JP183093U 1993-01-27 1993-01-27 チャンネル付き内視鏡カバー方式の内視鏡 Pending JPH0657308U (ja)

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JP183093U JPH0657308U (ja) 1993-01-27 1993-01-27 チャンネル付き内視鏡カバー方式の内視鏡
US08/806,707 US5722933A (en) 1993-01-27 1997-02-27 Channeled endoscope cover fitted type endoscope

Applications Claiming Priority (1)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020156889A (ja) * 2019-03-27 2020-10-01 テルモ株式会社 医療機器用カバー

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0329634A (ja) * 1989-06-26 1991-02-07 Asahi Optical Co Ltd 内視鏡用シース
JPH04357920A (ja) * 1991-05-07 1992-12-10 Asahi Optical Co Ltd シース付内視鏡

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Effective date: 19980428