JPH06254035A - チャンネル付内視鏡カバー方式の内視鏡システム - Google Patents

チャンネル付内視鏡カバー方式の内視鏡システム

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JPH06254035A
JPH06254035A JP5040013A JP4001393A JPH06254035A JP H06254035 A JPH06254035 A JP H06254035A JP 5040013 A JP5040013 A JP 5040013A JP 4001393 A JP4001393 A JP 4001393A JP H06254035 A JPH06254035 A JP H06254035A
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JP
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cover
endoscope
channel
types
forceps
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Withdrawn
Application number
JP5040013A
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English (en)
Inventor
Hisao Yabe
久雄 矢部
Hideo Ito
秀雄 伊藤
Yoshio Tashiro
芳夫 田代
Yoshihiro Iida
善洋 飯田
Akira Suzuki
明 鈴木
Minoru Yamazaki
稔 山崎
Osamu Mizuta
修 瑞田
Keiichi Arai
敬一 荒井
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 市場に多く出回っている処置具と、従来から
使用していた処置具とを使用可能にしたチャンネル付内
視鏡カバー方式の内視鏡システムを提供する。 【構成】 複数種(47)の処置具と組み合わせて使用する
チャンネル付内視鏡カバー方式の内視鏡システムにおい
て、複数種の処置具(47)を挿通して使用する複数種の処
置具チャンネル内径を、複数種の処置具(47)をその外径
毎にまとめたとき、処置具(47)の種類の数が多い複数の
外径よりも、各々所定量大きくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複数種の処置具と組
み合わせて使用する複数種のチャンネル付内視鏡カバー
方式の内視鏡システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、種々の処置具を挿脱自在に挿通し
て対象臓器の処置を行うようにした医用内視鏡として、
不潔になる部位を廃棄可能にしたチャンネル付内視鏡カ
バー方式の内視鏡(以下、カバー式内視鏡と称す)が提
案されている(例えば、特公平2−54734号公
報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来
は、カバー式内視鏡のチャンネル系列と、以前から使用
されているカバーなし内視鏡のチャンネル系列と、市場
に出回っている処置具の外径系列とのマッチングが不十
分であった。
【0004】このため、適切な処置手技ができなかった
り、適切な組み合わせで使用しないと、処置具および内
視鏡の処置具チャンネル(以下、鉗子チャンネルと称
す)が損傷したり、患者に適切な処置をすることができ
なかったり、、内視鏡の重修理を余儀なくされるという
問題があった。また、ユーザにおいては、従来使用して
いた処置具が使えないことで、熟練した処理手技が発揮
できず、心理的ストレスが生じるという問題があった。
【0005】一方、カバーなし内視鏡では、従来から少
量多機種生産によってユーザーニーズに応じており、こ
のためその内径系列も、それに組み合わせて使用される
処置具の外径系列も多様なものとなっており、また処置
具についても、再使用可能なものと、ディスポタイプの
ものとがある。これに対して、チャンネル付内視鏡カバ
ー方式の内視鏡システムにおいては、カバーも処置具も
一回の使用で廃棄するディスポタイプとすることが好ま
しいため、ユーザに常に供給できるように生産性を向上
するためには、大量少機種生産に転換する必要がある。
【0006】この発明は、以上の点を考慮し、市場に多
く出回っている処置具と、従来から使用していた処置具
とを使用可能にしたチャンネル付内視鏡カバー方式の内
視鏡システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明では、複数種の処置具と組み合わせて使用
するチャンネル付内視鏡カバー方式の内視鏡システムに
おいて、前記複数種の処置具を挿通して使用する複数種
の鉗子チャンネル内径を、前記複数種の処置具をその外
径毎にまとめたとき、処置具の種類の数が多い複数の外
径よりも、各々所定量大きくする。
【0008】
【作用】この発明においては、カバー式内視鏡システム
における鉗子チャンネルの内径系列が、処置具の種類の
数が多い複数の処置具外径よりも各々所定量大きい系列
になる。したがって、処置具の選択肢が増え、手技がや
り易くなると共に、手持ちのカバーなし内視鏡用の処置
具をそのままカバー式内視鏡に流用することが可能とな
る。
【0009】
【実施例】この発明の一実施例では、複数種の処置具を
挿通して使用するカバー式内視鏡システムにおける複数
種の鉗子チャンネル内径を、市場の処置具の外径系列別
の種類、生産数等から、その種類数の多い外径系列より
も若干大きい径、好適には1.1〜1.4倍に各々設定
する。
【0010】例えば、鉗子等の種類は、上部消化管用の
場合で、図1に示すように、約40種ある。そして、各
々の鉗子等は外径が異なる複数種からなる。これらを外
径(鉗子等の挿入部の最大外径。一般には鉗子等の先端
硬質部の外径)で分類すると、図2に示すようになり、
また生産数をも考慮すると、表1に示すようになる。
【表1】
【0011】ここで、種類数の多い処置具の外径に対し
て、鉗子チャンネル内径を1.1〜1.4倍とする理由
は、処置具は太ければ太いほど処置量が大きくなって処
置性能が大となるので、カバー式内視鏡の弯曲角度が大
きくても、また処置具の先端硬質長が比較的長くても、
鉗子チャンネルを損傷することなく使用できるように、
その下限値を1.1倍とした。また、上限値について
は、先端硬質長が特に長い処置具でも挿通でき、処置具
使用時の吸引性能を十分に確保し、しかもカバー式内視
鏡の挿入部が太くなって患者に苦痛を与えないようにす
ることから、1.4倍とした。
【0012】また、鉗子チャンネル内径の採用系列の決
定に際しては、表1および図2のグラフから、処置具の
外径と種類数との関係に注目して、常用される処置具類
を含み、処置具の種類が特に多い処置具外径1.8m
m,2.4mmおよび3.1mmに対して、鉗子チャン
ネル内径を例えば2.0mm,2.8mmおよび3.7
mmとする。
【0013】図3は、この実施例によるカバー式内視鏡
システムの構成例を示すもので、左側にファイバスコー
プタイプのカバー式内視鏡14を、右側にビデオスコー
プタイプのカバー式内視鏡14を示している。最上段の
カバー式内視鏡14は、鉗子チャンネルの内径が2.0
mmで、これらのカバー式内視鏡14では外径が1.8
mm以下の各種の処置具47を使用することができる。
また、第2段目のカバー式内視鏡14も、鉗子チャンネ
ルの内径が2.0mmであるが、これらのカバー式内視
鏡14は、挿入部が長くなっており、したがって外径が
1.8mm以下で、挿入長の長い各種の処置具47を使
用することができる。第3段目のカバー式内視鏡14
は、鉗子チャンネルの内径が2.8mmで、これらのカ
バー式内視鏡14では外径が2.4mm以下の各種の処
置具47を使用することができる。また、第4段目のカ
バー式内視鏡14は、鉗子チャンネルの内径が3.7m
mで、これらのカバー式内視鏡14では外径が3.1m
m以下の各種の処置具47を使用することができる。
【0014】なお、この鉗子チャンネルの内径系列は、
一例であって、硬質長の長い処置具を使用することや、
処置具の使用時の吸引性能を考慮して、処置具外径1.
8mm,2.4mmおよび3.1mmに対して、鉗子チ
ャンネル内径を例えば2.2mm,3.2mmおよび
4.2mmとすることもできる。また、上記の鉗子チャ
ンネル内径系列は、上部消化管のうち、特に胃の場合で
あるが、十二指腸、大腸、呼吸器、泌尿器、産婦人科等
の使用対象臓器や分野によって、処置具の外径や種類も
異なるので、その分野毎に同様にして鉗子チャンネル内
径を設定するのは言うまでもない。
【0015】以上のように、この実施例では、カバー式
内視鏡システムにおける鉗子チャンネルの内径系列を、
対象臓器や分野に応じて、市場に出回っている処置具の
外径系列の中で、処置具の種類の多い、すなわち常用さ
れる処置具を多く含む系列に対応させたので、処置具の
選択肢が増え、手技がやり易くなる。
【0016】この発明の他の実施例においては、複数種
の処置具を挿通して使用するカバー式内視鏡システムに
おける複数種の鉗子チャンネル内径を、現在使用されて
いるカバーなし内視鏡の鉗子チャンネル内径系列のう
ち、使用頻度の高いものを複数選択して設定する。
【0017】例えば、現在使用されている上部消化管用
のカバーなし内視鏡における鉗子チャンネル内径系列
は、表2に示すようになっている。カバー式内視鏡シス
テムにおいては、ある種類のカバー用内視鏡に対して、
鉗子チャンネル径が異なる複数種のチャンネル付内視鏡
カバーを選択的に組み合わせ使用することが可能であ
る。この実施例によれば、2.0mm、2.8mmおよ
び3.7mmまたは2.2mm、3.2mmおよび4.
2mmの3種類のチャンネル付内視鏡カバーの中から各
々の症例に適したものを適宜選択して使用することがで
きる。例えば、鉗子チャンネル内径が1mmから5mm
までの0.1mmきざみの41種類のチャンネ付内視鏡
カバーを用意しておく必要がなく、3種類のみ用意して
おけば、大多種の処置具を使用可能となる。また、この
実施例においては鉗子チャンネルは吸引チャンネルを兼
ねている。
【表2】
【0018】表2において、現在使用されている上部消
化管用のカバーなし内視鏡は、鉗子チャンネル内径が、
1.5mm、2.0mm、2.8mmおよび3.7mm
のものが代表的である。そこで、この実施例では、その
鉗子チャンネルの内径系列に合わせて、カバー式内視鏡
の鉗子チャンネル内径系列を、1.5mm、2.0m
m、2.8mmおよび3.7mmに設定する。
【0019】図4は、この実施例によるカバー式内視鏡
システムの構成例を示すもので、左側にカバーなし内視
鏡36を、右側にビデオスコープタイプのカバー式内視
鏡14を示している。最上段の内視鏡36,14は、鉗
子チャンネルの内径が1.5mmのもので、これらの内
視鏡では外径が1.0〜1.3mm以下の各種の処置具
47を使用することができる。第2段目の内視鏡36,
14は、鉗子チャンネルの内径が2.0mmのもので、
これらの内視鏡では外径が1.6〜1.8mm以下の各
種の処置具47を使用することができる。第3段目の内
視鏡36,14は、鉗子チャンネルの内径が2.8mm
で、これらの内視鏡では外径が1.9〜2.4mm以下
の各種の処置具47を使用することができる。また、第
4段目の内視鏡36,14は、鉗子チャンネルの内径が
3.7mmで、これらの内視鏡では外径が2.5〜3.
3mm以下の各種の処置具47を使用することができ
る。
【0020】なお、上記のカバー式内視鏡14における
鉗子チャンネルの内径系列は、上部消化管のうち、特に
胃の場合であるが、前述した実施例と同様に、十二指
腸、大腸、呼吸器、泌尿器、産婦人科等の使用対象臓器
や分野によって、処置具の外径や種類も異なるので、そ
の分野毎に同様にして鉗子チャンネル内径を設定するの
は言うまでもない。
【0021】以上のように、この実施例では、カバー式
内視鏡システムにおける複数種の鉗子チャンネル内径
を、現在使用されているカバーなし内視鏡の鉗子チャン
ネル内径系列のうち、使用頻度の高いものを複数選択し
て設定したので、手持ちにカバーなし内視鏡とそれ用の
処置具とのセットがあれば、その手持ちの処置具をその
ままカバー式内視鏡に流用することができる。
【0022】図5AおよびBは、この発明で使用し得る
カバー式内視鏡の一例を説明するものである。このカバ
ー式内視鏡14においては、チャンネル付内視鏡カバー
50の合成樹脂よりなる厚肉の内視鏡操作部固定用口体
部20と、同じく合成樹脂よりなる薄肉のシート状の被
覆カバー49との間に、カバー用内視鏡11の操作部3
1の把持部をほぼ覆うように、該操作部31の把持部の
大きさ、形状より僅かに小さい内形状で、合成ゴム材、
エラストマ材等の柔軟で伸縮性のある弾性体よりなる弾
性操作部カバー61を設けたものである。
【0023】弾性操作部カバー61は、内視鏡操作部固
定用口体部20との接続部および被覆カバー49との接
続部をそれぞれ水密に溶着して設けると共に、この弾性
操作部カバー61には、操作部31の可動部、例えばユ
ニバーサルコード51の接続部の突出部62、操作ボタ
ン63、弯曲操作ノブ(図示せず)等を覆わない形状に
切り欠き64を成形する。また、被覆カバー49の弾性
操作部カバー61とは反対側の端部には、変形可能な帯
体55を設ける。
【0024】このカバー式内視鏡14においては、チャ
ンネル付内視鏡カバー50を、使用前においては、被覆
カバー49および弾性操作部カバー61を裏返しの状態
で滅菌して扁平状態に包装しておく。使用にあたって
は、図5Aに示すように帯体55を円状に変形させた状
態で、図5Bに示すように、被覆カバー49を裏返しな
がら挿入部15を被覆すると共に、弾性操作部カバー6
1を広げて裏返して操作部31を被覆し、さらに被覆カ
バー49をユニバーサルコード51側に延ばしてそのコ
ネクタ(図示せず)を被覆し、その後、帯体55を扁平
に閉じて固定する。なお、図5AおよびBにおいて、符
号21は鉗子チャンネルの鉗子栓を示し、符号34はチ
ャンネル付内視鏡カバー50の内視鏡挿入チャンネルに
対してカバー用内視鏡11の挿入部を挿脱する際に、そ
の挿脱を容易に行い得るようにするため、内視鏡挿入チ
ャンネルに空気を供給して膨張させるための拡張チュー
ブの取り付け口体を示す。
【0025】このように、カバー用内視鏡11の操作部
31を、それとほぼ同形状の弾性操作部カバー61で覆
うようにすれば、合成樹脂よりなる薄肉の被覆カバー4
9で覆う場合よりも、ごわごわしないので把持し易くな
ると共に、滑りにくいので長時間把持しても疲れないと
いう利点がある。また、口体部20と弾性操作部カバー
61とを水密に接続したので、カバー用内視鏡11を汚
染することもない。さらに、カバー用内視鏡11の操作
部31の可動部は、弾性操作部カバー61で覆わないよ
うにしたので、操作の妨げになることもない。
【0026】なお、図5AおよびBにおいては、操作ボ
タン63の部分を、他の把持部分よりも薄い透明材で覆
うようにしたり、あるいはこの把持部分を覆う部材に操
作ボタン63が露出するような穴を形成することもでき
るし、弾性操作部カバー61の指の当たる部分に、滑り
止めとしての凹凸を一体に設けることもできる。
【0027】図6AおよびBは、この発明で使用し得る
カバー式内視鏡の他の例を説明するもので、図6Aはチ
ャンネル付内視鏡カバー50を、図6Bはカバー用内視
鏡11を示している。なお、図5AおよびBと同一作用
をなすものには同一符号を付し、その説明を省略する。
このカバー式内視鏡は、被覆カバー49に接続される内
視鏡操作部固定用口体部20の後端を、その内側の形状
がカバー用内視鏡11の操作部31の側面形状とほぼ同
じか、若干大きくなるように、口体部20よりは薄肉
で、被覆カバー49よりは厚肉に延出させて、その延出
部分に複数の操作ボタン63を突出して設けると共に、
カバー用内視鏡11の可動部を避ける切り欠き64を設
けたものである。
【0028】図6Aにおいて、内視鏡操作部固定用口体
部20の後端部は、カバー用内視鏡11の操作部31を
覆う形状、すなわち操作部31よりもやや大きめの円形
状に延出させ、この延出部の人指し指が届く位置には、
送気・送水および吸引の電磁弁を操作する電気式の2つ
の操作ボタン63(タクトスイッチ)を上下直列に突出
して設け、親指が届く位置には、画像制御用(例えば、
フリーズおよびレリーズ用)の2つの操作ボタン63
(タクトスイッチ)を左右並列に(図6Aでは1つのみ
を示している)突出して設ける。各操作ボタン63は、
弾性材でカバーし、その信号線65は延出部に埋設して
チューブ体56を経て電気コネクタ部(図示せず)に接
続する。
【0029】チューブ体56は、その基部を硬質にして
内視鏡操作部固定用口体部20の左側面に突出して接続
し、この中に手元側吸引チューブ24および送気・送水
管路60を内蔵させて、これらを流体制御のコネクタ部
に接続する。また、延出部の側面には、カバー用内視鏡
11の可動部、この例では上下および左右の弯曲操作を
行う2つの重ねられた弯曲操作ノブ68を避けるよう
に、大きな切り欠き64を形成する。
【0030】一方、被覆カバー49は、延出部の側面の
上部と、切り欠き64の部分とに水密に接着固定すると
共に、切り欠き64の部分においては、弯曲操作ノブ6
8が引っ掛かることなくスムーズに回転できるように、
紙面後方に大きく膨らませる。また、カバー用内視鏡1
1においては、ユニバーサルコード51を操作部31の
上部に斜め後方に向けて延長して接続し、このユニバー
サルコード51を経て挿入部5の先端部内に設けた固体
撮像装置の信号線19を延在させる。
【0031】このカバー式内視鏡においては、拡張器
(図示せず)から拡張チューブ取り付け口体34を経て
内視鏡挿入チャンネル4に送気してこれを拡張し、その
状態で操作部挿入口32から内視鏡挿入チャンネル4に
カバー用内視鏡11の挿入部5を挿入して、拡張器を停
止する。その後、被覆カバー49により、カバー用内視
鏡11の操作部31、ユニバーサルコード接続部62お
よびユニバーサルコード51を覆って、この被覆カバー
49の端部を固定する。なお、図6AおよびBにおい
て、符号3は鉗子チャンネルを、符号23は鉗子挿入口
分岐部を、符号26は鉗子栓取り付け部を示す。
【0032】図6AおよびBに示すカバー式内視鏡によ
れば、被覆カバー49が、切り欠き64の上面から紙面
裏側に向けて十分な大きさで、弯曲操作ノブ68を避け
るようになっているので、被覆後でも弯曲操作ノブ68
の回動の邪魔になることがない。また、ユニバーサルコ
ード51が、操作部31から斜め後方に延在しているの
で、被覆カバー49の挿入、装着を容易に行うことがで
きる。さらに、被覆カバー49による被覆後は、この被
覆カバー49に覆われることなく、操作ボタン63が突
出するので、これを確実に操作することができる。
【0033】また、操作部31を把持する部分は、内視
鏡操作部固定用口体部20からの延出部で、硬質の比較
的厚肉の合成樹脂からなるので、薄肉の合成樹脂よりな
る被覆カバー49で覆う場合よりも、ごわごわしないの
で把持し易くなると共に、滑りにくいので長時間把持し
ても疲れないという利点がある。さらに、被覆カバー4
9はシート状で、操作部31に確実に密着するので、巻
き付ける手間が省ける。また、チューブ体56は、操作
部を把持する左手を避けるように、その基部を硬質にし
て左側に延在させたので、操作の邪魔にならない。
【0034】なお、図6AおよびBにおいては、送気・
送水および吸引用の2つの操作ボタン63と、画像制御
用の2つの操作ボタン63とを、それぞれ2段階押し込
める一つの2重スイッチをもって構成することもできる
し、その他の各種の操作ボタンを設けることもできる。
【0035】図7は、この発明で使用し得るカバー式内
視鏡を説明するもので、図7Aはチャンネル付内視鏡カ
バー50を、図7Bはカバー用内視鏡11を示してい
る。なお、上述した例と同一作用をなすものには同一参
照符号を付し、その説明を省略する。このカバー式内視
鏡においては、その挿入部15に照明用導光ファイバ6
7を設けると共に、挿入部15の後端に連結した内視鏡
操作部固定用口体部20の後端を、その内形状がカバー
用内視鏡11の操作部31の側面とほぼ同形状か若干大
きめで、カバー用内視鏡11の操作部31の弯曲操作ノ
ブ(図示せず)を避ける形状に延出させ、この延出部に
複数の操作ボタン63、照明用導光ファイバ67、送気
・送水管路60および吸引チューブ24を一体に成形し
て設けると共に、各操作ボタン63の信号線65を埋設
する。
【0036】また、延出部には、その後端部に撮像信号
線接続コネクタ66aを設けると共に、ユニバーサルコ
ード51を図示しない接続部を介して水密に連結し、こ
のユニバーサルコード51内に、信号線65、照明用導
光ファイバ67、送気・送水管路60、吸引チューブ2
4および撮像信号線接続コネクタ66aに接続した撮像
信号線19aを延在させて図示しないコネクタ部に接続
する。さらに、この延出部の後端部には、弯曲操作ノブ
(図示せず)が引っ掛かることなくスムーズに回転させ
るのに十分な大きさの被覆カバー49の一端部を水密に
固定する。なお、被覆カバー49の他端部53は、チャ
ック等により扁平に密封可能に構成する。また、内視鏡
操作部固定用口体部20には、鉗子栓取り付け部26、
拡張管路35等も一体に成形して設ける。なお、図7A
において、符号7はカバー先端部を、符号8は観察窓
を、符号9は鉗子出口を、符号22は鉗子挿入口をそれ
ぞれ示す。
【0037】上記の延出部は、一体成形により形成する
が、この成形にあたっては、一度厚肉の基台を成形し、
その後、外側に各部品を固定し、さらにその上に薄い膜
状の樹脂をコートして、各部品を一体化する。なお、各
部品を一体化する部分には、段差が生じないように、予
め基台の外側に各部品を埋設し得る凹部や溝を形成して
おく。また、この延出部の外形状は、操作時の把持、操
作ボタン63の操作の邪魔にならないような形状とす
る。
【0038】一方、カバー用内視鏡11には、その挿入
部5の先端部内に固体撮像装置17を設け、操作部31
の後端部にはチャンネル付内視鏡カバー50の撮像信号
線接続コネクタ66aに接続される電気コネクタ66b
を設け、この電気コネクタ66bに固体撮像装置17の
撮像信号線19bを、挿入部5および操作部31を経て
接続する。
【0039】このカバー式内視鏡においては、被覆カバ
ー49の他端部53を開口させ、拡張器(図示せず)か
ら拡張管路35を経て内視鏡挿入チャンネル4に送気し
てこれを拡張し、その状態で操作部挿入口32からカバ
ー用内視鏡11をチャンネル付内視鏡カバー50に装着
すると共に、電気コネクタ66bを撮像信号線接続コネ
クタ66aに接続する。なお、弯曲操作ノブの基部は、
切り欠き64に沿って装着する。その後、拡張器を停止
し、弯曲操作ノブを含む操作部31の後端部および電気
コネクタ66bの部分をを被覆カバー49で覆って、そ
の他端部53を再度密閉すると共に、ユニバーサルコー
ド51のコネクタ部の各接続箇所を接続して使用の準備
を完了する。使用後は、逆の手順でチャンネル付内視鏡
カバー50からカバー用内視鏡11を抜き取って、チャ
ンネル付内視鏡カバー50をコネクタ部を含めて廃棄す
る。
【0040】このカバー式内視鏡によれば、コネクタ部
を有する1本のユニバーサルコード51内に、各操作ボ
タン63の信号線65、照明用導光ファイバ67、送気
・送水管路60、吸引チューブ24および撮像信号線接
続コネクタ66aに接続した撮像信号線19aを通すよ
うにしたので、2本の長尺の可撓管、すなわち流体制御
管路を通すチューブ体と、照明用導光ファイバおよび撮
像信号線を通し、光源およびビデオプロセッサに接続さ
れるコネクタ部を有するユニバーサルコードとを用いる
場合に比べ、邪魔にならず、かつ操作性を著しく向上さ
せることができる。
【0041】また、被覆カバー49が弯曲操作ノブの回
動に邪魔にならないので、その操作性を向上することが
できると共に、操作ボタン63も突出しているので、そ
の操作性を向上することができる。さらに、操作者が把
持する部分は、内視鏡操作部固定用口体部20からの延
出部で、硬質の比較的厚肉の合成樹脂からなるので、薄
肉の合成樹脂よりなる被覆カバー49で覆う場合より
も、ごわごわしないので把持し易くなると共に、滑りに
くいので長時間把持しても疲れないという利点がある。
また、コネクタ部を有するユニバーサルコード51もチ
ャンネル付内視鏡カバー50に設けて、使用後廃棄する
ので、この部分を被覆カバー49で覆う必要がなく、し
たがって被覆操作が容易になる。
【0042】なお、図7AおよびBにおいては、ユニバ
ーサルコード51のコネクタ部および弯曲操作ノブを別
体にして、着脱可能にすることもできるし、また撮像信
号線接続コネクタ66aおよび電気コネクタ66bのプ
ラグおよびジャックの関係を逆にしたり、光コネクタと
することもできる。
【0043】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、複数
種の処置具を挿通して使用する複数種のチャンネル付内
視鏡カバー方式の内視鏡の鉗子チャンネル内径を、複数
種の処置具をその外径毎にまとめたとき、処置具の種類
の数が多い複数の外径よりも、各々所定量大きくしたの
で、市場に多く出回っている処置具と、従来から使用し
ていた処置具とを使用することができ、したがって処置
具の選択肢が増え、手技がやり易くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明で使用し得る鉗子類の一例を示す図で
ある。
【図2】図1に示す鉗子類を外径系列で分類して示す図
である。
【図3】この発明の一実施例を説明するための図であ
る。
【図4】この発明の他の実施例を説明するための図であ
る。
【図5】この発明で使用し得るカバー式内視鏡の一例を
説明するための図である。
【図6】同じく、他の例を説明するための図である。
【図7】同じく、さらに他の例を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
3 鉗子チャンネル 4 内視鏡挿入チャンネル 11 カバー用内視鏡 14 カバー式内視鏡 20 内視鏡操作部固定用口体部 21 鉗子栓 22 鉗子挿入口 36 カバーなし内視鏡 47 処置具 49 被覆カバー 50 チャンネル付内視鏡カバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 飯田 善洋 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 鈴木 明 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 山崎 稔 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 瑞田 修 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 荒井 敬一 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数種の処置具と組み合わせて使用する
    チャンネル付内視鏡カバー方式の内視鏡システムにおい
    て、前記複数種の処置具を挿通して使用する複数種の処
    置具チャンネル内径を、前記複数種の処置具をその外径
    毎にまとめたとき、処置具の種類の数が多い複数の外径
    よりも、各々所定量大きくしたことを特徴とするチャン
    ネル付内視鏡カバー方式の内視鏡システム。
JP5040013A 1993-02-26 1993-03-01 チャンネル付内視鏡カバー方式の内視鏡システム Withdrawn JPH06254035A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5040013A JPH06254035A (ja) 1993-03-01 1993-03-01 チャンネル付内視鏡カバー方式の内視鏡システム
US08/038,720 US5554098A (en) 1993-02-26 1993-03-29 Endoscope system including endoscope and disposable protection cover
US08/470,956 US5924977A (en) 1993-02-26 1995-06-06 Endoscope system including endoscope and disposable protection cover

Applications Claiming Priority (1)

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Family

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JP5040013A Withdrawn JPH06254035A (ja) 1993-02-26 1993-03-01 チャンネル付内視鏡カバー方式の内視鏡システム

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009153924A (ja) * 2007-12-27 2009-07-16 Olympus Medical Systems Corp 内視鏡本体および内視鏡
JP2022530500A (ja) * 2019-04-30 2022-06-29 キヤノン ユーエスエイ,インコーポレイテッド 事前装着用の滅菌バッグ

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009153924A (ja) * 2007-12-27 2009-07-16 Olympus Medical Systems Corp 内視鏡本体および内視鏡
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