JPH10313980A - マットレス装置及びその製造方法 - Google Patents

マットレス装置及びその製造方法

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JPH10313980A
JPH10313980A JP12553997A JP12553997A JPH10313980A JP H10313980 A JPH10313980 A JP H10313980A JP 12553997 A JP12553997 A JP 12553997A JP 12553997 A JP12553997 A JP 12553997A JP H10313980 A JPH10313980 A JP H10313980A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chip
cotton
filling
stuffing material
caulked
Prior art date
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Pending
Application number
JP12553997A
Other languages
English (en)
Inventor
Takao Nakajima
嶋 孝 夫 中
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マットレス装置の詰物の形成の生産性の向
上。 【解決手段】 硬綿12aおよび軟綿12bとから形成
される本体を表布14で覆うことにより形成される詰物
12をスプリング構体Cの上面に配設され、前記詰物1
2の適所には所定の長さの部材161が貫通された後
に、前記部材161の両端部がカシメられたマットレス
装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マットレス装置及
びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のマットレス装置、例えば、実開昭
58−105266号公報に開示されるものがある。こ
の従来のマットレス装置は、詰物が配設された上面およ
び下面を備える筐体状のスプリング構体を布地で包んで
本体を備えており、布地が詰物と共に糸でキルテイング
されており、本体のマチ部に通気用の穴が形成されてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、キルテイン
グを行う場合、糸を使うことが不可欠なため、縫製に時
間がかかるという不具合がある。また、詰物を構成する
綿の硬度も、縫製が可能な範囲に限定されるため、表面
の硬さを任意に設定することが極めて困難であった。
【0004】それ故に、本発明は、かかる不具合がない
マットレス装置及びその製造方法を提供せんことを、そ
の技術的課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
るために請求項1記載の発明において講じた技術的手段
は、硬綿および軟綿とから形成される本体を表布で覆う
ことにより形成される詰物をスプリング構体の上面に配
設し、前記詰物の適所には所定の長さの部材が貫通され
た後に、前記部材の両端部がカシメられたマットレス装
置を構成したことであり、また、請求項2記載の発明に
おいて講じた技術的手段は、硬綿および軟綿とから形成
される本体を表布で覆うことにより詰物を形成する第1
工程、前記詰物の適所に所定の長さの部材を貫通する第
2工程ならびに前記部材の両端部をカシメる第3工程か
らなる、マットレス装置の製造方法を構成したことであ
る。
【0006】
【作用】上記第1の技術的手段においては、カシメにて
凹部を形成することになる。また、上記第2の技術的手
段においては、凹部形成をカシメだけで行うようにした
ので、工数が大幅に低減できる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施形態について説明する。
【0008】図1および図2において、マットレス装置
Mは筐体状のスプリング構体Cを備える。スプリング構
体Cは、複数のスプリング10を縦横に整列させた後
に、枠線11に固定することにより形成される。スプリ
ング構体Cの上面(下面)たる鏡面上には、詰物12が
添設されている。しかして、詰物12は、硬綿12aお
よび軟綿12bとから形成される本体が、表布14で覆
われるようになった、3層構造となっている。これら硬
綿12a、軟綿12bおよび表布14の周縁部が、特に
図2において明瞭に示されるように、スプリング構体C
の内方に屈曲されて係止部13を形成するようになって
いる。そして、この係止部13が枠線11と係合するこ
とにより、スプリング構体Cに保持される。
【0009】詰物12の上面の周縁部に添って枠状の凹
部20が形成される。また、詰物12の上面の中央部に
は、凹部40が形成される。しかして、各凹部は、以下
に詳述するような方法にて、形成される。
【0010】まず、詰物12の製造工程において、詰物
12の主材料となる繊維の間に補助材料として、バイン
ダーBを混入させる。このバインダーBは、熱可塑性樹
脂材料からなる樹脂であって、主材料たる繊維よりも低
融点の性質を有する。この実施態様においては、バイン
ダーBとしてポリエステルを採用している。バインダー
Bの形態としては、高融点の表面に低融点の樹脂をコー
テイングした繊維状タイプと粉末状タイプのものがあ
り、どちらを使うかは、主材料との混合のし易さ(馴染
み易さ)で決定される。
【0011】次に、詰物12の本体の軟綿12b上に表
布14を重ねてプレスし、凹部20が加熱成形される。
加熱方法は、3層構造に形成された詰物12の一方面
に、プレス機の一方の型から蒸気を吹き出し、プレス機
の他方の型から他方の面をバキュームで吸い出すことに
より、詰物12中に熱を通過させ、すばやく加熱する。
そして、蒸気の代わりに冷風をプレス機の一方の型から
吹き出して、プレス機のの型を、詰物12から分離す
る。このとき、加熱により溶解したバインダーBが、成
形せられた凹部20の形状を保持する。なお、図3に示
されるように、枠状の凹部20に代えて、平面が単円状
の凹部20を形成しても良い。
【0012】また、凹部40は、カシメ方法により、形
成される。しかして、その手順を以下に示す。
【0013】(1)図4に示されるように、治具90の
筒部91に隣接すべく台92上に立設される。
【0014】(2)図5に示されるように、カッター1
70が治具90の筒部91方向に移動して、カシメ部材
160が切断される。この切断されたカシメ部材160
は、チップ161として、治具90の筒部91の開口9
4から筒部91内に変移せられ、保持される。
【0015】(3)図6に示されるように、1対の先端
成形棒171・171がチップ161を挟み、チップ1
61の先端部をテーパー状に形成する。
【0016】(4)図7に示されるように、カッター1
70および1対の先端成形棒171・171が後退する
と同時に、治具90の筒部91内を下降して来た押し込
み棒93により、チップ161は下方向に押し込まれ、
詰物12の表布14、軟綿12bおよび硬綿12aを貫
通して、治具90の下型96の窪部97に至る。
【0017】(5)図8に示されるように、図7に示さ
れる状態にある治具90の筒部91および押し込み棒9
3を一体的に下降させると、チップ161の上端および
下端はカシメられて、ホルダー部16が形成される。
【0018】尚、上記したプレスを実効あらしめるため
に、カシメ部材160の材料としては、アルミニュー
ム、銅合金その他の金属が採用される。また、プレスに
代えて超音波振動を用いた熱カシメを採用することも出
来るが、この場合は、カシメ部材160の材料として
は、塩化ビニール、ポリエステル、ポリエチレンその他
の熱可塑性樹脂が採用されることになる。
【0019】詰物12の表布14の横側には、マットレ
ス装置Mの側面を全周にわたって覆う横布15が溶着さ
れている。この溶着は、次のようにしてなされる。すな
わち、表布14と横布15との間に磁性テープ50を介
在させる。この磁性テープ50はホットメルト樹脂テー
プの中に金属繊維を方向性を持たせて成形した磁性テー
プであり、この実施態様においては、厚さが0.4ミリ
メートルのポリエステル樹脂に金属繊維を混入したもの
を用いる。
【0020】溶着は、横布15に磁性テープ50を仮止
めしておき、スプリング10の両面に表布14で覆われ
た詰物12の側面に磁性テープ50が貼着された横布1
5を載置する。この状態で電磁誘導加工を行う。この電
磁誘導加工は、コイルに高周波を流した時に発生する磁
界内におかれた金属が発熱することにより、磁性テープ
15の内部から発熱する熱でホットメルト樹脂が溶融し
て布同士間に食い込み接着可能となり、軽く抑える程度
で接着可能となり、加熱時間は瞬時で生産性は高い。ま
た、内部加熱のために、横布15の厚さに左右されな
い。
【0021】
【発明の効果】上記したように、請求項1記載の発明に
よれば、マトレス装置の詰物はカシメにて凹部を形成す
ることになるので、キルテイングのように糸を使わず、
生産性を向上できる。また、詰物の硬さは事実上制約を
受けないので、詰物の硬さを適宜選択して、マットレス
装置表面の硬さを選択できる。
【0022】請求項2記載の発明によればマットレス装
置の詰物はカシメにて凹部を形成することになるので、
キルテイングのように糸を使わず、生産性を向上でき
る。また、上記第2の技術的手段においては、凹部形成
をカシメだけで行うようにしたので、工数が大幅に低減
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るマットレス装置の斜
視図である。
【図2】図1の装置の周縁部の拡大断面図である。
【図3】図1の装置の変形例の斜視図である。
【図4】カシメ部材の位置決めを示す図面である。
【図5】カシメ部材の切断を示す図面である。
【図6】カシメ部材の先端部をテーパー状に形成するこ
とを示す図面である。
【図7】カシメ部材を詰物に押し込むことを示す図面で
ある。
【図8】カシメ部材をカシメることを示す図面である。
【符合の説明】
12 詰物 12a 硬綿 12b 軟綿 14 表布 160 カシメ部材 161 チップ(部材) C スプリング構体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硬綿および軟綿とから形成される本体を
    表布で覆うことにより形成される詰物をスプリング構体
    の上面に配設し、前記詰物の適所には所定の長さの部材
    が貫通された後に、前記部材の両端部がカシメられたマ
    ットレス装置。
  2. 【請求項2】 硬綿および軟綿とから形成される本体を
    表布で覆うことにより詰物を形成する第1工程、前記詰
    物の適所に所定の長さの部材を貫通する第2工程ならび
    に前記部材の両端部をカシメる第3工程からなるマット
    レス装置の製造方法。
JP12553997A 1997-05-15 1997-05-15 マットレス装置及びその製造方法 Pending JPH10313980A (ja)

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