JPH10313787A - 餅様フライ食品の製造方法及びフライ食品用冷凍生地並びにフライ食品用プレミックス粉 - Google Patents
餅様フライ食品の製造方法及びフライ食品用冷凍生地並びにフライ食品用プレミックス粉Info
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Abstract
粉を主材料として、餅様食品を得ることを目的としたも
のである。 【解決手段】 タピオカ澱粉または加工タピオカ澱粉の
単独または混合した材料を主材料として含む材料粉を加
水、混合、成形した生地をフライし、フライ後の吸油率
が1〜10%(重量)とすることを特徴とした餅様フラ
イ食品の製造方法。
Description
ことなく、餅様フライ食品を製造することを目的とした
餅様フライ食品の製造方法及びフライ食品用冷凍生地並
びにフライ食品用プレミックス粉に関するものである。
米し、水を十分含浸させ、蒸米後餅搗機で製餅し、つい
で固化、切断及び成形の各工程を経ることが必須要件と
されており、フライ餅は、前記成形餅片をフライしてい
た。
は加工タピオカ澱粉を使用する発明が知られていた(特
開平2−207763号)。
ピオカ澱粉を主成分とするプリペアードミックスの発明
が提案されている(特開平5−103601号)。
は、多大の機械装置の設備用面積及び長い加工時間を必
要とするなどの問題点があった。
ても相当多量の糯米を用いる為に、製餅に際しては、蒸
煮及び餅搗を必須要件としているので、機械装置、設備
面積及び長い加工時間を必要とする問題点があった。
中、ドーナツの製造については、餅様でないことは勿
論、含油量については記載されていないので、特殊膨脹
剤を使用する品質の異なる食品と認められた。
または加工タピオカ澱粉を主材料とし、吸油率を制限す
ることにより、餅様の食感を有する新規なフライ食品を
簡単な設備で、比較的短かい時間に製造することに成功
したのである。
工タピオカ澱粉の単独または混合した材料を主材料とし
て含む材料粉を加水、混合、成形した生地をフライし、
フライ後の吸油率が1〜10%(重量)とすることを特
徴とした餅様フライ食品の製造方法であり、主材料にチ
ーズを混合することとし、吸油率を1.5〜5%(重
量)としたものである。
は加工タピオカ澱粉の単独または混合した材料を主材料
として含む材料粉を加水、混合、成形し、該生地を冷凍
したことを特徴とする餅様フライ食品用冷凍生地であ
り、主材料にチーズを混合したものである。
粉または加工タピオカ澱粉の単独または混合した材料を
主材料として含む材料粉に、小麦粉等、ベーキングパウ
ダー、乳化剤、その他必要な材料を混合したことを特徴
とする餅様フライ食品用プレミックス粉であり、主材料
にチーズを加入するものである。
にすると、製品がばさつき食感を損する問題点があっ
た。また吸油率が10%(重量)を超えると、製品がね
ちゃっくようになり、食感を損する問題点があった。
る加工タピオカ澱粉(エーテル化、エステル化、酸化、
架橋)が使用できる。更にエーテル化タピオカ澱粉はモ
チモチさを出すのに有効であり、架橋タピオカ澱粉はサ
ク味を出すので、エーテル化タピオカ澱粉を主体とし、
これに架橋タピオカ澱粉を組み合わせた澱粉、あるいは
エーテル化処理を主体として、これに架橋処理を併用し
て行ったタピオカ澱粉を使用することが好ましい。
加工タピオカ澱粉の単独または混合物を主材料として、
含む原材料を加水、混合、成形した生地をフライし、フ
ライ後の吸油率が1〜10%(重量)とすることを特徴
とした餅様フライ食品の製造方法である。前記生地に
は、バッターを含むものである。
あり、前記製造方法における中間製品たる生地を冷凍し
た餅様フライ食品用冷凍生地がある。
加工タピオカ澱粉の単独または混合した材料を主材料と
するものであるが、その他の粉類として、小麦粉、馬鈴
薯澱粉その加工粉、その他の食用粉を混合することがで
きると共に、チーズを混入することもできる。
る。
混合し、ついでミキサーに予め混合したA及びBを投入
して1〜5分間ミキシングする。
より、流動的でべたつきのある生地の場合は、生地の成
形にドーナツ生地用のデポジッターを用いる。この場
合、デポジッターからフライヤーに直接生地を落とし込
み、170〜190℃で2〜5分間フライする方が良い
場合もある。
ばベルショウー社製の「Fカッター」があり、使用する
「プランジャーカッター」は「フレンチクルーラー用」
を用いると、できた製品は火ぶくれが起こらず、保形性
が良い。
合にはシート成形に適する。この場合、シート成形後の
生地をフライヤーに投入し、2〜5分間フライする。次
にシート成形済の時点で冷凍生地にすることもできる
が、冷凍生地の場合には3〜6分と長めにフライすれば
良い。またこの生地を用いて包餡機で餡やフィリングを
包み、大福様の菓子を作ることもできる。
のモチモチ感を有し、例えば磯辺焼や、安倍川餅風のト
ッピングをすると、糯米から作ったものと殆ど見分けが
つかない位の外観と食感を有する。また、食塩、糖類、
その他の調味料を配合することで味付けが自然にできる
と共に、糖類、油脂、乳化剤、チーズ、クリームチーズ
は食品の老化を遅らせる効果があり、糯米から作ったも
のより柔らかい食感が長持ちする。
ムに富む製品にすることもできる。硬くなった製品は、
電子レンジ、オーブントースター等で加熱することで再
びモチモチ感を出すことができる。
の添加量が多いと吸油率が大きくなる。この発明では、
吸油量を10%(重量)以下、好ましくは5%(重量)
以下に押さえることが必要である(吸油量が10%(重
量)以上となるとモチモチ感が失われる)。
味、旨み、モチモチ感があり、翌日までモチモチ感が持
続した。この場合に、生地100%(重量)に対する吸
油率は、4.7%(重量)であった。
あるが、大福餅様の食感を有する。製品の皮を分離し
て、生地の吸油率を測定したところ、9.5%(重量)
であった。
ドーナツの形をしているが、風味、食感は安倍川餅と同
様で、翌日も食感のモチモチ感が持続する。この場合
に、生地の吸油率は、2%(重量)であった。
通りフライし、醤油を塗り海苔を巻いた所、実施例1と
同様の良好な製品が得られる。
ックス粉を用いて製造する方法を説明する。
シングする。
好な製品であった。
粉添加量を変化させ、比較試験を行った。加工法は実施
例3に準じた。製品評価は加工後24時間で行った。食
感評価は、10人のパネラーにより、最もモチモチ感の
あるものを3点とする3点評価法とした。総合点により
次の3段階評価をした所表1の結果を得た。
定した。
化させ、比較試験を行った。加工法は実施例3に準じ
た。製品評価は加工後24時間で行った。食感評価は、
10人のパネラーにより、最もモチモチ感のあるものを
3点とする3点評価法とした。総合点により次の3段階
評価をした所表2の結果を得た。
定した。
パウダー添加量を変化させ、比較試験を行った。加工法
は実施例3に準じた。製品評価は加工後24時間で行っ
た。食感評価は、10人のパネラーにより、最もモチモ
チ感のあるものを3点とする3点評価法とした。総合点
により次の3段階評価をした所表3の結果を得た。
定した。
加工タピオカ澱粉の単独または混合を主材料として通常
の要領により生地を製造し、これをフライすると共に、
製品の吸油率を制限したので、小麦粉を主成分とする食
品と同様に、蒸煮、餅搗工程を経ることなく、手軽に餅
様食品を得ることができる効果がある。また材料及び製
造方法の特性上、餅より老化の遅い餅様食品である。
ス粉ができるので、流通を容易にし、餅を製造する時の
設備は一切不用になり、家庭でも良質の製品が容易に出
来る効果がある。
Claims (6)
- 【請求項1】 タピオカ澱粉または加工タピオカ澱粉の
単独または混合した材料を主材料として含む材料粉を加
水、混合、成形した生地をフライし、フライ後の吸油率
が1〜10%(重量)とすることを特徴とした餅様フラ
イ食品の製造方法。 - 【請求項2】 主材料にチーズを混合することとし、吸
油率を1.5〜5%(重量)としたことを特徴とする請
求項1記載の餅様フライ食品の製造方法。 - 【請求項3】 タピオカ澱粉または加工タピオカ澱粉の
単独または混合した材料を主材料として含む材料粉を加
水、混合、成形し、該生地を冷凍したことを特徴とする
請求項1記載の製造に用いる餅様フライ食品用冷凍生
地。 - 【請求項4】 主材料にチーズを混合したことを特徴と
する請求項3記載の餅様フライ食品用冷凍生地。 - 【請求項5】 タピオカ澱粉または加工タピオカ澱粉の
単独または混合した材料を主材料として含む材料粉に、
小麦粉等、ベーキングパウダー、乳化剤、その他必要な
材料を混合したことを特徴とする請求項1記載の製造に
用いる餅様フライ食品用プレミックス粉。 - 【請求項6】 主材料にチーズを加入することを特徴と
した請求項5記載の餅様フライ食品用プレミックス粉。
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JP12580497A JP3772934B2 (ja) | 1997-05-15 | 1997-05-15 | 餅様フライ食品の製造方法 |
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JP12580497A Expired - Lifetime JP3772934B2 (ja) | 1997-05-15 | 1997-05-15 | 餅様フライ食品の製造方法 |
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1997
- 1997-05-15 JP JP12580497A patent/JP3772934B2/ja not_active Expired - Lifetime
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