JPH10313670A - 穀物貯蔵装置における穀物攪拌混合方法 - Google Patents
穀物貯蔵装置における穀物攪拌混合方法Info
- Publication number
- JPH10313670A JPH10313670A JP9147191A JP14719197A JPH10313670A JP H10313670 A JPH10313670 A JP H10313670A JP 9147191 A JP9147191 A JP 9147191A JP 14719197 A JP14719197 A JP 14719197A JP H10313670 A JPH10313670 A JP H10313670A
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- grains
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 貯蔵ビンで貯蔵中の穀物全体を均質な状態に
保つための穀物攪拌混合方法を提供する。 【解決手段】 回転分散装置8の回転速度を貯蔵ビン1
内の周辺に偏って穀物Aの堆積山aを形成するように設
定する。貯蔵ビン1内に穀物落し口7に至る垂直方向の
穀物流動層bを形成するように穀物の循環速度を設定す
る。貯蔵ビン1内で垂直方向の穀物流動層bにその周り
の穀物が合流して穀物落し口7に向かって流下させる。
保つための穀物攪拌混合方法を提供する。 【解決手段】 回転分散装置8の回転速度を貯蔵ビン1
内の周辺に偏って穀物Aの堆積山aを形成するように設
定する。貯蔵ビン1内に穀物落し口7に至る垂直方向の
穀物流動層bを形成するように穀物の循環速度を設定す
る。貯蔵ビン1内で垂直方向の穀物流動層bにその周り
の穀物が合流して穀物落し口7に向かって流下させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、穀物を所定の水分
に保ち、品質を損なうことなく長期間にわたって貯蔵す
る穀物貯蔵装置において、貯蔵中の穀物全体を均質な状
態に保つための穀物攪拌混合方法に関する。
に保ち、品質を損なうことなく長期間にわたって貯蔵す
る穀物貯蔵装置において、貯蔵中の穀物全体を均質な状
態に保つための穀物攪拌混合方法に関する。
【0002】
【従来の技術】穀物のうちで殊に籾は、変質しにくい水
分まで乾燥したうえ、カントリーエレベータのサイロや
貯蔵ビンで貯蔵するが、貯蔵している籾の品質を良好に
保つため、穀温を20℃以下とし、さらに外気温の低下
によりサイロや貯蔵ビン内で結露のおそれがある場合に
は、適時に外気を通風して水分の調整を施す必要があ
る。
分まで乾燥したうえ、カントリーエレベータのサイロや
貯蔵ビンで貯蔵するが、貯蔵している籾の品質を良好に
保つため、穀温を20℃以下とし、さらに外気温の低下
によりサイロや貯蔵ビン内で結露のおそれがある場合に
は、適時に外気を通風して水分の調整を施す必要があ
る。
【0003】そこで、本出願人は、穀温を貯蔵に適した
温度に保つとともに、必要に応じて穀物に外気の通風を
施すことができて、長期間にわたり良品質を維持しなが
ら穀物を貯蔵することができる穀物貯蔵装置を既に提案
している(特開平6−281334号公報参照)。
温度に保つとともに、必要に応じて穀物に外気の通風を
施すことができて、長期間にわたり良品質を維持しなが
ら穀物を貯蔵することができる穀物貯蔵装置を既に提案
している(特開平6−281334号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本出願人の提案に係る
特開平6−281334号公報に記載された穀物貯蔵装
置によれば、貯蔵ビン内の頂部に、投入穀物を均等に分
散させる回転均分装置を備えるとともに、貯蔵穀物層に
外気を通風する装置を備えており、さらに、貯蔵中の穀
物全体に均質な状態に保つために攪拌混合する垂下状螺
旋体を備えていた。
特開平6−281334号公報に記載された穀物貯蔵装
置によれば、貯蔵ビン内の頂部に、投入穀物を均等に分
散させる回転均分装置を備えるとともに、貯蔵穀物層に
外気を通風する装置を備えており、さらに、貯蔵中の穀
物全体に均質な状態に保つために攪拌混合する垂下状螺
旋体を備えていた。
【0005】ところが、特開平6−281334号公報
に記載された穀物貯蔵装置のように、貯蔵ビン内に垂下
状螺旋体を設けたものでは、垂下状螺旋体の周りの穀物
を上下方向に移動させるだけであるから、垂下状螺旋体
を移動しながら穀物を攪拌混合をするようになっていて
も、貯蔵ビン全体にわたる堆積穀物の攪拌混合には時間
がかかるため、貯蔵中の条件変化で攪拌混合を急速に行
う必要が生じたような場合には、それに適切に対処する
ことができず、さらに、貯蔵ビンの底壁面と垂直螺旋体
の下端との間は垂直螺旋体の隙間となるので、貯蔵ビン
の底部分の穀物が攪拌されないままとなって、穀物の品
質保持のうえで問題のあることが分かった。
に記載された穀物貯蔵装置のように、貯蔵ビン内に垂下
状螺旋体を設けたものでは、垂下状螺旋体の周りの穀物
を上下方向に移動させるだけであるから、垂下状螺旋体
を移動しながら穀物を攪拌混合をするようになっていて
も、貯蔵ビン全体にわたる堆積穀物の攪拌混合には時間
がかかるため、貯蔵中の条件変化で攪拌混合を急速に行
う必要が生じたような場合には、それに適切に対処する
ことができず、さらに、貯蔵ビンの底壁面と垂直螺旋体
の下端との間は垂直螺旋体の隙間となるので、貯蔵ビン
の底部分の穀物が攪拌されないままとなって、穀物の品
質保持のうえで問題のあることが分かった。
【0006】そこで、本発明は、貯蔵ビンに貯蔵中の穀
物を必要に応じて循環させることと相俟って、貯蔵ビン
内で垂直方向の穀物流動層にその周りの穀物が合流して
穀物落し口に向かって流下するようにしたことにより、
貯蔵中の穀物全体を短時間でかつ均等に攪拌混合するこ
とができ、貯蔵中の条件変化で攪拌混合を急速に行う必
要が生じたような場合にも、それに適切に対処すること
ができて、高い品質を保持して長期間にわたり穀物を貯
蔵することができる穀物貯蔵装置における穀物攪拌混合
方法を提供することを目的とする。
物を必要に応じて循環させることと相俟って、貯蔵ビン
内で垂直方向の穀物流動層にその周りの穀物が合流して
穀物落し口に向かって流下するようにしたことにより、
貯蔵中の穀物全体を短時間でかつ均等に攪拌混合するこ
とができ、貯蔵中の条件変化で攪拌混合を急速に行う必
要が生じたような場合にも、それに適切に対処すること
ができて、高い品質を保持して長期間にわたり穀物を貯
蔵することができる穀物貯蔵装置における穀物攪拌混合
方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る穀物貯蔵装置における穀物攪拌混合方法
は、所定の水分まで予備乾燥した穀物を収容し、外気を
通風して水分を調整しながら貯蔵する貯蔵ビンであっ
て、その中央頂部に穀物投入口を設け、貯蔵ビン内に穀
物投入口から投入する穀物を分散させる回転分散装置を
備え、貯蔵ビンの底壁を中央に向かって下方に傾斜する
傾斜面とするとともに底壁の中央部に穀物落し口を設
け、穀物落し口と穀物投入口との間に昇降機による穀物
循環装置を備えなる穀物貯蔵装置において、回転分散装
置の回転速度を貯蔵ビン内の周辺に偏って穀物の堆積山
を形成するように設定するとともに、貯蔵ビン内に穀物
落し口に至る垂直方向の穀物流動層を形成するように穀
物の循環速度を設定して、貯蔵ビン内で垂直方向の穀物
流動層にその周りの穀物が合流して穀物落し口に向かっ
て流下するようにしたことを特徴とするものである。
の本発明に係る穀物貯蔵装置における穀物攪拌混合方法
は、所定の水分まで予備乾燥した穀物を収容し、外気を
通風して水分を調整しながら貯蔵する貯蔵ビンであっ
て、その中央頂部に穀物投入口を設け、貯蔵ビン内に穀
物投入口から投入する穀物を分散させる回転分散装置を
備え、貯蔵ビンの底壁を中央に向かって下方に傾斜する
傾斜面とするとともに底壁の中央部に穀物落し口を設
け、穀物落し口と穀物投入口との間に昇降機による穀物
循環装置を備えなる穀物貯蔵装置において、回転分散装
置の回転速度を貯蔵ビン内の周辺に偏って穀物の堆積山
を形成するように設定するとともに、貯蔵ビン内に穀物
落し口に至る垂直方向の穀物流動層を形成するように穀
物の循環速度を設定して、貯蔵ビン内で垂直方向の穀物
流動層にその周りの穀物が合流して穀物落し口に向かっ
て流下するようにしたことを特徴とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る穀物貯蔵装置
の一実施の形態を示す縦断側面図、図2は本発明に係る
穀物貯蔵装置の一実施の形態を示す全体側面図、図3は
本発明に係る穀物貯蔵装置の一実施の形態を示す全体正
面図である。
の一実施の形態を示す縦断側面図、図2は本発明に係る
穀物貯蔵装置の一実施の形態を示す全体側面図、図3は
本発明に係る穀物貯蔵装置の一実施の形態を示す全体正
面図である。
【0009】図において、1は貯蔵ビンである。この貯
蔵ビン1は密閉状のものであり、底壁2は多孔板からな
る下部通気面をなしていて吸気室3に通じている。底壁
2は中央に向かって下方に傾斜する傾斜面を形成してい
る。4は複数の支脚である。貯蔵ビン1の頂部は穀物投
入口5となっており、穀物投入口5には穀物搬入樋6が
接続されている。底壁2の下方に傾斜する中央部には穀
物落し口7が設けられている。
蔵ビン1は密閉状のものであり、底壁2は多孔板からな
る下部通気面をなしていて吸気室3に通じている。底壁
2は中央に向かって下方に傾斜する傾斜面を形成してい
る。4は複数の支脚である。貯蔵ビン1の頂部は穀物投
入口5となっており、穀物投入口5には穀物搬入樋6が
接続されている。底壁2の下方に傾斜する中央部には穀
物落し口7が設けられている。
【0010】貯蔵ビン1内の頂部には、上記穀物投入口
5に対応して穀物投入口5から投入する穀物を分散させ
る回転分散装置8が設けられている。この回転分散装置
8は、分散板9を備えてなるものであり、10はその駆
動モータである。
5に対応して穀物投入口5から投入する穀物を分散させ
る回転分散装置8が設けられている。この回転分散装置
8は、分散板9を備えてなるものであり、10はその駆
動モータである。
【0011】貯蔵ビン1の頂部外側には、外気を貯蔵ビ
ン1内に吸引して通風するための通風案内路11が形成
されている。この通風案内路11は貯蔵ビン1の天面か
ら側面に沿って形成しており、外気を貯蔵ビン1の設置
面に近い位置から吸引するようになっている。
ン1内に吸引して通風するための通風案内路11が形成
されている。この通風案内路11は貯蔵ビン1の天面か
ら側面に沿って形成しており、外気を貯蔵ビン1の設置
面に近い位置から吸引するようになっている。
【0012】12は昇降機である。この昇降機12は貯
蔵ビン1の脇に沿って設けられており、昇降機12の穀
物搬入循環口には上記穀物搬入樋6が接続されている。
昇降機12の穀物排出口には穀物排出樋13が接続され
ている。昇降機12の穀物搬入循環口と穀物排出口とは
昇降機12の搬送路と切換シャッタで切替自在である。
蔵ビン1の脇に沿って設けられており、昇降機12の穀
物搬入循環口には上記穀物搬入樋6が接続されている。
昇降機12の穀物排出口には穀物排出樋13が接続され
ている。昇降機12の穀物搬入循環口と穀物排出口とは
昇降機12の搬送路と切換シャッタで切替自在である。
【0013】14は横送り装置である。この横送り装置
14は、底壁2の穀物落し口7から流下する穀物を受け
て昇降機12に搬送するためのものである。したがっ
て、横送り装置14の一端側は穀物落し口7の下に位置
し、かつ他端側が昇降機12の下部に接続されている。
14は、底壁2の穀物落し口7から流下する穀物を受け
て昇降機12に搬送するためのものである。したがっ
て、横送り装置14の一端側は穀物落し口7の下に位置
し、かつ他端側が昇降機12の下部に接続されている。
【0014】上記昇降機12および横送り装置14を備
えてなる搬送系は、穀物落し口7と穀物投入口5との間
に穀物循環装置を構成している。すなわち、貯蔵ビン1
内の穀物は、穀物落し口7から横送り装置14、昇降機
12、穀物搬入樋6および穀物投入口5の経路で循環さ
せることができるようになっている。
えてなる搬送系は、穀物落し口7と穀物投入口5との間
に穀物循環装置を構成している。すなわち、貯蔵ビン1
内の穀物は、穀物落し口7から横送り装置14、昇降機
12、穀物搬入樋6および穀物投入口5の経路で循環さ
せることができるようになっている。
【0015】15は吸引送風機であって吸気室3に接続
されている。この吸引送風機15の吸気作用により通風
案内路11から外気が吸入され、貯蔵ビン1内を流通し
て多孔状の底壁2から吸気室3に流通するようになって
いる。図1において、Aは貯蔵中の穀物を示している。
されている。この吸引送風機15の吸気作用により通風
案内路11から外気が吸入され、貯蔵ビン1内を流通し
て多孔状の底壁2から吸気室3に流通するようになって
いる。図1において、Aは貯蔵中の穀物を示している。
【0016】図示の実施の形態においては、貯蔵ビン1
の天面から側面にかけて、その外壁が中空二重壁構造を
なすように通風案内路11が形成されており、16は中
空二重壁構造の外側壁である。このように、貯蔵ビン1
を中空二重壁構造とすることにより、貯蔵ビン1に穀物
Aを貯蔵して乾燥を伴う水分調整期間中は、通風案内路
11を流通する空気が太陽光により加温され、その加温
された空気が貯蔵ビン1内に吸入されるので、太陽熱を
有効に利用して穀物Aの乾燥を促進することができる。
また、貯蔵ビン1において穀物Aを貯蔵する貯蔵期間中
においては、貯蔵ビン1が太陽光の直射を受けても、天
面から側面にかけてその中空二重壁構造による遮熱効果
によって貯蔵ビン1内での穀物Aの温度上昇を抑制し
て、品質の劣化を防止することができる。なお、図示し
ないが、貯蔵ビン1の下部に熱源を設けるものにおいて
は、前記通風案内路11を温風通路とすることができ
る。
の天面から側面にかけて、その外壁が中空二重壁構造を
なすように通風案内路11が形成されており、16は中
空二重壁構造の外側壁である。このように、貯蔵ビン1
を中空二重壁構造とすることにより、貯蔵ビン1に穀物
Aを貯蔵して乾燥を伴う水分調整期間中は、通風案内路
11を流通する空気が太陽光により加温され、その加温
された空気が貯蔵ビン1内に吸入されるので、太陽熱を
有効に利用して穀物Aの乾燥を促進することができる。
また、貯蔵ビン1において穀物Aを貯蔵する貯蔵期間中
においては、貯蔵ビン1が太陽光の直射を受けても、天
面から側面にかけてその中空二重壁構造による遮熱効果
によって貯蔵ビン1内での穀物Aの温度上昇を抑制し
て、品質の劣化を防止することができる。なお、図示し
ないが、貯蔵ビン1の下部に熱源を設けるものにおいて
は、前記通風案内路11を温風通路とすることができ
る。
【0017】以上のように構成した穀物貯蔵装置におい
て、貯蔵する穀物は、昇降機12により貯蔵ビン1内に
所定量を収容する。そして、必要に応じて吸引送風機1
6を運転して外気を通風することにより水分調整と穀温
調整を伴って穀物Aを貯蔵する。なお、貯蔵ビン1内に
穀物を投入するときは、回転分散装置8を比較的低速回
転させて、貯蔵ビン1内に穀物Aが全体にわたって均等
に堆積されるようにする。
て、貯蔵する穀物は、昇降機12により貯蔵ビン1内に
所定量を収容する。そして、必要に応じて吸引送風機1
6を運転して外気を通風することにより水分調整と穀温
調整を伴って穀物Aを貯蔵する。なお、貯蔵ビン1内に
穀物を投入するときは、回転分散装置8を比較的低速回
転させて、貯蔵ビン1内に穀物Aが全体にわたって均等
に堆積されるようにする。
【0018】ところで、穀物の貯蔵中においては、穀物
を適時に攪拌混合するが、この場合には、横送り装置1
4および昇降機12を運転して、貯蔵ビン1内の穀物
を、穀物落し口7から横送り装置14、昇降機12、穀
物搬入樋6および穀物投入口5の経路で循環させる。こ
の穀物の攪拌混合時においては、回転分散装置8を高速
回転させることにより、投入口5から投入される穀物を
周辺に偏って堆積山aが形成されるようにするととも
に、昇降機12による穀物の循環を高速状態にして、貯
蔵ビン1内において穀物落し口7の上方に垂直方向の穀
物流動層bを形成させ、この穀物流動層bにその周りの
穀物を合流させることにより、貯蔵ビン1内の穀物全体
を短時間で均等に攪拌混合することができる。
を適時に攪拌混合するが、この場合には、横送り装置1
4および昇降機12を運転して、貯蔵ビン1内の穀物
を、穀物落し口7から横送り装置14、昇降機12、穀
物搬入樋6および穀物投入口5の経路で循環させる。こ
の穀物の攪拌混合時においては、回転分散装置8を高速
回転させることにより、投入口5から投入される穀物を
周辺に偏って堆積山aが形成されるようにするととも
に、昇降機12による穀物の循環を高速状態にして、貯
蔵ビン1内において穀物落し口7の上方に垂直方向の穀
物流動層bを形成させ、この穀物流動層bにその周りの
穀物を合流させることにより、貯蔵ビン1内の穀物全体
を短時間で均等に攪拌混合することができる。
【0019】また、貯蔵ビン1で貯蔵中の穀物を循環さ
せることにより、穀物に混在する夾雑物や塵埃を循環過
程で効果的に除去することができる。そのうえ、貯蔵中
の穀物を循環することにより、穀物の水分測定や品質の
鑑定などの際のサンプリングが容易である。
せることにより、穀物に混在する夾雑物や塵埃を循環過
程で効果的に除去することができる。そのうえ、貯蔵中
の穀物を循環することにより、穀物の水分測定や品質の
鑑定などの際のサンプリングが容易である。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、貯蔵ビンに貯蔵中の穀
物を必要に応じて循環させることと相俟って、貯蔵ビン
内で垂直方向の穀物流動層にその周りの穀物が合流して
穀物落し口に向かって流下するようにしたことにより、
貯蔵中の穀物全体を短時間でかつ均等に攪拌混合するこ
とができ、貯蔵中の条件変化で攪拌混合を急速に行う必
要が生じたような場合にも、それに適切に対処すること
ができて、高い品質を保持して長期間にわたり穀物を貯
蔵することができる効果が得られる。
物を必要に応じて循環させることと相俟って、貯蔵ビン
内で垂直方向の穀物流動層にその周りの穀物が合流して
穀物落し口に向かって流下するようにしたことにより、
貯蔵中の穀物全体を短時間でかつ均等に攪拌混合するこ
とができ、貯蔵中の条件変化で攪拌混合を急速に行う必
要が生じたような場合にも、それに適切に対処すること
ができて、高い品質を保持して長期間にわたり穀物を貯
蔵することができる効果が得られる。
【図1】本発明に係る穀物貯蔵装置の一実施の形態を示
す縦断側面図である。
す縦断側面図である。
【図2】本発明に係る穀物貯蔵装置の一実施の形態を示
す全体側面図である。
す全体側面図である。
【図3】本発明に係る穀物貯蔵装置の一実施の形態を示
す全体正面図である。
す全体正面図である。
1 貯蔵ビン 2 底壁 3 吸気室 4 支脚 5 穀物投入口 6 穀物搬入樋 7 穀物落し口 8 回転分散装置 9 分散板 10 駆動モータ 11 通風案内路 12 昇降機 13 穀物排出樋 14 横送り装置 15 吸引送風機 16 外側壁 A 穀物 a 堆積山 b 穀物流動層
Claims (1)
- 【請求項1】 所定の水分まで予備乾燥した穀物を収容
し、外気を通風して水分を調整しながら貯蔵する貯蔵ビ
ンであって、その中央頂部に穀物投入口を設け、貯蔵ビ
ン内に穀物投入口から投入する穀物を分散させる回転分
散装置を備え、貯蔵ビンの底壁を中央に向かって下方に
傾斜する傾斜面とするとともに底壁の中央部に穀物落し
口を設け、穀物落し口と穀物投入口との間に昇降機によ
る穀物循環装置を備えなる穀物貯蔵装置において、回転
分散装置の回転速度を貯蔵ビン内の周辺に偏って穀物の
堆積山を形成するように設定するとともに、貯蔵ビン内
に穀物落し口に至る垂直方向の穀物流動層を形成するよ
うに穀物の循環速度を設定して、貯蔵ビン内で垂直方向
の穀物流動層にその周りの穀物が合流して穀物落し口に
向かって流下するようにしたことを特徴とする穀物貯蔵
装置における穀物攪拌混合方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9147191A JPH10313670A (ja) | 1997-05-21 | 1997-05-21 | 穀物貯蔵装置における穀物攪拌混合方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9147191A JPH10313670A (ja) | 1997-05-21 | 1997-05-21 | 穀物貯蔵装置における穀物攪拌混合方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10313670A true JPH10313670A (ja) | 1998-12-02 |
Family
ID=15424631
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9147191A Pending JPH10313670A (ja) | 1997-05-21 | 1997-05-21 | 穀物貯蔵装置における穀物攪拌混合方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10313670A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113926578A (zh) * | 2021-08-31 | 2022-01-14 | 窦全杰 | 一种用于新能源汽车制造的废料回收装置 |
-
1997
- 1997-05-21 JP JP9147191A patent/JPH10313670A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113926578A (zh) * | 2021-08-31 | 2022-01-14 | 窦全杰 | 一种用于新能源汽车制造的废料回收装置 |
CN113926578B (zh) * | 2021-08-31 | 2023-11-17 | 常州厚德再生资源科技有限公司 | 一种用于新能源汽车制造的废料回收装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |