JPH10313646A - コンバインにおける扱深さ搬送装置 - Google Patents

コンバインにおける扱深さ搬送装置

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JPH10313646A
JPH10313646A JP14461597A JP14461597A JPH10313646A JP H10313646 A JPH10313646 A JP H10313646A JP 14461597 A JP14461597 A JP 14461597A JP 14461597 A JP14461597 A JP 14461597A JP H10313646 A JPH10313646 A JP H10313646A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 掻込み装置の上方位置まで掻込み搬送体を延
長することにより、刈取穀稈の継送をスムーズに行うこ
とができるコンバインにおける扱深さ搬送装置を提供す
る。 【解決手段】 扱深さ搬送装置10の前方に、機体幅方
向と平行する掻込み装置9aを前傾状に配設すると共
に、刈取穀稈の穂先側を掻き込む掻込み搬送体24を、
穂先側搬送部20の先端部から掻込み装置9aの上面に
臨ませてこれと平行して一体に延設し、機体1幅方向に
傾斜する穂先側搬送部20の搬送始端域と上記掻込み搬
送体24の搬送終端域との連継で、機体1前方に延出す
る一連の搬送経路Bを形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、穀稈引起し装置で
引き起こされた穀稈を、掻込み装置から脱穀部に至る間
で搬送する扱深さ搬送装置に係り、特に掻込み装置の上
方位置まで掻込み搬送体を一体に延長することにより、
刈取穀稈の継送をスムーズに行うことができるコンバイ
ンにおける扱深さ搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、コンバインの刈取脱穀作業は、図
9に示すように、クローラ走行装置を備えた機体の前部
に穀稈引起し装置a、刈刃装置b、掻込み装置cおよび
扱深さ搬送装置dを搭載した前処理部eを架設し、機体
の走行時において、穀稈引起し装置aで引き起こした穀
稈の株元を刈刃装置bで切断した後に、刈取られた穀稈
を掻込み装置cから扱深さ搬送装置dを経て穀稈供給チ
ェンfに継送し、後続の脱穀部に刈取穀稈を供給するよ
うに構成されている。
【0003】そして上記前処理部の各構成装置のうち、
刈取穀稈の稈長に応じて扱深さを自動調整して継送する
扱深さ搬送装置dは、搬送タインgを巻回して形成され
る穂先側搬送部hと、図示しないガイドレールに沿う搬
送チェンiを巻回して形成される株元側搬送部jをそれ
ぞれ上下位置に離間並設して構成されると共に、図9の
平面視で右側の搬送域を高位として機体幅方向の左方に
向けて傾斜状に配設されており、刈取穀稈の稈長に応じ
た扱深さの自動調整で扱深さ搬送装置dの上下動を行
い、掻込み装置cの搬送チェンkを介して搬送される刈
取穀稈の株元側が、扱深さ搬送装置dの搬送始端位置X
まで搬送された際には、当該刈取穀稈の株元側を株元側
搬送部jの搬送チェンiで挟持継送し、かつ刈取穀稈の
穂先側を、穂先側搬送部hの搬送タインgに継送させ
て、刈取穀稈の搬送中に株元側と穂先側との間で刈取穀
稈を徐々に水平状態に近づく傾斜姿勢に変姿させながら
後続の穀稈供給チェンfに刈取穀稈を継送するようにな
っている。
【0004】しかしながら、掻込み装置cから扱深さ搬
送装置dに至る従来の継送構成では、掻込み装置cから
扱深さ搬送装置dに至る間で刈取穀稈の穂先側を継送す
る掻込み搬送体m、nが扱深さ搬送装置dから独立して
固定されているため、刈取穀稈の穂先部と掻込み搬送体
m、nとの位置関係が稈長の長短により変化して稈姿勢
の変化に伴う搬送乱れを生じ易く、これを解消すべく掻
込み搬送体m、nを複数段(m1、m2、n1、n2)に設
けて稈長に追従した掻込み動作を確保する構成とする
と、前処理部全体の重量増大を余儀なくされるに加えて
構成部品の増加により製造コストの上昇を招く、という
欠点を有するものであった。
【0005】そこで、前記した扱深さ搬送装置dの搬送
始端側の穂先側搬送部hと株元側搬送部jをそのまま前
方に延出する構成も提案されているが、当該穂先側搬送
部hと株元側搬送部jとの間で所要の上下間隔を保持し
て延出すると、短稈長の刈取穀稈に対して適切に対応す
ることができなくなる、という問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の如き
実状に鑑み従来の問題点を解消すべく創案されたもので
あって、その目的とするところは、扱深さ搬送装置の搬
送始端から前方に位置してこれと一体に上下動する掻込
み搬送体を延出することにより、従来のように掻込み体
を複数段に配する複雑な構成を要することなく、扱深さ
調整で上下動する扱深さ搬送装置本体とともに掻込み搬
送体を上下動させて、稈の引き抜き、搬送乱れ等を防止
して刈取穀稈の穂先側を安定した稈姿勢に保持しながら
スムーズに継送することができるコンバインにおける扱
深さ搬送装置を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明が採用した第1の技術的手段は、穂先側搬送
部と株元側搬送部を上下位置に離間並設してなる扱深さ
搬送装置を、その搬送終端側を回動支点として機体進行
方向に前傾しかつ機体幅方向に傾斜させて軸架してなる
コンバインにおいて、上記扱深さ搬送装置の前方に、機
体幅方向と平行する掻込み装置を前傾状に配設すると共
に、上記刈取穀稈の穂先側を掻き込む掻込み搬送体を、
穂先側搬送部の先端部から掻込み装置の上面に臨ませて
これと平行して一体に延設し、機体幅方向に傾斜する穂
先側搬送部の搬送始端域と上記掻込み搬送体の搬送終端
域との連継で、機体前方に延出する一連の搬送経路を形
成したことを特徴とし、
【0008】第2の技術的手段として、上記掻込み搬送
体は穂先側搬送部の上位に位置して延設され、その搬送
域の下方位置で、扱深さ搬送装置の株元側搬送域を掻込
み装置の株元側搬送域に近接可能としたことを特徴と
し、更に第3の技術的手段として、上記掻込み搬送体の
搬送域と穂先側搬送部の搬送域を略一直線状としたこと
を特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】次に本発明の一実施例を添付した
図面に基いて詳細に説明する。図1および図2におい
て、1は三条刈りのコンバインであって、クローラ走行
装置2を備えた機体3の前部に前処理部4が架設されて
おり、該前処理部4に穀稈引起し装置5が設けられてい
ると共に、上記前処理部4を形成する前処理部フレーム
6、6…の先端にはデバイダ7、7…が設けられてい
る。
【0010】上記前処理部フレーム6、6…の後部下面
には、レシプロ式の刈刃装置8が配設されており、前記
デバイダ7、7…で分草された穀稈を穀稈引起し装置5
で引起した後、刈刃装置8により穀稈の株元を切断し、
次いで刈取られた穀稈は、前処理部フレーム6、6…に
前傾姿勢で複数並置した掻込み装置9a、9b、9cお
よび扱深さ搬送装置10を経て穀稈供給チェン11に継
送され、図示しない脱穀部に供給されるようになってい
る。
【0011】上記掻込み装置9a、9b、9cは、図3
に示すように、前処理部フレーム6、6…に軸架したス
ターホィル12、12…と同軸状に軸支される駆動プー
リ13と、その前方に位置して軸支した従動プーリ14
との間に、複数の掻込みタイン15、15…を所定間隔
を存して突設した搬送ベルト16を巻回すると共に、上
記駆動プーリ13の下位でこれと同軸状に巻回した搬送
チェン17a、17bを扱深さ搬送装置10の搬送始端
位置Xまで延設し、刈刃装置8で切断した刈取穀稈の穂
先側と株元側を搬送ベルト16および搬送チェン17
a、17bを介して扱深さ搬送装置10に継送する構成
となっている。
【0012】また上記扱深さ搬送装置10は、搬送タイ
ン18を所定間隔を存して斜設したベルト体19に巻回
して形成される穂先側搬送部20と、図示しないガイド
レールに沿う搬送チェン21を巻回して構成される株元
側搬送部22をそれぞれ上下位置に離間並設してなり、
かつその上下方向の回動支点を搬送終端側に位置する伝
動パイプ23の回動基端に据えて、機体3の進行方向に
前傾しかつ機体幅方向に傾斜する軸架構成となっている
と共に、上記扱深さ搬送装置10の先端部には、図4に
示すように、その前方に位置する掻込み装置9aの上面
に臨ませてこれと平行する掻込み搬送体24が穂先側搬
送部20の上位に位置して一体に延設されており、機体
幅方向に傾斜する穂先側搬送部20の搬送始端域と当該
掻込み搬送体24の搬送終端域との連継で、機体3前方
へ向けて略一直線状の搬送域をなす一連の搬送経路Bが
形成されている。
【0013】更に図3に示す中央および右側の掻込み装
置9b、9cの搬送域の上方に位置して、上記掻込み搬
送体24と側面視で機体進行方向に同様の前傾姿勢を保
持する掻込み搬送体24´が、上記扱深さ搬送装置10
の上面を通って下方に延出した支持パイプ25の先端に
配設されており、前記伝動パイプ23から扱深さ搬送装
置10の株元側搬送部22に供給される駆動力を当該支
持パイプ25を介して掻込み搬送体24´に分岐供給す
るように構成されている。
【0014】図5は、上記掻込み搬送体24の駆動構造
を示すものであって、26は穂先側搬送部20の搬送先
端を巻回する始端部ローラ、27は当該始端部ローラ2
6の支軸、28は掻込み搬送体4側の入力軸29に支軸
27の回転動力を伝達するジョイント部である。
【0015】すなわち、上記掻込み搬送体24側の入力
軸29には入力スプロケット30が軸支されており、中
間軸31に軸支した中間スプロケット32との間で駆動
チェン33が巻回されていると共に、上記中間軸31の
下方に延出する軸部31aには、従動ローラ34との間
で掻込みタイン35を突設したチェン36を巻回してな
る駆動スプロケット37が軸支されており、扱深さ搬送
装置10の搬送駆動に連繋して刈取穀稈の穂先側を継送
する際には、機体幅方向に傾斜する当該扱深さ搬送装置
10に対して、図6に示すように、掻込み装置9aと掻
込み搬送体24が機体幅方向で平行状態を保持し、かつ
掻込み装置9aの前傾姿勢角度より大きい前傾角度とな
り、上記掻込み搬送体24の搬送始端と当該掻込み装置
9aの搬送終端を近接させることができ、特に刈取穀稈
が短稈である場合の受け渡しをスムーズに行うことがで
きるようになる。なお、38は掻込み搬送体24の上面
を包覆するカバー体、39は掻込み搬送体24の搬送域
側でカバー体38の側面に一体形成した穂先もたれ板で
ある。
【0016】本発明は叙上の如く構成されているから、
刈取、脱穀作業を行う場合は、各デバイダ7で分草され
た穀稈を穀稈引起し装置5で引起し、刈刃装置8で穀稈
の株元を切断した後に、掻込み装置9、扱深さ搬送装置
10を経て穀稈供給チェン11に刈取穀稈が引継がれて
図示しない脱穀部に供給されるが、このような穀稈の刈
取、脱穀作業において、掻込み装置9a〜9cで掻き込
まれた刈取穀稈は、その穂先側および株元側をそれぞれ
掻込みタイン15と搬送チェン17a、17bに支持さ
れた状態で図3に太線矢印で示す方向に搬送される。そ
して、上記搬送チェン17a、17bに株元側を挟持し
たまま、刈取穀稈の穂先側が各掻込み搬送体24、24
´の搬送始端位置で継送されるが、この時、当該掻込み
搬送体24、24´は、搬送終端側を回動支点とする扱
深さ搬送装置10の扱深さ調整により一体に上下動して
予め刈取穀稈の稈長の長短に応じた穂先位置に設定され
ており、刈取穀稈の穂先側を稈長に適応した搬送位置に
保持することができる。
【0017】次いで、扱深さ搬送装置10の搬送始端位
置Xで合流した刈取穀稈は、穂先側を穂先側搬送部20
の搬送タイン18に、株元側を株元側搬送部2の搬送チ
ェン21にそれぞれ継送され、その搬送中に株元側と穂
先側との間で刈取穀稈を徐々に水平状態に近づく傾斜姿
勢に変姿させながら後続の穀稈供給チェン11に刈取穀
稈が継送されることになる。
【0018】したがって、扱深さ搬送装置10の扱深さ
調整における当該装置10の上下動に連繋して掻込み搬
送体24、24´が一体に上下動するので、従来のよう
に穂先側の掻込み搬送体を複数段に配する複雑な構成を
要することなく、稈の引き抜き、搬送乱れ等を防止して
刈取穀稈をの穂先側を安定した稈姿勢に保持しながらス
ムーズに継送することができる。
【0019】また、図3に示すように、掻込み搬送体2
4においては、機体幅方向で掻込み装置9aと平行する
穂先側搬送域Yが、機体幅方向に傾斜する扱深さ搬送装
置10の穂先側搬送域Zに対して相対偏位して連継する
ので、各搬送域Y、Zを形成する掻込みタイン35と搬
送タイン18が相互に干渉することがない上、掻込み搬
送体24からの継送時には、刈取穀稈の稈部に真対する
搬送タイン18で確実に継送することができ、更に掻込
み装置9aと平行する掻込み搬送体24は、当該掻込み
装置9aの前傾姿勢角度より大きい前傾角度をとるの
で、掻込み搬送体24の搬送始端と掻込み装置9aの搬
送終端を近接させることができ、特に刈取穀稈が短稈で
ある場合の受け渡しをスムーズに行うことができる。
【0020】なお、図7は、上述した掻込み装置9a〜
9cおよび扱深さ搬送装置10を構成する搬送チェン1
7a、17b、21において、その巻回位置の屈曲部に
設けたチェンローラの取付け構造を示すものであって、
40は屈曲部のチェンローラ、41はチェンローラ40
の表裏面を覆う外れ止めカバー、42はチェンローラ4
0の枢支軸、43は上記外れ止めカバー41、41にそ
れぞれ切欠き形成した開口部であって、該開口部43の
内側にはチェンローラ40の表裏面に向けてその回転方
向(矢印)に臨む傾斜面44を有する巻付防止板45が
固着されており、搬送チェン17a、17b、21の搬
送作動でチェンローラ40に巻き込まれる切れ稈、藁屑
等を巻付防止板45の傾斜面44に誘導することによ
り、上記チェンローラ40への巻き付きを防止して該チ
ェンローラ40のベアリングや搬送チェンの摩耗を防止
して搬送不良のない円滑な搬送作動を確保することがで
きる。
【0021】図8は上記開口部43の内側に固着した巻
付防止板45に代えて、外れ止めカバー41、41の所
定部分を切欠き、これを内方に折曲してチェンローラ4
0の表裏面に向けてその回転方向(矢印)に臨む傾斜面
44´をそれぞれ一体形成したものである。この構成で
は別途に巻付防止板45を設けることなく簡易な構成で
チェンローラ40への巻き付きを防止することができ
る。
【0022】
【発明の効果】これを要するに本発明は、穂先側搬送部
と株元側搬送部を上下位置に離間並設してなる扱深さ搬
送装置を、その搬送終端側を回動支点として機体進行方
向に前傾しかつ機体幅方向に傾斜させて軸架してなるコ
ンバインにおいて、上記扱深さ搬送装置の前方に、機体
幅方向と平行する掻込み装置を前傾状に配設すると共
に、上記刈取穀稈の穂先側を掻き込む掻込み搬送体を、
穂先側搬送部の先端部から掻込み装置の上面に臨ませて
これと平行して一体に延設し、機体幅方向に傾斜する穂
先側搬送部の搬送始端域と上記掻込み搬送体の搬送終端
域との連継で、機体前方に延出する一連の搬送経路を形
成したから、 扱深さ搬送装置の搬送始端から前方に位置してこれと
一体に上下動する掻込み搬送体により、従来のように穂
先側の掻込み搬送体を複数段に配する複雑な構成を要す
ることなく、稈の引き抜き、搬送乱れ等を防止して刈取
穀稈の穂先側を安定した稈姿勢に保持しながらスムーズ
に継送することができると共に、機体幅方向に平行する
掻込み搬送体の搬送域を、機体幅方向に傾斜する扱深さ
搬送装置の搬送域に対して相対偏位して連継させたの
で、各搬送域を形成するタイン相互の干渉を伴うことな
く、刈取穀稈の稈部に真対する扱深さ搬送装置側のタイ
ンを確実に作用させ、かつ掻込み搬送体と掻込み装置の
各搬送域を近接し得て扱深さ搬送装置の搬送始端での刈
取穀稈の受け渡しを整然と行うことができる。また、上
記掻込み搬送体は穂先側搬送部の上位に位置して延設さ
れ、その搬送域の下方位置で、扱深さ搬送装置の株元側
搬送域を掻込み装置の株元側搬送域に近接可能としたか
ら、 掻込み装置から扱深さ搬送装置に至る間に介装する掻
込み搬送体自身が、当該各装置で形成される搬送域の妨
げにならないので、その下方に位置する各装置の株元側
搬送部を近接配置することができ、短稈に対する深扱ぎ
性能を向上させることができる。更に上記掻込み搬送体
の搬送域と穂先側搬送部の搬送域を略一直線状としたか
ら、 株元側を搬送する搬送チェンをほぼ一直線上で配設す
ることができ、掻込み装置から扱深さ搬送装置の搬送始
端に至る経路中での無用な摩擦や搬送乱れを一掃して、
スムーズな扱深さ搬送を行うことができる。等という有
用な新規的効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの前部側面図である。
【図2】コンバインの前部側面図である。
【図3】前処理部における穀稈搬送経路を示す要部平面
図である。
【図4】扱深さ搬送装置と掻込み搬送体の配置を示す要
部平面図である。
【図5】扱深さ搬送装置と掻込み搬送体の連動構成を示
す要部側断面図である。
【図6】掻込み搬送体と掻込み装置の配置を示すA−A
断面図である。
【図7】(a)は搬送チェンとチェンローラの取付け状
態を示す要部断面図である。(b)は同上平面図であ
る。(c)は巻付防止板の傾斜面とチェンローラとの位
置関係を示す要部作用説明図である。
【図8】(a)は搬送チェンとチェンローラの取付け状
態を示す要部断面図である。(b)は同上平面図であ
る。(c)は外れ止めカバーに切欠形成した傾斜面とチ
ェンローラとの位置関係を示す要部作用説明図である。
【図9】前処理部における従来の穀稈搬送経路を示す要
部平面図である。
【符号の説明】
1 機体 9a 掻込み装置 10 扱深さ搬送装置 20 穂先側搬送部 22 株元側搬送部 24 掻込み搬送体 B 搬送経路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 穂先側搬送部と株元側搬送部を上下位置
    に離間並設してなる扱深さ搬送装置を、その搬送終端側
    を回動支点として機体進行方向に前傾しかつ機体幅方向
    に傾斜させて軸架してなるコンバインにおいて、上記扱
    深さ搬送装置の前方に、機体幅方向と平行する掻込み装
    置を前傾状に配設すると共に、上記刈取穀稈の穂先側を
    掻き込む掻込み搬送体を、穂先側搬送部の先端部から掻
    込み装置の上面に臨ませてこれと平行して一体に延設
    し、機体幅方向に傾斜する穂先側搬送部の搬送始端域と
    上記掻込み搬送体の搬送終端域との連継で、機体前方に
    延出する一連の搬送経路を形成したことを特徴とするコ
    ンバインにおける扱深さ搬送装置。
  2. 【請求項2】 上記掻込み搬送体は穂先側搬送部の上位
    に位置して延設され、その搬送域の下方位置で、扱深さ
    搬送装置の株元側搬送域を掻込み装置の株元側搬送域に
    近接可能としたことを特徴とする請求項1記載のコンバ
    インにおける扱深さ搬送装置。
  3. 【請求項3】 上記掻込み搬送体の搬送域と穂先側搬送
    部の搬送域を略一直線状としたことを特徴とする請求項
    1および2に記載のコンバインにおける扱深さ搬送装
    置。
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