JP2003189726A - コンバインの扱深搬送装置 - Google Patents

コンバインの扱深搬送装置

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JP2003189726A
JP2003189726A JP2001400187A JP2001400187A JP2003189726A JP 2003189726 A JP2003189726 A JP 2003189726A JP 2001400187 A JP2001400187 A JP 2001400187A JP 2001400187 A JP2001400187 A JP 2001400187A JP 2003189726 A JP2003189726 A JP 2003189726A
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Japan
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carrier
ear
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grain
auxiliary
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JP2001400187A
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English (en)
Inventor
Tadamitsu Morihiro
忠光 森広
Yoichiro Yamamoto
陽一郎 山本
Kaoru Hirose
薫 広瀬
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Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 扱深搬送体の穂側補助搬送体を簡潔な構成で
安定よく支持し、刈取部から扱深搬送体への穀稈の掻込
み送りを円滑に行なえるコンバインの扱深搬送装置を提
供する。 【解決手段】 刈取部2で刈取られた穀稈を、上下に離
間して並設した穂側搬送体30と株側搬送体31によっ
て扱深調節をしながら脱穀部11のフィードチェン12
に継送するとともに、上記穂側搬送体30の前端部側に
穀稈の穂先側を該穂側搬送体30に向けて掻込み搬送す
る穂側補助搬送体4を設けたコンバインにおいて、前記
穂側補助搬送体4の前端部側をステー5を介して株側搬
送体31側の支持フレーム部材31bと連結支持してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、扱深搬送体の穂側
搬送体に穂側補助搬送体を備えたコンバインの扱深搬送
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、刈取部で刈取られた植立穀稈を複
数列の掻込搬送体で後方側に掻込み、掻込まれた穀稈を
上方に配置されている穂側補助搬送体で搬送しながら、
穂側搬送体と株側搬送体で構成された扱深搬送体で扱深
を調節しながら脱穀部のフィードチェンに継送するコン
バインに関して特開平10−313645号公報で示さ
れるように既に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記公報で示される構
成のコンバインの扱深搬送装置は、穂側補助搬送体を穂
側搬送体のタインケースの前端部に、片持ち状に支持し
た状態で伝動するようにしているので強度的に弱く、多
条刈取型のコンバインになると穂側補助搬送体も大型化
すると共に、この部位に多量な穀稈による負荷が大きく
なることから、片持支持の強度を高める構造が複雑にな
って重量が大きくなり、更にコスト高になる等の課題が
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係るコンバイン
の扱深搬送装置は、刈取部2で刈取られた穀稈を、上下
に離間して並設した穂側搬送体30と株側搬送体31に
よって扱深調節をしながら脱穀部11のフィードチェン
12に継送するとともに、上記穂側搬送体30の前端部
側に穀稈の穂先側をこの穂側搬送体30に向けて掻込み
搬送する穂側補助搬送体4を設けたコンバインにおい
て、前記穂側補助搬送体4の前端部側をステー5を介し
て株側搬送体31側の支持フレーム部材31bと連結支
持するように構成している。また、穂側補助搬送体4を
連結支持するステー5で搬送される穀稈を案内させるよ
うにしている。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0006】図1において1はコンバインであり、クロ
ーラ式の走行装置1aを有する機体10の前部に、多条
刈取型の刈取部2を刈高さ調節可能に昇降自在に支架
し、後部に脱穀部11を搭載している。
【0007】そして刈取部2から後方の脱穀部11のフ
ィードチェン12に刈取穀稈を扱深さ調節可能に搬送す
る扱深搬送体3を設け、図2に示すように刈取部2の後
方で扱深搬送体3の側方に操縦パネル部13とデッキ部
14と、更に図示しない座席等からなる操縦部15を設
置した構成にしている。
【0008】上記刈取部2の刈取部フレーム20は後述
するように機体10側で支持され前方に向けて延設して
いる縦伝動支筒21と、この縦伝動支持筒21の先端に
中途部を支持した横伝動支筒22を平面視でT字枠と
し、この横伝動支筒22から前方側に向けて複数の引起
部伝動筒23を立設して4条分の引起体2aをその上部
側から伝動可能に支持し、また、この引起体2aの下部
側を横伝動支筒22から前方側に延設した分草フレーム
24で連結した構成とし、この分草フレーム24の前端
には分草体2bをそれぞれ設け、その基部側にレシプロ
型の刈刃2cを横向きに設けている。
【0009】そして、上記縦伝動支筒21はその後端部
を脱穀部11の前面で機体10側に横向きに設けた前処
理伝動筒25に回動可能で伝動可能に支持し、その中途
部を機体10側に設けた油圧式シリンダからなる昇降シ
リンダ26で連結している。そしてこの昇降シリンダ2
6の伸縮作動によって刈取部2を前処理伝動筒25を中
心に昇降作動させて刈取り高さ調節したり、畦越えや路
上での最上昇走行等を自由にできるように構成してい
る。
【0010】また、この刈取部2は引起部伝動筒23の
間において横伝動支筒22から上方に向けて掻込み伝動
筒27を立設し、この掻込み伝動筒27が有するプーリ
ー、スプロケット類によって駆動される掻込搬送体28
・・(図3)で各引起体2aで引起された穀稈を掻込み
誘導するとともに、下方に位置する刈刃2cで刈取られ
た穀稈を集合させて後方に搬送し、前記扱深搬送体3に
継送するようにしている。
【0011】なお、28aは上記掻込搬送体28の下方
で同軸駆動される掻込みスターホイルであり、29は掻
込搬送体28で集合された穀稈を扱深搬送体3側に向け
て集合して後方送りをする継送搬送体であり、この継送
搬送体29は掻込搬送体28と掻込みスターホイル28
a間に設けて同軸駆動させるように構成し、右方のもの
は扱深搬送体3の始端部下方とラップさせるように延設
している。
【0012】次に、図1、図3〜図6を参照し扱深搬送
体3について説明する。
【0013】この扱深搬送体3は穀稈の穂先側を係合搬
送するラグ付のタインを前後の従動輪と駆動輪に巻き掛
けた穂側搬送体30と、穀稈の株元側を前後の従動輪を
駆動輪にかけられたチェンと挟持レールで挟持搬送する
株側搬送体31を所定の平行状間隔を有して一体の枠状
に連結し(図1)、両者の駆動輪30a,31aを前記
前処理伝動筒25の側端部側に回動伝動可能に支持した
扱深搬送軸32(図2)に設けるとともに、扱深搬送体
3を図示しない上下操作機構によって前処理伝動筒25
を中心に、前方側を手動或いは自動操作によって上下回
動させて穀稈の扱深さ調節(把持位置の変更)を行なう
ように構成している。
【0014】そして両搬送体30、31の搬送始端部に
おいて下方の前記継送搬送体29で集合搬送される穀稈
を、挟持する位置を変更して揚上後方送りをして、両搬
送体30、31の終端部で脱穀部11の側部のフィード
チェン12に継送し、その脱穀部11に穀稈を適正深さ
で供給して稈長に適応させて扱残し等のない脱穀を良好
に行なうことができるようにしている。
【0015】そしてこの扱深搬送体3は、図3に示すよ
うに穂側搬送体30の始端部側の上方から前方に向け
て、この穂側搬送体30と略同様な構成の穂側補助搬送
体4を略平行状に延設し、右方の掻込搬送体28の上方
に臨ませ、刈取り直後に搬送される穀稈の穂側を穂側搬
送体30に先立って掻込み送りして掻込みもれ等を生ず
ることのない状態で穂側搬送体30に円滑に継送するよ
うにしている。
【0016】また上記穂側補助搬送体4は図1に示すよ
うに、穂側搬送体30のラグ30b付きのタイン30c
を巻き掛けている従動輪30dの従動軸30eを上方に
向けて突出し、この従動軸30eに設けたスプロケット
30fと穂側補助搬送体4の入力軸40のスプロケット
41にチェン42を巻き掛け、この入力軸40と前方の
従動軸43のスプロケットに巻き掛けたラグ45付きの
タイン46を、穂側搬送体30のタイン30cと同方向
に掻込回転させる伝動構造にしている。
【0017】そして穂側補助搬送体4は、上記伝動部及
びタイン部を覆うと共に穂側搬送体30側と連結するフ
レームを兼ねるタインケース47の上方に穂側ガイド板
48を搬送経路に沿って立設し、タインケース47の前
方下面と穂側搬送体30の下方に位置する株側搬送体3
1の搬送フレーム(支持フレーム部材)31b(図5)
とを、本発明の一実施形態に係る支持構造のステー5に
よって取付けている。
【0018】即ち、図1、図4〜図6で示すようにステ
ー5は、側面視で略L字状に形成した杆体の上部と下部
をタインケース47の下面に突設したブラケット50と
上記搬送フレーム31bの先端部上の形成した取付部5
1とに取付ネジによって着脱可能に固定し、L字形状を
したステー5によって穂側補助搬送体4の基部側下方で
突出回動する穂側搬送体30のラグ30bの旋回を妨げ
ることなく、穂側補助搬送体4の前方側を可及的に支持
して安定よく固定するように構成している。
【0019】そして側面視において、この穂側補助搬送
体4の先端と株側搬送体31の先端間で形成される空間
部内にステー5の杆体をL字状又は斜設した状態で位置
させている。
【0020】従って、このステー5は穀稈の搬送上手側
から下手側に向けて、上方から下方に傾斜状に指向する
ので、穀稈が穂先遅れするような状態で(以下傾倒搬送
という)送られる場合や短稈の場合に、穂側補助搬送体
4のラグ45に捕捉されなかったり、外れて前記空間部
内に倒れようとする穀稈を、このステー5が支持して後
方に案内する。
【0021】そして穂側搬送体30の前部のラグ30b
の回向部で掻き上げるようになり、その結果、穀稈を引
伸した姿勢で株側搬送体31に挟持させて両者で整列さ
せながら後方送りして脱穀部11のフィードチェン12
に適正姿勢で継送することになる。
【0022】また、図4、5に示すように上記穂側補助
搬送体4に対向する同高さ位置には、この穂側補助搬送
体4と略同様な掻込搬送方式の左方側の穂先補助搬送体
6を対設しており、各掻込搬送体28の後方で各刈取条
の穀稈の穂側を両側から掻込んで集合させた状態で、穂
側搬送体30に円滑に継送することができるようにして
いる。
【0023】そして、上記穂側補助搬送体6はその終端
部側を穂側搬送体30のラグ回転軌跡に近接させた状態
において、前処理伝動筒25(図1)側に伝動可能に回
動支持される屈折伝動筒60を、穂側搬送体30の上部
に沿って斜設している穂側ガイド板35(図4)の上方
を逆U字状に迂回させ、その下端部でタインケース61
を支持するとともにラグ62付のタイン63を駆動する
ように構成している。
【0024】以上のように構成したコンバイン1は扱深
搬送体3を植立穀稈の稈長に合わせた適正扱深さ位置に
した状態で機体の進行に伴い、4条分の植立穀稈を分草
体2bで分草し、引起体2aで引起しながら、複数列の
掻込搬送体28及びスターホイル28aで掻寄せ、そし
て株元を刈刃2cで刈取り、そして刈取った穀稈を集合
状態で後送りする。この際、扱深搬送に先立って穀稈を
穂側の傾倒や遅れを防止しながら穂側補助搬送体4で掻
込み送りをし、穂側搬送体30と株側搬送体31に円滑
に継送する。その際、扱深搬送体3による扱深調節を行
なってその終端部からフィードチェン12に継送して穀
稈を伸長させた適正扱深さの脱穀作業を連続的に行なう
ことができる。
【0025】このとき上記穂側搬送体30の前端部側
に、長く延設された穂側補助搬送体4には穀稈搬送負荷
が多方向から加えられることになる。しかし、この穂側
補助搬送体4は、その前端部を下方に離間して位置する
株側搬送体31側の支持フレーム部材31bからステー
5によって穂側搬送体30の前端部側と長いスパンを有
しながら安定よく両持ち支持されているので、上記のよ
うな負荷に対しても取付部の変形等を生ずる恐れがな
い。
【0026】また穂側補助搬送体4は図5及び図6に示
すように、この穂側補助搬送体4の下方側に位置する株
側搬送体31の支持フレーム部材31bからステー5を
延設して支持するようにしているので簡潔で軽量の支持
構造にすることができる。
【0027】また扱深搬送体3は、前処理伝動筒25を
中心に前方を上下昇降させて穀稈を扱深さを調節しなが
ら搬送するとき、ステー5は穂側補助搬送体4の下で傾
倒しようとする穀稈を既述のように規制案内するガイド
部材の役目もするので、刈取部2側から穂側搬送体30
に向けて穀稈を円滑に掻込み送りすることができる等の
特徴がある。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のコンバイ
ンの扱深搬送装置によれば、刈取部2で刈取られた穀稈
を、上下に離間して並設した穂側搬送体30と株側搬送
体31によって扱深調節をしながら脱穀部11のフィー
ドチェン12に継送するとともに、上記穂側搬送体30
の前端部側に穀稈の穂先側を該穂側搬送体30に向けて
掻込み搬送する穂側補助搬送体4を設けたコンバインに
おいて、前記穂側補助搬送体4の前端部側をステー5を
介して株側搬送体31側の支持フレーム部材31bと連
結支持するように構成している。
【0029】従って、穂側補助搬送体4は、穂側搬送体
30とステー5とによって両持ち状に安定よく支持され
ているので、穀稈搬送時の負荷に対して剛性を有してお
り、取付部等の変形を防止することができるとともに、
穀稈の搬送を円滑に行なうことができる。
【0030】また穂側補助搬送体4と支持フレーム部材
31bを連結するステー5で搬送される穀稈を案内させ
るようにしたことにより、穂側補助搬送体4を下方から
支持するステー5は穀稈のガイド杆を兼ねるので、刈取
部2から扱深搬送体3に移送される穀稈の傾倒を防止し
た扱深搬送を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの要部の構成を示す側面図である。
【図2】刈取部のフレーム構造を示す平面図である。
【図3】刈取部及び扱深搬送体の穀稈搬送経路を示す平
面図である。
【図4】扱深搬送体の構成を示す平面図である。
【図5】扱深搬送体の穂側補助搬送体を示す正面図であ
る。
【図6】扱深搬送体の穂側補助搬送体を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 コンバイン 2 刈取部 3 扱深搬送体 4 穂側補助搬送体 5 ステー 10 機体 11 脱穀部 12 フィードチェ
ン 25 前処理伝動筒 31b 搬送フレーム
(支持フレーム部材)
フロントページの続き (72)発明者 広瀬 薫 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地 1 三菱農機株式会社内 Fターム(参考) 2B081 AA01 BB05 BB11 BB16 BB17 CC03 CC48 EA09 EE07 EE12 EF05 2B084 AA01 AC05 BB31 BB47 BD03 BD05 BD15 BD17 BD26 BF03 CC03 CC16

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 刈取部2で刈取られた穀稈を、上下に離
    間して並設した穂側搬送体30と株側搬送体31によっ
    て扱深調節をしながら脱穀部11のフィードチェン12
    に継送するとともに、上記穂側搬送体30の前端部側に
    穀稈の穂先側を該穂側搬送体30に向けて掻込み搬送す
    る穂側補助搬送体4を設けたコンバインにおいて、 前記穂側補助搬送体4の前端部側をステー5を介して株
    側搬送体31側の支持フレーム部材31bと連結支持さ
    せたことを特徴とするコンバインの扱深搬送装置。
  2. 【請求項2】 穂側補助搬送体4を連結するステー5で
    搬送される穀稈を案内させるように構成したことを特徴
    とする請求項1に記載のコンバインの扱深搬送装置。
JP2001400187A 2001-12-28 2001-12-28 コンバインの扱深搬送装置 Pending JP2003189726A (ja)

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