JPH05344817A - コンバインの穀稈搬送装置 - Google Patents
コンバインの穀稈搬送装置Info
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- JPH05344817A JPH05344817A JP18310592A JP18310592A JPH05344817A JP H05344817 A JPH05344817 A JP H05344817A JP 18310592 A JP18310592 A JP 18310592A JP 18310592 A JP18310592 A JP 18310592A JP H05344817 A JPH05344817 A JP H05344817A
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Landscapes
- Harvester Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 送り終端をフィードチェン5に臨ませる上部
搬送チェンの送り始端に刈取られた穀稈を搬送する複数
の下部搬送チェン30を備えた装置において、穀稈の稈
元を揃えた状態でフィードチェン5に受継がせる。 【構成】 前記下部搬送チェン30を送り始端側を支点
に送り終端側を上下動させる稈元矯正部材48と、前記
フィードチェン5の送り始端部の稈元の揃い状態を検出
するセンサー52とを設け、該センサー52の出力に基
づいて前記稈元矯正部材48を制御するように構成し
た。
搬送チェンの送り始端に刈取られた穀稈を搬送する複数
の下部搬送チェン30を備えた装置において、穀稈の稈
元を揃えた状態でフィードチェン5に受継がせる。 【構成】 前記下部搬送チェン30を送り始端側を支点
に送り終端側を上下動させる稈元矯正部材48と、前記
フィードチェン5の送り始端部の稈元の揃い状態を検出
するセンサー52とを設け、該センサー52の出力に基
づいて前記稈元矯正部材48を制御するように構成し
た。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は多条刈のコンバインにお
いて、刈取部で刈取った穀稈を脱穀部に搬送する穀稈搬
送装置に関する。
いて、刈取部で刈取った穀稈を脱穀部に搬送する穀稈搬
送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記穀稈搬送装置は、複数の下部搬送チ
ェンと単一の上部搬送チェンから成り、刈取られた穀稈
は各下部搬送チェンで上部搬送チェンの送り始端側に搬
送されてその上部搬送チェンで脱穀部のフィードチェン
に搬送される。
ェンと単一の上部搬送チェンから成り、刈取られた穀稈
は各下部搬送チェンで上部搬送チェンの送り始端側に搬
送されてその上部搬送チェンで脱穀部のフィードチェン
に搬送される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記穀稈搬送装置は、
各下部搬送チェンごとに穀稈の搬送姿勢(傾き)が異な
るために、上部搬送チェンの送り始端側で穀稈の稈元が
ズレた状態で合流し、最終的に穀稈の稈元を揃えた状態
でフィードチェンに受継がせることができず、扱室に供
給する穂先が揃わず脱穀性能を低下させる問題があっ
た。
各下部搬送チェンごとに穀稈の搬送姿勢(傾き)が異な
るために、上部搬送チェンの送り始端側で穀稈の稈元が
ズレた状態で合流し、最終的に穀稈の稈元を揃えた状態
でフィードチェンに受継がせることができず、扱室に供
給する穂先が揃わず脱穀性能を低下させる問題があっ
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】然るに本発明は、送り終
端をフィードチェンに臨ませる上部搬送チェンの送り始
端に刈取られた穀稈を搬送する複数の下部搬送チェンを
備えた装置において、前記下部搬送チェンを送り始端側
を支点に送り終端側を上下動させる稈元矯正部材と、前
記フィードチェンの送り始端部の稈元の揃い状態を検出
するセンサーとを設け、該センサーの出力に基づいて前
記稈元矯正部材を制御するように構成し、下部搬送チェ
ンの送り終端側の高さを調節することにより、上部搬送
チェンの送り始端側で穀稈の稈元を揃えた状態で合流さ
せ、最終的に穀稈の稈元を揃えた状態でフィードチェン
に受継ぎさせ、扱室に穂先を揃えて供給し、脱穀性能の
向上を図るものである。
端をフィードチェンに臨ませる上部搬送チェンの送り始
端に刈取られた穀稈を搬送する複数の下部搬送チェンを
備えた装置において、前記下部搬送チェンを送り始端側
を支点に送り終端側を上下動させる稈元矯正部材と、前
記フィードチェンの送り始端部の稈元の揃い状態を検出
するセンサーとを設け、該センサーの出力に基づいて前
記稈元矯正部材を制御するように構成し、下部搬送チェ
ンの送り終端側の高さを調節することにより、上部搬送
チェンの送り始端側で穀稈の稈元を揃えた状態で合流さ
せ、最終的に穀稈の稈元を揃えた状態でフィードチェン
に受継ぎさせ、扱室に穂先を揃えて供給し、脱穀性能の
向上を図るものである。
【0005】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づいて詳述
する。図1は要部の説明図、図2はコンバインの全体側
面図、図3は同平面図であり、図中(1)は走行クロー
ラ(2)を装設するトラックフレーム、(3)は前記ト
ラックフレーム(1)上に架設する機台、(4)はフィ
ードチェン(5)を左側に張架し扱胴(6)及び処理胴
(7)を内蔵している脱穀部、(8)は刈刃及び穀稈搬
送装置などを備える刈取部、(9)は排藁チェン(1
0)(11)終端を臨ませる排藁処理部、(12)は運
転席(13)及び運転操作部(14)を備える運転台、
(15)は機台(3)の右側後部に配備してエンジン
(16)を内設するエンジン部、(17)は前記エンジ
ン部(15)前方に配設して脱穀部(4)からの穀粒を
揚穀筒(18)を介し溜める穀粒タンク、(19)は前
記穀粒タンク(17)内の穀粒を外側に取出す上部排出
オーガであり、連続的に刈取り・脱穀作業を行うように
構成している。
する。図1は要部の説明図、図2はコンバインの全体側
面図、図3は同平面図であり、図中(1)は走行クロー
ラ(2)を装設するトラックフレーム、(3)は前記ト
ラックフレーム(1)上に架設する機台、(4)はフィ
ードチェン(5)を左側に張架し扱胴(6)及び処理胴
(7)を内蔵している脱穀部、(8)は刈刃及び穀稈搬
送装置などを備える刈取部、(9)は排藁チェン(1
0)(11)終端を臨ませる排藁処理部、(12)は運
転席(13)及び運転操作部(14)を備える運転台、
(15)は機台(3)の右側後部に配備してエンジン
(16)を内設するエンジン部、(17)は前記エンジ
ン部(15)前方に配設して脱穀部(4)からの穀粒を
揚穀筒(18)を介し溜める穀粒タンク、(19)は前
記穀粒タンク(17)内の穀粒を外側に取出す上部排出
オーガであり、連続的に刈取り・脱穀作業を行うように
構成している。
【0006】図4乃至図7に示す如く、前記刈取部
(8)は、分草板(20)を介し取入れられる未刈り穀
稈を起立させる引起しタイン(21)を有する5条用引
起しケース(22)と、この引起された穀稈の稈元側及
び穂先側を掻込むスターホイル(23)及び掻込ベルト
(24)と、この掻込時稈元側を切断する刈刃(25)
と、切断後の右側2条分の穀稈の稈元側を左斜め後方に
搬送する下部搬送チェンである左稈元搬送チェン(2
6)と、右側2条分の穀稈の穂先側を左斜め後方のフィ
ードチェン(5)の送り始端方向に向け搬送する右穂先
搬送タイン(27)と、右側より3条及び4条分の穀稈
の稈元側及び穂先側を後方の左稈元搬送チェン(30)
の送り終端位置近傍に合流させる下部搬送チェンである
中央稈元搬送チェン(28)及び中央穂先搬送タイン
(29)と、左側1条分の穀稈の稈元側及び穂先側を右
斜め後方に搬送する下部搬送チェンである左稈元搬送チ
ェン(30)及び左穂先搬送タイン(31)と、前記左
右稈元搬送チェン(30)(26)の送り終端に合流す
る5条分の穀稈の稈元側を前記フィードチェン(5)の
送り始端に搬送受継ぎする上部搬送チェンである縦搬送
チェン(32)と、前記右穂先搬送タイン(27)と縦
搬送チェン(32)の送り終端部上下略中間高さ位置に
設けてフィードチェン(5)に適正姿勢で穀稈を受継ぎ
させる補助搬送チェン(33)とを備え、刈取られた5
条分の穀稈をこれらY字形搬送経路(34)を介してフ
ィードチェン(5)に受継ぎさせて脱穀処理するように
構成している。
(8)は、分草板(20)を介し取入れられる未刈り穀
稈を起立させる引起しタイン(21)を有する5条用引
起しケース(22)と、この引起された穀稈の稈元側及
び穂先側を掻込むスターホイル(23)及び掻込ベルト
(24)と、この掻込時稈元側を切断する刈刃(25)
と、切断後の右側2条分の穀稈の稈元側を左斜め後方に
搬送する下部搬送チェンである左稈元搬送チェン(2
6)と、右側2条分の穀稈の穂先側を左斜め後方のフィ
ードチェン(5)の送り始端方向に向け搬送する右穂先
搬送タイン(27)と、右側より3条及び4条分の穀稈
の稈元側及び穂先側を後方の左稈元搬送チェン(30)
の送り終端位置近傍に合流させる下部搬送チェンである
中央稈元搬送チェン(28)及び中央穂先搬送タイン
(29)と、左側1条分の穀稈の稈元側及び穂先側を右
斜め後方に搬送する下部搬送チェンである左稈元搬送チ
ェン(30)及び左穂先搬送タイン(31)と、前記左
右稈元搬送チェン(30)(26)の送り終端に合流す
る5条分の穀稈の稈元側を前記フィードチェン(5)の
送り始端に搬送受継ぎする上部搬送チェンである縦搬送
チェン(32)と、前記右穂先搬送タイン(27)と縦
搬送チェン(32)の送り終端部上下略中間高さ位置に
設けてフィードチェン(5)に適正姿勢で穀稈を受継ぎ
させる補助搬送チェン(33)とを備え、刈取られた5
条分の穀稈をこれらY字形搬送経路(34)を介してフ
ィードチェン(5)に受継ぎさせて脱穀処理するように
構成している。
【0007】また、前記機台(3)の前端に支柱(3
5)を介し立設固定する受台(36)に、上下回動支点
軸(37)を介し刈取伝動ケースである刈取主フレーム
(38)の基端を支持すると共に、該主フレーム(3
8)とトラックフレーム(1)間に刈取昇降シリンダ
(39)を介設して、該シリンダ(39)の伸縮動作で
もって刈取部(8)を昇降させるように構成している。
5)を介し立設固定する受台(36)に、上下回動支点
軸(37)を介し刈取伝動ケースである刈取主フレーム
(38)の基端を支持すると共に、該主フレーム(3
8)とトラックフレーム(1)間に刈取昇降シリンダ
(39)を介設して、該シリンダ(39)の伸縮動作で
もって刈取部(8)を昇降させるように構成している。
【0008】また、前記縦搬送チェン(32)は、主フ
レーム(38)略中間に突設する縦搬送出力ケース(4
0)を介し送り始端側を連結支持させると共に、、前記
縦搬送チェン(32)の中間部を主フレーム(38)の
左側に配設する扱深さ調節モータ(41)に支持するも
ので、図6の如く、前記チェン(32)の穀稈によって
刈取作業が行われていることを検出する作業スイッチ
(42)と、長稈スイッチ(43)及び短稈スイッチ
(44)とを設け、各スイッチ(42)〜(44)の検
出結果に基づいて前記モータ(41)を制御し、前記モ
ータ(41)の正逆駆動制御により前記ケース(40)
を支点として縦搬送チェン(32)の送り終端側を上下
動させて長短稈調節を行うように構成している。
レーム(38)略中間に突設する縦搬送出力ケース(4
0)を介し送り始端側を連結支持させると共に、、前記
縦搬送チェン(32)の中間部を主フレーム(38)の
左側に配設する扱深さ調節モータ(41)に支持するも
ので、図6の如く、前記チェン(32)の穀稈によって
刈取作業が行われていることを検出する作業スイッチ
(42)と、長稈スイッチ(43)及び短稈スイッチ
(44)とを設け、各スイッチ(42)〜(44)の検
出結果に基づいて前記モータ(41)を制御し、前記モ
ータ(41)の正逆駆動制御により前記ケース(40)
を支点として縦搬送チェン(32)の送り終端側を上下
動させて長短稈調節を行うように構成している。
【0009】さらに、図1及び図5に示す如く、前記左
稈元搬送チェン(30)は、刈取フレーム(45)に突
設する支点フレーム(46)に支持アーム(47)を介
して送り始端側を連結支持させると共に、前記左稈元搬
送チェン(30)の送り終端側を主フレーム(38)の
前端側に配設する稈元矯正部材である稈元揃えモータ
(48)にリンク(49)(50)を介して支持するも
ので、図1及び図7の如く、前記フィードチェン(5)
の送り始端側に稈元の揃い状態を検出する光センサーな
どの稈元センサー(52)と、マイクロコンピュータで
構成するコントローラ(53)とを設け、前記センサー
(52)の出力に基づきコントローラ(53)を介して
前記モータ(48)を制御し、前記モータ(48)の正
逆駆動制御により前記チェン(30)を送り始端側を支
点に送り終端側を上下動させて、右稈元搬送チェン(2
6)で搬送される右側2条分の穀稈の稈元に対し左稈元
搬送チェン(30)で搬送される左側3条分の穀稈の稈
元がズレて合流するのを防止するように構成している。
稈元搬送チェン(30)は、刈取フレーム(45)に突
設する支点フレーム(46)に支持アーム(47)を介
して送り始端側を連結支持させると共に、前記左稈元搬
送チェン(30)の送り終端側を主フレーム(38)の
前端側に配設する稈元矯正部材である稈元揃えモータ
(48)にリンク(49)(50)を介して支持するも
ので、図1及び図7の如く、前記フィードチェン(5)
の送り始端側に稈元の揃い状態を検出する光センサーな
どの稈元センサー(52)と、マイクロコンピュータで
構成するコントローラ(53)とを設け、前記センサー
(52)の出力に基づきコントローラ(53)を介して
前記モータ(48)を制御し、前記モータ(48)の正
逆駆動制御により前記チェン(30)を送り始端側を支
点に送り終端側を上下動させて、右稈元搬送チェン(2
6)で搬送される右側2条分の穀稈の稈元に対し左稈元
搬送チェン(30)で搬送される左側3条分の穀稈の稈
元がズレて合流するのを防止するように構成している。
【0010】図8乃至図10に示す如く、前記引起ケー
ス(22)の前面側に取付けるアタッチメントである補
助引起ケース(54)を備え、この補助引起ケース(5
4)は引起タイン(55)を進行方向に突出させ、前記
引起ケース(22)の引起作用を助長させるもので、補
助引起ケース(54)を取付ける際、前記刈取フレーム
(45)の前端に接続する分草フレームを補助引起ケー
ス(54)用のものに取換え、その分草フレーム(5
6)の分草板取付けブラケット(57)に対し補助引起
ケース(54)下部の取付ブラケット(58)をボルト
等で脱着可能に連結している。一方、前記引起ケース
(22)から補助引起ケース(54)に動力を伝達する
平面視L形のギヤケース(59)を備え、ギヤケース
(59)を介して前記引起ケース(22)上部に補助引
起ケース(54)上部を脱着可能に支持させるもので、
引起ケース本体(22a)側にギヤケース取付板(6
0)を固設すると共に、引起ケース本体(22a)に対
し脱着自在な引起ケース蓋(22b)に開設する窓(6
1)から前記ギヤケース取付板(60)の取付面を引起
ケース(22)前面側に突出させ、そのギヤケース取付
板(60)に前記ギヤケース(59)の入力端側をボル
ト等で脱着可能に連結し、また前記ギヤケース(59
0)の出力端側を補助引起ケース蓋(54b)を脱着自
在に設ける補助引起ケース本体(54a)側にボルト等
で脱着可能に連結し、補助引起ケース(54)を取付け
た状態で引起ケース蓋(22b)を開放可能に構成して
いる。
ス(22)の前面側に取付けるアタッチメントである補
助引起ケース(54)を備え、この補助引起ケース(5
4)は引起タイン(55)を進行方向に突出させ、前記
引起ケース(22)の引起作用を助長させるもので、補
助引起ケース(54)を取付ける際、前記刈取フレーム
(45)の前端に接続する分草フレームを補助引起ケー
ス(54)用のものに取換え、その分草フレーム(5
6)の分草板取付けブラケット(57)に対し補助引起
ケース(54)下部の取付ブラケット(58)をボルト
等で脱着可能に連結している。一方、前記引起ケース
(22)から補助引起ケース(54)に動力を伝達する
平面視L形のギヤケース(59)を備え、ギヤケース
(59)を介して前記引起ケース(22)上部に補助引
起ケース(54)上部を脱着可能に支持させるもので、
引起ケース本体(22a)側にギヤケース取付板(6
0)を固設すると共に、引起ケース本体(22a)に対
し脱着自在な引起ケース蓋(22b)に開設する窓(6
1)から前記ギヤケース取付板(60)の取付面を引起
ケース(22)前面側に突出させ、そのギヤケース取付
板(60)に前記ギヤケース(59)の入力端側をボル
ト等で脱着可能に連結し、また前記ギヤケース(59
0)の出力端側を補助引起ケース蓋(54b)を脱着自
在に設ける補助引起ケース本体(54a)側にボルト等
で脱着可能に連結し、補助引起ケース(54)を取付け
た状態で引起ケース蓋(22b)を開放可能に構成して
いる。
【0011】本実施例は上記の如く構成しており、刈取
った5条分の穀稈を縦搬送チェン(32)の送り始端側
で合流させるとき、右稈元搬送チェン(26)で搬送さ
れる右側2条分の穀稈搬送姿勢(傾き)と、左稈元搬送
チェン(30)で搬送される左側3条分の穀稈搬送姿勢
(傾き)が異なるために、合流させたときに右側2条分
の穀稈と左側3条分の穀稈との間で稈元のズレが発生し
(通常右側2条分の稈元より左側3条分の稈元が下にズ
レる)、最終的に稈元がズレた状態でフィードチェン
(5)に受継ぎされる。そして、稈元がズレた状態でフ
ィードチェン(5)に受継ぎされると、扱室に供給され
る穂先の供給長さが同じ長さの穀稈でも長短ができ、扱
残しが発生すると共に、塵・稈切れを多発させて3番ロ
スが多くなる等、脱穀性能を低下させ、また所要動力も
増加するようになり、しかも穀稈の長短稈検出位置より
手前で稈元のズレが発生するので、その稈元のズレが大
きい場合は、前記スイッチ(42)(43)が誤動作
し、誤った長短稈調節が行われて上記の問題がさらに助
長されることになる。このような問題を解消するために
本実施例ではフィードチェン(5)に受継ぎされる稈元
の揃い状態をセンサー(52)で常時検出していて、稈
元のズレを検出するとコントローラ(53)によって稈
元のズレ分だけ前記モータ(48)を正転又は逆転さ
せ、右側2条分の稈元に対し左側3条分の稈元が揃った
状態で穀稈が合流するように、左稈元搬送チェン(3
0)の送り終端の高さを変化させ、最終的に穀稈の稈元
を揃えた状態でフィードチェン(5)に受継がせてい
る。
った5条分の穀稈を縦搬送チェン(32)の送り始端側
で合流させるとき、右稈元搬送チェン(26)で搬送さ
れる右側2条分の穀稈搬送姿勢(傾き)と、左稈元搬送
チェン(30)で搬送される左側3条分の穀稈搬送姿勢
(傾き)が異なるために、合流させたときに右側2条分
の穀稈と左側3条分の穀稈との間で稈元のズレが発生し
(通常右側2条分の稈元より左側3条分の稈元が下にズ
レる)、最終的に稈元がズレた状態でフィードチェン
(5)に受継ぎされる。そして、稈元がズレた状態でフ
ィードチェン(5)に受継ぎされると、扱室に供給され
る穂先の供給長さが同じ長さの穀稈でも長短ができ、扱
残しが発生すると共に、塵・稈切れを多発させて3番ロ
スが多くなる等、脱穀性能を低下させ、また所要動力も
増加するようになり、しかも穀稈の長短稈検出位置より
手前で稈元のズレが発生するので、その稈元のズレが大
きい場合は、前記スイッチ(42)(43)が誤動作
し、誤った長短稈調節が行われて上記の問題がさらに助
長されることになる。このような問題を解消するために
本実施例ではフィードチェン(5)に受継ぎされる稈元
の揃い状態をセンサー(52)で常時検出していて、稈
元のズレを検出するとコントローラ(53)によって稈
元のズレ分だけ前記モータ(48)を正転又は逆転さ
せ、右側2条分の稈元に対し左側3条分の稈元が揃った
状態で穀稈が合流するように、左稈元搬送チェン(3
0)の送り終端の高さを変化させ、最終的に穀稈の稈元
を揃えた状態でフィードチェン(5)に受継がせてい
る。
【0012】なお、本実施例では下部搬送チェンのうち
左稈元搬送チェン(30)のみを調節したが、左・右・
中央の稈元チェン(30)(26)(28)それぞれを
調節してもよい。
左稈元搬送チェン(30)のみを調節したが、左・右・
中央の稈元チェン(30)(26)(28)それぞれを
調節してもよい。
【0013】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、送り終端をフィードチェン(5)に臨ませる上部搬
送チェン(32)の送り始端に刈取られた穀稈を搬送す
る複数の下部搬送チェン(26)(28)(30)を備
えた装置において、前記下部搬送チェン(30)を送り
始端側を支点に送り終端側を上下動させる稈元矯正部材
(48)と、前記フィードチェン(5)の送り始端部の
稈元の揃い状態を検出するセンサー(52)とを設け、
該センサー(52)の出力に基づいて前記稈元矯正部材
(48)を制御するように構成したもので、下部搬送チ
ェン(30)の送り終端側の高さを調節することによ
り、上部搬送チェン(32)の送り始端側で穀稈の稈元
を揃えた状態で合流させることができ、最終的に穀稈の
稈元を揃えた状態でフィードチェン(5)に受継ぎさせ
ることができ、扱室に穂先を揃えて供給でき、脱穀性能
の向上を図ることができる等の顕著な効果を奏するもの
である。
は、送り終端をフィードチェン(5)に臨ませる上部搬
送チェン(32)の送り始端に刈取られた穀稈を搬送す
る複数の下部搬送チェン(26)(28)(30)を備
えた装置において、前記下部搬送チェン(30)を送り
始端側を支点に送り終端側を上下動させる稈元矯正部材
(48)と、前記フィードチェン(5)の送り始端部の
稈元の揃い状態を検出するセンサー(52)とを設け、
該センサー(52)の出力に基づいて前記稈元矯正部材
(48)を制御するように構成したもので、下部搬送チ
ェン(30)の送り終端側の高さを調節することによ
り、上部搬送チェン(32)の送り始端側で穀稈の稈元
を揃えた状態で合流させることができ、最終的に穀稈の
稈元を揃えた状態でフィードチェン(5)に受継ぎさせ
ることができ、扱室に穂先を揃えて供給でき、脱穀性能
の向上を図ることができる等の顕著な効果を奏するもの
である。
【図1】要部の説明図。
【図2】コンバインの全体側面図。
【図3】コンバインの全体平面図。
【図4】刈取部の正面図。
【図5】刈取部の側面図。
【図6】刈取部の部分側面図。
【図7】刈取部の平面図。
【図8】補助引起ケースを取付けた引起ケースの側面
図。
図。
【図9】補助引起ケースを取付けた引起ケースの断面
図。
図。
【図10】引起ケースの部分正面図。
(5) フィードチェン (26) 右稈元搬送チェン(下部搬送チェン) (28) 中央稈元搬送チェン(下部搬送チェン) (30) 左稈元搬送チェン(下部搬送チェン) (32) 縦搬送チェン(上部搬送チェン) (48) 稈元揃えモータ(稈元矯正部材) (52) 稈元揃えモータ
Claims (1)
- 【請求項1】 送り終端をフィードチェンに臨ませる上
部搬送チェンの送り始端に刈取られた穀稈を搬送する複
数の下部搬送チェンを備えた装置において、前記下部搬
送チェンを送り始端側を支点に送り終端側を上下動させ
る稈元矯正部材と、前記フィードチェンの送り始端部の
稈元の揃い状態を検出するセンサーとを設け、該センサ
ーの出力に基づいて前記稈元矯正部材を制御するように
構成したことを特徴とするコンバインの穀稈搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18310592A JPH05344817A (ja) | 1992-06-16 | 1992-06-16 | コンバインの穀稈搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18310592A JPH05344817A (ja) | 1992-06-16 | 1992-06-16 | コンバインの穀稈搬送装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05344817A true JPH05344817A (ja) | 1993-12-27 |
Family
ID=16129866
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18310592A Pending JPH05344817A (ja) | 1992-06-16 | 1992-06-16 | コンバインの穀稈搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05344817A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017093406A (ja) * | 2015-11-27 | 2017-06-01 | ヤンマー株式会社 | コンバイン |
-
1992
- 1992-06-16 JP JP18310592A patent/JPH05344817A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017093406A (ja) * | 2015-11-27 | 2017-06-01 | ヤンマー株式会社 | コンバイン |
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