JPH10312007A - カメラシステム - Google Patents

カメラシステム

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JPH10312007A
JPH10312007A JP9120823A JP12082397A JPH10312007A JP H10312007 A JPH10312007 A JP H10312007A JP 9120823 A JP9120823 A JP 9120823A JP 12082397 A JP12082397 A JP 12082397A JP H10312007 A JPH10312007 A JP H10312007A
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JP
Japan
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posture
camera
photographing
vertical
communication
Prior art date
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Application number
JP9120823A
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English (en)
Inventor
Shintaro Oshima
慎太郎 大嶋
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カメラ姿勢に対応した操作部材を有する場合
に、誤操作が起こり易い。 【解決手段】 横姿勢撮影用操作部材12〜15と、縦
姿勢撮影用操作部材22〜25と、これら操作部材の操
作に応じた信号の撮影制御手段100に対する通信を制
御する通信制御手段104とを有したカメラシステムに
おいて、カメラ姿勢を検出する姿勢検出手段16,17
を設けるとともに、上記通信制御手段に、姿勢検出手段
の検出結果に応じて上記通信の許容・禁止切換えを行わ
せるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、横姿勢撮影用操作
部材と縦姿勢撮影用操作部材とを備えたカメラシステム
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】カメラは横(水平)姿勢でも縦(垂直)
姿勢でも撮影操作が可能であるが、縦姿勢撮影での操作
性向上のために、縦姿勢用情報入力手段(レリーズボタ
ンや撮影条件設定ダイヤル等)を備えたアクセサリをカ
メラ本体に装着して使用する場合がある。
【0003】例えば、図10に示す従来のカメラシステ
ムにおいて、111はカメラ本体、121はカメラアク
セサリである。このカメラアクセサリ121は、縦姿勢
撮影用レリーズボタン122、縦姿勢撮影用電子ダイヤ
ル123、縦姿勢撮影用AEロックボタン124および
縦姿勢撮影用測距点選択ボタン125を備えている。ま
た、カメラアクセサリ121はロックスライドスイッチ
を有しており、このロックスライドスイッチ40を撮影
者がスライド操作することにより、縦位置撮影用の各操
作部材122〜125を操作不能にすることができる。
このように、従来のカメラでは、操作部材をメカ的又は
電気的に不作動にするロック機構を備え、これを撮影者
が操作することで誤操作を防止をしている。
【0004】また、最近のカメラに搭載される測光装置
や測距装置は、多分割、多点化が進んでおり、これらを
実際の被写体のシーンと正確に対応させるために、天
(空)地(地面)の方向を判別して測光装置や測距装置
の分割センサー出力毎に演算の重み付けを行う方法が提
案されており、この天地(カメラの姿勢)判別の手段と
して水銀スイッチ等の姿勢検出手段を備えたカメラが提
供されている。
【0005】さらに、姿勢検出手段を用いてカメラの姿
勢を判定し、横姿勢、縦姿勢のそれぞれにおいて撮影操
作が可能な操作部材の使用可否を切り換えることができ
るカメラも種々提案されている。
【0006】例えば、特開平5−313247号公報に
おいては、カメラ本体に横姿勢用および縦姿勢用のレリ
ーズボタンを備え、カメラの姿勢を検出する姿勢検出手
段の検出結果に応じてこれらレリーズボタンを選択的に
不作動にするカメラが提案されている。
【0007】一方、特開平7−36093号公報におい
ては、姿勢検出手段を用いずに、横姿勢、縦姿勢のそれ
ぞれで撮影操作が可能な複数の操作部材が操作されたこ
とを検出し、一方の姿勢用の操作部材の使用可否を切り
換えるようにしたカメラが提案されている。さらに、同
公報においては、姿勢検出手段を用いずに、横姿勢、縦
姿勢のそれぞれのグリップ部にホールディングを検知す
るグリップ検知手段を設けることによって一方の姿勢用
の操作部材の使用可否を切り換えるようにしたカメラも
提案されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ロック
機構を設けた場合は、撮影者がロック機構を操作しなけ
らばならずに煩雑であり、ロック機構の操作忘れによる
誤操作を招くという問題がある。また、ロック機構を設
けると部品点数が増加し、コストアップやカメラの大型
化につながるという問題もある。
【0009】また、上記特開平5−313247号公報
にて提案のカメラでは、レリーズボタン以外の縦姿勢撮
影用操作部材(例えば電子ダイヤルや背面ボタン)に関
しては不作動状態とならないので、これらの操作部材の
誤操作を防止できないという問題がある。しかも、撮影
者によっては、カメラを縦姿勢に構えた状態でも縦姿勢
撮影用操作部材を使わずに横姿勢撮影用操作部材を使う
場合が多く、特に、被写体のフレーミングを確認する場
合等には、いちいちカメラを持ち変えたりしないことが
多い。このため、カメラが縦姿勢のときでも横姿勢撮影
用操作部材を使えないのでは、使い勝手が悪くなる。
【0010】さらに、上記特開平7−36093号公報
にて提案のカメラでは、ストラップを用いてカメラを肩
から下げて持ち歩く場合等、特に縦姿勢撮影用の操作部
材は不用意に操作されやすく、誤操作か正常操作かを判
別できないという問題がある。しかも、ホールディング
を検知するグリップ検知手段を新たに設けると部品点数
が増加し、コストアップやカメラの大型化につながる。
【0011】そこで、本発明は、レリーズボタンを含め
た全ての縦姿勢撮影用操作部材の誤操作防止機能として
ロック機構やグリップ検知手段を必要とせず、また使い
勝手の良いカメラシステムを提供することを目的として
いる。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、横姿勢撮影用操作部材と、縦姿勢撮影用
操作部材と、これら操作部材の操作に応じた信号の撮影
制御手段に対する通信を制御する通信制御手段とを有し
たカメラシステムにおいて、カメラ姿勢を検出する姿勢
検出手段を設けるとともに、上記通信制御手段に、姿勢
検出手段の検出結果に応じて上記通信の許容・禁止切換
えを行わせるようにしている。
【0013】すなわち、カメラ姿勢にかかわらず各姿勢
撮影用操作部材の操作自体は行えるが、撮影制御手段へ
の信号通信を行うべきでない姿勢撮影用操作部材の操作
が行われた場合には、撮影制御手段に対する信号通信を
制御する部分(通信制御手段)において信号通信を禁止
するようにして、従来のようなロック機構やグリップ検
知手段を用いることなく、すべての操作部材について誤
操作を確実に防止できるようにしている。
【0014】具体的には、姿勢検出手段によりカメラ姿
勢が横姿勢であると検出されたときは、横姿勢撮影用操
作部材の操作に応じた信号の通信を許容するとともに縦
姿勢撮影用操作部材の操作に応じた信号の通信を禁止す
ることにより、縦姿勢撮影用操作部材の不用意な誤操作
を防止することが可能となる。
【0015】また、カメラ姿勢が縦姿勢であると検出さ
れたときは、横姿勢撮影用および縦姿勢撮影用操作部材
の操作に応じた信号の通信をいずれも許容するようにす
ることにより、縦姿勢撮影時には両姿勢用操作部材の使
用ができるようにして、使い勝手の良いカメラシステム
を提供するのが望ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)図1及び図2には、本発明の第1実施
形態であるカメラシステムを示しており、図1はカメラ
を正面(マウント側)からみた図、図2はカメラを背面
からみた図である。これらの図において、11はカメラ
本体であり、このカメラ本体11には、横姿勢撮影用レ
リーズボタン12、横姿勢撮影用電子ダイヤル13、横
姿勢撮影用AEロックボタン14、横姿勢撮影用測距点
選択ボタン15、姿勢検出センサ16,17が設けられ
ている。
【0017】これら姿勢検出センサ16,17は公知の
水銀スイッチからなり、カメラ姿勢を検出するために用
いられる。ここで、図4(a)を用いてカメラの姿勢に
ついて説明する。同図においてL1は、カメラの撮影光
軸を通る水平線、L2はカメラの撮影光軸を通る垂直線
である。30はグリップ、31は前カバーである。前カ
バー31は後述の姿勢検出装置の説明のため、一部切り
欠かれた状態で示している。姿勢検出センサ16,17
は、カメラの水平線L1に対して所定の角度(θ)で傾
斜(0°<θ<90°)した状態で配置されている。
【0018】一般的なカメラの姿勢としては、正立横姿
勢、倒立横姿勢、グリップ30が上側となる縦姿勢およ
びグリップ30が下側になる縦姿勢が考えられる。図4
に示すように、カメラが正立横姿勢である場合、姿勢検
出センサ16の電極が下向きに配置されているため、水
銀溜が電極と導通状態となって、図4(b)に示すよう
に姿勢検出センサ16の出力はONとなる。一方、姿勢
検出センサ17も電極が下向きに配置されているため、
水銀溜が電極と導通状態となって、姿勢検出センサ17
の出力もONになる。
【0019】この状態からカメラを反時計回り方向に9
0°回転させてグリップ30が下側になる縦姿勢になる
と、姿勢検出センサ16の水銀溜が電極と同一方向のま
まであり、姿勢検出センサ16の出力はONであるが、
姿勢検出センサ17の水銀溜は重力により電極とは反対
方向に移動するため、姿勢検出センサ17の出力はOF
Fとなる。
【0020】さらに、この状態からカメラを反時計回り
方向に90°回転させて倒立横姿勢にすると、姿勢検出
センサ16の水銀溜は重力により電極とは反対方向に移
動するため、姿勢検出センサ16の出力はOFFとなる
が、姿勢検出センサ17の水銀溜は電極と反対方向のま
まであるためOFFを維持する。
【0021】さらにこの状態からカメラを反時計回り方
向に90°回転させてグリップ30が上側になる縦姿勢
にすると、姿勢検出センサ16の水銀溜は電極と同一方
向ままであるため、姿勢検出センサ16の出力はOFF
のままであるが、姿勢検出センサ17の水銀溜は重力に
より電極とは反対方向に移動するため、姿勢検出センサ
17の出力はONとなる。
【0022】この姿勢検出センサ16,17の出力結果
は、後述する信号入植制御回路104における通信許否
判断に用いられるほか、測光装置や測距装置の各分割セ
ンサー出力毎に演算の重み付け等にも応用される。な
お、本発明における姿勢検出手段は、本実施形態にて用
いた水銀スイッチに限定されるものではない。
【0023】18は撮影における各種の撮影モードの選
択を行うためのモードダイヤルである。また、21は縦
姿勢撮影用の各情報入力操作部材を備えたカメラアクセ
サリであり、このアクセサリ21には、縦姿勢撮影用レ
リーズボタン22、縦姿勢撮影用電子ダイヤル23、縦
姿勢撮影用AEロックボタン24、縦姿勢撮影用測距点
選択ボタン25が設けられている。
【0024】26aは本体側コネクタ、26bはアクセ
サリ側コネクタ、27aは本体側三脚ネジ、27bはア
クセサリ側三脚固定ネジである。カメラアクセサリ21
は、カメラ本体側の三脚ネジ27aに対応したアクセサ
リ側三脚固定ネジ27bおよびカメラ本体側のコネクタ
26aに対応したアクセサリ側コネクター26bによっ
て、カメラ本体11と着脱可能な構成となっている。
【0025】なお、図5〜図7に示すように、カメラの
背蓋19上に形成した指当て19aの形状および横姿勢
撮影用AEロックボタン14と横姿勢撮影用測距点選択
ボタン15との位置関係は、アクセサリ21上に形成し
た指当て21aの形状および縦姿勢撮影用AEロックボ
タン24と縦姿勢撮影用測距点選択ボタン25との位置
関係とほぼ同一になるようにレイアウトされている。ま
た、本実施形態においては、横姿勢撮影用AEロックボ
タン14と縦姿勢撮影用AEロックボタン24、横姿勢
撮影用測距点選択ボタン15と縦姿勢撮影用測距点選択
ボタン25、横姿勢撮影用電子ダイヤル13と縦姿勢撮
影用電子ダイヤル23および横姿勢撮影用レリーズボタ
ン12と縦姿勢撮影用レリーズボタン22はそれぞれ略
同一形状としている。これはカメラの縦姿勢撮影時の操
作性を横姿勢撮影時の操作性と同等にするためであり、
かつ縦姿勢撮影時のホールディングを確実なものとし、
カメラブレ等を防止して、失敗のない縦姿勢撮影を可能
とするためである。
【0026】図3には、本カメラシステムの電気回路を
示している。カメラ本体11に内蔵されたマイクロコン
ピユータの中央処理装置(以下、CPUという:請求の
範囲にいう撮影制御装置)100には、視線検出回路1
01、測光回路102、自動焦点検出回路103、信号
入力制御回路(請求の範囲にいう通信制御手段)10
4、LCD駆動回路105、LED駆動回路106、I
RED駆動回路107、シャッタ制御回路108、モー
タ制御回路109が接続されている。
【0027】また、撮影レンズ内に配置された焦点調節
回路110、絞り駆動回路111とは不図示のマウント
接点を介してCPU100との信号通信が行われる。C
PU100に付随したEEPROM100aは、記憶手
段として各種のカメラ機能データを記憶する機能を有し
ている。
【0028】視線検出回路101は、イメージセンサ
(CCD−EYE)101aからの眼球像の出力をA/
D変換し、この像情報をCPU100に送信する。CP
U100は視線検出に必要な眼球像の各特徴点を所定の
アルゴリズムに従って抽出し、さらに各特徴点の位置か
ら撮影者の視線を算出する。
【0029】測光回路102は、測光センサ102aか
らの出力を増幅後、対数圧縮、A/D変換して得られる
輝度情報をCPU100に送る。測光センサ102aは
ファインダー視野内の予め決められた4つの領域を測光
するフォトダイオードから構成されている。ラインセン
サ103aは不図示のピント板の表示部に設けた微小プ
リズムアレーの5つの測距点に対応した5組のラインセ
ンサCCD−L2、CCD−L1、CCD−C、CCD
−R1、CCD−R2から構成される公知のCCDライ
ンセンサである。
【0030】自動焦点検出回路103は、これらライン
センサ103aから得た電圧をA/D変換し、CPU1
00に送る。LCD駆動回路105は、液晶表示素子L
CDを表示駆動させるための公知の回路であり、CPU
100からの信号に従い絞り値、シャッター秒時、設定
した撮影モード等の表示をモニター用LCD105bと
ファインダー内LCD105aの両方に同時に表示させ
る。また、LED駆動回路106は、照明用LED(F
−LED)106aとスーパーインポーズ用LED10
6bとを点灯、点滅制御する。
【0031】IRED駆動回路107は、赤外発光ダイ
オード(IRED1〜6)107aを状況に応じて選択
的に点灯させる。シャッター制御回路108は、通電さ
れると先幕を走行させるマグネットMG−1と、後幕を
走行させるマグネットMG−2とを制御し、感光部材に
所定光量を露光させる。
【0032】モータ制御回路109は、フイルムの巻き
上げ、巻戻しを行なうモータM1と主ミラー2及びシヤ
ッターのチャージを行なうモータM2とを制御する。こ
れらシャッター制御回路108およびモーター制御回路
109によって一連のカメラのレリーズシーケンスが制
御される。
【0033】SW1はレリーズボタン12の第1ストロ
ークにてONし、測光、AFおよび視線検出動作等を開
始させるスイッチであり、SW2はレリーズボタン12
の第2ストロークでONし、撮影動作を開始させるレリ
ーズスイッチである。SW−AELはAEロックボタン
14を押すことによってONするAEロックスイッチで
あり、SW−AFSは測距点選択ボタン15を押すこと
によってONする測距点選択スイッチである。ANG1
−SW、ANG2−SWはそれぞれ、カメラ本体11に
取り付けられた姿勢検出センサ16,17のスイッチ部
である。
【0034】SW−DIAL1とSW−DIAL2は電
子ダイヤル13に設けられたダイヤルスイッチであり、
信号入力制御回路104のアップダウンカウンタに信号
を入力させて、電子ダイヤル13の回転クリック量をカ
ウントさせる。
【0035】アクセサリ21側の縦姿勢撮影用の各操作
部材22〜25を操作すると、コネクター26を通じて
カメラ本体側の信号入力制御回路104に信号が伝達さ
れる。SW1’は縦姿勢撮影用レリーズボタン22の第
1ストロークにてONし、測光、AFおよび視線検出動
作等を開始させるスイッチであり、SW2’は縦姿勢撮
影用レリーズボタン22の第2ストロークでONして撮
影動作を開始させるレリーズスイッチである。SW−A
EL’は縦姿勢撮影用AEロックボタン24を押すこと
によってONするAEロックスイッチであり、SW−A
FS’は縦姿勢撮影用測距点選択ボタン25を押すこと
によってONする縦姿勢撮影用測距点選択スイッチであ
る。
【0036】SW−DIAL1’とSW−DIAL2’
は、縦姿勢撮影用電子ダイヤル23に設けられたダイヤ
ルスイッチであり、信号入力制御回路104のアップダ
ウンカウンタに信号を入力させて、縦姿勢撮影用電子ダ
イヤル23の回転クリック量をカウントさせる。
【0037】信号入力制御回路104は、姿勢検出セン
サ16,17のスイッチ部ANG1−SW、ANG2−
SWからの信号に応じて、アクセサリ21内の縦姿勢撮
影用操作部材22〜25の操作に応じて出力された信号
のCPU100への送信を許可するか否かを決定する。
なお、図4(b)に示すように、横姿勢撮影用操作部材
12〜15の操作により出力された信号のCPU100
への送信は、カメラ姿勢にかかわらず実行される。
【0038】図5に示すように、カメラを正立横姿勢又
は不図示の倒立横姿勢でホールディングしたときは、信
号入力制御回路104は、図4(b)に示すように縦姿
勢撮影用操作部材22〜25の操作により出力された信
号のCPU100への送信を禁止する。これにより、横
姿勢撮影時に縦姿勢撮影用操作部材22〜25が誤操作
されても、カメラ本体11は動作せず、カメラの誤動作
が回避される。
【0039】一方、図6および図7に示すように、カメ
ラを縦姿勢でホールディングしたときは、信号入力制御
回路104は、図4(b)に示すように縦姿勢撮影用操
作部材22〜25の操作により出力された信号のCPU
100への送信を許可する。ここで、図8に示すよう
に、カメラを縦姿勢に構えても、撮影者が縦姿勢撮影用
操作部材22〜25を使わずに、横姿勢撮影用操作部材
12〜15を使う場合がある。このような使い方は、特
に被写体のフレーミングを横姿勢で撮影するか縦姿勢で
撮影するかを確認する際に、カメラのホールディングを
持ち変えたりすることなく素早くフレーミングを確認
し、そのまま撮影を行う場合に行われる。また、撮影者
によっては、図9に示すように、縦姿勢のカメラの下側
に手を置いて横姿勢撮影用操作部材12〜15を操作を
する場合もある。
【0040】このため、本カメラシステムでは、前述し
たように横姿勢撮影用操作部材12〜15の操作により
出力された信号のCPU100への送信も実行されるよ
うに構成している。これにより、縦姿勢撮影度において
は、縦姿勢撮影用操作部材22〜25だけでなく、横姿
勢撮影用操作部材12〜15の双方を使用することがで
き、使い勝手の良いカメラシステムを実現することがで
きる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
カメラ姿勢にかかわらず各姿勢撮影用操作部材の操作自
体は行えるが、撮影制御手段への信号通信を行うべきで
ない姿勢撮影用操作部材の操作が行われた場合には、撮
影制御手段に対する信号通信を制御する部分において信
号通信を禁止するようにしているので、従来のようにロ
ック機構やグリップ検知手段を用いて操作の煩雑さやカ
メラの大型化等を招くことなく、すべての操作部材につ
いて誤操作を確実に防止することができる。
【0042】なお、カメラ姿勢が縦姿勢であると検出さ
れたときに、横姿勢撮影用および縦姿勢撮影用操作部材
の操作に応じた信号の通信をいずれも許容するようにす
れば、縦姿勢撮影時に両姿勢用操作部材を使用でき、使
い勝手の良いカメラシステムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態であるカメラシステムの
正面図である。
【図2】上記カメラシステムの背面図である。
【図3】上記カメラシステムの電気回路を示すブロック
図である。
【図4】上記カメラシステムにおける姿勢検出の説明図
である。
【図5】上記カメラシステムを横姿勢でホールディング
した状態を示す背面図である。
【図6】上記カメラシステムを縦姿勢でホールディング
した状態を示す背面図である。
【図7】上記カメラシステムを縦姿勢でホールディング
した状態を示す側面図である。
【図8】上記カメラシステムを縦姿勢でホールディング
した状態を示す背面図である。
【図9】上記カメラシステムを縦姿勢でホールディング
した状態を示す背面図である。
【図10】従来のカメラシステムの側面図である。
【符号の説明】
11 カメラ本体 12 横姿勢撮影用レリーズボタン 13 横姿勢撮影用電子ダイヤル 14 横姿勢撮影用AEロックボタン 15 横姿勢撮影用測距点選択ボタン 16,17 姿勢検出センサ 18 モードダイヤル 21 カメラアクセサリ 22 縦姿勢撮影用レリーズボタン 23 縦姿勢撮影用電子ダイヤル 24 縦姿勢撮影用AEロックボタン 25 縦姿勢撮影用測距点選択ボタン 26a 本体側コネクタ 26b アクセサリ側コネクタ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横姿勢撮影用操作部材と、縦姿勢撮影用
    操作部材と、これら操作部材の操作に応じた信号の撮影
    制御手段に対する通信を制御する通信制御手段とを有し
    たカメラシステムにおいて、 カメラ姿勢を検出する姿勢検出手段を有しており、 前記通信制御手段は、前記姿勢検出手段の検出結果に応
    じて前記通信の許容・禁止切換えを行うことを特徴とす
    るカメラシステム。
  2. 【請求項2】 前記通信制御手段は、 前記姿勢検出手段によりカメラ姿勢が横姿勢であると検
    出されたときは、前記横姿勢撮影用操作部材の操作に応
    じた信号の通信を許容するとともに、前記縦姿勢撮影用
    操作部材の操作に応じた信号の通信を禁止することを特
    徴とする請求項1に記載のカメラシステム。
  3. 【請求項3】 前記通信制御手段は、 前記姿勢検出手段によりカメラ姿勢が横姿勢であると検
    出されたときは、前記横姿勢撮影用操作部材の操作に応
    じた信号の通信を許容するとともに前記縦姿勢撮影用操
    作部材の操作に応じた信号の通信を禁止し、 カメラ姿勢が縦姿勢であると検出されたときは、前記横
    姿勢撮影用および縦姿勢撮影用操作部材の操作に応じた
    信号の通信をいずれも許容することを特徴とする請求項
    1に記載のカメラシステム。
  4. 【請求項4】 前記横姿勢撮影用操作部材を有するカメ
    ラ本体と、前記縦姿勢撮影用操作部材を有して前記カメ
    ラ本体に着脱可能なカメラアクセサリとからなることを
    特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のカメラシ
    ステム。
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Cited By (3)

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