JP2018180139A - 電子機器のグリップ構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】把持しやすいグリップ性と、グリップ時に誤操作しにくく、操作時に操作しやすい操作部材の配置が可能な電子機器のグリップ構造を提供する。【解決手段】背面把持領域300の形状は、窪んだ形状の凹部350と、その外側に傾斜を有する第1の凸部360とで形成され、第1の凸部360の凹部350に対して反対側に、第2の凸部430を有する。さらに、背面把持領域300内の第2の凸部430の近傍に把持したときに押されにくくするための、背の高い操作部材を配置する。【選択図】図3

Description

本発明は、カメラなどの電子機器に関し、特に把持部を備える電子機器のグリップ構造に関する。
従来、カメラなどの電子機器には、ユーザーがカメラを保持するためのグリップを有するものがある。また、ユーザーがカメラの撮影条件などの情報設定を行うため、押しボタン式の操作部材や、回転ダイヤル式の操作部材などが配置されている。
図8は、一般的なカメラの撮影姿勢を示した図である。図8に示すとおり、カメラのグリップは、ユーザーがカメラをしっかりと保持するために、手全体(指、掌)でカメラを握りこめるような形状であることが望ましい。一方で、前述のとおり、カメラにはさまざまな操作部材が配置されており、ユーザーがカメラを保持する際の、誤操作防止も望まれている。
特許文献1では、カメラの背面左右いずれかの側に回転操作ダイヤルが配置される。さらに、前記カメラの上面の前記回転操作ダイヤルが配置された側にシャッタボタンが配置される。前記カメラにおいて、前記背面の前記回転操作ダイヤルと前記上面との間に位置させて、前記回転操作ダイヤルに沿う、前記回転操作ダイヤルよりも高い背高部を有する。さらに、該背高部から前記上面側に向けて高さを減じるグリップ部材を設けたことを特徴とするカメラのグリップ部構造が開示されている。これにより、回転操作ダイヤルの誤操作を防止している。
特開2016−45382号公報
しかしながら、特許文献1に開示された従来技術では、背高部によって、ユーザーの掌がカメラから浮くグリップ構造のため、グリップ性が良くないという問題があった。また、背高部は回転操作ダイヤルより高いため、回転操作ダイヤルを操作する際に、ユーザーの指が背高部に当たってしまい、回転操作ダイヤルの操作性が良くないという問題があった。
そこで、本発明の目的は、把持しやすいグリップ性と、グリップ時に誤操作しにくく、操作時に操作しやすい操作部材の配置が可能な電子機器のグリップ構造を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明に係る電子機器のグリップ構造は、
電子機器の前面側に配置され、曲面形状で形成される、前面把持領域と、
電子機器の背面側に配置される、背面把持領域と、
ユーザーが前記前面把持領域と前記背面把持領域とを把持することで、電子機器を保持可能なグリップを有する電子機器において、
前記背面把持領域は、
窪んだ形状で形成される凹部と、
前記凹部から連続し、電子機器から出っ張る方向に高さが増す傾斜を有する第1の凸部と、
前記第1の凸部の、前記凹部に対して反対側に、前記背面把持領域よりも高さが高い、第2の凸部を有し、
前記背面把持領域内の前記第2の凸部近傍に、ユーザーが前記前面把持領域と前記背面把持領域とを把持したときに押し込み操作がされにくく、前記凹部よりも突出しているか、または、周囲の形状よりも突出した形状で形成される、操作部材を配置することを特徴とする。
本発明によれば、把持しやすいグリップ性と、グリップ時に誤操作しにくく、操作時に操作しやすい操作部材の配置が可能な電子機器のグリップ構造を提供することができる。
本発明に係るカメラの機能構成を示すブロック図 本発明に係るカメラの背面斜視図 本発明に係るカメラの背面図 本発明に係る凸部の横断面図(A−A矢視断面) 本発明に係る設定ボタンの縦断面図(B−B矢視断面) 本発明に係る設定ボタンの横断面図(C−C矢視断面) 本発明に係るグリップ検知のフローチャート 一般的なカメラの撮影姿勢
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら説明する。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。まず、図1と図2を用いてカメラの構成を説明する。
図1は、本発明に係るカメラの機能構成を示すブロック図である。図2は、本発明に係るカメラの背面斜視図である。
図1および図2において、10はカメラ、30は撮影レンズで、カメラ10前面のマウント開口部(不図示)に対し、レンズ着脱ボタン(不図示)の操作により、着脱可能になっている。カメラ10と撮影レンズ30はカメラ側通信I/F17とレンズ側通信I/F36で電気的に接続され、各種信号を通信することができる。また、カメラ10から撮影レンズ30への電源供給も行われる。カメラ10のレンズ検知スイッチ18により、カメラ10と撮影レンズ30が、カメラ側通信I/F17とレンズ側通信I/F36を介して通信可能か否かの判別を行う。また、レンズ検知スイッチ18では、カメラ10に装着された撮影レンズ30の種類を識別することができる。31a、31bはフォーカスレンズやズームレンズ等の複数のレンズによって構成されるレンズである。32は開口量を調節するための絞り、33はレンズ31a、31bを駆動し、ピント合わせやズーム駆動をするためのレンズ駆動機構、34は絞り32を駆動し、絞り値を制御するための絞り駆動機構、35はレンズ30の信号処理を行うレンズCPUである。カメラ10は請求項に記載の電子機器に相当する。
カメラ10は、ユーザーがカメラ10を保持するためのグリップ部100を有する。グリップ部100は、前面把持領域200と背面把持領域300で構成される。前面把持領域200は、カメラ10の前面に設けられ、ユーザーが指(主に中指、薬指、小指)を引っ掛けられるような略曲面形状で形成される。背面把持領域300は、カメラ10の背面側に、周囲と段差を設けるなどして区別され、主にユーザーが親指から掌を置くための3次元曲面で形成される。これによりユーザーが、前面把持領域200と背面把持領域300を把持することで、カメラ10を保持可能な構成となっている。背面把持領域300についての詳細な構造については、後述する。
11aは撮影レンズ30からの撮影光束(図1の1点鎖線)の大部分を後述するペンタプリズム(26)に反射するとともに、一部をAF(オートフォーカス)のために透過させるハーフミラーからなる主ミラーで、回動可能に配置されている。11bは主ミラー11aとともに回動可能なサブミラーであり、主ミラー11aを透過した撮影光束を反射して、自動焦点調節を行うAFセンサ25へ導く。以下、11a、11bを単にミラー11という。14はミラー11を駆動させるミラー駆動回路で、ミラーモータ(不図示)への通電制御により、ミラー11を撮像光路上(図1において実線の位置)、および撮像光路から上方に退避した位置(図1において2点鎖線の位置)に回動および保持可能に構成されている。12はフォーカルプレーンシャッタからなるシャッタで、撮像素子13を露出および遮蔽することにより撮影光束の入射制御を行う。13は撮影レンズ30からの撮影光束を取り込み光電変換するCMOSセンサやCCDセンサからなる撮像素子で、電子シャッタ機能を有する。15はシャッタ12のシャッタ幕(不図示)を開閉動作させるシャッタ駆動回路であり、撮像素子13を露出させる開状態、および遮蔽する閉状態にシャッタ幕(不図示)を移行および保持可能に構成されている。
16はカメラ10内部の温度を検出する内部温度センサである。19はカメラ10の設定や撮影動作を行うための複数のボタンやダイヤルからなる操作部材である。ここで、操作部材19について、図2を参照して説明する。
図2において、400はカメラ10の設定を行う設定画面に移行するための、設定ボタンである。設定ボタン400は請求項に記載の、操作部材に相当する。410は外部メモリ24に記録された撮影画像を再生させるための、再生ボタンである。420は撮影画像を消去するための、消去ボタンである。ここで、設定ボタン400、再生ボタン410、消去ボタン420は、いわゆるスイッチゴムを用いた押しボタン式の操作部材である。このような押しボタン式の操作部材は公知の技術であるため、構造についての詳細な説明は省略する。
430は撮影時や撮影画像の再生時に関わる種々の選択をするために、ユーザーが回転させて使用する選択ダイヤルである。選択ダイヤル430はZ軸に回転可能な構成の回転ダイヤル式の操作部材である。このような回転ダイヤル式の操作部材は公知の技術であるため、構造についての詳細な説明は省略する。選択ダイヤル430は請求項に記載の、第2の凸部に相当する。
440は選択ダイヤル430の内周に配置され、上下左右方向とそれぞれの間の斜め方向に押すことで、8方向の入力が可能な方向入力ボタンである。ここで、方向入力ボタン440は、選択ダイヤル430と同じように、撮影時や撮影画像の再生時に関わる種々の選択をするために、使用する。450は方向入力ボタン440の中央に配置され、選択した項目を決定する機能を有する、選択ボタンである。ここで、方向入力ボタン440、選択ボタン450は、板バネなどにより形成された、メタルドームスイッチを用いた押しボタン式の操作部材である。このような押しボタン式の操作部材は公知の技術であるため、構造についての詳細な説明は省略する。
20はカメラ10の信号処理を行うカメラCPUである。カメラCPU20は請求項に記載の、検知手段および、制御手段に相当する。21はカメラ10の背面に設けられ、カメラ10の設定表示や状態表示やライブビュー表示や撮影画像表示を行う、液晶表示パネルなどからなる背面モニタである。ここで背面モニタ21はY軸およびX軸に回転可能な2軸ヒンジにより構成されるバリアングルヒンジ50により、カメラ10に保持されている。背面モニタ21は請求項に記載の、表示手段に相当する。22はカメラ10の電池残量を検出する電池残量検出部である。23は背面把持領域300の内部に配置され、ユーザーが背面把持領域300を把持していることを検知する感圧センサである。ここで、感圧センサ23は接触の圧力変化による電気抵抗値の変化を検知することが可能な構成である。感圧センサ23は請求項に記載の、検知手段に相当する。24はカメラ10に着脱可能な半導体メモリーカードなどからなる、撮影画像を記録する外部メモリである。
26は主ミラー11aによって反射された撮影光束を後述するAEセンサ27およびファインダ28に導く、ガラスなどからなるペンタプリズムである。27は自動露出制御を行うAEセンサである。28はペンタプリズム26から導かれた撮影光束を観察するためのファインダである。29はCPU20からの信号を受けて、カメラ10の設定表示や状態表示を行う、液晶表示パネルなどからなるファインダ内表示器である。
つぎに、図3から図6を用いて、本発明の実施形態による、カメラのグリップ構造について説明する。図3は、本発明に係るカメラの背面図である。図4は、本発明に係る凸部の横断面図(A−A矢視断面)である。図5は、本発明に係る設定ボタンの縦断面図(B−B矢視断面)である。図6は、本発明に係る設定ボタンの横断面図(C−C矢視断面)である。
図3において、600はユーザーの親指を示したものである。610は、カメラ10の重心を示したものである。背面把持領域300(図中の太い破線部)は、背面ゴム310と、背面カバー320と、カードカバー330とで構成され、それぞれの外形形状が連続した3次元曲面で形成されている。そして、ユーザーの親指600から掌(不図示)が密着できるように構成される。背面ゴム310は、ゴムや熱可塑性エラストマなどの弾性を有する材料で形成される。背面ゴム310は背面カバー320に対し、両面テープなどの接着部材370(図4および図5の接着部材370)で取り付けられている。背面カバー320は、樹脂などの射出成形により形成され、複数の操作部材19(400、410、420、430、440、450)などの構成部品が取り付け可能な構成になっている。カードカバー330は、樹脂などの射出成形により形成され、外部メモリ24を取り出し可能なように露出させた開状態と、外部メモリ24を格納して覆う閉状態とで、開閉可能な構成となっている。
340は背面ゴム310の一部を切り欠いた形状で形成される、切り欠き部である。切り欠き部340は、選択ダイヤル430の近傍の背面把持領域300に設けられている。そして、背面把持領域300の、切り欠き部340近傍には、設定ボタン400が配置されている。
350は、背面把持領域300の、親指600の指の腹が置かれる部分に設けられ、背面ゴム310の一部に窪み形状で形成される、凹部である。ここで、凹部350は、図4および図5に示すとおり、断面形状がネガRで形成されていることが好ましい。ネガRとは、所定の円弧の頂点を窪ませた円弧形状のことである。本実施例では、図中Z方向に窪ませた円弧形状のことである。これにより、凹部350がユーザーの親指600の指の腹の形状に沿うため、グリップ性が向上する。
360は、背面ゴム310の一部に形成される、凸部である。凸部360は、凹部350よりも重心610に対し外側に設けられ、凹部350から連続し、高さが増す方向の傾斜(後述する傾斜部360a)を有する面で形成され、さらに、傾斜の終端側(後述する終端部360c)が周囲より突出した形状で形成される。凸部360は請求項に記載の、第1の凸部に相当する。凹部350、および、凸部360は、背面ゴム310の一部に一体的に形成されており、ゴムや熱可塑性エラストマなどの弾性を有する材料で形成される。
ここで、設定ボタン400は凹部350よりも重心610に近い位置に配置することが好ましい。ユーザーがカメラ10を保持する際に、親指600の指の腹を凹部350に置き把持すると、親指600を支点として、重力によるモーメントが生じ、親指600の側面が凸部360に押しつけられるような把持方法となる。これにより、設定ボタン400が押されにくくなり、誤操作を防止できる。
図4において、620は、樹脂などの射出成形により形成され、背面カバー320や不図示の回路基板など、カメラ10の構成部品を取り付け可能に構成される、本体である。本体620は、カメラ10の骨格を成す構成部品のため、ガラス繊維や炭素繊維などにより剛性を強化した樹脂で形成されることが好ましい。また、金属とのインサート成形により、剛性を得る構成としても良い。背面カバー320には、凸部360に対応した位置に、裏面に略筒状(略筒形状)に突出した形状で形成され、背面カバー320を本体620に取り付けるための、取り付け部320aが形成されている。取り付け部320aは、ねじなどの締結部材630により、本体620に取り付けられる。また、背面カバー320には、取り付け部320a近傍に、凸部360側に突出した形状で形成され、凸部360のズレを抑止するための、係止部320bが形成されている。
凸部360は、凹部350から連続し、高さが増す方向(図中−Z方向)の傾斜により形成される、傾斜部360a(図中の1点鎖線部)を有する。また、凸部360は傾斜部360aから連続し、周囲より突出した形状で形成される、終端部360bを有する。さらに、傾斜部360aの裏面側に突出した形状で形成され、取り付け部320aに嵌入する突起部360cを有する。
ユーザーが背面把持領域300を把持すると、親指600の指の側面が傾斜部360aに接触する。そして、親指600を支点として、重力によるモーメントが生じ、親指600の側面が傾斜部360aに押しつけられる。このとき、傾斜部360aが、凹部350から連続し、高さが増す方向(図中−Z方向)の傾斜により形成されていることで、親指600の側面が傾斜部360aに引っかかるようなグリップ状態となり、カメラ10を安定して保持できる。ここで、傾斜部360aから終端部360bの厚みを背面ゴム310の他の部分(たとえば、凹部350)よりも厚くすることが好ましい。背面ゴム310は、ゴムや熱可塑性エラストマなどの弾性を有する材料で形成される。そのため、親指600の側面が傾斜部360aに引っかかるようなグリップ状態のときに、厚みが厚いほうが、親指600の側面に負荷を感じにくく、グリップ性が向上する。
ユーザーが背面把持領域300を把持すると、親指600の指の側面が傾斜部360aに接触する。そして、親指600を支点として、重力によるモーメントが生じ、親指600の側面が傾斜部360aに押しつけられる。このとき、凸部360が図中−X方向に変位するが、突起部360cが係止部320bに当接することで、変位が抑止できる。ここで、係止部320bは取り付け部320a近傍に形成されており、取り付け部320aは、剛性を有する本体620に取り付けられているため、突起部360cの変位の抑止効果が高い。さらに、突起部360cは取り付け部320aに嵌入するように形成されているため、新たに、変位を抑止する形状を設ける必要がなく、省スペースである。
感圧センサ23は、傾斜部360aの裏面に配置され、不図示の配線パターンにより、回路基板(不図示)を経由し、カメラCPU20に電気的に接続される。感圧センサ23を、傾斜部360aの裏面に配置することで、ユーザーが背面把持領域300を把持している強さ(親指600が傾斜部360aに接触する際に発生する圧力の大きさ)を検出することができる構成となっている。具体的には、ユーザーの親指600が傾斜部360aに接触すると、図中矢印Pの方向に発生する圧力により傾斜部360aが変位し、親指600が傾斜部360aに接触する際に発生する圧力が感圧センサ23に伝わる。そして、接触の圧力変化による電気抵抗値の変化を検知し、出力する。出力された信号は、不図示の配線パターンにより、回路基板(不図示)を経由し、カメラCPU20に伝達される。
図5において、設定ボタン400は周囲の背面カバー320よりも突出している。これにより、ユーザーが設定ボタン400を親指600の指先や指の腹で押しこむ際に操作しやすい。一方、設定ボタン400は、背面ゴム310と選択ダイヤル430の外形を結ぶ線(図中の2点鎖線)よりも突出していない。これにより、ユーザーがカメラ10を保持する際に、親指600が設定ボタン400に触れてしまっても、背面ゴム310や選択ダイヤル430により、Z軸方向に押し込む操作を抑制できるため、誤操作を防止できる。また、選択ダイヤル430は回転操作部材であり、Z軸方向に押し込まれても動作を受け付けないため、誤操作を防止できる。
すなわち、設定ボタン400を周囲の背面カバー320よりも突出させ、さらに、設定ボタン400の近傍の、選択ダイヤル430を、設定ボタン400よりも突出させた。これにより、ユーザーがカメラ10を保持する際には、誤操作を防止でき、設定ボタン400を操作する際には、操作しやすい。
また、選択ダイヤル430が誤操作防止の機能を発揮するため、新たに誤操作防止形状を設ける必要がなく、省スペースである。
図6において、400aは、導電性の材料で形成され、設定ボタン400をユーザーが押し込み操作をした際にon信号を伝達するための、スイッチである。400bは、スイッチ400aが接触することで、on信号をカメラCPU20に伝達するための、信号パターンである。
L1は、スイッチ400aが信号パターン400bに接触するまでの、設定ボタン400のonストロークの距離を示している。L2は、設定ボタン400の背面カバー320からの突出量(重心610から遠い側)を示している。L3は、設定ボタン400の背面カバー320からの突出量(重心610に近い側)を示している。ここで、設定ボタン400の背面カバー320からの突出量L2およびL3は0(ゼロ)より大きい。これにより、ユーザーが設定ボタン400を親指600の指先や指の腹で押しこむ際に操作しやすい。また、設定ボタン400の背面カバー320からの突出量L2は、設定ボタン400のonストロークL1よりも小さい。これにより、ユーザーがカメラ10を保持する際に、親指600が設定ボタン400に触れてしまっても、容易にonしないため、誤操作を防止できる。さらに、設定ボタン400の背面カバー320からの突出量L3は、設定ボタン400のonストロークL1よりも大きい。これにより、ユーザーが設定ボタン400を親指600の指先や指の腹で押しこむ際に操作しやすい。
すなわち、操作ボタン400のonストロークと、設定ボタン400の背面カバー320からの突出量を0<L2<L1≦L3の関係とした。これにより、ユーザーがカメラ10を保持する際には、誤操作を防止でき、設定ボタン400を操作する際には、操作しやすい。
つぎに、図7を用いて、本発明の実施形態による、グリップ検知について説明する。図7は、本発明に係るグリップ検知のフローチャートである。
まず、S700で、感圧センサ23により、グリップ圧の検知を行う。具体的には、ユーザーが背面把持領域300を把持している強さ(親指600が傾斜部360aに接触する際に発生する圧力の大きさ)を感圧センサ23により検出する。そして、感圧センサ23の出力をカメラCPU20に伝達する。ここで、S700のグリップ圧検知は、常時行っても良いし、所定の時間経過ごとに行っても良い。
つぎに、S710で、ユーザーがカメラ10のグリップ100を把持しているかどうかを判定する。具体的には、カメラCPU20により、感圧センサ23の出力の有無を判定する。感圧センサ23の出力が有る場合は、ユーザーがカメラ10のグリップ100を把持していると判定し、S720に進む。一方、感圧センサ23の出力が無い場合は、ユーザーがカメラ10のグリップ100を把持していないと判定し、グリップ検知処理を終了する。
つぎに、S720で、カメラCPU20により、感圧センサ23の出力が所定の値以上かどうかを判定する。出力が所定の値以上と判定された場合は、グリップ検知処理を終了する。一方、出力が所定の値未満と判定された場合は、S730に進む。ここで、所定の値とは、ユーザーがカメラ10をしっかり保持していない、または、ユーザーの親指600が好ましい位置に置かれていないことが判定できるような値とすることが好ましい。たとえば、複数のモニター(人)に様々なグリップをしてもらい、実際のグリップ圧をサンプリングし、実験的に定めるなどの方法がある。
つぎに、S730で、背面モニタ21に警告表示を行う。具体的には、背面モニタ21に、ユーザーがカメラ10をしっかり保持していない、または、ユーザーの親指600が好ましい位置に置かれていないことを認識できる旨の表示を行う。たとえば、「カメラをしっかりグリップしてください。」といった文字表示を行っても良いし、好ましいグリップ状態を示す図を表示しても良い。そして、S700に戻り、S710で、ユーザーがカメラ10のグリップ100を把持していないと判定されるか、S720でカメラCPU20により、感圧センサ23の出力が所定の値以上と判定されるまで、S730の警告表示を継続する。
上記のとおり、ユーザーがカメラ10のグリップ100を把持しているときに、カメラCPU20により、感圧センサ23の出力が所定の値以上かどうかを判定し、出力が所定の値未満と判定された場合は、背面モニタ21に警告表示を行うようにした。
これにより、ユーザーがカメラ10をしっかり保持していない、または、ユーザーの親指600が好ましい位置に置かれていないことを判別できるため、ユーザーに好ましいグリップ状態を促すことができ、グリップ性が向上する。さらに、ユーザーの親指600の位置を好ましい位置に誘導することができるため、背面把持領域300近傍の複数の操作部材19(400、410、420、430、440、450)の誤操作を防止できる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
10 カメラ、20 カメラCPU、21 背面モニタ、23 感圧センサ、
100 グリップ、200 前面把持領域、300 背面把持領域、
310 背面ゴム、320 背面カバー、320a 取り付け部、
320b 係止部、330 カードカバー、340 切り欠き部、
350 凹部、360 凸部、360a 傾斜部、360b 終端部、
360c 突起部、400 設定ボタン、430 選択ダイヤル、
620 本体

Claims (7)

  1. 電子機器の前面側に配置され、曲面形状で形成される、前面把持領域と、
    電子機器の背面側に配置される、背面把持領域と、
    ユーザーが前記前面把持領域と前記背面把持領域とを把持することで、電子機器を保持可能なグリップを有する電子機器において、
    前記背面把持領域は、
    窪んだ形状で形成される凹部と、
    前記凹部から連続し、電子機器から出っ張る方向に高さが増す傾斜を有する第1の凸部と、
    前記第1の凸部の、前記凹部に対して反対側に、前記背面把持領域よりも高さが高い、第2の凸部を有し、
    前記背面把持領域内の前記第2の凸部近傍に、ユーザーが前記前面把持領域と前記背面把持領域とを把持したときに押し込み操作がされにくく、前記凹部よりも突出しているか、または、周囲の形状よりも突出した形状で形成される、操作部材を配置することを特徴とする、電子機器のグリップ構造。
  2. 前記凹部は断面形状を前記電子機器の内部側へ向かって、所定の円弧形状に窪ませた形状で形成することを特徴とする、請求項1に記載の電子機器のグリップ構造。
  3. 前記第1の凸部は弾性を有する材料で形成され、前記背面把持領域の、前記第1の凸部以外の部分よりも厚みが厚いことを特徴とする、請求項1に記載の電子機器のグリップ構造。
  4. 前記第2の凸部は、回転操作部材であることを特徴とする、請求項1に記載の電子機器のグリップ構造。
  5. 前記第1の凸部の裏面側に突出した形状で形成される、突起部と、前記突起部に対応する位置に、ユーザーが前記前面把持領域と前記背面把持領域とを把持したときに前記突起部と当接する、係止部を有することを特徴とする、請求項1に記載の電子機器のグリップ構造。
  6. 電子機器の背面側の外観形状を形成する、背面カバーと、
    電子機器の筐体形状を形成する、本体と、
    前記背面カバーには、前記第1の凸部の裏面側に、前記背面カバーを前記本体に取り付けるための、筒形状で形成される、取り付け部を有し、
    前記係止部は、前記背面カバーの前記取り付け部近傍に設けられ、
    前記突起部は、前記取り付け部に嵌入するように形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の電子機器のグリップ構造。
  7. 文字表示や、画像の表示が可能な、表示手段と
    前記第1の凸部の裏側には、ユーザーが前記前面把持領域と前記背面把持領域とを把持したときの、前記第1の凸部に加わる圧力を検知する検知手段を有し、
    前記検知手段により検知した圧力が所定の値未満のときには、前記表示手段に警告表示を行うように制御する、制御手段を有することを特徴とする、請求項1に記載の電子機器のグリップ構造。
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