JP7301631B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、デジタルカメラなどの撮像装置に関し、特に、オートフォーカスを行うフォーカス位置の選択からオートフォーカスの開始までの操作性を向上させることのできる撮像装置に関する。
一般に、デジタルカメラなどの撮像装置には、オートフォーカスの開始を行うための操作部が備えられている。さらには、撮像装置には、複数のオートフォーカス可能な位置をカーソルなどで表示して、当該カーソルの位置をジョイスティック又はダイヤルなどの操作部材によって移動させるようにしたものがある。
近年、撮像装置においてはオートフォーカス可能な範囲が広がっており、これによって、オートフォーカスが選択可能な点数(位置)が増加する傾向にある。この結果、ユーザーは、より自由な構図で撮影を行うことが可能となる。
一方、従来のように、ジョイスティック又はダイヤルなどの操作部材による操作では、カーソルを移動するための操作回数を多くしないと目標とするフォーカス位置までカーソルを移動することができない。このため、カーソルの移動に関して即時性が低下してしまう。
即時性の低下を防止するため、例えば、撮像装置の背面に配置された液晶に備えられたタッチパッドを用いてオートフォーカス可能な位置を選択するようにしたものがある。タッチパッドを用いれば、指の移動量に応じてカーソルの移動およびフォーカス位置の選択ができるので、カーソル移動に関して即時性が低下することはない。
ところが、従来の撮像装置においては、オートフォーカス可能な位置を操作部材(たとえぱタッチパッド)などによって選択した後、別の操作部材によってオートフォーカスを開始する操作を行う必要がある。このため、オートフォーカス位置の選択からオートフォーカスの開始までの間に指が移動してしまい、オートフォーカス開始までに時間が掛かってしまうことがある。この結果、ユーザーはシャッターチャンスを逃してしまうことがある。
このような問題に対処するため、例えば、タッチパッドから指を離すことなく、2次元方向の操作およびフォーカス位置の決定を行うようにした撮像装置がある(特許文献1)。そして、特許文献1においては、静電容量式センサーを用いてXY方向の操作と押し込み方向の操作とを検知するようにしている。
特開平10-68992号公報
ところが、特許文献1に記載の手法では、静電容量式センサーを用いているので、押し込み方向におけるストロークを大きくすることは困難である。この結果、2次元方向の操作を行っている際に僅かの押し込みを検知してしまう恐れがある。つまり、特許文献1の手法では、フォーカス位置を選択中に、誤って押し込みを検知してユーザーが意図しない位置でオートフォーカスが開始されてしまう恐れが高い。
そこで、本発明の目的は、即時性が低下することなく、しかもフォーカス位置を選択中にオートフォーカスが開始されてしまうことのない撮像装置を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明による撮像装置は、影画面内において選択された位置でオートフォーカスを開始して撮像を行う撮像装置であって、指のスライド移動を測定する光入力デバイスを用いて撮影画面内でオートフォーカスを行う位置を選択するとに、前記指による押圧操作によってオートフォーカスの開始を指示する操作部材と、前記操作部材の周囲を囲む外装カバーと、前記外装カバーと前記操作部材との間に挟持された弾性部材と、前記光入力デバイスを上面に支持する支持部材と、前記撮影画面でのオートフォーカスを行う位置を選択するための表示体が表示される表示手段と、前記光入力デバイスにより測定された指の移動量に応じて前記表示体を移動させ、前記操作部材が押圧操作された際に前記表示体の位置でオートフォーカスを開始する制御手段と、を有し、前記光入力デバイスは、前記操作部材において指が載置される面の下方に配置され、前記支持部材は、前記操作部材を押圧することで前記光入力デバイスと共に下方に移動し、前記支持部材に形成された斜面部と前記弾性部材に備えられた腕部とが全周で接触し、前記光入力デバイスに実装されたフレキシブル基板が前記支持部材に形成された穴部を通って前記腕部の内周を通過していることを特徴とする。
本発明によれば、即時性が低下することなく、しかもフォーカス位置を選択中にオートフォーカスが開始されてしまうことがない。
本発明の実施の形態による撮像装置の一例についてその外観を示す斜視図である。 図1に示すカメラによる撮影の際にユーザーによって操作される操作部の配置を説明するための図である。 図1に示すカメラに備えられた操作部の配置を説明するための図である。 図1に示すカメラに備えられたAF-ONボタンおよびシャッターボタンを説明するための断面図である。 図1に示すカメラの構成についてその一例を示すブロック図である。 図1に示すカメラを用いた撮影の一例を説明するための図である。 図1に示すカメラで用いられる操作部材の形状を説明するための図である。 本発明の実施の形態による撮像装置の別の例を示す斜視図である。 図8に示すカメラの外観を説明する図である。
以下に、本発明の実施の形態による撮像装置の一例を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態による撮像装置の一例についてその外観を示す斜視図である。そして、図1(A)は正面側(前面側)から見た斜視図であり、図1(B)は背面側から見た斜視図である。
図示の撮像装置は一眼レフデジタルカメラ(以下カメラと呼ぶ)1000であり、カメラ本体100と、撮影レンズが搭載され、カメラ本体100に対して交換可能なレンズユニット150を有している。
図1(A)において、カメラ本体100には、前方に突出する第1のグリップ部101が設けられている。第1のグリップ部101によって、ユーザーはカメラ1000を正位置姿勢(後述する撮像部22において略長方形の撮像領域を縦よりも横を長くする姿勢)として撮影する際にカメラ本体100を安定して握って操作することができる。さらに、カメラ本体100には、前方に突出する第2のグリップ部102が設けられている。第2のグリップ部102によってユーザーはカメラ1000を縦位置姿勢(撮像部22において略長方形の撮像領域を横より縦を長くする姿勢)として撮影する際にカメラ本体100を安定して握って操作することができる。
なお、第2のグリップ部102はカメラ本体100に一体的に形成するようにしてもよく、カメラ本体100に着脱可能であってもよい。
シャッターボタン103および105の各々は撮影開始を指示する際に操作される。これらシャッターボタン103および105は、スイッチ部70(図5)に含まれる。シャッターボタン103および105の各々を半押し(第1のストローク)すると、スイッチSW1がオンして、第1のシャッタースイッチ信号SW1が発生する。そして、第1のシャッタースイッチ信号SW1に応答して、後述するようにAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、およびEF(フラッシュプリ発光)処理などの動作が開始される。なお、第1のストロークを解除すればAF処理を停止することができる。
シャッターボタン103および105の各々を全押し(第2のストローク)すると、スイッチSW2がオンして、第2のシャッタースイッチ信号SW2が発生する。これによって、撮像部22の信号読み出しから記録媒体200に画像データを書き込むまでの一連の撮影処理の動作が開始される。
図示のカメラ1000には、AFのモードとして、静止した被写体の撮像に適するワンショットAFと、動く被写体の撮像に適するサーボAF(コンティニュアスAF)とが備えられている。ワンショットAFでは、ユーザーが任意に選択した焦点検出領域において自動焦点検出が行われる。そして、焦点位置にフォーカスレンズを移動させてフォーカスレンズの駆動が停止する。
一方、サーボAFでは、焦点位置にフォーカスレンズを移動させた後においても、主被写体の動きが検出される。そして、主被写体の動きが検出されると、焦点検出領域において検出したデフォーカス量に応じてフォーカスレンズを継続的に駆動する。
ワンショットAFおよびサーボAFはユーザーによって選択可能である。また、ワンショットAFを第1の自動焦点検出動作と呼び、サーボAFを第2の自動焦点検出動作と呼ぶ。
なお、シャッターボタン103は正位置姿勢で撮影を行う際に主に用いられ、シャッターボタン105は縦位置姿勢で撮影を行う際に主に用いられる。
図1(B)において、電源スイッチ43は、カメラ1000の電源をON又はOFFする際に用いられる。ファインダー16はレンズユニット150を介して入射した光学像の焦点および構図を確認する際に用いられる所謂覗き込み型のファインダーである。そして、ファインダー16によって、ユーザーは後述するファインダー視野内表示器41に表示される情報を光学像とともに観察することができる。
表示部28には、撮影によって得られた画像および各種情報などが表示される。表示部28の表示面には、タッチ操作を受付け(タッチ検出)可能なタッチパネル72が設けられている。タッチパネル72は表示部28に重畳して設けるようにしてもよく、又は表示部28と一体に設けるようにしてもよい。
AF-ONボタン80a、80b、80c、および80dを押圧することによって、AF(オートフォーカス)処理が開始される。また、AF-ONボタン80a、80b、80c、および80dの押圧を解除するとAF処理が停止する。なお、AF-ONボタン80aおよび80bは後述するスイッチ部70に含まれ、AF-ONボタン80cおよび80dはスイッチ部71(図5)に含まれる。
光学トラッキングポインター(光入力デバイスの一例であり、以下「OTP」と呼ぶ)1、2、3、4、5、および6は、指の指紋などの模様の動きを光学的に検知するタッチ操作部材である。OTP1~6は、タッチ操作の検出、2次元方向に相対的に移動する物(例えば指)の検知を行い、指などの移動に関する移動情報を出力する。
OTP1~6は、発光部と、光学式位置検出素子(ともに図示せず)とを有している。発光部はAF-ONボタン80a~80dおよびシャッターボタン103および105の表面に載置された指に向かってボタン内部から光を照射する。そして、指の指紋などの模様からの反射光を光学式位置検出素子により測定する。光学式位置検出素子は例えばイメージセンサーなどにより実現可能である。
本実施形態では、一例として、特開平11-345076号公報などに記載の画像処理を用いて、指の移動方向、移動量を画像追跡して、指の動きを示す信号を生成するようにしてもよい。
OTP1~6の出力である相対的に移動する指の移動情報を用いることによって、ファインダー視野内表示器41に表示された測距点枠405(図6参照)および表示部28に表示可能な測距点枠305(図6参照)の位置を移動させることができる。
なお、ファインダー視野内表示器41又は表示部28に表示可能で、かつ移動させることが可能な表示体は、測距点枠に限られない。例えば、OTP1~6からの移動情報を用いて、再生された画像を次の再生画像に切り替える操作を行うようにしてもよい。さらには、メニュー画面において選択を行うためのカーソルの移動、カメラのシャッタースピード、ISO感度、絞り、および露出補正などの設定値の切り替えなどに用いるようにしてもよい。前述のOTP1~6はそれぞれAF-ONボタン80a~80dおよびシャッターボタン103および105のいずれかに組み込まれている。
カメラ1000を操作するユーザーは、AF-ONボタン80a~80dおよびシャッターボタン103および105においてタッチ操作を行って2次元方向に指をスライド移動させる。これによって、ファインダー視野内表示器41に表示された測距点枠405および表示部28に表示可能な測距点枠305を移動させることができる。さらに、同一のボタンを指を離さずに押圧するか又は押圧を解除することによって、いずれのボタンによってAF(オートフォーカス)処理のオン/オフ操作を行うことができる。
例えば、シャッターボタン103の押圧によって第2の自動焦点検出動作であるサーボAFを実行している際に、AF-ONボタン80aに組み込まれたOTP1を操作すればサーボAFの実行中に測距点枠405を操作することができる。
なお、OTP1~6が組み込まれたシャッターボタン103および105とAF-ONボタン80a~80dの配置は、タッチ操作およびスライド操作を行いつつ、直ちにAF処理を開始することができるようにするため、次のような配置が望ましい。
図2は、図1に示すカメラによる撮影の際にユーザーによって操作される操作部の配置を説明するための図である。そして、図2(A)は一方のシャッターボタンの配置を示す斜視図であり、図2(B)は他方のシャッターボタンの配置を示す斜視図である。また、図2(C)は一方のAF-ONボタンの配置を示す斜視図であり、図2(D)は他方のAF-ONボタンの配置を示す斜視図である。
図2(A)に示すように、シャッターボタン103は、前述の第1のグリップ部101を握った手301の人差し指301aで操作可能な位置に配置されている。つまり、シャッターボタン103はカメラを上面から見た際に、第1のグリップ部101の突出部と重畳する位置に配置されている。
図2(B)に示すように、同様にシャッターボタン105は、第2のグリップ部102を握った手301の人差し指301aで操作可能な位置に配置されている。つまり、シャッターボタン105はカメラを背面側において右側面方向から見た際に、第2のグリップ部102の突出部と重畳する位置に配置されている。
図3は、図1に示すカメラに備えられた操作部の配置を説明するための図である。そして、図3(A)および図3(B)は背面側から示す図であり、図3(C)は側面側から示す図である。また、図3(D)は上面側から示す図である。
図2(C)に示すように、AF-ONボタン80aは第1のグリップ部101を握った手301の親指301bで操作可能な位置に配置されている。例えば、図3(A)に示すように、AF-ONボタン80aは、カメラを正位置姿勢で背面側から見た場合に第1のグリップ部101の上下方向(垂直方向)の長さの略中心より上側に配置される。さらに、AF-ONボタン80aは、表示部28の左右方向(水平方向)の中心線より右側で、かつファインダーユニットの凸形状部601を避けた斜線範囲Aに配置されることが望ましい。
また、カメラへの搭載を考慮すると、AF-ONボタン80a(OTP1)の搭載される位置について、第1のグリップ部101の右端からの左右方向(水平方向)距離が少なくとも下記の関係(1)を満たすことが望ましい。
ファインダー16の外観である凸形状部601の左右方向(水平方向)の中心≧AF-ONボタン80a(OTP1)の左右方向(水平方向)の中心 (1)
上記の関係を満たすことによって、ファインダー16を覗き込んだ場合に、撮影者の眼とAF-ONボタン80a(OTP1)を操作する指とが干渉しないので操作性が向上する。
さらに、AF-ONボタン80aを操作した後、シャッターボタン103を押すまでに第1のグリップ部101をしっかりと撮影者が把持し続けるためには、人差し指で操作するシャッターボタン103と筐体とを挟んで対向する位置にAF-ONボタン80aが位置することが望ましい。さらに、第1のグリップ部101から手の腹を浮かすことなくシャッターボタン103とAF-ONボタン80aを操作するためには、少なくとも第1のグリップ部101からの左右方向(水平方向)距離が下記の関係(2)を満たすことが望ましい。
AF-ONボタン80a(OTP1)の左右方向(水平方向)の中心≧シャッターボタン103の左右方向(水平方向)の中心 (2)
加えて、カメラ以外の撮像装置への搭載を考慮すると、表示部28に表示された測距点枠305等の表示物をAF-ONボタン80aによって操作する際の操作性の観点から、AF-ONボタン80aが搭載される位置に関して第1のグリップ部101の右端からの距離が少なくとも下記の関係(3)を満たすことが望ましい。
表示部28の左右方向(水平方向)の中心≧AF-ONボタン80a(OTP1)の左右方向(水平方向)の中心 (3)
上記の関係を満たすことによって、AF-ONボタン80aを操作する指で表示部28が隠れてしまうのを防ぐことができる。
図2(D)に示すように、AF-ONボタン80bは、第2のグリップ部102を握った手301の親指301bで操作可能な位置に配置されている。例えば、図3(B)に示すように、AF-ONボタン80bは、カメラを正位置姿勢で背面側から見た場合に第2のグリップ部102の左右方向の長さの略中心より右に配置される。さらに、AF-ONボタン80bは、表示部28の上下方向の中心線より下側の斜線範囲Bに配置されることが望ましい。
AF-ONボタン80cは、第1のグリップ部101を握った手301と異なる手302の親指302aで操作可能な位置に配置されている。例えば、図3(C)に示すように、AF-ONボタン80cは、カメラを正位置姿勢で背面から見た際に、第1のグリップ部101と逆側の側面から見た場合に見える範囲Cに配置することが望ましい。
AF-ONボタン80dは、第2のグリップ部102を握った手301と異なる手302の親指302aで操作可能な位置に配置されている。例えば、図3(D)に示すように、AF-ONボタン80dは、第2のグリップ部102と逆側の上面から見た際に見える範囲Dに配置することが望ましい。
図4は、図1に示すカメラに備えられたAF-ONボタンおよびシャッターボタンを説明するための断面図である。そして、図4(A)は略円筒形のAF-ONボタンを示す断面図であり、図4(B)は略円筒形のシャッターボタンを示す断面図である。
まず、図4(A)を参照して、AF-ONボタン80aにOTP1を組み込む構成について説明する。なお、AF-ONボタン80b~80dにそれぞれOTP2~4を組み込む構成についても同様である。
AF-ONボタン80a~80dはカメラ本体100又はレンズユニット150の外装面に対して略垂直方向に動作可能である。つまり、AF-ONボタン80a~80dは押し込むことによってオンする。なお、AF-ONボタン80a~80dは、例えば、導電ゴム(第1の導電部)を用いたスイッチである。
図7は、図1に示すカメラで用いられる操作部材の形状を説明するための図であり、図7(A)は上面図(平面図)であり、図7(B)は図7(A)に矢視D-Dで示す断面図である。
OTP1はAF-ONボタン80aに形成された凹部80eに配置される。図7に示すように、AF-ONボタン80aには、肉厚の薄い鏡面部80fおよび80gで構成された透明な窓部が備えられている。OTP1は、鏡面部80g側から鏡面部80f側に向かって不図示の発光部から光を照射し、鏡面部80f上に置かれた指紋等の反射光を不図示の光学式位置検出素子により検出する。
この鏡面部80fおよび80gで構成される部分は、他の部分と比較すると急激に肉厚が薄くなる部分であるので、AF-ONボタン80aを金型成型等で作成する場合に、金型から製品が出た際に熱収縮等の影響を受けやすい。熱収縮等により、少しでも凹凸の変曲点をもつような表面形状になってしまうと、鏡面であるために外光等の反射により変曲点が目立ってしまう。特に、鏡面部80fの側は外観面となるので、変曲点があると商品性を損なってしまう恐れがある。そこで、本実施形態では、鏡面部80fの面は、成型時の熱収縮等による変曲点が発生しないように外観側に緩やかに凸状になるような半径SRの球面形状となっている。
また、鏡面部80fの外側の外周面80hから凸状の半球形状部として形成された鏡面部80fが突出してしまうと、鏡面部80fに傷がつき易くなってしまうので、鏡面部80fの先端(突端)は外周面80hからΔAだけ低い形状になっている。一方、ΔAが大きいと鏡面部80fに指が接触しなくなる可能性があるため、ΔAは0.01~0.5mm程度が望ましい。
さらに、不図示の光学式検出素子の検知光学系において中心と外周との光路長変化をなるべく小さくするためには、鏡面部80fにおいて中心と外周部の肉厚差が0.02mm程度以下であることが望ましい。そこで、鏡面部80fの直径をα、球面形状部の半径をSRとすると、鏡面部80fの直径α(mm)に対して球面形状部の半径SR(mm)を下記の関係式(4)を満たす数値にすることが望ましい。
SR≧6.25α+0.01 (4)
さらに、指の検出範囲を考慮すると、鏡面範囲である直径αは2~15mm程度が望ましい。
AF-ONボタン80aの直下には、当該ボタンが摺動するための軸穴600aを備えるボタンベース600が配置されるとともに、軸穴600aに嵌合する嵌合軸90aを備えるアンダーキートップ90が配置される。そして、AF-ONボタン80aとアンダーキートップ90の接合部89とを全周接着することによってOTP1はAF-ONボタン80aに結合されて、一体に動作する。つまり、OTP1は操作部材の1つであるAF-ONボタン80aにおいて指が載置される面の下方(下側)に配置されている。
カメラ本体100の外装カバー(外装部材)100aとボタンベース600との間にはシリコンラバーなどの弾性部材700が挟持される。これによって、外装カバー100aとボタンベース600との間から水が侵入することを防止する。
さらに、アンダーキートップ90に形成された斜面部90bと弾性部材700に備えられた腕部700aとが全周で接触する。これによって、AF-ONボタン80aと外装カバー100aとの間から水が侵入することを防止する。
OTP1はフレキシブル基板800に実装されている。フレキシブル基板800はアンダーキートップ90に形成された穴部90cを通って腕部700aの内周を経て基板(図示せず)に接続される。
アンダーキートップの下には、導電ゴム(第1の導電部)500aを有するスイッチゴム500とフレキシブルプリント基板502とが配置されている。フレキシブルプリント基板502において、導電ゴム500aの下には導電パターン(第2の導電部)502aが位置する。AF-ONボタン80aを押し下げると、導電ゴム500aはAF-ONボタン80aに接着されたアンダーキートップ90によって押されて導電パターン502aと接触する。これによって、AF-ONボタン80aはオン状態となる(電気接続)。なお、AF-ONボタン80b~80dも同様の構成を有している。
上述の例では、AF-ONボタン80a~80dとして導電ゴムを用いたスイッチを用いたが、カメラ1000に対して略垂直方向に動作してオン動作すればよく、例えば、反転ばねなどを用いたタクトスイッチを用いるようにしてもよい。
続いて、図4(B)を参照して、シャッターボタン103および105にOTP5および6を組み込む構成について説明する。
シャッターボタン103および105はカメラ本体100の外装面に対して略垂直方向に動作可能である。そして、シャッターボタン103又は105を押し込むと、第1のストローク(半押し)においてスイッチSW1(図5に参照番号7aで示す)がオンする。これによって、第1のシャッタースイッチ信号SW1が発生する。
さらに、第2のストローク(全押し)において、スイッチSW2(図5に参照番号7bで示す)がオンして第2のシャッタースイッチ信号SW2が発生する。
OTP5はシャッターボタン103に形成された凹部103eに配置される。シャッターボタン103の直下には、当該ボタンが摺動するための軸穴610aを備えるボタンベース610が配置されるとともに、軸穴610aに嵌合する嵌合軸99aを有するアンダーキートップ99が配置される。そして、シャッターボタン103とアンダーキートップ99の接合部79とを全周接着することによって、OTP5はシャッターボタン103に結合されて一体として動く。なお、アンダーキートップ99は抜け止め部材69によってボタンベース610に固定される。
カメラ本体100の外装カバー100aとボタンベース610との間にはシリコンラバーなどの弾性部材710が挟持される。これによって、外装カバー100aとボタンベース610との間から水が侵入することを防止する。
さらに、アンダーキートップ99に形成された斜面部99bと弾性部材710に備えられた腕部710aとは全周で接触する。これによって、シャッターボタン103と外装カバー100aとの間から水が侵入することを防止する。
OTP1はフレキシブル基板810に実装されている。フレキシブル基板810はアンダーキートップ99に形成された穴部99cを通って腕部710aの内周を通過して基板(図示せず)に接続される。
アンダーキートップ99の下には、導電性のリーフスイッチ777、888、および999が配置されている。シャッターボタン103を押すことによって、リーフスイッチ777とリーフスイッチ888とが接触して導通する。これによって、第1のシャッタースイッチ信号SW1が発生する。シャッターボタン103をさらに押すことによって、リーフスイッチ888とリーフスイッチ999とが接触して導通する。これによって、第2のシャッタースイッチ信号SW2が発生する。
なお、シャッターボタン105の構成はシャッターボタン103の構成と同様であるので、説明を省略する。
図5は、図1に示すカメラの構成についてその一例を示すブロック図である。なお、図5においては、図1~図4に示す構成要素と同一の構成要素については同一の参照番号を付す。
前述のように、レンズユニット150はカメラ本体100に対して交換可能である。レンズユニット150には撮影レンズ155が備えられている。撮影レンズ155は、例えば、複数枚のレンズから構成されるが、ここでは簡略化のため一枚のレンズのみが示されている。
通信端子66はレンズユニット150がカメラ本体100と通信を行うための端子であり、通信端子10はカメラ本体100がレンズユニット150と通信を行うための端子である。つまり、レンズユニット150は通信端子66および10を介してシステム制御部50と通信する。
レンズユニット150には、レンズ制御回路201が備えられており、レンズ制御回路201は絞り駆動回路203によって絞り204を駆動制御する。また、レンズ制御回路201はAF駆動回路202によって撮影レンズ155の位置を光軸900に沿って変位させて焦点を合わせる。また、レンズ制御回路201にはOTP5および6が接続される。
なお、レンズユニット150を装着可能な装着部を介してレンズユニット150はカメラ本体100に装着される。そして、レンズユニット150として単焦点又はズームレンズなどの様々な種類のものを装着することができる。
測光回路106は、測光センサー(AEセンサー)17によってクイックリターンミラー12を介してフォーカシングスクリーン13上に結像した被写体の輝度を測光する。そして、測光回路106は当該測光結果をシステム制御部50に送る。
焦点検出部(AFセンサー)11は、システム制御部50によって制御される焦点駆動回路115によって駆動される。焦点検出部11はクイックリターンミラー12を介して入射する光学像に応じて、位相差検出方式によってデフォーカス量を求めて、当該デフォーカス量をシステム制御部50に出力する。
システム制御部50はデフォーカス量に基づいてレンズユニット150を制御して、位相差AFを行う。なお、AFを行う際には、位相差AFに限られず、例えば、コントラストAFを用いるようにしてもよい。さらには、位相差AFを行う際、焦点検出部11を用いることなく、撮像部22の撮像面で検出したデフォーカス量に基づいて位相差AFを行うようにしてもよい(所謂撮像面位相差AF)。
システム制御部50はミラー駆動回路114を制御して、露光、ライブビュー撮影、および動画撮影の際にクイックリターンミラー12をアップダウンする。当該クイックリターンミラー12は、撮影レンズ155を介して入射した光学像をファインダー16および撮像部22のいずれかに送るためのミラーである。
クイックリターンミラー12は通常の場合には光学像を反射してファインダー16に導く位置は位置づけられる。つまり、クイックリターンミラー12は通常の場合には光路上に位置する(ミラーダウン)。一方、撮影を行う場合又はライブビュー表示を行う場合には、クイックリターンミラー12は撮像部22に光学像を導く位置に位置づけられる。つまり、クイックリターンミラー12は上方に跳ね上げられて光路から退避する(ミラーアップ)。
なお、クイックリターンミラー12はその中央部において光の一部が透過可能であるハーフミラーであり、ミラーダウンの際には、光の一部がクイックリターンミラー12を透過する。そして、当該透過光はサブミラー30によって反射されて焦点検出部11に入射する。
ユーザーは、ペンタプリズム14およびファインダー16を介してフォーカシングスクリーン13上に結像した光学像を観察する。これによって、ユーザーは、レンズユニット150を介して得た被写体像における焦点状態および構図を確認することができる。
撮像部22は光学像を電気信号に変換するCCD又はCMOS素子などを有する撮像素子であり、撮像可能な領域は略長方形状である。撮像部22の前段にはシャッター91が配置され、システム制御部50はシャッター駆動回路92によってシャッター91を駆動する。
撮像部22の出力であるアナログ画像信号は、クランプ/CDS回路34およびAGC35を介してA/D変換器23に送られる。そして、A/D変換器23はアナログ画像信号をデジタル画像信号に変換する。
画像処理部24はA/D変換器23からのデジタル画像信号、又はメモリ制御部15からの画像データに対して所定の画素補間および縮小などのリサイズ処理および色変換処理を行う。また、画像処理部24は、撮像によって得られた画像データを用いて所定の演算処理を行う。そして、システム制御部50は、当該演算結果に基づいて露光制御および測距制御を行う。これにより、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、およびEF(フラッシュプリ発光)処理が行われる。
さらに、画像処理部24は、撮像によって得られた画像データを用いて所定の演算処理を行って、当該演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理を行う。
メモリ32には、撮像部22によって撮像されA/D変換器23によってA/D変換されて得られたデジタル画像信号(画像データ)および、表示部28に表示するための表示用画像データが格納される。メモリ32は、所定枚数の静止画像、所定時間の動画像および音声を格納するための十分な記憶容量を有している。なお、メモリ32は、メモリカードなどの着脱可能な記録媒体でもよく、内蔵メモリであってもよい。
画像処理部24には、画像データを一時的に記録するためバッファメモリ37が接続されている。また、メモリ制御部15には、インターフェース40を介して記録媒体200が接続される。
表示部28は画像を表示するための背面モニタであり、図1(B)に示すように、カメラ本体100の背面に配置される。画像処理部24は、システム制御部50の制御下で画像データをD/A変換器19を介して画像として表示部28に表示する。なお、表示部28は画像を表示するディスプレイであれば液晶に限らず、有機ELなど他のディスプレイであってもよい。
不揮発性メモリ56は、システム制御部50によって電気的に消去・記録可能なメモリであり、例えば、EEPROMが用いられる。不揮発性メモリ56には、システム制御部50の動作用の定数およびプログラムなどが記憶される。時刻計測回路109は、システム制御部50が各種の制御を行う際に必要な時間を計測し、計測時間をシステム制御部50へ送信する。姿勢検出回路82は、例えば、ジャイロセンサ等を有し、カメラ1000の姿勢を検出して、システム制御部50へ通知する。
システム制御部50は、少なくとも1つのプロセッサーを内蔵しており、カメラ1000全体を制御する。図示のように、システム制御部50には、スイッチセンス回路93を介してシャッターボタン103および105、スイッチ部70、および電源スイッチ43が接続される。また、システム制御部50にはOTP1~4が接続される。
システム制御部50は、OTP1~6の出力に基づいて、スライド操作による動きの方向(以下移動方向と呼ぶ)を、上、下、左、右、左上、左下、右上、および右下の8方向で求める。さらに、システム制御部50は、OTP1~6の出力に基づいて、スライド操作による動きの量をx軸方向、y軸方向(以下移動量(x,y)と呼ぶ)の2次元方向で求める。
システム制御部50は、OTP1~6に対する次の操作又は状態を検知する。
OTP1~6に新たに指がOTP1~6にタッチしたこと。つまり、タッチの開始(以下タッチダウン(TouchDown)と呼ぶ)。
OTP1~6を指でタッチしている状態であること(以下タッチオン(Touch-ON)と呼ぶ)。
OTP1~6を指でタッチした状態で指を移動させること(以下タッチムーブ(Touch-Move)と呼ぶ)。
OTP1~6にタッチしていた指を離したこと。つまり、タッチの終了(以下タッチアップ(Touch-Up)と呼ぶ)。
OTP1~6に何もタッチしていない状態(以下タッチオフ(Touch-Off)と呼ぶ)。
タッチダウンが検知されると、同時にタッチオンであることが検知される。タッチダウンの後、タッチアップが検知されない限りは、通常タッチオンの検知が継続する。タッチムーブが検知されるのはタッチオンが検知されている状態である。タッチオンが検知されても、移動量(x,y)が0であればタッチムーブは検知されない。タッチしていた全ての指がタッチアップしたことが検知された後には、タッチオフとなる。
システム制御部50は、上記の操作、状態、移動方向、および移動量(x,y)に基づいてOTP1~6上でどのような操作(タッチ操作)が行なわれたかを判定する。タッチムーブについてはOTP1~6上における上、下、左、右、左上、左下、右上、および右下の8方向、又はx軸方向およびy軸方向の2次元方向の移動が検知される。
システム制御部50は、8方向のいずれかの方向への移動又はx軸方向およびy軸方向の2次元方向の片方又は双方への移動を検知すると、スライド操作が行なわれたと判定する。OTP1~6に指をタッチしてスライド操作することなく、所定の時間以内にタッチを離す操作があった場合には、システム制御部50はタップ操作が行われたと判定する。
なお、図示の例では、OTP1~6は、赤外線方式のタッチセンサーである。但し、OTP1~6は、抵抗膜方式、表面弾性波方式、静電容量方式、電磁誘導方式、画像認識方式、光センサー方式等、又は別の方式のタッチセンサーであってもよい。
例えば、システム制御部50は、OTP1によって検知された移動量(x,y)を取得する。その後、システム制御部50はシステムメモリ52に当該移動量(x,y)を格納する。さらに、システム制御部50は、OTP1によって検知された移動方向を取得する。その後、システム制御部50はシステムメモリ52に当該移動方向を格納する。
システム制御部50は、システムメモリ52に格納した移動量(x,y)および移動方向に基づいて測距点枠305又は測距点枠405の移動後の位置を求める。そして、システム制御部50は、当該移動後の位置を表示部28に表示するか又はファインダー内液晶駆動回路111によってファインダー視野内表示器41に表示する。
図示のように、システム制御部50は液晶表示駆動回路107によってファインダー視野外表示装置9にカメラに係る各種情報を表示する。
カメラ本体100には電源42が備えられ、電源42からカメラ1000の各部に電力が供給される。図示の例では、電源42はAC電源(ACアダプター)42aを備えるとともに、二次電池42bを有している。
さらに、電源42から電源供給回路110を介してシステム制御部50に電力が供給される。システム制御部50はバッテリーチェック回路108によって二次電池81の残量をチェックする。
図6は、図1に示すカメラを用いた撮影の一例を説明するための図である。そして、図6(A)は撮影の際にファインダーに表示される像を示す図であり、図6(B)は撮影の際に表示部に表示される像を示す図である。
今、ユーザーが手301によって第1のグリップ部101を把持して、OTP1を親指301bで操作しているものとする。図中、矢印901は、ユーザーがOTP1を操作する親指301bをスライド操作することによって、システム制御部50がOTP1のタッチムーブを検知した方向を示す。
図6(A)において、測距点枠405aはファインダー視野内表示器41に表示される移動前の測距点枠である。そして、測距点枠405は移動後の測距点枠である。
矢印902は、タッチムーブによって測距点枠405aが測距点枠405の位置に移動する際の移動方向を示しており、OTP1におけるタッチムーブの方向を示す矢印901と同一方向である。
図6(B)には、測距点枠305の設定可能位置を示す測距枠が破線の長方形で示されている。図6(B)に示すように、表示部28に表示した際において、測距点枠305aは移動前の測距点枠である。そして、測距点枠305は移動後の測距点枠である。
矢印903は、タッチムーブによって測距点枠305aが測距点枠305の位置に移動する際の移動方向を示しており、OTP1におけるタッチムーブの方向を示す矢印901と同一方向である。
なお、OTP1~6の各々はタッチおよびスライド操作の受付について有効および無効に切り替えることができる。また、OTP1~6の各々はAF動作中においてもタッチおよびスライド操作を受け付けることができる。
このように、本発明の実施の形態では、押し込みの際の誤検知を回避するため、押しボタンにおけるストロークを確保する。そして、操作部材間における指の移動を行うことなくAF位置の選択およびAFの開始を容易に行うことができる。
なお、上述の例では、AF位置の選択およびAFの開始について説明したが、カメラにおける撮像、再生、および設定に係る動作を選択して当該選択した動作の開始又は選択の決定を指示することに適用することができる。
例えば、表示部に撮像、再生、および設定に係る動作を選択するための画面を表示するとともに、当該画面から撮像、再生、および設定を選択するためのカーソル(表示体)を表示する。そして、選択部材(ポインティングデバイス)による入力量に応じてカーソルを移動させて操作部材の操作に応じてカーソルによって選択された動作を実行する。
また、前述のように、ポインティングデバイスは操作部材内に配置される。さらに、撮像には被写体をフォーカスする動作が含まれ、再生には画像送りおよび画像の拡大縮小が含まれており、設定には少なくともシャッタースピード、ISO感度、絞り、および露出補正の設定が含まれている。
次に、図8および図9を参照して、カメラ1000においてシャッターボタン103および105を異なる配置および形状にした場合の撮像装置の実施形態に関して説明する。図8は、本発明の実施の形態による撮像装置の別の例であるカメラ1000Aの外観を示す斜視図であり、図8(A)は正面側(前面側)から見た斜視図であり、図8(B)は側面側から見た斜視図である。
カメラ1000Aは、カメラ本体100Kとレンズユニット150を備える。カメラ本体100Kは、シャッターボタン2003および2005を有する。カメラ本体100Kのシャッターボタン2003および2005の形状および配置以外の機能や構成は、カメラ1000と同じであるため、説明を省略する。カメラ本体100Kのシャッターボタン2003および2005はそれぞれ、カメラ1000のシャッターボタン103および105に対応している。シャッターボタン2003の内部にはOTP5が、シャッターボタン2005の内部にはOTP6がそれぞれ組み込まれている。
シャッターボタン2003は、ユーザーが第1のグリップ部101を把持した際に、人差し指又は中指で操作可能な範囲に配置されている。また、シャッターボタン2005は、ユーザーが第2のグリップ部102を把持した際に、人差し指又は中指で操作可能な範囲に配置されている。
シャッターボタン2003は、カメラ本体100Kの前面(正面側)、且つ、第1のグリップ部101において、ファインダー16と略平行となるように配置されている。シャッターボタン2005は、カメラ本体100Kの前面(正面側)、且つ、第2のグリップ部102において、表示部28と略平行に配置されている。シャッターボタン2003および2005それぞれの表面には、凸形状を有する指標2010(凸形状部)が少なくとも1方向を示すように配置されている。よって、ユーザーは、指標2010に触れることで、シャッターボタン2003および2005の上下方向を容易に認識することができる。また、ファインダー16や表示部28を見ながらOTP5および6を操作する際に、操作方向を瞬時に認識することができる。
図9は、カメラ1000Aの外観を説明する図であり、図9(A)は側面図(カメラ1000Aを背面側から見たときの右側から見た図)であり、図9(B)は底面図であり、図9(C)は正面図である。
シャッターボタン2003は、第1のグリップ部101を含めたユーザーの手が触るカメラ1000Kの前面の範囲101cの中で最も突出した場所に配置されている。同様に、シャッターボタン2005は、第2のグリップ部102を含めたユーザーの手が触るカメラ前面の範囲102cの中で最も突出した場所に配置されている。これにより、ユーザーが測距点移動をするためにボタン表面を操作する際、周囲に指の邪魔になる構造部がないため、操作性が向上する。
また、図9(C)に示すように、シャッターボタン2003は左右方向2003bよりも上下方向2003aに長い略楕円形状を有し、同様に、シャッターボタン2005は左右方向2005bよりも上下方向2005aに長い略楕円形状有する。これにより、ユーザーが第1のグリップ部101を把持して、図2(A),(C)に示されるようにカメラ1000Aを被写体に向けて構えてOTPを操作する際に、指を動かし難いOTPの上下方向2003aの操作性を向上させることができる。同様に、ユーザーが第2のグリップ部102を把持して、図2(B),(D)に示されるようにカメラ1000Aを被写体に向けて構えてOTPを操作する際に、指を動かし難いOTPの上下方向2005aの操作性を向上させることができる。なお、シャッターボタン2003および2005として楕円形状を有するものを示したが、シャッターボタン2003および2005の形状はこれに限られるものではなく、例えば、長方形や菱形、オーバル等の縦横比率の異なる種々の形状を用いることができる。
以上、本発明について実施の形態に基づいて説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
なお、OTP1~6に係る制御は、上記の操作部材に限られるものではなく、他の操作部材にも適用することができる。例えば、タッチパネルおよび操作部材を傾けて方向指示するジョイスティック、回転ダイヤル、および物理ボタンにも適用することができる。
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)をネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムコードを読み出して実行する処理である。この場合、そのプログラム、及び該プログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
1~6 光学トラッキングポインター(OTP)
16 ファインダー
28 表示部
41 ファインダー視野内表示器
50 システム制御部
80a~80d AF-ONボタン
101 第1のグリップ部
102 第2のグリップ部
103,105,2003,2005 シャッターボタン
150 レンズユニット

Claims (6)

  1. 影画面内において選択された位置でオートフォーカスを開始して撮像を行う撮像装置であって、
    指のスライド移動を測定する光入力デバイスを用いて撮影画面内でオートフォーカスを行う位置を選択するとに、前記指による押圧操作によってオートフォーカスの開始を指示する操作部材と、
    前記操作部材の周囲を囲む外装カバーと、
    前記外装カバーと前記操作部材との間に挟持された弾性部材と、
    前記光入力デバイスを上面に支持する支持部材と、
    前記撮影画面でのオートフォーカスを行う位置を選択するための表示体が表示される表示手段と、
    前記光入力デバイスにより測定された指の移動量に応じて前記表示体を移動させ、前記操作部材が押圧操作された際に前記表示体の位置でオートフォーカスを開始する制御手段と、を有し、
    前記光入力デバイスは、前記操作部材において指が載置される面の下方に配置され
    前記支持部材は、前記操作部材を押圧することで前記光入力デバイスと共に下方に移動し、
    前記支持部材に形成された斜面部と前記弾性部材に備えられた腕部とが全周で接触し、
    前記光入力デバイスに実装されたフレキシブル基板が前記支持部材に形成された穴部を通って前記腕部の内周を通過していることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記光入力デバイスは、前記操作部材に設けられた凹部に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記制御手段は、前記オートフォーカスを開始した後、前記光入力デバイスにより測定された指の移動量に応じて前記表示体を移動させることを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 第1の導電部と第2の導電部とを備える電気接続手段を有し、
    前記操作部材の操作によって、前記第1の導電部が前記第2の導電部に接触して前記電気接続手段による電気接続が行われると、前記制御手段は前記オートフォーカスを開始することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記第1の導電部は導電ゴムであり、
    前記第2の導電部は前記導電ゴムが接触すると導通する導電パターンであることを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  6. 前記操作部材は、前記撮像装置に設けられたグリップ部を把持した手の指が触れることのできる範囲の中で最も突出した場所に配置されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の撮像装置。
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