JP2020178232A - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】誤操作(意図せぬ操作)による誤動作(意図せぬ動作)が起こる可能性をより低減する電子機器を提供する。【解決手段】本発明の電子機器は、電子機器の第1面の第1の辺に沿う第1のグリップ部を持つ手の親指で操作可能な第1の操作手段と、第1面のうち第1の辺と隣り合う第2の辺に沿う第2のグリップ部を持つ手の親指で操作可能な位置であって、第1面のうち、他の頂点よりも、第1の辺と2の辺との成す頂点に近い位置に配置された第2の操作手段と、第1の操作手段への操作に応じて所定の機能を実行し、第2の操作手段への操作に応じて所定の機能を実行するように制御する制御手段であって、第1の操作手段と第2の操作手段の双方に対する操作があった場合には、第2の操作手段に対する操作に応じることなく、第1の操作手段に対する操作に応じて所定の機能を実行するように制御する制御手段とを有する。【選択図】図5

Description

本発明は、撮像装置などの電子機器に関し、特に誤操作(意図せぬ操作)による誤動作(意図せぬ動作)を防止する技術に関する。
複数のタッチパネルを有する撮像装置や、複数のタッチパネルに対する誤操作による誤動作を防止するための制御方法などが提案されている。例えば、特許文献1には、複数のタッチパネルに対する誤操作による誤動作を防止するために、撮像装置の姿勢の検出結果に基づいて、各タッチパネルへの操作の有効/無効を切り替える方法が開示されている。
特開2013−55452号公報
しかしながら、特許文献1に開示された方法では、撮像装置が真下や真上を向いている場合に姿勢を誤検出する可能性があるため、各タッチパネルへの操作の有効/無効の意図せぬ切り替えが発生する。また、タッチパネルを操作する際に手の腹が他のタッチパネルに触れるなどの誤操作は考慮されていない。
そこで、本発明は、誤操作(意図せぬ操作)による誤動作(意図せぬ動作)が起こる可能性をより低減する電子機器を提供することを目的とする。
本発明の電子機器は、電子機器の第1面の第1の辺に沿う第1のグリップ部を持つ手の親指で操作可能な第1の操作手段と、前記第1面のうち前記第1の辺と隣り合う第2の辺に沿う第2のグリップ部を持つ手の親指で操作可能な位置であって、前記第1面のうち、他の頂点よりも、前記第1の辺と前記2の辺との成す頂点に近い位置に配置された第2の操作手段と、前記第1の操作手段への操作に応じて所定の機能を実行し、前記第2の操作手段への操作に応じて前記所定の機能を実行するように制御する制御手段であって、前記第1の操作手段と前記第2の操作手段の双方に対する操作があった場合には、前記第2の操作手段に対する操作に応じることなく、前記第1の操作手段に対する操作に応じて前記所定の機能を実行するように制御する制御手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、誤操作(意図せぬ操作)による誤動作(意図せぬ動作)が起こる可能性をより低減できる。
本実施形態に係るカメラの外観図である。 本実施形態に係るカメラの構成例を示すブロック図である。 本実施形態に係るAF−ONボタンの構造を表す図である。 本実施形態で解決される課題の一例を説明するための図である。 本実施形態に係る繰り返し処理のフローチャートである。 本実施形態に係るタッチ応答処理のフローチャートである。 本実施形態に係るタッチ応答処理のフローチャートである。 本実施形態による効果の一例を説明するための図である。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。図1(a)、図1(b)は、本発明を適用可能な撮像装置(電子機器である)の一例としての一眼レフカメラ(以降、カメラと称する)100本体の外観図である。具体的には、図1(a)はカメラ100を第1面(前面)側から見た図であり、撮影レンズユニットを外した状態を示す。図1(b)は、カメラ100を第2面(背面)側から見た図である。第1面はカメラ前面であり、被写体側の面(撮像方向側の面)である。第2面はカメラの背面であって、第1の面の裏側(反対側)の面であり、ファインダー16を覗く撮影者側の面である。
図1(a)に示すように、カメラ100には、横持ちでの撮影時にカメラ100を使用するユーザーがカメラ100を安定して握り、操作できるよう、前方に突出した第1グリップ部101が設けられている。またカメラ100には、縦持ちでの撮影時にカメラ100を使用するユーザーがカメラ100を安定して握り、操作できるよう、前方に突出した第2グリップ部102が設けられている。第1グリップ部101は、カメラ100の前面の第1の辺(図1(a)の左右にある2つの縦辺のうち左側の辺)に沿っており、第2グリップ部102は、前面のうち第1の辺と隣り合う第2の辺(図1(a)の上下にある2つの横辺のうち下側の辺)に沿っている。シャッターボタン103,105は、撮影指示を行うための操作部材である。メイン電子ダイヤル104,106は回転操作部材であり、メイン電子ダイヤル104,106を回すことで、シャッター速度や絞りなどの設定値の変更等が行える。シャッターボタン103,105、及びメイン電子ダイヤル104,106は、操作部70に含まれる。シャッターボタン103とメイン電子ダイヤル104は横持ち撮影用、シャッターボタン105とメイン電子ダイヤル106は縦持ち撮影用として主に使用することができる。
図1(b)において、表示部28は画像や各種情報を表示する。表示部28はタッチ操作を受付け可能(タッチ検出可能)なタッチパネル70aと重畳、もしくは一体となって設けられる。AF−ONボタン1,2は、焦点調節位置を設定したり、AFを開始したりするための操作部材であり、操作部70に含まれる。本実施形態では、AF−ONボタン1,2は、タッチ操作や押し込み操作を受け付けることが可能なタッチ操作部材(本実施形態では、赤外線式センサー)である。このような光学式の操作部材を、光学トラッキングポインター(OTP)と称するものとする。ユーザーは、横持ちで(カメラ100を横位置で構えた状態で)、ファインダー16を覗いたまま、AF−ONボタン1に対して、第1グリップ部101を握った右手の親指で、タッチ操作や、任意の2次元方向へのスライド操作を行うことができる。また、ユーザーは、縦持ちで、ファインダー16を覗いたまま、AF−ONボタン2に対して、第2グリップ部102を握った右手の親指で、タッチ操作や、任意の2次元方向へのスライド操作を行うことができる。縦持ちとは、カメラ100を横位置と90度異なる縦位置で構えた状態である。カメラ100を操作するユーザーは、AF−ONボタン1、またはAF−ONボタン2へのスライド操作で、表示部28に表示された測距点枠(AFに用いるAF枠の位置、焦点調節位置、焦点検出位置)を移動させることができる。また、ユーザーは、AF−ONボタン1、またはAF−ONボタン2への押し込み操作で、測距点枠の位置に基づくAFを即座に開始させることができる。AF−ONボタン1は横持ち撮影用、AF−ONボタン2は縦持ち撮影用として主に使用することができる。
AF−ONボタン1,2の配置について説明する。図1(b)に示すように、AF−ONボタン1,2はカメラ100の背面に配置されている。そして、AF−ONボタン2は、カメラ100の背面のうち、他の頂点よりも、第1グリップ部101に沿った辺(第1
の辺)と第2グリップ部102に沿った辺(第2の辺)との成す頂点に近い位置に配置されている。また、AF−ONボタン2のほうが、AF−ONボタン1よりも、第1グリップ部101に沿った辺と第2グリップ部102に沿った辺との成す上記頂点に近い位置に配置されている。カメラ100の背面のうち第1グリップ部101に沿った辺(第1の辺)とは、図1(b)における左右にある2つの縦辺のうち右側の辺である。カメラ100の背面のうち第2グリップ部102に沿った辺(第2の辺)とは、図1(b)における上下にある2つの横辺のうち下側の辺である。ここで、上述した頂点は、カメラ100の背面を多角形とみなした場合の当該多角形の頂点(仮想的な頂点)である。カメラ100の背面が完全な多角形であれば、上述した頂点は、当該多角形の頂点(カメラ100の実際の頂点)であってもよい。第1の辺は、図1(b)における左右方向の右側の辺(縦辺)であり、第2の辺は図1(b)における上下方向の下側の辺(横辺)であり、第1の辺と第2の辺との成す上述の頂点は、図1(b)における右下の頂点である。さらに、AF−ONボタン2は、第1グリップ部101に沿った辺(第1の辺)のうち、AF−ONボタン1がある側の端部(すなわち上端部)よりも、反対側の端部(下端部)に近い位置に配置されている。また、上述したシャッターボタン103は、第1グリップ部101を握った右手の人差し指で操作可能(押下可能)な位置に配置されており、シャッターボタン105は、第2グリップ部102を握った右手の人差し指で操作可能な位置に配置されている。そして、AF−ONボタン1のほうが、AF−ONボタン2よりも、シャッターボタン103に近い位置に配置されており、AF−ONボタン2のほうが、AF−ONボタン1よりも、シャッターボタン105に近い位置に配置されている。
なお、AF−ONボタン1,2は、タッチパネル70aとは異なる操作部材であり、表示機能は備えていない。また、後述する例では、AF−ONボタン1、2への操作で選択された測距位置を示すインジケーター(AF枠)を移動させる例を説明するが、AF−ONボタン1,2への操作に応じて実行される機能は特に限定されない。例えば、表示部28に表示され、かつ移動させることができるものであれば、AF−ONボタン1,2へのスライド操作で移動させるインジケーターはいかなるものでもよい。例えば、マウスカーソルのような、ポインティングカーソルであってもよいし、複数の選択肢(メニュー画面に表示された複数の項目など)のうち選択された選択肢を示すカーソルであってもよい。AF−ONボタン1へのスライド操作と、AF−ONボタン2へのスライド操作とで異なるインジケーターが移動してもよい。AF−ONボタン1,2への押し込み操作で実行される機能は、AF−ONボタン1,2へのスライド操作で実行される機能に関する他の機能であってもよい。
モード切り替えスイッチ60は、各種モードを切り替えるための操作部材である。電源スイッチ72は、カメラ100の電源のONとOFFを切り替える操作部材である。サブ電子ダイヤル73は選択枠の移動や画像送りなどを行う回転操作部材である。8方向キー74a,74bは、上、下、左、右、左上、左下、右上、右下方向にそれぞれ押し倒し可能な操作部材であり、8方向キー74a,74bの押し倒された方向に応じた処理が可能である。8方向キー74aは横持ち撮影用、8方向キー74bは縦持ち撮影用として主に使用することができる。SETボタン75は、主に選択項目の決定などに用いられる操作部材である。静止画/動画切り替えスイッチ77は、静止画撮影モードと動画撮影モードを切り替える操作部材である。LVボタン78は、ライブビュー(以下、LV)のONとOFFを切り替える操作部材である。LVがONとなると後述するミラー12が光軸から退避した退避位置に移動(ミラーアップ)して被写体光が後述する撮像部22に導かれ、LV画像の撮像が行われるLVモードとなる。LVモードでは、LV画像で被写体像を確認できる。LVがOFFとなるとミラー12が光軸上に移動(ミラーダウン)して被写体光が反射され、被写体光がファインダー16に導かれ、被写体の光学像(光学の被写体像)がファインダー16から視認可能なOVFモードとなる。再生ボタン79は、撮影モード(撮影画面)と再生モード(再生画面)とを切り替える操作部材である。撮影モード中
に再生ボタン79を押下することで再生モードに移行し、記録媒体200(図2で後述する)に記録された画像のうち最新の画像を表示部28に表示させることができる。Qボタン76はクイック設定をするための操作部材であり、撮影画面においてQボタン76を押下すると設定値の一覧として表示されていた設定項目を選択可能になり、さらに設定項目を選択すると各設定項目の設定画面へと遷移することができるようになる。モード切り替えスイッチ60、電源スイッチ72、サブ電子ダイヤル73、8方向キー74a,74b、SETボタン75、Qボタン76、静止画/動画切り替えスイッチ77、LVボタン78、再生ボタン79は、操作部70に含まれる。メニューボタン81は、操作部70に含まれ、カメラ100の各種設定を行うための操作部材である。メニューボタン81が押されると各種の設定可能なメニュー画面が表示部28に表示される。ユーザーは、表示部28に表示されたメニュー画面と、サブ電子ダイヤル73、8方向キー74a,74b、SETボタン75、メイン電子ダイヤル104,106を用いて直感的に各種設定を行うことができる。ファインダー16はレンズユニットを通して得た被写体の光学像の焦点や構図の確認を行うための覗き込み型(接眼式)のファインダーである。INFOボタン82は操作部70に含まれ、カメラ100の各種情報を表示部28に表示することができる。
図2は、カメラ100の構成例を示すブロック図である。
レンズユニット150は、交換可能な撮影レンズを搭載するレンズユニットである。レンズ155は通常、フォーカスレンズ群、ズームレンズ群などの複数枚のレンズから構成されるが、図2では簡略して一枚のレンズのみで示している。通信端子6はレンズユニット150がカメラ100側と通信を行うための通信端子であり、通信端子10はカメラ100がレンズユニット150側と通信を行うための通信端子である。レンズユニット150は、これら通信端子6,10を介してシステム制御部50と通信する。そして、レンズユニット150は、内部のレンズシステム制御回路154によって、絞り駆動回路152を介して絞り151の制御を行い、AF駆動回路153を介してレンズ155の位置を変位させることで焦点を合わせる。レンズユニット150を装着可能な装着部を介してレンズユニット150は表示部28のある本体側に装着される。レンズユニット150として単焦点レンズやズームレンズなどの様々な種類のものを装着することができる。
AEセンサー17は、レンズユニット150、クイックリターンミラー12を通ってフォーカシングスクリーン13上に結像した被写体(被写体光)の輝度を測光する。
焦点検出部11は、クイックリターンミラー12を介して入射する像(被写体光)を撮像し、システム制御部50にデフォーカス量情報を出力する位相差検出方式のAFセンサーである。システム制御部50はデフォーカス量情報に基づいてレンズユニット150を制御し、位相差AFを行う。AFの方法は、位相差AFでなくてもよく、コントラストAFでもよい。また、位相差AFは、焦点検出部11を用いずに、撮像部22の撮像面で検出されたデフォーカス量に基づいて行ってもよい(撮像面位相差AF)。
クイックリターンミラー12(以下、ミラー12)は、露光、ライブビュー撮影、動画撮影の際にシステム制御部50から指示されて、不図示のアクチュエータによりアップダウンされる。ミラー12は、レンズ155から入射した光束をファインダー16側と撮像部22側とに切り替えるためのミラーである。ミラー12は通常時はファインダー16へと光束を導く(反射させる)ように配されているが(ミラーダウン)、撮影やライブビュー表示が行われる場合には、撮像部22へと光束を導くように上方に跳ね上がり光束中から待避する(ミラーアップ)。またミラー12はその中央部が光の一部を透過できるようにハーフミラーとなっており、光束の一部を、焦点検出を行うための焦点検出部11に入射するように透過させる。
ユーザーは、ペンタプリズム14とファインダー16を介して、フォーカシングスクリーン13上に結像した像を観察することで、レンズユニット150を通して得た被写体の光学像の焦点状態や構図の確認が可能となる。
フォーカルプレーンシャッター21(シャッター21)は、システム制御部50の制御で撮像部22の露光時間を制御するためのものである。
撮像部22は光学像を電気信号に変換するCCDやCMOS素子等で構成される撮像素子(撮像センサー)である。A/D変換器23は、撮像部22から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換するために用いられる。
画像処理部24は、A/D変換器23からのデータ、又は、メモリ制御部15からのデータに対し所定の処理(画素補間、縮小といったリサイズ処理や色変換処理)を行う。また、画像処理部24では、撮像した画像データを用いて所定の演算処理が行われ、得られた演算結果に基づいてシステム制御部50が露光制御、測距制御を行う。これにより、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理が行われる。画像処理部24では更に、撮像した画像データを用いて所定の演算処理が行われ、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理も行われる。
メモリ32は、撮像部22によって得られA/D変換器23によりデジタルデータに変換された画像データや、表示部28に表示するための画像データを格納する。メモリ32は、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像および音声を格納するのに十分な記憶容量を備えている。メモリ32は、メモリカードなどの着脱可能な記録媒体であっても、内蔵メモリであってもよい。
表示部28は画像を表示するための背面モニタであり、図1(b)に示すようにカメラ100の背面に設けられている。D/A変換器19は、メモリ32に格納されている画像表示用のデータをアナログ信号に変換して表示部28に供給する。表示部28は、画像を表示するディスプレイであれば、液晶方式のディスプレイであっても、有機ELなど他の方式のディスプレイであってもよい。
ファインダー内表示部41には、ファインダー内表示部駆動回路42を介して、現在オートフォーカスが行われている測距点を示す枠(AF枠)や、カメラの設定状態を表すアイコンなどが表示される。ファインダー外表示部43には、ファインダー外表示部駆動回路44を介して、シャッター速度や絞りをはじめとするカメラ100の様々な設定値が表示される。
姿勢検知部55は、カメラ100の角度による姿勢を検出するためのセンサーである。姿勢検知部55で検知された姿勢に基づいて、撮像部22で撮影された画像が、カメラ100を横に構えて撮影された画像であるか、縦に構えて撮影された画像であるかを判別可能である。システム制御部50は、姿勢検知部55で検知された姿勢に応じた向き情報を撮像部22で撮像された画像の画像ファイルに付加したり、画像を回転して記録したりすることが可能である。姿勢検知部55としては、加速度センサーやジャイロセンサーなどを用いることができる。姿勢検知部55である、加速度センサーやジャイロセンサーを用いて、カメラ100の動き(パン、チルト、持ち上げ、静止しているか否か等)を検知することも可能である。
不揮発性メモリ56は、システム制御部50によって電気的に消去・記録可能なメモリであり、例えばEEPROM等が用いられる。不揮発性メモリ56には、システム制御部
50の動作用の定数、プログラム等が記憶される。ここでいう、プログラムとは、本実施形態にて後述する各種フローチャートを実行するためのプログラムのことである。
システム制御部50は、少なくとも1つのプロセッサー(回路を含む)を内蔵し、カメラ100全体を制御する。システム制御部50は、前記の不揮発性メモリ56に記録されたプログラムを実行することで、後述する本実施形態の各処理を実現する。システムメモリ52では、システム制御部50の動作用の定数、変数、不揮発性メモリ56から読み出したプログラム等を展開する。また、システム制御部50はメモリ32、D/A変換器19、表示部28等を制御することにより表示制御も行う。
システムタイマー53は各種制御に用いる時間や、内蔵された時計の時間を計測する計時部である。モード切り替えスイッチ60は、システム制御部50の動作モードを静止画撮影モード、動画撮影モード等のいずれかに切り替える。静止画撮影モードには、Pモード(プログラムAE)、Mモード(マニュアル)等が含まれる。あるいは、モード切り替えスイッチ60でメニュー画面に一旦切り換えた後に、メニュー画面に含まれるこれらのモードのいずれかに、他の操作部材を用いて切り替えるようにしてもよい。同様に、動画撮影モードにも複数のモードが含まれていてもよい。Mモードでは、絞り値、シャッター速度、ISO感度をユーザーが設定でき、ユーザー目的の露出で撮影を行うことができる。
第1シャッタースイッチ62は、カメラ100に設けられたシャッターボタン103,105の操作途中、いわゆる半押し(撮影準備指示)でONとなり第1シャッタースイッチ信号SW1を発生する。システム制御部50は、第1シャッタースイッチ信号SW1により、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等の動作を開始する。またAEセンサー17による測光も行う。
第2シャッタースイッチ64は、シャッターボタン103,105の操作完了、いわゆる全押し(撮影指示)でONとなり、第2シャッタースイッチ信号SW2を発生する。システム制御部50は、第2シャッタースイッチ信号SW2により、撮像部22からの信号読み出しから記録媒体200に画像ファイルとして画像を記録するまでの一連の撮影処理の動作を開始する。
電源制御部83は、電池検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成され、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行う。また、電源制御部83は、その検出結果及びシステム制御部50の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体200を含む各部へ供給する。電源スイッチ72はカメラ100の電源のONとOFFを切り替えるためのスイッチである。
電源部30は、アルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池、ACアダプター等からなる。記録媒体I/F18は、メモリカードやハードディスク等の記録媒体200とのインターフェースである。記録媒体200は、撮影された画像を記録するためのメモリカード等の記録媒体であり、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される。
上述したように、カメラ100は、操作部70の一つとして、表示部28(タッチパネル70a)に対する接触を検知可能なタッチパネル70aを有する。タッチパネル70aと表示部28とは一体的に構成することができる。例えば、タッチパネル70aを光の透過率が表示部28の表示を妨げないように構成し、表示部28の表示面の上層に取り付け
る。そして、タッチパネル70aにおける入力座標と、表示部28上の表示座標とを対応付ける。これにより、恰もユーザーが表示部28上に表示された画面を直接的に操作可能であるかのようなGUI(グラフィカルユーザーインターフェース)を構成することができる。システム制御部50はタッチパネル70aへの以下のタッチ操作、あるいは状態を検知できる。
・タッチパネル70aにタッチしていなかった指やペンが新たにタッチパネル70aにタッチしたこと。すなわち、タッチの開始(以下、タッチダウン(Touch−Down)と称する)。
・タッチパネル70aを指やペンでタッチしている状態であること(以下、タッチオン(Touch−On)と称する)。
・指やペンがタッチパネル70aをタッチしたまま移動していること(以下、タッチムーブ(Touch−Move)と称する)。
・タッチパネル70aへタッチしていた指やペンをタッチパネル70aから離したこと。すなわち、タッチの終了(以下、タッチアップ(Touch−Up)と称する)。
・タッチパネル70aに何もタッチしていない状態(以下、タッチオフ(Touch−Off)と称する)。
タッチダウンが検知されると、同時にタッチオンも検知される。タッチダウンの後、タッチアップが検知されない限りは、通常はタッチオンが検知され続ける。タッチムーブが検知されるのもタッチオンが検知されている状態である。タッチオンが検知されていても、タッチ位置が移動していなければタッチムーブは検知されない。タッチしていた全ての指やペンがタッチアップしたことが検知された後は、タッチオフとなる。
これらの操作・状態や、タッチパネル70a上に指やペンがタッチしている位置座標は内部バスを通じてシステム制御部50に通知され、システム制御部50は通知された情報に基づいてタッチパネル70a上にどのような操作が行われたかを判定する。タッチムーブについてはタッチパネル70a上で移動する指やペンの移動方向についても、位置座標の変化に基づいて、タッチパネル70a上の垂直成分・水平成分毎に判定できる。またタッチパネル70a上をタッチダウンから一定のタッチムーブを経てタッチアップをしたとき、ストロークを描いたこととする。素早くストロークを描く操作をフリックと呼ぶ。フリックは、タッチパネル70a上に指をタッチしたままある程度の距離だけ素早く動かして、そのまま離すといった操作であり、言い換えればタッチパネル70a上を指ではじくように素早くなぞる操作である。所定距離以上を、所定速度以上でタッチムーブしたことが検知され、そのままタッチアップが検知されるとフリックが行われたと判定できる。また、所定距離以上を、所定速度未満でタッチムーブしたことが検知された場合はドラッグが行われたと判定するものとする。タッチパネル70aは、抵抗膜方式や静電容量方式、表面弾性波方式、赤外線方式、電磁誘導方式、画像認識方式、光センサー方式等、様々な方式のタッチパネルのうちいずれの方式のものを用いてもよい。タッチパネルに対する接触があったことでタッチがあったと検知する方式や、タッチパネルに対する指やペンの接近があったことでタッチがあったと検知する方式があるが、いずれの方式でもよい。
システム制御部50は、AF−ONボタン1,2からの通知(出力情報)により、AF−ONボタン1,2へのタッチ操作や押し込み操作を検知できる。システム制御部50は、AF−ONボタン1,2の出力情報に基づいて、AF−ONボタン1,2上における指などの動きの方向(以降、移動方向と称する)を、上、下、左、右、左上、左下、右上、右下の8方向で算出する。さらに、システム制御部50は、AF−ONボタン1,2の出力情報に基づいて、x軸方向、y軸方向の2次元方向でAF−ONボタン1,2上における指などの動きの量(以降、移動量(x,y)と称する)を算出する。システム制御部50は、さらにAF−ONボタン1,2への以下の操作、あるいは状態を検知できる。システム制御部50は、AF−ONボタン1とAF−ONボタン2のそれぞれについて個別に
、移動方向や移動量(x,y)を算出したり、以下の操作・状態を検知したりする。
・AF−ONボタン1、またはAF−ONボタン2にタッチしていなかった指などが新たにAF−ONボタン1、またはAF−ONボタン2にタッチしたこと。すなわち、タッチの開始(以下、タッチダウン(Touch−Down)と称する)。
・AF−ONボタン1、またはAF−ONボタン2を指などでタッチしている状態であること(以下、タッチオン(Touch−On)と称する)。
・指などがAF−ONボタン1、またはAF−ONボタン2をタッチしたまま移動していること(以下、タッチムーブ(Touch−Move)と称する)。
・AF−ONボタン1、またはAF−ONボタン2へタッチしていた指をAF−ONボタン1、またはAF−ONボタン2から離したこと。すなわち、タッチの終了(以下、タッチアップ(Touch−Up)と称する)。
・AF−ONボタン1、またはAF−ONボタン2に何もタッチしていない状態(以下、タッチオフ(Touch−Off)と称する)。
タッチダウンが検知されると、同時にタッチオンも検知される。タッチダウンの後、タッチアップが検知されない限りは、通常はタッチオンが検知され続ける。タッチムーブが検知されるのもタッチオンが検知されている状態である。タッチオンが検知されていても、移動量(x,y)が0であれば、タッチムーブは検知されない。タッチしていた全ての指などがタッチアップしたことが検知された後は、タッチオフとなる。
システム制御部50は、これらの操作・状態や移動方向、移動量(x,y)に基づいてAF−ONボタン1,2上にどのような操作(タッチ操作)が行われたかを判定する。タッチムーブについては、AF−ONボタン1,2上での指などの移動として、上、下、左、右、左上、左下、右上、右下の8方向、またはx軸方向、y軸方向の2次元方向の移動を検知する。システム制御部50は、8方向のいずれかの方向への移動、またはx軸方向、y軸方向の2次元方向の片方もしくは両方への移動が検知された場合は、スライド操作が行われたと判定するものとする。本実施形態では、AF−ONボタン1,2は、赤外線方式のタッチセンサーであるものとする。ただし、抵抗膜方式、表面弾性波方式、静電容量方式、電磁誘導方式、画像認識方式、光センサー方式等、別の方式のタッチセンサーであってもよい。
図3(a)、図3(b)を用いて、AF−ONボタン1の構造について説明する。AF−ONボタン2の構造はAF−ONボタン1の構造と同様のため、その説明は省略する。
カバー310はAF−ONボタン1の外装カバーである。窓311はAF−ONボタン1の外装カバーの一部であり、投光部312から投光された光を透過する。カバー310は、カメラ100の外装カバー301よりも外に突起しており、押し込み可能となっている。投光部312は、窓311に向かう光を照射する発光ダイオードなどの発光デバイスである。投光部312から発せられる光は、可視光ではない光(赤外線)などが望ましい。窓311の表面(AF−ONボタン1の操作面)に指300がタッチしている場合には、投光部312から照射された光が、タッチしている指300の表面に反射し、反射光が受光部313によって受光(撮像)される。受光部313は、撮像センサーである。受光部313で撮像された画像に基づき、AF−ONボタン1の操作面に操作体(指300)が触れていない状態であるか、操作体がタッチしたか、タッチしている操作体がタッチしたまま移動しているか(スライド操作しているか)等を検知することができる。カバー310は弾性部材314で接地面316に設置されており、指300が窓311の表面を押し、カバー310が押し込まれることで、押し込み検知のためのスイッチ315にカバー310が触れる。これによってAF−ONボタン1が押し込まれたことが検知される。
図3(a)は、AF−ONボタン1の操作面に指300がタッチしているが、AF−O
Nボタン1を押し込んでいない状態の概略図である。図3(b)は、AF−ONボタン1の操作面を指300が押圧することで、AF−ONボタン1が押し込まれ、AF−ONボタン1が押されたことが検知される状態の概略図である。図3(b)の押し込まれた状態から、指300をAF−ONボタン1の操作面から離せば、弾性部材314の力によってAF−ONボタン1はスイッチ315に触れない図3(a)の状態に戻る。なお、弾性部材314を接地面316に設置する例を説明したが、接地面316ではなく、外装カバー301に設置してもよい。また、AF−ONボタン1は、操作面への押し込みと、操作面でのタッチ操作とを検知可能なものであれば、図3(a)、図3(b)に示した構造に限るものではなく、他の構造としてもよい。
図4(a)〜4(d)を参照して、本発明を適用しなかった場合の動作であり、本実施形態で解決される課題の一例について説明する。
図4(a)は、横持ち撮影を行う場合の例を示す。ユーザーは、右手401の親指でAF−ONボタン1を操作できるように、右手401で第1グリップ部101を握っている。また、ユーザーは左手402でカメラ100本体を支えている。表示部28に表示された測距点枠405は、焦点調節位置を示すインジケーターであり、AF枠とも呼ぶ。
図4(a)では、測距点枠405を矢印408の方向に移動させて、表示部28に表示された被写体406に合わせるために、ユーザーは、右手401の親指でAF−ONボタン1に対して矢印403の方向のスライド操作を意図的に行っている。しかし、右手401の腹の部分がAF−ONボタン2に触れ、擦れることで、AF−ONボタン2に対して矢印404の方向の意図せぬスライド操作も行われている。このため、システム制御部50は、AF−ONボタン1に対する矢印403の方向のスライド操作と、AF−ONボタン2に対する矢印404の方向のスライド操作とを検知する。なお、矢印403,404の方向は一例であり、スライド操作可能な方向ならいかなる方向でもよい。
そして、AF−ONボタン1,2の誤操作(意図せぬ操作)による誤動作(意図せぬ動作)を防止するための制御を行わない場合、測距点枠405は矢印408と矢印409の両方の方向へ移動し、被写体406と合わない位置の測距点枠407となってしまう。つまり、AF−ONボタン2への誤操作による誤動作によって、ユーザーの意図した位置に測距点枠405を移動させることができなくなる。なお、矢印408の方向は、AF−ONボタン1への操作として検知されたスライド操作に応じて測距点枠405が移動する方向であり、矢印403と同一方向である。矢印409の方向は、AF−ONボタン2への操作として検知されたスライド操作に応じて測距点枠405が移動する方向であり、矢印404と同一方向である。
複数のタッチパネルに対する誤操作による誤動作を防止するために、撮像装置の姿勢の検出結果に基づいて、各タッチパネルへの操作の有効/無効を切り替える方法が考えられる。すなわち、撮像装置が横位置の姿勢(図4(a)の姿勢)である場合は横用のAF−ONボタン1を有効とし、AF−ONボタン2を無効とする制御とする。また、撮像装置が縦位置の姿勢(図4(b)の姿勢)である場合は縦用のAF−ONボタン2を有効とし、AF−ONボタン1を無効とする制御とする。しかし、この方法を用いても、AF−ONボタン1,2の誤操作(意図せぬ操作)による誤動作(意図せぬ動作)が生じることがある。
図4(b)は、図4(a)の状態からカメラ100を反時計回りに90°回転させて、縦持ち撮影を行う場合の例を示す。AF−ONボタン1は横持ち撮影用、AF−ONボタン2は縦持ち撮影用として主に使用されるため、縦持ち撮影時にAF−ONボタン1への操作を無効にすればよいと考えられる。しかしながら、縦持ち撮影時にユーザーが右手4
01で第2グリップ部102を握っているとは限らず、図4(b)のように右手401で第1グリップ部101を握ってAF−ONボタン1をはじめとする操作部材を操作することもある。このため、縦持ち撮影時にAF−ONボタン1への操作を無効にすると、AF−ONボタン1への意図的な操作が無効化され、AF−ONボタン2への意図せぬ操作が有効となって誤動作が生じる。縦持ち撮影時にAF−ONボタン2への操作を無効にしたり、横持ち撮影時にAF−ONボタン1への操作を無効にしたり、横持ち撮影時にAF−ONボタン2への操作を無効にしたりしても、意図的な操作の無効化や、意図せぬ操作による誤動作が生じる。
また、図4(c)のようにカメラ100を真下に向けた姿勢や、図4(d)のようにカメラ100を真上に向けた姿勢で撮影を行うこともある。図4(c),4(d)のような姿勢では、姿勢の検出結果に基づく操作の有効/無効の好適な切り替えが困難であり、他の姿勢に比べ、意図的な操作の無効化や、意図せぬ操作による誤動作が生じやすい。
次に、図4で説明した課題を解決する、本実施形態の制御について説明する。図5は、カメラ100が起動状態で繰り返し行う繰り返し処理(デバイス割り込みハンドラ)の詳細を示すフローチャートである。このフローチャートにおける各処理は、システム制御部50が不揮発性メモリ56に格納されたプログラムをシステムメモリ52に展開して実行することにより実現される。
S501では、システム制御部50は、AF−ONボタン1の状態とAF−ONボタン2の状態との両方がタッチオンであるか否かを判定する。両方がタッチオンである場合はS503に進み、そうでない場合はS502に進む。
S502では、システム制御部50は、AF−ONボタン1の状態のみがタッチオンであるか否かを判定する。AF−ONボタン1の状態のみがタッチオンである場合はS503に進み、そうでない場合はS510に進む。
S503では、システム制御部50は、AF−ONボタン1の周期タイマーがカウント中であるか否かを判定する。AF−ONボタン1の周期タイマーは、AF−ONボタン1に対するタッチ操作に応じて定期的に行うタッチ応答処理のタイミングを検出するためのタイマーである。カウント中である場合はS507に進み、そうでない場合はAF−ONボタン1に対するタッチ操作の開始直後とみなしてS504に進む。なお、周期タイマーの時間は特に限定されず、タッチ応答処理を連続で行ってもよい。
S504では、システム制御部50は、システムタイマー53を制御して、AF−ONボタン2の周期タイマーを停止(キャンセル)する。AF−ONボタン2の周期タイマーは、AF−ONボタン2に対するタッチ操作に応じて定期的に行うタッチ応答処理のタイミングを検出するためのタイマーである。AF−ONボタン2の周期タイマーを停止することで、AF−ONボタン2のタッチ応答処理は行われなくなる(AF−ONボタン2へのタッチ操作が無視され、無効化される)。従って、AF−ONボタン1の状態とAF−ONボタン2の状態との両方がタッチオンである場合は、ユーザーがAF−ONボタン1に対してのみタッチ操作を行っているとみなされる。このため、(カメラ100の姿勢にかかわらず、)AF−ONボタン1とAF−ONボタン2の双方へのタッチ操作があった場合には、AF−ONボタン2へのタッチ操作に応じることなく、AF−ONボタン1へのタッチ操作に応じたタッチ応答処理が行われる。これにより、図4(a),4(b)を参照して説明したような誤動作を防止でき、AF−ONボタン1,2の誤操作による誤動作が起こる可能性をより低減できる。
S505では、システム制御部50は、AF−ONボタン1の周期タイマーをシステム
タイマー53に対して設定する。これにより、AF−ONボタン1の周期タイマーのカウントが開始する。
S506では、システム制御部50は、AF−ONボタン1のタッチ応答処理を行う。AF−ONボタン1のタッチ応答処理の詳細は、図6を用いて後述する。
S507では、システム制御部50は、AF−ONボタン1の周期タイマーが満了したか否かを判定する。満了した場合はS508に進み、そうでない場合はS501に進む。
S508では、システム制御部50は、AF−ONボタン1の周期タイマーをシステムタイマー53に対して再度設定する。これにより、AF−ONボタン1の周期タイマーのカウントが再度開始する。
S509では、システム制御部50は、AF−ONボタン1のタッチ応答処理を行う。AF−ONボタン1のタッチ応答処理の詳細は、図6を用いて後述する。
S510では、システム制御部50は、AF−ONボタン2の状態のみがタッチオンであるか否かを判定する。すなわち、AF−ONボタン1にタッチされておらず、AF−ONボタン2がタッチされた状態であるか否かを判定する。AF−ONボタン2の状態のみがタッチオンである場合はS511に進み、そうでない場合はS518に進む。
S511では、システム制御部50は、AF−ONボタン2の周期タイマーがカウント中であるか否かを判定する。カウント中である場合はS515に進み、そうでない場合はAF−ONボタン2に対するタッチ操作の開始直後とみなしてS512に進む。
S512では、システム制御部50は、システムタイマー53を制御して、AF−ONボタン1の周期タイマーを停止(キャンセル)する。AF−ONボタン1の周期タイマーを停止することで、AF−ONボタン1のタッチ応答処理は行われなくなる。なお、このケースはAF−ONボタン1はタッチされていないため、S512の処理をせずにS513に進んでも良い。このようにしてもAF−ONボタン1のタッチ応答処理は行われない。
S513では、システム制御部50は、AF−ONボタン2の周期タイマーをシステムタイマー53に対して設定する。これにより、AF−ONボタン2の周期タイマーのカウントが開始する。
S514では、システム制御部50は、AF−ONボタン2のタッチ応答処理を行う。AF−ONボタン2のタッチ応答処理の詳細は、図7を用いて後述する。
S515では、システム制御部50は、AF−ONボタン2の周期タイマーが満了したか否かを判定する。満了した場合はS516に進み、そうでない場合はS501に進む。
S516では、システム制御部50は、AF−ONボタン2の周期タイマーをシステムタイマー53に対して再度設定する。これにより、AF−ONボタン2の周期タイマーのカウントが再度開始する。
S517では、システム制御部50は、AF−ONボタン2のタッチ応答処理を行う。AF−ONボタン2のタッチ応答処理の詳細は、図7を用いて後述する。
S518では、システム制御部50は、カメラ100の電源をOFFにする電源OFF
操作(電源スイッチ72に対する操作)があったか否かを判定する。電源OFF操作があった場合は図5の繰り返し処理を終了してカメラ100の電源をOFFにし、そうでない場合はS501に進む。
なお、図5の繰り返し処理ではAF−ONボタン1,2へのタッチ状態に応じて処理が切り替えられるが、そうでなくてもよい。例えば、シャッターボタン103,105の状態に応じて処理を切り替えてもよい。具体的には、シャッターボタン103の操作中に、AF−ONボタン1へのタッチ操作が行われずAF−ONボタン2へのタッチ操作が行われても、AF−ONボタン2のタッチ応答処理が行われないように、処理を切り替えてもよい。シャッターボタン105の操作中に、AF−ONボタン1へのタッチ操作が行われても、AF−ONボタン1のタッチ応答処理が行われないように、処理を切り替えてもよい。
図6は、AF−ONボタン1のタッチ応答処理(図5のS506とS509)の詳細を示すフローチャートである。このフローチャートにおける各処理は、システム制御部50が不揮発性メモリ56に格納されたプログラムをシステムメモリ52に展開して実行することにより実現される。
S601では、システム制御部50は、AF−ONボタン1に対するタッチ操作の移動量(x,y)をAF−ONボタン1の出力情報に基づいて取得し、システムメモリ52に格納する。AF−ONボタン1に対するタッチ操作の移動量(x,y)がシステムメモリ52に格納されている場合には、格納されている移動量(x,y)を取得した移動量(x,y)で更新する。
S602では、システム制御部50は、AF−ONボタン1に対するタッチ操作の移動方向をAF−ONボタン1の出力情報に基づいて取得し、システムメモリ52に格納する。AF−ONボタン1に対するタッチ操作の移動方向がシステムメモリ52に格納されている場合には、格納されている移動方向を取得した移動方向で更新する。
S603では、システム制御部50は、AF−ONボタン2に対するタッチ操作の移動量(x,y)がシステムメモリ52に格納されている場合に、当該移動量(x,y)を0に更新する。
S604では、システム制御部50は、AF−ONボタン2に対するタッチ操作の移動方向がシステムメモリ52に格納されている場合に、当該移動方向を「移動なし」に更新する。
S605では、システム制御部50は、AEセンサー17による測光中、システムタイマー53による測光タイマーのカウント中、及び、測距点の選択中のいずれかに当てはまるか否を判定する。当てはまる場合はS606に進み、そうでない場合は図6のタッチ応答処理を終了する。
S606では、システム制御部50は、表示部28に表示された測距点枠の移動後の位置を、システムメモリ52が保持している移動量(x,y)と移動方向、つまりAF−ONボタン1へのタッチ操作の移動量(x,y)と移動方向を用いて決定(算出)する。そして、システム制御部50は、決定した位置に測距点枠を移動させる。
図7は、AF−ONボタン2のタッチ応答処理(図5のS514とS517)の詳細を示すフローチャートである。このフローチャートにおける各処理は、システム制御部50が不揮発性メモリ56に格納されたプログラムをシステムメモリ52に展開して実行する
ことにより実現される。
S701では、システム制御部50は、AF−ONボタン2に対するタッチ操作の移動量(x,y)をAF−ONボタン2の出力情報に基づいて取得し、システムメモリ52に格納する。AF−ONボタン2に対するタッチ操作の移動量(x,y)がシステムメモリ52に格納されている場合には、格納されている移動量(x,y)を取得した移動量(x,y)で更新する。
S702では、システム制御部50は、AF−ONボタン2に対するタッチ操作の移動方向をAF−ONボタン2の出力情報に基づいて取得し、システムメモリ52に格納する。AF−ONボタン2に対するタッチ操作の移動方向がシステムメモリ52に格納されている場合には、格納されている移動方向を取得した移動方向で更新する。
S703では、システム制御部50は、AF−ONボタン1に対するタッチ操作の移動量(x,y)がシステムメモリ52に格納されている場合に、当該移動量(x,y)を0に更新する。
S704では、システム制御部50は、AF−ONボタン1に対するタッチ操作の移動方向がシステムメモリ52に格納されている場合に、当該移動方向を「移動なし」に更新する。
S705では、システム制御部50は、AEセンサー17による測光中、システムタイマー53による測光タイマーのカウント中、及び、測距点の選択中のいずれかに当てはまるか否を判定する。当てはまる場合はS706に進み、そうでない場合は図7のタッチ応答処理を終了する。
S706では、システム制御部50は、表示部28に表示された測距点枠の移動後の位置を、システムメモリ52が保持している移動量(x,y)と移動方向、つまりAF−ONボタン2へのタッチ操作の移動量(x,y)と移動方向を用いて決定(算出)する。そして、システム制御部50は、決定した位置に測距点枠を移動させる。
本実施形態による効果の一例について、図8(a),8(b)を参照して説明する。図4(a)と同様に、図8(a)は、横持ち撮影を行う場合の例を示す。図8(a)でも、ユーザーは、右手401で第1グリップ部101を握り、測距点枠405を被写体406に合わせるために、右手401の親指でAF−ONボタン1に対して矢印403の方向のスライド操作を意図的に行っている。そして、AF−ONボタン2に対して矢印404の方向の意図せぬスライド操作も行われている。このため、システム制御部50は、AF−ONボタン1に対する矢印403の方向のスライド操作と、AF−ONボタン2に対する矢印404の方向のスライド操作とを検知する。しかし、システム制御部50は、図5,6の処理を行うことで、AF−ONボタン2へのスライド操作の移動量(x,y)と移動方向は用いずに、AF−ONボタン1へのスライド操作の移動量(x,y)と移動方向のみを用いて測距点枠405を移動する。これにより、測距点枠405を意図したスライド操作の方向(矢印403,408)に移動させることができ、AF−ONボタン1とAF−ONボタン2の双方へのタッチ操作が行われた場合の誤動作を抑制することができる。
図4(b)と同様に、図8(b)は、縦持ち撮影を行う場合の例を示す。図8(b)でも、図8(a)でも、ユーザーは、右手401で第1グリップ部101を握り、右手401の親指でAF−ONボタン1に対して矢印403の方向のスライド操作を意図的に行っている。図5〜7の処理では、システム制御部50は、姿勢検知部55にカメラ100の姿勢を検出させる処理や、姿勢の検出結果を用いた処理などは行っていない。従って、図
8(b)のような状況でも、姿勢検出による意図せぬ操作無効化は発生せず、測距点枠405を意図したスライド操作の方向(矢印403,408)に移動させることができる。カメラ100の姿勢に依らず(図4(a)〜4(d),8(a),8(b)に示す姿勢のいずれでも)、同様の作用効果が得られる。
なお、システム制御部50が行うものとして説明した上述の各種制御は1つのハードウェアが行ってもよいし、複数のハードウェア(例えば、複数のプロセッサーや回路)が処理を分担することで、装置全体の制御を行ってもよい。
また、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。さらに、上述した各実施形態は本発明の一実施形態を示すものにすぎず、各実施形態を適宜組み合わせることも可能である。例えば、図5〜7で説明した各種制御は、AF−ONボタン1,2に限って適用可能なものではなく、他の操作部材(タッチパネルや、傾けて方向を指示する操作部材など)にも適用可能である。
また、上述した実施形態においては、本発明を撮像装置に適用した場合を例にして説明したが、これはこの例に限定されず複数の操作部材を有する電子機器であれば適用可能である。例えば、本発明は、パーソナルコンピュータやPDA、携帯電話端末や携帯型の画像ビューワ、プリンタ装置、デジタルフォトフレーム、音楽プレーヤー、ゲーム機、電子ブックリーダー、映像プレーヤー、表示装置(投影装置を含む)、タブレット端末、スマートフォン、AIスピーカー、家電装置や車載装置などに適用可能である。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100:カメラ 1,2:AF−ONボタン 50:システム制御部

Claims (17)

  1. 電子機器の第1面の第1の辺に沿う第1のグリップ部を持つ手の親指で操作可能な第1の操作手段と、
    前記第1面のうち前記第1の辺と隣り合う第2の辺に沿う第2のグリップ部を持つ手の親指で操作可能な位置であって、前記第1面のうち、他の頂点よりも、前記第1の辺と前記2の辺との成す頂点に近い位置に配置された第2の操作手段と、
    前記第1の操作手段への操作に応じて所定の機能を実行し、前記第2の操作手段への操作に応じて前記所定の機能を実行するように制御する制御手段であって、前記第1の操作手段と前記第2の操作手段の双方に対する操作があった場合には、前記第2の操作手段に対する操作に応じることなく、前記第1の操作手段に対する操作に応じて前記所定の機能を実行するように制御する制御手段と
    を有することを特徴とする電子機器。
  2. 前記第1の操作手段へのタッチ操作と、前記第2の操作手段へのタッチ操作とが可能であり、
    前記制御手段は、前記第1の操作手段へのタッチ操作に応じて前記所定の機能を実行し、前記第2の操作手段へのタッチ操作に応じて前記所定の機能を実行するように制御することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記第1の操作手段への押し込み操作と、前記第2の操作手段への押し込み操作とが可能であり、
    前記制御手段は、前記第1の操作手段への押し込み操作に応じて前記所定の機能に関する第2の機能を実行し、前記第2の操作手段への押し込み操作に応じて前記第2の機能を実行するように制御する
    ことを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記制御手段は、前記電子機器の姿勢にかかわらず、前記第1の操作手段と前記第2の操作手段の双方に対する操作があった場合には、前記第2の操作手段に対する操作に応じることなく、前記第1の操作手段に対する操作に応じて前記所定の機能を実行するように制御する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の電子機器。
  5. 前記第2の操作手段は、前記第1の辺のうち、前記第1の操作手段がある側の端部よりも、反対側の端部に近い位置に配置されている
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の電子機器。
  6. 前記所定の機能は、表示部に表示されたインジケーターを移動する機能である
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の電子機器。
  7. 前記第1の操作手段へのタッチ操作、前記第2の操作手段へのタッチ操作、前記第1の操作手段への押し込み操作、及び、前記第2の操作手段への押し込み操作が可能であり、
    前記制御手段は、操作体がタッチしたまま移動するスライド操作が前記第1の操作手段に対して行われたことに応じて前記インジケーターを移動し、前記第1の操作手段への押し込み操作に応じて前記インジケーターの位置に基づく第2の機能を実行し、スライド操作が前記第2の操作手段に対して行われたことに応じて前記インジケーターを移動し、前記第2の操作手段への押し込み操作に応じて前記インジケーターの位置に基づく第2の機能を実行するように制御する
    ことを特徴とする請求項6に記載の電子機器。
  8. 前記電子機器は、撮像センサーを有する撮像装置である
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の電子機器。
  9. 前記所定の機能は、表示部に表示された、焦点調節位置を示すインジケーターを移動する機能である
    ことを特徴とする請求項8に記載の電子機器。
  10. 前記制御手段は、
    測光中、測光タイマーのカウント中、及び、測距点の選択中のいずれかの場合に、前記第1の操作手段への操作に応じて前記所定の機能を実行し、前記第2の操作手段への操作に応じて前記所定の機能を実行するように制御し、
    そうでない場合に、前記第1の操作手段への操作があっても前記所定の機能を実行するように制御せず、前記第2の操作手段への操作があっても前記所定の機能を実行するように制御しない
    ことを特徴とする請求項8または9に記載の電子機器。
  11. 前記第1のグリップ部を持つ手の人差し指で操作可能な位置に第1のシャッターボタンをさらに有し、
    前記第1の操作手段と前記第2の操作手段は、前記第1面に配置されており、
    前記第1のグリップ部と前記第2のグリップ部は、前記第1面とは反対側の第2面に配置されており、
    前記第1の操作手段のほうが、前記第2の操作手段よりも、前記第1のシャッターボタンに近い位置に配置されている
    ことを特徴とする請求項8〜10のいずれか1項に記載の電子機器。
  12. 前記第2のグリップ部を持つ手の人差し指で操作可能な位置に第2のシャッターボタンをさらに有し、
    前記第2の操作手段のほうが、前記第1の操作手段よりも、前記第2のシャッターボタンに近い位置に配置されている
    ことを特徴とする請求項11に記載の電子機器。
  13. 前記制御手段は、前記第1のシャッターボタンの操作中に、前記第1の操作手段への操作が行われず前記第2の操作手段への操作が行われても、前記所定の機能を実行しないように制御する
    ことを特徴とする請求項12に記載の電子機器。
  14. 前記制御手段は、前記第2のシャッターボタンの操作中に、前記第1の操作手段の操作が行われても、前記所定の機能を実行しないように制御する
    ことを特徴とする請求項12または13に記載の電子機器。
  15. 電子機器の第1面の第1の辺に沿う第1のグリップ部を持つ手の親指で操作可能な第1の操作手段と、
    前記第1面のうち前記第1の辺と隣り合う第2の辺に沿う第2のグリップ部を持つ手の親指で操作可能な位置であって、前記第1面のうち、他の頂点よりも、前記第1の辺と前記2の辺との成す頂点に近い位置に配置された第2の操作手段と
    を有する電子機器の制御方法であって、
    前記第1の操作手段への操作に応じて所定の機能を実行し、前記第2の操作手段への操作に応じて前記所定の機能を実行するように制御する制御ステップであって、前記第1の操作手段と前記第2の操作手段の双方に対する操作があった場合には、前記第2の操作手段に対する操作に応じることなく、前記第1の操作手段に対する操作に応じて前記所定の
    機能を実行するように制御する制御ステップ
    を有することを特徴とする電子機器。
  16. コンピュータを、請求項1〜14のいずれか1項に記載の電子機器の各手段として機能させるためのプログラム。
  17. コンピュータを、請求項1〜14のいずれか1項に記載の電子機器の各手段として機能させるためのプログラムを格納したコンピュータが読み取り可能な記録媒体。
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