JP2018205649A - 撮像装置システム - Google Patents
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Abstract
【課題】ウェアラブル装置と撮像装置とを同期させ、撮像装置の使用時のみ入力操作を可能にした、撮像装置システムを提供すること。
【解決手段】振動、もしくは加速度を検知する振動加速度検知手段を有する撮像装置と、同じく、振動、もしくは加速度を検知する振動加速度検知手段を有する手腕部装着装置とを有するカメラシステムにおいて、撮像装置と手腕部装着装置の通信結果によって撮像装置の操作を制御するモードを有し、当該モードにおいて、撮像装置の振動加速度検知手段と、手腕部装着装置の振動加速度検知手段とが検知する振動もしくは加速度が略同期しないとき、撮像装置の操作を禁止する操作禁止手段を有し、操作禁止手段は、撮像装置の振動加速度検知手段と手腕部装着装置の振動加速度検知手段とが検知する振動もしくは加速度が略同期するとき、操作の禁止を解除することを有することを特徴とする。
【選択図】図4
【解決手段】振動、もしくは加速度を検知する振動加速度検知手段を有する撮像装置と、同じく、振動、もしくは加速度を検知する振動加速度検知手段を有する手腕部装着装置とを有するカメラシステムにおいて、撮像装置と手腕部装着装置の通信結果によって撮像装置の操作を制御するモードを有し、当該モードにおいて、撮像装置の振動加速度検知手段と、手腕部装着装置の振動加速度検知手段とが検知する振動もしくは加速度が略同期しないとき、撮像装置の操作を禁止する操作禁止手段を有し、操作禁止手段は、撮像装置の振動加速度検知手段と手腕部装着装置の振動加速度検知手段とが検知する振動もしくは加速度が略同期するとき、操作の禁止を解除することを有することを特徴とする。
【選択図】図4
Description
本発明は、誤操作を防止する撮像装置システムに関し、特にウェアラブル装置と連携して誤操作を防止する撮像装置システムに関する。
従来の撮像装置には、撮像装置の誤操作防止のため、操作部にロック機構を備えた撮像装置が多く存在する。ロック機構を有した操作部は、ロック機構を解除しながら、もしくはロックの解除を完了させた後に操作可能になる。
しかしながら、ロック機構による誤操作防止方法は、前記のように、操作前にロック機構を、解除する操作をしなければならず、操作が煩雑となってしまう。
一方で、特許文献1には、眼鏡などのウェアラブル装置によって、撮像装置を操作する方法が提案されている。同文献の記載内容によれば、眼鏡型ウェアラブルと、電動雲台に備えられた撮像装置との間で、LED等の指標によって、眼鏡型ウェアラブルと撮像装置側のファインダを同期させる技術が開示されている。
また、特許文献2には、人体通信手段を用いて、装置の入力操作を禁止する方法が提案されている。同文献の記載内容によれば、運転者が所持した認証キーを、人体通信を通じて、運転席座面の受信機で読み取り、自動車が走行中に運転者がナビゲーション装置の操作入力を禁止する技術が開示されている。
しかしながら、上述の特許文献1に開示された従来技術では、ウェアラブル眼鏡と電動雲台に備えられた撮像装置のファインダを、光センサで同期することは可能であるが、操作をロックさせるといった要因は記載されていない。
また、特許文献2に開示された、人体通信技術を使用して、撮像装置の入力操作禁止を実施した場合、撮像装置は首、肩から下げて携行するため、撮像装置使用時でなくても、人体と撮像装置が接触する可能性がある。このため、首、肩から下げている時の誤操作を正確に防止することができない。
そこで、本発明の目的は、ウェアラブル装置と撮像装置とを同期させ、撮像装置の使用時のみ入力操作を可能にした、撮像装置システムを提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明に係る撮像装置は、
振動、もしくは加速度を検知する振動加速度検知手段を有する撮像装置と、同じく、振動、もしくは加速度を検知する振動加速度検知手段を有する手腕部装着装置と、前記撮像装置と前記手腕部装着装置とが通信可能な通信手段を有するカメラシステムにおいて、前記撮像装置と前記手腕部装着装置の通信結果によって、前記撮像装置の操作を制御する操作制御モードを有し、前記操作制御モードにおいて、前記撮像装置の振動加速度検知手段と、前記手腕部装着装置の振動加速度検知手段とが検知する振動、もしくは加速度が、略同期しないとき、前記撮像装置の操作を禁止する操作禁止手段を有し、前記操作禁止手段は、前記撮像装置の振動加速度検知手段、と前記手腕部装着装置の振動加速度検知手段とが検知する振動、もしくは加速度が略同期するとき、操作の禁止を解除することを有することを特徴とする。
振動、もしくは加速度を検知する振動加速度検知手段を有する撮像装置と、同じく、振動、もしくは加速度を検知する振動加速度検知手段を有する手腕部装着装置と、前記撮像装置と前記手腕部装着装置とが通信可能な通信手段を有するカメラシステムにおいて、前記撮像装置と前記手腕部装着装置の通信結果によって、前記撮像装置の操作を制御する操作制御モードを有し、前記操作制御モードにおいて、前記撮像装置の振動加速度検知手段と、前記手腕部装着装置の振動加速度検知手段とが検知する振動、もしくは加速度が、略同期しないとき、前記撮像装置の操作を禁止する操作禁止手段を有し、前記操作禁止手段は、前記撮像装置の振動加速度検知手段、と前記手腕部装着装置の振動加速度検知手段とが検知する振動、もしくは加速度が略同期するとき、操作の禁止を解除することを有することを特徴とする。
本発明によれば、ウェアラブル装置と撮像装置を同期させ、撮像装置使用時のみ入力操作を可能にした、撮像装置システムを提供することができる。
以下に、本発明の好ましい実施形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
図1(a)、(b)に本発明の撮像装置の一例としてのデジタルカメラの外観図を示す。
図1(a)はデジタルカメラ100の前面斜視図であり、図1(b)はデジタルカメラ100の背面斜視図である。
図1において、シャッターボタン61は撮影指示を行うための操作部である。モード切替スイッチ60は各種モードを切り替えるための操作部である。メイン電子ダイヤル71は回転操作部材であり、このメイン電子ダイヤル71を回すことで、シャッター速度や絞りなどの設定値の変更等が行える。
電源スイッチ72はデジタルカメラ100の電源のONおよびOFFを切り替える操作部材である。電源スイッチ72は公知のトグルスイッチ構造となっており、スイッチレバーがONとOFFの2つのポジションあり、回動させて切り替え操作を行う。十字キー74は、上、下、左、右部分をそれぞれ押し込み可能な十字キーである。十字キー74の押した部分に応じた操作が可能である。SETボタン75は押しボタンであり、主に選択項目の決定などに用いられる。
LVボタン76は、静止画撮影モードにおいてライブビュー(以下、LV)のONとOFFを切り替えるボタンである。動画撮影モードにおいては、動画撮影(記録)の開始、停止の指示に用いられる。拡大ボタン77は、撮影モードのライブビュー表示において拡大モードのON、OFF、および拡大モード中の拡大率の変更を行うための操作ボタンである。再生モードにおいては再生画像を拡大し、拡大率を増加させるための拡大ボタンとして機能する。
再生ボタン78は、撮影モードと再生モードとを切り替える操作ボタンである。撮影モード中に再生ボタン78を押下することで再生モードに移行し、記録媒体200に記録された画像のうち最新の画像を表示ユニット40に表示させることができる。クイックリターンミラー12は、システム制御部50から指示されて、不図示のアクチュエータによりアップダウンされる。カメラ側通信端子10はデジタルカメラ100がレンズ側(着脱可能)と通信を行うための通信端子である。
接眼ファインダ16はフォーカシングスクリーン13を観察することで、後述のレンズユニット150を通して得た被写体の光学像の焦点や構図の確認を行うための覗き込み型のファインダである。蓋202は記録媒体200を格納したスロットの蓋である。グリップ部90は、ユーザがデジタルカメラ100を構えた際に右手で握りやすい形状とした保持部である。グリップ部90内部には、後述の振動加速度センサ51が備えられており、デジタルカメラ100のグリップ部90における振動加速度を検知している。
表示ユニット40は画像や各種情報を表示するユニットであり、ヒンジ部43によって、開閉方向、上下反転方向の2軸で回転可能に支持されている。
図2に本発明のウェアラブル装置の一例として、リストバンド式のウェアラブル装置300の外観図を示す。
リストバンド式のウェアラブル装置は公知のベルト301により、ユーザの腕部に着脱可能となっている。リストバンド式のウェアラブル装置300の内部には、ウェアラブル装置側の振動加速度センサ91が備えられており、ウェアラブル装置の振動加速度を検知している。
リストバンド式ウェアラブル装置300はユーザの右手首に装着され、ユーザが右手でカメラ100を把持した際、グリップ部90内部に備えられた振動加速度センサ51と、ウェアラブル装置側の振動加速度センサ91が検知する振動加速度は、略同一となるよう構成されている。
なお、本実施例においては、ユーザの腕部に装着可能なように、リストバンド式のウェアラブル装置としているが、これに限定されるものではなく、指に装着可能な様に、指輪型のウェアラブル装置としてもよい。
図3は、本実施形態によるデジタルカメラ100のとリストバンド式のウェアラブル装置300の構成例を示すブロック図である。
図3において、レンズユニット150は、交換可能な撮影レンズを搭載するレンズユニットである。
レンズ151は通常、複数枚のレンズから構成されるが、ここでは簡略して一枚のレンズのみで示している。レンズ側通信端子6はレンズユニット150がデジタルカメラ100側と通信を行うための通信端子であり、カメラ側通信端子10はデジタルカメラ100がレンズユニット150側と通信を行うための通信端子である。
レンズユニット150は、このレンズ側通信端子6、および、カメラ側通信端子10を介してシステム制御部50と通信し、内部のレンズシステム制御回路4によって絞り駆動回路2を介して絞り152の制御を行い、AF駆動回路3を介して、レンズ151の位置を変位させることで焦点を合わせる。
AEセンサ17は、レンズユニット150を通した被写体の輝度を測光する。
焦点検出部11は、システム制御部50にデフォーカス量情報を出力する。システム制御部50はそれに基づいてレンズユニット150を制御し、位相差AFを行う。
クイックリターンミラー12(以下、ミラー12)は、露光、ライブビュー撮影、動画撮影の際にシステム制御部50から指示されて、不図示のアクチュエータによりアップダウンされる。ミラー12は、レンズ151から入射した光束をファインダ16側と撮像素子部22側とに切替えるためのミラーである。ミラー12は通常時はファインダ16へと光束を導くよう反射させるように配されているが、撮影が行われる場合やライブビュー表示の場合には、撮像素子部22へと光束を導くように上方に跳ね上がり光束中から待避する(ミラーアップ)。またミラー12はその中央部が光の一部を透過できるようにハーフミラーとなっており、光束の一部を、焦点検出を行うための焦点検出部11に入射するように透過させる。
撮影者は、ペンタプリズム14とファインダ16を介して、フォーカシングスクリーン13を観察することで、レンズユニット150を通して得た被写体の光学像の焦点や構図の確認が可能となる。
シャッター101は、システム制御部50の制御で撮像素子部22の露光時間を自由に制御できるフォーカルプレーンシャッターである。
撮像素子部22は光学像を電気信号に変換するCCDやCMOS素子等で構成される撮像素子である。A/D変換器23は、アナログ信号をデジタル信号に変換する。A/D変換器23は、撮像素子部22から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換するために用いられる。
画像処理部25は、A/D変換器23からのデータ、又は、メモリ制御部15からのデータに対し所定の画素補間、縮小といったリサイズ処理や色変換処理を行う。また、画像処理部25では、撮像した画像データを用いて所定の演算処理が行われ、得られた演算結果に基づいてシステム制御部50が露光制御、測距制御を行う。これにより、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理が行われる。画像処理部25ではさらに、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理も行っている。
A/D変換器23からの出力データは、画像処理部25およびメモリ制御部15を介して、或いは、メモリ制御部15を介してメモリ32に直接書き込まれる。メモリ32は、撮像素子部22によって得られA/D変換器23によりデジタルデータに変換された画像データや、LCDパネル41に表示するための画像データを格納する。メモリ32は、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像および音声を格納するのに十分な記憶容量を備えている。
また、メモリ32は画像表示用のメモリ(ビデオメモリ)を兼ねている。D/A変換器24は、メモリ32に格納されている画像表示用のデータをアナログ信号に変換してLCDパネル41に供給する。こうして、メモリ32に書き込まれた表示用の画像データはD/A変換器24を介してLCDパネル41により表示される。A/D変換器23によって一度A/D変換されメモリ32に蓄積されたデジタル信号をD/A変換器24においてアナログ変換し、LCDパネル41に逐次転送して表示することで、電子ビューファインダとして機能し、スルー画像表示(ライブビュー表示)を行える。
不揮発性メモリ56は、電気的に消去・記録可能なメモリであり、例えばEEPROM等が用いられる。不揮発性メモリ56には、システム制御部50の動作用の定数、プログラム等が記憶される。ここでいう、プログラムとは、本実施形態にて後述する各種フローチャートなどを実行するためのプログラムのことである。
システム制御部50は、デジタルカメラ100全体を制御する。前述した不揮発性メモリ56に記録されたプログラムを実行することで、後述する本実施形態の各処理を実現する。52はシステムメモリであり、RAMが用いられる。システムメモリ52には、システム制御部50の動作用の定数、変数、不揮発性メモリ56から読み出したプログラム等を展開する。また、システム制御部はメモリ32、D/A変換器24、LCDパネル41等を制御することにより表示制御も行う。
システムタイマー53は各種制御に用いる時間や、内蔵された時計の時間を計測する計時部である。振動加速度センサ51は前述の通り、グリップ部90内部に備えられており、振動加速度を検知して、検知結果を信号としてシステム制御部50に伝送する。
無線通信装置54は、公知の近距離無線装置であり、無線通信によって、外部電子機器に撮影した静止画像や動画像、各種信号などを送信可能である。また、外部電子機器からも静止画像や動画像、各種信号などを受信することができる。なお、本実施例においては、リストバンド式ウェアラブル装置300に備えられた、ウェアラブル装置側の無線通信装置92と無線通信可能に構成されている。
モード切替スイッチ60、第1シャッタースイッチ62、第2シャッタースイッチ63、操作部70はシステム制御部50に各種の動作指示を入力するための操作手段である。モード切替スイッチ60は、システム制御部50の動作モードを静止画記録モード、動画記録モード、再生モード等のいずれかに切り替える。静止画記録モードに含まれるモードとして、オート撮影モード、オートシーン判別モード、マニュアルモード、絞り優先モード(Avモード)、シャッター速度優先モード(Tvモード)、撮影シーン別の撮影設定となる各種シーンモード、プログラムAEモード、カスタムモード等がある。モード切替スイッチ60で、静止画撮影モードに含まれるこれらのモードのいずれかに直接切り替えられる。あるいは、モード切替スイッチ60で静止画撮影モードに一旦切り換えた後に、静止画撮影モードに含まれるこれらのモードのいずれかに、他の操作部材を用いて切り替えるようにしてもよい。同様に、動画撮影モードにも複数のモードが含まれていてもよい。
第1シャッタースイッチ62は、デジタルカメラ100に設けられたシャッターボタン61の操作途中、いわゆる半押し(撮影準備指示)でONとなり第1シャッタースイッチ信号SW1を発生する。第1シャッタースイッチ信号SW1により、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等の動作を開始する。
第2シャッタースイッチ63は、シャッターボタン61の操作完了、いわゆる全押し(撮影指示)でONとなり、第2シャッタースイッチ信号SW2を発生する。システム制御部50は、第2シャッタースイッチ信号SW2により、撮像素子部22からの信号読み出しから記録媒体200に画像データを書き込むまでの一連の撮影処理の動作を開始する。
操作部70の各操作部材は、LCDパネル41に表示される種々の機能アイコンを選択操作することなどにより、場面ごとに適宜機能が割り当てられ、各種機能ボタンとして作用する。機能ボタンとしては、例えば終了ボタン、戻るボタン、画像送りボタン、ジャンプボタン、絞込みボタン、属性変更ボタン等がある。例えば、メニューボタンが押されると各種の設定可能なメニュー画面がLCDパネル41に表示される。利用者は、LCDパネル41に表示されたメニュー画面と、上下左右の4方向ボタンやSETボタンとを用いて各種設定を行うことができる。
操作部70は、ユーザからの操作を受け付ける入力部としての各種操作部材である。操作部70には、少なくとも以下の操作部が含まれる。メイン電子ダイヤル71、電源スイッチ72、十字キー74、SETボタン75、LVボタン76、拡大ボタン77、再生ボタン78。
電源制御部80は、電池検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成され、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行う。また、電源制御部80は、その検出結果およびシステム制御部50の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体200を含む各部へ供給する。
電源部30は、アルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池、ACアダプター等からなる。記録媒体I/F18は、メモリカードやハードディスク等の記録媒体200とのインターフェースである。記録媒体200は、撮影された画像を記録するためのメモリカード等の記録媒体であり、半導体メモリ等から構成される。
図3のブロック図内において、リストバンド式ウェアラブル装置300には、先述の振動加速度センサ91、無線通信装置92が備えられている。さらに、システム制御部93、電源制御部94、電源部95などが備えられている。
振動加速度センサ91は前述の通り、振動加速度を検知して、検知結果を信号としてシステム制御部90に伝送する。無線通信装置92は、公知の近距離無線装置であり、無線通信によって、デジタルカメラ100側の無線通信装置54に各種信号などを送信可能に構成されている。システム制御部93は、リストバンド式ウェアラブル装置300全体を制御する。ウェアラブル装置側の振動加速度センサ91から受け取った信号を無線通信装置92を介し、デジタルカメラ100側の無線通信装置54へ伝送するように指示することが可能である。電源制御部94は、電池検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成され、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行う。電源部95は、アルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池等からなる。
図4は本実施形態による、ウェアラブル装置を利用した操作ロックモードの処理を示したフローチャートである。
デジタルカメラ100は、ユーザによる所定の操作にて、ウェアラブル操作ロックモードに入ると、各種操作部材の入力を電気的に受付けない、操作ロック状態とした上で、ステップS101へ進み、カメラ側の無線通信装置54を起動させる。
ステップS101にて、カメラ側の無線通信装置54を起動されると、ステップS102へ進み、通信可能範囲にウェアラブル装置300がいるか否かの判定を行う。ウェアラブル装置300がいるか否かの判定の判定は、無線通信装置54で無線電波を発信し、応答するウェアラブル装置300がいるか否かを、検知することで行われる。
ステップS102にて、通信可能範囲にウェアラブル装置300がいると判定されると、ステップS103へ進み、検知されたウェアラブル装置300が、デジタルカメラ100に機器登録されているものであるか否かの判定を行う。
ステップS103にて、検知されたウェアラブル装置が機器登録されているものであると判定されると、ステップS104へ進み、カメラ側の振動加速度センサ51を起動させる。カメラ側の振動加速度センサ51は起動後、デジタルカメラ100の振動加速度を検知し、振動加速度の波形を信号として単位時間ごとにシステム制御部50に伝送する。
ステップS104にてカメラ側の振動加速度センサ51が起動されると、ステップS105へ進み、ウェアラブル装置300から、ウェアラブル装置300の振動加速度の信号波形を受信する。ウェアラブル装置300の振動加速度センサ91は、検知した単位時間当たりの振動加速度の信号波形を、ウェアラブル装置側システム制御部93に伝送している。ウェアラブル装置側システム制御部93は、無線通信装置92を介して、振動加速度センサ91が検知した振動加速度の信号波形を、逐次、カメラ側無線通信装置54へ送信している。
ステップS105にて、ウェアラブル装置300の振動加速度の信号波形を受信すると、ステップS106へ進み、カメラ100側の振動加速度の信号波形と、ウェアラブル装置300の振動加速度の信号波形とが略同期しているか否かを判定する。振動加速度の信号波形の同期判定は、カメラ側システム制御部50が、受信したウェアラブル装置300の振動加速の信号波形と、カメラ側振動加速度センサ51が検知した振動加速度の信号波形とを比較し、一致率を演算することで行われる。
ステップS106にて、カメラ100側の振動加速度の信号波形と、ウェアラブル装置300の振動加速度の信号波形とが略同期していると判定されると、ステップS107へ進み、操作ロック状態を解除して、操作信号を受け付けるようになる。
なお、ステップS102にて、通信可能範囲にウェアラブル装置300がいないと判定されると、ステップS111へ進み、引き続き、操作ロックの状態を継続する。
また、ステップS103にて、検知されたウェアラブル装置が機器登録されていないものであると判定されると、ステップS111へ進み、操作ロックの状態を継続する。
なお、ステップS106にて、カメラ100側の振動加速度の信号波形と、ウェアラブル装置300の振動加速度の信号波形とが略同期していないと判定されると、カメラ100が、撮影のために三脚や台座などに固定された状態であるか否かを判断するために、次のような処理を行う。
ステップS106にて、カメラ100側の振動加速度の信号波形と、ウェアラブル装置300の振動加速度の信号波形とが略同期していないと判定されると、ステップS121へ進み、カメラ側の振動加速度が所定値以下か、否かの判定を行う。カメラ側振動加速度センサ51が検知した振動加速度の信号波形をシステム制御部にて演算し、所定値以下であるか否かを判定する。
ステップS121にて、カメラ側の振動加速度が所定値以下と判定されると、ステップS122へ進み、ウェアラブル装置300がカメラ100の所定距離範囲以内にいるか否かの判定を行う。ウェアラブル装置300がカメラ100の所定範囲以内にいるか否かの判定は、ウェアラブル装置側の無線通信装置92から発せられる電波強度を、カメラ側の無線通信装置54で検知し、検知した電波強度から機器間の距離を判定する。
ステップS122にて、ウェアラブル装置300がカメラ100の所定距離範囲以内にいると判定されると、ステップS107へ進み、操作ロック状態を解除して、操作信号を受付ける状態となる。
なお、ステップS121にて、カメラ側の振動加速度が所定値より上と判定されると、ステップS131へ進み、各種操作部材の入力を電気的に受付けない、操作ロック状態とする。
また、ステップS122にて、ウェアラブル装置300がカメラ100の所定距離範囲より外側にいると判定されると、ステップS131へ進み、各種操作部材の入力を電気的に受付けない、操作ロック状態とする。
上記のステップS121とステップS122を行うことで、カメラ100が固定されて、ウェアラブル装置300を装着したユーザが、リモート操作をしようとしているのか否かを判断するよう構成している。
なお、デジタルカメラ100の電源SW72がOFFされた場合でも、無線通信装置54は省電力で起動し続け、通信可能範囲にウェアラブル装置300が存在するか否かを判定する。
なお、ステップS106でカメラ側振動加速度センサ51とウェアラブル装置側加速度センサ91の振動加速度が略同期しているか否かの判定をしているが、同期の一致率については、ユーザが任意でに設定できるように構成してもよい。
なお、本フローチャートでは振動加速度を検知することで、操作ロック状態にするか否かの制御を行っているが、これに限るものではなく、振動の振幅、周波数などを用いて制御してもよい。
図5は本実施形態による、操作ロックモード中に、電源スイッチ72など、複数のポジションを持つトグルスイッチが誤操作された場合の、復帰処理を示したフローチャートである。フローチャート開始の前提として、ウェアラブル装置300を利用した、操作ロックモードに入った上で、電源スイッチ72がOFFされている状態にある。
ウェアラブル装置300とカメラ100の振動加速度の信号波形が略同期と判定されて、操作ロック状態であるときに、ステップS201において、トグルスイッチの電源スイッチ72がONされたか否かを判定する。
ステップS201にて、電源スイッチ72がONされたと判定されると、ステップS202にて、ウェアラブル装置300側の振動加速度の信号波形とカメラ100側の振動加速度の信号波形が略同期しているか否かの判定を行う。
ステップS202において、ウェアラブル装置300側の振動加速度とカメラ100側の振動加速度が略同期していると判定されると、ステップS203へ進み、カメラ100の電源をONの状態とする。
上記のように、ステップS201から、ステップS203の判定を行うことで、電源スイッチがオンになった際、ウェアラブル装置300とカメラ100の振動加速度が略同期を確認したのちに電源ON状態とするよう構成する。
なお、ステップS202において、ウェアラブル装置300側の振動加速度の信号波形とカメラ100側の振動加速度の信号波形が略同期していないと判定されると、カメラ100が、撮影のために三脚や台座などに固定された状態であるか否かを判断するために、次のような処理を行う。
ステップSS202にて、カメラ100側の振動加速度の信号波形と、ウェアラブル装置300の振動加速度の信号波形とが略同期していないと判定されると、ステップS211へ進み、カメラ側の振動加速度が所定値以下か、否かの判定を行う。カメラ側振動加速度センサ51が検知した振動加速度の信号波形をシステム制御部にて演算し、所定値以下であるか否かを判定する。
ステップS211にて、カメラ側の振動加速度が所定値以下と判定されると、ステップS212へ進み、ウェアラブル装置300がカメラ100の所定距離範囲以内にいるか否かの判定を行う。ウェアラブル装置300がカメラ100の所定範囲以内にいるか否かの判定は、ウェアラブル装置側の無線通信装置92から発せられる電波強度を、カメラ側の無線通信装置54で検知し、検知した電波強度から機器間の距離を判定する。
ステップS212にて、ウェアラブル装置300がカメラ100の所定距離範囲以内にいると判定されると、ステップS203へ進み、カメラ100の電源をONの状態とする。
なお、ステップS211にて、カメラ側の振動加速度が所定値より上と判定されると、ステップS221へ進み、電源スイッチ72のポジションがONであっても、電気的に電源OFFの状態を維持する。
また、ステップS212にて、ウェアラブル装置300がカメラ100の所定距離範囲より外側にいると判定されると、ステップS221へ進み、電源スイッチ72のポジションがONであっても、電気的に電源OFFの状態を維持する。
60 モード切替スイッチ、61 シャッターボタン、100 デジタルカメラ
Claims (5)
- 振動、もしくは加速度を検知する振動加速度検知手段を有する撮像装置と、
同じく、振動、もしくは加速度を検知する振動加速度検知手段を有する手腕部装着装置と、
前記撮像装置と前記手腕部装着装置とが通信可能な通信手段を有するカメラシステムにおいて、
前記撮像装置と前記手腕部装着装置の通信結果によって、前記撮像装置の操作を制御する操作制御モードを有し、
前記操作制御モードにおいて、
前記撮像装置の振動加速度検知手段と、前記手腕部装着装置の振動加速度検知手段とが検知する振動、もしくは加速度が、同期しないとき、前記撮像装置の操作を禁止する操作禁止手段を有し、
前記操作禁止手段は、前記撮像装置の振動加速度検知手段と前記手腕部装着装置の振動加速度検知手段とが検知する振動もしくは加速度が同期するとき、操作の禁止を解除することを有することを特徴とする撮像装置。 - 前記撮像装置が有する、振動、もしくは加速度を検知する検知手段は、前記撮像装置のグリップ部に配されていることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記撮像装置と前記手腕部装着装置の通信手段は、前記手腕部装着装置の個別情報を予め前記撮像装置に登録する個別情報登録手段を備えており、
前記操作禁止手段は、前記撮像装置と前記個別情報登録手段によって登録された手腕部装着装置とが検知する振動もしくは加速度が同期するとき、操作の禁止を解除することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 - 前記通信手段は、前記撮像装置と前記手腕部装着装置間の距離を測定可能な機器間距離測定手段を有しており、
前記操作禁止手段は、前記撮像装置の振動加速度検知手段と、前記手腕部装着装置の振動加速度検知手段とが検知する振動もしくは加速度が同期しないときであっても、前記撮像装置の加速度検知手段か検知する振動もしくは加速度が所定値以下であり、かつ前記機器間距離測定手段によって検知された距離が所定値以下である場合には、操作の禁止を解除することを有することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 - 前記撮像装置の操作手段は、少なくとも2つ以上の位相を有するスイッチ手段を有しており、前記操作禁止手段は、前記撮像装置の振動加速度検知手段と、前記手腕部装着装置の振動加速度検知手段とが検知する振動もしくは加速度が同期しないとき、前記スイッチ手段の切替信号を受付けず、前記撮像装置の振動加速度検知手段と前記手腕部装着装置の振動加速度検知手段とが検知する振動もしくは加速度が同期したときに、スイッチ手段の切替信号を受付けることを特徴とする撮像装置。
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