JPH10310668A - オレフィン系樹脂組成物と該オレフィン系樹脂組成物からなるオレフィン系樹脂シート及びオレフィン系樹脂発泡シート - Google Patents

オレフィン系樹脂組成物と該オレフィン系樹脂組成物からなるオレフィン系樹脂シート及びオレフィン系樹脂発泡シート

Info

Publication number
JPH10310668A
JPH10310668A JP9119375A JP11937597A JPH10310668A JP H10310668 A JPH10310668 A JP H10310668A JP 9119375 A JP9119375 A JP 9119375A JP 11937597 A JP11937597 A JP 11937597A JP H10310668 A JPH10310668 A JP H10310668A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
olefin
based resin
sheet
resin composition
ethylene
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9119375A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiji Tateo
英治 舘尾
Kazuo Yamagata
一雄 山形
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP9119375A priority Critical patent/JPH10310668A/ja
Publication of JPH10310668A publication Critical patent/JPH10310668A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Molding Of Porous Articles (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 押出特性に優れたオレフィン系樹脂組成物及
び該オレフィン系樹脂組成物からなる厚さの薄いオレフ
ィン系樹脂シートを提供する。また、前記オレフィン系
樹脂組成物からなる、外観が良好で厚さが薄く、かつ、
機械的物性及び耐熱性に優れたオレフィン系樹脂発泡シ
ートを提供する。 【解決手段】 メルトテンションが0.6〜1.2g、
ドロースピードが30m/分以上、x線回折による結晶
化度が35〜70%のプロピレン系樹脂30〜90重量
%及びエチレン系樹脂10〜70重量%からなるオレフ
ィン系樹脂組成物並びに該オレフィン系樹脂組成物から
なるオレフィン系樹脂シート及びオレフィン系樹脂発泡
シート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は押出特性に優れたオ
レフィン系樹脂組成物と該オレフィン系樹脂組成物から
なるオレフィン系樹脂シート及びオレフィン系樹脂発泡
シートに関する。
【0002】
【従来の技術】オレフィン系樹脂シートは建築材料、日
用品等の様々な分野で使用されており、その厚さは通常
1mm以上で使用されているが、用途によってはその厚
さをより薄くすることが望まれている。しかし、オレフ
ィン系樹脂シートを薄くしようとすると、押出しの際に
樹脂成分の延展性が追従できずに押出特性が低下し、得
られるシートの表面が荒れてサメ肌状になったり、厚さ
が不均一になるといった問題があった。また、上記オレ
フィン系樹脂シートを発泡して得られるオレフィン系樹
脂発泡シートは、塩化ビニル系樹脂シート、熱可塑性エ
ラストマーシート、布、皮革等の表皮材を貼り合わせた
後、真空成形や圧縮成形などの2次加工により所望の形
状に成形され、例えば、自動車の天井材やドア、インス
ツルメントパネルの内装材といったように断熱材、クッ
ション材等として様々な分野で広く利用されているが、
このような用途に使用される場合も、経済性、デザイン
性等の様々な点から従来の物性を損なうことなく厚さを
薄くすることが望まれている。しかし、厚さを薄くしよ
うとすると、上述したように発泡する前のオレフィン系
樹脂シートの表面が荒れてサメ肌状となるため、良好な
発泡シートが得られないといった問題があった。
【0003】上記問題を解決する方法としては、例え
ば、特開平4−59840号公報では、オレフィン系樹
脂のメルトインデックスを減成により増大させ、オレフ
ィン系樹脂の押出特性を向上させる方法が示されてい
る。しかし、このようなオレフィン系樹脂から得られる
シート及び発泡シートは高温時での機械的物性が不足
し、発泡シートでは2次加工において大きな荷重がかか
る部分で破泡が発生して表面に凹凸やフクレが生じ、外
観が悪くなるといった問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の第1の目的
は、押出特性に優れたオレフィン系樹脂組成物及び該オ
レフィン系樹脂組成物からなる厚さの薄いオレフィン系
樹脂シートを提供することにあり、本発明の第2の目的
は、前記オレフィン系樹脂組成物からなる、機械的物性
及び耐熱性に優れ、かつ、外観が良好で厚さの薄いオレ
フィン系樹脂発泡シートを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のオレフィン系樹
脂組成物は、メルトテンションが0.6〜1.2g、ド
ロースピードが30m/分以上、X線回折による結晶化
度が35〜70%のプロピレン系樹脂30〜90重量%
及びエチレン系樹脂10〜70重量%からなることを特
徴とする。
【0006】本発明で使用されるプロピレン系樹脂は、
メルトテンションが0.6〜1.2g、ドロースピード
が30m/分以上、X線回折による結晶化度が35〜7
0%のプロピレン単独重合体又はプロピレンを主成分と
する他のモノマーとの共重合体であり、これらは単独で
使用されても2種以上併用されてもよい。プロピレンを
主成分とする他のモノマーとの共重合体としては、例え
ば、プロピレン含有量が85重量%以上のプロピレン−
α−オレフィン共重合体が挙げられ、α−オレフィンと
しては、例えば、エチレン、1−ブテン、1−ペンテ
ン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘキセン、1−ヘ
プテン、1−オクテン等が挙げられる。
【0007】プロピレン系樹脂のメルトテンションは、
小さくなるとオレフィン系樹脂組成物を押出した際に押
出金型と冷却ロールの間でたるみ易くなりシートへの成
形が困難となり、大きくなるとオレフィン系樹脂組成物
の押出金型と冷却ロールの間での延展性が不足して押出
特性が低下し、シート又は発泡シートとした際に表面が
荒れてサメ肌状となるので0.6〜1.2gに限定さ
れ、好ましくは0.8〜1.1gであり、ドロースピー
ドは、小さくなるとオレフィン系樹脂組成物の押出金型
と冷却ロールの間での延展性が不足して押出特性が低下
し、シート又は発泡シートとした際に表面が荒れてサメ
肌状となるので30m/分以上に限定される。
【0008】本発明でいうメルトテンション及びドロー
スピードは、メルトテンション測定装置にて測定した値
であり、前記測定装置のキャピラリーから出る溶融プロ
ピレン系樹脂が切れずに巻き取れる最大巻き取りスピー
ドをドロースピード、その際の溶融プロピレン系樹脂の
テンションをメルトテンションとした。尚、測定条件
は、キャピラリーの温度が190℃、バレルの直径が
9.5mm、キャピラリーの直径が1mm、キャピラリ
ーの長さが10mm、ピストンの降下速度が0.5mm
/分である。本発明では、メルトテンション測定装置と
して東洋精機社製、商品名「CAPIRO GRAPH
1B」を使用した。
【0009】また、プロピレン系樹脂のX線回折による
結晶化度は、小さくなるとシート又は発泡シートとした
際の高温時での機械的物性が低下し、発泡シートの場合
には真空成形や圧縮成形などの2次加工時に大きな荷重
がかかる部分で破泡が生じ易くなり、大きくなるとシー
トに成形される前にオレフィン系樹脂組成物の結晶化が
進行するため押出金型と冷却ロールの間での延展性が不
足して押出特性が低下し、シート又は発泡シートとした
際に表面が荒れてサメ肌状となるので35〜70%に限
定され、好ましくは45〜60%である。
【0010】本発明でいうX線回折は、X線回折装置を
使用して測定した値であり、測定条件は管電圧が50k
V、管電流が150mA、ゴニオメータが広角ゴニオメ
ータ、サンプリング角度が0.02°、スキャンスピー
ドが10°/分である。本発明では、X線回折装置とし
て理学電機社製、商品名「RINT1400型」を使用
した。
【0011】本発明で使用されるエチレン系樹脂は、従
来使用されているエチレン単独重合体又はエチレンを主
成分とする他のモノマーとの共重合体であり、これらは
単独で使用されても2種以上併用されてもよい。エチレ
ンを主成分とする他のモノマーとの共重合体としては、
例えば、エチレン含有量が80重量%以上のエチレン−
α−オレフィン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合
体、エチレン−エチルアクリレート共重合体等が挙げら
れ、α−オレフィンとしては、例えば、プロピレン、1
−ブテン、1−ペンテン、4−メチル1−ペンテン、1
−ヘキセン、1−ヘプテン、1−オクテン等が挙げられ
る。
【0012】本発明のオレフィン系樹脂組成物は、上記
プロピレン系樹脂及びエチレン系樹脂からなり、プロピ
レン系樹脂の配合量は、少なくなると耐熱性が低下し、
多くなると溶融粘度が増大して押出特性が低下し、シー
ト又は発泡シートとした際に表面が荒れてサメ肌状とな
り、また、発泡シートではクッション性が低下するので
30〜90重量%に限定される。
【0013】本発明のオレフィン系樹脂組成物には、必
要に応じて酸化防止剤、熱安定剤、顔料等が添加されて
いてもよい。酸化防止剤及び熱安定剤は高分子化合物の
酸化劣化を防止するものであり、例えば、フェノール
系、リン系、イオウ系、アミン系等の抗酸化剤が挙げら
れる。
【0014】本発明のオレフィン系樹脂組成物からオレ
フィン系樹脂シートを得る方法は従来公知の任意の方法
が採用されてよいが、押出機による方法が一般的であ
る。上記オレフィン系樹脂組成物を使用することによ
り、従来では良好なシートが得られなかった厚さ0.3
〜1mmの厚さの薄いシートに成形しても、表面の平滑
性に優れた良好なシートが得られる。
【0015】また、本発明のオレフィン系樹脂組成物は
オレフィン系樹脂発泡シートとしてもよく、発泡シート
を得る方法としては従来公知の任意の方法が採用されて
よい。例えば、上記オレフィン系樹脂組成物に熱分解型
発泡剤、架橋助剤等を必要に応じて添加して単軸押出
機、2軸押出機、バンバリーミキサー、ニーダーミキサ
ー、ロール等の混練装置にて熱分解型発泡剤の分解温度
未満で溶融混練した後発泡性シートに押出し、得られた
発泡性シートに電離性放射線を照射して架橋を施した後
に熱分解型発泡剤の分解温度以上に加熱して発泡する方
法が挙げられる。
【0016】上記熱分解型発泡剤は加熱により分解ガス
を発生するものであり、例えば、アゾジカルボンアミ
ド、ベンゼンスルホニルヒドラジド、ジニトロソペンタ
メチレンテトラミン、トルエンスルホニルヒドラジド、
ヒドラドジカルボンアミド、アゾジカルボン酸バリウム
塩、ニトロソグアニジン、p,p’−オキシビスベンゼ
ンスルホニルセミカルバジド、4,4−オキシビス(ベ
ンゼンスルホニルヒドラジド)、アゾビスイソブチロニ
トリル等が挙げられ、これらは単独で使用しても2種以
上併用してもよい。熱分解型発泡剤の添加量は所望の発
泡倍率に応じて調整され、一般には上記オレフィン系樹
脂組成物100重量部に対して4〜25重量部が好まし
い。
【0017】上記架橋助剤は電離性放射線による架橋を
促進するもので、一般に使用されている単官能性モノマ
ー又は多官能性モノマーであり、例えば、ジビニルベン
ゼン、トリメチロールプロパントリメタクリレート、
1,9−ノナンジオールジメタクリレート、1,10−
デカンジオールジメタクリレート、トリメリット酸トリ
アリルエステル、トリアリルイソシアヌレート、エチル
ビニルベンゼン、ネオペンチルグリコールジメタクリレ
ート、1,2,4−ベンゼントリカルボン酸トリアリル
エステル、1,6−ヘキサンジオールジメタクリレー
ト、ラウリルメタクリレート、ステアリルメタクリレー
ト等が挙げられ、これらは単独で使用しても2種以上併
用してもよい。架橋助剤の添加量は、少なくなると所望
の架橋度が得られず、多くなると架橋度の制御が困難と
なり良好な発泡シートが得られないので、上記オレフィ
ン系樹脂組成物100重量部に対して0.5〜10重量
部が好ましい。
【0018】上記電離性放射線としては、従来使用され
ているものが使用でき、例えば、α線、β線、γ線、電
子線等が挙げられ、その照射量は一般には1〜20Mr
adである。
【0019】また、得られる発泡シートの厚さを薄くす
るために上記発泡性シートの厚さを薄くすると、従来は
表面が荒れてサメ肌状になり、良好な発泡シートが得ら
れなかったが、本発明のオレフィン系樹脂組成物は押出
特性が優れているので、発泡性シートの厚さを約0.3
〜1mm程度に薄くしても表面が荒れることはなく、良
好な発泡シートを得ることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に実施例を挙げて本発明の態
様を更に詳しく説明するが、本発明はこれら実施例のみ
に限定されるものではない。
【0021】実施例及び比較例では、以下に示したプロ
ピレン系樹脂(PP)を使用した。尚、メルトインデッ
クス(以下、MIと記す)はJIS K 7210に準
拠して測定した値である。 PP1;メルトテンション=1.07g、ドロースピー
ド=35m/分、結晶化度=45%、MI=2.2g/
10分、エチレン含有量=約4重量%のプロピレン−エ
チレンランダム共重合体 PP2;メルトテンション=1.09g、ドロースピー
ド=50m/分、結晶化度=41%、MI=2g/10
分、エチレン含有量=約4重量%のプロピレン−エチレ
ンランダム共重合体 PP3;メルトテンション=1.15g、ドロースピー
ド=30m/分、結晶化度=35%、MI=2.2g/
10分、エチレン含有量=約4重量%のプロピレン−エ
チレンランダム共重合体 PP4;メルトテンション=1.1g、ドロースピード
=30m/分、結晶化度=30%、MI=2.2g/1
0分、エチレン含有量=約4重量%のプロピレン−エチ
レンランダム共重合体 PP5;メルトテンション=0.95g、ドロースピー
ド=25m/分、結晶化度=38%、MI=2.5g/
10分、エチレン含有量=約4重量%のプロピレン−エ
チレンランダム共重合体 PP6;メルトテンション=1.41g、ドロースピー
ド=40m/分、結晶化度=56%、MI=2g/10
分、エチレン含有量=約4重量%のプロピレン−エチレ
ンランダム共重合体 PP7;メルトテンション=1.1g、ドロースピード
=35m/分、結晶化度=75%、MI=2g/10
分、エチレン含有量=約4重量%のプロピレン−エチレ
ンランダム共重合体
【0022】
【実施例】
(実施例1〜3、比較例1〜4)表1に示した所定量の
PP1〜7、線状低密度ポリエチレン(MI=2g/1
0分、密度=0.92g/cm3 )、アゾジカルボンア
ミド及びトリメチロールプロパントリメタクリレートを
2軸押出機にて180℃で溶融混練し、Tダイから押出
して厚さ0.7mmの発泡性シートに成形した。得られ
た発泡性シートに加速電圧800kvの電子線を片面2
Mradずつ両面で合計4Mrad照射して架橋した
後、280℃の熱風式縦型発泡炉で発泡し、発泡シート
を得た。得られた発泡シートの厚さは1mm、発泡倍率
は表1に示した通りであった。尚、発泡倍率は電子比重
計(ミラージュ社製、商品名「ED120T」)により
測定した発泡シートの密度の逆数である。
【0023】上記発泡性シートの表面性と発泡シートの
表面性(耐熱性)及び機械的物性を以下のように評価し
た。 (発泡性シートの表面性)Tダイより押出された発泡性
シートの表面を目視にて観察し、表面が平滑であった場
合を○、表面が平滑でなく、サメ肌状に荒れていた場合
を×として表1に示した。
【0024】(発泡シートの表面性)発泡シートから長
さ(押出方向)16cm×幅3cmの試料を切り出し、
引張試験機(島津製作所社製、商品名「オートグラフD
CS−5000」)により、チャック間距離10cm、
引張速度500mm/分、温度20℃で試料を延伸率1
0%まで長さ方向に延伸した後、外力が働かない状態で
160℃のオーブン中に5分間放置して試料の表面の凹
凸の有無を目視で観察した。上記と同様にして、延伸率
を10%間隔で最大150%まで増大させて、試料の表
面に凹凸が確認された最小の延伸率(凹凸発生延伸率)
を表1に示した。尚、延伸する前の発泡シートに凹凸が
確認された場合は、凹凸発生延伸率は0%とした。
【0025】(発泡シートの機械的物性)温度を20
℃、160℃とした以外はJIS K 6767に準拠
して発泡シートの引張強さ及び伸びを測定し、その値を
表1に示した。
【0026】
【表1】
【0027】
【発明の効果】本発明のオレフィン系樹脂組成物は、上
述したような構成であるので延展性に優れているおり、
押出特性が良好である。請求項2記載の発明のオレフィ
ン系樹脂シートは、厚さが0.3〜1mmと薄く、か
つ、上記のような押出特性に優れたオレフィン系樹脂を
使用しているので表面の平滑性に優れている。請求項3
記載の発明のオレフィン系樹脂発泡シートは、引張強さ
や伸び等の機械的物性及び耐熱性に優れており、延伸に
よる表面の凹凸が発生しにくく、2次加工などの際に加
熱をしても成形に必要となる引張強さや伸びなどを有
し、破泡等が生じることがない。請求項4記載の発明の
オレフィン系樹脂発泡シートは、厚さが0.3〜1mm
の発泡性シートを発泡してなるので厚さが薄く、かつ、
引張強さや伸び等の機械的物性及び耐熱性に優れてお
り、延伸による表面の凹凸が発生しにくく、2次加工な
どの際に加熱をしても成形に必要となる引張強さや伸び
などを有し、破泡等が生じることがない。また、上記の
ような押出特性に優れたオレフィン系樹脂を使用してい
るので、発泡シートの表面が平滑で外観が良好である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B29L 7:00

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メルトテンションが0.6〜1.2g、
    ドロースピードが30m/分以上、X線回折による結晶
    化度が35〜70%のプロピレン系樹脂30〜90重量
    %及びエチレン系樹脂10〜70重量%からなるオレフ
    ィン系樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のオレフィン系樹脂組成物
    を厚さ0.3〜1mmのシートに押出してなるオレフィ
    ン系樹脂シート。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のオレフィン系樹脂組成物
    からなるオレフィン系樹脂発泡シート。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のオレフィン系樹脂組成物
    100重量部及び熱分解型発泡剤4〜25重量部を厚さ
    0.3〜1mmのシートに押出した後、発泡してなるオ
    レフィン系樹脂発泡シート。
JP9119375A 1997-05-09 1997-05-09 オレフィン系樹脂組成物と該オレフィン系樹脂組成物からなるオレフィン系樹脂シート及びオレフィン系樹脂発泡シート Pending JPH10310668A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9119375A JPH10310668A (ja) 1997-05-09 1997-05-09 オレフィン系樹脂組成物と該オレフィン系樹脂組成物からなるオレフィン系樹脂シート及びオレフィン系樹脂発泡シート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9119375A JPH10310668A (ja) 1997-05-09 1997-05-09 オレフィン系樹脂組成物と該オレフィン系樹脂組成物からなるオレフィン系樹脂シート及びオレフィン系樹脂発泡シート

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10310668A true JPH10310668A (ja) 1998-11-24

Family

ID=14759962

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9119375A Pending JPH10310668A (ja) 1997-05-09 1997-05-09 オレフィン系樹脂組成物と該オレフィン系樹脂組成物からなるオレフィン系樹脂シート及びオレフィン系樹脂発泡シート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10310668A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006095777A (ja) * 2004-09-28 2006-04-13 Dainippon Printing Co Ltd 発泡壁紙の製造方法
JP2012072258A (ja) * 2010-09-28 2012-04-12 Sekisui Chem Co Ltd 架橋ポリオレフィン系樹脂発泡体の製造方法及び該樹脂発泡体を用いた積層品
WO2019189836A1 (ja) * 2018-03-30 2019-10-03 積水化学工業株式会社 ポリオレフィン樹脂発泡体、ポリオレフィン樹脂発泡体の製造方法、及び成形体

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006095777A (ja) * 2004-09-28 2006-04-13 Dainippon Printing Co Ltd 発泡壁紙の製造方法
JP4524599B2 (ja) * 2004-09-28 2010-08-18 大日本印刷株式会社 発泡壁紙の製造方法
JP2012072258A (ja) * 2010-09-28 2012-04-12 Sekisui Chem Co Ltd 架橋ポリオレフィン系樹脂発泡体の製造方法及び該樹脂発泡体を用いた積層品
WO2019189836A1 (ja) * 2018-03-30 2019-10-03 積水化学工業株式会社 ポリオレフィン樹脂発泡体、ポリオレフィン樹脂発泡体の製造方法、及び成形体
JP6591725B1 (ja) * 2018-03-30 2019-10-16 積水化学工業株式会社 ポリオレフィン樹脂発泡体、ポリオレフィン樹脂発泡体の製造方法、及び成形体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2009523848A (ja) 高耐熱性を有する軟質ポリオレフィン
JP2004204154A (ja) 架橋ポリオレフィン系樹脂発泡体及びその製造方法
JPH10310668A (ja) オレフィン系樹脂組成物と該オレフィン系樹脂組成物からなるオレフィン系樹脂シート及びオレフィン系樹脂発泡シート
JPWO2016039400A1 (ja) 発泡体、積層体及び成形体
JPS6319232A (ja) 架橋ポリオレフイン系樹脂積層発泡体の製造法
JP2003105117A (ja) 架橋ポリオレフィン系樹脂発泡体
JP3152719B2 (ja) ポリオレフィン系樹脂架橋発泡体
JP3308737B2 (ja) オレフィン系樹脂組成物及び架橋オレフィン系樹脂発泡体
JP3311106B2 (ja) 架橋ポリプロピレン系樹脂発泡シートの製造方法
JP3257897B2 (ja) 発泡性ポリオレフィン系樹脂組成物及び架橋ポリオレフィン系樹脂発泡体
JP2853956B2 (ja) ポリオレフィン系発泡体の製造方法
JP2853955B2 (ja) オレフィン系樹脂組成物
JP2983304B2 (ja) ポリオレフィン系樹脂架橋発泡体
JPH03143932A (ja) 高密度ポリエチレン架橋発泡体
JP3492132B2 (ja) 発泡性樹脂組成物
JPH0925351A (ja) 発泡性ポリオレフィン系樹脂組成物、発泡性ポリプロピレン系樹脂組成物及び発泡体の製造方法
JP3071336B2 (ja) ポリオレフィン系樹脂発泡体
JP2002128933A (ja) ポリオレフィン系樹脂発泡体
JPH1060145A (ja) 架橋ポリオレフィン系樹脂発泡体の製造方法
JP2003082142A (ja) 架橋ポリオレフィン系樹脂発泡体及びその製造方法
JP2003260766A (ja) 積層シート及び該積層シートを用いた成形体
JPH09272179A (ja) 難燃性積層複合体
JP2851509B2 (ja) 発泡性ポリオレフィン系樹脂組成物
JP2914842B2 (ja) 積層複合体
JP2020158632A (ja) 発泡シート