JPH10310621A - 放射線硬化型樹脂組成物 - Google Patents

放射線硬化型樹脂組成物

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JPH10310621A
JPH10310621A JP13800997A JP13800997A JPH10310621A JP H10310621 A JPH10310621 A JP H10310621A JP 13800997 A JP13800997 A JP 13800997A JP 13800997 A JP13800997 A JP 13800997A JP H10310621 A JPH10310621 A JP H10310621A
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JP13800997A
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Hirokazu Kano
浩和 狩野
Kazuhiko Ishii
一彦 石井
Kiyohisa Tokuda
清久 徳田
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Nippon Kayaku Co Ltd
Original Assignee
Nippon Kayaku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】放射線によって硬化し、ポリプロピレン等接着
の困難な基材に対しても良好な接着効果の得られる樹脂
組成物を得ること。 【解決手段】エポキシ(メタ)アクリレート(A)、ジ
シクロペンテニル(メタ)アクリレート化合物(B)、
トリシクロデカニル(メタ)アクリレート化合物
(C)、光重合開始剤(D)を含有する放射線硬化型高
密着性樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基材に光沢、密着性を
付与するための放射線硬化型樹脂組成物に関するもので
あり、更に詳しくはポリプロピレン(以後PPとい
う)、ポリエチレン、ポリエステル、アモルファスポリ
オレフィン等の基材に対する密着性に優れ、高い光沢を
付与するための放射線硬化型樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、紙、プラスチックフィルム等
の基材の印刷面を保護し、耐ブロッキング性、耐摩耗
性、耐擦傷性を向上させると同時に高光沢を付与し、該
基材の高級化、美粧化を図る目的で塗布、印刷されるコ
ーティング剤としてオーバープリントワニス(以降OP
ニスという)がある。このような高光沢加工が施される
基材の具体例としては、紙器類、ラベル、シール、レコ
ードジャケット、書籍のカバーやサック、雑誌類やカタ
ログの表紙、絵はがき、ポスター等がある。これら光沢
加工に用いられるOPニスの代表的なものとして、近
年、紫外線硬化型の塗料(UV樹脂)が開発されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、UV樹
脂は、硬化時の収縮による歪み等により各種印刷インキ
や基材に対する密着性が低下するという欠点を有してい
る。プラスチックフィルムにおいては、特に密着性に欠
けるため、あらかじめ基材にコロナ処理、アンカー処理
等の前処理をして密着性の向上を図るのが一般的であ
る。その中でもPPに関しては特に密着性が悪く、UV
樹脂をPPに密着させることは、困難とされている。ま
た、PP製のポスターなどは、UV樹脂のPPに対する
密着性の他、柔軟性、耐擦傷性を必要とされている。
【0004】本発明は、基材表面、特にPP等ポリオレ
フィン樹脂の表面に密着性が良好で、柔軟性、耐擦傷性
に優れたコ−ティング層を形成しうる樹脂組成物を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決するために鋭意検討の結果、特定の組成を有する放
射線硬化型樹脂組成物が前記課題を解決するものである
ことをを見いだし、本発明を完成させた。
【0006】即ち、本発明は、(1)(A)エポキシ
(メタ)アクリレート、(B)式
【0007】
【化4】
【0008】(式(1)中lは0〜4の整数を、R1
水素原子又はCH3 基をそれぞれ示す)で示される化合
物及び所望により、(C)式
【0009】
【化5】
【0010】(式(2)中mは0〜4の整数を、R2
水素原子又はCH3 基をそれぞれ示す)で示される化合
物、並びに(D)光重合開始剤を含有することを特徴と
する放射線硬化型樹脂組成物、(2)(A)成分が式
【0011】
【化6】
【0012】(式(3)中nは0〜10の整数を、R3
は水素原子又はCH3 基をそれぞれ示す)で示される化
合物である上記(1)の放射線硬化型樹脂組成物、
(3)樹脂組成物全体に対し、(A)成分5〜50重量
%、(B)成分5〜80重量%、(C)成分0〜80重
量%、(D)成分5〜20重量%を含有する(1)又は
(2)に記載の樹脂組成物、(4)(1)〜(3)のい
ずれか一項に記載の樹脂組成物を、基材に塗布し、硬化
させてなる硬化層を有する基材、(5)基材がポリプロ
ピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ポリアクリレー
ト、ガラス、ポリカーボネート又はアモルファスポリオ
レフィンからなるフイルム又はシ−トである(4)に記
載の基材、(6)基材がポリプロピレンである(5)の
シート又はフィルム状の基材、に関する。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明を詳細に説明する。本発明
に用いられる(A)成分としては、エポキシ樹脂と(メ
タ)アクリル酸を反応させたものが挙げられる。ここで
使用しうるエポキシ樹脂の具体例としては、例えばノボ
ラック型エポキシ樹脂、ビスフェノールA型、ビスフェ
ノールF型、臭素化ビスフェノールA型、アミノ基含
有、脂環式あるいはポリブタジエン変性等のグリシジル
エーテル型のエポキシ樹脂が挙げられる。
【0014】ここでノボラック型エポキシ樹脂として
は、例えば東都化成(株)製 YDCN−701、YD
CN−704、YDPN−638、YDPN−602;
ダウ・ケミカル社製 DEN−431、DEN−43
9;チバ・ガイギー社製 EPN−1138、EPN−
1235、EPN−1299;大日本インキ化学工業
(株)製 N−730、N−770、N−865、N−
665、N−673、N−695、VH−4150、V
H−4240、VH−4440;日本化薬(株)製EO
CN−102、EOCN−104、EOCN−1020
等が挙げられる。
【0015】又ビスフェノールA型、ビスフェノールF
型、臭素化ビスフェノールA型、アミノ基含有、脂環式
或いはポリブタジエン変性などのグリシジルエーテル型
のエポキシ樹脂としては、例えば油化シェルエポキシ
(株)製 エピコート828、エピコート1004、エ
ピコート1007、エピコート807;大日本インキ化
学工業(株)製 エピクロン840、エピクロン86
0、エピクロン3050、エピクロン830;ダウ・ケ
ミカル社製 DER−30、DER−337、DER−
361;ダイセル化学工業(株)製 セロキサイド20
21、セロキサイド3000;三菱ガス化学(株)製
TETRAD−X、TETRAD−C;東都化成(株)
製 YD−116、YD−128、YD−013、YD
−020、YDG−414、ST−3000、ST−1
10、YDF−190、YDF−2004、YDF−2
007;日本曹達(株)製 EPB−13、EPB−2
7;チバ・ガイギー社製 GY−260、GY−25
5、XB−2615;ダウ・ケミカル社製 DER−3
32、DER−662、DER−542等が挙げられ
る。
【0016】これらのエポキシ樹脂と(メタ)アクリル
酸を反応させて得られたエポキシ(メタ)アクリレート
の中で好ましいものとしてはビスフェノールA型エポキ
シアクリレートが挙げられ、より好ましくは前記式
(3)においてn=3〜4であるエポキシアクリレ−ト
(例えば、エピコ−ト1004のアクリレ−ト)が挙げ
られる。
【0017】これらのエポキシアクリレート(成分A)
の使用量は本発明の樹脂組成物の全体に対して、通常5
〜50重量%、好ましくは10〜30重量%、より好ま
しくは10〜20重量%であり、5重量%未満では硬化
性の低下が著しく、50重量%より多いと密着性が不十
分となるおそれがある。
【0018】式(1)で示される(B)成分としては、
lが0〜4の異なった整数の化合物の混合物であっても
よい。(B)成分としては、例えば日立化成工業(株)
製FANCRYL FA−511A(式(1)において
l=0、R1 =H)、FA−512A等が挙げられ、好
ましいものとしては、FA−512A(式(1)におい
てl=1、R1 =H)が挙げられる。
【0019】これらの(B)成分の使用量は本発明の樹
脂組成物の全体に対して、通常5〜80重量%、好まし
くは10〜50重量%、より好ましくは10〜30重量
%であり、80重量%より多いと硬化性が不十分になる
おそれがある。
【0020】式(2)で示される(C)成分としては、
mが0〜4の異なった整数の化合物の混合物であっても
よい。(C)成分としては、例えば日立化成工業(株)
製FANCRYL FA−513A、FA−513M
(式(2)においてm=0、R2 =CH3 )等が挙げら
れ、好ましいものとしては、FA−513A(式(2)
においてm=0、R2 =H)が挙げられる。
【0021】これらの(C)成分の使用量は本発明の樹
脂組成物の全体に対して、通常0〜80重量%、好まし
くは30〜70重量%、より好ましくは50〜70重量
%であり、80重量%より多いと硬化性が不十分になる
おそれがある。
【0022】本発明の組成物において、(D)光重合開
始剤としては特に制限はなく各種の光重合開始剤を使用
することができる。使用しうる光重合開始剤の具体例と
しては、チバ・ガイギ−社製 イルガキュア−184、
イルガキュア−651、イルガキュア−907、イルガ
キュア−369;メルク社製 ダロキュア−1173;
ベンゾフェノンなどの光開始剤、ベンゾイル安息香酸メ
チル、P−ジメチル安息香酸エステル、チオキサントン
等が挙げられる。
【0023】これらの光重合開始剤((D)成分)の使
用量は本発明の樹脂組成物の全体に対して、通常5〜3
0重量%、好ましくは7〜20重量%、より好ましくは
7〜15重量%である。
【0024】また、上記の光重合開始剤は硬化促進剤と
併用することもできる。併用しうる硬化促進剤の具体例
としては、例えば、トリエタノールアミン、ジエタノー
ルアミンなどのアミン類、メルカプトベンゾチアゾール
などの水素供与体が挙げられる。
【0025】これらの硬化促進剤の使用量は本発明の樹
脂組成物の全体に対して、通常0〜5重量%である。
【0026】本発明の放射線硬化型樹脂組成物において
は、上記の成分に加え、必要によりレベリング剤、消泡
剤等の添加剤を添加することもできる。このような添加
剤の例としては、例えば、東レ・ダウコーニング社製
SH28PA、SH29PA、SF8421、SF84
27、ST103PA;信越化学(株)製 KF41
0、KP−330、KP−358、X−22−280
9;ビックケミー社製 BYK−333、BYK−30
7等が挙げられる。
【0027】これらのレベリング剤、消泡剤の使用量は
本発明の樹脂組成物の全体に対して、通常0〜5重量%
である。
【0028】また、本発明の樹脂組成物にはモノマーが
含まれるため、臭いを消す目的で、必要により、マスキ
ング剤を添加することもできる。マスキング剤として
は、例えば、第一工業製薬(株)製 アメニクリーン8
1、83等が挙げられる。
【0029】マスキング剤の使用量としては樹脂組成物
全体に対して、通常0ppm〜500ppm程度であ
る。
【0030】本発明の放射線硬化型樹脂組成物には、前
記の(A)成分、(B)成分、(C)成分、(D)成
分、硬化促進剤、レベリング剤、消泡剤、マスキング剤
等の他に、必要に応じて、ポリマー、紫外線吸収剤、酸
化防止剤、光安定剤、重合禁止剤、帯電防止剤、蛍光染
料などの添加剤を、適宜選択して使用することができ
る。
【0031】本発明の放射線硬化型樹脂組成物は上記の
(A)、(B)、(C)、(D)成分及びその他の成分
を任意の順序て混合することにより得ることが出来る。
このようにして得られた本発明の樹脂組成物は経時的に
安定である。
【0032】本発明の樹脂組成物の硬化膜を形成させる
方法としては、バーコーター塗工、エアナイフ塗工、グ
ラビア塗工、オフセット印刷、フレキソ印刷、スクリー
ン印刷などそれ自体公知の方法で、フイルム、シ−ト、
成形物等の基材上に直接又はこれら基材に柄を印刷した
上に、重量が1〜10g/m2 、好ましくは2〜6g/
2 になるように塗工し、紫外線又は電子線を照射して
塗膜を硬化させる。その際、電子線により硬化させる場
合、100〜500eVのエネルギーを有する電子線加
速装置が好ましい。一方、紫外線により硬化させる場
合、光源としてキセノンランプ、高圧水銀灯、メタルハ
ライドランプを有する紫外線照射装置が使用され、必要
に応じて光量、光源の配置などが調整されるが、高圧水
銀灯を用いる場合、80〜120w/cmの光量を有し
たランプ1灯に対して搬送速度5〜60m/min.で
紫外線照射した硬化させるのが好ましい。
【0033】本発明の樹脂組成物を適用しうる基材の例
としては、PP、コロナ処理PP、ポリエチレン、ポリ
エチレンテレフタレート(PET)、ポリアクリレ−
ト、易接着処理PETフィルム、ガラス、ポリカーボネ
ート、アモルファスポリオレフィン等が挙げられる。本
発明の樹脂組成物はPP、ポリエチレン等のポリオレフ
ィンに対しても優れた接着性能を示すのが特徴である。
【0034】これらの基材中、アモルファスポリオレフ
ィンとしてゼオン(株)製ゼオネックス、日本合成ゴム
(株)製アートン、三井石油化学(株)製APOなどが
市販されているが、本発明の樹脂組成物をこれらの基材
に塗布した場合、得られた硬化物は、吸水率、複屈折率
が小さく、光学的用途にも使用可能な性能を示す。
【0035】
【実施例】本発明を実施例により更に具体的に説明する
が、本発明がこれらに限定されるものではない。尚、実
施例において、部は重量部を意味する。
【0036】実施例1 日本化薬(株)製KAYARAD R−381(エピコ
ート1004のアクリレート化物/ジシクロペンテニル
オキシアクリレート(FA512A)=1/1混合物)
を30部、日立化成工業(株)製FANCRYL FA
513A(トリシクロデカニルアクリレート)を70
部、チバ・ガイギー社製イルガキュア−184を8部、
イルガキュア−907を2部混合し、60℃オーブン内
で開始剤を溶解させた後、常温に戻し、東レ・ダウコー
ニング社製SH28PA(レベリング剤)を1部混合
し、本発明の放射線硬化型樹脂組成物を得た。
【0037】実施例2 R−381を40部、FA513Aを60部、イルガキ
ュア−184を8部、イルガキュア−907を2部混合
し、60℃オーブン内で開始剤を溶解させた後、常温に
戻し、SH28PAを1部混合し、本発明の放射線硬化
型樹脂組成物を得た。
【0038】実施例3 日本化薬(株)製KAYARAD R−381を30
部、FA513Aを70部、イルガキュア−184を8
部、日本化薬(株)製カヤキュアーBP−100(ベン
ゾフェノン)を2.5部、日本化薬(株)製カヤキュア
ーEPA(4−ジメチルアミノ安息香酸エチル)を1.
5部混合し、60℃オーブン内で開始剤を溶解させた
後、常温に戻し、ビックケミー社製BYK−333(レ
ベリング剤)を2部混合し、本発明の放射線硬化型樹脂
組成物を得た。
【0039】実施例4 R−381を30部、FA−513Aを50部、日本化
薬(株)製KAYARAD R−684を20部、イル
ガキュア−184を8部混合し、60℃オーブン内で開
始剤を溶解させた後、常温に戻し、BYK−333を2
部混合し、本発明の放射線硬化型樹脂組成物を得た。
【0040】実施例5 R−381を30部、FA513Aを50部、日本化薬
(株)製KAYARAD R−128Hを20部、イル
ガキュア−184を8部混合し、60℃オーブン内で開
始剤を溶解させた後、常温に戻し、BYK−333を2
部混合し、本発明の放射線硬化型樹脂組成物を得た。
【0041】比較例1 日本化薬(株)製KAYARAD DPHA(ジペンタ
エリスリトールヘキサアクリレート)を70部、KAY
ARAD HPA(ヒドロキシプロピリアクリレート)
を20部、HEMA(ヒドロキシエチルメタクリレー
ト)を10部、イルガキュア−184を8部混合し、6
0℃オーブン内で開始剤を溶解させた後、常温に戻し、
SF8427(レベリング剤)を0.5部、SH29P
A(レベリング剤)を0.5部、トリエタノールアミン
を3部混合し、比較用の放射線硬化型樹脂組成物を得
た。
【0042】比較例2 R−381を70部、HPAを20部、HEMAを10
部、イルガキュア−184を8部混合し、60℃オーブ
ン内で開始剤を溶解させた後、常温に戻し、SF842
7を0.5部、SH29PAを0.5部混合し、比較用
の放射線硬化型樹脂組成物を得た。
【0043】(1)塗膜の作製方法 前記本発明及び比較用の各放射線硬化型樹脂組成物を、
PPフィルム上に直接又はこれらPPフィルムに柄を印
刷した上にバーコーター(No.2)にてコーティング
し(塗布量4.5g/m2 )、80w/cmの高圧水銀
灯下10cmの距離から、20〜30m/分のコンベア
ースピードで紫外線を照射した。 (2)密着性評価 PPフィルム上に前記本発明及び比較用の各放射線硬化
型樹脂組成物を塗布、紫外線硬化させた後、セロテープ
(ニチバン株式会社製)をその表面に圧着させてから剥
離してその密着性を評価した。また、この評価にて密着
良好な場合、硬化面をカッターにてクロスカットした
後、同様にテープ剥離を行い、評価した。 評価 ○:剥がれ無し △:一部剥がれ ×:剥離 (3)柔軟性評価 硬化膜を内側、外側に折り曲げ、クラックの発生を観察
した。 評価 ○:クラックなし △:クラックほぼなし ×:
クラック発生 (4)硬化性評価 PPフィルム上に各組成物を塗布し、紫外線硬化した際
に、指触により硬化性を確認した。 評価 ◎:30m/分−1パス ○:20m/分−1パス △:20m/分−2パス ×:20m/分−3パス以上 (5)塗布性評価 塗布、硬化後、PPフィルム上で膜あれ、ハジキ等を観
察した。 評価 ○:良好 ×:ハジキや膜面の変化発生 上記評価の結果を表1に示す。又、表2には実施例1の
組成物について基材別に密着性を比較した結果を示す。
【0044】
【表1】 表1 硬化性 柔軟性 塗布性 テ−プ剥離 クロスカット 基材 実施例1 △ ○ ○ ○ ○ PP 実施例2 ○ ○ ○ ○ △ PP 実施例3 △ ○ ○ ○ ○ PP 実施例4 △ ○ ○ ○ △ PP 実施例5 ○ ○ ○ ○ △ PP 比較例1 ◎ × ○ × × PP 比較例2 ○ ○ ○ ○ 3 PP 実施例1 ○ ○ ○ ○ ○ PP+インキ* 実施例2 ○ ○ ○ ○ ○ PP+インキ* 比較例1 ◎ △ ○ ○ × PP+インキ* PP+インキ*:PP上に印刷が施されたもの
【0045】
【表2】 表2 実施例1で得られた組成物についての試験 基材 PP 未処理PET 易接着処理PET ガラス クロスカット ○ ○ ○ ○
【0046】表から明らかなように、本発明の放射線硬
化型樹脂組成物はPPに対して良好な密着性を示した。
また、柔軟性にも富み、PPやその他基材の光沢加工に
極めて有効である。また、無溶剤系であるため、硬化前
に溶剤を蒸発させるための工程の必要がなく、省エネル
ギ−の観点から好ましいばかりでなく、環境上非常に安
全である。
【0047】
【発明の効果】PPや未処理PET、ガラス等の密着し
難い基材に対して、良好な密着性を示す放射線硬化型樹
脂組成物が得られた。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)エポキシ(メタ)アクリレート、
    (B)式 【化1】 (式(1)中lは0〜4の整数を、R1 は水素原子又は
    CH3 基をそれぞれ示す)で示される化合物及び所望に
    より、(C)式 【化2】 (式(2)中mは0〜4の整数を、R2 は水素原子又は
    CH3 基をそれぞれ示す)で示される化合物、並びに
    (D)光重合開始剤を含有することを特徴とする放射線
    硬化型樹脂組成物。
  2. 【請求項2】(A)成分が式 【化3】 (式(3)中nは0〜10の整数を、R3 は水素原子又
    はCH3 基をそれぞれ示す)で示される化合物である請
    求項1に記載の放射線硬化型樹脂組成物。
  3. 【請求項3】樹脂組成物全体に対し、(A)成分5〜5
    0重量%、(B)成分5〜80重量%、(C)成分0〜
    80重量%、(D)成分5〜20重量%を含有する請求
    項1又は2に記載の樹脂組成物。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれか一項に記載の樹脂
    組成物を、基材に塗布し、硬化させてなる硬化層を有す
    る基材。
  5. 【請求項5】基材がポリプロピレン、ポリエチレン、ポ
    リエステル、ポリアクリレート、ガラス、ポリカーボネ
    ート又はアモルファスポリオレフィンのフイルム又はシ
    −トである請求項4に記載の基材。
  6. 【請求項6】基材がポリプロピレンである請求項5のシ
    ート又はフィルム状の基材。
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