JPH10310222A - 頭付き棒状部品の分離供給装置 - Google Patents
頭付き棒状部品の分離供給装置Info
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- JPH10310222A JPH10310222A JP15911997A JP15911997A JPH10310222A JP H10310222 A JPH10310222 A JP H10310222A JP 15911997 A JP15911997 A JP 15911997A JP 15911997 A JP15911997 A JP 15911997A JP H10310222 A JPH10310222 A JP H10310222A
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- Japan
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- chute
- rod
- shaped part
- blocking members
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Abstract
(57)【要約】
【課題】頭付き棒状部品をシュート上で正確に分離する
とともに短時間で効率のよい分離供給を可能にする分離
供給装置の提供。 【解決手段】シュート3の両側に出入自在な第1、第2
阻止部材11,12を平行に配置し、阻止部材11,1
2を固定して夫々上方へ延びる第1、第2連接棒13,
14を支承軸材30にこれを中心に揺動自在に取付け、
第1、第2連接棒13,14に回転自在なガイドローラ
16を軸支し、更に、ガイドローラ16が転動するカム
面を有する円板カム17を配置した分離供給装置である
から、一方の阻止部材で供給が阻止されている棒状部品
が他方の阻止部材で阻止されるまでに次の棒状部品とと
もに連続供給されることが皆無になり、連続整列流下す
る棒状部品を確実に分離できる。また、斜設シュートの
傾き等の微調整が不要になり、段取り時間が短縮され
る。更に、高速化に十分に対応できる。
とともに短時間で効率のよい分離供給を可能にする分離
供給装置の提供。 【解決手段】シュート3の両側に出入自在な第1、第2
阻止部材11,12を平行に配置し、阻止部材11,1
2を固定して夫々上方へ延びる第1、第2連接棒13,
14を支承軸材30にこれを中心に揺動自在に取付け、
第1、第2連接棒13,14に回転自在なガイドローラ
16を軸支し、更に、ガイドローラ16が転動するカム
面を有する円板カム17を配置した分離供給装置である
から、一方の阻止部材で供給が阻止されている棒状部品
が他方の阻止部材で阻止されるまでに次の棒状部品とと
もに連続供給されることが皆無になり、連続整列流下す
る棒状部品を確実に分離できる。また、斜設シュートの
傾き等の微調整が不要になり、段取り時間が短縮され
る。更に、高速化に十分に対応できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、頭部を有し且つ比
較的脚部の長い頭付き棒状部品を計数してこれを設定個
数づつ袋詰めする計数包装機において、特に、貯留され
たこの棒状部品を頭部を首吊り状態にして連続整列供給
する頭付き棒状部品を正確に且つ高速に供給計数するた
めに、この計数の最終段階において頭付き棒状部品を分
離供給する頭付き棒状部品の分離供給装置に関する。
較的脚部の長い頭付き棒状部品を計数してこれを設定個
数づつ袋詰めする計数包装機において、特に、貯留され
たこの棒状部品を頭部を首吊り状態にして連続整列供給
する頭付き棒状部品を正確に且つ高速に供給計数するた
めに、この計数の最終段階において頭付き棒状部品を分
離供給する頭付き棒状部品の分離供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、ねじ、くぎ、リベットあ
るいはボルト等の比較的脚部の長い頭付き棒状部品を所
定個数づつ自動的に袋詰めする場合、頭部を首吊り状態
で振動式の直進フィーダで整列供給し、これを直進フィ
ーダの排出端近くに設けられているセンサで通過するの
を検出して計数している。そして、この計数値があらか
じめ設定された設定個数になると、この直進フィーダの
稼働を停止させ、設定個数の頭付き棒状部品が袋詰めさ
れるようになっている。この後、再び直進フィーダを稼
働させ、以上の動作を繰り返し行わせることで連続した
自動袋詰め作業を行っている。しかしながら、この場
合、あらかじめ、設定個数より余分に頭付き棒状部品が
袋内に供給されないように調整されているが、現実には
この直進フィーダを設定個数に達した時に停止しても、
直ちに供給を停止することができず、余分な頭付き棒状
部品が供給されていることがある。また、この棒状部品
の供給は振動を利用した直進フィーダで行われるので、
この棒状部品は常時脚部が頭部座面を支点として供給方
向に振れているので、この振れにより頭付き棒状部品の
位置によってはセンサでの計数が二重になることもあ
り、この計数作業が不安定となっていた。
るいはボルト等の比較的脚部の長い頭付き棒状部品を所
定個数づつ自動的に袋詰めする場合、頭部を首吊り状態
で振動式の直進フィーダで整列供給し、これを直進フィ
ーダの排出端近くに設けられているセンサで通過するの
を検出して計数している。そして、この計数値があらか
じめ設定された設定個数になると、この直進フィーダの
稼働を停止させ、設定個数の頭付き棒状部品が袋詰めさ
れるようになっている。この後、再び直進フィーダを稼
働させ、以上の動作を繰り返し行わせることで連続した
自動袋詰め作業を行っている。しかしながら、この場
合、あらかじめ、設定個数より余分に頭付き棒状部品が
袋内に供給されないように調整されているが、現実には
この直進フィーダを設定個数に達した時に停止しても、
直ちに供給を停止することができず、余分な頭付き棒状
部品が供給されていることがある。また、この棒状部品
の供給は振動を利用した直進フィーダで行われるので、
この棒状部品は常時脚部が頭部座面を支点として供給方
向に振れているので、この振れにより頭付き棒状部品の
位置によってはセンサでの計数が二重になることもあ
り、この計数作業が不安定となっていた。
【0003】このような欠点が生じていることから、フ
ィーダの供給端近くにこれら棒状部品を1個づつに分離
するためにフィーダの両側から交互にフィーダ内に出入
する阻止部材を設け、この阻止部材を交互に出入させて
分離するようにしたものがある。また、最近では、部品
供給機の排出端にこの棒状部品を倒して長手方向に一列
に整列させ、これを倒した状態のまま整列流下させる斜
設シュートを配置し、このように長手方向の頭部か脚部
のどちらかを先にして流下する頭付き棒状部品を計数セ
ンサで計数してこの計数値が設定個数に達すると、設定
個数が供給されたと判定し、棒状部品を袋詰めしている
のが現状となっている。
ィーダの供給端近くにこれら棒状部品を1個づつに分離
するためにフィーダの両側から交互にフィーダ内に出入
する阻止部材を設け、この阻止部材を交互に出入させて
分離するようにしたものがある。また、最近では、部品
供給機の排出端にこの棒状部品を倒して長手方向に一列
に整列させ、これを倒した状態のまま整列流下させる斜
設シュートを配置し、このように長手方向の頭部か脚部
のどちらかを先にして流下する頭付き棒状部品を計数セ
ンサで計数してこの計数値が設定個数に達すると、設定
個数が供給されたと判定し、棒状部品を袋詰めしている
のが現状となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フィー
ダ内へ阻止部材が交互に出入する装置の場合は、フィー
ダ内へ阻止部材が交互に入るため、一方の阻止部材で供
給が阻止されている棒状部品がこの阻止部材の後退動作
により供給されると、他方の阻止部材が阻止するまでに
次の棒状部品も続けて供給されることがあり、特に、斜
設シュートを使用して連続整列流下する棒状部品を確実
に分離することは斜設シュートの傾き等を頭付き棒状部
品の材質、付着油脂の有無及び湿度等の条件に合わせて
都度微調整が必要である等手間がかかっていた。
ダ内へ阻止部材が交互に出入する装置の場合は、フィー
ダ内へ阻止部材が交互に入るため、一方の阻止部材で供
給が阻止されている棒状部品がこの阻止部材の後退動作
により供給されると、他方の阻止部材が阻止するまでに
次の棒状部品も続けて供給されることがあり、特に、斜
設シュートを使用して連続整列流下する棒状部品を確実
に分離することは斜設シュートの傾き等を頭付き棒状部
品の材質、付着油脂の有無及び湿度等の条件に合わせて
都度微調整が必要である等手間がかかっていた。
【0005】また、棒状部品を転倒させて供給する場
合、頭付き棒状部品が倒れて縦向きに斜設シュートを滑
るため、この棒状部品が連続して連なって滑ってくる
と、頭付き棒状部品の間に間隔がなく、そのため、計数
センサが個数を判定することができず、複数本続けて流
下しても一本と判定することがある。これを解消するた
めに必ず頭付き棒状部品が隙間をあけて流れてくること
が条件となることから頭付き棒状部品を常時分離させる
必要があり、このことから設定個数を得るまでの計数時
間が長くなっていた。また、頭付き棒状部品が長くなれ
ばなるほど設定個数を得るまでの計数時間も長くなって
いた。例えば、呼び寸法において、頭部径が3.3mm
で長さが65mmの釘状の部品を100本自動供給計数
して袋詰め作業を行った場合、約100秒かかってお
り、包装機がいくら高速化されていても、計数から包装
までの作業全体の高速化を阻害している。この原因とし
ては、棒状部品を倒して縦向きに供給することや連続す
る棒状部品を分離する作業に時間がかかるためであり、
この供給分離作業の改善が求められている。
合、頭付き棒状部品が倒れて縦向きに斜設シュートを滑
るため、この棒状部品が連続して連なって滑ってくる
と、頭付き棒状部品の間に間隔がなく、そのため、計数
センサが個数を判定することができず、複数本続けて流
下しても一本と判定することがある。これを解消するた
めに必ず頭付き棒状部品が隙間をあけて流れてくること
が条件となることから頭付き棒状部品を常時分離させる
必要があり、このことから設定個数を得るまでの計数時
間が長くなっていた。また、頭付き棒状部品が長くなれ
ばなるほど設定個数を得るまでの計数時間も長くなって
いた。例えば、呼び寸法において、頭部径が3.3mm
で長さが65mmの釘状の部品を100本自動供給計数
して袋詰め作業を行った場合、約100秒かかってお
り、包装機がいくら高速化されていても、計数から包装
までの作業全体の高速化を阻害している。この原因とし
ては、棒状部品を倒して縦向きに供給することや連続す
る棒状部品を分離する作業に時間がかかるためであり、
この供給分離作業の改善が求められている。
【0006】本発明の第1の目的は、このような課題を
解消し且つ頭付き棒状部品をシュート上に頭部を上にし
て供給し、これを正確に分離することによって短時間で
効率のよい分離供給を可能にする分離供給装置を提供す
ることであり、本発明の第2の目的は、分離作業の高速
化を可能にした分離供給装置の提供であり、本発明の第
3の目的は、分離作業の高速化に加えて連続供給される
部品の確実な分離を可能にした分離供給装置の提供であ
り、本発明の第4の目的は、分離供給作業サイクルの終
了後、直ちに繰り返し連続供給を可能にした分離供給装
置の提供であり、本発明の第5の目的は、シュート内へ
出入する平行に配置された第1、第2阻止部材の間隔を
供給される頭付き棒状部品に合わせて簡単に微調整可能
にした分離供給装置の提供である。
解消し且つ頭付き棒状部品をシュート上に頭部を上にし
て供給し、これを正確に分離することによって短時間で
効率のよい分離供給を可能にする分離供給装置を提供す
ることであり、本発明の第2の目的は、分離作業の高速
化を可能にした分離供給装置の提供であり、本発明の第
3の目的は、分離作業の高速化に加えて連続供給される
部品の確実な分離を可能にした分離供給装置の提供であ
り、本発明の第4の目的は、分離供給作業サイクルの終
了後、直ちに繰り返し連続供給を可能にした分離供給装
置の提供であり、本発明の第5の目的は、シュート内へ
出入する平行に配置された第1、第2阻止部材の間隔を
供給される頭付き棒状部品に合わせて簡単に微調整可能
にした分離供給装置の提供である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の目的は、
頭付き棒状部品2が整列供給されるシュート3の両側に
シュート3内へ先端が出入自在な第1、第2阻止部材1
1,12を互いに平行に配置し、この第1、第2阻止部
材11,12の後端に固定されているとともに夫々上方
へ延びる第1、第2連接棒13,14を、前記シュート
3の上方にこのシュート3と平行に位置する支承軸材3
0を中心に揺動自在に取付け、これら第1、第2連接棒
13,14の上部に夫々回転自在なガイドローラ16を
対向可能に軸支し、更に、前記ガイドローラ16の間に
このガイドローラ16が転動するカム面を有する円板カ
ム17を配置するとともにこの円板カム17を回転駆動
源18で回転するようにした頭付き棒状部品の分離供給
装置を提供することで達成される。
頭付き棒状部品2が整列供給されるシュート3の両側に
シュート3内へ先端が出入自在な第1、第2阻止部材1
1,12を互いに平行に配置し、この第1、第2阻止部
材11,12の後端に固定されているとともに夫々上方
へ延びる第1、第2連接棒13,14を、前記シュート
3の上方にこのシュート3と平行に位置する支承軸材3
0を中心に揺動自在に取付け、これら第1、第2連接棒
13,14の上部に夫々回転自在なガイドローラ16を
対向可能に軸支し、更に、前記ガイドローラ16の間に
このガイドローラ16が転動するカム面を有する円板カ
ム17を配置するとともにこの円板カム17を回転駆動
源18で回転するようにした頭付き棒状部品の分離供給
装置を提供することで達成される。
【0008】本発明の第2の目的は、ガイドローラ16
が円板カム17のカム面を接触転動するよう連接棒1
3,14を互いに弾性体を介して相対向して接近する方
向に弾力付勢した頭付き棒状部品の分離供給装置を提供
することで達成される。
が円板カム17のカム面を接触転動するよう連接棒1
3,14を互いに弾性体を介して相対向して接近する方
向に弾力付勢した頭付き棒状部品の分離供給装置を提供
することで達成される。
【0009】本発明の第3の目的は、揺動される第1、
第2連接棒13,14に固定された第1、第2阻止部材
11,12の一方がシュート3内へ進入している時には
第1、第2阻止部材11,12の他方がシュート3内か
ら退出し、しかも、第1、第2阻止部材11,12の一
方がシュート3内に進入してからでないと第1、第2阻
止部材11,12の他方がシュート3から退出しないよ
う形成されたカム面の円板カム17を有している頭付き
棒状部品の分離供給装置を提供することで達成される。
第2連接棒13,14に固定された第1、第2阻止部材
11,12の一方がシュート3内へ進入している時には
第1、第2阻止部材11,12の他方がシュート3内か
ら退出し、しかも、第1、第2阻止部材11,12の一
方がシュート3内に進入してからでないと第1、第2阻
止部材11,12の他方がシュート3から退出しないよ
う形成されたカム面の円板カム17を有している頭付き
棒状部品の分離供給装置を提供することで達成される。
【0010】本発明の第4の目的は、シュート3の下方
に位置する第1阻止部材11が頭付き棒状部品2の所定
個数の分離供給作業サイクルを終了してシュート3内に
先端が位置すると、シュート3から退出するよう第1連
接棒13が往復駆動源で強制的に動かされる構成の頭付
き棒状部品の分離供給装置を提供することで達成され
る。
に位置する第1阻止部材11が頭付き棒状部品2の所定
個数の分離供給作業サイクルを終了してシュート3内に
先端が位置すると、シュート3から退出するよう第1連
接棒13が往復駆動源で強制的に動かされる構成の頭付
き棒状部品の分離供給装置を提供することで達成され
る。
【0011】本発明の第5の目的は、支承軸材30を第
1連接棒13を回転自在に支持する支持軸31と支持軸
31を回転且つ軸方向に摺動自在に内挿する有底孔34
を有するとともに第2連接棒14を固定した中空軸32
とこの有底孔34に遊挿されて中空軸32と支持軸31
との間に弾発力を付与する圧縮ばね33とから構成し、
中空軸32を支持軸31に対して軸方向に摺動させるこ
とによって、第1、第2阻止部材11,12の間隔を可
変可能にした頭付き棒状部品の分離供給装置を提供する
ことで達成される。
1連接棒13を回転自在に支持する支持軸31と支持軸
31を回転且つ軸方向に摺動自在に内挿する有底孔34
を有するとともに第2連接棒14を固定した中空軸32
とこの有底孔34に遊挿されて中空軸32と支持軸31
との間に弾発力を付与する圧縮ばね33とから構成し、
中空軸32を支持軸31に対して軸方向に摺動させるこ
とによって、第1、第2阻止部材11,12の間隔を可
変可能にした頭付き棒状部品の分離供給装置を提供する
ことで達成される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図1乃
至図10に基づき説明する。図4において、1は部品供
給機であり、部品供給機1は振動式のボウルフィーダで
構成してあり、頭付き棒状部品2はこのボウルフィーダ
で頭部2aあるいは脚部2b先端のいずれかが先となる
よう整列供給する構造となっている。この部品供給機1
の排出端には斜めに調整固定された斜設シュート3の端
部が接続してあり、この斜設シュート3により頭付き棒
状部品2の頭部2aは首吊り状態で脚部2bを垂下して
斜設シュート3上を連続流下するようになっている。
至図10に基づき説明する。図4において、1は部品供
給機であり、部品供給機1は振動式のボウルフィーダで
構成してあり、頭付き棒状部品2はこのボウルフィーダ
で頭部2aあるいは脚部2b先端のいずれかが先となる
よう整列供給する構造となっている。この部品供給機1
の排出端には斜めに調整固定された斜設シュート3の端
部が接続してあり、この斜設シュート3により頭付き棒
状部品2の頭部2aは首吊り状態で脚部2bを垂下して
斜設シュート3上を連続流下するようになっている。
【0013】この斜設シュート3には傾斜下端近くのシ
ュート面にできるだけ接近した位置にこのシュート3間
の溝を挟んで投光側及び受光側からなる計数センサ4が
設けてあり、この計数センサ4はこの斜設シュート3を
通過する頭付き棒状部品2の脚部2bにより遮断される
ことで計数するよう制御されている。このように、この
計数センサ4を斜設シュート3のシュート面に接近した
位置に設けているのは、頭付き棒状部品2に対してでき
るだけ頭部2aに接近した脚部2bの位置を計数センサ
4で検出できるようにするためであり、これにより頭付
き棒状部品2の脚部2bが流下方向に頭部2aの座面を
支点として揺動しながら流下しても計数センサ4への影
響が少なくなり、正確な頭付き棒状部品2の通過の計数
を可能にしている。
ュート面にできるだけ接近した位置にこのシュート3間
の溝を挟んで投光側及び受光側からなる計数センサ4が
設けてあり、この計数センサ4はこの斜設シュート3を
通過する頭付き棒状部品2の脚部2bにより遮断される
ことで計数するよう制御されている。このように、この
計数センサ4を斜設シュート3のシュート面に接近した
位置に設けているのは、頭付き棒状部品2に対してでき
るだけ頭部2aに接近した脚部2bの位置を計数センサ
4で検出できるようにするためであり、これにより頭付
き棒状部品2の脚部2bが流下方向に頭部2aの座面を
支点として揺動しながら流下しても計数センサ4への影
響が少なくなり、正確な頭付き棒状部品2の通過の計数
を可能にしている。
【0014】また、図1及び図2に示すように、この計
数センサ4より僅か斜め上方には前記斜設シュート3に
対して直交して先端が出入自在な第1、第2阻止部材1
1,12がシュート3の長手方向に頭付き棒状部品1個
分の間隔をあけて設けてあり、この第1、第2阻止部材
11,12の後端には第1、第2連接棒13,14が夫
々固定されている。この第1、第2連接棒13,14は
前記シュート3に平行に配置された支承軸材30に揺動
自在に支持されており、この支承軸材30は前記シュー
ト3に取付け部材20を介して固定されたガイドケース
21に支持されている。この第1、第2連接棒13,1
4は互いに相対向して接近する方向に引張りばね15あ
るいはゴム等の弾性体で弾力付勢されており、この第
1、第2連接棒13,14の上部に回転自在に軸支され
ているカムローラ16は互いに接近する方向に付勢され
ている。
数センサ4より僅か斜め上方には前記斜設シュート3に
対して直交して先端が出入自在な第1、第2阻止部材1
1,12がシュート3の長手方向に頭付き棒状部品1個
分の間隔をあけて設けてあり、この第1、第2阻止部材
11,12の後端には第1、第2連接棒13,14が夫
々固定されている。この第1、第2連接棒13,14は
前記シュート3に平行に配置された支承軸材30に揺動
自在に支持されており、この支承軸材30は前記シュー
ト3に取付け部材20を介して固定されたガイドケース
21に支持されている。この第1、第2連接棒13,1
4は互いに相対向して接近する方向に引張りばね15あ
るいはゴム等の弾性体で弾力付勢されており、この第
1、第2連接棒13,14の上部に回転自在に軸支され
ているカムローラ16は互いに接近する方向に付勢され
ている。
【0015】更に、前記シュート3の先端側に位置する
第1阻止部材11を固定した第1連接棒13の上部はカ
ムローラ16より上方へ延び、前記ガイドケース21の
上面に削設されたガイド穴22を貫通して突出してお
り、このガイドケース21の上面に固定された往復駆動
源としてのピストンシリンダ23のピストンロッド24
で強制的に動かされる構成となっている。一方、前記カ
ムローラ16の間にはこのカムローラ16が転動するカ
ム面を形成した円板カム17が配置してあり、円板カム
17は前記ガイドケース21に固定されている回転駆動
源18により回転される構成である。この円板カム17
のカム面は少なくとも第1、第2阻止部材11,12の
先端が前記シュート3内にいずれかが進入している時に
は他方の第1、第2阻止部材11,12がシュート3か
ら退出するようになっており、即ち、図3に示すよう
に、第1阻止部材11がシュート3内に進入してから第
2阻止部材12はシュート3内から退出し、第2阻止部
材12がシュート3内に進入してから第1阻止部材11
はシュート3内から退出するタイミングのカム面となっ
ている。このカム機構と第1、第2阻止部材11,12
は連続して流下する頭付き棒状部品2を分離する分離ユ
ニット10を構成している。
第1阻止部材11を固定した第1連接棒13の上部はカ
ムローラ16より上方へ延び、前記ガイドケース21の
上面に削設されたガイド穴22を貫通して突出してお
り、このガイドケース21の上面に固定された往復駆動
源としてのピストンシリンダ23のピストンロッド24
で強制的に動かされる構成となっている。一方、前記カ
ムローラ16の間にはこのカムローラ16が転動するカ
ム面を形成した円板カム17が配置してあり、円板カム
17は前記ガイドケース21に固定されている回転駆動
源18により回転される構成である。この円板カム17
のカム面は少なくとも第1、第2阻止部材11,12の
先端が前記シュート3内にいずれかが進入している時に
は他方の第1、第2阻止部材11,12がシュート3か
ら退出するようになっており、即ち、図3に示すよう
に、第1阻止部材11がシュート3内に進入してから第
2阻止部材12はシュート3内から退出し、第2阻止部
材12がシュート3内に進入してから第1阻止部材11
はシュート3内から退出するタイミングのカム面となっ
ている。このカム機構と第1、第2阻止部材11,12
は連続して流下する頭付き棒状部品2を分離する分離ユ
ニット10を構成している。
【0016】更に図2に示すように、前記第1、第2連
接棒13,14を回転自在に支持する支承軸材30は両
端をガイドケース21に支持されており、この支承軸材
30は支持軸31と中空軸32と中空軸32内に遊挿さ
れた圧縮ばね33とから構成されている。前記支持軸3
1には第1連接棒13が回転自在に支持されており、支
持軸31の一端はガイドケース21に固定されて他端は
前記中空軸32の有底孔34に回転且つ軸方向に摺動自
在に遊挿されている。この中空軸32は前記ガイドケー
ス21に回転且つ軸方向に摺動自在に支持されており、
有底孔34には圧縮ばね33が遊挿されて前記支持軸3
1に弾発力を付与している。この中空軸32には第2連
接棒14が固定してあり、これら第1、第2連接棒1
3,14は互いにその間隔を調整自在となっている。中
空軸32の他端には前記ガイドケース21に取付けられ
た押し棒35に当接しており、この押し棒35はつまみ
36を回すことにより前進後退する構成となっている。
この押し棒35には目盛り(図示せず)が刻まれてお
り、これにより前進後退量が設定可能であり、この中空
軸32の移動により第2阻止部材12は第1阻止部材1
1に対してその間隔の微調整が可能となっている。この
第1、第2阻止部材11,12が進退可能な斜設シュー
ト3の貫通孔5はこの微調整において第1、第2阻止部
材11,12が平行移動可能で且つシュート面に沿う長
孔となっている。
接棒13,14を回転自在に支持する支承軸材30は両
端をガイドケース21に支持されており、この支承軸材
30は支持軸31と中空軸32と中空軸32内に遊挿さ
れた圧縮ばね33とから構成されている。前記支持軸3
1には第1連接棒13が回転自在に支持されており、支
持軸31の一端はガイドケース21に固定されて他端は
前記中空軸32の有底孔34に回転且つ軸方向に摺動自
在に遊挿されている。この中空軸32は前記ガイドケー
ス21に回転且つ軸方向に摺動自在に支持されており、
有底孔34には圧縮ばね33が遊挿されて前記支持軸3
1に弾発力を付与している。この中空軸32には第2連
接棒14が固定してあり、これら第1、第2連接棒1
3,14は互いにその間隔を調整自在となっている。中
空軸32の他端には前記ガイドケース21に取付けられ
た押し棒35に当接しており、この押し棒35はつまみ
36を回すことにより前進後退する構成となっている。
この押し棒35には目盛り(図示せず)が刻まれてお
り、これにより前進後退量が設定可能であり、この中空
軸32の移動により第2阻止部材12は第1阻止部材1
1に対してその間隔の微調整が可能となっている。この
第1、第2阻止部材11,12が進退可能な斜設シュー
ト3の貫通孔5はこの微調整において第1、第2阻止部
材11,12が平行移動可能で且つシュート面に沿う長
孔となっている。
【0017】前記分離ユニット10は前記計数センサ4
で設定個数(N)よりn個少ない設定個数接近値(N−
n)に達すると、図1に示すように、ピストンシリンダ
23のピストンロッド24が後退し、円板カム17によ
り第1連接棒13のカムローラ16は回転中心から最も
短距離の位置になっているので、第1阻止部材11が斜
設シュート3の溝内へ進入する。続いて円板カム17が
回転すると、第2阻止部材12が前記斜設シュート3の
溝内へ進入し、この後、第1阻止部材11が後退するよ
う制御されている。このように円板カム17が回転して
この動作を設定個数(N)に達するまで繰り返し、頭付
き棒状部品2を計数する構成となっており、常時一定の
動作タイミングが確実に得られ安価な装置の提供が可能
になる。
で設定個数(N)よりn個少ない設定個数接近値(N−
n)に達すると、図1に示すように、ピストンシリンダ
23のピストンロッド24が後退し、円板カム17によ
り第1連接棒13のカムローラ16は回転中心から最も
短距離の位置になっているので、第1阻止部材11が斜
設シュート3の溝内へ進入する。続いて円板カム17が
回転すると、第2阻止部材12が前記斜設シュート3の
溝内へ進入し、この後、第1阻止部材11が後退するよ
う制御されている。このように円板カム17が回転して
この動作を設定個数(N)に達するまで繰り返し、頭付
き棒状部品2を計数する構成となっており、常時一定の
動作タイミングが確実に得られ安価な装置の提供が可能
になる。
【0018】また、前記斜設シュート3の傾きは頭付き
棒状部品2の材質例えば、金属材あるいは樹脂材によっ
て流下状態が異なるため、その設定が変更可能であり、
この他にも頭付き棒状部品2の表面処理状態及び湿度等
によっても、設定が変更されるものであり、このように
変更された場合において、設定個数接近値(N−n)に
おけるn個の値が5〜15個程度の範囲となるよう調整
されている。
棒状部品2の材質例えば、金属材あるいは樹脂材によっ
て流下状態が異なるため、その設定が変更可能であり、
この他にも頭付き棒状部品2の表面処理状態及び湿度等
によっても、設定が変更されるものであり、このように
変更された場合において、設定個数接近値(N−n)に
おけるn個の値が5〜15個程度の範囲となるよう調整
されている。
【0019】この斜設シュート3の下端には、斜設シュ
ート3からの頭付き棒状部品2の流下を案内する案内部
(図示せず)が設けてあり、前記機台(図示せず)内に
配置された包装機6に前記頭付き棒状部品2が供給され
るよう案内している。更に、図5に示すように、前記斜
設シュート3の上部にはこれの上面に整列供給された頭
付き棒状部品2が所定量以上に貯留されないよう頭付き
棒状部品2の貯留量を制御する検出ユニット7が配置し
てあり、傾斜下方に位置している第1検出センサ7aは
前記頭付き棒状部品2の貯留量の下限即ち、棒状部品2
の不足状態を、上方に位置している第2検出センサ7b
はこの斜設シュート3の上限即ち、棒状部品2の満杯状
態を夫々検出するものであって、この検出ユニット7に
より、部品供給機1としてのボウルフィーダの稼働を制
御する構成である。
ート3からの頭付き棒状部品2の流下を案内する案内部
(図示せず)が設けてあり、前記機台(図示せず)内に
配置された包装機6に前記頭付き棒状部品2が供給され
るよう案内している。更に、図5に示すように、前記斜
設シュート3の上部にはこれの上面に整列供給された頭
付き棒状部品2が所定量以上に貯留されないよう頭付き
棒状部品2の貯留量を制御する検出ユニット7が配置し
てあり、傾斜下方に位置している第1検出センサ7aは
前記頭付き棒状部品2の貯留量の下限即ち、棒状部品2
の不足状態を、上方に位置している第2検出センサ7b
はこの斜設シュート3の上限即ち、棒状部品2の満杯状
態を夫々検出するものであって、この検出ユニット7に
より、部品供給機1としてのボウルフィーダの稼働を制
御する構成である。
【0020】このように構成された自動分離供給装置に
おいて、部品供給機1から頭部2aを上にして脚部2b
を垂下した状態で頭付き棒状部品2が斜設シュート3を
流下すると、図6に示すように、この頭付き棒状部品2
は分離ユニット10の第1、第2阻止部材11,12が
斜設シュート3の溝から後退した状態であることで、即
ち、図1におけるピストンシリンダ23のピストンロッ
ド24が図10に示すように、OFF状態になっている
ので第1連接棒13を押し、斜設シュート3上を頭部2
aが首吊り状態で連続流下し、計数センサ4で連続計数
される。この時、あらかじめ個数が設定されているの
で、前記分離ユニット10は計数センサ4の計数値が設
定個数接近値(N−n)に達するまで動作しないので、
頭付き棒状部品2は連続的に供給される。
おいて、部品供給機1から頭部2aを上にして脚部2b
を垂下した状態で頭付き棒状部品2が斜設シュート3を
流下すると、図6に示すように、この頭付き棒状部品2
は分離ユニット10の第1、第2阻止部材11,12が
斜設シュート3の溝から後退した状態であることで、即
ち、図1におけるピストンシリンダ23のピストンロッ
ド24が図10に示すように、OFF状態になっている
ので第1連接棒13を押し、斜設シュート3上を頭部2
aが首吊り状態で連続流下し、計数センサ4で連続計数
される。この時、あらかじめ個数が設定されているの
で、前記分離ユニット10は計数センサ4の計数値が設
定個数接近値(N−n)に達するまで動作しないので、
頭付き棒状部品2は連続的に供給される。
【0021】このようにして、頭付き棒状部品2が計数
されてこの計数値が設定個数接近値(N−n)に達する
と、ピストンシリンダ23がON状態となり、図1に示
すように、ピストンシリンダ23がピストンロッド24
を後退させ、第1連接棒13が円板カム17の中心から
最も短距離の位置になるので、円板カム17が回転して
図10に示すように、第1阻止部材11を斜設シュート
3の溝内へ進入させる方向に動作し、図9に示すよう
に、流下する頭付き棒状部品2の流下を阻止する。これ
により連続した頭付き棒状部品2の流下が停止し、続い
て円板カム17が回転を続けると、図3及び図7に示す
ように、第2阻止部材12は斜設シュート3の溝内に入
る。このように、カムローラ16が円板カム17の中心
から最短距離に位置する間だけ第1、第2阻止部材1
1,12は溝内にあり、この後、直ちに一方の阻止部材
が溝内にある時、他方の阻止部材は溝内から後退するよ
うになっている。これにより、第2阻止部材12で部品
供給機3から供給される頭付き棒状部品2は斜設シュー
ト3上の流下が阻止され1個だけ第1阻止部材11で阻
止された状態になる。
されてこの計数値が設定個数接近値(N−n)に達する
と、ピストンシリンダ23がON状態となり、図1に示
すように、ピストンシリンダ23がピストンロッド24
を後退させ、第1連接棒13が円板カム17の中心から
最も短距離の位置になるので、円板カム17が回転して
図10に示すように、第1阻止部材11を斜設シュート
3の溝内へ進入させる方向に動作し、図9に示すよう
に、流下する頭付き棒状部品2の流下を阻止する。これ
により連続した頭付き棒状部品2の流下が停止し、続い
て円板カム17が回転を続けると、図3及び図7に示す
ように、第2阻止部材12は斜設シュート3の溝内に入
る。このように、カムローラ16が円板カム17の中心
から最短距離に位置する間だけ第1、第2阻止部材1
1,12は溝内にあり、この後、直ちに一方の阻止部材
が溝内にある時、他方の阻止部材は溝内から後退するよ
うになっている。これにより、第2阻止部材12で部品
供給機3から供給される頭付き棒状部品2は斜設シュー
ト3上の流下が阻止され1個だけ第1阻止部材11で阻
止された状態になる。
【0022】続いて、円板カム17が更に回転し、第1
阻止部材11は後退するから、図8に示すように、第1
阻止部材11で流下が阻止されていた頭付き棒状部品2
は斜設シュート3上を流下し、計数センサ4の間を脚部
2bが通過して計数される。そして再び、図9に示すよ
うに、第1阻止部材11が斜設シュート3の溝内に入る
と、この後、第2阻止部材12が溝内から後退するの
で、これにより阻止されていた複数の頭付き棒状部品2
は第1阻止部材11に当接するまで流下する。この後、
設定個数(N)に検出値が達するまで以上の動作を円板
カム17により第1、第2阻止部材が繰り返すので、頭
付き棒状部品2は計数センサ6で計数される。
阻止部材11は後退するから、図8に示すように、第1
阻止部材11で流下が阻止されていた頭付き棒状部品2
は斜設シュート3上を流下し、計数センサ4の間を脚部
2bが通過して計数される。そして再び、図9に示すよ
うに、第1阻止部材11が斜設シュート3の溝内に入る
と、この後、第2阻止部材12が溝内から後退するの
で、これにより阻止されていた複数の頭付き棒状部品2
は第1阻止部材11に当接するまで流下する。この後、
設定個数(N)に検出値が達するまで以上の動作を円板
カム17により第1、第2阻止部材が繰り返すので、頭
付き棒状部品2は計数センサ6で計数される。
【0023】このようにして、頭付き棒状部品2の供給
が設定個数(N)に達すると、この信号を受けて円板カ
ム17が第1阻止部材11を溝内に進入するように動作
して停止し、図9に示すように第1阻止部材11が進入
し、第2阻止部材12が後退した状態となり、頭付き棒
状部品2を設定個数供給する計数作業の1サイクルは完
了する。そして、包装機7での設定個数の袋詰めの作業
が完了すると、この信号を受けて再びピストンシリンダ
23がOFFとなり、ピストンロッド24が前進し、第
1連接棒13は図1において時計方向に回動し、第1阻
止部材11が溝から後退して頭付き棒状部品2が連続流
下して計数センサ4で計数動作が繰り返される。
が設定個数(N)に達すると、この信号を受けて円板カ
ム17が第1阻止部材11を溝内に進入するように動作
して停止し、図9に示すように第1阻止部材11が進入
し、第2阻止部材12が後退した状態となり、頭付き棒
状部品2を設定個数供給する計数作業の1サイクルは完
了する。そして、包装機7での設定個数の袋詰めの作業
が完了すると、この信号を受けて再びピストンシリンダ
23がOFFとなり、ピストンロッド24が前進し、第
1連接棒13は図1において時計方向に回動し、第1阻
止部材11が溝から後退して頭付き棒状部品2が連続流
下して計数センサ4で計数動作が繰り返される。
【0024】尚、この実施の形態では、斜設シュート3
に分離ユニット10を組合わせているが、何もこれは斜
設シュート3に組合わせるだけではなく、これを直進フ
ィーダ(図示せず)のシュートに使用しても同様の分離
作用が得られ何等の不都合も生じないものである。
に分離ユニット10を組合わせているが、何もこれは斜
設シュート3に組合わせるだけではなく、これを直進フ
ィーダ(図示せず)のシュートに使用しても同様の分離
作用が得られ何等の不都合も生じないものである。
【0025】
【発明の効果】本発明は以上説明した実施の形態から明
らかなように、頭付き棒状部品2が供給されるシュート
3の両側に先端が出入自在な第1、第2阻止部材11,
12を互いに平行に配置し、第1、第2阻止部材11,
12の後端の夫々上方へ延びる第1、第2連接棒13,
14を、前記シュート3の上方でこれと平行に位置する
支承軸材30を中心に揺動自在に取付け、第1、第2連
接棒13,14の上部に夫々回転自在なガイドローラ1
6を対向可能に軸支し、更に、ガイドローラ16の間に
これが転動するカム面を有する円板カム17を配置した
頭付き棒状部品の分離供給装置である。
らかなように、頭付き棒状部品2が供給されるシュート
3の両側に先端が出入自在な第1、第2阻止部材11,
12を互いに平行に配置し、第1、第2阻止部材11,
12の後端の夫々上方へ延びる第1、第2連接棒13,
14を、前記シュート3の上方でこれと平行に位置する
支承軸材30を中心に揺動自在に取付け、第1、第2連
接棒13,14の上部に夫々回転自在なガイドローラ1
6を対向可能に軸支し、更に、ガイドローラ16の間に
これが転動するカム面を有する円板カム17を配置した
頭付き棒状部品の分離供給装置である。
【0026】このため、従来のようにフィーダ内へ阻止
部材が交互に出入する装置に比べて、一方の阻止部材で
供給が阻止されている棒状部品がこの阻止部材の後退動
作により供給されると、他方の阻止部材が阻止するまで
に次の棒状部品とともに連続供給されることが皆無にな
り、特に、斜設シュートを使用して連続整列流下する棒
状部品を確実に分離することができる。また、斜設シュ
ートの傾き等を頭付き棒状部品の材質、付着油脂の有無
及び湿度等の条件に合わせて都度微調整することが不要
になり、段取り時間も短縮される。しかも、頭付き棒状
部品が縦向きになって斜設シュートを滑る構成の装置に
比べて頭付き棒状部品が連続して連なってきても、棒状
部品の脚部間に間隔が生じるので計数センサは正確に計
数できる。また、連続して棒状部品がシュート上を流
れ、設定個数接近値(N−n)に棒状部品の計数値が達
すると、分離ユニットで分離する構成なので、常時分離
ユニットを動作させる必要がなく、設定個数(N)を得
るまでの計数時間が短縮される。更に、頭付き棒状部品
が長くても計数時間に何らの影響もなく、例えば、呼び
寸法の頭部径が3.3mm〜4.5mmで、長さが45
mm〜65mmの範囲における数種類の釘状部品を夫々
100本づつ自動供給計数して袋詰めしても、夫々約2
0秒以内で完了しており、その作業時間は1/5となっ
ており、計数から分離、包装までの作業全体の高速化に
十分に対応できる。
部材が交互に出入する装置に比べて、一方の阻止部材で
供給が阻止されている棒状部品がこの阻止部材の後退動
作により供給されると、他方の阻止部材が阻止するまで
に次の棒状部品とともに連続供給されることが皆無にな
り、特に、斜設シュートを使用して連続整列流下する棒
状部品を確実に分離することができる。また、斜設シュ
ートの傾き等を頭付き棒状部品の材質、付着油脂の有無
及び湿度等の条件に合わせて都度微調整することが不要
になり、段取り時間も短縮される。しかも、頭付き棒状
部品が縦向きになって斜設シュートを滑る構成の装置に
比べて頭付き棒状部品が連続して連なってきても、棒状
部品の脚部間に間隔が生じるので計数センサは正確に計
数できる。また、連続して棒状部品がシュート上を流
れ、設定個数接近値(N−n)に棒状部品の計数値が達
すると、分離ユニットで分離する構成なので、常時分離
ユニットを動作させる必要がなく、設定個数(N)を得
るまでの計数時間が短縮される。更に、頭付き棒状部品
が長くても計数時間に何らの影響もなく、例えば、呼び
寸法の頭部径が3.3mm〜4.5mmで、長さが45
mm〜65mmの範囲における数種類の釘状部品を夫々
100本づつ自動供給計数して袋詰めしても、夫々約2
0秒以内で完了しており、その作業時間は1/5となっ
ており、計数から分離、包装までの作業全体の高速化に
十分に対応できる。
【0027】また、ガイドローラが円板カムのカム面を
接触転動するよう弾性体を介して相対向して接近する方
向に弾力付勢されているので、カムローラが円板カムの
カム面に正確に沿うことができ、常時安定した阻止部材
のシュート内への出入動作が得られる。
接触転動するよう弾性体を介して相対向して接近する方
向に弾力付勢されているので、カムローラが円板カムの
カム面に正確に沿うことができ、常時安定した阻止部材
のシュート内への出入動作が得られる。
【0028】更に、円板カムにより第1、第2阻止部材
の一方がシュート内へ進入している時には第1、第2阻
止部材の他方がシュート内から退出にし、第1、第2阻
止部材の一方がシュート内に進入してからでないと第
1、第2阻止部材の他方がシュートから退出しないよう
形成されたカム面を有しているので、低速から高速まで
の分離作業に素早く対応でき、正確なタイミングが得ら
れるとともに動作が確実に得られる。
の一方がシュート内へ進入している時には第1、第2阻
止部材の他方がシュート内から退出にし、第1、第2阻
止部材の一方がシュート内に進入してからでないと第
1、第2阻止部材の他方がシュートから退出しないよう
形成されたカム面を有しているので、低速から高速まで
の分離作業に素早く対応でき、正確なタイミングが得ら
れるとともに動作が確実に得られる。
【0029】しかも、シュートの下方に位置する第1阻
止部材が頭付き棒状部品の所定個数の分離供給作業サイ
クルを終了してシュート内に先端が位置すると、再び次
の頭付き棒状部品の所定個数の供給が開始されるので、
シュートから退出するよう第1連接棒が強制的に動かさ
れる構成であるので、繰り返し連続計数作業において、
電気的な誤動作を生じることがなくなる。
止部材が頭付き棒状部品の所定個数の分離供給作業サイ
クルを終了してシュート内に先端が位置すると、再び次
の頭付き棒状部品の所定個数の供給が開始されるので、
シュートから退出するよう第1連接棒が強制的に動かさ
れる構成であるので、繰り返し連続計数作業において、
電気的な誤動作を生じることがなくなる。
【0030】その上、第1、第2連接棒はその間隔が所
定範囲だけ微調整できるので、シュート内へ出入するよ
う平行に配置された第1、第2阻止部材の間隔を供給さ
れる頭付き棒状部品に合わせて微調整可能となり、供給
される部品の大きさが変更されても、簡単に対応できる
等の特有の効果が得られる。
定範囲だけ微調整できるので、シュート内へ出入するよ
う平行に配置された第1、第2阻止部材の間隔を供給さ
れる頭付き棒状部品に合わせて微調整可能となり、供給
される部品の大きさが変更されても、簡単に対応できる
等の特有の効果が得られる。
【図1】本発明の実施の形態を示す要部断面正面図であ
る。
る。
【図2】図1の要部断面側面図である。
【図3】図1の動作状態を示す要部断面正面図である。
【図4】本発明を使用する計数包装機の概念図である。
【図5】本発明を示す要部断面平面図である。
【図6】頭付き棒状部品の連続供給状態を示す拡大要部
断面平面図である。
断面平面図である。
【図7】頭付き棒状部品の分離状態を示す拡大要部断面
平面図である。
平面図である。
【図8】分離された頭付き棒状部品の供給状態を示す拡
大要部断面平面図である。
大要部断面平面図である。
【図9】頭付き棒状部品の供給停止状態を示す拡大要部
断面平面図である。
断面平面図である。
【図10】本発明に係る動作状態を示すタイムチャート
である。
である。
1 部品供給機 2 頭付き棒状部品 2a頭部 2b脚部 3 斜設シュート 4 計数センサ 5 貫通孔 6 包装機 7 検出ユニット 7a第1検出センサ 7b第2検出センサ 10 分離ユニット 11 第1阻止部材 12 第2阻止部材 13 第1連接棒 14 第2連接棒 15 引張りばね 16 カムローラ 17 円板カム 18 回転駆動源 20 取付け部材 21 ガイドケース 22 ガイド穴 23 ピストンシリンダ 24 ピストンロツド 30 支承軸材 31 支持軸 32 中空軸 33 圧縮ばね 34 有底孔 35 押し棒 36 つまみ
Claims (5)
- 【請求項1】 頭付き棒状部品2が整列供給されるシュ
ート3の両側にシュート3内へ先端が出入自在な第1、
第2阻止部材11,12を互いに平行に配置し、この第
1、第2阻止部材11,12の後端に固定されていると
ともに夫々上方へ延びる第1、第2連接棒13,14
を、前記シュート3の上方にこのシュート3と平行に位
置する支承軸材30を中心に揺動自在に取付け、この第
1、第2連接棒13,14の上部に夫々回転自在なガイ
ドローラ16を対向可能に軸支し、更に、前記ガイドロ
ーラ16の間にこのガイドローラ16が転動するカム面
を有する円板カム17を配置するとともにこの円板カム
17を回転駆動源18で回転するようにしたことを特徴
とする頭付き棒状部品の分離供給装置。 - 【請求項2】 第1、第2連接棒は互いにガイドローラ
16が円板カム17のカム面を接触転動するよう弾性体
を介して互いに相対向して接近する方向に弾力付勢され
ていることを特徴とする請求項1に記載の頭付き棒状部
品の分離供給装置。 - 【請求項3】 円板カムはこれにより揺動される第1、
第2連接棒13,14に固定された第1、第2阻止部材
11,12の一方がシュート3内へ進入している時には
第1、第2阻止部材11,12の他方がシュート3内か
ら退出し、しかも、第1、第2阻止部材11,12の一
方がシュート3内に進入してからでないと第1、第2阻
止部材11,12の他方がシュート3から退出しないよ
う形成されたカム面を有していることを特徴とする請求
項1又は2に記載の頭付き棒状部品の分離供給装置。 - 【請求項4】 シュートの下方に位置する第1阻止部材
は頭付き棒状部品2の所定個数の分離供給作業サイクル
が終了してシュート3内に先端が位置すると、シュート
3から退出するよう第1連接棒13が往復駆動源で強制
的に動かされる構成であることを特徴とする請求項1、
2又は3に記載の頭付き棒状部品の分離供給装置。 - 【請求項5】 支承軸材は第1連接棒13を回転自在に
支持する支持軸31と支持軸31を回転且つ軸方向に摺
動自在に内挿する有底孔34を有するとともに第2連接
棒14を固定した中空軸32とこの有底孔34に遊挿さ
れて中空軸32と支持軸31との間に弾発力を付与する
圧縮ばね33とからなり、中空軸32を支持軸31に対
して軸方向に摺動させることによって、第1、第2阻止
部材11,12の間隔を可変可能にしたことを特徴とす
る請求項1、2、3又は4に記載の頭付き棒状部品の分
離供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15911997A JPH10310222A (ja) | 1997-05-12 | 1997-05-12 | 頭付き棒状部品の分離供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15911997A JPH10310222A (ja) | 1997-05-12 | 1997-05-12 | 頭付き棒状部品の分離供給装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10310222A true JPH10310222A (ja) | 1998-11-24 |
Family
ID=15686662
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15911997A Pending JPH10310222A (ja) | 1997-05-12 | 1997-05-12 | 頭付き棒状部品の分離供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10310222A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107700195A (zh) * | 2017-11-06 | 2018-02-16 | 浙江纽易网络技术有限公司 | 一种衣架擒纵机构 |
CN110329747A (zh) * | 2019-05-28 | 2019-10-15 | 电子科技大学中山学院 | 一种零件排序的方法及实施该方法的排序设备 |
CN114873125A (zh) * | 2022-05-11 | 2022-08-09 | 北京华科众合科技有限公司 | 一种智能仓库物流筛选分配送料传输装置 |
-
1997
- 1997-05-12 JP JP15911997A patent/JPH10310222A/ja active Pending
Cited By (5)
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