JPH1171013A - 頭付き棒状部品の分離装置 - Google Patents

頭付き棒状部品の分離装置

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JPH1171013A
JPH1171013A JP27325897A JP27325897A JPH1171013A JP H1171013 A JPH1171013 A JP H1171013A JP 27325897 A JP27325897 A JP 27325897A JP 27325897 A JP27325897 A JP 27325897A JP H1171013 A JPH1171013 A JP H1171013A
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bar
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JP27325897A
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Norio Yaku
紀雄 夜久
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Nitto Seiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】頭付き棒状部品の分離供給時にできるだけこれ
が振れることなく短時間で効率のよい分離供給を可能に
する分離装置の提供。 【解決手段】第1、第2阻止部材11,12より後方の
シュート1に所定量滞留したことを検出する貯留センサ
4を設け、この貯留センサ4からのシュート1上に頭付
き棒状部品2が所定量滞留したことを検出する信号によ
り、第1、第2阻止部材11,12が交互にシュート1
内へ出入する頭付き棒状部品2の分離装置であるから、
頭付き棒状部品が互いに連なって流れてもあるいは間隔
をあけて流れてきても、設定個数(N)より少ない個数
に達した時点において頭付き棒状部品の供給が阻止され
て頭付き棒状部品が押された状態となり、脚部の振れが
なくなる。このようにして所定量滞留してから分離供給
された頭付き棒状部品は計数センサを通過するから計数
が二重にならない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、頭部を首吊り状態
にして連続整列供給される頭付き棒状部品が計数の最終
段階において二重計数されないように頭付き棒状部品を
分離供給する頭付き棒状部品の分離装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、ねじ、くぎ、リベットあ
るいはボルト等の比較的脚部の長い頭付き棒状部品を所
定個数づつ自動的に袋詰めする場合、頭部を首吊り状態
で振動式の直進フィーダで整列供給し、これを直進フィ
ーダの排出端近くに設けられているセンサで通過を検出
して計数している。そして、この計数値があらかじめ設
定された設定個数になると、直進フィーダの稼働を停止
させ、設定個数の頭付き棒状部品が袋詰めされるように
なっている。この後、再び直進フィーダを稼働させ、以
上の動作を繰り返し行わせることで連続した自動袋詰め
作業を行っている。しかしながら、この場合、あらかじ
め設定個数より余分に頭付き棒状部品が袋内に供給され
ないように調整されているが、現実にはこの直進フィー
ダを設定個数に達した時に停止しても、直ちに供給が停
止せず、余分な頭付き棒状部品が供給されていることが
ある。また、棒状部品の供給は振動を利用した直進フィ
ーダで行われるので、この棒状部品は常時脚部が頭部座
面を支点としてフィーダの長手方向に振れているので、
この振れにより頭付き棒状部品の位置によってはセンサ
での計数が二重になることもあり、この計数作業が不安
定となっていた。
【0003】このような欠点が生じていることから、フ
ィーダの供給端近くにこれら棒状部品を1個づつに分離
するためにフィーダの両側から交互にフィーダ内に出入
する阻止部材を設け、この阻止部材を交互に出入させて
分離するようにしたものがある。また、最近では、部品
供給機の排出端にこの棒状部品を倒して長手方向に一列
に整列させ、これを倒した状態のまま整列流下させる斜
設シュートを配置し、このように長手方向の頭部か脚部
のどちらかを先にして流下する頭付き棒状部品を計数セ
ンサで計数してこの計数値が設定個数に達すると、設定
個数が供給されたと判定し、棒状部品を袋詰めしている
のが現状となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フィー
ダ内へ阻止部材が交互に出入する装置の場合、頭付き棒
状部品が互いに連なって流れていると、阻止部材で阻止
されても頭付き棒状部品は流れ方向に脚部が振れること
は少ないが、互いの頭付き棒状部品が間隔をあけて流れ
てくると、阻止部材で阻止された後、脚部に振れが生
じ、この振れが生じた状態で計数センサを通過するた
め、計数が二重になることもあり、正確でしかも高速で
の計数が不安定となっていた。
【0005】また、棒状部品を転倒させて供給する場
合、棒状部品の振れは生じないが、頭付き棒状部品が倒
れて縦向きに斜設シュートを滑るため、この棒状部品が
連続して連なって滑ってくると、頭付き棒状部品の間に
間隔がなく、そのため、計数センサが個数を判定するこ
とができず、複数本続けて流下しても一本と判定するこ
とがある。これを解消するために必ず頭付き棒状部品が
隙間をあけて流れてくることが条件となることから頭付
き棒状部品を常時分離させる必要があり、このことから
設定個数を得るまでの計数時間が長くなっていた。ま
た、頭付き棒状部品が長くなればなるほど設定個数を得
るまでの計数時間も長くなっていた。例えば、呼び寸法
において、頭部径が3.3mmで長さが65mmの釘状
の部品を100本自動供給計数して袋詰め作業を行った
場合、約100秒かかっており、包装機がいくら高速化
されていても、計数から包装までの作業全体の高速化を
阻害している。この原因としては、棒状部品を倒して縦
向きに供給することや連続する棒状部品を分離する作業
に時間がかかるためであり、この供給分離作業の改善が
求められている。
【0006】本発明の第1の目的は、このような課題を
解消し且つ頭付き棒状部品をシュート上に頭部を上にし
て供給し、分離供給時にできるだけ頭付き棒状部品が振
れることなく短時間で効率のよい分離供給を可能にする
分離装置を提供することであり、本発明の第2の目的
は、滞留時の頭付き棒状部品の連なりを正確に検出する
貯留センサを有する分離装置の提供である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の目的は、
頭付き棒状部品2が整列供給されるシュート1の両側に
シュート1内へ先端が出入自在な第1、第2阻止部材1
1,12を互いに平行に配置し、この第1、第2阻止部
材11,12で連続する頭付き棒状部品2を分離供給
し、分離供給された頭付き棒状部品2を計数する計数セ
ンサ3をこの第1、第2阻止部材11,12より先端の
シュート1に配置した分離装置において、前記第1、第
2阻止部材11,12より後方のシュート1に頭付き棒
状部品2が所定量滞留したことを検出する貯留センサ4
を設け、この貯留センサ4からのシュート1上に頭付き
棒状部品2が所定量滞留したことを検出する信号によ
り、第1、第2阻止部材11,12が交互にシュート1
内へ出入する構成とした頭付き棒状部品の分離装置を提
供することで達成される。
【0008】本発明の第2の目的は、請求項1におい
て、貯留センサ4は投光側及び受光側からなり、互いに
対向する一対のセンサであって、シュート1の上面に接
近した位置に取り付けられた頭付き棒状部品の分離装置
を提供することで達成される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図1乃
至図8に基づき説明する。図1及び図2において、1は
部品供給機(図示せず)から供給される頭付き棒状部品
2の頭部2aを上に脚部2bを垂下した状態で整列供給
する斜設シュートであり、この斜設シュート1には傾斜
下端近くのシユート面にできるだけ接近した位置にこの
シュート1間の溝を挟んで投光側及び受光側からなる計
数センサ3が設けられている。この計数センサ3はこの
斜設シュート1を通過する頭付き棒状部品2の脚部2b
により遮断されることで計数するよう制御されている。
このように、この計数センサ3を斜設シュート1のシュ
ート面に接近した位置に設けているのは、頭付き棒状部
品2に対してできるだけ頭部2aに接近した脚部2bの
位置を計数センサ3で検出できるようにするためであ
り、これにより頭付き棒状部品2の脚部2bが流下方向
に頭部2aの座面を支点として揺動しながら流下しても
計数センサ3への影響が少なくなり、正確な頭付き棒状
部品2の通過の計数を可能にしている。
【0010】また、斜設シュート1に沿いこの計数セン
サ3より僅か斜め上方には斜設シュート1に対して直交
して先端が出入自在な第1、第2阻止部材11,12が
シュート1の長手方向に頭付き棒状部品1個分の間隔を
あけて設けてあり、この第1、第2阻止部材11,12
の後端には第1、第2連接棒13,14が夫々固定され
ている。この第1、第2連接棒13,14は図3に示す
ように、前記シュート1に平行に配置された支承軸材2
0に揺動自在に支持されており、この支承軸材20は前
記シュート1に取付け部材21を介して固定されたガイ
ドケース22に支持されている。この第1、第2連接棒
13,14は互いに相対向して接近する方向に引張りば
ね15あるいはゴム等の弾性体で弾力付勢されており、
この第1、第2連接棒13,14の上部に回転自在に軸
支されているカムローラ16は互いに接近する方向に付
勢されている。
【0011】更に、前記シュート1の先端側に位置する
第1阻止部材11を固定した第1連接棒13の上部はカ
ムローラ16より上方へ延び、前記ガイドケース22の
上面に削設されたガイド穴23を貫通して突出してお
り、このガイドケース22の上面に固定された往復駆動
源としてのピストンシリンダ24のピストンロッド25
で強制的に動かされる構成となっている。一方、前記カ
ムローラ16の間にはこのカムローラ16が転動するカ
ム面を形成した円板カム17が配置してあり、円板カム
17は前記ガイドケース22に固定されている回転駆動
源(図示せず)により回転される構成である。この円板
カム17のカム面は少なくとも第1、第2阻止部材1
1,12のどちらか一方の先端が前記シュート1内に進
入している時には、第1、第2阻止部材11,12の他
方がシュート1から退出するようになっており、即ち、
第1阻止部材11がシュート1内に進入してから第2阻
止部材12はシュート1内から退出し、第2阻止部材1
2がシュート1内に進入してから第1阻止部材11はシ
ュート1内から退出するタイミングのカム面となってい
る。このカム機構と第1、第2阻止部材11,12は連
続して流下する頭付き棒状部品2を分離する分離ユニッ
ト10を構成している。
【0012】この分離ユニット10は前記計数センサ3
で設定個数(N)よりn個少ない設定個数接近値(N−
n)に達すると、図3に示すように、ピストンシリンダ
24のピストンロッド25が後退し、円板カム17によ
り第1連接棒13のカムローラ16は回転中心から最も
短距離の位置になっているので、第1阻止部材11が斜
設シュート1の溝内へ進入する。続いて円板カム17が
回転すると、第2阻止部材12が前記斜設シュート1の
溝内へ進入し、この後、第1阻止部材11が後退するよ
う制御されている。このように円板カム17が回転して
この動作を設定個数(N)に達するまで繰り返し、頭付
き棒状部品2を計数する構成となっており、常時一定の
動作タイミングが確実に得られ安価な装置の提供が可能
になる。
【0013】また、前記斜設シュート1の傾きは頭付き
棒状部品2の材質例えば、金属材あるいは樹脂材によっ
て流下状態が異なるため、その設定が変更可能であり、
この他にも頭付き棒状部品2の表面処理状態及び湿度等
によっても、設定が変更されるものであり、このように
変更された場合において、設定個数接近値(N−n)に
おけるn個の値が5〜15個程度の範囲となるよう調整
されている。
【0014】更に、図2に示すように、この分離ユニッ
ト10の斜設シュート1に沿って斜め上方に所定距離を
あけた位置即ち、前記設定個数Nに対する不足個数nよ
り僅か多い個数の頭付き棒状部品2が整列可能な距離だ
けあけた位置には貯留センサ4が前記計数センサ3と同
様にシュート面近くに対向して取り付けられている。こ
の貯留センサ4は前記第1阻止部材11で阻止された頭
付き棒状部品2が図1に示すように、この斜設シュート
1上にセンサ位置まで溜まると、前記分離ユニット10
に動作開始信号を送るものであり、このようにして滞留
した頭付き棒状部品2は斜設シュート1の流れ方向への
振れが防止され、この斜設シュート1上を脚部を垂下し
た状態で供給されることになる。
【0015】この斜設シュート1の下端には、斜設シュ
ート1からの頭付き棒状部品2の流下を案内する案内部
(図示せず)が設けてあり、前記機台(図示せず)内に
配置された包装機(図示せず)に前記頭付き棒状部品2
が供給されるよう案内している。更に、図2に示すよう
に、前記斜設シュート1の上部にはこれの上面に整列供
給された頭付き棒状部品2が所定量以上に貯留されない
よう斜設シュート1上の頭付き棒状部品2の全体貯留量
を制御する検出ユニット5が配置してあり、傾斜下方に
位置している第1検出センサ5aは前記頭付き棒状部品
2の貯留量の下限即ち、棒状部品2の不足状態を、上方
に位置している第2検出センサ5bはこの斜設シュート
1の上限即ち、棒状部品2の満杯状態を夫々検出するも
のであって、この検出ユニット5により、部品供給機と
してのボウルフィーダ(図示せず)の稼働を制御する構
成である。
【0016】このように構成された自動分離装置におい
て、頭部2aを上にして脚部2bを垂下した状態で頭付
き棒状部品2が斜設シュート1上を流下すると、図4に
示すように、この頭付き棒状部品2は分離ユニット10
の第1、第2阻止部材11,12が斜設シュート1の溝
から後退した状態であることで、即ち、図3におけるピ
ストンシリンダ24のピストンロッド25が図8に示す
ように、OFF状態になっているので第1連接棒13を
押し、斜設シュート1上を頭部2aが首吊り状態で連続
流下し、計数センサ3で連続計数される。この時、あら
かじめ個数が設定されているので、前記分離ユニット1
0は計数センサ3の計数値が設定個数接近値(N−n)
に達するまで動作しないので、頭付き棒状部品2は連続
的に供給される。
【0017】このようにして、頭付き棒状部品2が計数
されてこの計数値が設定個数接近値(N−n)に達する
と、ピストンシリンダ24がON状態となり、図3に示
すように、ピストンシリンダ24がピストンロッド25
を後退させ、あらかじめ円板カムが回転してこの状態に
なっていると、第1連接棒13が円板カム17の中心か
ら最も短距離の位置になるので、図8に示すように、第
1阻止部材11を斜設シュート1の溝内へ進入させる方
向に動作し、図7に示すように、流下する頭付き棒状部
品2の流下を阻止する。これにより連続した頭付き棒状
部品2の流下が停止しする。この状態で斜設シュート1
上を頭付き棒状部品2が次々と流下してくると、第1阻
止部材11でこれら頭付き棒状部品2は整列されて連な
り停止することになる。これにより、頭付き棒状部品2
が滞留して貯留センサ4に作用すると、この貯留センサ
4は回転駆動源に信号を与え、円板カム17は連続回転
を開始する。このため、図5に示すように、第2阻止部
材12は斜設シュート1の溝内に入る。このように、カ
ムローラ16が円板カム17の中心から最短距離に位置
する間だけ第1、第2阻止部材11,12は溝内にあ
り、この後、直ちに一方の阻止部材が溝内にある時、他
方の阻止部材は溝内から後退するようになっている。こ
れにより、第2阻止部材12で部品供給機3から供給さ
れる頭付き棒状部品2は斜設シュート1上の流下が阻止
され、1個だけ第1阻止部材11で阻止された状態にな
る。
【0018】続いて、円板カム17が更に回転し、第1
阻止部材11は後退するから、図6に示すように、第1
阻止部材11で流下が阻止されていた頭付き棒状部品2
は斜設シュート1上を流下し、計数センサ3の間を脚部
2bが通過して計数される。そして再び、第1阻止部材
11が斜設シュート1の溝内に入ると、この後、図7に
示すように、第2阻止部材12が溝内から後退するの
で、これにより阻止されていた複数の頭付き棒状部品2
は第1阻止部材11に当接するまで流下する。この後、
設定個数(N)に検出値が達するまで以上の動作を円板
カム17により第1、第2阻止部材11,12が繰り返
すので、頭付き棒状部品2は計数センサ6で計数され
る。
【0019】このようにして、頭付き棒状部品2の供給
が設定個数(N)に達すると、この信号を受けて円板カ
ム17が第1阻止部材11を溝内に進入するように動作
して停止し、図7に示すように第1阻止部材11が進入
し、第2阻止部材12が後退した状態となり、頭付き棒
状部品2を設定個数供給する計数作業の1サイクルは完
了する。この時、斜設シュート1上を頭付き棒状部品2
は部品供給機から供給されているが、設定個数(N)に
達した信号が出力されているので、前記貯留センサ4の
位置に頭付き棒状部品2が滞留して達しても、回転駆動
源にはこの貯留センサ4からの信号は入らない。そし
て、包装機(図示せず)での設定個数の袋詰めの作業が
完了すると、この袋詰め完了信号を受けて再びピストン
シリンダ24がOFFとなり、ピストンロッド25が前
進し、第1連接棒13は図3において時計方向に回動
し、第1阻止部材11が溝から後退して頭付き棒状部品
2が連続流下して計数センサ3で計数動作が繰り返され
る。
【0020】尚、この実施の形態では、斜設シュート1
に分離ユニット10を組合わせているが、何もこれは斜
設シュート1に組合わせるだけではなく、これを直進フ
ィーダ(図示せず)のシュートに使用しても同様の分離
作用が得られ何等の不都合も生じない。
【0021】
【発明の効果】本発明は以上説明した実施の形態から明
らかなように、頭付き棒状部品2が整列供給されるシュ
ート1の両側にシュート1内へ先端が出入自在な第1、
第2阻止部材11,12を互いに平行に配置し、この第
1、第2阻止部材11,12で連続する頭付き棒状部品
2を分離供給し、分離供給された頭付き棒状部品2を計
数する計数センサ3をこの第1、第2阻止部材11,1
2より先端のシュート1に配置した分離装置において、
前記第1、第2阻止部材11,12より後方のシュート
1に頭付き棒状部品2が所定量滞留したことを検出する
貯留センサ4を設け、この貯留センサ4がシュート上に
頭付き棒状部品が所定量滞留したことを検出する信号に
より、第1、第2阻止部材11,12が交互にシュート
1内へ出入する構成とした頭付き棒状部品の分離装置で
ある。
【0022】このように、シュート内へ阻止部材が交互
に出入する装置において、頭付き棒状部品が互いに連な
って流れてもあるいは間隔をあけて流れてきても、設定
個数(N)より少ない個数に達した時点において阻止部
材で頭付き棒状部品の供給が阻止されて頭付き棒状部品
が押された状態となり、所定量滞留するまで分離作業が
停止しているので、阻止部材で停止した時点で生じた脚
部の振れがなくなる。このようにして、所定量滞留して
から分離作業を行うことで分離された頭付き棒状部品は
脚部を垂下した状態でシュート上を流れて計数センサを
通過するから計数が二重にならず、正確でしかも高速で
の計数が安定して得られる。特に、斜設シュートを使用
して連続整列流下する頭付き棒状部品の分離計数作業が
確実になる。また、頭付き棒状部品が縦向きになって斜
設シュートを滑る構成の装置に比べて頭付き棒状部品が
連続して連なってきても、棒状部品の脚部間に確実に間
隔が生じるとともに振れながら流れることがないので計
数センサは正確に計数できる。しかも、連続して棒状部
品がシュート上を流れ、設定個数接近値(N−n)に棒
状部品の計数値が達すると、分離ユニットで分離する構
成なので、常時分離ユニットを動作させる必要がなく、
設定個数(N)を得るまでの計数時間が短縮される。更
に、頭付き棒状部品が長くても計数時間に何らの影響も
なく、例えば、呼び寸法の頭部径が3.3mm〜4.5
mmで、長さが45mm〜65mmの範囲における数種
類の釘状部品を夫々100本づつ自動供給計数して袋詰
めしても、夫々約20秒以内で完了しており、その作業
時間は1/5となっており、計数から分離、包装までの
作業全体の高速化に十分に対応できる。
【0023】また、貯留センサは投光側及び受光側から
なり、互いに対向する一対のセンサであるので、頭付き
棒状部品が所定量滞留したか否かが確実に検出でき、計
数時の脚部の振れの防止が確実に得られる等の特有の効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す要部側面図である。
【図2】シュートとこれを流れる頭付き棒状部品の関係
を示す平面図である。
【図3】分離ユニットの拡大要部断面正面図である。
【図4】頭付き棒状部品の連続供給状態を示す拡大要部
断面平面図である。
【図5】頭付き棒状部品の分離状態を示す拡大要部断面
平面図である。
【図6】分離された頭付き棒状部品の供給状態を示す拡
大要部断面平面図である。
【図7】頭付き棒状部品の供給停止状態を示す拡大要部
断面平面図である。
【図8】本発明に係る動作状態を示すタイムチャートで
ある。
【符号の説明】
1 斜設シュート 2 頭付き棒状部品 2a 頭部 2b 脚部 3 計数センサ 4 貯留センサ 5 検出ユニット 5a 第1検出センサ 5b 第2検出センサ 10 分離ユニット 11 第1阻止部材 12 第2阻止部材 13 第1連接棒 14 第2連接棒 15 引張りばね 16 カムローラ 17 円板カム 20 支承軸材 21 取付け部材 22 ガイドケース 23 ガイド穴 24 ピストンシリンダ 25 ピストンロツド

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 頭付き棒状部品2が整列供給されるシュ
    ート1の両側にシュート1内へ先端が出入自在な第1、
    第2阻止部材11,12を互いに平行に配置し、この第
    1、第2阻止部材11,12で連続する頭付き棒状部品
    2を分離供給し、分離供給された頭付き棒状部品2を計
    数する計数センサ3をこの第1、第2阻止部材11,1
    2より先端のシュート1に配置した分離装置において、 前記第1、第2阻止部材11,12より後方のシュート
    1に頭付き棒状部品2が所定量滞留したことを検出する
    貯留センサ4を設け、この貯留センサ4からのシュート
    1上に頭付き棒状部品2が所定量滞留したことを検出す
    る信号により、第1、第2阻止部材11,12が交互に
    シュート1内へ出入する構成としたことを特徴とする頭
    付き棒状部品の分離装置。
  2. 【請求項2】 貯留センサは投光側及び受光側からな
    り、互いに対向する一対のセンサであって、シュート1
    の上面に接近した位置に取り付けられていることを特徴
    とする請求項1に記載の頭付き棒状部品の分離装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009062112A (ja) * 2007-09-04 2009-03-26 Toyota Motor Corp ストックコンベア上ワーク数検出方法
JP2010535683A (ja) * 2007-09-21 2010-11-25 クレテム カンパニー,リミテッド 薬剤包装装置の自由形状錠剤の自動排出器及び錠剤供給方法
KR101390151B1 (ko) * 2013-03-19 2014-04-29 성신공업(주) 자동차 부품용 동시 분리장치

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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