JPH10310111A - 二重エヤゾール装置のガス抜き構造 - Google Patents

二重エヤゾール装置のガス抜き構造

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JPH10310111A
JPH10310111A JP9137621A JP13762197A JPH10310111A JP H10310111 A JPH10310111 A JP H10310111A JP 9137621 A JP9137621 A JP 9137621A JP 13762197 A JP13762197 A JP 13762197A JP H10310111 A JPH10310111 A JP H10310111A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造時に扱いやすく、従来の自動充填ライン
をそのまま使用しうる二重エヤゾール装置のガス抜き構
造を提供する。 【解決手段】 内袋3の底部6に厚肉の底面部17を有
する有底筒状の突起部16を設け、その底面部17に、
内袋3の内圧が大気圧と実質同一になったとき、容器内
圧によって開封する弱め線19で囲んだ開封手段を設
け、それにより原液の全量を吐出して内袋3がしぼんだ
とき、内袋3の内外が連通するようにした、二重エヤゾ
ール装置1のガス抜き構造A。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は二重エヤゾール装置
のガス抜き構造に関する。さらに詳しくは、耐圧性の容
器本体と、その内部に収容される可撓性の内袋とを備
え、容器本体と内袋の間の空間に充填したプロペラント
で内袋内の原液を吐出する二重エヤゾール装置におけ
る、前記プロペラントを排出するためのガス抜き構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般的なエヤゾール装置は、耐圧性の容
器本体内に原液とプロペラントとを一緒に充填してい
る。そして押しボタンを押してバルブを開放すると、プ
ロペラントは原液と一緒に噴出する。そのため全量を噴
出した後は、容器本体内にプロペラントが残らない。し
かし原液とプロペラントとを分離して充填する二重エヤ
ゾール装置の場合は、原液を全量噴射しても、容器本体
と内袋の間の空間にプロペラントが残る。そのため従来
は、二重エヤゾール装置を廃棄するときに使用者が容器
本体の底部に設けた充填用バルブを細い棒などで開放操
作して、あるいは容器本体に孔を開けてプロペラントを
排出するガス抜き作業を行う必要がある。
【0003】二重エヤゾール装置を廃棄するときに使用
者にガス抜き操作を行わせるため、そのことを注意書き
などで表示していても、実際にはガス抜き操作を行わず
に廃棄することがある。その場合は焼却炉などで破裂す
るなどの問題がある。本出願人はこのような実体に着目
し、先に、図9に示すような、内袋101が収縮したと
き、その内袋を穿孔して内袋の内部と外部とを連通する
ガス抜き部材102を設けることを提案している(特願
平8−238604号参照)。このようなガス抜き部材
102を設けると、特別なガス抜き操作を行わなくて
も、原液を全量噴出させることによりガス抜き部材10
2の尖突起103が内袋101を破って自然とプロペラ
ントのガス抜きを行うことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記ガス抜き部材10
2は尖突起103が周辺に突出しているので、内袋10
1に原液を充填させる前の状態では内袋を傷付け易い。
またこのようなバルブ104は通常用いられている自動
充填ラインで供給することが難しい。本発明は上記のガ
ス抜き部材の考え方を基本的に備えた上で、さらに製造
時に扱いやすく、従来の自動充填ラインをそのまま使用
しうるガス抜き構造を提供することを技術課題とするも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のガス抜き構造
は、耐圧性の容器本体と、その内部に収容される可撓性
の内袋とを備え、容器本体と内袋の間の空間に充填した
プロペラントで内袋内の原液を吐出する二重エヤゾール
装置における、前記プロペラントを逃がすためのガス抜
き構造であって、前記内袋の一部に剛性を有する部位を
設け、その部位に、内袋の内圧が大気圧と実質同一にな
ったとき、容器内圧によって開封する開封手段を設け、
内袋の原液の全量を吐出して内袋がしぼんだとき、内袋
の内外が連通するようにしたことを特徴としている。
【0006】前記剛性を有する部位は、内袋の底部に設
けるのが好ましい。また剛性を有する部位は、内袋と一
体に形成された厚肉部とすることができる。また内袋の
一部から突出する有底筒状の突起部としたり、内袋の他
の部位よりも剛性が高い材質で形成することもできる。
【0007】前記開封手段は、厚肉部に形成した弱め線
ないし肉薄部によって構成することができる。また、剛
性を有する部位とその周囲の可撓性を有する部位との境
界線により構成することもできる。さらに剛性を有する
部位に形成した貫通孔と、その貫通孔を塞ぐ破断ないし
剥離容易な密閉シートとから構成したり、あるいは剛性
を有する部位に形成した貫通孔と、その貫通孔を塞ぐ弾
力的に変形可能な密閉シートとから構成することもでき
る。
【0008】
【作用および発明の効果】一般に可撓性を有するシート
などから構成される内袋は、その柔軟性に基づき、外部
から力を加えても「のれんに腕押し」の状態で破りにく
い。すなわちこのようなシートは「圧縮」や「曲げ」、
あるいは「剪断」の力がかからず、「張力」しかかから
ない。前記従来のガス抜き構造102がバルブ104の
下部に設けられているのは、その近辺では内袋101が
マウンティングカップ105によってある程度張られて
おり、外力に対して抵抗することができるからである。
【0009】これに対し、本発明のガス抜き構造では、
内袋の一部に剛性を有する部位を設け、その部位で形状
を維持させるようにしたので、いわゆるのれんに腕押し
の状態が回避され、内袋の内圧が大気圧と実質同一にな
ったとき、容器内圧による力が有効に作用する。そして
その容器内圧で、剛性を有する部位に設けた開封手段を
働かせるようにしている。このように本発明では内袋自
体に開封手段を設けたので、バルブやディップチューブ
などの他の部品および充填ラインはそのまま使用するこ
とができる。
【0010】剛性を有する部位を底部に設けた内袋は、
全体を軸対称に形成することができるので、製造が容易
である。とくにブロー成形による場合は、側壁の厚さを
均一にしやすいので、製造が容易である。またディップ
チューブを用いている二重エヤゾール装置では、ディッ
プチューブを通じてプロペラントが抜けるので、剛性を
有する部位を底部に設けることにより、ディップチュー
ブの開口下端までの通路を確保しやすい。剛性を有する
部位を厚肉部で形成する場合、あるいは有底筒状の突起
部で構成すると、同一の材料で形成できるので製造が容
易である。また他の部位より剛性が高い材料で形成し、
内袋の他の部分と組み合わせる場合は、その部分の厚さ
や形状を任意に選択することができる。
【0011】開封手段を厚肉部に形成した弱め線ないし
薄肉部によって構成する場合は、製造が容易である。ま
た、剛性を有する部位とその周囲の可撓性を有する部位
との剛性の差を大きくすることにより、その境界線で開
封手段を構成する場合は、大きい開口部が形成される。
そのため伸びが大きい材料でも使用できる。さらに剛性
を有する部位に形成した貫通孔と、その貫通孔を塞ぐ破
断ないし剥離容易な密閉シートとから構成する場合、あ
るいは剛性を有する部位に形成した貫通孔と、その貫通
孔を塞ぐ弾力的に変形可能な密閉シートとから構成する
場合は、従来の内袋に部分的に追加工することにより使
用することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】つぎに図面を参照しながら本発明
の二重エヤゾール装置のガス抜き構造の好ましい実施の
形態を説明する。図1aは本発明のガス抜き構造を備え
た二重エヤゾール装置の一部切り欠き正面図、図1bは
その要部拡大断面図、図2は図1の二重エヤゾール装置
のガス抜き状態を示す一部切り欠き正面図、図2bはそ
の要部拡大断面図、図3は本発明のガス抜き構造の他の
実施形態を示す縦断面図、図4aは本発明のガス抜き構
造のさらに他の実施形態を示す縦断面図、図4bおよび
図4cはそれぞれ本発明のガス抜き構造のさらに他の実
施形態を示す底面図、図5、図6および図7はそれぞれ
本発明のガス抜き構造の他の実施形態を示す拡大断面
図、図8は本発明のガス抜き構造のさらに他の実施形態
を示す要部斜視図である。
【0013】図1aに示す二重エヤゾール装置1は、金
属板製の有底筒状の容器本体2と、その内部に収容され
る内袋3と、容器本体1の上部にクリンプされるバルブ
4とを備えている。容器本体2およびバルブ4は従来公
知のものと同じものである。バルブ4の下部には従来公
知のディップチューブ5が設けられている。内袋3は底
部6にガス抜き構造Aを備えているほかは、従来のもの
と同じものである。内袋3はその内部に原液を充填する
ものであり、容器本体2と内袋3の間の隙間空間7には
プロペラントが充填される。
【0014】内袋3は本実施形態では薄肉の合成樹脂製
の一体成形品であり、ブロー成形などで成形される。こ
の内袋3はその上端に容器本体の上端のビード部8に係
合されるフランジ9を備えており、容器本体2の首部1
0に挿入される首部11、径が拡がっている胴部12、
その胴部12と首部11とをつなぐテーパー状の肩部1
3、胴部12の下端に設けた前記底部6をそれぞれ備え
ている。内袋3のフランジ9は容器本体2のビード部8
とバルブ4のマウンティングカップ14の周縁部との間
に巻き締めされており、首部11は容器本体2の首部1
0とマウンティングカップ14の側壁との間にクリンプ
されている。
【0015】内袋3の底部6は胴部12に比していくら
か厚く、その中央部には、図1bに示すように、下方に
突出する有底筒状の突起部(底栓部)16が設けられて
いる。したがって本実施形態では、肉厚が厚い底部6が
剛性が高い部位であり、さらに突起部16はその形状に
基づいて、変形しにくい部位、すなわち剛性が高い部位
になっている。さらに突起部16の底面部17はとくに
肉厚が厚くされており、その底面部17に、断面V字状
の環状溝(切れ込み、ないしスコア)18が形成されて
いる。この環状溝18の先端近辺では、鋭い角度になっ
ており、そのため応力集中がしやすく、円環状の弱め線
19となっている。そしてこの弱め線19が開封手段を
構成している。なお底面部17の下面には凹部20が形
成されているが、この凹部20は図1aのように内袋3
が容器本体2の底面に当接しても、下面に圧力がかかる
ようにするスペースである。
【0016】上記の二重エヤゾール装置1は、内袋3に
原液を充填し、隙間空間7にプロペラントを充填して出
荷・販売される。この状態では隙間空間7のプロペラン
トが常時内袋3を介してその内部の原液に圧力を加えて
いる。そして使用者がバルブ4のステム22に嵌着した
押しボタン23を押すと、ステム22を通じて原液が吐
出される。そのため原液が減った分だけ内袋3がしぼむ
ことになる。そのとき柔軟な胴部12がしぼみ、バルブ
4と容器本体2のビード10の間に嵌着された上端の開
口部近辺、および比較的剛性が高い底部6はあまり変形
しない。
【0017】その結果、原液の残量が少なくなると、図
2aに示すように、内袋3の胴部12がディップチュー
ブ5の周囲に集まり、上端近辺と底部6近辺だけが隙間
空間7のプロペラントによる圧力で張力を受ける。なお
内袋3の壁面(シート)同士が密着している部位、ある
いはディップチューブ5に密着している部位では、内袋
自体には力(張力)が加わらない。
【0018】そしてそのまま押しボタンを押し続けて内
袋3内が大気圧と実質同一になれば、図2bのように突
起部16の底面部17の弱め線19が容器内圧による剪
断力に耐えられず、破断し、中央部分24が内側に入り
込む。それにより内袋3の内外が連通し、プロペラント
が内袋内を通って外部に噴出される。このときディップ
チューブ5を有するものでは、ディップチューブ5を通
ってガスがバルブ4に至るので、一層スムーズに残ガス
を放出することができる。
【0019】前記実施形態では、突起部16の底面部1
7に断面V字状の環状溝18を形成し、応力が集中する
先端部で弱め線19を形成しているが、図3に示すよう
に、断面U字状の環状溝18aを熱加工などにより設
け、その上底部の薄くした部位を弱め線19aとする開
封手段を構成してもよい。さらに図4a、図4bおよび
図4cに示すように、1個ないし複数個の深い穴18b
を、たとえば熱加工により形成し、その上底部の薄くし
た部位(薄肉部)19bにより開封手段を構成するよう
にしてもよい。
【0020】上記の実施形態では内袋3の一部に弱め線
19、19aないし薄肉部19bを設けて開封手段を構
成しているが、図5および図6に示すように、突起部1
6の側壁25に貫通孔26を形成し、その貫通孔26を
シート27で塞ぐことにより開封手段を形成することも
できる。図5のガス抜き構造では、内袋3の底部6に内
部側に凹む突起部16を設け、その側壁25に剥離容易
にシート27を貼着している。そのため、内袋3の内圧
が減少すると、貫通孔26を通してシート27が押さ
れ、最終的にシート27が側壁25から剥がれる。それ
により貫通孔26を通じてプロペラントが内袋3内に逃
げることができる。
【0021】なおシート27として、内袋の内圧が大気
圧と実質同一になったときに容器内圧により貫通孔26
の部分が破れる程度の強度が弱いシートを採用すること
もできる。その場合は、突起部16は下向き(内袋で見
れば外向き)に突出させるほうが、貫通孔26のエッジ
部でシート27を剪断する力が働く。しかもシート27
を外側から貼着できるので、貼着作業が容易になる。
【0022】他方、図6のガス抜き構造では、突起部1
6の側壁25を囲むように断面矩形状の環状溝28を設
け、その環状溝28の底面に貫通孔26を形成すると共
に、環状溝28全体を剥離容易な、あるいは破断容易な
シート27で塞いでいる。このものは内袋の内圧が大気
圧と実質同一になると、シート27が部分的に剥がれ、
あるいは破れる。それによりプロペラントが貫通孔26
を通って内袋3内に逃げることができる。この実施形態
でも、突起部16を内袋3の内側に突出させることがで
きる。なお断面矩形状の環状溝28は、内袋3を構成す
るシートを小さい寸法で立体的に折り曲げた形状になっ
ているので、底部6に比しても剛性が高い部位となって
いる。
【0023】図7のガス抜き構造は底部6の肉厚t1 を
胴部12の肉厚t2 より厚くしただけのものである。こ
のようなシンプルな構成のものでも、底部6の肉厚t1
と胴部の肉厚t2 の比を、たとえば2:1〜50:1
(ただし同じ材質の場合)のように適切に選択すれば、
たとえば底部6の肉厚t1 =0.5〜5mmのとき、胴部
の肉厚t2 =0.1〜1mm、好ましくは0.2〜0.6
mmとするなどにより、図2のように変形したときに底部
6の周囲、すなわち底部6と胴部12の境界線30に沿
って亀裂が入る。そのためこのような境界線30によっ
ても開封手段を構成することができる。
【0024】なお底部6の剛性はその厚さだけでなく、
直径dと厚さt1 の比率によっても異なる。たとえば内
袋3の材質がポリエチレン(PE)の場合は、直径と厚
さの比率を5:1〜150:1程度とするのが好まし
い。また底部6と胴部1の材質を変えて両者の硬度を変
える場合は、同じ厚さにすることも可能である。
【0025】図8のガス抜き構造は、内袋3の底部6に
楔状の肉厚の厚い部分31を、先端部32を外側にして
放射状に配列するように一体に形成したものである。こ
のものは内袋が図2のように変形したとき、楔状の部分
31の先端32に応力が集中するので、その先端32か
ら破れ始め、底部6の肉厚の薄い部位と楔状の部分31
の境界線30に沿って破断が進行する。
【0026】上記の実施形態では、内袋の内、厚肉にし
た部分、あるいは小さい面積で立体的に屈曲させた形状
により剛性が高い部位を構成している。しかし内袋3の
他の部位を構成する柔軟な材質と異なる材質で剛性が高
い部位、たとえば底部全体、あるいは突起部を形成する
ようにしてもよく、また材質と形状を組み合わせるよう
にしてもよい。そのような材質が異なる部位は、内袋の
他の部位とは別個に形成して、熱融着や接着で接続すれ
ばよい。
【0027】また剛性の高い部位を内袋3の底部6に形
成すると、ブロー成形した内袋に二次加工しやすい利点
があり、またディップチューブによる通気路を確保しや
すい利点がある。しかし本発明の構造ではそれに限定さ
れるものではなく、所望により、たとえば図1の胴部1
2や肩部13に剛性が高い部位、およびそれに伴う開封
手段を設けることもできる。
【0028】上記の実施形態では内袋を合成樹脂の立体
的な成形品としているが、アルミなどの金属箔、金属箔
と合成樹脂とのラミネートなどのシート材を封筒状に張
り合わせて内袋を構成することもできる。このような内
袋に本発明を適用する場合は、前述のような別個に形成
した底部や突起部を内袋の下端の貼り合わせ部に一緒に
貼り合わせるようにすればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1aは本発明のガス抜き構造を備えた二重
エヤゾール装置の一部切り欠き正面図、図1bはその要
部拡大断面図である。
【図2】 図2aは図1の二重エヤゾール装置のガス抜
き状態を示す一部切り欠き正面図、図2bはその要部拡
大断面図である。
【図3】 本発明のガス抜き構造の他の実施形態を示す
拡大縦断面図である。
【図4】 図4aは本発明のガス抜き構造のさらに他の
実施形態を示す拡大縦断面図、図4bおよび図4cはそ
れぞれ本発明のガス抜き構造のさらに他の実施形態を示
す底面図である。
【図5】 本発明のガス抜き構造のさらに他の実施形態
を示す拡大断面図である。
【図6】 本発明のガス抜き構造のさらに他の実施形態
を示す拡大断面図である。
【図7】 本発明のガス抜き構造のさらに他の実施形態
を示す拡大断面図である。
【図8】 本発明のガス抜き構造のさらに他の実施形態
を示す要部斜視図である。
【図9】 従来のガス抜き構造の一例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
A ガス抜き構造 1 二重エヤゾール装置 2 容器本体 3 内袋 4 バルブ 6 底部 7 隙間空間 16 突起部 17 底面部 19 弱め線 19a 弱め線 19b 薄肉部 26 貫通孔 27 シート 30 境界線

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耐圧性の容器本体と、その内部に収容さ
    れる可撓性の内袋とを備え、容器本体と内袋の間の隙間
    空間に充填したプロペラントで内袋内の原液を吐出する
    二重エヤゾール装置における、前記プロペラントを逃が
    すためのガス抜き構造であって、前記内袋の一部に剛性
    を有する部位を設け、その部位に、内袋の内圧が大気圧
    と実質同一になったとき、容器内圧によって開封する開
    封手段を設け、それにより内袋の原液の全量を吐出して
    内袋がしぼんだとき、内袋の内外が連通するようにし
    た、二重エヤゾール装置のガス抜き構造。
  2. 【請求項2】 前記剛性を有する部位が、内袋の底部に
    設けられている請求項1記載のガス抜き構造。
  3. 【請求項3】 前記剛性を有する部位が、内袋と一体に
    形成された厚肉部である請求項1または2記載のガス抜
    き構造。
  4. 【請求項4】 前記剛性を有する部位が、内袋の一部か
    ら突出する有底筒状の突起部である請求項1または2記
    載のガス抜き構造。
  5. 【請求項5】 前記剛性を有する部位が、内袋の他の部
    位よりも剛性が高い材質で形成されている請求項1また
    は2記載のガス抜き構造。
  6. 【請求項6】 前記開封手段が厚肉部に形成した弱め線
    ないし肉薄部である請求項3記載のガス抜き構造。
  7. 【請求項7】 前記開封手段が、剛性を有する部位とそ
    の周囲の可撓性を有する部位との境界線により構成され
    ている請求項1、2、3、4または5記載のガス抜き構
    造。
  8. 【請求項8】 前記開封手段が剛性を有する部位に形成
    した貫通孔と、その貫通孔を塞ぐ破断ないし剥離容易な
    密閉シートである請求項1、2、3、4または5記載の
    ガス抜き構造。
  9. 【請求項9】 前記開封手段が剛性を有する部位に形成
    した貫通孔と、その貫通孔を塞ぐ弾力的に変形可能な密
    閉シートである請求項1、2、3、4または5記載のガ
    ス抜き構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109071059A (zh) * 2016-04-15 2018-12-21 京洛株式会社 层叠剥离容器
JP2020203710A (ja) * 2019-06-18 2020-12-24 株式会社ダイゾー 二重加圧容器およびその製造方法

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