JP6518986B2 - 軟質容器及びその製造装置、並びに製造方法 - Google Patents
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Description
本発明は、上記事情に鑑み、胴部の先端部を1つのシート部材で閉塞可能な軟質容器を提供することを目的とする。
前記胴部と接合された筒状の周側部と、
前記周側部から先端側へ向かってテーパ状に縮径する肩部と、
前記肩部の先端部を塞ぐ頂部と
を一体に有する一様な厚みの自立したフィルム成形体にて構成されていることを特徴とする。
これによって、先端シート部材単独で胴部の先端部を塞ぐことができる。先端シート部材を支持する支持体が不要であり、製品コストを低減できる。
流動体状の被収容物を吐出させる際は、例えば頂部に穴を開ける。肩部がテーパ状であることで、被収容物をスムーズに吐出できる。
前記周側部が、前記肩部へ向かって前記肩部より緩やかに縮径するテーパ状であることが好ましい。これによって、先端シート部材を成形装置から容易に型抜きできる。
前記頂部が、前記肩部から先端側へ凸をなすドーム状であることが好ましい。これによって、被収容物による内圧に対する耐圧性を高めることができる。加えて、デザイン性を高めることができる。
更に、前記肩部と前記頂部とが滑らかに連続していることが好ましい。これによって、肩部と頂部の連続部に大きな応力が掛かるのを防止できる。
頂部に穴を開けたうえで、底シート部材をプランジャ代わりにして先端シート部材へ向けて押すことで、被収容物を吐出させることができる。これに伴い、胴部が潰れる。最終的には、底シート部材が先端シート部材の内面側に嵌ることで、被収容物を出し切ることができる。したがって、被収容物の無駄を少なくできる。
これによって、先端シート部材を先端延出部内に封入できる。したがって、先端シート部材を手で直接、触れないようにしたり、空気中の細菌や塵埃が先端シート部材に付着するのを防止したりでき、衛生を向上できる。先端シート部材に多少の凹みが出来ていたとしても、先端延出部によって先端シート部材を覆うことで、外観上、見栄えを損なわないようにできる。
これによって、吐出口部材が先端シート部材によって支持される。吐出口部材は、胴部に達している必要がない。したがって、吐出口部材が先端シート部材の支持体となる構造(特許文献1〜3等)よりも、吐出口部材を小さくできる。その分、材料コストを低減できる。
凸状の絞り型部を有して、ブランクフィルムから前記先端シート部材を絞り成形するシート成形部と、
前記絞り型部と対向して、前記絞り型部上の先端シート部材との間にキャビティを画成するとともに、前記キャビティに前記吐出口部材の材料を射出することによって、前記吐出口部材を射出成形する吐出口成形部と、を備えたことを特徴とする。
1つの装置によって先端シート部材及び吐出口部材を製造でき、製造コストを低減できる。
シート成形部によって、ブランクフィルムから前記先端シート部材を絞り成形する絞り工程と、
前記シート成形部に保持されたままの先端シート部材と、その先端側に対向する吐出口成形部との間にキャビティを画成し、前記キャビティに前記吐出口部材の材料を射出する射出成形工程と、
を備えたことを特徴とする。
先端シート部材及び吐出口部材をほぼ同時に製造でき、製造コストを低減できる。
<第1実施形態>
図1〜図4は、本発明の第1実施形態を示したものである。図1(a)〜(c)に示すように、軟質容器1は、胴部10と、先端シート部材20と、吐出口部材30を備えている。軟質容器1の被収容物9は、例えば接着剤、塗料、飲料等の流動体や粘性体である。
図1(a)及び同図(b)に示すように、被収容物9の充填後、胴部10の底部がヒートシールによって塞がれ、底部ヒートシール部12が形成される。
なお、胴部10の積層フィルム数、各層の厚み、材質、シール構造等は、必ずしも前記のものに限られず、適宜改変できる。
周側部21は、断面円形の筒状になっている。詳しくは、周側部21は、先端側(肩部22の側)へ向かって非常に緩やかに縮径するテーパ状になっている。周側部21のテーパ角度θ21は、胴部10のテーパ角度に合わせられており、例えば、軟質容器1の軸線L1に対して好ましくはθ21=0.1°〜0.5°程度、より好ましくはθ21=0.3°程度になっている。
周側部21に胴部10の先端部が接合されている。詳しくは、胴部10の先端部が周側部21の外周面に被さり、かつ胴部10と周側部21とが溶着されている。ここでは、溶着方法として高周波溶着が用いられているが、必ずしもこれに限られるものではなく、超音波溶着や熱溶着等の他の溶着方法を用いてもよい。
肩部22の先端部(中央部)が頂部23によって塞がれている。頂部23は、肩部22と滑らかに連続するとともに先端側へ凸をなすドーム状(部分球面状)になっている。
なお、フィルム成形体28ひいては先端シート部材20の積層フィルム数、各層の厚み、材質等は、必ずしも前記に限られず、適宜改変できる。
鍔部32の外径ひいては吐出口部材30の外径は、胴部10の先端部の内径より小径である。吐出口部材30は、胴部10と直接には接しておらず、先端シート部材20を介して胴部10と接続されている。
吐出口部31の基端側(図2(a)において下側)の開口は、頂部23によって塞がれている。ドーム状の頂部23が吐出口部31の内部に少し入り込んでいる。
<成形装置50(軟質容器製造装置)>
図3に示すように、軟質容器1における先端シート部材20及び吐出口部材30は、成形装置50(軟質容器製造装置)によって作製される。図3(a)に示すように、成形装置50は、第1金型51と、第2金型52と、第3金型53を含む。これら金型51〜53が、下から上へ順次配置されている。
第1金型51は、凸状の絞り型部51bを有している。絞り型部51bの先端部(上端部)は、先端シート部材20の形状に合わせた円錐面状になっている。第2金型52に環状凹部からなるシートセット部52cが形成されている。主に第1金型51と第2金型52によって、シート成形部50bが構成されている。
第3金型53は、円錐凹面状の絞り受部53bと、ネジ溝付きの円筒凹面状の射出型部53dを有している。絞り受部53bの中央部に射出型部53dが設けられている。
第3金型53の上部にトッププレート54が配置されている。トッププレート54の中央部に射出ノズル55が設けられている。射出ノズル55が、円筒凹面状の射出型部53d内に挿し入れられている。
主に第3金型53と射出ノズル55とによって、吐出口成形部50cが構成されている。シート成形部50bの先端側(上側)に吐出口成形部50cが対向配置されている。
なお、第3金型53は、複数(図3では左右2つ)のピース63aに分割されている。これらピース63aが、射出ノズル55を中心にして離間したり接近したりすることで、第3金型53が開閉可能になっている。
図3(a)に示すように、先端シート部材20となるべき円板形状のブランクフィルム29(成形前フィルム)を、シートセット部52cにセットする。第2金型52と第3金型53を接近させ、第3金型53のシート押え部53cによってブランクフィルム29の外周部を押さえる。
続いて、図3(b)に示すように、第1金型51と第2金型52とを接近させて型締めする。型締めによって、絞り型部51bが、シートセット部52cの中心穴から突出して、ブランクフィルム29を絞り変形させながら、絞り受部53b内に入り込む。これによって、シート成形部50bによって、ブランクフィルム29からフィルム成形体28ひいては先端シート部材20が絞り成形される。
バリア層25を胴部10のバリア層15よりも厚肉(好ましくはθ25=30μm〜50μm程度、より好ましくはθ25=40μm程度)にしておくことで、絞り成形時にバリア層25が破れるのを防止できる。ちなみに、バリア層25がバリア層15と同程度の厚み(例えばθ25=10μm〜15μm程度)であると、絞り成形時に破れやすい。
先端シート部材20が絞り成形されるのと同時に、該先端シート部材20と、その上方(先端側)の射出型部53dの内面及び射出ノズル55の外周面との間に、キャビティ50dが画成される。かつ、絞り受部53bが肩部22に当たり、射出ノズル55の下端面が頂部23に当たる。
続いて、図3(c)に示すように、シート成形部50bによって先端シート部材20を保持したまま、溶融樹脂39(吐出口部材30の材料)を射出ノズル55の射出路55aからキャビティ50dに射出する。これによって、先端シート部材20の絞り成形と同時又はその直後に吐出口部材30を射出成形できる。しかも、射出成形と同時に、溶融樹脂39の接着性によって吐出口部材30を先端シート部材20と一体接合できる。
その後、金型51〜53を互いに離して型締めを解除し、吐出口部材30付き先端シート部材20を脱型する。周側部21が緩やかなテーパ状であるため、先端シート部材20を容易に型抜きできる。
これによって、先端シート部材20及び吐出口部材30が作製される。1つの成形装置50によって先端シート部材20及び吐出口部材30を効率的に製造でき、製造コストを低減できる。
詳しくは、図4(a)に示すように、接合用治具として心金61を用意する。心金61は、円柱状であり、かつ先端側(上側)へ向かって緩やかに縮径されている。
心金61の先端部(上端部)に先端シート部材20(吐出口部材30付き)を被せる。
次に、胴部10を上方から心金61の外周に被せる。これによって、胴部10の先端部(上端部)が、周側部21の外周部に被さる。胴部10及び周側部21を共にテーパ状に形成しておくことで、胴部10を周側部21の全周にわたってぴったりと接するようにできる。
次に、図4(b)に示すように、環状の高周波溶着装置60を心金61の先端部の外側にセットし、胴部10の先端部と周側部21とを高周波溶着する。
その後、軟質容器1を心金61から外す。
これによって、軟質容器1(被収容物9は未充填)を作製できる。
吐出口部材30の鍔部32は、胴部10に達している必要がなく、吐出口部材30が先端シート部材20の支持体となる構造(特許文献1〜3等)よりも吐出口部材30を小さくできる。その分、材料コストを低減できる。
被収容物9が未充填の軟質容器1は底部が開放されている。この底部開口から内部に他の軟質容器1を挿し入れることができる。胴部10が僅かにテーパ状になっているため、挿し入れ操作を容易化できる。更には複数の軟質容器1,1…を順次一列に挿し入れて束ねることで、コンパクト化できる(図6(a)参照)。これによって、複数の軟質容器1,1…の保管スペースを小さくでき、搬送等を効率化できる。
肩部22と頂部23とが滑らかに連続していることによって、これらの肩部22と頂部23の連続部分に大きな応力が掛かるのを防止できる。また、頂部23をドーム状にすることによって、被収容物9による内圧に対する耐圧性を高めることができる。更に、デザイン性を高めることができる。
開穿した軟質容器1を例えば吐出ガンにセットし、吐出ガンのプランジャで胴部10を軸方向に押し潰す。これによって、被収容物9が頂部23の開穿部を経て吐出口部材30から吐出される。肩部22がテーパ状であることで、被収容物9をスムーズに吐出できる。
<第2実施形態>
図5は、本発明の第2実施形態を示したものである。図5に示すように、第2実施形態の軟質容器1Bには、吐出口部材30が設けられていない。先端シート部材20の肩部22及び頂部23の外面全体が、軟質容器1Bの外部に面している。
図6に示すように、第2実施形態においては、軟質容器1Bの底部(図6(a)において下端)の開放部から内部に、他の軟質容器1Bを挿し入れる場合、これら軟質容器1B,1Bの先端シート部材20,20どうしがほぼ重なるまで、深く挿し入れることができる。したがって、複数の軟質容器1B,1B…を順次一列に挿し入れて束ねることで、これら複数の軟質容器1B,1B…を一層コンパクトな状態で保管、搬送等することができる。
図7は、本発明の第3実施形態を示したものである。図7(b)に示すように、第3実施形態の軟質容器1Cの先端シート部材20には、第1実施形態(図1)の吐出口部材30に代えて、環状(リング状)の吐出口部材30Cが設けられている。図7(a)に示すように、吐出口部材30Cは、肩部22の外面に接合されることよって先端シート部材20に支持されている。吐出口部材30Cの外径は胴部10の先端部の内径より十分小さい。吐出口部材30Cは、胴部10と直接には接してない。また、吐出口部材30Cの高さ(図7(a)において上下方向の寸法)は、第1実施形態(図2(a))の吐出口部材30よりも十分に小さい。図示は省略するが、吐出口部材30Cに吐出ガンのノズルが接続可能になっている。
吐出口部材30C付き先端シート部材20は、第1実施形態と同様の方法で製造することができる。
図8〜図9は、本発明の第4実施形態を示したものである。図8(a)に示すように、第4実施形態の軟質容器1Dにおいては、被収容物9を充填した後の胴部10の底部に底シート部材40が設けられている。底シート部材40によって胴部10の底部が塞がれている。底シート部材40は、先端シート部材20とほぼ同一形状になっている。つまり、底シート部材40は、緩テーパ状の周側部41と、急テーパ状の肩部42と、ドーム状の頂部43を一体に有している。かつ、底シート部材40は、第2フィルム成形体48によって構成されている。第2フィルム成形体48は、全体的に一様(均一)な厚みを有し、かつ自立している。第2フィルム成形体48は、フィルム成形体28と同様に、絞り成形によって作製できる。
更に、図8(b)に示すように、フィルム成形体48ひいては底シート部材40は、先端シート部材20と同一のラミネート構造になっている。つまり、底シート部材40は、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)からなる外層44と、ポリエチレンテレフタレート(PET)からなる内層46と、アルミニウムからなる中間のバリア層45とを含む。バリア層45の厚み等はバリア層25と同様である。
なお、底シート部材40の積層フィルム数、各層の厚み、材質等は、必ずしも前記に限られず、適宜改変できる。また、底シート部材40の形状及び大きさが先端シート部材20と多少違っていてもよい。
図10及び図11は、本発明の第5実施形態を示したものである。図10(a)及び図10(b)に示すように、第5実施形態の軟質容器1Eにおいては、胴部10を構成するシート19の先端側の部分(同図において上側部分)が、先端シート部材20及び吐出口部材30よりも先端側(同図において上側)へ延び出ており、先端延出部11を構成している。
先端延出部11の基端部(同図において下端部)は、先端シート部材20の外周に沿うように円形になるとともに胴部10と一体に連なっている。
先端延出部11の先端部(同図において上端部)は、周方向の一側部と他側部が重ね合わされてヒートシールされることによって封止され、封止部13となっている。先端シート部材20と封止部13との間の先端延出部11の内部空間11dが密封されている。
封止部13の一側縁(図10(a)において左側縁)における底辺部近くには、切込み13eが形成されている。
更に、封止部13には、フック孔13f(ハトメ)が形成されている。フック孔13fにフック等を通すことで、軟質容器1Eを吊り下げて保管することができる。
更に、軟質容器1Eにおいては、先端シート部材20に多少の凹みが出来ていたとしても、先端延出部11によって先端シート部材20を覆うことで、外観上、見栄えを損なうのを防止できる。
なお、ノズル2を付けたまま、該ノズル2の先端口をフィルム巻き付け等によって塞いでもよい。
例えば、頂部23が平らであってもよい。
シート成形体28の樹脂層の厚みや材質等の選択によって自立性を確保してもよい。
複数の実施形態を互いに組み合わせてもよい。例えば、第4実施形態(図8〜図9)の底シート部材40を第2実施形態(図5〜図6)又は第3実施形態(図7)に適用してもよい。第5実施形態(図10)の先端延出部11を第2実施形態(図5〜図6)又は第3実施形態(図7)に適用してもよい。
2 吐出ノズル
3 粘着テープ
9 被収容物
10 胴部
11 先端延出部
11d 内部
11e 切り口
13 封止部
13d 半円状凹部
13e 切込み
13f フック孔
19 シート
20 先端シート部材
21 周側部
22 肩部
23 頂部
24 外層
28 フィルム成形体
29 ブランクフィルム(成形前フィルム)
30,30C 吐出口部材
39 溶融樹脂(吐出口部材の材料)
40 底シート部材
41 周側部
42 肩部
43 頂部
48 第2フィルム成形体
50 成形装置(軟質容器製造装置)
50b シート成形部
50c 吐出口成形部
50d キャビティ
51b 絞り型部
53d 射出型部
55 射出ノズル
Claims (6)
- 柔軟な胴部と、前記胴部の先端部を塞ぐ先端シート部材と、を備え、前記先端シート部材が、
前記胴部と接合された筒状の周側部と、
前記周側部から先端側へ向かってテーパ状に縮径する肩部と、
前記肩部の先端部を塞ぐ頂部と
を一体に有する一様な厚みの自立したフィルム成形体にて構成されており、前記周側部が、先端側へ向かって前記肩部より緩やかなテーパ角度で縮径するテーパ状であり、前記胴部の先端部が、前記周側部と同じテーパ角度のテーパ状をなして前記周側部の外周面に被せられていることを特徴とする軟質容器。 - 前記胴部の底部を塞ぐ底シート部材を更に備え、前記底シート部材が、前記先端シート部材とほぼ同一形状をなして、先端シート部材に嵌め込み可能であることを特徴とする請求項1に記載の軟質容器。
- 前記胴部を構成するシートの先端側の部分が、前記先端シート部材よりも先端側へ延び出ることによって先端延出部を構成しており、前記先端延出部の先端部が封止されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の軟質容器。
- 前記先端シート部材の肩部の外面には筒状又は環状の吐出口部材が接合され、前記吐出口部材の外径が、前記胴部の先端部の内径より小さいことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の軟質容器。
- 柔軟な胴部と、前記胴部の先端部を塞ぐ先端シート部材と、を備え、前記先端シート部材が、前記胴部と接合された筒状の周側部と、前記周側部から先端側へ向かってテーパ状に縮径する肩部と、前記肩部の先端部を塞ぐ頂部とを一体に有する一様な厚みの自立したフィルム成形体にて構成されており、前記先端シート部材の肩部の外面には筒状又は環状の吐出口部材が接合され、前記吐出口部材の外径が、前記胴部の先端部の内径より小さい軟質容器を製造する装置であって、
凸状の絞り型部を有して、ブランクフィルムから前記先端シート部材を絞り成形するシート成形部と、
前記絞り型部と対向して、前記絞り型部上に保持されたままの先端シート部材との間にキャビティを前記絞り成形と同時に画成するとともに、前記キャビティに前記吐出口部材の材料を射出することによって、前記吐出口部材を射出成形する吐出口成形部と、を備え、前記吐出口成形部が、前記肩部の外周面に前記絞り成形と同時に当たる円錐凹面状の絞り受部と、前記絞り受部の中央部に設けられて前記吐出口部材の外周面を成形する円筒凹面状の射出型部を含むことを特徴とする軟質容器製造装置。 - 柔軟な胴部と、前記胴部の先端部を塞ぐ先端シート部材と、を備え、前記先端シート部材が、前記胴部と接合された筒状の周側部と、前記周側部から先端側へ向かってテーパ状に縮径する肩部と、前記肩部の先端部を塞ぐ頂部とを一体に有する一様な厚みの自立したフィルム成形体にて構成されており、前記先端シート部材の肩部の外面には筒状又は環状の吐出口部材が接合され、前記吐出口部材の外径が、前記胴部の先端部の内径より小さい軟質容器を製造する方法であって、
シート成形部によって、ブランクフィルムから前記先端シート部材を絞り成形する絞り工程と、
前記シート成形部に保持されたままの先端シート部材と、その先端側に対向する吐出口成形部との間にキャビティを前記絞り成形工程と同時に画成し、前記キャビティに前記吐出口部材の材料を射出する射出成形工程と、
を備えたことを特徴とする軟質容器の製造方法。
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