JP3241791U - 自立型チューブ容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】使用者が胴部を掴みやすく、内容物を吐出させる際に手から滑り落ちる危険性を少なくすることができる可撓性樹脂フィルムからなる自立型キャップレスチューブ容器を提供する。【解決手段】底部2は硬質樹脂からなり、平面視において幅広側端部から先細り側端部へと縮小する形状であり、胴部3は、チューブ状の可撓性樹脂フィルムからなり、一方端は全周が底部に接合され、他方端は全周が重ね合わされて直線状にシールされたシール部4で構成される。【選択図】図1
Description
本考案は、詰め替え用液体物や粉体物等を内部に充填する可撓性樹脂フィルムからなる自立型チューブ容器に関する。
従来、浅いカップ状の底部と該底部の胴壁部に熱接着された可撓性樹脂フィルムからなる胴部を有し、胴部の重ね合わせられた頂部を熱接着により密封(シール)する自立型チューブ容器が知られている(特許文献1参照)。
上記自立型チューブ容器の底部は、円形、楕円形、正方形、長方形、正三角形、正五角形等の形状であり、胴部の断面形状は底部から頂部シール部に向かって、円形、楕円形、正方形、長方形、正三角形、正五角形等の形状から直線状のシール部へと変化する。
使用者は、容器を開封した後、胴部を片手で掴んで持ち上げ、これを傾けることで内容物を吐出させるが、胴部が可撓性であることから、強い力で胴部を掴むとその圧力により内容物が予期せず飛び出す恐れがある。そのため、使用者は胴部が変形しない程度の弱い力で胴部を掴まなければならないが、上記のとおり胴部の断面形状が円形、楕円形、正方形、長方形、正三角形、正五角形等であることから、胴部全体を均等な力で上手く掴むことが出来ず、内容物が充填された重量のある容器が手から滑り落ちる危険性があり、扱いにくいという問題があった。
本考案は、使用者が胴部を掴みやすく、内容物を吐出させる際に手から滑り落ちる危険性を少なくすることができる可撓性樹脂フィルムからなる自立型チューブ容器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本願考案は、底部及び胴部から構成される自立型チューブ容器であって、
前記底部は、硬質樹脂からなり、平面視において幅広側端部から先細り側端部へと縮小する形状であり、
前記胴部は、チューブ状の可撓性樹脂フィルムからなり、一方端は全周が前記底部に接合され、他方端は全周が重ね合わされて直線状にシールされたシール部で構成される、ことを特徴とする。
前記底部は、硬質樹脂からなり、平面視において幅広側端部から先細り側端部へと縮小する形状であり、
前記胴部は、チューブ状の可撓性樹脂フィルムからなり、一方端は全周が前記底部に接合され、他方端は全周が重ね合わされて直線状にシールされたシール部で構成される、ことを特徴とする。
また、一実施形態において、前記可撓性樹脂フィルムは、単層樹脂フィルム、又は積層樹脂フィルムである、ことを特徴とする。
また、一実施形態において、側面視において、前記シール部は、前記底部の前記先細り側端部から前記幅広側端部に向けて下方に傾斜している、ことを特徴とする。
また、一実施形態において、前記自立型チューブ容器は、キャップレス容器又はキャップ付き容器である、ことを特徴とする。
また、一実施形態において、前記自立型チューブ容器はキャップレス容器であり、前記先細り側端部の側に位置する前記シール部の先端側には、内容物を吐出するための切り取り部が設けられている、ことを特徴とする。
また、一実施形態において、前記自立型チューブ容器はキャップ付き容器であり、前記先細り側端部の側に位置する前記シール部の先端側には、内容物を吐出するためのノズルと、前記ノズルに取り付けるキャップが設けられている、ことを特徴とする。
また、一実施形態において、前記底部は、平面視において、涙滴形、又は紡錘形、又は楔形である、ことを特徴とする。
本考案によれば、平面視において幅広側端部から先細り側端部へと縮小する形状の底部によって、胴部の断面形状も同様(相似)の形状となるため、使用者が手で胴部を把持する際、手のひら全体で包み込むように均等な力で胴部を掴むことができ、内容物が充填された重量のある可撓性不樹脂フィルム容器であっても、手から滑り落ちる危険性を少なくすることができる。
また、強い力で胴部を掴む必要がないため、内容物が予期せず飛び出す恐れも少なくできる。
更に、底部が平面視において幅広側端部から先細り側端部へと縮小する形状(涙滴形、紡錘形、楔形)であることから自立性に問題はなく、かつ複数の容器の向きを互い違いすることでコンパクトにまとめられ、収容スペースや陳列スペースを小さくすることもできる。
以下、本願考案の実施形態につき、図面を参照しながら詳細に説明する。
(第一実施形態)
図1は、本願考案に係る自立型チューブ容器1(以下、容器1と言う)の第一実施形態を示すものであり、容器1はキャップレス容器とした例である。図1(a)は正面図、(b)は側面図である。容器1は、硬質樹脂からなる浅いカップ状の底部2と、底部2に一方端の全周が接合されるチューブ状の胴部3からなり、胴部3の他端(頂部)は全周を重ね合わせて熱溶着され、直線状のシール部4となっている。
(第一実施形態)
図1は、本願考案に係る自立型チューブ容器1(以下、容器1と言う)の第一実施形態を示すものであり、容器1はキャップレス容器とした例である。図1(a)は正面図、(b)は側面図である。容器1は、硬質樹脂からなる浅いカップ状の底部2と、底部2に一方端の全周が接合されるチューブ状の胴部3からなり、胴部3の他端(頂部)は全周を重ね合わせて熱溶着され、直線状のシール部4となっている。
容器1には、詰め替え用の化粧水、シャンプー、リンス等の液体物、或いは洗剤などの粒子状の粉体物などが内容物として充填され、内容物を充填した後、シール部4を形成して密封状態にする。
胴部3は、周知の可撓性樹脂フィルムからなり、樹脂フィルムは単層フィルムでもよく、積層フィルムでも良い。単層素材としては、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、ポリプロピレン(PP)などが挙げられる。また、上記樹脂層の間に、ポリアミド(PA)、エチレンビニルアルコール共重合樹脂(EVOH)を挟んだ積層フィルムとしても良い。胴部3は、上記樹脂を押し出し成形することでシームレスのチューブ状としているが、シート状の樹脂フィルムを巻いてチューブ状に接合しても良い。
図2は、硬質樹脂からなる底部2の平面図を示すものであり、(a)は涙滴形(しずく形)の例、(b)は紡錘形(レモン形)の例、(c)は楔形(二等辺三角形)の例を示しており、図面の上側が幅広側端部5、下側が先細り側端部6となっている。底部2の平面形状は、図2に示す涙滴形(しずく形)、紡錘形(レモン形)、楔形(二等辺三角形)の例に限らず、平面視において幅広側端部から先細り側端部に向けて徐々に縮小する形状であれば良く、特に限定されない。
本実施形態では、底部2と胴部3の接合方法として、胴部3となるチューブ状樹脂フィルムを金型にセットし、射出成形によって胴部3の一端に底部2を接合形成しているが、底部2と胴部3は熱溶着、或いは接着剤により接合しても良い。
底部2に接合された胴部3の他端(頂部)は、直線状にシールされてシール部4が形成される。シール部4は、胴部3の他端全周を重ね合わせて熱溶着することで形成される。シール部4が形成された後の胴部3の断面形状は、直線状のシール部4に至る直前まで底部2とほぼ同じ相似形状となっている。
図3は、使用者による使用状態を示すものであり、使用者は胴部3の幅広側から手を当て、一方面を親指で、他方面を4本の指で挟むようにして胴部3を把持する。容器1の内部に収容されている内容物(液体、粉体)は、シール部4の一端側を切り取ることで胴部3に吐出口が形成され、外部に吐出される(図4の切り取り部7参照)。
図示するように、涙滴形(しずく形)、紡錘形(レモン形)、楔形(二等辺三角形)等の断面形状となっている胴部3は使用者の掌にすっぽりと収まることから、可撓性樹脂フィルムからなる柔らかな胴部3であっても、小さな力で均等に把持することができる。
(第二実施形態)
図4は、本願考案に係る容器1の第二実施形態を示す側面図である。第二実施形態は、第一実施形態と同様にキャップレス容器とした例であり、直線状のシール部4が側面視において傾斜するよう構成するものである。
図4は、本願考案に係る容器1の第二実施形態を示す側面図である。第二実施形態は、第一実施形態と同様にキャップレス容器とした例であり、直線状のシール部4が側面視において傾斜するよう構成するものである。
図示するように、先細り側端部6側のシール部3の先端位置と、幅広側端部5側のシール部3の先端位置は、それぞれ底部3からの長さがL1>L2の関係にあり、側面視において、シール部4は底部2の先細り側端部6から幅広側端部5に向けて下方に傾斜している。
この構成によれば、使用者は内容物を吐出させるための切り取り部7の位置を容易に認識することができ、図3に示す使用者による胴部3の把持位置(掴み方)を視覚的に誘導することができる。また、内容物をシール部4の傾斜に沿って円滑に吐出させることもできる。
なお、上記L1とL2の関係は、L2/L1=0.8~0.9程度の比率であれば十分な視覚効果、円滑な吐出効果を発揮するが、この比率は特に限定されない。
上記第一実施形態及び第二実施形態は、いずれもシール部4の一部を切り取ることで内容物を吐出させるキャップレス容器とした例であるが、本考案は胴部3の頂部にキャップ式の吐出部を設けたものに適用可能である(図示せず)。
キャップ式に採用する場合、内容物を吐出するためのノズルを胴部3の頂部に設け、当該ノズルにキャップを設けて開閉するようにするが、ノズルを設ける位置は図4に示す切り取り部7の位置(シール部4の先細り端部側の先端位置)とすることが望ましい。なお、ノズルはシール部4と一体になるよう設けても良いが製造上の手間がかかるため、ノズルはシール部4の下方位置の胴部3に設けることが望ましい。
以上のとおり本考案に係る可撓性樹脂フィルムからなる自立型チューブ容器によれば、平面視において幅広側端部から先細り側端部へと縮小する形状の底部によって、胴部の断面形状も同様(相似)の形状となるため、使用者が手で胴部を把持する際、手のひら全体で包み込むように均等な力で胴部を掴むことができ、内容物が充填された重量のある可撓性不樹脂フィルム容器であっても、手から滑り落ちる危険性を少なくすることができる。
また、強い力で胴部を掴む必要がないため、内容物が予期せず飛び出す恐れも少なくできる。
また、底部が平面視において幅広側端部から先細り側端部へと縮小する形状(涙滴形、楔形、紡錘形)であることから自立性に問題はなく、かつ複数の容器を互い違いに並べることができ、収容スペースや陳列スペースを小さくすることもできる。
さらに、胴部のシール部を斜めにした第二実施形態の構成によれば、使用者による胴部の把持位置(掴み方)を視覚的に誘導できるとともに、内容物をシール部の傾斜に沿って円滑に吐出させることもできる。
1 自立型チューブ容器
2 底部
3 胴部
4 シール部
5 幅広側端部
6 先細り側端部
7 切り取り部
2 底部
3 胴部
4 シール部
5 幅広側端部
6 先細り側端部
7 切り取り部
Claims (7)
- 底部及び胴部から構成される自立型チューブ容器であって、
前記底部は硬質樹脂からなり、平面視において幅広側端部から先細り側端部へと縮小する形状であり、
前記胴部はチューブ状の可撓性樹脂フィルムからなり、一方端は全周が前記底部に接合され、他方端は全周が重ね合わされて直線状にシールされたシール部で構成される、
ことを特徴とする自立型チューブ容器。 - 前記可撓性樹脂フィルムは、単層樹脂フィルム、又は積層樹脂フィルムである、
ことを特徴とする請求項1に記載の自立型チューブ容器。 - 側面視において、前記シール部は、前記底部の前記先細り側端部から前記幅広側端部に向けて下方に傾斜している、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の自立型チューブ容器。 - 前記自立型チューブ容器は、キャップレス容器又はキャップ付き容器である、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の自立型チューブ容器。 - 前記自立型チューブ容器は、キャップレス容器であり、前記先細り側端部の側に位置する前記シール部の先端側には、内容物を吐出するための切り取り部が設けられている、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の自立型チューブ容器。 - 前記自立型チューブ容器は、キャップ付き容器であり、前記先細り側端部の側に位置する前記シール部の先端側には、内容物を吐出するためのノズルと、前記ノズルに取り付けるキャップが設けられている、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の自立型チューブ容器。 - 前記底部は、平面視において、涙滴形、又は紡錘形、又は楔形である、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の自立型チューブ容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2023000649U JP3241791U (ja) | 2023-03-03 | 2023-03-03 | 自立型チューブ容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2023000649U JP3241791U (ja) | 2023-03-03 | 2023-03-03 | 自立型チューブ容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3241791U true JP3241791U (ja) | 2023-05-01 |
Family
ID=86242661
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2023000649U Active JP3241791U (ja) | 2023-03-03 | 2023-03-03 | 自立型チューブ容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3241791U (ja) |
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2023
- 2023-03-03 JP JP2023000649U patent/JP3241791U/ja active Active
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