JPH10309774A - 銀メッキ層を備える積層品及びその製造方法 - Google Patents

銀メッキ層を備える積層品及びその製造方法

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JPH10309774A
JPH10309774A JP25287697A JP25287697A JPH10309774A JP H10309774 A JPH10309774 A JP H10309774A JP 25287697 A JP25287697 A JP 25287697A JP 25287697 A JP25287697 A JP 25287697A JP H10309774 A JPH10309774 A JP H10309774A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アンダーコート層との密着性及び耐久性等に
優れ、所望の光沢を有する銀メッキ層を備える積層品を
得る。 【解決手段】 プラスチックス、セラミックス、金属
等、絶縁性或いは導電性の基材の表面に、アルキッド樹
脂塗料などの塗料に、この塗料に含まれる樹脂100重
量部に対して、10〜25重量部のブチルチタネートダ
イマー等のアルコキシチタニウムエステル並びに0.5
〜5重量部のエポキシ基を有するシランカップリング剤
及び5〜15重量部のビスフェノールA型等のエポキシ
樹脂のうちの少なくとも一方を添加してなるアンダート
剤を塗布し、乾燥させ、アンダーコート層を形成する。
その後、このアンダーコート層の表面に、銀を含む水溶
液をスプレー法等によって塗布し、乾燥させて、銀メッ
キ層を形成する。次いで、銀メッキ層の表面にトップコ
ート層を形成して銀メッキ層を備える積層品を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、銀メッキ層を備え
る積層品及びその製造方法に関する。本発明の製造方法
では、プラスチックス等の絶縁性の基材或いは金属等の
導電性の基材の表面に、特定の組成のアンダーコート層
を形成した後、その表面に銀を含む水溶液から銀を化学
的に析出させる。それによって、密着性、耐久性等に優
れ、所望の光沢を有する銀メッキ層を備える積層品を容
易に得ることができる。また、トップコート層を設ける
ことによって、より耐久性等に優れ、美しい外観を有す
る積層品とすることができる。本発明の銀メッキ層を備
える積層品は、フィルム、シート等の板状体、或いは化
粧品の容器等、特定の形状を有する成形品などである。
更に、銀メッキ層は純粋な銀からなる皮膜により構成さ
れているため、導電性が非常に高く、導電性材料及び電
磁波シールド用材等として使用することもできる。
【0002】
【従来の技術】銀鏡反応を利用した化学メッキ法は、ガ
ラスの表面にメッキ層を形成した製品である鏡の製造
等、従前よりよく知られた方法である。そして、使用す
る薬剤、操作手順、方法等、様々な改良が重ねられてい
る。しかし、鏡の場合を除き、基材との密着性、メッキ
層の光沢、耐久性等の他、生産性など、すべてを満足す
る方法は開発されておらず、特に基材との密着性に劣る
との問題がある。そのため、電気メッキ法、真空蒸着
法、ホットスタンピング法などのように、JIS規格に
定められるほどに手法が確立されていないのが現状であ
る。
【0003】従来、銀の化学メッキ法としては、例え
ば、基材がプラスチックスである場合、基材表面の脱
脂、クロム酸水溶液への基材の浸漬、水洗、塩化
第一錫溶液への基材の浸漬、水洗、メッキ、水洗
及びトップコート剤の塗布と、非常に多くの工程を要
する方法が知られている。また、有機チタネートを含む
有機溶媒溶液に浸漬する方法もあるが、使用されている
基材は紙のみであり、溶液は極く希薄なものであって、
下記のように作業性に劣るものである。
【0004】有機チタネートの種類にもよるが、例え
ば、2重量%程度以上の濃度の溶液を使用した場合、乾
燥工程などにおいて、銀メッキ層に無数の亀裂を生ず
る。或いは基材の表面において粉末状となってしまい、
所期の目的を達することができない。そこで、溶液を希
薄なものとして、有機チタネートからなる触媒層、を極
端に薄くすれば、このような亀裂、粉末化等をある程度
は防ぐことができる。しかし、その結果として、基材表
面に存在する僅かな汚れ、手垢、シミ、埃などの異物に
よって、銀の析出ムラ、変色、ピンホール、アンダーコ
ート層との剥離等を生ずることがあるため、工程を高度
に管理する必要がある。また、高度な管理を行ったとし
ても、密着性を十分に向上させることはできない。
【0005】いずれにしても、従来、化学メッキ法によ
って美しい銀メッキ層を得るためには、アンダーコート
層の表面を高度に清浄に保つことが必須であった。その
ため、多くの処理工程が必要となり、且つそれらの工程
を高度に管理しなければならなかった。また、従来の技
術ではアンダーコート層と銀メッキ層との密着性も十分
とはいえず、一般的な評価方法である碁盤目試験におい
て所要性能を得ることができなかった。汎用の技術とす
るためには、簡易な操作、工程でもって、耐久性等に優
れ、美しい外観を有する銀メッキ製品が得られる方法で
なければならず、従来の複雑な方法はとても汎用技術と
いえるものではない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の従来
の問題を解決するものであり、密着性、耐久性等に優
れ、美しい外観を有する銀メッキ層を備える積層品を提
供することを目的とする。また、本発明は、工程が大幅
に短縮され、スプレー法等の簡易な操作、方法によっ
て、上記の銀メッキ層を備える積層品を容易に製造する
ことができる方法を提供することを課題とする。更に、
本発明では、絶縁性及び導電性等、種々の基材に対応す
ることができ、且つ銀メッキ層との接着性に優れた特定
のアンダーコート層を用いることにより、作業性に優
れ、簡易な方法によって、優れた性能の銀メッキ層を備
える積層品を得ることができる。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1発明の銀メッキ層を
備える積層品は、基材層、アンダーコート層、銀メッキ
層及びトップコート層を備える積層体において、上記ア
ンダーコート層は、アルコキシチタニウムエステル並び
にエポキシ基を有するシランカップリング剤及びエポキ
シ樹脂のうちの少なくとも一方を含有する塗料からなる
アンダーコート剤を乾燥し、形成させたものであること
を特徴とする。
【0008】また、第5発明の銀メッキ層を備える積層
品の製造方法は、基材の表面に、アルコキシチタニウム
エステル並びにエポキシ基を有するシランカップリング
及びエポキシ樹脂のうちの少なくとも一方を含有する塗
料からなるアンダーコート剤を塗布し、乾燥させて、ア
ンダーコート層を形成し、その後、該アンダーコート層
の表面に銀を含有する水溶液を塗布し、乾燥させて銀メ
ッキ層を形成し、次いで、該銀メッキ層の表面に、トッ
プコート層を形成することを特徴とする。
【0009】上記「基材」は、絶縁性であってもよい
し、導電性であってもよい。絶縁性の基材としては、プ
ラスチックス、ゴム、ガラス、陶磁器等を含む各種のセ
ラミックス、木材、紙等からなる各種の形状の成形品が
挙げられる。プラスチックスとしては、ポリエステル、
アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合樹脂
(ABS樹脂)、ポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ア
クリル樹脂、ポリアミド等の熱可塑性樹脂、及びフェノ
ール樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ウ
レタン樹脂等の熱硬化性樹脂など、いずれも同様に使用
することができる。また、導電性の基材としては、ステ
ンレス鋼、アルミニウム等、各種の金属からなる成形品
が挙げられる。尚、この成形品は、フィルム、シート等
の板状体などであってもよいし、プラスチックス、ガラ
ス等からなる化粧品の容器等、特定の形状を有する成形
品であってもよい。
【0010】上記「アンダーコート層」は、上記「アン
ダーコート剤」を基材に塗布し、乾燥させることにより
形成することができる。このアンダーコート剤は上記
「塗料」を主成分とする。この塗料としては、各種の合
成樹脂塗料及びセルロース系塗料などを使用することが
できる。合成樹脂塗料としては、各種の合成樹脂を主成
分として含む塗料を用いることができる。そのような塗
料としては、アルキッド樹脂塗料、フェノール樹脂塗
料、アミノアルキッド樹脂塗料、エポキシ樹脂塗料、ア
クリル樹脂塗料、ポリウレタン樹脂塗料及びシリコーン
樹脂塗料などが挙げられる。
【0011】この塗料としては、アルキッド樹脂塗料、
エポキシアルキッド樹脂塗料、エポキシエステネ樹脂塗
料、エポキシイソシアネート樹脂塗料、シリコーン樹脂
塗料及びアクリル樹脂塗料などの常温で乾燥することが
できる塗料が好ましい。これらの塗料は乾燥後の皮膜が
強靭であり、銀メッキ層との接着性に優れ、且つ優れた
外観を有する銀メッキ層を形成することができる。特に
アルキッド樹脂塗料は、絶縁性又は導電性の基材、或い
は有機又は無機の基材のいずれであっても、接着性に優
れ、より好ましい。また、セルロース系塗料も優れた性
能を有しており好ましいが、生成する銀メッキ層に干渉
縞を生ずることがある。そのため、この干渉縞が、実用
上、問題にならない程度であことを確認したうえで使用
することが好ましい。
【0012】更に、基材がプラスチックスである場合
は、アルキッド樹脂塗料が特に好ましい。また、基材が
金属である場合は、70〜90重量%のアルキッド樹脂
と、30〜10重量%のシリコーン樹脂とを含有する樹
脂塗料が特に好ましい。この塗料としては、アルキッド
樹脂塗料とシリコーン樹脂塗料とを所定の量比で混合し
たものを用いることができる。尚、これらの優れた性能
の塗料を用いる場合も、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリエチレンテレフタレート及びフッ素樹脂等、接
着性に劣る樹脂からなる基材を用いる場合は、その表面
をコロナ放電、プラズマ放電、火炎照射などによって予
め処理し、濡れ性を向上させておくことが好ましい。
【0013】また、塗料には上記「アルコキシチタニウ
ムエステル」が添加される。このアルコキシチタニウム
エステルとしては、ブチルチタネートダイマー(DB
T)、テトラ−n−ブトキシチタン(TBT)及びその
重合体、テトライソプロポキシチタン(TPT)、テト
ラキス(2−エチルヘキシルオキシ)チタン、テトラス
テアリルオキシチタン等、各種のものを使用することが
できる。アルコキシチタニウムエステルとしては、第2
発明のように、DBT、TBTの重合体が好ましく、こ
れらの他、TPTなども好適である。DBT及びTBT
の重合体は、加水分解速度が遅く、安定であって、特に
好ましい。更に、DBTは塗膜乾燥後、24時間を経過
しても触媒機能が失われることがなく、作業上、非常に
好都合である。このDBTはアンダーコート層と銀メッ
キ層との接着性を向上させる作用においても優れてい
る。
【0014】アルコキシチタニウムエステルの配合量
は、第3発明のように、塗料に含まれている樹脂100
重量部に対して「10〜25重量部」、特に15〜20
重量部とすることが好ましい。この添加量が10重量部
未満では、銀の析出が不十分となる。また、添加量を多
くすれば、その触媒活性によって銀は析出し易くなる。
しかし、過剰であると未分解のエステルが多くなり、銀
メッキ層を透過して侵入する水分によってアルコキシチ
タニウムエステルが加水分解し、アルコールが生成す
る。このアルコールによってアンダーコート層が膨潤
し、それによってアンダーコート層と銀メッキ層との密
着性が妨げられることがある。
【0015】アルコキシニチニウムエステルは、アンダ
ーコート層を構成する樹脂の種類によっては硬化剤とし
て作用する場合がある。特に、アルキッド樹脂、シリコ
ーン樹脂、アクリル樹脂では、そのような作用、効果が
大きい。また、エポキシ基を有するシランカップリング
剤若しくはエポキシ樹脂に対しても、エポキシ環を開環
させ、反応を促進する硬化触媒として機能する。従っ
て、アルコキシチタニウムエステルは、アンダーコート
剤の乾燥を促進するとともに、銀メッキ層の密着性を向
上させる。
【0016】塗料には、アルコキシチタニウムエステル
の他、上記「エポキシ基を有するシランカップリング
剤」(以下、「エポキシシラン」という。)及び上記
「エポキシ樹脂」のうちの少なくとも一方が添加され
る。エポキシシランとしては、β−(3,4−エポキシ
シクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、γ−グリ
シジルオキシプロピルメトキシシラン、γ−グリシドキ
シプロピルメチルジエトキシシラン、γ−グリシドキシ
プロピルトリメトキシシラン等を使用することができ
る。エポキシ樹脂としては、ビスフェノールA型、フェ
ノールノボラック型、クレゾールノボラック型、臭素化
ビスフェノールA型、指環型等、各種のものを用いるこ
とができる。これらのエポキシシラン及びエポキシ樹脂
によって、銀メッキ層とアンダーコート層との接着性が
大きく向上する。
【0017】エポキシシランの添加量は、第4発明のよ
うに、塗料に含まれている樹脂100重量部に対して
「0.5〜5重量部」、特に2〜4重量部とすることが
好ましい。この添加量が0.5重量部未満では、アンダ
ーコート層と銀メッキ層との接着性が低下する傾向にあ
る。一方、エポキシシランが過剰であると、アンダーコ
ート層の硬さが低下したり、しわが発生したりするため
好ましくない。
【0018】また、エポキシ樹脂の添加量は、第4発明
のように、塗料に含まれている樹脂100重量部に対し
て「5〜15重量部」、特に7〜12重量部とすること
が好ましい。この添加量が5重量部未満では、アンダー
コート層と銀メッキ層との接着性が低下する。一方、エ
ポキシ樹脂が過剰であると、アンダーコート層のレベリ
ング性が低下する傾向にある。尚、これらエポキシシラ
ンとエポキシ樹脂とを併用してもよいが、併用による相
乗効果はそれほど顕著ではない。
【0019】ぎ酸、酢酸等の有機酸を含む水溶液にアン
ダーコート材が塗布された基材を短時間、浸漬する。若
しくは、上記水溶液を塗布されたアンダーコート剤の表
面に吹き付ける。このような水溶液による処理によって
エポキシシラン或いはエポキシ樹脂のエポキシ基を開環
させる。上記水溶液で処理したアンダーコート層を乾燥
させ、塗料に含まれる溶媒を除去する。乾燥後のアンダ
ーコート層の表面は、有機酸を含む水溶液による処理で
エポキシ基が開環し、アルカリ性を帯びている。そのた
め、純水によって洗浄し、表面を中和したうえで銀メッ
キ層を形成することが好ましい。アルカリ性の表面に銀
メッキ層を形成した場合、銀鏡反応と平行してエポキシ
基が開環する反応が起こる可能性が高く、銀メッキ層の
曇り、亀裂が生じ易い。
【0020】また、アンダーコート層を、銀を含む水溶
液と接触させる前に、その表面をコロナ放電、プラズマ
放電、火炎照射、紫外線照射などによってを処理してお
くことが好ましい。これらの処理によってアンダーコー
ト層の表面が粗面化されるとともに濡れ性が著しく向上
し、表面が活性化される。そのため、少量の銀を含む水
溶液によって所要の厚さの銀メッキ層を形成することが
できる。更に、表面を濡れ易くするための界面活性剤も
不要となり、美しく鮮明な銀メッキ層が形成される等、
多くの利点がある。また、コロナ放電、プラズマ放電等
によってアンダーコート層の表面が分解してガスが発生
した場合は、純水によって洗浄することによって、さら
に品質の高い銀メッキ層を形成することができる。
【0021】尚、基材を構成する成形品が大きな場合、
或いは凹凸の多い場合など、このコロナ放電、プラズマ
放電等によって、効率的に処理することが難しい。その
ような場合は、銀を含む水溶液のアンダーコート層に対
する濡れ性を向上させるため、通常、界面活性剤が使用
される。界面活性剤は一般に銀を含む水溶液に添加して
使用されるが、この水溶液はイオン性の溶液であるた
め、反応を生ずることのないノニオン系の界面活性剤の
使用が好ましい。特に好ましい界面活性剤は親水基とし
て酸化エチレン基及びヒドロキシル基を有するものであ
る。また、アルカリ金属塩を含有するものは銀を含む水
溶液中の硝酸イオンと反応し、爆発の恐れのある化合物
を生成することがあるため好ましくない。
【0022】更に、形成される銀メッキ層に少量の不純
物が含まれる場合、僅かに着色することがある。また、
銀メッキ層の強度が必ずしも十分ではないこともある。
そのため、銀メッキ層の表面には上記「トップコート
層」が設けられる。このトップコート層は、通常、塗料
を塗布し、乾燥させることによって形成されるが、乾燥
時に塗膜が大きく収縮する塗料は好ましくない。塗膜の
収縮が大きい場合は、必ずしも強固に接合されてはいな
いアンダーコート層と銀メッキ層とが剥離することがあ
る。
【0023】トップコート層の形成に用いられる塗料と
しては、特にシリコーン変性樹脂を含むものが好まし
い。このシリコーン変性樹脂としては、アルキッド変性
シリコーン樹脂、エポキシ変性シリコーン樹脂、アクリ
ル変性シリコーン樹脂等が挙げられ、変性率が高く、柔
軟なものが特に好ましい。尚、変性率が高く、柔らかい
ものは傷がつき易い。そのため、この柔軟な樹脂からな
る第1層を設けた後、その表面に、変性率が低く、相対
的に硬い樹脂からなる第2層を形成し、これをトップコ
ート層とすることもできる。この場合、乾燥後の第1層
の表面に硬い樹脂を含む塗料を塗布し、乾燥させること
もできるが、柔軟な樹脂を含む塗料が乾燥する前に硬い
樹脂を含む塗料を塗布し、これらの塗料を一体に乾燥さ
せることもできる。また、シリコーン系の樹脂はキシレ
ン等の汎用の溶媒に容易に溶解し、特殊な溶媒を必要と
しない点においても好都合である。
【0024】
【発明の実施の形態】先ず、アルキッド樹脂塗料等の合
成樹脂塗料を選定し、銀メッキ層の光沢、つや消しな
ど、その外観に及ぼす影響などを考慮し、適宜の組成に
調製して保管する。一方、DBT等のアルコキシチタニ
ウムエステルに、上記の塗料との親和性が高いエポキシ
シランを、塗料に含まれるアルキッド樹脂等の合成樹脂
100重量部に対して2〜4重量部となるように添加す
る。また、エポキシ樹脂を、同様に合成樹脂100重量
部に対して7〜13重量部となるように添加する。
【0025】その後、保管しておいた塗料に、エポキシ
シラン又はエポキシ樹脂が添加されたアルコキシチタニ
ウムエステルを、塗料に含まれている合成樹脂100重
量部に対して15〜20重量部となるように配合する。
これをアンダーコート剤として基材に塗布する。尚、基
材によってはアンダーコート剤が濡れ難く、基材とアン
ダーコート層とが剥離することもあるため、好適な組み
合わせを予め検討しておく必要がある。また、基材への
アンダコート剤の塗布は、刷毛塗り、吹き付け等、適宜
の方法によって行うことができる。
【0026】また、アルコキシチタニウムエステルは、
塗料に含まれる樹脂が有する水酸基、カルボキシル基等
と反応し、ゲル化或いは固化することがある。そのた
め、そのような反応が生じないことを予め確認しておく
必要がある。尚、エポキシシランの添加によってアンダ
ーコート剤の粘度が低下し、ゲル化が抑制される。ま
た、アルコキシチタニウエステルにエポキシシラン又は
エポキシ樹脂を添加したものは、通常、一ヶ月程度は保
存することができるため使用直前に混合する必要はな
い。しかし、塗料に混合した後は、塗料の種類によって
ポットライフがまったく異なるため、所要量のみを混合
することが好ましい。更に、アルコキシチタニウムエス
テルは湿分に敏感であり、相対湿度65%以下での使用
が望ましい。湿度が高い場合は、かぶり現象、レベリン
グ不足による凹凸の発生等によって、所要の銀メッキ層
を形成することができないことがある。
【0027】アンダーコート剤の塗膜の厚さは2〜15
ミクロン、特に3〜8ミクロン程度が好ましく、これを
乾燥させてアンダーコート層を形成する。このアンダー
コート層は、清浄な表面を有し、銀を析出させるための
高い触媒活性を備え、且つ銀メッキ層との接着性に優れ
る。また、アンダーコート層の組成等によって、得られ
る銀メッキ層の光沢を所望によって容易に変化させるこ
ともできる。アルコキシチタニウムエステルの触媒作用
により析出する銀は、エステル残基とエポキシシラン或
いはエポキシ樹脂によって、アンダーコート層の表面に
固着され、容易に剥離することがない。
【0028】基材の表面に形成されたアンダーコート剤
からなる塗膜は、熱風乾燥炉等によって60〜70℃の
温度で、15〜30分乾燥させる。乾燥が不十分である
と、残留する溶媒の影響によって銀メッキ層の曇り、亀
裂などを生ずる。一方、乾燥が過度であると、アルコキ
シチタニウムエステルの加水分解が進み過ぎ、銀の析出
不足及びアンダーコート層との接着不良の原因となる。
この乾燥の温度は可能な限り低いほうが、乾燥時間の許
容範囲が広くなるため、操作上、好都合である。また、
塗料の種類によっては、20〜35℃程度の常温におい
て2〜4時間程度乾燥させてもよい。更に、乾燥工程に
おいて空気中の塵、埃等が付着しないよう注意する必要
があるが、銀鏡反応の直前に、アンダーコート層の表面
を純水或いはその他の薬品によって1〜2秒洗浄するこ
とによって対処することができる。
【0029】次いで、アンダーコート層の表面に銀を含
む水溶液を塗布する。この水溶液の塗布は作業性等に優
れるスプレー法によって行うことが好ましい。2頭ガン
を有するスプレー塗布機等、通常、用いられる装置によ
って、アンモニア性硝酸銀水溶液及び還元性水溶液を同
時に吹き付け、数秒の短時間のうちに良好な外観等を有
する銀メッキ層を形成することができる。上記両液の濃
度が高いほど銀が速やかに析出し、濃度が薄ければ遅く
なる。そのため、基材の大小、作業環境の温度の高低等
により濃度を適宜調整する必要がある。
【0030】20〜35℃程度の常温においては、アン
モニア性硝酸銀水溶液には0.3〜3重量%、特に0.
6〜2重量%程度の硝酸銀を含有させる。また、還元性
水溶液としては、グリオキザール等の還元剤を2〜10
重量%、特に3〜7重量%程度含有する水溶液を用い
る。そして、これらの水溶液の等量をアンダーコート層
の表面に同時に吹き付けることによって良好な銀メッキ
層を形成することができる。
【0031】作業環境の温度の影響は非常に大きく、1
0℃前後の低温では、上記の通常の濃度の水溶液では銀
の析出はまったくみられず、5〜6倍の濃度の水溶液を
必要とするため不経済である。このような場合は水溶液
の温度を高くする等の処置が必要となる。一方、温度が
必要以上に高く、銀の析出の速度が大きすぎる場合は、
銀メッキ層の曇りなどを生ずる。そのため、銀メッキ層
形成の速度、作業性、コスト等を総体的に考慮すれば、
作業環境の温度を20〜35℃程度に設定することが好
ましい。また、アンダーコート層に対して銀を含む水溶
液が濡れ難い場合は、コロナ放電、プラズマ放電等の処
理、或いは適量の界面活性剤の使用によって、濡れ性を
向上させることが好ましい。
【0032】その後、銀メッキ層の表面にトップコート
層を形成する。このトップコート層としては、通常の電
解メッキ法によって形成されるメッキ層の表面に用いら
れる塗料を使用することができる。しかし、一般的なア
ルミニウム皮膜の表面などに比較して接着性がやや劣る
ため、シリコーン変性樹脂塗料等の優れた接着性を有す
る塗料を用いることが好ましい。このトップコート層の
厚さは特に限定はされず、目的、用途或いはトップコー
ト層の隠蔽力等を考慮して適宜の厚さとすることができ
る。
【0033】
【実施例】
実施例1 溶剤としてトルエンを用い、この溶剤34mlにアルキ
ッド樹脂を30g溶解させて塗料を調製した。一方、D
BT(三菱ガス化学株式会社製)5gにエポキシシラン
(信越シリコーン株式会社製、商品名「KP−39
2」)1gを添加した。その後、このエポキシシランが
添加されたDBTを塗料に配合し、攪拌、混合してアン
ダーコート剤を調製した。次いで、このアンダーコート
剤を150×150×2mmのABS樹脂シートからな
る基材の表面にスプレー法によって塗布し、厚さ5ミク
ロンの塗膜を形成した。その後、熱風乾燥炉によって、
65℃の温度で20分乾燥し、厚さ5ミクロンのアンダ
ーコート層を形成した。
【0034】次いで、このアンダーコート層の表面に銀
を含む水溶液を2頭ガンを有するスプレー塗布機によっ
て吹き付け、塗布した。銀を含む水溶液としては、1.
5重量%の硝酸銀を含有する水溶液を使用した。また、
還元性水溶液としては、グリオキザールを5重量%含有
する水溶液を用いた。これら水溶液の温度も含め、作業
環境の温度を25℃とし、両水溶液の等量を吹き付け
た。数秒後には、曇りのない、且つ光沢のある美しい外
観を有する銀メッキ層が形成された。この銀メッキ層の
付着性(接着性)をJIS K 5400の碁盤目法に
よって評価したところ、剥がれはほとんどなく、非常に
優れた密着性を有することが分かった。
【0035】その後、この銀メッキ層の表面にシリコー
ン変性樹脂塗料(信越化学株式会社製、商品名「KR−
5206」)を同様にスプレー法によって塗布し、厚さ
5ミクロンの塗膜を形成した。次いで、これを熱風乾燥
炉によって、75℃の温度で40分乾燥し、トップコー
ト層を形成し、積層品を得た。この積層品においては、
銀メッキ層の優れた外観がそのまま維持され、且つ銀メ
ッキ層は十分に保護されており、高品質の積層品であっ
た。
【0036】実施例2 ABS樹脂シートに代えてフェノール樹脂シートを用い
た他は同様にして、アンダーコート層及び銀メッキ層を
形成し、同様にしてトップコート層を形成した。得られ
た積層品は実施例1の場合と同様に高い品質のものであ
った。
【0037】実施例3 ABS樹脂シートに代えてステンレス鋼板を使用し、ア
ルキッド樹脂30gをアルキッド樹脂25gとシリコー
ン樹脂5gに代えた他は同様にして、アンダーコート層
及び銀メッキ層を形成し、同様にしてトップコート層を
形成した。得られた積層品は実施例1の場合と同様に高
い品質のものであった。
【0038】
【発明の効果】第1発明によれば、有機チタネート及び
エポキシ基を有する添加剤を含むアンダーコート層を用
いることにより、銀メッキ層の光沢等を適宜調整するこ
とができる。また、有機チタネート及びエポキシ基を有
する添加剤を併用したため、アンダーコート層と銀メッ
キ層との接着性にも優れ、化粧品用の容器等の他、銀メ
ッキ層を有する種々の形状、用途の製品とすることがで
きる。更に、メッキ層は純銀によって構成されているた
め、通電材料、電磁波シールド用材等として使用するこ
ともできる。
【0039】また、第5発明によれば、無電解メッキ法
の場合に比べて大幅に工程を簡素化することができ、第
1発明の優れた性能の銀メッキ層を有する積層品を、容
易に、且つ安価に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】銀メッキ層を有する積層品の一部縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1;アンダーコート層、2;基材層、3;銀メッキ層、
4;トップコート層。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材層、アンダーコート層、銀メッキ層
    及びトップコート層を備える積層品において、上記アン
    ダーコート層は、アルコキシチタニウムエステル並びに
    エポキシ基を有するシランカップリング剤及びエポキシ
    樹脂のうちの少なくとも一方を含有する塗料からなるア
    ンダーコート剤を乾燥し、形成させたものであることを
    特徴とする銀メッキ層を備える積層品。
  2. 【請求項2】 上記アルコキシチタニウムエステルは、
    ブチルチタネートダイマー又はテトラ−n−ブチルチタ
    ネートの重合体である請求項1記載の銀メッキ層を備え
    る積層品。
  3. 【請求項3】 上記塗料に含まれる樹脂100重量部に
    対して、上記アルコキシチタニウムエステルは10〜2
    5重量部である請求項1又は2記載の銀メッキ層を備え
    る積層品。
  4. 【請求項4】 上記塗料に含まれる樹脂100重量部に
    対して、上記エポキシ基を有するシランカップリング剤
    は0.5〜5重量部であり、上記エポキシ樹脂は5〜1
    5重量部である請求項1乃至3のいずれか1項に記載の
    銀メッキ層を備える積層品。
  5. 【請求項5】 基材の表面に、アルコキシチタニウムエ
    ステル並びにエポキシ基を有するシランカップリング剤
    及びエポキシ樹脂のうちの少なくとも一方を含有する塗
    料からなるアンダーコート剤を塗布し、乾燥させて、ア
    ンダーコート層を形成し、その後、該アンダーコート層
    の表面に銀を含有する水溶液を塗布し、乾燥させて、銀
    メッキ層を形成し、次いで、該銀メッキ層の表面に、ト
    ップコート層を形成することを特徴とする銀メッキ層を
    備える積層品の製造方法。
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