JPH10309448A - 分離膜及びその使用方法 - Google Patents

分離膜及びその使用方法

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JPH10309448A
JPH10309448A JP10112098A JP11209898A JPH10309448A JP H10309448 A JPH10309448 A JP H10309448A JP 10112098 A JP10112098 A JP 10112098A JP 11209898 A JP11209898 A JP 11209898A JP H10309448 A JPH10309448 A JP H10309448A
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inorganic
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JP10112098A
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Didier Martin
マルタン ディディエール
Olivier Jean Christia Poncelet
ジャン クリスチャン ポンスレ オリビエ
Jeannine Rigola
リゴラ ジャニーヌ
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Eastman Kodak Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 改良された選択性を有する選択性膜、該選択
性膜を含む分離装置及び該装置の使用方法の提供。 【解決手段】 本発明の分離膜は支持体を含んでなり、
支持体の一方の表面は疎水性が改善され、他方の表面は
無機ヒドロゲル材料及びイオン担体を含む活性層を有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、分離膜、該分離膜
を含む分離装置及び選択的分離方法に関する。
【0002】
【従来の技術】膜(メンブラン)は、水溶液または気相
中における化合物の分離技術において非常によく使用さ
れている。膜を通しての流動体の輸送は、膜の構造及び
性質に応じた種々のメカニズムによって起こる。膜の使
用は、従来の抽出法、例えば、溶剤抽出、選択的沈澱な
どに変わり得る方法である。これらの従来の分離方法
は、分離すべき複数の化学物質を含む媒体を、例えば、
希釈、pHの調整または新しい化学物質の添加によって
著しく変化させることによって、これらの物質の一部を
選択的に沈澱させるという点で不都合である。
【0003】最も普通の膜は、輸送される物質の大きさ
に比べて大きい気孔を含む合成または天然の多孔質有機
ポリマーから形成されている。これらの選択性は、分離
すべき物質の大きさの差に基づくものである。従って、
膜の孔度は、分離すべき物質に応じて選ばれる。市販の
多孔質膜は、気孔の大きさが0.005〜20μmであ
る。これらは、広範囲の剛性及び機械的強度を得るため
に種々のポリマーから作られている。
【0004】これらの多孔質膜の改質が、意図する用
途、実験条件(pH、酸化媒体)または分離すべき分子
の型に応じてその表面特性を変化させることによって行
えることは知られている。
【0005】また、液体膜も存在する。イオンの促進化
輸送の促進化のためのこれらの液体膜は、一般に反応性
基を有する担体を含む液体媒体からなる。この反応性基
は特定の溶質と反応して、膜をこえて選択的に輸送され
る複合体(complex)を形成する。このような膜
は例えば、米国特許第4,452,702号(Blas
iusら)に記載されている。
【0006】液体膜においては、輸送系(convey
or)は膜を構成する有機相に溶解されている。これら
の液体膜は、効率は非常によいが、処理すべき媒体中へ
の膜の溶解、浸透力などのために不安定であるので一般
に工業的には使用されていない。
【0007】さらにまた、ヒドロゲル型の膜も存在す
る。これらの膜は、一般に、多孔質支持体上にヒドロゲ
ルの層が付着した複合膜である。これらのヒドロゲル層
は、水和度が非常に高い三次元架橋格子である。
【0008】特許出願WO 90/09230は、水和
度が70重量%より大きい、三次元有機格子からなるヒ
ドロゲル層で被覆された多孔質支持体を含んでなる複合
膜を記載している。この膜は特に、タンパク質を含む溶
液の濾過に適している。
【0009】特許出願EP 638353号は、ビニル
アルコールとアクリル酸との共重合によって得られるヒ
ドロゲルフィルムからなる二酸化炭素分離用の膜を記載
している。このヒドロゲル層には、二酸化炭素の担体を
含む溶液が含浸されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】有機ヒドロゲル型のこ
れらの膜は、機械的に弱く且つ化学的攻撃に感受性であ
るという欠点を有する。
【0011】特に環境保護やますます厳しくなる廃棄物
排出基準のために、より有効な分離または抽出を行う必
要性がますます増大していることを考えれば、機械的、
化学的及び熱的強度に優れた、有効な新しい隔膜の開発
が望まれる。
【0012】本発明の1つの目的は、水溶液中の大きさ
の類似した異なる化学物質を効果的に分離する膜を提供
することにある。特に、この膜は、大きさの類似した有
機物質をも含む水溶液中の無機イオンの選択的分離を可
能にする。
【0013】本発明の第2の目的は、水溶液中の物質を
分離する過程において、この水溶液の性質を変化させな
いように水の流れを制御できる膜を提供することにあ
る。特に、いくつかの用途においては、処理すべき溶液
を希釈しないこと、pHを変化させないことなどが重要
である。
【0014】本発明の別の目的は、機械的及び化学的強
度の優れた膜を提供することにある。最後に、本発明の
もう1つの目的は、この膜を使用するための方法及び装
置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】これらの目的及び他の目
的は、支持体に活性層及び支持体の疎水性を増大するた
めの層が被覆された選択性膜からなる本発明によって達
成される。この膜は、以下の工程(a)及び(b)をこ
の順序で含んでなる方法によって製造できる:(a)支
持体の表面の一方に支持体の疎水性を増大する層を適用
し、そして(b)支持体の他方の表面に無機ヒドロゲル
材料及びイオン担体を含む活性層を適用する。
【0016】
【発明の実施の形態】この新規な膜は多くの利点を有す
る。この膜は、イオンがキレートの形態で存在する場合
の水溶液中のイオンの選択的分離を可能にする。本発明
の膜は有機物質の保持に優れている。水溶液がキレート
の形態のイオンと有機物質を含む場合、これらの大きさ
が類似している場合でさえ、本発明の膜は有機物質から
イオンを選択的に分離できる。
【0017】本発明の膜はまた、処理すべき溶液と抽出
されるイオンを受容する溶液(トラップ溶液)との間の
水の流れを制御できる。これらの膜は、高い化学的及び
機械的強度を有する。これは、活性層を形成する無機格
子によって得られるものである。
【0018】既存の液体膜と比較して、これらの膜は有
機溶剤を含まないという利点を有する。本発明の膜にお
いては、有機溶剤の代わりにヒドロゲル(水和率の非常
に高い三次元無機格子)を使用するので、十分に環境に
優しい。
【0019】本発明はまた、分離すべき化学物質を含む
水溶液を処理するための装置に関する。この装置は、処
理すべき溶液を受容する第1のゾーンとトラップ溶液を
含む第2のゾーンからなり、これら2つのゾーンが選択
性膜で隔てられている。
【0020】本発明の膜の活性層と処理すべき溶液との
接触は直接的であっても間接的であってもよく、膜は場
合によっては活性層の保護層を含む。トラップ溶液は水
溶液である。一般に、トラップ溶液は水、好ましくは浸
透水(osmosed water)である。
【0021】以下の説明において、図面を参照するもの
とする。図面中、図1は、本発明の分離装置であり;図
2は、本発明の膜の一実施態様の断面図である。
【0022】本発明においては、支持体は有機または無
機多孔質支持体である。これらの有機または無機多孔質
支持体は公知の製品であり、それ自体が膜を構成する。
支持体の孔度は、選択的に分離すべき物質に応じて選択
する。一般に、支持体の孔度は10〜20μmである。
【0023】無機支持体は、例えば、シリカ、アルミ
ナ、ジルコニアもしくは酸化チタンまたはこれらの酸化
物の混合物から作られた支持体である。無機支持体はま
た、炭素、場合によっては酸化物の微細な層で被覆され
た炭素から作ることもできる。
【0024】有機支持体は例えば、セルロースもしくは
セルロース誘導体から作られた支持体、またはポリアク
リロニトリル、ポリスルホンもしくはポリエーテルスル
ホン支持体である。本発明においては、表面活性基、例
えば、ヒドロキシル基を有する支持体が好ましい。選択
した支持体がこのような表面活性基を本来持たない場合
には、支持体の適当な化学処理によって、例えば、支持
体を酸、塩基またはハロゲン化珪素もしくはハロゲン化
アルミニウムで処理することによって表面活性基を作る
ことができる。これらの活性基は一般にヒドロキシル基
または酸である。1つの特定の実施態様では、有機多孔
質支持体はセルロース支持体である。
【0025】有機または無機支持体はまた、正の表面電
荷を持たせることができる官能基(例えば、アンモニウ
ムまたはホスホニウム基を導入することによる)または
負の表面電荷を持たせることができる官能基(例えば、
スルホ、カルボキシ基などを導入することによる)を含
むことができる。
【0026】支持体は、平面、螺旋または管状モジュー
ルの形態であってもよいし、中空繊維の形態であっても
よい。
【0027】本発明によれば、膜は無機ヒドロゲル材料
及び不動化イオン担体を含む活性層を含んでなる。この
ような無機ヒドロゲル材料は例えば、ゲルまたはフィロ
珪酸塩の形態のアルミノ珪酸塩である。
【0028】好ましい実施態様によれば、無機ヒドロゲ
ル材料はイモゴライト型のアルミノ珪酸塩である。イモ
ゴライトは、式AlxSiyOz〔式中、比x/yは
1.5〜2.5であり、zは2〜6である〕を有する繊
維状アルミノ珪酸塩ポリマーである。このアルミノ珪酸
塩は天然に存在し、Wada(J.Soil.Sci.
1979年、30(2),347〜355頁)によって
始めて文献に記載された。
【0029】イモゴライトは種々の方法で合成できる。
合成例は米国特許第4,252,779号、同第4,2
41,035号及び同第4,152,404号にFar
merの名前で記載されている。
【0030】イモゴライトはまた、1995年10月2
4日にKodak Pathe及びEastman K
odakの名称で出願されたPCT/EP特許出願95
/04165に記載された方法によっても合成できる。
この方法によれば、イモゴライトの大部分を繊維の形態
で合成できる。本発明の実施例において使用するイモゴ
ライトは、この出願に記載された方法に従って製造した
ものである。
【0031】本発明においては、支持体に適用するイモ
ゴライト組成物は好ましくは、イモゴライトを0.5〜
5g/L含む。本発明においては、イオン担体は、処理
水溶液から抽出すべきイオンと錯体を形成でき、且つ受
容水溶液(トラップ水溶液)中にそれらを輸送する化合
物である。これらのイオン担体は公知である。これらは
一般に大環状化合物、例えば、大環状ポリエーテル、ま
たは窒素(アザクラウン)、イオウなどに関して選ばれ
た1個またはそれ以上のヘテロ原子を含むことができる
準環状化合物である。
【0032】有用な大環状化合物の例は、“Crown comp
ounds, their characteristics andapplication”(Mic
hio Hiraoka, Elsevier 1982 年、ISBN 0-444-99692-3)
;“The chemisry of ethers, crown ethers, hydroxy
l groups and their sulfuranalogues”(Paul Patai,
Interscience Publication, 1980年、ISBN 0-471-27771
-1)に記載されている。本発明において有用な大環状化
合物は、下記式の一つに合致する:
【0033】
【化1】
【0034】〔式中、R1 ,R2 ,R3 及びR4 は水素
またはアルキル、アリール、エステル、アミド、カルボ
キシ、エステル、スルホンアミド、スルホ、アルコキ
シ、アリールオキシもしくはポリアルコキシ基を表す
か、あるいはR1 とR2 且つ/またはR3 とR4 が、場
合によっては酸素、イオウまたは窒素ヘテロ原子を環上
に含む、5〜7員の脂肪族または芳香環を完成するのに
必要な原子を表し、n及びn′は1〜10であり、nと
n′の合計は少なくとも4である〕;
【0035】
【化2】
【0036】〔式中、A,B,C,D,E及びFは各々
別個に酸素もしくはイオウ原子、またはN−R5 (R5
は水素、アルキル基であるか、または隣接する原子の2
つと一緒に、場合によっては酸素または硫黄原子を環上
に含む5〜7員の脂肪族もしくは芳香環を形成するのに
必要な原子を表す)を表し、x,y及びzは1〜3であ
るが、ただし、酸素原子の総数は少なくとも6であ
る〕。
【0037】好ましい大環状化合物は次の通りである: 式(A)
【0038】
【化3】
【0039】のジベンゾ−18−クラウン−6; 式(B)
【0040】
【化4】
【0041】のベンゾ−18−クラウン−6; 式(C)
【0042】
【化5】
【0043】の18−クラウン−6; 式(D)
【0044】
【化6】
【0045】の4,7,13,16,21,24−ヘサ
オキサ1,10−ジアザビシクロ〔8,8,8〕−ヘキ
サコサン。
【0046】本発明において、イオン担体はヒドロゲル
材料と混合してから、支持体に塗布する。この混合物か
ら得られる層は、担体が固定された活性層を形成する。
混合物中のイオン担体の濃度は一般に、混合物の10-4
〜1モル/Lである。
【0047】本発明によれば、膜の表面は疎水性になる
ように改質する。膜の表面は公知の種々の方法によって
改質できる。膜支持体の性質によっては、CVDのよう
な他の公知の方法とは異なり、注入条件が穏やかで且つ
制御されるゾル−ゲル法によって膜表面を改質するのが
有利であろう。ゾル−ゲル法は、支持体の選択範囲をよ
り広くする。例えば、高温抵抗性でない支持体の選択も
可能である。好ましい実施態様によれば、膜表面の疎水
性は: a)室温において膜の一方の表面に、無水有機溶媒中に
1種またはそれ以上の希土類またはアルカリ土類フルオ
ロアルコキシドを含む均質溶液を適用し、 b)工程a)において形成した層の1種またはそれ以上
のフルオロアルコキシドを加水分解し、そして c)膜を水洗いして、形成された可溶塩を除去する工程
を含んでなる方法に従って改善する。これらの種々の工
程は、必要な疎水性を得るために数回繰り返すことがで
きる。
【0048】このような方法は、1995年11月22
日に出願された特許出願FR 9501541号に詳述
されたものである。この方法によれば、膜の外面のみま
たは表面全体、すなわち、膜の外面全てのいずれについ
ても膜の疎水性を選択的に改善することができるし、膜
の内側の気孔の比表面積も選択的に変化させることがで
きる。フルオロアルコキシドの層の塗布は、水の所望の
流れが得られるまで繰り返すことができる。
【0049】本発明においては、処理後の支持体の疎水
性は、膜を通る水の流れが、未処理の支持体を通る水の
流れに比べて少なくとも50%少ないのが好ましい。
【0050】使用できるフルオロアルコキシドは、例え
ば、第IIA族の元素のフルオロアルコキシド、例えば、
ベリリウム、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウ
ム、バリウムまたはラジウムのフルオロアルコキシド及
び第III B族の元素のフルオロアルコキシドから選ばれ
た希土類フルオロアルコキシド、例えば、スカンジウ
ム、イットリウム、ランタン、セリウム、ガドリニウ
ム、エルビウムまたはイッテルビウムのフルオロアルコ
キシドである。
【0051】好ましいフルオロアルコキシドは、バリウ
ム、カルシウム及びストロンチウムのフルオロアルコキ
シドである。このような化合物は、前に引用した特許出
願に記載されている。
【0052】フルオロアルコキシドの溶液の膜表面への
適用は、ゾル−ゲルを適用するための任意の公知方法に
よって、例えば、塗布棒、エアナイフまたはトランスフ
ァーローラーの使用によって、または浸漬、プレートコ
ーティング、メニスカスコーティングもしくはフローコ
ーティングによって、または噴霧によって、または適当
な条件下で膜を含む反応器中でフルオロアルコキシドを
循環させることによって行うことができる。
【0053】工程b)において、フルオロアルコキシド
を加水分解するのに必要な水の量は、少なくとも理論量
で且つこの理論量の5倍未満、好ましくは2倍未満でな
ければならない。操作は一般に、周囲湿度で実施する。
この加水分解は、支持体を損なわない他の任意の公知補
足的方法(例えば、湿度が制御されたオーブン中に膜を
置く)と組み合わせることができる。
【0054】加水分解後、溶媒は蒸発させる。得られる
層の厚さは、金属フルオロアルコキシドの初期濃度を変
えることによって、またはa)〜b)を数回繰り返し且
つ各付着の間に多孔質支持体を数分間外気中に放置する
ことによって変えることができる。また、同様に、アル
コキソ基の性質またはアルカリ土類金属(または希土
類)の性質が異なるフルオロアルコキシドを用いて連続
的に数層の層を作ることもできる。
【0055】工程c)においては、膜は水洗する。この
工程では、ある種の溶液、例えば、写真溶液の処理に膜
を用いる場合に有害と思われる水溶性金属塩を除去す
る。この方法の種々の工程は連続して1回またはそれ以
上行うことができる。このようにして、アルコキシド基
の重合によって得られる有機ポリマーを被覆した支持体
が得られる。本発明を以下の実施例においてより詳細に
説明する。
【0056】
【実施例】例1 :イモゴライト型のアルミノ珪酸塩ゲルの合成 AlCl3 ,6H2 O(31.2ミリモル)(Aldr
ich(商標)製、純度99%)及び脱イオン水100
0mLの溶液を含む不活性(ポリテトラフルオロエチレ
ン)反応器中に、Si(OEt)4 (16.7ミリモ
ル)(Ventron(商標)製、純度99%)の脱塩
水1000mL中溶液を添加した。混合物を激しく攪拌し
た。
【0057】20分後、NaOHの1M溶液を、pHが
4.5になるまで緩やかに攪拌しながら添加した。この
ようにして、濁った溶液が得られた。一晩攪拌後、溶液
は再び透明になった。次いで、1MのNaOHの添加に
よってpHを調整した。
【0058】白色のゲルが得られ、これを2000rpm
で20分間遠心分離した。次いで、塩酸(1M)及び酢
酸(2M)の混合物(50/50)5mLの添加によって
ゲルを可溶化した。
【0059】脱イオン水を転化して、溶液を1リットル
とした。この溶液(1)はアルミニウム約30ミリモ
ル、珪素16.6ミリモル及び酢酸5ミリモルを含んで
いる。
【0060】こうして得られた溶液を水2リットルで希
釈して、10ミリモル/Lのアルミニウム濃度を得た。
次いで、これをシラノールの存在下で95〜100℃の
温度に加熱した。
【0061】120時間の加熱処理後、溶液を再び冷却
し、精製し、限外濾過によって濃縮した。
【0062】例2:バリウムフルオロアルコキシドの塗
布による膜支持体の表面の改質バリウムフルオロアルコキシドBa6Rの形成 バリウム13.6g(0.0099モル)をアルゴン下
において無水エタノール200mL中に溶解させた。反応
は発熱反応で、水素を放出した。反応媒体を濾過して、
残留コロイドを除去した。濾液を10-2mmHgで濃縮
し、12時間乾燥させて、くずれやすい白色粉末を得
た。元素分析によって、この粉はバリウムを約60重量
%含むことがわかった。
【0063】この粉末22.5gをアルゴン下で無水テ
トラヒドロフラン(THF)300mL中に入れ、次い
で、室温でヘキサフルオロ−2−プロパノール21mLを
滴加した。
【0064】混合物を攪拌しながら2時間反応させた
(高発熱反応)。生成物を無水テトラヒドロフラン中で
結晶化させることによって精製した。白色のバリウムフ
ルオロアルコキシド粉末42gを採取した。元素分析に
よって、この粉末はバリウムを約30重量%含むことが
わかった。
【0065】膜支持体表面を改質する層の形成 前記で得られたバリウムフルオロアルコキシド1gを不
活性ガス下で無水エタノール50mL中に溶解させた。こ
の溶液を、60000〜8000ダルトンのカットオフ
闘値を有するSpectra/Por(商標)多孔質再
生セルロース支持体(気孔直径約2nm)にコーティング
によって塗布した。この支持体に4回適用を行った。各
適用において125μmの厚さの層が得られた。各付着
の間で、支持体は5分間外気中に放置した。大気中の水
分によって加水分解が起こった。このようにして、4層
のバリウムフルオロアルコキシド層を付着させた。次い
で、多孔質支持体を浸透水に浸漬させて、層中に存在す
る可溶塩を除去した。
【0066】水流値(%H2 O;表1)が示すように、
バリウムフルオロアルコキシドで処理したセルロース支
持体の表面の疎水性は従って大幅に改善された。
【0067】例3:膜の製造3.1:支持体の疎水性の改善 前に定義したSpectra/Por(商標)セルロー
ス支持体に、前述のようにしてBa6Rの溶液(無水メ
タノール50mL中に溶質1gを含む溶液)を4回塗布し
た。Ba6Rの各層の間で、数分間乾燥させた。
【0068】3.2:活性層の調製 次に、前述のようにして改質した支持体を浸透水中に1
時間浸漬させた。まだ湿っている支持体の未処理表面
に、例1の方法に従って調製したイモゴライトとクラウ
ンエーテルを含む溶液(イモゴライト(1.18g/
L;Si=0.424gおよびAl=0.753gを含
む)50g中に18.6gの18−クラウン−6を溶
解)を塗布した。
【0069】支持体をもう一度浸透水に24時間浸漬し
た。次に、イモゴライトとクラウンエーテルの溶液の第
2の層を前記層の上に付着させた。この溶液は、セルロ
ース支持体上に厚さ100μmの層を作れるナイフによ
って塗布した。このようにして、膜の活性層が得られ
た。
【0070】乾燥後、イモゴライト−エーテル−クラウ
ンの最後の層の上に、同じ塗布条件で0.2g/Lのメ
チルセルロース(400cp)水溶液を用いてメチルセル
ロースの保護層を付着させた。こうして得られた膜に関
する選択性の結果を以下の表1に示す。
【0071】例4:比較 18.6gの18−クラウン−6をイモゴライト(0.
98g/L;Si=0.36g及びAl=0.62g)
50g中に溶解させた。この溶液を、前記セルロース支
持体上に厚さ100μmの層を付着させることのできる
ブレードを用いて塗布した。このようにして、活性層が
得られた。
【0072】乾燥後、前記活性層上に同一塗布条件で
0.2g/Lのメチルセルロース(400cp)の水溶液
を用いてメチルセルロースの層を塗布した。乾燥後、セ
ルロース支持体の裏面に、例2に記載した方法に従って
製造したバリウムフルオロアルコキシドBa6Rの溶液
(無水メタノール50mL中フルオロアルコキシド1g)
によって塗布した。厚さ125μmの層を付着させるこ
とができるブレードを用いて、支持体上で4回行った。
各付着の間で、多孔質支持体を5分間外気中に放置し
た。
【0073】大気中の水分によって加水分解が起こっ
た。溶媒を蒸発させた。5分後、多孔質支持体を浸透水
入りのビーカー中に浸漬して、形成さた可溶性バリウム
塩を除去した。こうして得られた膜に関する選択性の結
果を以下の表1に示す。
【0074】例5 この実施例中では、例1の方法に従って製造したイモゴ
ライトのみを含む溶液を、疎水性が改善されていないS
pectra/Por(商標)セルロース支持体に塗布
した。こうして得られた膜に関する選択性の結果を以下
の表2に示す。
【0075】例6 この例中では、前述の、イモゴライトと18−クラウン
−6イオン担体を含む溶液を、疎水性が改善されていな
いSpectra/Por(商標)セルロース支持体に
塗布した。こうして得られた膜に関する選択性の結果を
以下の表2に示す。
【0076】例7:膜の選択性の結果7.1 前記膜の分離特性を測定するために、これらの
膜の各々を、選択的に除去すべき臭化物イオンを含む写
真現像液と接触させた。現像液の成分は次の通りであっ
た: ヒドロキノン(HQ) 21.00g/L ヒドロキノンモノスルフェート(KHQS) 13.40g/L フェニドン−A 0.69g/L 臭化物* 3.46g/L 亜硫酸塩* 8g/L pH 9.9に調整 水 溶液を1リットルと するのに充分な量 * 臭化物及び亜硫酸塩はNa塩の形態であった。
【0077】第1図に図示した装置を使用した。この装
置は、各々の容量が約50mLの2個の区画室5及び6か
らなるものであった。2つの区画室は10cm2 の膜7で
隔てられ、全体が密閉系を形成していた。反応器3に含
まれる現像液500mLは、区画室5において入り口9か
ら出口8まで出力25mL/分のポンプ1によって循環し
た。反応器4に含まれる水180mLは、区画室6におい
て入り口11から出口10まで出力25mL/分のポンプ
2によって逆方向に循環した。分離の結果を以下の表1
に示す。
【0078】
【表1】
【0079】これらの例から、本発明の膜を用いると水
の流れが大幅に減少することがわかる。本発明の膜を用
いるとさらに、膜の最大抽出選択率が得られる。例4に
おいて、比較の膜はより選択性が低く、水の流れが速
い。これらの結果から、本発明の膜は、選択性を増大さ
せると共に、ヒドロキノン及びヒドロキノンモノスルホ
ネートの減量を少なくすることがわかる。
【0080】
【表2】
【0081】* これらの例中においては、Spectr
a/Por(商標)セルロース支持体は他の処理はせず
に膜として使用する。未反応のセルロース及び実施例5
で得られた結果を比較すると、セルロース支持体上のイ
モゴライト塗膜は膜の親水性/疎水性バランスを改良す
ることがわかる。膜を通る水の流れの減少が認められる
が、臭化物イオンの抽出動力学に影響は見られない。イ
モゴライト中に担体を入れると、水の流れが変化せずに
臭化物イオンの抽出動力学は非常に増大する。さらに、
担体が存在する場合には、有機物質の減量も低下する。
この場合の臭化物イオンの抽出ははるかに選択的であ
る。
【0082】これらの膜のいずれによっても、本発明で
得られた膜ほど有効な結果は得られない。
【0083】例7.2 この例においては、前記膜の分
離特性を測定した。測定は、これらの膜の各々を、選択
的に除去すべき臭化物イオンを含むアスコルビン酸現像
液と接触させることによって行った。現像液の成分は以
下の通りであった: 炭酸カリウム 400g K2 SO3 (45%p) 222g ベンゾトリアゾール 0.4g HMMP 5g 臭化カリウム 8g Antical 8(商標)(40%) 8.6g アスコルビン酸 64g 水 溶液を2リットルと するのに充分な量 HMMP:ヒドロキシメチルメチルピラゾリジノン 前と同様に、第1図に図示した装置を用いた。分離の結
果を以下の表3に示す。
【0084】
【表3】
【0085】これらの実施例から、本発明の膜を用いる
と、水の流れが大幅に減少することがわかる。これらの
結果は、本発明の膜が選択性を大幅に増大させると同時
に、アスコルビン酸の減量を少なくすることを示してい
る。
【0086】前記表のパラメーターの定義 Max tmin:最大臭化物抽出値にまたは24時間
後における臭化物抽出値の少なくとも80%に達するに
必要な時間(反転点)。 FS1:Max tminにおけるヒドロキノン(H
Q)及びヒドロキノンモノスルホネート(KHQS)に
比較したBrイオンに関する抽出選択性。 FS2:Max tminにおけるフェニドンに比較し
た臭化物イオンに関する抽出選択性。 HQ+KHQS(抽出):24時間後に水中に存在する
HQ及びKHQSの%。 フェニドン(抽出):24時間後に水中に存在するフェ
ニドンの%。 FS3:Max tminにおけるアスコルビン酸に対
するBrに関する抽出選択性。 FS4:Max tminにおけるHMMPに比較した
臭化物に関する抽出選択性。
【0087】
【追加の態様】
1.前記ヒドロゲル材料がイモゴライト型のアルミノ珪
酸塩である請求項1に記載の膜。 2.前記イオン担体が大環状ポリエーテルまたはイオ
ウ、窒素または酸素から選ばれた1個またはそれ以上の
ヘテロ原子を含む大環状ポリエーテルから選ばれる請求
項1に記載の膜。 3.前記イオン担体が式:
【0088】
【化7】 〔式中、R1 ,R2 ,R3 及びR4 は水素原子またはア
ルキル、アリール、エステル、アミド、カルボキシ、エ
ステル、スルホンアミド、スルホ、アルコキシもしくは
アリールオキシもしくはポリアルコキシ基を表すか、ま
たはR1 とR2 及び/またはR3 とR4 が、場合によっ
ては環上に酸素、イオウもしくは窒素ヘテロ原子を含
む、5〜7員の脂肪族もしくは芳香族環を完成するのに
必要な原子を表し、n及びn′は1〜10であり、nと
n′の合計は少なくとも4である〕を有する態様2の
膜。 4.前記イオン担体が式:
【0089】
【化8】 〔式中、A,B,C,D,E及びFはそれぞれ別個に酸
素もしくはイオウ原子、またはN−R5 (ここでR5
水素、アルキル基であるか、または二つの隣接する原子
と一緒に、場合によっては酸素または硫黄原子を環上に
含む5〜7員の脂肪族もしくは芳香環を形成するのに必
要な原子を表す)を表し、x,y及びzは1〜3である
が、ただし、酸素原子の総数は少なくとも6である〕を
有する前記態様2の膜。 5.支持体上に希土類及び/またはアルカリ土類フルオ
ロアルコキシドの溶液を適用し、加水分解し、そして層
を洗浄することによって支持体の疎水性を増す層を得る
請求項1に記載の膜。 6.活性層上に保護層を含む請求項1に記載の膜。 7.支持体の疎水性を増す層が、膜を通る水の流れを、
未処理支持体を通る水の流れと比較して少なくとも50
%減少させるものである請求項1に記載の膜。 8.前記選択性膜が前記態様1項〜7項のいずれかに記
載の選択性膜である請求項2に記載の装置。 9.前記選択性膜が前記態様1項〜7項のいずれかに記
載の選択性膜である請求項3に記載の装置。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の分離装置である。
【図2】本発明の膜の一実施態様の断面図である。
【符号の説明】
1,2…ポンプ 3,4…反応器 5,6…区画室 7…膜 8,10…出口 9,11…入口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジャニーヌ リゴラ フランス国,71100 シャロン スール ソーヌ,リュ モリネ,16

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 活性層と支持体の疎水性を増加させる層
    が被覆された支持体を含んでなる選択性膜であって:
    (a)支持体の一方の表面に、支持体の疎水性を増大さ
    せる層を適用し、そして(b)支持体の他方の表面に、
    無機ヒドロゲル材料及びイオン担体を含む活性層を適用
    する工程をこの順序で含んでなる方法によって製造され
    る選択性膜。
  2. 【請求項2】 分離すべき化学物質を含む水溶液の処理
    装置であって、処理すべき溶液を受容する第1のゾーン
    及びトラップ溶液を含む第2のゾーンを含んでなり、両
    ゾーンが請求項1に記載の選択性膜で隔てられている処
    理装置。
  3. 【請求項3】 水溶液中でキレート化することができる
    イオン物質を選択的に分離する方法であって、選択的に
    分離すべきイオン物質を含む水溶液を請求項1に記載の
    選択性膜の活性層と接触させ、且つ該膜の他方の面をト
    ラップ溶液と接触させる方法。
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