JPH10309390A - エアバックモジュール内蔵シート用のトリムカバー - Google Patents
エアバックモジュール内蔵シート用のトリムカバーInfo
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- JPH10309390A JPH10309390A JP9137853A JP13785397A JPH10309390A JP H10309390 A JPH10309390 A JP H10309390A JP 9137853 A JP9137853 A JP 9137853A JP 13785397 A JP13785397 A JP 13785397A JP H10309390 A JPH10309390 A JP H10309390A
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- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R21/00—Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
- B60R21/02—Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
- B60R21/16—Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
- B60R21/20—Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components
- B60R21/207—Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components in vehicle seats
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- Air Bags (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 通常の使い勝手に耐えられるようカバー全体
を容易に縫製し、且つ、エアバックの膨張展開に伴う破
断部を確実に拡開できてエアバックを一定方向に正確に
膨張展開可能に縫製する。 【解決手段】 通常の使い勝手に耐えられる強い強度の
糸と、通常の使い勝手では切れず且つエアバックの膨張
圧により切れる相対的に強度の弱い糸とを上下の縫い糸
とし、前面カバー部１０と周回り面カバー部１１との全
周縫い合わせ目を該縫い糸による連続した縫着ライン１
２で縫い合わせると共に、エアバックモジュールＥの収
容側で上下に間隔を隔ててエアバックｅ1 の膨張圧に耐
えられる強さの力布１３ａ，１３ｂを該縫着ライン１２
のライン上に交差させて縫い付け、この力布１３ａ，１
３ｂで区切る縫着ラインの長さ内Ｘをエアバックｅ1 の
膨張展開に伴う破断部１５として形成する。
を容易に縫製し、且つ、エアバックの膨張展開に伴う破
断部を確実に拡開できてエアバックを一定方向に正確に
膨張展開可能に縫製する。 【解決手段】 通常の使い勝手に耐えられる強い強度の
糸と、通常の使い勝手では切れず且つエアバックの膨張
圧により切れる相対的に強度の弱い糸とを上下の縫い糸
とし、前面カバー部１０と周回り面カバー部１１との全
周縫い合わせ目を該縫い糸による連続した縫着ライン１
２で縫い合わせると共に、エアバックモジュールＥの収
容側で上下に間隔を隔ててエアバックｅ1 の膨張圧に耐
えられる強さの力布１３ａ，１３ｂを該縫着ライン１２
のライン上に交差させて縫い付け、この力布１３ａ，１
３ｂで区切る縫着ラインの長さ内Ｘをエアバックｅ1 の
膨張展開に伴う破断部１５として形成する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、外方に向けて膨張
展開可能なエアバックを有するエアバックモジュールを
シートバックの片側部内に収容装備するエアバックモジ
ュール内蔵シート用のトリムカバーに関するものであ
る。
展開可能なエアバックを有するエアバックモジュールを
シートバックの片側部内に収容装備するエアバックモジ
ュール内蔵シート用のトリムカバーに関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種のシート用トリムカバーに
おいては、前面カバー部と周回り面カバーとを縫い合わ
せる際、エアバックモジュールの収容部位をエアバック
の膨張展開に伴って容易に且つ確実に切れる縫い糸から
縫製すると共に、その残余の縫い合わせ目を通常用いら
れる縫い糸から縫い合わせることにより、強度の弱い糸
による縫着ラインをエアバックの膨張展開に伴う破断部
として形成するものが提案されている（特開平８−２１
６８２０号）。
おいては、前面カバー部と周回り面カバーとを縫い合わ
せる際、エアバックモジュールの収容部位をエアバック
の膨張展開に伴って容易に且つ確実に切れる縫い糸から
縫製すると共に、その残余の縫い合わせ目を通常用いら
れる縫い糸から縫い合わせることにより、強度の弱い糸
による縫着ラインをエアバックの膨張展開に伴う破断部
として形成するものが提案されている（特開平８−２１
６８２０号）。
【０００３】このトリムカバーにおいては、エアバック
の膨張展開に伴う破断部を強度の弱い縫い糸のみの縫着
ラインによって形成するものであるため、当該部位が通
常の使い勝手によっても切れてほつれ出す虞れがある。
また、エアバックモジュールの収容部位と残余の縫い合
わせ目とを個別に縫い合わさねばならないから縫製に極
めて手間が掛るばかりでなく、通常の糸による縫着ライ
ンは少なくとも強度の弱い糸の縫着ラインより連続する
端末側を縛り止め処理しなければならない。その端末を
縛り止め処理しないと、エアーバックの膨張力によって
該端末からほつれ出すことにより、エアーバックの膨張
力による裂開位置がエアバックの所望の展開方向に合せ
て正確に定まらない。
の膨張展開に伴う破断部を強度の弱い縫い糸のみの縫着
ラインによって形成するものであるため、当該部位が通
常の使い勝手によっても切れてほつれ出す虞れがある。
また、エアバックモジュールの収容部位と残余の縫い合
わせ目とを個別に縫い合わさねばならないから縫製に極
めて手間が掛るばかりでなく、通常の糸による縫着ライ
ンは少なくとも強度の弱い糸の縫着ラインより連続する
端末側を縛り止め処理しなければならない。その端末を
縛り止め処理しないと、エアーバックの膨張力によって
該端末からほつれ出すことにより、エアーバックの膨張
力による裂開位置がエアバックの所望の展開方向に合せ
て正確に定まらない。
【０００４】なお、エアバックモジュールを内蔵しない
通常のシート用トリムカバーを縫製するには番手数８番
のポリエステル糸を上下の縫い糸としてミシン縫いが適
用されている。この縫い糸による縫着ラインは通常の使
い勝手に十分耐えられることは勿論であるが、その反
面、エアバックの膨張圧によっても切れ難い。
通常のシート用トリムカバーを縫製するには番手数８番
のポリエステル糸を上下の縫い糸としてミシン縫いが適
用されている。この縫い糸による縫着ラインは通常の使
い勝手に十分耐えられることは勿論であるが、その反
面、エアバックの膨張圧によっても切れ難い。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、通常の使い
勝手に耐えられるようカバー全体を容易に縫製できると
共に、エアバックの膨張展開に伴う破断部を確実に拡開
できてエアバックを一定方向に正確に膨張展開できるよ
う縫製可能なエアバックモジュール内蔵シート用のトリ
ムカバーを提供することを目的とする。
勝手に耐えられるようカバー全体を容易に縫製できると
共に、エアバックの膨張展開に伴う破断部を確実に拡開
できてエアバックを一定方向に正確に膨張展開できるよ
う縫製可能なエアバックモジュール内蔵シート用のトリ
ムカバーを提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項１に係る
エアバックモジュール内蔵シート用のトリムカバーにお
いては、通常の使い勝手に耐えられる強い強度の糸と、
通常の使い勝手では切れず且つエアバックの膨張圧によ
り切れる相対的に強度の弱い糸とを上下の縫い糸とし、
前面カバー部と周回り面カバー部との全周縫い合わせ目
を該縫い糸による連続した縫着ラインで縫い合わせると
共に、エアバックモジュールの収容側で上下に間隔を隔
てエアバックの膨張圧に耐えられる強さの力布を該縫着
ラインのライン上に交差させて縫い付け、この力布で区
切る縫着ラインの長さ内をエアバックの膨張展開に伴う
破断部として形成することにより構成されている。
エアバックモジュール内蔵シート用のトリムカバーにお
いては、通常の使い勝手に耐えられる強い強度の糸と、
通常の使い勝手では切れず且つエアバックの膨張圧によ
り切れる相対的に強度の弱い糸とを上下の縫い糸とし、
前面カバー部と周回り面カバー部との全周縫い合わせ目
を該縫い糸による連続した縫着ラインで縫い合わせると
共に、エアバックモジュールの収容側で上下に間隔を隔
てエアバックの膨張圧に耐えられる強さの力布を該縫着
ラインのライン上に交差させて縫い付け、この力布で区
切る縫着ラインの長さ内をエアバックの膨張展開に伴う
破断部として形成することにより構成されている。
【０００７】本発明の請求項２に係るエアバックモジュ
ール内蔵シート用のトリムカバーにおいては、番手数８
番の太い糸と番手数２０番の細い糸を上下の縫い糸と
し、前面カバー部と周回り面カバー部との全周縫い合わ
せ目を該縫い糸による連続した縫着ラインで縫い合わせ
ることにより構成されている。
ール内蔵シート用のトリムカバーにおいては、番手数８
番の太い糸と番手数２０番の細い糸を上下の縫い糸と
し、前面カバー部と周回り面カバー部との全周縫い合わ
せ目を該縫い糸による連続した縫着ラインで縫い合わせ
ることにより構成されている。
【０００８】本発明の請求項３に係るエアバックモジュ
ール内蔵シート用のトリムカバーにおいては、少なくと
も力布で区切る縫着ラインの長さ内で、前面カバー部と
側面カバー部の各縫い代を両側に割って前面カバー部，
側面カバー部の各内側面に縫い付けることにより構成さ
れている。
ール内蔵シート用のトリムカバーにおいては、少なくと
も力布で区切る縫着ラインの長さ内で、前面カバー部と
側面カバー部の各縫い代を両側に割って前面カバー部，
側面カバー部の各内側面に縫い付けることにより構成さ
れている。
【０００９】本発明の請求項４に係るエアバックモジュ
ール内蔵シート用のトリムカバーにおいては、力布を各
縫い代と共に縫付け処理することにより構成されてい
る。
ール内蔵シート用のトリムカバーにおいては、力布を各
縫い代と共に縫付け処理することにより構成されてい
る。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して説明す
ると、図１は自動車用のアシスタントシートを示し、こ
のシートにおいてはエアバックモジュールＥが車の前方
側から見てシートバックＢの右側部内に収容装備されて
いる。図示実施の形態は、そのエアバックミジュールＥ
を収容装備したシートバック用のトリムカバー１を所定
の立体形状に縫製するのに適用されている。
ると、図１は自動車用のアシスタントシートを示し、こ
のシートにおいてはエアバックモジュールＥが車の前方
側から見てシートバックＢの右側部内に収容装備されて
いる。図示実施の形態は、そのエアバックミジュールＥ
を収容装備したシートバック用のトリムカバー１を所定
の立体形状に縫製するのに適用されている。
【００１１】そのトリムカバー１は、図２で示すように
表皮材１ａ，ワディング材１ｂ，裏打材１ｃを三者一体
に積層形成したワディングカバーを用いて縫製されてい
る。また、このトリムカバー１は図１で示すように座部
中央から左右の土手部を覆う前面カバー部１０と、ヘッ
ドレストＨの装備位置である上部から両側面（片側のみ
現れる。）を覆う周回り面カバー部１１と、背面カバー
部（図示せず）とから所定の立体形状に縫製されてい
る。
表皮材１ａ，ワディング材１ｂ，裏打材１ｃを三者一体
に積層形成したワディングカバーを用いて縫製されてい
る。また、このトリムカバー１は図１で示すように座部
中央から左右の土手部を覆う前面カバー部１０と、ヘッ
ドレストＨの装備位置である上部から両側面（片側のみ
現れる。）を覆う周回り面カバー部１１と、背面カバー
部（図示せず）とから所定の立体形状に縫製されてい
る。
【００１２】そのトリムカバー１の縫製個所のうち、前
面カバー部１０と周回り面カバー部１１との全周縫い合
わせ目は通常の使い勝手に耐えられる強い強度の糸と、
通常の使い勝手では切れず且つエアバックの膨張圧によ
り切れる相対的に強度の弱い糸とを上下の縫い糸とし、
ミシン縫いを適用することにより該縫い糸による連続し
た縫着ライン１２で縫い合わされている。この他の縫着
個所は、通常用いられる番手数８番の太い糸を上下の糸
とする縫い糸でミシン縫いすればよく、各縫い糸として
はポリエステル繊維糸を用いることができる。
面カバー部１０と周回り面カバー部１１との全周縫い合
わせ目は通常の使い勝手に耐えられる強い強度の糸と、
通常の使い勝手では切れず且つエアバックの膨張圧によ
り切れる相対的に強度の弱い糸とを上下の縫い糸とし、
ミシン縫いを適用することにより該縫い糸による連続し
た縫着ライン１２で縫い合わされている。この他の縫着
個所は、通常用いられる番手数８番の太い糸を上下の糸
とする縫い糸でミシン縫いすればよく、各縫い糸として
はポリエステル繊維糸を用いることができる。
【００１３】その縫着ライン１２の縫い糸には、通常の
使い勝手に耐えられる強度の強い糸として番手数８番の
太い糸とを用い、通常の使い勝手では切れず且つエアバ
ックの通常設定される膨張圧により切れる糸として番手
数２０番の細い糸を用いるとよい。この縫い糸による
と、前面カバー部１０と周回り面カバー部１１との全周
縫い合わせ目を通常の使い勝手に耐えられるよう縫製で
きしかも当該全周を１回のミシン掛けで縫い合わせ処理
することができる。
使い勝手に耐えられる強度の強い糸として番手数８番の
太い糸とを用い、通常の使い勝手では切れず且つエアバ
ックの通常設定される膨張圧により切れる糸として番手
数２０番の細い糸を用いるとよい。この縫い糸による
と、前面カバー部１０と周回り面カバー部１１との全周
縫い合わせ目を通常の使い勝手に耐えられるよう縫製で
きしかも当該全周を１回のミシン掛けで縫い合わせ処理
することができる。
【００１４】その縫着ライン１２において、図１で示す
ようにエアバックモジュールＥの収容側には力布１３
ａ，１３ｂが上下に間隔を隔て縫着ライン１２のライン
上に交差させることにより縫い付けられている。この力
布１３ａ，１３ｂはエアバックの膨張圧に耐えられる強
さのものでなり、例えばトリムカバー１の裏打材１ｃと
同様のトリコットを４０〜５０ｍｍ長さ程度に裁断した
ものを用い、図３で示すように同じ長さを前面カバー部
１０とエアバックモジュール収容側の側面カバー部１４
とに掛け渡すことにより内側面に縫い付けられている。
ようにエアバックモジュールＥの収容側には力布１３
ａ，１３ｂが上下に間隔を隔て縫着ライン１２のライン
上に交差させることにより縫い付けられている。この力
布１３ａ，１３ｂはエアバックの膨張圧に耐えられる強
さのものでなり、例えばトリムカバー１の裏打材１ｃと
同様のトリコットを４０〜５０ｍｍ長さ程度に裁断した
ものを用い、図３で示すように同じ長さを前面カバー部
１０とエアバックモジュール収容側の側面カバー部１４
とに掛け渡すことにより内側面に縫い付けられている。
【００１５】その力布１３ａ，１３ｂは、図１で示すよ
うに両者で区切る縫着ライン１２の長さ内Ｘをエアバッ
クの膨張展開に伴う破断部１５として形成する。この破
断部１５は、上述した如く縫着ライン１２を形成する片
側の縫い糸がエアバックの通常設定される膨張圧により
切れる弱い糸でなるため、エアバックの膨張展開に伴っ
て確実に拡開できる。また、力布１３ａ，１３ｂがエア
バックの膨張圧に耐えられる強さのものでなるから、破
断部１５をエアバックの膨張力による裂開位置としてエ
アバックの所望の展開方向に合せて正確に定めることが
できる。
うに両者で区切る縫着ライン１２の長さ内Ｘをエアバッ
クの膨張展開に伴う破断部１５として形成する。この破
断部１５は、上述した如く縫着ライン１２を形成する片
側の縫い糸がエアバックの通常設定される膨張圧により
切れる弱い糸でなるため、エアバックの膨張展開に伴っ
て確実に拡開できる。また、力布１３ａ，１３ｂがエア
バックの膨張圧に耐えられる強さのものでなるから、破
断部１５をエアバックの膨張力による裂開位置としてエ
アバックの所望の展開方向に合せて正確に定めることが
できる。
【００１６】その少なくとも力布１３ａ，１３ｂで区切
る縫着ライン１２の長さ内Ｘにおいて、図３で示すよう
に前面カバー部１０と少なくとも側面カバー部１４の各
縫い代１０ａ，１４ａを両側に割って夫々内側面に縫い
付けるとよい。この各縫い代１０ａ，１４ａを両側に割
ると、破断部１５が各縫い代１０ａ，１４ａで邪魔され
ないからより確実に拡開するようにできる。
る縫着ライン１２の長さ内Ｘにおいて、図３で示すよう
に前面カバー部１０と少なくとも側面カバー部１４の各
縫い代１０ａ，１４ａを両側に割って夫々内側面に縫い
付けるとよい。この各縫い代１０ａ，１４ａを両側に割
ると、破断部１５が各縫い代１０ａ，１４ａで邪魔され
ないからより確実に拡開するようにできる。
【００１７】その前面カバー部１０，少なくとも側面カ
バー部１４の各縫い代１０ａ，１４ａは、図４で示すよ
うに力布１３ａ（片側のみ図示）を縫い付けるのと同じ
縫着ライン１６ａ，１６ｂと共縫い処理すると手間を掛
けずに縫い付けことができる。また、この前面カバー部
１０と側面カバー部１４の各縫い代１０ａ，１４ａから
引き続く全周回りの縫い代を両側に割って内側面に縫い
付けると、トリムカバー１の表面側に出る縫着ラインを
体裁のよいものに形成することができる
バー部１４の各縫い代１０ａ，１４ａは、図４で示すよ
うに力布１３ａ（片側のみ図示）を縫い付けるのと同じ
縫着ライン１６ａ，１６ｂと共縫い処理すると手間を掛
けずに縫い付けことができる。また、この前面カバー部
１０と側面カバー部１４の各縫い代１０ａ，１４ａから
引き続く全周回りの縫い代を両側に割って内側面に縫い
付けると、トリムカバー１の表面側に出る縫着ラインを
体裁のよいものに形成することができる
【００１８】このように構成するトリムカバーは、破断
部１５を設けた側部側をエアバックモジュールＥに収容
装備側に位置させてシートバックのバックパッドを通常
通り被包するよう組み付ければよい。
部１５を設けた側部側をエアバックモジュールＥに収容
装備側に位置させてシートバックのバックパッドを通常
通り被包するよう組み付ければよい。
【００１９】なお、エアバックモジュールＥは図２で示
すようにガス圧で膨張展開するエアバックｅ1 とガス発
生部を含むモジュール本体ｅ2 とを備えてなり、そのモ
ジュール本体ｅ2 を含む全体をシートバックフレーム２
のサイドプレート２ａに取付け固定すると共に、エアバ
ックｅ1 をバックパッド３の側部に設けた開口部３ａよ
り外方に臨ませて組み付けられる。
すようにガス圧で膨張展開するエアバックｅ1 とガス発
生部を含むモジュール本体ｅ2 とを備えてなり、そのモ
ジュール本体ｅ2 を含む全体をシートバックフレーム２
のサイドプレート２ａに取付け固定すると共に、エアバ
ックｅ1 をバックパッド３の側部に設けた開口部３ａよ
り外方に臨ませて組み付けられる。
【００２０】また、トリムカバー１を吊込み止着するに
は図２で示すように前面カバー部１０の座面中央と土手
部との端末縫着個所並びに側面カバー部１４の端末とを
金属ワイヤ製の吊込み部材４ａ，４ｂでシートクッショ
ンバネ５並びにシートバックフレーム２に吊込み固定す
るとよい。その金属ワイヤ製の吊込み部材４ａ，４ｂに
よると、エアバックｅ1 の膨張に対抗するようトリムカ
バー１を強く引張保持するよう吊込み止着できるため、
破断部１５をエアバックｅ1 の膨張に伴って確実に破断
開口させることができる。
は図２で示すように前面カバー部１０の座面中央と土手
部との端末縫着個所並びに側面カバー部１４の端末とを
金属ワイヤ製の吊込み部材４ａ，４ｂでシートクッショ
ンバネ５並びにシートバックフレーム２に吊込み固定す
るとよい。その金属ワイヤ製の吊込み部材４ａ，４ｂに
よると、エアバックｅ1 の膨張に対抗するようトリムカ
バー１を強く引張保持するよう吊込み止着できるため、
破断部１５をエアバックｅ1 の膨張に伴って確実に破断
開口させることができる。
【００２１】また、図５で示すように玉縁１７を前面カ
バー部１０と周回り面カバー部１１との全周縫い合わせ
目に備える場合には、玉縁１７は番手数５番程度の太く
て強い縫い糸１８で前面カバー部１０の縁回りに予め仮
縫いし、更に、上述した細い糸を含む縫い糸による縫着
ライン１３で周回り面カバー部１１と本縫いすればよ
い。その玉縁１７は前面カバー部１０側に強く縫着され
るから、エアバックｅ1が膨張するのに伴って前面カバ
ー部１０側に付いたままで破段部１５が拡開できる。ま
た、エアバックモジュール収容側の側面カバー部１４は
玉縁１７による制約を受けないで大きく展開することが
できる。
バー部１０と周回り面カバー部１１との全周縫い合わせ
目に備える場合には、玉縁１７は番手数５番程度の太く
て強い縫い糸１８で前面カバー部１０の縁回りに予め仮
縫いし、更に、上述した細い糸を含む縫い糸による縫着
ライン１３で周回り面カバー部１１と本縫いすればよ
い。その玉縁１７は前面カバー部１０側に強く縫着され
るから、エアバックｅ1が膨張するのに伴って前面カバ
ー部１０側に付いたままで破段部１５が拡開できる。ま
た、エアバックモジュール収容側の側面カバー部１４は
玉縁１７による制約を受けないで大きく展開することが
できる。
【００２２】
【発明の効果】以上の如く、本発明の請求項１に係るエ
アバックモジュール内蔵シート用のトリムカバーに依れ
ば、通常の使い勝手に耐えられる強度の強い糸と、通常
の使い勝手では切れず且つエアバックの通常設定される
膨張圧により切れる糸とを上下の縫い糸とすることによ
り、前面カバー部と周回り面カバー部との全周縫い合わ
せ目を該縫い糸による縫着ラインで通常の使い勝手に耐
えられるよう縫製できしかも全周を１回に縫い合わせ処
理することができる。また、その縫着ラインの力布で区
切る長さ内をエアバックの膨張圧により切れる弱い糸で
エアバックの膨張展開に伴う破断部として形成し、エア
バックの膨張展開に伴って確実に拡開できると共に、エ
アバックの膨張力による裂開位置としてエアバックの所
望の展開方向に合せて正確に定めることができる。
アバックモジュール内蔵シート用のトリムカバーに依れ
ば、通常の使い勝手に耐えられる強度の強い糸と、通常
の使い勝手では切れず且つエアバックの通常設定される
膨張圧により切れる糸とを上下の縫い糸とすることによ
り、前面カバー部と周回り面カバー部との全周縫い合わ
せ目を該縫い糸による縫着ラインで通常の使い勝手に耐
えられるよう縫製できしかも全周を１回に縫い合わせ処
理することができる。また、その縫着ラインの力布で区
切る長さ内をエアバックの膨張圧により切れる弱い糸で
エアバックの膨張展開に伴う破断部として形成し、エア
バックの膨張展開に伴って確実に拡開できると共に、エ
アバックの膨張力による裂開位置としてエアバックの所
望の展開方向に合せて正確に定めることができる。
【００２３】本発明の請求項２に係るエアバックモジュ
ール内蔵シート用のトリムカバーに依れば、番手数８番
の太い糸と番手数２０番の細い糸を上下の縫い糸とする
ことにより、前面カバー部と周回りカバー部との全周縫
い合わせ目を該縫い糸による縫着ラインで通常の使い勝
手に確実に耐えられるよう縫製できると共に、その縫着
ラインの力布で区切る長さ内をエアバックの膨張展開に
伴う破断部として確実に縫製することができる。
ール内蔵シート用のトリムカバーに依れば、番手数８番
の太い糸と番手数２０番の細い糸を上下の縫い糸とする
ことにより、前面カバー部と周回りカバー部との全周縫
い合わせ目を該縫い糸による縫着ラインで通常の使い勝
手に確実に耐えられるよう縫製できると共に、その縫着
ラインの力布で区切る長さ内をエアバックの膨張展開に
伴う破断部として確実に縫製することができる。
【００２４】本発明の請求項３に係るエアバックモジュ
ール内蔵シート用のトリムカバーに依れば、少なくとも
力布で区切る縫着ラインの長さ内で、前面カバー部と側
面カバー部の各縫い代を両側に割って夫々内側面に縫い
付けることにより、破断部が各縫い代で邪魔されずによ
り確実に拡開可能に縫製することができる。
ール内蔵シート用のトリムカバーに依れば、少なくとも
力布で区切る縫着ラインの長さ内で、前面カバー部と側
面カバー部の各縫い代を両側に割って夫々内側面に縫い
付けることにより、破断部が各縫い代で邪魔されずによ
り確実に拡開可能に縫製することができる。
【００２５】本発明の請求項４に係るエアバックモジュ
ール内蔵シート用のトリムカバーに依れば、力布を各縫
い代と共に縫付け処理することにより手間を掛けずに力
布を縫い付けことができる。
ール内蔵シート用のトリムカバーに依れば、力布を各縫
い代と共に縫付け処理することにより手間を掛けずに力
布を縫い付けことができる。
【図１】本発明のトリムカバーによるエアバックモジュ
ール内蔵シートを示す部分断面図である。
ール内蔵シートを示す部分断面図である。
【図２】同トリムカバーによるエアバックモジュール内
蔵シートを示す部分拡大断面図である。
蔵シートを示す部分拡大断面図である。
【図３】同トリムカバーの力布縫着個所を示す部分拡大
断面図である。
断面図である。
【図４】同トリムカバーの力布縫着個所を示す部分拡大
内面図である。
内面図である。
【図５】同トリムカバーの玉縁縫着個所を示す部分拡大
断面図である。
断面図である。
１０ 前面カバー部 １１ 周回り面カバー部 １２ 縫着ライン １３ａ，１３ｂ 力布 １４ 側面カバー部 １５ 破断部 Ｘ 力布で区切る縫着ラインの長さ
内 Ｅ エアバックモジュール ｅ1 エアバック
内 Ｅ エアバックモジュール ｅ1 エアバック
Claims (4)
- 【請求項１】 外方に向けて膨張展開可能なエアバック
を有するエアバックモジュールをシートバックの片側部
内に収容装備するエアバックモジュール内蔵シート用の
トリムカバーにおいて、 通常の使い勝手に耐えられる強い強度の糸と、通常の使
い勝手では切れず且つエアバックの膨張圧により切れる
相対的に強度の弱い糸とを上下の縫い糸とし、前面カバ
ー部と周回り面カバー部との全周縫い合わせ目を該縫い
糸による連続した縫着ラインで縫い合わせると共に、エ
アバックモジュールの収容側で上下に間隔を隔てエアバ
ックの膨張圧に耐えられる強さの力布を該縫着ラインの
ライン上に交差させて縫い付け、この力布で区切る縫着
ラインの長さ内をエアバックの膨張展開に伴う破断部と
して形成したことを特徴とするエアバックモジュール内
蔵シート用のトリムカバー。 - 【請求項２】 番手数８番の太い糸と番手数２０番の細
い糸を上下の縫い糸とし、前面カバー部と周回り面カバ
ー部との全周縫い合わせ目を該縫い糸による連続した縫
着ラインで縫い合わせたことを特徴とする請求項１に記
載のエアバックモジュール内蔵シート用のトリムカバ
ー。 - 【請求項３】 少なくとも力布で区切る縫着ラインの長
さ内で、前面カバー部と側面カバー部の各縫い代を両側
に割って前面カバー部，側面カバー部の各内側に縫い付
けたことを特徴とする請求項１または２に記載のエアバ
ックモジュール内蔵シート用のトリムカバー。 - 【請求項４】 力布を各縫い代と共に縫付け処理したこ
とを特徴とする請求項３に記載のエアバックモジュール
内蔵シート用のトリムカバー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9137853A JPH10309390A (ja) | 1997-05-12 | 1997-05-12 | エアバックモジュール内蔵シート用のトリムカバー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9137853A JPH10309390A (ja) | 1997-05-12 | 1997-05-12 | エアバックモジュール内蔵シート用のトリムカバー |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10309390A true JPH10309390A (ja) | 1998-11-24 |
Family
ID=15208326
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9137853A Withdrawn JPH10309390A (ja) | 1997-05-12 | 1997-05-12 | エアバックモジュール内蔵シート用のトリムカバー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10309390A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015209067A (ja) * | 2014-04-25 | 2015-11-24 | トヨタ紡織株式会社 | 乗物用シート |
-
1997
- 1997-05-12 JP JP9137853A patent/JPH10309390A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015209067A (ja) * | 2014-04-25 | 2015-11-24 | トヨタ紡織株式会社 | 乗物用シート |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040803 |