JPH10309310A - 脱臭用材 - Google Patents

脱臭用材

Info

Publication number
JPH10309310A
JPH10309310A JP9135731A JP13573197A JPH10309310A JP H10309310 A JPH10309310 A JP H10309310A JP 9135731 A JP9135731 A JP 9135731A JP 13573197 A JP13573197 A JP 13573197A JP H10309310 A JPH10309310 A JP H10309310A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ferrous sulfate
shape
sided corrugated
deodorizing material
deodorizing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9135731A
Other languages
English (en)
Inventor
Taro Kato
藤 太 朗 加
Shinji Arai
井 伸 二 荒
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KITAGAMI SEISHI KK
Original Assignee
KITAGAMI SEISHI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KITAGAMI SEISHI KK filed Critical KITAGAMI SEISHI KK
Priority to JP9135731A priority Critical patent/JPH10309310A/ja
Priority to US08/916,288 priority patent/US5997991A/en
Publication of JPH10309310A publication Critical patent/JPH10309310A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B29/00Layered products comprising a layer of paper or cardboard
    • B32B29/08Corrugated paper or cardboard
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21HPULP COMPOSITIONS; PREPARATION THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASSES D21C OR D21D; IMPREGNATING OR COATING OF PAPER; TREATMENT OF FINISHED PAPER NOT COVERED BY CLASS B31 OR SUBCLASS D21G; PAPER NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D21H27/00Special paper not otherwise provided for, e.g. made by multi-step processes
    • D21H27/30Multi-ply
    • D21H27/40Multi-ply at least one of the sheets being non-planar, e.g. crêped
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B2307/00Properties of the layers or laminate
    • B32B2307/70Other properties
    • B32B2307/758Odour absorbent
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21HPULP COMPOSITIONS; PREPARATION THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASSES D21C OR D21D; IMPREGNATING OR COATING OF PAPER; TREATMENT OF FINISHED PAPER NOT COVERED BY CLASS B31 OR SUBCLASS D21G; PAPER NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D21H21/00Non-fibrous material added to the pulp, characterised by its function, form or properties; Paper-impregnating or coating material, characterised by its function, form or properties
    • D21H21/14Non-fibrous material added to the pulp, characterised by its function, form or properties; Paper-impregnating or coating material, characterised by its function, form or properties characterised by function or properties in or on the paper
    • D21H21/36Biocidal agents, e.g. fungicidal, bactericidal, insecticidal agents
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/13Hollow or container type article [e.g., tube, vase, etc.]
    • Y10T428/1303Paper containing [e.g., paperboard, cardboard, fiberboard, etc.]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/24Structurally defined web or sheet [e.g., overall dimension, etc.]
    • Y10T428/24479Structurally defined web or sheet [e.g., overall dimension, etc.] including variation in thickness
    • Y10T428/24612Composite web or sheet
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/24Structurally defined web or sheet [e.g., overall dimension, etc.]
    • Y10T428/24628Nonplanar uniform thickness material
    • Y10T428/24669Aligned or parallel nonplanarities
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/24Structurally defined web or sheet [e.g., overall dimension, etc.]
    • Y10T428/24628Nonplanar uniform thickness material
    • Y10T428/24669Aligned or parallel nonplanarities
    • Y10T428/24694Parallel corrugations

Landscapes

  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
  • Treating Waste Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 悪臭起因ガスとの接触面積が大きくて、脱臭
性能が良好であり、しかも、通気抵抗が小さくて、前記
ガスの流通が円滑に行われ、軽量で取扱が簡便な脱臭用
材を提供すること。 【解決手段】 繊維素系物質から成る片面段ボ−ル紙
に、硫酸第一鉄を含有させ、該硫酸第一鉄を塩基性硫酸
第二鉄に酸化させて構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】本発明は、室内,冷蔵庫内,生ゴ
ミ缶内、或いは種々の環境内に存在する悪臭成分は勿
論、人間及び動物の排泄物が発生する臭気を除去するこ
とのできる脱臭用材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】脱臭用材としては、従来種々のものが提
案され、実用に供されているものも多く存在する。しか
し、従来の脱臭用材は、人間及び動物の排泄物の臭気を
除去できるものは少なく、その効果もあまり優れたもの
ではなかった。
【0003】そこで、本発明の発明者の一人は、先に、
人間及び動物の排泄物の臭気を除去できる脱臭用材とし
て、繊維素系物質又は繊維素系物質成形部材に硫酸第一
鉄を含有させ、該硫酸第一鉄を塩基性硫酸第二鉄に酸化
させた脱臭用材を発明し、既に特許を得ている(特許第
1642383号)。
【0004】この脱臭用材は、繊維素系物質の繊維素即
ち、セルロ−スと塩基性硫酸第二鉄とを組み合わせたも
ので、シ−ト状,紙状,塊状,綿状、布状又は着物状に
形成して使用することができ、特に、塊状に形成したも
のは、人間の排泄物を汲み取り運搬するヴァキュ−ムカ
−や便器室の臭気を除去するのに極めて高い脱臭効果を
挙げている。
【0005】而して、上記の脱臭方法としては、通常、
送風機と組合せて、その排気ガスを上記塊状の脱臭用材
を充填した筒内を下から上に通すことにより、脱臭用材
に接触させてその臭気を除去する方法が採られていた
が、この方法では、通気性が良好とは言えず、脱臭に際
しての通気抵抗に起因する送風機の送風容量増による回
転騒音が発生し易く、環境保持上好ましくない。
【0006】本来、脱臭用材は、悪臭起因ガスと接触し
てはじめてその効果が表れるものであるから、上記のよ
うな使用方法では、通気抵抗も大きくなって、騒音発生
の原因となっていたし、重量的には、従来の脱臭用材に
比しては軽量であるが、必ずしも軽量とは言えなかっ
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述のよう
な従来技術に鑑み、悪臭起因ガスとの接触面積が大きく
て、脱臭性能が良好であり、しかも通気抵抗が小さく
て、前記ガスの流通が円滑に行われ、軽量で取扱が簡便
な脱臭用材を提供することを、その課題とするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すること
を目的としてなされた本発明脱臭用材の構成は、繊維素
系物質から成る片面段ボ−ル紙に、硫酸第一鉄を含有さ
せ、該硫酸第一鉄を塩基性硫酸第二鉄に酸化させて成る
ことを特徴とするものである。
【0009】即ち、本発明脱臭用材は、繊維素系物質か
ら成る片面段ボ−ル紙を、硫酸第一鉄の水溶液に浸漬し
て、該硫酸第一鉄を含浸させた後脱水機などにかけて大
部分の水分を除去し、熱風等で乾燥することにより、前
記硫酸第一鉄を塩基性硫酸第二鉄に酸化させて得られる
ものである。この脱臭用材は、その外表面又は内表面に
悪臭起因ガスを接触させれば、該悪臭起因ガスは即時に
除去される。
【0010】而して、その脱臭メカニズムは、塩基性硫
酸第二鉄の三価の鉄イオンがセルロ−スの水酸基に配位
結合したものが、臭気成分を空気中の酸素により酸化す
る反応を促進させる触媒作用を果たすものと推測され、
例えば、悪臭起因ガスが人間又は動物の排泄物から発生
するものである場合は、悪臭起因物質である硫化水素を
水と硫黄に変化させ、アンモニアを亜硝酸イオンと水に
変化させるからであると考えられる。
【0011】また、上記片面段ボ−ル紙を適宜大きさの
長方形状に断截したものを積層させて形成した直方体形
状部材に、上記と同様にして、硫酸第一鉄を含有させ、
該硫酸第一鉄を塩基性硫酸第二鉄に酸化させれば、その
長さ方向に貫通した多数の山形状の孔を有する多孔性直
方体形状の脱臭用材が得られる。この脱臭用材は、これ
を直接又は適宜の通気性の容器に収容して、冷蔵庫や生
ゴミ缶、靴箱等の内部に配置すれば、冷蔵庫内の貯蔵物
や生ゴミ缶内の生ゴミ,靴箱内の靴が発生する臭気を除
去できる。なお、前記片面段ボ−ル紙を正方形状に断截
し、孔の向きが互い違いになるように形成してもよい。
【0012】更に、上記片面段ボ−ル紙を巻いて円筒
形,楕円筒形,角筒形等のの筒形状に形成した筒形状部
材に、上記と同様にして、硫酸第一鉄を含有させ、該硫
酸第一鉄を塩基性硫酸第二鉄に酸化させれば、その長さ
方向に貫通した多数の山形状の孔を有する貫通型多孔性
筒形状の脱臭用材が得られる。この脱臭用材は、臭気と
の接触面積が大きく採れる上に、通気抵抗が小さいの
で、これを送風機と組合せた脱臭装置の臭気吸引側或い
は排気側に配備すれば、それらの臭気を多数の孔を通し
て排気することにより、臭気は孔を形成する壁に接触し
て瞬時に脱臭されると共に、孔により通気性が良好なた
め、排気が円滑に行われ、騒音の生じるおそれはない。
【0013】以上は、繊維素系物質として片面段ボ−ル
紙を用いた場合の脱臭用材の形態について述べたが、貫
通型多孔性直方体形状及び貫通型多孔性筒形状の脱臭用
材の個々の孔の形状は、上記の山形状に限られるもので
はなく、三角形状,四角形状,六角形状(ハニカム)等
の多角形状や円形状,楕円形状のものでもよい。
【0014】
【発明の実施の形態】次ぎに本発明の実施の形態例を図
により説明する。図1は、片面段ボ−ル紙状に形成した
本発明脱臭用材の一例の斜視図、図2は、図1の片面段
ボ−ル紙を適宜の大きさに断截して積層し、直方体状に
形成した本発明脱臭用材の斜視図、図3は、図1の片面
段ボ−ル紙を巻いて円筒状に形成した本発明脱臭用材の
斜視図である。
【0015】硫酸第一鉄水溶液の調整 硫酸第一鉄FeSO4・7H2Oの225kgを全量1000リットルになるま
で水で稀釈して硫酸第一鉄水溶液を調整した。
【0016】図1において、1は繊維素系物質である紙
から成る平らな基紙、2は同じく紙から成るコルゲ−ト
紙で、前記基紙1にコルゲ−ト紙2を貼合して山型の貫
通型透孔3が多数並設された片面段ボ−ル紙を形成す
る。この片面段ボ−ル紙を、上記硫酸第一鉄の水溶液中
に浸漬した後、付着している硫酸第一鉄水溶液量を50%
(片面段ボ−ル紙と同質量)まで遠心脱水機で脱水した
上、水分含量10%まで加熱乾燥して、片面段ボ−ル紙タ
イプの脱臭用材Aを得た。この脱臭用材Aは、表面積が
大きいので、これを冷蔵庫や生ゴミ缶,靴箱の内壁に基
紙1側を貼着して配備すれば、前記冷蔵庫内や生ゴミ
缶,靴箱内を流通する空気はコルゲ−ト紙2の表面及び
透孔3内壁に接触し、該空気中に含まれている臭気は除
去される。
【0017】図2において、Bは、図1の片面段ボ−ル
紙タイプの脱臭用材Aを適宜の大きさに断截し、その適
宜数を積層,固定して得た直方体状の脱臭用材である。
この脱臭用材Bは、そのまま又は適宜の通気性の容器に
収容して冷蔵庫内や生ゴミ缶内,靴箱内に配備すれば、
上記と同様にそれらの内部を流通する空気中の臭気を除
去できる。また、この脱臭用材Bは、風向を自由に選択
できるし、通気抵抗も小さいので、送風機と組み合わせ
た場合、縦置き,横置き,斜め置き等自由な姿勢で使用
することができる。更に、特に専用の送風機を備えなく
とも、例えば、家庭用或いは自動車用の空調機の吸込,
吐出口に取付けたり、扇風機の前面に取付けることによ
り、室内空気の脱臭も可能となる。
【0018】なお、上記脱臭用材Bの作製に際しては、
基紙1とコルゲ−ト紙2から成る片面段ボ−ル紙を適宜
大きさに断截し、その適宜数を積層,固定して形成した
直方体を、前記硫酸第一鉄の水溶液に浸漬した後、遠心
脱水機等にかけて該水溶液量を適量まで除去してから、
水分含量10%まで加熱乾燥してもよい。
【0019】また、上記脱臭用材Bにおける透孔3の向
きは、すべて同一方向にしたが、本発明においては、脱
臭用材A又は片面段ボ−ル紙を積層,固定する際に前記
透孔3の向きを互い違いになるようにしてもよい。この
場合、通気方向が多方向になるので、冷蔵庫内や生ゴミ
缶内,靴箱内等での脱臭効果が向上する。
【0020】図3において、Cは、図1の片面段ボ−ル
紙タイプの脱臭用材Aを巻いて、円筒形状に形成,固定
した筒型の脱臭用材である。この脱臭用材Cは、これを
送風機の形状に合わせ吸引側或いは排気側に配備すれ
ば、それらを通過する空気は多数の孔を通るので、通過
空気に含まれている臭気は透孔3を形成する壁に接触し
て除去されると共に、前記透孔3により通気性が良好な
ため、通気が円滑に行われ、騒音の生じるおそれはな
い。
【0021】なお、上記脱臭用材Cは円筒形状に形成し
たが、本発明はこれに限られるものではなく、吸引側或
いは排気部の形状に合わせて楕円形状や角筒状等適宜の
筒状に形成してもよいこと、勿論である。
【0022】また、上記の筒状脱臭用材の作製に際して
は、片面段ボ−ル紙を使用しなくともよい。要は繊維素
系物質から成る筒状体であって、その長さ方向に多数の
貫通した透孔が並設されたものであればよく、前記透孔
の断面形状としては、山形状,多角形状,円形状等が挙
げられる。
【0023】而して、本発明脱臭用材の性能を明らかに
するため、実験を行ったところ、その結果は下記のとお
りであった。コルゲ−ト紙の段の高さ約4.5mmの脱臭用
材Aを積層して、幅60mm、奥行20mm、高さ60mm、重量5.
5gの脱臭用材Bを作製し、また、従来使用されている
塊状の脱臭用材5.5gを11メッシュのポリネットに収容
した比較用サンプルを作製する一方、なまゴミ容器とし
て使用されている有蓋ポリバケツ(容量15リットル)a,
b,cの3個を用意し、それらに1.1%アンモニア溶液
3mlを入れ、ポリバケツaはそのまま、同じくbには脱
臭用材Bを、同じくcには上記サンプル(塊状脱臭用
材)を、それぞれの蓋の内側に取付け、蓋を密封した。
また、蓋にはガス検知管を挿入できる孔を設け、検知時
以外は封止するようにした。そして、一定時間毎にポリ
バケツa,b,cの上記孔を開き、アンモニア検知管を
挿入して臭気濃度を測定した結果は表1に示すとおりで
あった。即ち、本発明脱臭用材Bを用いれば、臭気を極
めて良好に除去することができたのである。
【0024】
【表 1】
【0025】また、前記脱臭用材Bを変形させて、前記
例の脱臭用材Aをコルゲ−ト紙による透孔が上下方向に
なるようにした幅235mm、奥行235mm、高さ80mm、重量40
0gの平面正方形状の脱臭用材B’を作製する一方、そ
れと同大で上下部に孔を開けた段ボ−ル箱に塊状脱臭用
材800gを入れ、11メッシュポリネットにより孔を塞い
で比較品(塊状脱臭用材)を作製した。これらを個々
に、可変速プロペラファン(最大風量:6.2m3/min、最
大静圧127Pa)を備えたファン付脱臭機の排気側に配備
して、アンモニア臭気濃度20ppmの空気を風量を調節し
ながら通し、騒音計により騒音を測定したところ、その
結果は表2に示すとおりであった。即ち、同風速(同風
量)の場合、ファンの回転を下げることにより、騒音を
15〜16dB低くすることができた。なお、脱臭用材B’及
び比較品(塊状脱臭用材)を通った脱臭された空気の臭
気濃度は0ppmであった。
【0026】
【表 2】
【0027】
【発明の効果】本発明は上述のとおりであって、片面段
ボ−ル紙タイプの脱臭用材は、繊維素系物質から成る平
らな紙に凹凸加工を施したコルゲ−ト紙を貼り合わせて
形成した片面段ボ−ル紙に、硫酸第一鉄を含有させ、該
硫酸第一鉄を塩基性硫酸第二鉄に酸化させたものである
から、表面積が大きく、従って、これを冷蔵庫や生ゴミ
缶,靴箱などの内壁に基紙を貼着して配備すれば、それ
らの内部を流通する空気中の臭気を極めて簡易に除去す
ることができるし、また、その製造に際しては、大がか
りな装置等を必要としないので、容易且つ低廉に作製提
供することができる。
【0028】また、直方体タイプの脱臭用材は、上記片
面段ボ−ル紙タイプの脱臭用材を適宜大きさに断截し、
その適宜数を積層,固定するか、または、片面段ボ−ル
紙を適宜大きさに断截し、その適宜数を積層,固定して
直方体状に形成した後、硫酸第一鉄を含有させ、該硫酸
第一鉄を塩基性硫酸第二鉄に酸化させたもので、表面積
が大であるから、これをそのまま又は適宜の容器に収容
して、冷蔵庫や生ゴミ缶,靴箱等の内部に配備すれば、
それらの中に流通する空気中の臭気を極めて簡易に除去
できる。
【0029】更に、筒状体タイプの脱臭用材は、上記片
面段ボ−ル紙タイプの脱臭用材を巻いて円筒形状,楕円
形状又は角筒形状に形成するか、片面段ボ−ル紙を巻い
て形成した円筒形状,楕円形状又は角筒形状に形成した
部材に、硫酸第一鉄を含有させ、該硫酸第一鉄を塩基性
硫酸第二鉄に酸化させたもので、表面積は極めて大き
く、また、通気抵抗も小さいものであるから、これを送
風機の形状に合わせて吸引側或いは排気側に配備すれ
ば、それらを通過する空気は多数の透孔を通るので、通
過空気に含まれている臭気は透孔を形成する壁に接触し
て瞬時に脱臭されると共に、孔により通気性が良好なた
め、排気が円滑に行われ、通気抵抗による騒音の生じる
おそれはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】片面段ボ−ル紙状に形成した本発明脱臭用材の
一例の斜視図。
【図2】図1の片面段ボ−ル紙を適宜の大きさに断截し
て積層し、直方体状に形成した本発明脱臭用材の斜視
図。
【図3】図1の片面段ボ−ル紙を巻いて円筒状に形成し
た本発明脱臭用材の斜視図。
【符号の説明】
1 基紙 2 コルゲ−ト紙 3 透孔 A 片面段ボ−ル紙タイプの脱臭用材 B 多孔性直方体形状の脱臭用材 B’ 多孔性直方体形状の脱臭用材 C 多孔性筒形状の脱臭用材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維素系物質から成る片面段ボ−ル紙
    に、硫酸第一鉄を含有させ、該硫酸第一鉄を塩基性硫酸
    第二鉄に酸化させたことを特徴とする脱臭用材。
  2. 【請求項2】 繊維素系物質から成る片面段ボ−ル紙
    に、硫酸第一鉄を含有させ、該硫酸第一鉄を塩基性硫酸
    第二鉄に酸化させて成る脱臭用材を、適宜大きさに断截
    して積層,固定したことを特徴とする多孔性直方体形状
    の脱臭用材。
  3. 【請求項3】 繊維素系物質から成る片面段ボ−ル紙
    を、適宜大きさに断截し積層,固定して形成した直方体
    形状部材に、硫酸第一鉄を含有させ、該硫酸第一鉄を塩
    基性硫酸第二鉄に酸化させたことを特徴とする多孔性直
    方体形状の脱臭用材。
  4. 【請求項4】 繊維素系物質から成る片面段ボ−ル紙
    に、硫酸第一鉄を含有させ、該硫酸第一鉄を塩基性硫酸
    第二鉄に酸化させて成る脱臭用材を巻いて円筒形状,楕
    円形状,角筒形状等の筒形状に形成したことを特徴とす
    る多孔性筒形状の脱臭用材。
  5. 【請求項5】 繊維素系物質から成る片面段ボ−ル紙を
    巻いて形成した円筒形状,楕円形状,角筒形状等の筒形
    状に形成した部材に、硫酸第一鉄を含有させ、該硫酸第
    一鉄を塩基性硫酸第二鉄に酸化させたことを特徴とする
    多孔性筒形状の脱臭用材。
  6. 【請求項6】 繊維素系物質から成る紙を用いて、孔形
    状が山形状又は多角形状,円形状等の貫通型多孔性の直
    方体又は円筒体,楕円筒体,角筒体等の筒状体を形成
    し、これら直方体や筒状体に、硫酸第一鉄を含有させ、
    該硫酸第一鉄を塩基性硫酸第二鉄に酸化させたことを特
    徴とする多孔性筒形状の脱臭用材。
JP9135731A 1997-05-12 1997-05-12 脱臭用材 Pending JPH10309310A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9135731A JPH10309310A (ja) 1997-05-12 1997-05-12 脱臭用材
US08/916,288 US5997991A (en) 1997-05-12 1997-08-22 Deodorizing material

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9135731A JPH10309310A (ja) 1997-05-12 1997-05-12 脱臭用材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10309310A true JPH10309310A (ja) 1998-11-24

Family

ID=15158566

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9135731A Pending JPH10309310A (ja) 1997-05-12 1997-05-12 脱臭用材

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5997991A (ja)
JP (1) JPH10309310A (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB9805224D0 (en) * 1998-03-12 1998-05-06 Philips Electronics Nv Air filters
KR100504703B1 (ko) * 1998-08-05 2005-08-03 도레이 가부시끼가이샤 화학적 필터 유닛 및 가스 세정 시스템
JP4250287B2 (ja) * 1999-01-07 2009-04-08 キヤノン株式会社 シリカメソ構造体の製造方法
US20050092176A1 (en) * 2001-06-08 2005-05-05 Lefei Ding Adsorptive filter element and methods
CN1309448C (zh) * 2002-05-20 2007-04-11 东洋纺织株式会社 成形纤维状薄片、以及过滤装置
WO2004065719A2 (en) * 2003-01-16 2004-08-05 Hunter Douglas Inc. Covering for architectural surfaces and method of forming and applying same
US8608441B2 (en) 2006-06-12 2013-12-17 Energyield Llc Rotatable blade apparatus with individually adjustable blades
DK2283190T3 (da) 2008-03-28 2021-02-08 Noble Environmental Tech Corporation Konstruerede formede fiberpladepaneler, fremgangsmåder til fremstilling af panelerne, og produkter fremstillet fra panelerne
JP5606810B2 (ja) * 2010-06-25 2014-10-15 ユニ・チャーム株式会社 液透過パネル及びそれを用いた動物用システムトイレ

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3664095A (en) * 1968-10-21 1972-05-23 Gunnar C F Asker Exchange packing element
FI83348C (fi) * 1987-03-09 1996-01-09 Metsae Serla Oy Foerfarande foer framstaellning av produkter ur lignocellulosamaterial
US5082528A (en) * 1990-12-07 1992-01-21 Eaglebrook, Inc. Iron salts as retention agents

Also Published As

Publication number Publication date
US5997991A (en) 1999-12-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10309310A (ja) 脱臭用材
JP2017176758A (ja) 消臭収納箱体
JP5037029B2 (ja) 板状建材
JP2001009019A (ja) 消臭性構造体及び消臭剤
JP2002177374A (ja) 靴箱消臭材及び靴箱
JP4359157B2 (ja) 消臭装置及び消臭方法
JP2002121830A (ja) 木造住宅
JP3719356B2 (ja) 脱臭フィルターおよびその製造方法、空調装置
JP3135306U (ja) 芳香する結露水吸収容器
JP2011160853A (ja) 消臭装置
JPH1156988A (ja) 調湿剤とそれを配置した家具類
JP3018058U (ja) 簡易除湿器
KR200329488Y1 (ko) 유골함 보관대
KR20190029935A (ko) 다양한 악취 제거용 천연탈취제 및 그 제조 방법
JP2548886Y2 (ja) 除湿器
JP2004224382A (ja) 揮発性物質の包装体
JP3152422U (ja) 脱臭剤塗工紙および、積層段ボール状脱臭シート
JP3001000U (ja) 芳香剤等の拡散装置
JPH11267192A (ja) 空気清浄装置
KR930008565Y1 (ko) 건조김 선도 보존재
JP3070772U (ja) 消臭効果を持たせたウ―ルを使用した間仕切り
JPS6282965A (ja) 脱臭方法および脱臭装置
JPS63135727A (ja) 空気調和機
JP2020085344A (ja) 排気装置および排気方法
JP2007132600A (ja) 脱臭具