JPH10309221A - エアバックモジュール装備シート用の後付けシートカバー - Google Patents
エアバックモジュール装備シート用の後付けシートカバーInfo
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- JPH10309221A JPH10309221A JP9137854A JP13785497A JPH10309221A JP H10309221 A JPH10309221 A JP H10309221A JP 9137854 A JP9137854 A JP 9137854A JP 13785497 A JP13785497 A JP 13785497A JP H10309221 A JPH10309221 A JP H10309221A
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- fabric
- sewing
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60N—SEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60N2/00—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
- B60N2/58—Seat coverings
- B60N2/5816—Seat coverings attachments thereof
- B60N2/5883—Seat coverings attachments thereof by sewing, stitching or threading
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R21/00—Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
- B60R21/02—Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
- B60R21/16—Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
- B60R21/20—Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components
- B60R21/207—Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components in vehicle seats
- B60R2021/2076—Removable covers with tear seams
Abstract
(57)【要約】
【課題】 カバー全体を通常の使い勝手に十分に耐えら
れるよう縫製し、エアバックの膨張展開に伴う破断部を
容易に縫製する。 【解決手段】 エアバックモジュール装備側の前面布地
部１と側面布地部２との縫い合わせ部３を一般部４より
も強くて布地よりも強い引張り強度に縫着し、この引張
り強度の強い縫い合わせ部３から受ける引張り力により
縫い代１’，２’をエアバックの膨張展開に伴ってほつ
れ出し切れる破断部として形成する。
れるよう縫製し、エアバックの膨張展開に伴う破断部を
容易に縫製する。 【解決手段】 エアバックモジュール装備側の前面布地
部１と側面布地部２との縫い合わせ部３を一般部４より
も強くて布地よりも強い引張り強度に縫着し、この引張
り強度の強い縫い合わせ部３から受ける引張り力により
縫い代１’，２’をエアバックの膨張展開に伴ってほつ
れ出し切れる破断部として形成する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、外方に向けて膨張
展開可能なエアバックを備えるエアバックモジュールを
シートバックの片側部に収容装備するシートの汚れ防止
乃至はドレスアップ用としてシートバックに被せ使用さ
れるエアバックモジュール装備シート用の後付けシート
カバーに関するものである。
展開可能なエアバックを備えるエアバックモジュールを
シートバックの片側部に収容装備するシートの汚れ防止
乃至はドレスアップ用としてシートバックに被せ使用さ
れるエアバックモジュール装備シート用の後付けシート
カバーに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】一般に、外方に向けて膨張展開可能なエ
アバックを備えるエアバックモジュールをシートバック
の片側部に収容装備した自動車用シートは知られてい
る。このエアバックモジュールの装備シートにおいて
は、エアバックモジュール装備側の前面トリム部と側面
トリム部との縫い合わせ目がエアバックの膨張展開に伴
う破断部としてシートバックのトリムカバーに設けられ
ている。
アバックを備えるエアバックモジュールをシートバック
の片側部に収容装備した自動車用シートは知られてい
る。このエアバックモジュールの装備シートにおいて
は、エアバックモジュール装備側の前面トリム部と側面
トリム部との縫い合わせ目がエアバックの膨張展開に伴
う破断部としてシートバックのトリムカバーに設けられ
ている。
【０００３】そのシートバック用の後付けシートカバー
としては一般部を通常用いられる強度の縫い糸でミシン
縫いすると共に、エアバックモジュール装備側の前面布
地部と側面布地部との縫い合わせ部をエアバックの膨張
圧によって容易に切れる強度の弱い縫い糸から縫着し、
この強度の弱い縫い糸による縫い合わせ部をエアバック
の膨張展開に伴う破断部として縫製するものがある。
としては一般部を通常用いられる強度の縫い糸でミシン
縫いすると共に、エアバックモジュール装備側の前面布
地部と側面布地部との縫い合わせ部をエアバックの膨張
圧によって容易に切れる強度の弱い縫い糸から縫着し、
この強度の弱い縫い糸による縫い合わせ部をエアバック
の膨張展開に伴う破断部として縫製するものがある。
【０００４】その後付けシートカバーにおいてはエアバ
ックの膨張展開に伴う破断部を引張り強度の弱い縫い糸
で縫製するため、この引張り強度の弱い縫い糸が通常の
使用に伴って切れることにより破断部からほつれ出し開
いてしまう虞れがある。
ックの膨張展開に伴う破断部を引張り強度の弱い縫い糸
で縫製するため、この引張り強度の弱い縫い糸が通常の
使用に伴って切れることにより破断部からほつれ出し開
いてしまう虞れがある。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、カバー全体
を通常の使い勝手に十分に耐えられるよう縫製すると共
に、エアバックの膨張展開に伴う破断部を容易に縫製可
能なエアバックモジュール装備シート用の後付けシート
カバーを提供することを目的とする。
を通常の使い勝手に十分に耐えられるよう縫製すると共
に、エアバックの膨張展開に伴う破断部を容易に縫製可
能なエアバックモジュール装備シート用の後付けシート
カバーを提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項１に係る
エアバックモジュール装備シート用の後付けシートカバ
ーにおいては、エアバックモジュール装備側の前面布地
部と側面布地部との縫い合わせ部を一般部より強くて布
地よりも強い引張り強度に縫着し、この縫い合わせ部の
強い引張り強度から布地部の縫い代をエアバックの膨張
展開に伴ってほつれ出し切れる破断部として形成するこ
とにより構成されている。
エアバックモジュール装備シート用の後付けシートカバ
ーにおいては、エアバックモジュール装備側の前面布地
部と側面布地部との縫い合わせ部を一般部より強くて布
地よりも強い引張り強度に縫着し、この縫い合わせ部の
強い引張り強度から布地部の縫い代をエアバックの膨張
展開に伴ってほつれ出し切れる破断部として形成するこ
とにより構成されている。
【０００７】本発明の請求項２に係るエアバックモジュ
ール装備シート用の後付けシートカバーにおいては、玉
縁を前面布地部の縫い代に縫い合わせると共に、その玉
縁を互いに縫着される各布地部の間に介装させてエアバ
ックモジュール装備側の前面布地部と側面布地部との縫
い合わせ部を一般部より強くて布地よりも強い引張り強
度に縫着し、この引張り強度の強い前面布地部の縫い代
を玉縁で補強させて側面布地部の縫い代をエアバックの
膨張展開に伴ってほつれ出し切れる破断部として形成す
ることにより構成されている。
ール装備シート用の後付けシートカバーにおいては、玉
縁を前面布地部の縫い代に縫い合わせると共に、その玉
縁を互いに縫着される各布地部の間に介装させてエアバ
ックモジュール装備側の前面布地部と側面布地部との縫
い合わせ部を一般部より強くて布地よりも強い引張り強
度に縫着し、この引張り強度の強い前面布地部の縫い代
を玉縁で補強させて側面布地部の縫い代をエアバックの
膨張展開に伴ってほつれ出し切れる破断部として形成す
ることにより構成されている。
【０００８】本発明の請求項３に係るエアバックモジュ
ール装備シート用の後付けシートカバーにおいては、エ
アバックモジュール装備側の前面布地部と側面布地部と
の縫い合わせ部を布地よりも引張り強度の強い縫い糸で
一般部より強く縫着することにより構成されている。
ール装備シート用の後付けシートカバーにおいては、エ
アバックモジュール装備側の前面布地部と側面布地部と
の縫い合わせ部を布地よりも引張り強度の強い縫い糸で
一般部より強く縫着することにより構成されている。
【０００９】本発明の請求項４に係るエアバックモジュ
ール装備シート用の後付けシートカバーにおいては、カ
バー全体を通常用いられる強度の縫い糸で所定の立体形
状に縫着し、更に、エアバックモジュール装備側の前面
布地部と側面布地部との縫い合わせ部を通常用いられる
強度の縫い糸で二重に縫い合わせて一般部より強く布地
よりも強い引張り強度に縫着することにより構成されて
いる。
ール装備シート用の後付けシートカバーにおいては、カ
バー全体を通常用いられる強度の縫い糸で所定の立体形
状に縫着し、更に、エアバックモジュール装備側の前面
布地部と側面布地部との縫い合わせ部を通常用いられる
強度の縫い糸で二重に縫い合わせて一般部より強く布地
よりも強い引張り強度に縫着することにより構成されて
いる。
【００１０】本発明の請求項５に係るエアバックモジュ
ール装備シート用の後付けシートカバーにおいては、前
面布地部と側面布地部の縫い代を少なくとも強い引張り
強度に縫着した縫い合わせ部に沿ってかがり糸で縁縫い
することにより構成されている。
ール装備シート用の後付けシートカバーにおいては、前
面布地部と側面布地部の縫い代を少なくとも強い引張り
強度に縫着した縫い合わせ部に沿ってかがり糸で縁縫い
することにより構成されている。
【００１１】本発明の請求項６に係るエアバックモジュ
ール装備シート用の後付けシートカバーにおいては、前
面布地部と側面布地部の各縫い代を少なくとも強い引張
り強度に縫着した縫い合わせ部に沿って両側に割り、そ
の各縫い代を前面布地部と側面布地部の内面に夫々縫い
付けることにより構成されている。
ール装備シート用の後付けシートカバーにおいては、前
面布地部と側面布地部の各縫い代を少なくとも強い引張
り強度に縫着した縫い合わせ部に沿って両側に割り、そ
の各縫い代を前面布地部と側面布地部の内面に夫々縫い
付けることにより構成されている。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して説明す
ると、図１は外方に向けて膨張展開可能なエアバックを
備えるエアバックモジュールＥを車の前方側から見てシ
ートバックＢの右側部に収容装備するアシスタントシー
トＳを示す。このアシスタントシートＳにおいては、エ
アバックモジュール装備側の前面トリム部と側面トリム
部との縫い合わせ目Ｈがエアバックの膨張展開に伴う破
断部としてシートバックのトリムカバーに設けられてい
る。
ると、図１は外方に向けて膨張展開可能なエアバックを
備えるエアバックモジュールＥを車の前方側から見てシ
ートバックＢの右側部に収容装備するアシスタントシー
トＳを示す。このアシスタントシートＳにおいては、エ
アバックモジュール装備側の前面トリム部と側面トリム
部との縫い合わせ目Ｈがエアバックの膨張展開に伴う破
断部としてシートバックのトリムカバーに設けられてい
る。
【００１３】図２は、上述したアシスタントシートの汚
れ防止乃至はドレスアップ用としてシートバックに被せ
使用される後付けシートカバーを示す。この後付けシー
トカバーはシートバックの上部から略中腹までを覆うハ
ーフタイプのものでなり、通常の布やレース生地等の一
般に用いられる各種の布地を用いて縫製することができ
る。
れ防止乃至はドレスアップ用としてシートバックに被せ
使用される後付けシートカバーを示す。この後付けシー
トカバーはシートバックの上部から略中腹までを覆うハ
ーフタイプのものでなり、通常の布やレース生地等の一
般に用いられる各種の布地を用いて縫製することができ
る。
【００１４】その後付けシートカバーは、座面部を覆う
中央の布地１ａ並びに土手部を覆う左右の布地１ｂ，１
ｃを縫い合わせた前面布地部１と、左右の各側部を覆う
側面布地部２（片側のみ現れる。）と、前面布地部１よ
り連続する背面布地部（図示せず）とから所定の立体形
状に縫製されている。また、この後付けシートカバーは
カバー全体がポリエステル繊維糸等の縫い糸を上下の縫
い糸とするミシン縫いを適用することにより縫製されて
いる。
中央の布地１ａ並びに土手部を覆う左右の布地１ｂ，１
ｃを縫い合わせた前面布地部１と、左右の各側部を覆う
側面布地部２（片側のみ現れる。）と、前面布地部１よ
り連続する背面布地部（図示せず）とから所定の立体形
状に縫製されている。また、この後付けシートカバーは
カバー全体がポリエステル繊維糸等の縫い糸を上下の縫
い糸とするミシン縫いを適用することにより縫製されて
いる。
【００１５】その後付けシートカバーにおいて、少なく
とも一般部は通常の使い勝手に耐えられることは勿論、
エアバックの膨張圧にも耐えられる強度を有する番手数
＃３０〜５０程度の通常用いられる糸を上下の縫い糸
（以下、「通常用いられる縫い糸」という。）すること
によりミシン縫いされている。また、エアバックモジュ
ールの装備側の前面布地部１と側面布地部２との縫い合
わせ部，即ち、前部右側の縫い合わせ部３は一般部より
も強くて布地よりも強い引張り強度にミシン縫いされて
いる。
とも一般部は通常の使い勝手に耐えられることは勿論、
エアバックの膨張圧にも耐えられる強度を有する番手数
＃３０〜５０程度の通常用いられる糸を上下の縫い糸
（以下、「通常用いられる縫い糸」という。）すること
によりミシン縫いされている。また、エアバックモジュ
ールの装備側の前面布地部１と側面布地部２との縫い合
わせ部，即ち、前部右側の縫い合わせ部３は一般部より
も強くて布地よりも強い引張り強度にミシン縫いされて
いる。
【００１６】その引張り強度の強い縫い合わせ部３は、
図３で示すように前面布地部１と側面布地部２とを各布
地よりも強い引張り強度を有する番手数＃８程度の太い
縫い糸４で縫着すればよい。また、図４で示すようにカ
バー全体を上述した如く通常用いられる番手数＃３０〜
５０程度の縫い糸５ａで所定の立体形状に縫着し、更
に、縫い合わせ部３のみを通常用いられる同じ番手の縫
い糸５ｂで更に二重に縫い合わせて一般部より強くて布
地よりも強い引張り強度に縫い付けるようにもできる。
図３で示すように前面布地部１と側面布地部２とを各布
地よりも強い引張り強度を有する番手数＃８程度の太い
縫い糸４で縫着すればよい。また、図４で示すようにカ
バー全体を上述した如く通常用いられる番手数＃３０〜
５０程度の縫い糸５ａで所定の立体形状に縫着し、更
に、縫い合わせ部３のみを通常用いられる同じ番手の縫
い糸５ｂで更に二重に縫い合わせて一般部より強くて布
地よりも強い引張り強度に縫い付けるようにもできる。
【００１７】その縫い合わせ部３の縫い代１’，２’は
一般部の縫い代よりも強い引張り力を受けるから、エア
バックの膨張展開に伴ってはカバー全体がエアバックの
膨張圧に耐えながらも、該縫い合わせ部３の縫い代
１’，２’がエアバックの膨張圧でほつれ出し切れる破
断部として形成できる。この縫い代１’，２’は、少な
くとも縫い合わせ部３に沿ってかがり縫い糸６，７で縁
縫いすることにより、縫い合わせ部３の引張り強度に対
するほつれ出し度合いを適宜に調整することができる。
また、該縫い合わせ部３の縫い代１’，２’を一般部よ
りも狭幅なものに形成することによってもほつれ出し度
合いを適宜に調整することができる。
一般部の縫い代よりも強い引張り力を受けるから、エア
バックの膨張展開に伴ってはカバー全体がエアバックの
膨張圧に耐えながらも、該縫い合わせ部３の縫い代
１’，２’がエアバックの膨張圧でほつれ出し切れる破
断部として形成できる。この縫い代１’，２’は、少な
くとも縫い合わせ部３に沿ってかがり縫い糸６，７で縁
縫いすることにより、縫い合わせ部３の引張り強度に対
するほつれ出し度合いを適宜に調整することができる。
また、該縫い合わせ部３の縫い代１’，２’を一般部よ
りも狭幅なものに形成することによってもほつれ出し度
合いを適宜に調整することができる。
【００１８】その各縫い代１’，２’は強い引張り強度
に縫着した縫い合わせ部３に沿って両側に割ると共に、
通常用いられる番手数の縫い糸８，９で前面布地部１，
側面布地部２の内面に夫々縫い付けるとよい。その各縫
い代１’，２’を両側に割ると、縫い合わせ部３が各縫
い代１’，２’で邪魔されず、エアバックの膨張圧を該
縫い合わせ部３に作用することができる。なお、全縫い
代を各縫い合わせ部に沿って縫い付け処理すれば表面側
に出る縫い目を体裁よく形成できる。
に縫着した縫い合わせ部３に沿って両側に割ると共に、
通常用いられる番手数の縫い糸８，９で前面布地部１，
側面布地部２の内面に夫々縫い付けるとよい。その各縫
い代１’，２’を両側に割ると、縫い合わせ部３が各縫
い代１’，２’で邪魔されず、エアバックの膨張圧を該
縫い合わせ部３に作用することができる。なお、全縫い
代を各縫い合わせ部に沿って縫い付け処理すれば表面側
に出る縫い目を体裁よく形成できる。
【００１９】その後付けシートカバーにおいては、玉縁
１０を前面布地部１並びに背面布地部（符号なし）と側
面布地部２との全縫い合わせ部に沿って縫い付けること
ができる。この玉縁１０は背面布地部を含む前面布地部
１の縫い代１’に通常用いられる番手数の縫い糸１１で
縫い合わせてから、側面布地部２の間に介装させて全縫
い合わせ部に沿って縫い付け、更に、強い引張り強度の
縫い合わせ部３を上述した如く縫着処理するとよい。
１０を前面布地部１並びに背面布地部（符号なし）と側
面布地部２との全縫い合わせ部に沿って縫い付けること
ができる。この玉縁１０は背面布地部を含む前面布地部
１の縫い代１’に通常用いられる番手数の縫い糸１１で
縫い合わせてから、側面布地部２の間に介装させて全縫
い合わせ部に沿って縫い付け、更に、強い引張り強度の
縫い合わせ部３を上述した如く縫着処理するとよい。
【００２０】このように玉縁１０を縫い付けると、背面
布地部を含む前面布地部１の縫い代１’を玉縁１０で相
対的に引張り強度の強いものに補強形成できるから、側
面布地部２の縫い代２’をエアバックの膨張圧で確実に
破断するよう縫製することができる。この玉縁１０の端
末側はかがり糸６による縁縫い並びに縫い糸８による縫
い付けで縫い代１’と共に縫い合わせ処理することがで
きる。
布地部を含む前面布地部１の縫い代１’を玉縁１０で相
対的に引張り強度の強いものに補強形成できるから、側
面布地部２の縫い代２’をエアバックの膨張圧で確実に
破断するよう縫製することができる。この玉縁１０の端
末側はかがり糸６による縁縫い並びに縫い糸８による縫
い付けで縫い代１’と共に縫い合わせ処理することがで
きる。
【００２１】このように構成する後付けシートカバー
は、布地よりも引張り強度の強い縫い合わせ部３による
破断部をエアバックモジュールの装備側に位置させて通
常通りシートバックに被せることができる。その縫い合
わせ部３は引張り強度の強い太い縫い糸４で縫着されま
たは通常用いられる同じ番手の縫い糸５ａ，５で二重に
縫い合わせて布地よりも強い引張り強度に縫着されてい
るため、エアバックがシートバックのトリムカバーから
膨張展開するのに伴っては縫い代１’乃至は２’が一般
部よりも強い引張り力を受けることによりエアバックの
膨張圧でほつれ出し破断する。
は、布地よりも引張り強度の強い縫い合わせ部３による
破断部をエアバックモジュールの装備側に位置させて通
常通りシートバックに被せることができる。その縫い合
わせ部３は引張り強度の強い太い縫い糸４で縫着されま
たは通常用いられる同じ番手の縫い糸５ａ，５で二重に
縫い合わせて布地よりも強い引張り強度に縫着されてい
るため、エアバックがシートバックのトリムカバーから
膨張展開するのに伴っては縫い代１’乃至は２’が一般
部よりも強い引張り力を受けることによりエアバックの
膨張圧でほつれ出し破断する。
【００２２】なお、上述した実施の形態ではハーフタイ
プのものを示したが、シートバックの全体を覆うフルタ
イプのものにも適用することができる。そのフルタイプ
のものでは前部右側の全長を布地よりも引張り強度の強
い縫い合わせ部３による破断部として形成し、或いはエ
アバックモジュールの装備位置に相当する部分のみを破
断部として形成してもよい。また、ドライバーシート用
の後付けシートカバーでは破断部を車の前方側から見て
左側に設ければよい。
プのものを示したが、シートバックの全体を覆うフルタ
イプのものにも適用することができる。そのフルタイプ
のものでは前部右側の全長を布地よりも引張り強度の強
い縫い合わせ部３による破断部として形成し、或いはエ
アバックモジュールの装備位置に相当する部分のみを破
断部として形成してもよい。また、ドライバーシート用
の後付けシートカバーでは破断部を車の前方側から見て
左側に設ければよい。
【００２３】
【発明の効果】以上の如く、本発明の請求項１に係るエ
アバックモジュール装備シート用の後付けシートカバー
に依れば、エアバックモジュール装備側の前面布地部と
側面布地部との縫い合わせ部を一般部より強くて布地よ
りも強い引張り強度に縫着することにより、その引張り
強度の強い縫い合わせ部の縫い代をエアバックの膨張展
開に伴って受ける強い引張り力でほつれ出し切れる破断
部として縫製することができると共に、カバー全体を通
常の使い勝手に十分に耐えられるよう容易に縫製するこ
とができる。
アバックモジュール装備シート用の後付けシートカバー
に依れば、エアバックモジュール装備側の前面布地部と
側面布地部との縫い合わせ部を一般部より強くて布地よ
りも強い引張り強度に縫着することにより、その引張り
強度の強い縫い合わせ部の縫い代をエアバックの膨張展
開に伴って受ける強い引張り力でほつれ出し切れる破断
部として縫製することができると共に、カバー全体を通
常の使い勝手に十分に耐えられるよう容易に縫製するこ
とができる。
【００２４】本発明の請求項２に係るエアバックモジュ
ール装備シート用の後付けシートカバーに依れば、玉縁
を前面布地部の縫い代に縫い合わせて各布地部の間に介
装し、エアバックモジュール装備側の前面布地部と側面
布地部との縫い合わせ部を一般部より強くて布地よりも
強い引張り強度に縫着することにより、前面布地部の縫
い代を玉縁で引張り強度のより強いものに補強できて側
面布地部の縫い代をエアバックの膨張展開に伴う破断部
として形成することができる。
ール装備シート用の後付けシートカバーに依れば、玉縁
を前面布地部の縫い代に縫い合わせて各布地部の間に介
装し、エアバックモジュール装備側の前面布地部と側面
布地部との縫い合わせ部を一般部より強くて布地よりも
強い引張り強度に縫着することにより、前面布地部の縫
い代を玉縁で引張り強度のより強いものに補強できて側
面布地部の縫い代をエアバックの膨張展開に伴う破断部
として形成することができる。
【００２５】本発明の請求項３に係るエアバックモジュ
ール装備シート用の後付けシートカバーに依れば、エア
バックモジュール装備側の前面布地部と側面布地部との
縫い合わせ部を布地よりも強い引張り強度の縫い糸で一
般部より強く縫着することにより、カバー全体を通常の
使い勝手に十分に耐えるよう縫製できると共に、布地部
の縫い代をエアバックの膨張展開に伴ってほつれ出し切
れる破断部として容易に縫製することができる。
ール装備シート用の後付けシートカバーに依れば、エア
バックモジュール装備側の前面布地部と側面布地部との
縫い合わせ部を布地よりも強い引張り強度の縫い糸で一
般部より強く縫着することにより、カバー全体を通常の
使い勝手に十分に耐えるよう縫製できると共に、布地部
の縫い代をエアバックの膨張展開に伴ってほつれ出し切
れる破断部として容易に縫製することができる。
【００２６】本発明の請求項４に係るエアバックモジュ
ール装備シート用の後付けシートカバーに依れば、カバ
ー全体を通常用いられる強度の縫い糸で所定の立体形状
に縫着し、更に、エアバックモジュール装備側の前面布
地部と側面布地部との縫い合わせ部を一般部より強くて
布地よりも強い引張り強度に二重に縫い付けることによ
り、カバー全体を通常の使い勝手に十分に耐えるよう縫
製できることは勿論、布地部の縫い代をエアバックの膨
張展開に伴って確実にほつれ出し切れる破断部として容
易に縫製することができる。
ール装備シート用の後付けシートカバーに依れば、カバ
ー全体を通常用いられる強度の縫い糸で所定の立体形状
に縫着し、更に、エアバックモジュール装備側の前面布
地部と側面布地部との縫い合わせ部を一般部より強くて
布地よりも強い引張り強度に二重に縫い付けることによ
り、カバー全体を通常の使い勝手に十分に耐えるよう縫
製できることは勿論、布地部の縫い代をエアバックの膨
張展開に伴って確実にほつれ出し切れる破断部として容
易に縫製することができる。
【００２７】本発明の請求項５に係るエアバックモジュ
ール装備シート用の後付けシートカバーに依れば、各縫
い代を少なくとも強い引張り強度に縫着した縫い合わせ
部に沿ってかがり縫いすることにより、引張り強度の強
い縫い合わせ部の引張り強度に対する縫い代のほつれ出
し度合いを適宜に調整することができる。
ール装備シート用の後付けシートカバーに依れば、各縫
い代を少なくとも強い引張り強度に縫着した縫い合わせ
部に沿ってかがり縫いすることにより、引張り強度の強
い縫い合わせ部の引張り強度に対する縫い代のほつれ出
し度合いを適宜に調整することができる。
【００２８】本発明の請求項６に係るエアバックモジュ
ール装備シート用の後付けシートカバーに依れば、少な
くともエアバックモジュール装備側の前面布地部と側面
布地部の各縫い代を両側に割って内面に縫い付けること
により、縫い合わせ部が各縫い代で邪魔されずにエアバ
ックの膨張圧を確実に作用することができる。
ール装備シート用の後付けシートカバーに依れば、少な
くともエアバックモジュール装備側の前面布地部と側面
布地部の各縫い代を両側に割って内面に縫い付けること
により、縫い合わせ部が各縫い代で邪魔されずにエアバ
ックの膨張圧を確実に作用することができる。
【図１】一般例に係るエアバックモジュールを装備した
自動車用シートを示す斜視図である。
自動車用シートを示す斜視図である。
【図２】本発明に係るエアバックモジュール装備シート
用の後付けシートカバーを示す斜視図である。
用の後付けシートカバーを示す斜視図である。
【図３】同後付けシートカバーの一例に係る布地よりも
強い引張り強度の縫い合わせ部を示す部分拡大断面図で
ある。
強い引張り強度の縫い合わせ部を示す部分拡大断面図で
ある。
【図４】同後付けシートカバーの別の例に係る布地より
も強い引張り強度の縫い合わせ部を示す部分拡大断面図
である。
も強い引張り強度の縫い合わせ部を示す部分拡大断面図
である。
１ 前面布地部 １’ 前面布地部の縫い代 ２ 側面布地部 ２’ 側面布地部の縫い代 ３ 布地よりも強い引張り強度の縫い合わ
せ部 ４ 布地よりも引張り強度の強い縫い糸 ５ａ，５ｂ 二重縫いの縫い糸 ６，７ かがり糸 ８，９ 縫い代の縫い糸 １０ 玉縁 １１ 玉縁の縫い糸
せ部 ４ 布地よりも引張り強度の強い縫い糸 ５ａ，５ｂ 二重縫いの縫い糸 ６，７ かがり糸 ８，９ 縫い代の縫い糸 １０ 玉縁 １１ 玉縁の縫い糸
Claims (6)
- 【請求項１】 外方に向けて膨張展開可能なエアバック
を備えるエアバックモジュールをシートバックの片側部
に収容装備するシートの汚れ防止乃至はドレスアップ用
としてシートバックに被せ使用されるエアバックモジュ
ール装備シート用の後付けシートカバーにおいて、 エアバックモジュール装備側の前面布地部と側面布地部
との縫い合わせ部を一般部より強くて布地よりも強い引
張り強度に縫着し、この縫い合わせ部の強い引張り強度
から布地部の縫い代をエアバックの膨張展開に伴ってほ
つれ出し切れる破断部として形成したことを特徴とする
エアバックモジュール装備シート用の後付けシートカバ
ー。 - 【請求項２】 玉縁を前面布地部の縫い代に縫い合わせ
ると共に、その玉縁を互いに縫着される各布地部の間に
介装させてエアバックモジュール装備側の前面布地部と
側面布地部との縫い合わせ部を一般部より強くて布地よ
りも強い引張り強度に縫着し、この引張り強度の強い前
面布地部の縫い代を玉縁で補強させて側面布地部の縫い
代をエアバックの膨張展開に伴ってほつれ出し切れる破
断部として形成したことを特徴とする請求項１に記載の
エアバックモジュール装備シート用の後付けシートカバ
ー。 - 【請求項３】 エアバックモジュール装備側の前面布地
部と側面布地部との縫い合わせ部を布地よりも引張り強
度の強い縫い糸で一般部よりも強く縫着したことを特徴
とする請求項１または２に記載のエアバックモジュール
装備シート用の後付けシートカバー。 - 【請求項４】 カバー全体を通常用いられる強度の縫い
糸で所定の立体形状に縫着し、更に、エアバックモジュ
ール装備側の前面布地部と側面布地部との縫い合わせ部
を通常用いられる強度の縫い糸で二重に縫い合わせて一
般部より強くて布地よりも強い引張り強度に縫着したこ
とを特徴とする請求項１または２に記載のエアバックモ
ジュール装備シート用の後付けシートカバー。 - 【請求項５】 前面布地部と側面布地部の各縫い代を少
なくとも強い引張り強度に縫着した縫い合わせ部に沿っ
てかがり糸で縁縫いしたことを特徴とする請求項１〜４
のいずれかに記載のエアバックモジュール装備シート用
の後付けシートカバー。 - 【請求項６】 前面布地部と側面布地部の各縫い代を少
なくとも強い引張り強度に縫着した縫い合わせ部に沿っ
て両側に割り、その各縫い代を前面布地部と側面布地部
の内面に夫々縫い付けたことを特徴とする請求項１〜５
のいずれかに記載のエアバックモジュール装備シート用
の後付けシートカバー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9137854A JPH10309221A (ja) | 1997-05-12 | 1997-05-12 | エアバックモジュール装備シート用の後付けシートカバー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9137854A JPH10309221A (ja) | 1997-05-12 | 1997-05-12 | エアバックモジュール装備シート用の後付けシートカバー |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10309221A true JPH10309221A (ja) | 1998-11-24 |
Family
ID=15208342
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9137854A Withdrawn JPH10309221A (ja) | 1997-05-12 | 1997-05-12 | エアバックモジュール装備シート用の後付けシートカバー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10309221A (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1997
- 1997-05-12 JP JP9137854A patent/JPH10309221A/ja not_active Withdrawn
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|---|---|---|---|
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