JPH10309027A - 電力ケーブル接続部用モールドユニット - Google Patents
電力ケーブル接続部用モールドユニットInfo
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Abstract
いて、一体射出成形により電気的特性に優れた縁切り部
を構成し、ケーブル接続部の形成が容易に行えるように
する。 【解決手段】 モールドユニット1は外周から端部にか
けて外部半導電層2,3を有し、この内部に絶縁材4が
充填されている。ユニットの端部に外部半導電層の縁切
り部6を具え、この縁切り部6から絶縁材4を円筒状に
突出させる。
Description
ゴム、プラスチック電力ケーブルの絶縁型差込式接続部
に用いるモールドユニットに関するものである。
開平5-76124 号公報に示されるように縁切りしたゴムモ
ールドユニットをケーブル上に装着し、その上に半導電
性テープを巻回して遮蔽構造を形成していた。
込式接続部は布設現場において半導電テープ巻きによる
遮蔽構造を形成するため、出荷時にその電気性能を確認
できないという問題があった。
巻くことは、施工時間が長くなるばかりでなく、テープ
巻き作業にスキルを要するため電気性能にばらつきが生
じやすくなるという問題があった。
り電気的特性に優れた縁切り部を構成し、ケーブル接続
部の形成が容易に行えるモールドユニットを提供するこ
とにある。
部用モールドユニットの第一の特徴は、外周から端部に
かけて外部半導電層を有し、この内部に絶縁材が充填さ
れた電力ケーブル接続部用モールドユニットにおいて、
ユニットの端部に外部半導電層の縁切り部を具え、この
縁切り部から前記絶縁材が円筒状に突出されてなること
にある。
部内筒と外筒とに分離される。この内筒は、円筒状に突
出した絶縁材に当接する第一外周面と、同絶縁材との間
に外部段差を形成する第二外周面と、第一外周面から内
端面にかけて形成される内部段差とを具える。また、前
記外筒は、一端側がケーブルに当接し、他端側は第一外
周面との間に絶縁材を介在して縁切り部を構成する。
向の長さをa,外部段差の間隔をb,内部段差の間隔を
cとしたとき、a/bcを6以下とすることにある。こ
の条件を満たすとモールドユニットの一体成形が良好に
行われる。
周面と円筒状に突出された絶縁材の外周面とが同一面上
に揃えられていることにある。
する。 (実施例1)図1は本発明モールドユニット1を示す縦
断面図である。これは中央部が均一な径で、両端部は段
階的に径が細くなった円筒状のユニットである。外周か
ら端部にかけて外部半導電層(斜線部)2,3が形成さ
れ、その内部に絶縁ゴム4が充填されて、さらに中央の
内周側には内部電極5が内蔵されている。
電層の縁切り部6を構成する。この縁切り部6により半
導電層は端部内筒2と外筒3とに分離される。そして、
この縁切り部6から絶縁ゴム4が突出されて円筒部7を
構成する。後述するように、この円筒部7は絶縁ゴム4
を射出成形することにより形成される。この円筒部7に
より縁切り部6から突出した絶縁ゴムの沿面距離を長く
とることができる。
筒部7の内周面に当接する第一外周面2Aと、円筒部7の
内周面との間に外部段差を形成する第二外周面2Bとを有
し、第一外周面2Aから内端面2Cにかけて内部段差を構成
する。
に構成しても湾曲面に構成してもいずれでもよい。内端
面2Cの一部を第一外周面2Aとほぼ直交する平面とし、こ
の平面と第一外周面2Aとで角を構成した場合には、図2
(A)に示すように、前記平面2Dの幅が内部段差の間隔
cとなる。また、第一外周面2Aから内端面2Cに至る縁部
を湾曲面で構成した場合、図2(B)に示すように、こ
の湾曲面に沿った円の直径が内部段差cとなる。
段差の間隔bは円筒部7の沿面距離に関係するため、電
気的に十分な性能が得られる値を選択する。これらa,
b,cの好適な値の関係は後述する試験例で説明する。
ブル(図示せず)の外部半導電層に当接し、他端側は第
一外周面2Aと径方向に対向する位置まで伸延している。
そして、この他端側は第一外周面2Aとの間に絶縁ゴム3
を介在して縁切り部6を構成している。
少する構成であったため、外筒他端側の断面形状を内周
側に直角に折れ曲がった鉤状としたが、本発明はこのよ
うな形状に限定されるわけではない。例えば、ユニット
の端部が連続的に径が減少するがテーパ状に構成されて
いる場合、このテーパ面の途中に縁切り部を形成すれば
よい。
形により一体成形される。一体成形するには図3に示す
ように金型10と入れ子11を用いる。すなわち、中空円筒
状の金型内に端部内筒2と外筒3と内部電極(図示せ
ず)とを配置し、両端部に入れ子11をはめ込み、さらに
内周には丸棒状の中芯(図示せず)を配置して、これら
で囲まれた空間に絶縁ゴム4を注入する。これにより、
端部内筒2,外筒3,内部電極が一体化され、同時に円
筒部7と縁切り部が形成される。従来、縁切り部の遮蔽
構造を射出成形で形成することはその形状から困難と考
えられていたが、本発明ユニットは端部に縁切り部を形
成することで射出成形による製造が可能となった。ま
た、円筒部7により絶縁ゴムの沿面距離を長くすること
で電気的特性を確保することができる。
の特許出願として特願平8-80920 号がある。この出願は
ゴムモールドユニットの縁切り部にリング状の遮蔽ユニ
ットをはめ込んだ構成の差し込み式接続部を示してい
る。この場合、遮蔽ユニットはゴムモールドユニットと
は独立に製作する必要があり、接続部の施工時には遮蔽
ユニットをゴムモールドユニットに装着しなければなら
ない。
より縁切り部が形成されるため、遮蔽ユニットを独立し
て製造する必要がなく、一層効率的な生産を行うことが
できる。また、ケーブル接続部の施工段階でも遮蔽ユニ
ットとゴムモールドユニットとを組み合わせる必要がな
く、一層の施工時間の短縮化と施工技術の低スキル化を
図ることができる。
筒他端側の断面形状を内周側に直角に折れ曲がった鉤状
としたが、同断面形状を直線状としてもよい。すなわ
ち、図4に示すように、外部半導電層(外筒3)の外周
面と円筒部7の外周面とが同一面上に揃えられた構成と
する。図4において、図3と共通する箇所は同一符号を
付している。
施例1のユニットに比べてユニットの外径を小さくでき
る。つまり、図1における円筒部7の外周面と外筒3の
内周面との距離の2倍に相当する厚さ分だけ実施例1の
ユニットに比べて外径を小さくでき、かつ電気的性能に
影響する心配もない。また、実施例1のユニットでは、
インパルスの外閃防止のために円筒部7の外周面にテー
プ巻き等の処理を行う場合、外筒他端から円筒部7にか
けて段差があるため、テープ巻きの処理を行いにくい。
一方、実施例2では外筒3の外周面と円筒部7の外周面
とが同一面上に揃えられているため、外筒3から円筒部
7に円滑に連続するテープ巻き層を容易に形成すること
ができる。さらに、実施例2のユニットでは実施例1の
ユニットに比べて金型10の構成も簡略化できる。
第一外周面の軸方向の長さa,外部段差の間隔b,内部
段差の間隔cの値を変えた種々の条件でゴムモールドユ
ニットの成形を行い、これらの値がどのような場合が最
適かを調べた。試験したa,b,cの各値(単位はすべ
てmm)は次の4パターンである。 パターン1:a=15 b=0.5 c=5 a/bc=6.0 パターン2:a=18 b=0.5 c=5 a/bc=7.2 パターン3:a=15 b=0.3 c=5 a/bc=10.0 パターン4:a=30 b=1.0 c=5 a/bc=6.0
できたが、パターン2と3は半導電層の導電ゴムが変形
して成形不可能であった。これらのことからa/bcが
6.0以下の場合に良好な成形ができるものと推測され
る。
ブル接続部用モールドユニットによれば次の効果を奏す
ることができる。 一体射出成形によりモールドユニットの製造サイクル
を短縮化できる。特に縁切り部のみを独立して成形する
必要がない。 縁切り部がモールドユニットと一体に成形されている
ため、絶縁破壊などの心配がない。 出荷時に縁切り部の電気性能が確認できる。 布設現場では予め成形されたモールドユニットを組合
わせるだけで接続部を形成できるため、施工時間の短縮
化と施工技術の低スキル化が実現できる。 外部半導電層の外周面と円筒状に突出された絶縁材の
外周面とが同一面上に揃えることで、ユニットの外径を
小さくでき、かつ円筒状に突出された絶縁材の外周に外
閃防止のテープ巻きを容易に行うことができる。
周面と内端面とで角を構成している場合、(B)は同両
面で湾曲面を構成している場合を示す。
を示す断面図である。
際の型とを示す断面図である。
2A 第一外周面 2B 第二外周面 2C 内端面 2D 平面 3 外筒(外
部半導電層) 3A 接合面 4 絶縁ゴム 5 内部電極 6 縁切り
部 7 円筒部 10 金型 11 入れ子
Claims (3)
- 【請求項1】 外周から端部にかけて外部半導電層を有
し、この内部に絶縁材が充填された電力ケーブル接続部
用モールドユニットにおいて、 ユニットの端部に外部半導電層の縁切り部を具え、 この縁切り部から前記絶縁材が円筒状に突出されてなる
ことを特徴とする電力ケーブル接続部用モールドユニッ
ト。 - 【請求項2】 縁切り部により外部半導電層は端部内筒
と外筒とに分離され、 前記内筒は、円筒状に突出した絶縁材に当接する第一外
周面と、同絶縁材との間に外部段差を形成する第二外周
面とを具えると共に、第一外周面から内端面にかけて内
部段差を構成し、 前記外筒は、一端側がケーブルに当接し、他端側は第一
外周面との間に絶縁材を介在して縁切り部を構成し、 第一外周面の軸方向の長さをa,外部段差の間隔をb,
内部段差の間隔をcとしたとき、a/bcが6以下であ
ることを特徴とする請求項1記載の電力ケーブル接続部
用モールドユニット。 - 【請求項3】 外部半導電層の外周面と円筒状に突出さ
れた絶縁材の外周面とが同一面上に揃えられていること
を特徴とする請求項1記載の電力ケーブル接続部用モー
ルドユニット。
Priority Applications (2)
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---|---|---|---|
JP9364131A JPH10309027A (ja) | 1997-03-03 | 1997-12-16 | 電力ケーブル接続部用モールドユニット |
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Applications Claiming Priority (3)
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JP9-65485 | 1997-03-03 | ||
JP9364131A JPH10309027A (ja) | 1997-03-03 | 1997-12-16 | 電力ケーブル接続部用モールドユニット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JPH10309027A true JPH10309027A (ja) | 1998-11-17 |
Family
ID=26406629
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9364131A Pending JPH10309027A (ja) | 1997-03-03 | 1997-12-16 | 電力ケーブル接続部用モールドユニット |
Country Status (2)
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JP (1) | JPH10309027A (ja) |
CN (1) | CN1157831C (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009273351A (ja) * | 2008-04-08 | 2009-11-19 | Swcc Showa Cable Systems Co Ltd | ゴムユニットおよびこれを用いたケーブル接続部 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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HK1124481A2 (en) * | 2009-04-02 | 2009-07-10 | Swiss Polymeric Corp | High voltage cable joint with improved electrodes |
CN102789914B (zh) * | 2012-08-07 | 2015-05-27 | 武汉泰普变压器开关有限公司 | 一种无励磁分接开关屏蔽罩 |
-
1997
- 1997-12-16 JP JP9364131A patent/JPH10309027A/ja active Pending
-
1998
- 1998-03-02 CN CNB98105398XA patent/CN1157831C/zh not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009273351A (ja) * | 2008-04-08 | 2009-11-19 | Swcc Showa Cable Systems Co Ltd | ゴムユニットおよびこれを用いたケーブル接続部 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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CN1192600A (zh) | 1998-09-09 |
CN1157831C (zh) | 2004-07-14 |
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