JPH103089A - 液晶表示素子及びその製造方法 - Google Patents
液晶表示素子及びその製造方法Info
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- JPH103089A JPH103089A JP15275796A JP15275796A JPH103089A JP H103089 A JPH103089 A JP H103089A JP 15275796 A JP15275796 A JP 15275796A JP 15275796 A JP15275796 A JP 15275796A JP H103089 A JPH103089 A JP H103089A
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- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/30—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
- H05K3/32—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
- H05K3/321—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by conductive adhesives
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- H—ELECTRICITY
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- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/36—Assembling printed circuits with other printed circuits
- H05K3/361—Assembling flexible printed circuits with other printed circuits
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 表示品位に優れ、信頼性の高い液晶表示素子
及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 電極基板1上に透明導電膜を形成し、フ
ォトリソグラフィ法等によって表示電極2及び外部接続
端子3を形成する。次に、電極基板1上の全面にポリイ
ミドまたはポリビニルアルコール等からなる配向膜4を
形成し、ラビング法によって配向処理を行う。そして、
シール5を介して一対の電極基板1を貼り合わせ、分断
及び液晶材料6の注入を行って液晶表示パネルを得る。
さらに、フェノール樹脂またはポリスルホン樹脂等の接
着剤7中にニッケルまたは金等の導電性粒子8を分散さ
せた異方性導電材料を外部接続端子3上に塗布し、その
上に周辺部品の接続端子9を配設する。そして、熱圧着
を行うことによって導電性粒子8が配向膜4を貫き、外
部接続端子3と周辺部品の接続端子9とを電気的に接続
することによって液晶表示素子を得る。
及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 電極基板1上に透明導電膜を形成し、フ
ォトリソグラフィ法等によって表示電極2及び外部接続
端子3を形成する。次に、電極基板1上の全面にポリイ
ミドまたはポリビニルアルコール等からなる配向膜4を
形成し、ラビング法によって配向処理を行う。そして、
シール5を介して一対の電極基板1を貼り合わせ、分断
及び液晶材料6の注入を行って液晶表示パネルを得る。
さらに、フェノール樹脂またはポリスルホン樹脂等の接
着剤7中にニッケルまたは金等の導電性粒子8を分散さ
せた異方性導電材料を外部接続端子3上に塗布し、その
上に周辺部品の接続端子9を配設する。そして、熱圧着
を行うことによって導電性粒子8が配向膜4を貫き、外
部接続端子3と周辺部品の接続端子9とを電気的に接続
することによって液晶表示素子を得る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示素子及び
その製造方法に関するもので、特に表示品位に優れ、信
頼性の高い液晶表示素子及びその製造方法に関するもの
である。
その製造方法に関するもので、特に表示品位に優れ、信
頼性の高い液晶表示素子及びその製造方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】液晶材料の配向制御を行う配向膜は、電
極基板上の表示領域及びその外側のシール形成領域近傍
までの領域を覆うように形成され、液晶材料の配向制御
を行うという目的を果たしている。したがって、液晶表
示素子を構成する周辺部品の接続端子と電気的に接続す
るための液晶表示パネルの外部接続端子領域上には、配
向膜を形成する必要はない。
極基板上の表示領域及びその外側のシール形成領域近傍
までの領域を覆うように形成され、液晶材料の配向制御
を行うという目的を果たしている。したがって、液晶表
示素子を構成する周辺部品の接続端子と電気的に接続す
るための液晶表示パネルの外部接続端子領域上には、配
向膜を形成する必要はない。
【0003】しかし、前述したような電極基板にラビン
グ法による配向処理を行う場合、液晶表示パネルの外部
接続端子は直接ラビング布による摩擦を受けるため、傷
がつきやすく、異物によって汚染され、周辺部品の接続
端子と電気的に接続する際に、導通不良を引き起こすと
いう問題点がある。
グ法による配向処理を行う場合、液晶表示パネルの外部
接続端子は直接ラビング布による摩擦を受けるため、傷
がつきやすく、異物によって汚染され、周辺部品の接続
端子と電気的に接続する際に、導通不良を引き起こすと
いう問題点がある。
【0004】さらに、配向膜を形成している領域と形成
していない領域との間には段差が存在しているため、こ
の段差部分でラビング布の毛足が乱れ、この毛足の乱れ
が表示領域の配向膜に転写された場合、ラビングむらが
生じて表示品位を劣化させるという問題点がある。
していない領域との間には段差が存在しているため、こ
の段差部分でラビング布の毛足が乱れ、この毛足の乱れ
が表示領域の配向膜に転写された場合、ラビングむらが
生じて表示品位を劣化させるという問題点がある。
【0005】これらの問題点を解決する方法として、例
えば特開平5−11250号公報及び特開平7−301
776号公報に開示されているように、電極基板上の外
部接続端子領域上にも配向膜等の保護膜を形成し、ラビ
ング法による配向処理を行った後、外部接続端子領域上
の配向膜等の保護膜をプラズマエッチング等によって除
去し、外部接続端子と周辺部品の接続端子とを電気的に
接続して液晶表示素子を得るという方法が提案されてい
る。
えば特開平5−11250号公報及び特開平7−301
776号公報に開示されているように、電極基板上の外
部接続端子領域上にも配向膜等の保護膜を形成し、ラビ
ング法による配向処理を行った後、外部接続端子領域上
の配向膜等の保護膜をプラズマエッチング等によって除
去し、外部接続端子と周辺部品の接続端子とを電気的に
接続して液晶表示素子を得るという方法が提案されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述した特開平5−1
1250号公報及び特開平7−301776号公報で提
案されているような方法では、配向膜等の保護膜をプラ
ズマエッチング等によって除去するため、製造工程が増
加し、新たな製造装置が必要となり、コストアップとな
る。
1250号公報及び特開平7−301776号公報で提
案されているような方法では、配向膜等の保護膜をプラ
ズマエッチング等によって除去するため、製造工程が増
加し、新たな製造装置が必要となり、コストアップとな
る。
【0007】本発明は、以上のような従来の問題点に鑑
みなされたものであって、表示品位に優れ、信頼性の高
い液晶表示素子及びその製造方法を提供することを目的
としている。
みなされたものであって、表示品位に優れ、信頼性の高
い液晶表示素子及びその製造方法を提供することを目的
としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明の請求項1記載の液晶表示素子は、液晶
表示パネルの外部接続端子と液晶表示素子を構成する周
辺部品の接続端子とが、導電性粒子を含む異方性導電材
料を介して電気的に接続されてなる液晶表示素子におい
て、前記外部接続端子上に保護膜が形成され、前記導電
性粒子が前記保護膜を貫くことにより、前記外部接続端
子と前記接続端子とが、前記異方性導電材料を介して電
気的に接続されていることを特徴としている。
ために、本発明の請求項1記載の液晶表示素子は、液晶
表示パネルの外部接続端子と液晶表示素子を構成する周
辺部品の接続端子とが、導電性粒子を含む異方性導電材
料を介して電気的に接続されてなる液晶表示素子におい
て、前記外部接続端子上に保護膜が形成され、前記導電
性粒子が前記保護膜を貫くことにより、前記外部接続端
子と前記接続端子とが、前記異方性導電材料を介して電
気的に接続されていることを特徴としている。
【0009】請求項2記載の液晶表示素子は、請求項1
記載の液晶表示素子において、前記保護膜は、液晶材料
の配向制御を行う配向膜と同一の材料からなることを特
徴としている。
記載の液晶表示素子において、前記保護膜は、液晶材料
の配向制御を行う配向膜と同一の材料からなることを特
徴としている。
【0010】請求項3記載の液晶表示素子の製造方法
は、液晶表示パネルの外部接続端子と液晶表示素子を構
成する周辺部品の接続端子とが、導電性粒子を含む異方
性導電材料を介して電気的に接続されてなる液晶表示素
子の製造方法において、電極基板の全面に配向膜を形成
する工程と、ラビング法による配向処理を行う工程と、
前記外部接続端子上に形成された前記配向膜を前記導電
性粒子によって貫くことにより、前記外部接続端子と前
記接続端子とを前記異方性導電材料を介して電気的に接
続する工程とを有することを特徴としている。
は、液晶表示パネルの外部接続端子と液晶表示素子を構
成する周辺部品の接続端子とが、導電性粒子を含む異方
性導電材料を介して電気的に接続されてなる液晶表示素
子の製造方法において、電極基板の全面に配向膜を形成
する工程と、ラビング法による配向処理を行う工程と、
前記外部接続端子上に形成された前記配向膜を前記導電
性粒子によって貫くことにより、前記外部接続端子と前
記接続端子とを前記異方性導電材料を介して電気的に接
続する工程とを有することを特徴としている。
【0011】本発明の液晶表示素子によれば、液晶表示
パネルの外部接続端子と液晶表示素子を構成する周辺部
品の接続端子とが、導電性粒子を含む異方性導電材料を
介して電気的に接続されてなる液晶表示素子において、
前記外部接続端子上に保護膜が形成され、前記導電性粒
子が前記保護膜を貫くことにより、前記外部接続端子と
前記接続端子とが、前記異方性導電材料を介して電気的
に接続されていることにより、ラビング法による配向処
理を行う場合、液晶表示パネルの外部接続端子は直接ラ
ビング布による摩擦を受けないため、傷がつくことがな
く、異物によって汚染されることがないので、周辺部品
の接続端子と電気的に接続する際に、導通不良を引き起
こすことがない。
パネルの外部接続端子と液晶表示素子を構成する周辺部
品の接続端子とが、導電性粒子を含む異方性導電材料を
介して電気的に接続されてなる液晶表示素子において、
前記外部接続端子上に保護膜が形成され、前記導電性粒
子が前記保護膜を貫くことにより、前記外部接続端子と
前記接続端子とが、前記異方性導電材料を介して電気的
に接続されていることにより、ラビング法による配向処
理を行う場合、液晶表示パネルの外部接続端子は直接ラ
ビング布による摩擦を受けないため、傷がつくことがな
く、異物によって汚染されることがないので、周辺部品
の接続端子と電気的に接続する際に、導通不良を引き起
こすことがない。
【0012】さらに、配向膜を形成している領域と保護
膜を形成している領域との間に段差を設けなければ、こ
の段差部分でラビング布の毛足が乱れ、この毛足の乱れ
が表示領域の配向膜に転写され、ラビングむらが生じて
表示品位を劣化させることがない。
膜を形成している領域との間に段差を設けなければ、こ
の段差部分でラビング布の毛足が乱れ、この毛足の乱れ
が表示領域の配向膜に転写され、ラビングむらが生じて
表示品位を劣化させることがない。
【0013】さらに、液晶表示パネルの外部接続端子上
の配向膜を除去する必要がないため、製造工程数及び製
造装置を削減することができる。
の配向膜を除去する必要がないため、製造工程数及び製
造装置を削減することができる。
【0014】また、前記保護膜は、液晶材料の配向制御
を行う配向膜と同一の材料からなることにより、配向膜
の形成と同時に保護膜を形成することができ、工程数を
増加させることなく、周辺部品との導通不良及びラビン
グむらによる表示品位の劣化を防止することができる。
を行う配向膜と同一の材料からなることにより、配向膜
の形成と同時に保護膜を形成することができ、工程数を
増加させることなく、周辺部品との導通不良及びラビン
グむらによる表示品位の劣化を防止することができる。
【0015】本発明の液晶表示素子の製造方法によれ
ば、液晶表示パネルの外部接続端子と液晶表示素子を構
成する周辺部品の接続端子とが、導電性粒子を含む異方
性導電材料を介して電気的に接続されてなる液晶表示素
子の製造方法において、電極基板の全面に配向膜を形成
する工程と、ラビング法による配向処理を行う工程と、
前記外部接続端子上に形成された前記配向膜を前記導電
性粒子によって貫くことにより、前記外部接続端子と前
記接続端子とを前記異方性導電材料を介して電気的に接
続する工程とを有することにより、液晶表示パネルの外
部接続端子は直接ラビング布による摩擦を受けないた
め、傷がつくことがなく、異物によって汚染されること
がないので、周辺部品の接続端子と電気的に接続する際
に、導通不良を引き起こすことがない。
ば、液晶表示パネルの外部接続端子と液晶表示素子を構
成する周辺部品の接続端子とが、導電性粒子を含む異方
性導電材料を介して電気的に接続されてなる液晶表示素
子の製造方法において、電極基板の全面に配向膜を形成
する工程と、ラビング法による配向処理を行う工程と、
前記外部接続端子上に形成された前記配向膜を前記導電
性粒子によって貫くことにより、前記外部接続端子と前
記接続端子とを前記異方性導電材料を介して電気的に接
続する工程とを有することにより、液晶表示パネルの外
部接続端子は直接ラビング布による摩擦を受けないた
め、傷がつくことがなく、異物によって汚染されること
がないので、周辺部品の接続端子と電気的に接続する際
に、導通不良を引き起こすことがない。
【0016】さらに、電極基板の全面に配向膜が形成さ
れているため、電極基板の表面は段差のない平坦な状態
となり、段差部分でラビング布の毛足が乱れ、この毛足
の乱れが表示領域の配向膜に転写され、ラビングむらが
生じて表示品位を劣化させることがない。
れているため、電極基板の表面は段差のない平坦な状態
となり、段差部分でラビング布の毛足が乱れ、この毛足
の乱れが表示領域の配向膜に転写され、ラビングむらが
生じて表示品位を劣化させることがない。
【0017】さらに、電極基板の全面に配向膜を形成す
るため、配向膜形成時に高精度の位置合わせが不要とな
り、スループットを向上させることができるとともに、
配向膜形成時の位置ずれによる不良をなくすことができ
る。
るため、配向膜形成時に高精度の位置合わせが不要とな
り、スループットを向上させることができるとともに、
配向膜形成時の位置ずれによる不良をなくすことができ
る。
【0018】さらに、液晶表示パネルの外部接続端子上
の配向膜を除去する必要がないため、製造工程数及び製
造装置を削減することができる。
の配向膜を除去する必要がないため、製造工程数及び製
造装置を削減することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】図1乃至図3を用いて、本発明の
実施の形態について説明する。図1は本発明の実施の形
態に係わる液晶表示素子を示す断面図、図2は本発明の
液晶表示素子の製造方法に係わる工程図、図3は液晶表
示パネルの外部接続端子と周辺部品の接続端子とを良好
な状態で電気的に接続することができる条件を示す説明
図である。
実施の形態について説明する。図1は本発明の実施の形
態に係わる液晶表示素子を示す断面図、図2は本発明の
液晶表示素子の製造方法に係わる工程図、図3は液晶表
示パネルの外部接続端子と周辺部品の接続端子とを良好
な状態で電気的に接続することができる条件を示す説明
図である。
【0020】図1において、1は電極基板、2は表示電
極、3は外部接続端子、4は配向膜、5はシール、6は
液晶材料、7は接着剤、8は導電性粒子、9は周辺部品
の接続端子である。異方性導電材料としては、接着剤7
中に導電性粒子8を分散させたものを用いる。
極、3は外部接続端子、4は配向膜、5はシール、6は
液晶材料、7は接着剤、8は導電性粒子、9は周辺部品
の接続端子である。異方性導電材料としては、接着剤7
中に導電性粒子8を分散させたものを用いる。
【0021】まず、図2(a)に示すように、ガラスま
たはプラスチック等からなる電極基板1上にITO等か
らなる透明導電膜を形成し、フォトリソグラフィ法等に
よって表示電極2及び外部接続端子3を形成する。
たはプラスチック等からなる電極基板1上にITO等か
らなる透明導電膜を形成し、フォトリソグラフィ法等に
よって表示電極2及び外部接続端子3を形成する。
【0022】次に、図2(b)に示すように、電極基板
1上の全面にポリイミドまたはポリビニルアルコール等
からなる配向膜4を形成し、ラビング法によって配向処
理を行う。このラビング法による配向処理の際には、電
極基板1の表面は配向膜4によって段差のない平坦な状
態となっているため、均一な摩擦ストレスでもってラビ
ングすることができ、ラビング布の毛足が乱れることが
ないとともに、外部接続端子3を傷つけることがない。
1上の全面にポリイミドまたはポリビニルアルコール等
からなる配向膜4を形成し、ラビング法によって配向処
理を行う。このラビング法による配向処理の際には、電
極基板1の表面は配向膜4によって段差のない平坦な状
態となっているため、均一な摩擦ストレスでもってラビ
ングすることができ、ラビング布の毛足が乱れることが
ないとともに、外部接続端子3を傷つけることがない。
【0023】そして、図2(c)に示すように、シール
5を介して一対の電極基板1を貼り合わせ、分断及び液
晶材料6の注入を行って液晶表示パネルを得る。この液
晶表示パネルの外部接続端子3上の配向膜4は除去する
必要がないため、このままの状態で次の工程へ進む。
5を介して一対の電極基板1を貼り合わせ、分断及び液
晶材料6の注入を行って液晶表示パネルを得る。この液
晶表示パネルの外部接続端子3上の配向膜4は除去する
必要がないため、このままの状態で次の工程へ進む。
【0024】次に、図2(d)に示すように、フェノー
ル樹脂またはポリスルホン樹脂等の接着剤7中にニッケ
ルまたは金等の導電性粒子8を分散させた異方性導電材
料を外部接続端子3上に塗布し、この異方性導電材料上
に周辺部品の接続端子9を配設する。そして、熱圧着を
行うことによって導電性粒子8が配向膜4を貫き、外部
接続端子3と周辺部品の接続端子9とを電気的に接続す
ることによって液晶表示素子を得る。
ル樹脂またはポリスルホン樹脂等の接着剤7中にニッケ
ルまたは金等の導電性粒子8を分散させた異方性導電材
料を外部接続端子3上に塗布し、この異方性導電材料上
に周辺部品の接続端子9を配設する。そして、熱圧着を
行うことによって導電性粒子8が配向膜4を貫き、外部
接続端子3と周辺部品の接続端子9とを電気的に接続す
ることによって液晶表示素子を得る。
【0025】ここで、配向膜4の膜厚と導電性粒子8の
直径との関係について説明する。配向膜4の膜厚が1μ
m以下の場合、導電性粒子8は直径2〜30μmのもの
を用いれば良好な導通状態を得ることができる。この導
電性粒子8の大きさは、外部接続端子3上の配向膜4を
十分に貫くことができ、良好な導通状態を得ることがで
きるとともに、隣接する端子間のリーク不良を発生させ
ることがなく、外部接続端子3と周辺部品の接続端子9
との機械的接着強度を損なうことがない大きさである。
また、導電性粒子8は、熱圧着によって配向膜4を貫く
ことができるように、配向膜4の硬度よりも大きな硬度
を有するものを用いる。
直径との関係について説明する。配向膜4の膜厚が1μ
m以下の場合、導電性粒子8は直径2〜30μmのもの
を用いれば良好な導通状態を得ることができる。この導
電性粒子8の大きさは、外部接続端子3上の配向膜4を
十分に貫くことができ、良好な導通状態を得ることがで
きるとともに、隣接する端子間のリーク不良を発生させ
ることがなく、外部接続端子3と周辺部品の接続端子9
との機械的接着強度を損なうことがない大きさである。
また、導電性粒子8は、熱圧着によって配向膜4を貫く
ことができるように、配向膜4の硬度よりも大きな硬度
を有するものを用いる。
【0026】また、本発明における熱圧着条件について
説明する。図3に示すように、加熱温度は100〜25
0℃が好ましく、加圧圧力は10〜60Kgf/cm2
が好ましい。この図3の斜線で示した条件で熱圧着を行
えば良好な導通状態を得ることができる。
説明する。図3に示すように、加熱温度は100〜25
0℃が好ましく、加圧圧力は10〜60Kgf/cm2
が好ましい。この図3の斜線で示した条件で熱圧着を行
えば良好な導通状態を得ることができる。
【0027】
【発明の効果】以上の説明のように、本発明の液晶表示
素子によれば、液晶表示パネルの外部接続端子と液晶表
示素子を構成する周辺部品の接続端子とが、導電性粒子
を含む異方性導電材料を介して電気的に接続されてなる
液晶表示素子において、前記外部接続端子上に保護膜が
形成され、前記導電性粒子が前記保護膜を貫くことによ
り、前記外部接続端子と前記接続端子とが、前記異方性
導電材料を介して電気的に接続されていることにより、
液晶表示パネルの外部接続端子と周辺部品の接続端子と
を電気的に接続する際に導通不良を引き起こすことがな
いとともに、ラビング法による配向処理時にラビングむ
らが生じて表示品位を劣化させることがないため、表示
品位に優れ、信頼性の高い液晶表示素子を得ることがで
きる。
素子によれば、液晶表示パネルの外部接続端子と液晶表
示素子を構成する周辺部品の接続端子とが、導電性粒子
を含む異方性導電材料を介して電気的に接続されてなる
液晶表示素子において、前記外部接続端子上に保護膜が
形成され、前記導電性粒子が前記保護膜を貫くことによ
り、前記外部接続端子と前記接続端子とが、前記異方性
導電材料を介して電気的に接続されていることにより、
液晶表示パネルの外部接続端子と周辺部品の接続端子と
を電気的に接続する際に導通不良を引き起こすことがな
いとともに、ラビング法による配向処理時にラビングむ
らが生じて表示品位を劣化させることがないため、表示
品位に優れ、信頼性の高い液晶表示素子を得ることがで
きる。
【0028】さらに、液晶表示パネルの外部接続端子上
の配向膜を除去する必要がないため、製造工程数及び製
造装置を削減することができ、簡便かつ安価で表示品位
に優れ、信頼性の高い液晶表示素子を得ることができ
る。
の配向膜を除去する必要がないため、製造工程数及び製
造装置を削減することができ、簡便かつ安価で表示品位
に優れ、信頼性の高い液晶表示素子を得ることができ
る。
【0029】また、前記保護膜は、液晶材料の配向制御
を行う配向膜と同一の材料からなることにより、工程数
を増加させることなく、周辺部品との導通不良及びラビ
ングむらによる表示品位の劣化を防止することができ
る。
を行う配向膜と同一の材料からなることにより、工程数
を増加させることなく、周辺部品との導通不良及びラビ
ングむらによる表示品位の劣化を防止することができ
る。
【0030】本発明の液晶表示素子の製造方法によれ
ば、液晶表示パネルの外部接続端子と液晶表示素子を構
成する周辺部品の接続端子とが、導電性粒子を含む異方
性導電材料を介して電気的に接続されてなる液晶表示素
子の製造方法において、電極基板の全面に配向膜を形成
する工程と、ラビング法による配向処理を行う工程と、
前記外部接続端子上に形成された前記配向膜を前記導電
性粒子によって貫くことにより、前記外部接続端子と前
記接続端子とを前記異方性導電材料を介して電気的に接
続する工程とを有することにより、液晶表示パネルの外
部接続端子と周辺部品の接続端子とを電気的に接続する
際に導通不良を引き起こすことがないとともに、ラビン
グ法による配向処理時にラビングむらが生じて表示品位
を劣化させることがないため、良品率を向上させること
ができ、表示品位に優れ、信頼性の高い液晶表示素子を
得ることができる。
ば、液晶表示パネルの外部接続端子と液晶表示素子を構
成する周辺部品の接続端子とが、導電性粒子を含む異方
性導電材料を介して電気的に接続されてなる液晶表示素
子の製造方法において、電極基板の全面に配向膜を形成
する工程と、ラビング法による配向処理を行う工程と、
前記外部接続端子上に形成された前記配向膜を前記導電
性粒子によって貫くことにより、前記外部接続端子と前
記接続端子とを前記異方性導電材料を介して電気的に接
続する工程とを有することにより、液晶表示パネルの外
部接続端子と周辺部品の接続端子とを電気的に接続する
際に導通不良を引き起こすことがないとともに、ラビン
グ法による配向処理時にラビングむらが生じて表示品位
を劣化させることがないため、良品率を向上させること
ができ、表示品位に優れ、信頼性の高い液晶表示素子を
得ることができる。
【0031】さらに、電極基板の全面に配向膜を形成す
るため、配向膜形成時の高精度の位置合わせが不要とな
り、スループットを向上させることができるとともに、
配向膜形成時の位置ずれによる不良をなくすことができ
る。
るため、配向膜形成時の高精度の位置合わせが不要とな
り、スループットを向上させることができるとともに、
配向膜形成時の位置ずれによる不良をなくすことができ
る。
【0032】さらに、液晶表示パネルの外部接続端子上
の配向膜を除去する必要がないため、製造工程数及び製
造装置を削減することができ、簡便かつ安価で表示品位
に優れ、信頼性の高い液晶表示素子を得ることができ
る。
の配向膜を除去する必要がないため、製造工程数及び製
造装置を削減することができ、簡便かつ安価で表示品位
に優れ、信頼性の高い液晶表示素子を得ることができ
る。
【図1】本発明の実施の形態に係わる液晶表示素子を示
す断面図である。
す断面図である。
【図2】本発明の液晶表示素子の製造方法に係わる工程
図である。
図である。
【図3】液晶表示パネルの外部接続端子と周辺部品の接
続端子とを良好な状態で電気的に接続することができる
条件を示す説明図である。
続端子とを良好な状態で電気的に接続することができる
条件を示す説明図である。
1 電極基板 2 表示電極 3 外部接続端子 4 配向膜 5 シール 6 液晶材料 7 接着剤 8 導電性粒子 9 周辺部品の接続端子
Claims (3)
- 【請求項1】 液晶表示パネルの外部接続端子と液晶表
示素子を構成する周辺部品の接続端子とが、導電性粒子
を含む異方性導電材料を介して電気的に接続されてなる
液晶表示素子において、前記外部接続端子上に保護膜が
形成され、前記導電性粒子が前記保護膜を貫くことによ
り、前記外部接続端子と前記接続端子とが、前記異方性
導電材料を介して電気的に接続されていることを特徴と
する液晶表示素子。 - 【請求項2】 前記保護膜は、液晶材料の配向制御を行
う配向膜と同一の材料からなることを特徴とする請求項
1記載の液晶表示素子。 - 【請求項3】 液晶表示パネルの外部接続端子と液晶表
示素子を構成する周辺部品の接続端子とが、導電性粒子
を含む異方性導電材料を介して電気的に接続されてなる
液晶表示素子の製造方法において、電極基板の全面に配
向膜を形成する工程と、ラビング法による配向処理を行
う工程と、前記外部接続端子上に形成された前記配向膜
を前記導電性粒子によって貫くことにより、前記外部接
続端子と前記接続端子とを前記異方性導電材料を介して
電気的に接続する工程とを有することを特徴とする液晶
表示素子の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15275796A JPH103089A (ja) | 1996-06-14 | 1996-06-14 | 液晶表示素子及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15275796A JPH103089A (ja) | 1996-06-14 | 1996-06-14 | 液晶表示素子及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH103089A true JPH103089A (ja) | 1998-01-06 |
Family
ID=15547498
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15275796A Pending JPH103089A (ja) | 1996-06-14 | 1996-06-14 | 液晶表示素子及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH103089A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6724448B2 (en) | 1999-12-24 | 2004-04-20 | Seiko Epson Corporation | Liquid crystal display device and manufacturing method by compression bonding |
KR20040065375A (ko) * | 2003-01-14 | 2004-07-22 | 김시환 | 고분자와 액정 혼합물을 이용한 패널의 전극 단자부제조방법 |
WO2018139474A1 (ja) * | 2017-01-24 | 2018-08-02 | 大日本印刷株式会社 | 調光セル、調光体及び移動体 |
-
1996
- 1996-06-14 JP JP15275796A patent/JPH103089A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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KR20040065375A (ko) * | 2003-01-14 | 2004-07-22 | 김시환 | 고분자와 액정 혼합물을 이용한 패널의 전극 단자부제조방법 |
WO2018139474A1 (ja) * | 2017-01-24 | 2018-08-02 | 大日本印刷株式会社 | 調光セル、調光体及び移動体 |
JP6439907B1 (ja) * | 2017-01-24 | 2018-12-19 | 大日本印刷株式会社 | 調光セル、調光体及び移動体 |
JP2019061253A (ja) * | 2017-01-24 | 2019-04-18 | 大日本印刷株式会社 | 調光セル、調光体及び移動体 |
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