JPH10307817A - 文字列変換装置 - Google Patents

文字列変換装置

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JPH10307817A
JPH10307817A JP9118412A JP11841297A JPH10307817A JP H10307817 A JPH10307817 A JP H10307817A JP 9118412 A JP9118412 A JP 9118412A JP 11841297 A JP11841297 A JP 11841297A JP H10307817 A JPH10307817 A JP H10307817A
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JP
Japan
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character string
data
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processing
character
Prior art date
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JP9118412A
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English (en)
Inventor
Masaki Kobayashi
正樹 小林
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Casio Computer Co Ltd
Casio Electronics Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Casio Electronics Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd, Casio Electronics Manufacturing Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は表計算やデータベースソフトを使用
し、またフォームオーバレイ印字を行う際使用する文字
列の解釈条件の設定が可能な文字列変換装置に関し、特
にデータに基づく色分け処理等の印字加工処理を正確に
行うことができる文字列変換装置を提供するものであ
る。 【解決手段】 本発明は、例えばフォームオーバレイ処
理により帳票を作成する際、フォーム作成ソフトにより
帳票のフォームデータを作成し、例えば表計算のアプリ
ケーションで作成したCSVデータを被フォームデータ
として帳票印刷プログラム7により合成する。この際、
ユーザの登録した文字の解釈条件に従ってCSVデータ
の文字列を解釈し、フォームオーバレイ印刷を行うもの
であり、ユーザの希望する解釈条件を特定の文字に対し
設定でき、この設定に従って処理するので例えば数値や
文字列に従った色分け処理等を容易に行うことができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は表計算やデータベー
スソフトを使用し、またフォームオーバレイ印字を行う
際使用する文字の解釈条件の設定が可能な文字列変換装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、表計算ソフトやデータベースソフ
トを使用してコンピュータを駆動する際、各種記号を含
む文字列又は数値列を解釈して処理を行っている。ま
た、例えばコンピュータにプリンタ装置を接続しフォー
ムオーバレイ印字を行う際、各種記号を含む文字列を解
釈して印字処理を行っている。
【0003】かかる場合、上述のような文字列又は数値
列データ(以下単に文字列データという)の解釈処理
は、予め持ち合わせているプログラムに従って文字列デ
ータが本来持つ意味として解釈され、処理されている。
したがって、文字列データの解釈処理は、プログラムが
予め持ち合わせている、文字列を解釈する際に必要な条
件の情報に従うしかなかった。
【0004】例えば、文字列“◆100,000 ”を解釈する
場合、通常「◆」は負符号として解釈され、また桁区切
り記号「, 」は無視される。したがって、この場合、上
述の文字列“◆100,000 ”は「−100000」と解釈され
る。また、文字列“□東□京”では、「□」は全角スペ
ースを表し、通常全角スペースは無視されるため、
「□」の記号を除いた「東京」と解釈される。尚、図1
1は通常行われる「文字列解釈条件」の一例を示す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の記録システムで
は上述のように、文字列データの解釈処理を行う場合、
使用するプログラムが予め持ち合わせている「文字列解
釈条件」に従った解釈処理しかできなかった。このた
め、当該プログラムが通常持ち合わせている「文字列解
釈条件」に適合しない文字列を解釈する場合、期待通り
の結果が得られなかった。
【0006】例えば、ある文字列データにおいて「●」
の記号を負符号と解釈したい場合、つまり文字列“●10
0,000 ”を「−100000」と解釈したい場合、従来例では
「●」の記号が「文字列解釈条件」に定義されていない
ため、“●100,000 ”を「−100000」と解釈することは
できなかった。図12は、前述の3例を模式的に示す図
であり、“◆100,000 ”や“□東□京”の文字列に対し
ては正確な解釈処理が可能であるが、“●100,000 ”の
文字列に対しては正確な解釈ができない。
【0007】一方、例えば桁区切り記号「, 」はCSV
形式のフォーマットではレコード単位の区切りとして認
識される。したがって、このようなフォーマットで長い
桁の数値を表現する場合問題となる。特に、CSVデー
タを被フォームデータとして帳票フォームに印字する場
合、被フォームデータ(CSVデータ)の数値によって
各項目(各セル)に対する色分処理やその他の印字加工
処理を行うことがあり、正確に被フォームデータを読み
とることが重要である。
【0008】例えば、帳票フォームの各セルにマイナス
(−)100,000 以下のデータを印字する場合、赤色でセ
ルの背景を塗り分ける加工条件が設定されているとすれ
ば、正確にマイナス(−)を認識する必要がある。かか
る場合、上述のように“◆100,000 ”や“●100,000 ”
を「−100000」と解釈できなければ正確な色分け処理を
行うことはできない。
【0009】また、数値に限らずCSVデータに含まれ
る地名に対する色分け加工条件の場合でも、正しく「東
京」や「札幌」、「大阪」と認識できなければ正確な色
分け加工を行うことができない。
【0010】尚、上述の例は帳票フォーム、及びCSV
データについて特に説明したが、他の形式のフォーム、
及び他の形式のデータであっても同様である。本発明は
上記課題を解決するため、「文字列解釈条件」をユーザ
それぞれの必要により任意に設定可能とし、文字列デー
タを解析する際、ユーザの期待通りの結果が得られ、且
つデータに基づく色分け処理等の印字加工処理を正確に
行うことができる文字列変換装置を提供するものであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明によれば、入力する文字列を解
釈する条件を予め設定する文字列解釈条件設定手段と、
該文字列解釈条件設定手段によって設定された解釈条件
に従って入力する文字列データを解釈する文字列解釈手
段と、特定の印字領域に印字されるべく入力した文字列
を予め決められた所定の条件に従って識別する識別手段
を有し、該識別手段の識別結果に応じて特定の印字加工
処理を行う加工処理手段と、前記識別手段は前記文字列
解釈手段により解釈された結果に基づいて前記入力文字
列を識別する文字列変換装置を提供することによって達
成できる。
【0012】ここで、文字列解釈条件設定手段は、例え
ば所定のプログラムに従って特定の文字に対し解釈条件
の設定処理を行う。また、ここで設定される文字は、例
えば「□」や「◆」、「 ,」等の文字と異なり、具体的
にユーザの必要に応じて設定するものである。例えば、
文字列解釈時の削除文字として「★」を設定し、数値解
釈時の負符号文字として「●」を設定し、同じく数値解
釈時の小数点文字として「|」を設定する。
【0013】このように構成することにより、通常設定
されている文字の解釈条件ではない解釈条件に従って文
字列を解釈させる必要が生じた場合、すなわちユーザの
必要に応じて、通常の文字列解釈条件と異なる条件で特
定の文字列の解釈を行うことができる。
【0014】一方、識別手段は前記文字列解釈手段によ
り解釈された結果に基づいて前記入力文字列を識別する
ものであり、例えば上記例のように「●」を数値解釈時
の負符号文字と解釈する設定を行った場合、「●50」は
「−50」と解釈する。したがって、数値や文字列を正確
に判断することができ、上記加工処理の際、すなわち数
値の大小や文字列の内容によって色分け印字処理等を行
う際、数値や文字列を正確に判断することができ、正確
な色分け処理等を行うことができる。
【0015】請求項2の記載は、上記請求項1記載の発
明をより具体的に示すものであり、前記所定の条件は、
フォームオーバレイ印刷の帳票定義データに定義される
構成である。
【0016】すなわち、フォームオーバレイ印刷の際、
被フォームデータとして供給されるデータに上記文字列
や数値が含まれている場合、ユーザの設定した文字に対
し、対応する解釈を行って印字処理を行うので、例えば
数値の大小等による色分け処理等の印字条件に従ったフ
ォームオーバレイ印刷を行うことができる。
【0017】請求項3の記載は、上記請求項1記載の発
明をより具体的に示すものであり、前記文字列は表計算
アプリケーションソフトにより生成されたCSVデータ
である。
【0018】すなわち、CSVデータは「 ,」を桁区切
り記号と判断するが、例えばユーザが「|」を数値解釈
時の小数点文字として予め登録しておくことにより、数
値の桁数を正確に認識することができ、例えば上記のよ
うに数値の大小等による色分け処理を行う場合には、C
SVデータに対しても正確な色分け処理を行うことがで
きる。
【0019】請求項4の記載は、上記請求項1記載の発
明をより具体的に示すものであり、前記加工処理の出力
は記録装置又は表示装置に出力される構成である。した
がって、例えばプリンタ装置等の記録装置に出力する場
合、記録装置内の例えば印字情報解析部で解析処理し、
画像メモリに一旦展開した後記録紙に印字出力する。ま
た、CRTディスプレイ等の表示装置に出力する場合、
表示装置内の例えばVRAMに表示データとして出力
し、表示処理を行う。
【0020】ここで、例えば表示装置に対し本例の文字
列変換装置で変換処理したデータを表示する場合とし
て、帳票フォーム等のフォームオーバレイ画像の表示以
外に、データベース、表計算等の画像を表示することが
できる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態例を図面
を用いて詳細に説明する。図1は本例の文字列変換装置
を説明するシステム構成図である。同図において、本シ
ステムはホストコンピュータ1とプリンタ装置15で構
成されている。ホストコンピュータ1はプロセッサ2、
システムROM3、メモリ4、ディスプレイ5、キーボ
ード6、帳票印刷プログラム7、プリンタドライバ8で
構成されている。また、ホストコンピュータ1は、ハー
ドディスクMを装備し、その内部にはフォーム作成ソフ
ト(フィールド定義プログラム)9、表計算アプリケー
ションソフト10等のユーティリティソフトやアプリケ
ーションソフトが記憶されており、プロセッサ2はこれ
らのプログラムを実行することにより種々の情報を処理
する事ができる。
【0022】プロセッサ2はシステムROM3に記憶さ
れたシステムプログラムに従って処理を行い、例えばハ
ードディスク等からフォーム作成ソフト9を読み出し帳
票フォームの作成処理を行う。また、表計算アプリケー
ションソフト10を読み出し、表計算処理を行う。
【0023】また、プロセッサ2が行う上述の処理の
間、発生するデータはメモリ4のワークエリアに格納さ
れ、演算処理等に使用される。一方、ディスプレイ5に
は必要なデータが表示され、キーボード6からキー操作
信号がプロセッサ2に供給される。
【0024】また、帳票印刷プログラム7は文字列解釈
条件設定プログラム7a、文字列解釈条件7b、文字列
解釈プログラム7cで構成されている。尚、この文字列
解釈条件設定プログラム7a、文字列解釈条件7b、文
字列解釈プログラム7cの具体的な処理については後述
する。
【0025】プリンタドライバ8はホストコンピュータ
1に接続するプリンタ装置15の機種に対応した入出力
制御を行い、後述する被フォームデータをプリンタ装置
15に出力する。
【0026】一方、プリンタ装置15はインターフェイ
スコントローラ16、エンジンコントローラ17、印字
ヘッドを含むエンジン機構部18で構成されている。イ
ンターフェイスコントローラ16はホストインターフェ
イス(以下、ホストI/Fという)16a、受信バッフ
ァ16b、印字情報解析部16c、印字画像データ発生
部16d、画像メモリ16e、エンジンI/F16fで
構成されている。
【0027】図2は上記システムの中の、特にホストコ
ンピュータ1の機能構成を説明する図である。すなわ
ち、図2に示すソフトやファイルは、図1に示したフォ
ーム作成ソフト9、表計算アプリケーションソフト1
0、帳票印刷プログラム7の機能的な関係を示す図であ
る。尚、本例ではフォームオーバレイ印字の例を説明
し、特に当該フォームオーバレイ印字で使用する被フォ
ームデータとして、表計算アプリケーション10に登録
されたデータをCSV形式のデータ(以下、CSVデー
タという)として使用する。
【0028】したがって、本例ではフォーム作成ソフト
9は、帳票フォームを作成するソフトであり、図2に示
すように具体的にはFL4ファイル11aとEG4ファ
イル11bを作成する。ここで、FL4ファイル11a
はフォームコマンドファイルであり、フォーム作成ソフ
ト9で作成した帳票フォーム(帳票フォームの図形)を
フォーム作成ソフト独自のコマンドに置き換えるファイ
ルであり、例えばテキスト形式で記述される。具体的に
は図3の(a)に示すような帳票フォームを作成する
際、罫線の線種や矩形の座標位置等のデータであり、例
えば矩形の場合「BOX4.0,2.0,56.0,26.0,... 」と記
述され、罫線の場合「LINE4.0,4.0,56.0,4.0,...」
と記述される。
【0029】一方、EG4ファイル11bはフォームデ
ータファイルであり、フォーム作成ソフト9で作成した
帳票フォームをプリンタ装置15のコマンドに置き換え
て記憶する。具体的にはバイナリ形式のデータで記述
し、例えば矩形の場合「1Dh,00h,3Bh,00h,3Bh,40h,3B
h,... 」と記述する。
【0030】次に、フィールド定義プログラム12は上
述の帳票フォームに書き込む被フォームデータの書き込
み項目を定義するプログラムである。具体的には、図3
の(b)に示すように各項目を定義する。例えば、帳票
フォームのナンバー(No )の領域(フィールド)がフ
ィールド1Aである。また、帳票フォームの各月を表示
する領域がフィールド2A〜2Cであり、以下各項目毎
に、フィールド3A〜3E、フィールド4A〜4E、フ
ィールド5A〜5E、フィールド6A〜6Eと続く。ま
た、フィールドファイル(FLDファイル)13には上
述のフィールド定義プログラム12によって作成された
フィールド定義情報ファイルが登録される。
【0031】図4は、更に上述の表計算アプリケーショ
ンソフト8、及び帳票印刷プログラム7の詳しい機能構
成を説明する図である。ここで、プログラムAは上述の
表計算アプリケーションソフト8の処理プログラムの一
部を示し、レコード表示プログラムも表計算アプリケー
ションソフト8の一部の構成を示す。また、ファイルA
は表計算アプリケーションソフト8によって作成される
CSVデータの記憶ファイルを示す。すなわち、ファイ
ルAには表計算アプリケーションソフト8によって作成
するCSVデータが格納され、例えばレコード単位に分
割され、分割データの形態で格納されている。
【0032】また、文字列解釈条件設定プログラム7a
は文字列の解釈条件を規定するプログラムであり、上述
のレコード単位の文字列データを解釈する際に必要とな
る。また、文字列解釈条件設定プログラム7aに基づい
て設定される解釈条件は文字列解釈条件記憶エリア7b
に登録される。
【0033】図5は文字列解釈条件記憶エリア7bのメ
モリマップを説明する図である。同図に示すように、文
字列解釈条件記憶エリア7bは「文字列解釈時削除文字
数(QCS)」、「数値解釈時削除文字数(QN
S)」、「数値解釈時負符号文字数(QNM)」、「数
値解釈時少数点文字数(QNP)」の各データ記憶エリ
ア25と、これらの各記憶エリアに記憶されるデータの
具体的な文字の記憶エリアで構成されている。例えば、
記憶エリア25aは文字列解釈時の具体的な削除文字を
#1、#2、・・・に記憶し、記憶エリア25bは数値
解釈時の具体的な削除文字を#1、#2、・・・に記憶
し、記憶エリア25cは数値解釈時の具体的な負符号文
字を#1、#2、・・・に記憶し、記憶エリア25dは
数値解釈時の具体的な小数点文字を#1、#2、・・・
に記憶する。
【0034】一方、文字列解釈プログラム7cはファイ
ルAに記憶されるCSVデータの文字列を上述の文字列
解釈条件記憶エリア7bに記憶された解釈条件に従って
解釈し、ファイルBに解釈後のデータを書き込む。ま
た、プログラムBはファイルBに書き込んだデータを図
2に示すプリンタドライバ8に出力するプログラムであ
る。
【0035】以上の構成のシステムにおいて、先ず文字
列解釈条件設定プログラム7aに従った文字列解釈条件
の設定処理を説明する。この処理は、前述のホストコン
ピュータ1に設けられたキーボード6を操作し、特別な
解釈条件を必要とする文字の設定を行う。具体的には、
文字列解釈条件設定プログラム7aの処理により、ディ
スプレイ4上に例えば図6に示す表示を行う。すなわ
ち、本例の場合、文字列解釈時削除文字の設定、数値解
釈時削除文字の設定、数値解釈時負符号文字の設定、数
値解釈時小数点文字の設定の4項目であり、それぞれの
設定項目に対して設定処理を行う。
【0036】例えば、文字列解釈時の削除文字として通
常使用される「□」、「II」(但し、「II」は半角スペ
ースを意味する。以下便宜上半角スペースをこのように
表記する)以外に、他の文字を削除文字として登録する
場合、図6に示す文字列削除文字(S)の欄に登録を希
望する文字、例えば「★」、「☆」を設定する。また、
数値列の削除文字(N)に対しても同様の処理を行い、
ユーザが削除文字の登録を必要とする文字があれば設定
する。但し、本例の説明ではユーザが希望する特別な数
値列に対する削除文字の設定はないものとする。
【0037】次に、数値負符号文字の設定処理を行う。
ここで、例えば負符号文字として通常使用される「◆」
等以外に、「●」を負符号文字として設定しようとする
場合、図6に示す数値負符号文字(M)の欄に登録を希
望する「●」の設定を行う。さらに、「|」を数値小数
点文字として設定する場合、同図に示す数値小数点文字
(P)の欄に登録を希望する「|」の設定処理を行う。
【0038】尚、上述の設定処理の際、誤ったデータを
入力した場合、同図に示す「取消」ボタン26bを押し
てそれまでの入力操作を取り消して元に戻すことができ
る。以上のようにして解釈条件設定処理が終了すると、
「了解」ボタン26aを押下して処理を終了する。した
がって、上述の処理により文字列解釈条件記憶エリア7
bには図7に示す解釈条件が設定される。すなわち、同
図に示すように、通常使用される文字の解釈条件と共
に、ユーザが希望する文字に対し、上述の解釈条件の設
定が行われている。尚、本例では文字列解釈時の削除文
字として上述の「★」、「☆」を設定し、数値解釈時の
負符号文字として「●」を設定し、数値解釈時の小数点
文字として「|」を特別に設定した。
【0039】次に、上述のように文字列解釈条件記憶エ
リア7bに設定した解釈条件に基づいて、レコード単位
で入力する文字列の解釈処理を説明する。この処理は図
2に示すように、先ずフォームオーバレイ印字を行うた
め、フォームオーバレイ印字を行おうとするフォームデ
ータをFL4ファイル11a、EG4ファイル11bか
ら読み出す。例えば、この時前述の帳票フォームを使用
したフォームオーバレイ印字を行う場合、図3の(a)
に示したフォームデータを読み出す。またこの時、図3
の(c)に示すように、FLDファイル13には帳票フ
ォームの各項目に対応したフィールドが前述のように定
義されており、プロセッサ2は帳票印刷プログラム7に
従って定義されたフィールドに被フォームデータを書き
込んでいく。
【0040】以下、図8に示すフローチャートに従って
処理される。先ず、アプリケーションソフト8によって
作成されたCSVデータが文字列データとして読み出さ
れる(ステップ(以下Sで示す)1)。次に、CPUは
読み出されたデータが文字列データか、又は数値データ
か判断する(S2)。ここで、例えば読み出されたデー
タが文字列データであれば、不図示のカウンタ(CN
T)の計数値をQCS、すなわち前述の文字列解釈条件
記憶エリア7bに記憶した文字列解釈時の削除文字数
(QCS)に設定する(S3)。本例の場合、図7に示
すように4個の文字(「□」、「II」(半角スペー
ス)、「★」、「☆」)が削除文字として登録されてい
るため、上記処理(S3)において、「4」が設定され
る。
【0041】この処理は上記4個の登録文字に対して個
々に行われ、先ず文字列解釈条件設定エリア7b(記憶
エリア25aの#1)から「□」の文字が読み出され
(S4がN、S5)、削除文字の処理が行われる(S
6)。ここで、先ず最初の削除処理では、例えば「□東
□京」の文字列(CSVデータ)に対しては「□」の文
字が削除され、「東京」と変換される。
【0042】このようにして、読み出した文字列に対す
る「□」の文字の削除処理が完了すると、CPUはカウ
ンタ(CNT)のカウントダウンを行い(S7)、カウ
ンタ(CNT)の計数値が「0」でないか判断する(S
4)。この時、カウンタ(CNT)の値は「3」である
ので、記憶エリア25aの次のエリア#2から「II」
(半角スペース)の文字が読み出され(S4がN、S
5)、読み出された文字列に「II」(半角スペース)が
含まれていれば上述と同様の処理を行う。
【0043】次に、更にカウンタ(CNT)をカウント
ダウンし、カウンタ(CNT)のカウント値が「2」に
なると、次の削除文字として「★」を記憶エリア#3か
ら読み出す。この「★」はユーザの要求に応じて文字列
解釈条件の記憶エリアに登録されたものであり、通常の
解釈条件によっては削除処理できない文字である。例え
ば、図9に示す「★東★京」の文字列がCSVデータと
して供給された場合、従来では「★」を削除することが
できなかった。しかし、本例によれば文字列解釈時の削
除文字として「★」が登録されているので、削除処理を
行うことができ、「東京」と変換できる。
【0044】以上の処理がすべて終了すると、例えば
「★東□京」や「□東☆京」などの文字列も全て「東
京」に変換される。さらに、「☆」の文字に対しても同
様であり、CSVデータとして読み出した文字列に
「☆」が存在する場合、例えば「☆東☆京」の文字列は
「東京」に変換される。
【0045】上述の処理が終了すると、カウンタ(CN
T)のカウント値は「0」となり(S4がY(イエ
ス))、文字列データの出力処理を行う(S8)。すな
わち、フィールド定義された文字列解釈時のフィールド
3A、4A、5A、6AにCSVデータを書き込む。例
えば、図3の(d)の例によれば、フィールド3Aに
「札幌」の文字、フィールド4Aに「東京」の文字、フ
ィールド5Aに「大阪」の文字、フィールド6Aに「福
岡」の文字がそれぞれ印字される。
【0046】次に、読み出されたCSVデータが数値デ
ータの場合について説明する。この場合、前述の判断
(S2が数値)であり、処理(S9)に移行する。この
処理(S9)は図7の数値解釈時の削除文字に含まれる
文字数をカウンタ(CNT)に設定するものであり、こ
の場合「□」、「II」(半角スペース)、
「 ,」、「,」の4個である。したがって、この場合に
もカウンタ(CNT)には「4」が設定され(S9)、
カウンタ(CNT)のデータが「0」であるか判断(S
10)した後、削除文字「□」を読み出し(S12)、
前述と同じ削除処理を行う(S13)。以下、同様にし
て個々の削除文字「II」(半角スペース)、
「 ,」、「, 」に対する削除処理を行った後、次の負符
号文字の処理に移行する(S13、S10〜S13、S
10がY)。
【0047】次の負符号文字の変換処理においても、
「−」(全角マイナス)、「- 」(半角マイナス)、
「◆」、「●」の4個の負符号文字が登録されているの
で、カウンタ(CNT)値として「4」を設定し(S1
4)、カウンタ(CNT)のデータが「0」を判断(S
15)した後、負符号文字「−」を読み出し(S1
6)、処理を行う(S17)。この場合にも、ユーザが
設定した特定の文字「●」が存在し、この文字を含む数
値列に対し、負符号変換処理を行う(S17)。例え
ば、図9に示す“●100,000 ”の数値列は「−100000」
に変換される。
【0048】さらに、小数点文字に対しても同様であ
り、カウンタ(CNT)値として「3」を設定し(S1
9)、順次、小数点文字「 .」(全角ピリオド)、「.
」(半角ピリオド)、「|」に対する変換処理を行い
(S20〜S23)、例えば「0|123 」の文字列デー
タは「 0.123 」に変換する。尚、以上の数値変換処理
の後、2バイトの数値コードは実際の数字データに変換
され(S24)、数値データとして出力される(S2
5、S26)。
【0049】尚、図3の(d)は上述の帳票印刷プログ
ラム処理の後、プリンタドライバ8を介して出力される
印刷データによってプリンタ装置15で印刷処理が行わ
れ、その結果作成された帳票を示す。
【0050】以上のように本例によれば、従来解釈でき
なかった「★」、「☆」や、「●」、「|」に対して
も、ユーザが希望する通りの変換処理を行うことができ
る。次に、上述の処理によりユーザの希望通りの変換処
理によって得られた変換後のデータは正確なものであ
る。したがって、帳票フォームに印字される被フォーム
データ(CSVデータ)により色分け処理を行う場合、
正確な色塗り処理を行うことができる。
【0051】例えば、図10に示す比較条件に従って帳
票フォームのセルに色塗り加工を行う場合を考える。こ
の場合、比較条件1に「<」を設定し、被比較値(S)
を「−100」とする。同じく、比較条件2に「≧」を
設定し、被比較値(T)を「−200」とする。そし
て、CSVデータがこの間の値であれば緑色で対応する
セルの背景を塗り分ける印字条件を設定する。尚、図1
0に示す表示は前述と同様ディスプレイ5に行われ、例
えばキーボード6を操作して設定する。尚、比較条件
1、2等は、勿論他の数値であっても良い。
【0052】上述の設定において、CSVデータとして
“●120 ”の数値列や“●200 ”の数値が入力するもの
とすると、本例のシステムでは文字列解釈条件7bにお
いて図7に示す解釈条件が設定されているので、直ちに
「−120 」、「−200 」と判断できる。したがって、こ
の場合上記CSVデータ(“●120 ”、及び“●20
0”)を印字するセル内は正確に緑色で塗られる。
【0053】また、上述の例はCSVデータが数値であ
る場合を説明したが、地名であってもよく、例えば「東
京」の地名を認識した時緑色で塗り分ける印字条件であ
れば、「★東★京」のCSVデータに対し正確に「東
京」を認識し、対応するセルを緑色に塗ることができ
る。
【0054】また、数値や地名に限らず、商品名等のデ
ータでもよく、又印刷条件も色分け処理に限るものでは
ない。尚、本例では文字列解釈条件設定プログラム7a
により削除文字や負符号文字、小数点文字に対して解釈
条件の設定処理を行ったが、本例はこれらの解釈条件以
外に対しても設定可能であることは勿論である。
【0055】また、上述の例では本発明の装置、及びシ
ステムをフォームオーバレイ印字に適用したが、フォー
ムオーバレイ印字に限るものではなく、例えばプログラ
ムが異なる他のフォームデータに対する印刷や、他の表
計算ソフトやデータベースソフトへの適用も可能であ
る。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ユ
ーザの必要に応じて、通常の文字列解釈条件と異なる条
件で特定の文字の解釈を行うことができ、ユーザにとっ
て極めて利用性の高い記録装置、及び記録システムを提
供できる。
【0057】また、CSVデータに対し、特別な文字を
区切り文字として設定することにより、CSVデータに
対しても桁区切りを行うことができ、CSVデータの利
用性を増大することができる。
【0058】さらに、本発明によれば、帳票印刷データ
のセルに予め定義された印刷加工条件とそのセル内に合
成して書き込まれるCSVデータとを比較し、その比較
結果に応じて色分け加工処理を行うような合成印刷処理
を行う場合、印刷加工条件に対して正確に比較判別が行
われるようにCSVデータの解釈条件を予め揃えること
ができ、高精度に印刷加工処理を行わせることが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態例のシステムに説明する構成図であ
る。
【図2】本実施形態例の機能を説明する図である。
【図3】本実施形態例の具体的な例として、帳票フォー
ムの例を説明する図であり、(a)は帳票フォームを示
し、(b)はフィールド定義を示し、(c)はフィール
ドと被フォームデータとの関係を示し、(d)は帳票フ
ォームへの被フォームデータの印刷結果を示す図であ
る。
【図4】表計算アプリケーションソフト、及び帳票印刷
プログラムの詳しい構成を説明するシステム構成図であ
る。
【図5】文字列解釈条件記憶エリアのメモリマップを説
明する図である。
【図6】文字列解釈条件記憶エリアに登録される文字例
を示す。
【図7】入力文字列を文字列解釈条件に従って変換処理
する具体例を説明する図である。
【図8】本例の処理を説明するフローチャートである。
【図9】本例の「文字列解釈条件」の例を示す図であ
る。
【図10】CSVデータに色分け等の印字条件を設定す
る場合の表示例を示す図である。
【図11】従来の「文字列解釈条件」の一例を示す図で
ある。
【図12】従来の文字列3例を説明する図である。
【符号の説明】
1 パーソナルコンピュータ 2 プロセッサ 3 システムROM 4 メモリ 5 ディスプレイ 6 キーボード 7 帳票印刷プログラム 7a 文字列解釈条件設定プログラム 7b 文字列解釈条件 7c 文字列解釈プログラム 8 プリンタドライバ 9 フォーム作成ソフト 10 表計算アプリケーションソフト 11a FL4ファイル 11b EG4ファイル 12 フィールド定義プログラム 13 FLDファイル 15 プリンタ装置 16a ホストI/F 16b 受信バッファ 16c 印字情報解析部 16d 印字画像データ発生部 16e 画像メモリ 16f エンジンI/F 17 エンジンコントローラ 18 エンジン機構部 25、25a〜25d 記憶エリア 26a 了解ボタン 26b 取消ボタン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力する文字列を解釈する条件を予め設
    定する文字列解釈条件設定手段と、 該文字列解釈条件設定手段によって設定された解釈条件
    に従って入力する文字列データを解釈する文字列解釈手
    段と、 特定の印字領域に印字されるべく入力した文字列を予め
    決められた所定の条件に従って識別する識別手段を有
    し、該識別手段の識別結果に応じて特定の印字加工処理
    を行う加工処理手段と、 前記識別手段は前記文字列解釈手段により解釈された結
    果に基づいて前記入力文字列を識別することを特徴とす
    る文字列変換装置。
  2. 【請求項2】前記所定の条件は、フォームオーバレイ印
    刷の帳票定義データに定義されることを特徴とする請求
    項1記載の文字列変換装置。
  3. 【請求項3】前記文字列は表計算アプリケーションソフ
    トにより生成されたCSVデータであることを特徴とす
    る請求項1記載の文字列変換装置。
  4. 【請求項4】前記加工処理手段で加工処理されたデータ
    は、記録装置又は表示装置に出力されることを特徴とす
    る文字列変換装置。
JP9118412A 1997-05-08 1997-05-08 文字列変換装置 Pending JPH10307817A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006075370A1 (ja) * 2005-01-13 2006-07-20 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha パワーコンディショナおよび表示装置
US7664805B2 (en) 1999-12-14 2010-02-16 United Parcel Service Of America, Inc. System and method for modifying output of a computer program without source code modifications

Cited By (4)

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JP4795252B2 (ja) * 2005-01-13 2011-10-19 三菱電機株式会社 パワーコンディショナ

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