JPH10306564A - 階段構造 - Google Patents

階段構造

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Publication number
JPH10306564A
JPH10306564A JP9119482A JP11948297A JPH10306564A JP H10306564 A JPH10306564 A JP H10306564A JP 9119482 A JP9119482 A JP 9119482A JP 11948297 A JP11948297 A JP 11948297A JP H10306564 A JPH10306564 A JP H10306564A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
riser
plate
support groove
friction reducing
reducing layer
Prior art date
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Pending
Application number
JP9119482A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruo Nishino
晴雄 西野
Tatsuro Murai
達郎 村井
Miyao Nakamura
宮雄 中村
Shigenori Iwazawa
成憲 岩澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
National House Industrial Co Ltd
Original Assignee
National House Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by National House Industrial Co Ltd filed Critical National House Industrial Co Ltd
Priority to JP9119482A priority Critical patent/JPH10306564A/ja
Publication of JPH10306564A publication Critical patent/JPH10306564A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 直接木材同士が擦れることをなくして軋み音
が発生するのを確実に防止できる階段構造を提供する。 【解決手段】 階段の蹴込板1の上部及び/または蹴込
板1の側部を踏み板2下面の支持溝3及び/又は桁板4
の側面の支持溝5に嵌合した階段構造である。蹴込板1
の上部及び/又は側部と支持溝3,5との間に摩擦低減
層6を介在させる。このため、摩擦低減層6の作用によ
り相対的なズレが生じて擦れあっても階段の軋み音が発
生しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、階段の踏み板と蹴
込板との結合部分や桁板と蹴込板との結合部分の構造に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、階段は、蹴込板の上部を踏み
板の下面の支持溝に嵌合して結合し、蹴込板の両側の側
部を桁板の側面の支持溝に嵌合して結合している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来例
にあっては、蹴込板の上部や側部を踏み板や桁板の支持
溝に単に嵌合しているだけ(蹴込板の上部や側部が支持
溝に直接接触するように)のため、踏み板に荷重が加わ
るとき、踏み板の撓みにより蹴込板が上下し、蹴込板と
踏み板との間や蹴込板と桁板との間の木材が直接接触し
ている部位にて擦れ、軋み音が発生するおそれがある。
【0004】本発明は叙述の点に鑑みてなされたもので
あって、直接木材同士が擦れることをなくして軋み音が
発生するのを確実に防止できる階段構造を提供するにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の請求項1の階段構造は、階段の蹴込板1の上
部及び/または蹴込板1の側部を踏み板2下面の支持溝
3及び/又は桁板4の側面の支持溝5に嵌合した階段構
造であって、蹴込板1の上部及び/又は側部と支持溝
3,5との間に摩擦低減層6を介在させたことを特徴と
する。階段の昇降の際、昇降者の体重や動作の衝撃力に
より、蹴込板1の上部及び/又は蹴込板1の側部と支持
溝3,5との嵌合部分に相対的なズレが生じるために擦
れによる階段の軋み音を発生するおそれがあるが、本発
明の場合、摩擦低減層6の作用により相対的なズレが生
じて擦れあっても階段の軋み音が発生しない。また摩擦
低減層6により蹴込板1の上部及び/又は蹴込板1の側
部と支持溝3,5の嵌合部分に相対的なズレが生じて擦
れが繰り返し発生しても、蹴込板1や、踏み板2及び桁
板4の支持溝3,5等の階段部材が摩耗することが防止
され、長期間の使用にも支障を生じない。
【0006】また本発明の請求項2の階段構造は、請求
項1において、摩擦低減層6が樹脂フィルムで形成さ
れ、蹴込板1の上部及び/又は側部、踏み板2下面及び
/又は桁板4側面の支持溝3,5に樹脂フィルムが接着
されたことを特徴とする。摩擦低減層6が樹脂フィルム
で形成されるために摩擦低減層6の形成及び階段の組み
立て作業の作業性がよい。樹脂フィルムを接着すること
で摩擦低減層6が形成されるために、蹴込板1の上部及
び/又は蹴込板1の側部と支持溝3,5の嵌合部分に相
対的なズレが生じて擦れても、摩擦低減層6が外れたり
その位置がズレることがない。
【0007】また本発明の請求項3の階段構造は、請求
項1または請求項2において、階段の蹴込板1の上部を
踏み板2下面の支持溝3に嵌合した階段構造であって、
蹴込板1の上部と踏み板2の下面の支持溝3と底部との
間にクッション材7を介在させたことを特徴とする。階
段の昇降者の体重や動作の衝撃力による蹴込板1の上部
及び蹴込板1の側部と支持溝3,5の嵌合部分の相対的
なズレに基づく階段の軋み音は摩擦低減層6で防止する
一方、踏み板2の撓み等の変形や変位により生じる蹴込
板1の上部と踏み板2下面の支持溝3の衝突音はクッシ
ョン材7により吸収するため、階段の軋み音及び衝突音
の双方が有効に防止できる。
【0008】
【発明の実施の形態】まず図1や図2に示す実施の形態
の例について述べる。階段は複数枚の蹴込板1と複数枚
の踏み板2と一対の桁板4で構成されている。一対の桁
板4は両側に所定の間隔を隔てて配置され、桁板4間に
複数の踏み板2を上下に等間隔に配置して架設してあ
る。各踏み板2の両側の端部は桁板4に設けた装着溝9
に嵌め込み、固着具等で固定してある。蹴込板1は上に
位置する踏み板2の前部と下に位置する踏み板2の後部
との間に配置して取り付けられる。踏み板2の前部の下
面側には踏み板2の長手方向全長に亙るように支持溝3
を穿設してあり、桁板4の内側の側面には上下方向に支
持溝5を穿設してある。そして蹴込板1の上部を踏み板
2の支持溝3に嵌合すると共に蹴込板1の両側の側部を
桁板4の支持溝5に嵌合して蹴込板1が取り付けられる
ようになっている。
【0009】蹴込板1の上部及び両側の側部には全長に
亙るように摩擦低減層6を設けてある。この摩擦低減層
6は図に示すように断面略コ字状になるように被覆して
ある。この摩擦低減層6はポリエチレンフィルムのよう
な滑性のある樹脂フィルム、滑性塗料、蝋等で形成され
ている。樹脂フィルムの場合は、接着剤等で接着してあ
る。このように上部及び側部に摩擦低減層6を設けた蹴
込板1は上部を支持溝3に嵌め込むと共に側部を支持溝
5に嵌め込むことで取り付けられるものであり、支持溝
3,5には摩擦低減層6を介して接触する。このように
摩擦低減層6を介して接触することで擦れがあっても摩
擦が低減されて軋み音を発するのを防止できる。
【0010】なお、上記例では、蹴込板1の上部を踏み
板2の支持溝3に嵌め込むと共に蹴込板1の両側の側部
を桁板4の支持溝5に嵌め込んで取り付けるものについ
て述べたが、蹴込板1の上部を踏み板2の支持溝3に嵌
め込むだけで取り付けるものでも、蹴込板1の両側の側
部を桁板4の支持溝5に嵌め込むだけで取り付けてもよ
い。また摩擦低減層6は上記例では蹴込板1に設けた
が、支持溝3,5の方に設けてもよい。
【0011】次に図3に示す実施の形態の例について述
べる。本例も上記図1や図2に示す例と基本的に同じで
あり、異なる点だけ述べる。本例の場合、蹴込板1の上
部を踏み板2の支持溝3に嵌合するとき、支持溝3の底
部と蹴込板1の上部の摩擦低減層6との間にスポンジの
ようなクッション材7を介在してある。このようにして
あると、クッション材7にて衝突音も吸収でき、摩擦低
減層6と相俟って階段の軋み音及び衝突音の双方が有効
に防止できる。
【0012】
【発明の効果】本発明の請求項1の発明は、階段の蹴込
板の上部及び/または蹴込板の側部を踏み板下面の支持
溝及び/又は桁板の側面の支持溝に嵌合した階段構造で
あって、蹴込板の上部及び/又は側部と支持溝との間に
摩擦低減層を介在させたので、階段の昇降の際、昇降者
の体重や動作の衝撃力により、蹴込板の上部及び/又は
蹴込板の側部と支持溝との嵌合部分に相対的なズレが生
じて擦れあっても、摩擦低減層の作用により階段の軋み
音が発生しないものであり、また摩擦低減層により蹴込
板の上部及び/又は蹴込板の側部と支持溝の嵌合部分に
相対的なズレが生じて擦れが繰り返し発生しても、蹴込
板や、踏み板及び桁板の支持溝等の階段部材が摩耗する
ことが防止され、長期間の使用にも支障を生じないもの
である。
【0013】また本発明の請求項2の発明は、請求項1
において、摩擦低減層が樹脂フィルムで形成されている
ので、摩擦低減層の形成及び階段の組み立て作業の作業
性がよいものであり、また樹脂フィルムを接着すること
で摩擦低減層が形成されるために、蹴込板の上部及び/
又は蹴込板の側部と支持溝の嵌合部分に相対的なズレが
生じて擦れても、摩擦低減層が外れたりその位置がズレ
ることがないものである。
【0014】また本発明の請求項3の発明は、請求項1
または請求項2において、階段の蹴込板の上部を踏み板
下面の支持溝に嵌合した階段構造であって、蹴込板の上
部と踏み板の下面の支持溝と底部との間にクッション材
を介在させたので、階段の昇降者の体重や動作の衝撃力
による蹴込板の上部及び蹴込板の側部と支持溝の嵌合部
分の相対的なズレに基づく階段の軋み音は摩擦低減層で
防止する一方、踏み板の撓み等の変形や変位により生じ
る蹴込板の上部と踏み板下面の支持溝の衝突音はクッシ
ョン材により吸収するため、階段の軋み音及び衝突音の
双方が有効に防止できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示す分解斜視図で
ある。
【図2】同上の要部の断面図であり、(a)は踏み板の
支持溝に蹴込板を嵌め込んだ部分の断面図、(b)は桁
板の支持溝に蹴込板を嵌め込んだ部分の断面図である。
【図3】実施の形態の他例の要部を示す断面図である。
【符号の説明】
1 蹴込板 2 踏み板 3 支持溝 4 桁板 5 支持溝 6 摩擦低減層 7 クッション材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩澤 成憲 大阪府豊中市新千里西町1丁目1番4号 ナショナル住宅産業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 階段の蹴込板の上部及び/または蹴込板
    の側部を踏み板下面の支持溝及び/又は桁板の側面の支
    持溝に嵌合した階段構造であって、蹴込板の上部及び/
    又は側部と支持溝との間に摩擦低減層を介在させたこと
    を特徴とする階段構造。
  2. 【請求項2】 摩擦低減層が樹脂フィルムで形成され、
    蹴込板の上部及び/又は側部、踏み板下面及び/又は桁
    板側面の支持溝に樹脂フィルムが接着されたことを特徴
    とする請求項1記載の階段構造。
  3. 【請求項3】 階段の蹴込板の上部を踏み板下面の支持
    溝に嵌合した階段構造であって、蹴込板の上部と踏み板
    の下面の支持溝と底部との間にクッション材を介在させ
    たことを特徴とする請求項1または請求項2記載の階段
    構造。
JP9119482A 1997-05-09 1997-05-09 階段構造 Pending JPH10306564A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10113996A1 (de) * 2001-03-22 2002-10-10 Stampa Johannes Treppenvorrichtung
WO2012049567A2 (en) * 2010-08-17 2012-04-19 Rejean Plante Precision built staircase

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DE10113996A1 (de) * 2001-03-22 2002-10-10 Stampa Johannes Treppenvorrichtung
DE10113996B4 (de) * 2001-03-22 2004-02-05 Stampa, Johannes Treppe
WO2012049567A2 (en) * 2010-08-17 2012-04-19 Rejean Plante Precision built staircase
WO2012049567A3 (en) * 2010-08-17 2012-06-21 Rejean Plante Precision built staircase

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