JPH10305811A - 梱包機のループ形成方法 - Google Patents

梱包機のループ形成方法

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JPH10305811A
JPH10305811A JP11556097A JP11556097A JPH10305811A JP H10305811 A JPH10305811 A JP H10305811A JP 11556097 A JP11556097 A JP 11556097A JP 11556097 A JP11556097 A JP 11556097A JP H10305811 A JPH10305811 A JP H10305811A
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JP
Japan
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tape
slide plate
loop
guide
tip
Prior art date
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Withdrawn
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JP11556097A
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English (en)
Inventor
末文 ▲吉▼野
Suefumi Yoshino
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Shoko Kiko Co Ltd
Original Assignee
Shoko Kiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アーチのない梱包機におけるテープのループ
形成が自動的に行えるループ形成方法を提供する。 【解決手段】 スライド板2とその直下のテープガイド
4の間に形成されたテープ挿入溝6内にテープAの先端
を挿入し、該テープAの先端をリミットスイッチSが検
出すると、第1クランプ8でテープAを固持し、この後
テープAの送り出しでスライド板2上にテープAのルー
プを形成するため、スライド板2と相対向する位置に、
スライド板2に向けて進退し、前進動時にテープガイド
4に外嵌し、その内周とスライド板2との間にテープ誘
導すきま30を形成するループ形成部材21を配置し、
送り出されてきたテープAを上記誘導すきま30で案内
することにより、テープ先端のテープ挿入溝6内への挿
入を自動的に行い、リミットスイッチSによるテープ先
端の検出後にループ形成部材21を退動させ、この後テ
ープAの送り出しでスライド板2上にテープAのループ
を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、テーブルの基台
上にテープの案内アーチがない梱包機において、被梱包
物に巻き付けるテープをループ状に形成し、そのループ
内に被梱包物を入れ、テープの巻き付け、引き締め、溶
着、切断、ループ形成を自動的に行えるようにした梱包
機のループ形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】テーブルの基台上にテープの案内アーチ
がない梱包機において、基台上にテープのループを形成
する従来のループ形成方法は、スライド板とその直下の
テープガイドの間に形成されたテープ挿入溝内に、作業
者が手作業でテープの先端を挿入し、該テープの先端を
リミットスイッチが検出すると、スライド板と第1クラ
ンプでテープを固持し、この後テープの送り出しでスラ
イド板上にテープのループを形成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な手作業によるテープ挿入作業を必要とするループ形成
方法は、作業能率が悪いだけでなく、テープが薄肉厚の
場合、テープ挿入作業が行い難いという問題がある。
【0004】そこで、この発明の課題は、梱包機に最小
限必要である、スライド板、テープガイド、リミットス
イッチをループ形成の部品として利用し、ループ形成時
間をカム軸の一連の動作に取り込み、ループの形成が自
動的に能率よく短時間で行える梱包機のループ形成方法
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するため、請求項1の発明は、スライド板とその直下の
テープガイドの間に形成されたテープ挿入溝内にテープ
の先端を挿入し、該テープの先端をリミットスイッチが
検出すると、スライド板と第1クランプでテープを固持
し、この後テープの送り出しでスライド板上にテープの
ループを形成する方法であり、スライド板と相対向する
位置に、スライド板に向けて進退動自在となり、前進動
時にテープガイドの端部からスライド板に外嵌し、その
内周とスライド板との間にテープ誘導すきまを形成する
ループ形成部材を配置し、送り出されてきたテープを上
記誘導すきまで案内することにより、テープ先端のテー
プ挿入溝内への挿入を自動的に行い、リミットスイッチ
によるテープ先端の検出後にループ形成部材を退動さ
せ、この後テープの送り出しでスライド板上にテープの
ループを形成する構成を採用したものである。
【0006】ここで、ループ形成部材は、スライド板に
対してスプリングで接近弾性が付勢され、スライド板か
らの離反はカムによって行われる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
示例と共に説明する。
【0008】図1は、テーブル上にアーチのない梱包機
において、テーブルの基台下部に設置される梱包ユニッ
トの構造を示し、ベース部材1の上面に水平のスライド
板2が両側を支持するガイド3と3に沿って前後に移動
自在となるよう配置され、このスライド板2の下部に上
テープガイド4と、下テープガイド5が設けられ、スラ
イド板2と上テープガイド4の間にテープ挿入溝6が形
成され、また、上テープガイド4と下テープガイド5間
にテープ案内溝7が形成されている。
【0009】この、上下テープガイド4と5はスライド
板2と同じく前後に移動自在となり、図示省略したがス
ライド板2と上下テープガイド4、5は、カム機構によ
り、所定のタイミングで前後動することになる。
【0010】また、上テープガイド4の端部上面にリミ
ットスイッチSが設けられ、テープ挿入溝6に挿入した
テープAの先端を検出することになる。
【0011】前記スライド板2の下部に、第1クランプ
8と加圧器9及び第2クランプ10がカム軸11に設け
たカム12により、所定のタイミングで各々上下動する
よう配置されている。
【0012】第1クランプ8は、下降位置にあるときそ
の上端面とスライド板2との間にテープAの差込み隙間
13を形成するとともに、上端部には、テープ案内溝7
に臨むテープ案内通路14が設けられ、上昇時にスライ
ド板2の下面とでテープAを固持することになる。
【0013】加圧器9は、上下テープガイド4と5の退
動後に上昇し、上昇時に第1クランプ8とでテープAを
切断すると共に、テープAの切断端部を押し上げ、スラ
イド板2の下部においてテープAの重なり部分を加熱加
圧して溶着させる。なお、テープの加熱は、加圧器9の
上面に設けたヒータや上下テープ間に対して進退自在と
なるヒータによって行われる。
【0014】第2クランプ10は、上下テープガイド4
と5が退動し、かつ、テープAの引き締め後に上昇し、
上昇時にスライド板2とでテープAの重なり部分を固持
し、引き締めたテープAが緩まないようにする。
【0015】前記第1クランプ8の側方には、リールか
ら引き出したテープAを第1クランプ8のテープ案内通
路14に向けて送り出すと共に、テープAの引き締めを
行うため、正逆回転駆動されるフィードローラ15とこ
のローラ15に接離自在に圧接するピンチローラ16で
構成された送り出し引き締め機構17が設けられ、この
機構17と第1クランプ8の間に、一対のテープガイド
18と19間で形成されたテープ誘導溝20が設けられ
ている。
【0016】前記スライド板2の前方位置に、ループ形
成部材21が該スライド板2に対して進退動するように
配置されている。この、ループ形成部材21は、図1に
示すように、スライド板2上から上下テープガイド4と
5の側面を覆う、偏平な略半割り筒状の断面形状を有
し、一方の端部はスライド板2の一方側縁を覆う小径弧
状部22となり、他方の端部は、下端が下テープガイド
5の側面に臨む大径弧状部23になり、この大径弧状部
23の内側に下テープガイド4の端部からリミットスイ
ッチSを覆う内側ガイド24が設けられている。
【0017】上記ループ形成部材21は、図2に示すよ
うに、固定部分に設けたスライドレール25でスライド
板2に対して進退動可能となるよう支持され、下部に連
結した揺動リンク26と固定部分の間に張設したスプリ
ング27でスライド板2に向けて常時接近する方向の移
動弾性が付勢され、前記カム軸11に設けたカム28
と、揺動リンク26に設けた転子29の作用で、前進位
置と後退位置の何れかに保持される。
【0018】ループ形成部材21は、前進位置にあると
き、図2に実線で示すように、前進位置にあるスライド
板2と上下テープガイド4と5に対して外嵌し、その内
周面と、スライド板2の間及び内側ガイド24の間にテ
ープAを誘導する隙間30を形成する。
【0019】この発明のループ形成装置は上記のような
構成であり、次に、ループ形成方法を説明する。
【0020】ループの形成に際し、スライド板2とテー
プガイド4、5は、前進位置にあり、また、ループ形成
部材21も図2の実線で示す前進位置となり、該ループ
形成部材21の先端がスライド板2とテープガイド4、
5に外嵌し、この嵌合部分においてループ形成部材21
の内周にテープAを誘導する隙間30が形成され、この
状態でテープ送り出し引き締め機構17のフィードロー
ラ15がテープ送り出し方向に回転し、テンションロー
ラ16とで挟んだテープAを送り出す。
【0021】送り出されたテープAの先端は、テープ誘
導溝20から第1クランプ8のテープ案内溝14、上下
テープガイド4、5間のテープ案内溝7を通り、ループ
形成部材21の内周の隙間30に沿って移動し、スライ
ド板2の端部では小径弧状部22での誘導でスライド板
2の下部に進入し、図3の如く、差込み隙間13からテ
ープ挿入溝6内に進入し、リミットスイッチSを作動さ
せる。
【0022】リミットスイッチSの作動により、フィー
ドローラ15を停止させるか、又はピンチローラ16を
上昇させてテープ送り圧を開放すると同時に、カム軸1
1を回転させ、第1クランプ8を上昇させてスライド板
2の下面と第1クランプ8の上端とでテープAを固持す
る。
【0023】この後、ループ形成部材21をカム28の
大径部で図2の一点鎖線で示す後退位置に戻し、これと
共に、上下テープガイド4、5も後退位置に戻してカム
軸11を停止させる。これによって、テープAは、スラ
イド板2の周囲を巻回し、スライド板2の下部への挿入
部分が第1クランプ8で固持された図4の状態になる。
【0024】上記の状態で、テープ送り出し引き締め機
構17がテープAの送り出しを所定長さだけ行い、図5
に示すように、スライド板2上にループの拡大を行って
該機構17は停止する。このように、アーチのない梱包
機においても、スライド板2上でのテープAのループの
形成が自動的に行えることになる。
【0025】上記ループの形成後に、被梱包物Bをルー
プ内に配置し、始動スイッチをオンすると、テープ送り
出し引き締め機構17によるテープ引き締めにより、図
6のように、縮径したテープAが被梱包物Bを巻き締
め、図6から図8に示すように、第2クランプ10の上
昇によるテープ重なり部分の固持、加圧器9の上昇によ
るテープの切断、テープ重なり部分の加熱加圧による溶
着が順次行われることになる。
【0026】テープAの溶着後に、図8の如く、スライ
ド板2が退動して被梱包物BとテープAの間から抜ける
と、被梱包物Bを取り除き、この後各部は初期の状態に
復帰し、テープAの送り出しによるループの拡大形成が
行われることになる。
【0027】
【発明の効果】以上のように、この発明によると、アー
チのない梱包機におけるテープのループ形成が自動的に
行えるようになり、梱包作業の省力化と能率向上が図れ
ると共に、現在流通している梱包機に必要不可欠な部品
である、スライド板、テープガイド、リミットスイッチ
をループ形成の部品として利用し、かつ、ループ形成時
間をカム軸の一連の動作に取り込むことにより、短時間
で正確にループの形成が可能になり、しかも、被梱包物
を置く天板の下方で一連の作業が行われるため、安全性
も確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】梱包機の梱包ユニットの構造を示す縦断正面図
【図2】同上の縦断側面図
【図3】梱包ユニットのテープ送り込み状態を示す縦断
正面図
【図4】梱包ユニットのテープクランプ状態を示す縦断
正面図
【図5】梱包ユニットのループ拡大状態を示す縦断正面
【図6】梱包ユニットのテープ巻き締め状態を示す縦断
正面図
【図7】梱包ユニットのテープ溶着状態を示す縦断正面
【図8】梱包ユニットの梱包状態を示す縦断正面図
【符号の説明】 1 ベース部材 2 スライド板 4 上テープガイド 5 下テープガイド 6 テープ挿入溝 7 テープ案内溝 8 第1クランプ 9 加圧器 10 第2クランプ 17 送り出し引き締め機構 21 ループ形成部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スライド板とその直下のテープガイドの
    間に形成されたテープ挿入溝内にテープの先端を挿入
    し、該テープの先端をリミットスイッチが検出すると、
    スライド板と第1クランプでテープを固持し、この後テ
    ープの送り出しでスライド板上にテープのループを形成
    する方法であり、スライド板と相対向する位置に、スラ
    イド板に向けて進退動自在となり、前進動時にテープガ
    イドの端部からスライド板に外嵌し、その内周とスライ
    ド板との間にテープ誘導すきまを形成するループ形成部
    材を配置し、送り出されてきたテープを上記誘導すきま
    で案内することにより、テープ先端のテープ挿入溝内へ
    の挿入を自動的に行い、リミットスイッチによるテープ
    先端の検出後にループ形成部材を退動させ、この後テー
    プの送り出しでスライド板上にテープのループを形成す
    ることを特徴とする梱包機のループ形成方法。
JP11556097A 1997-05-06 1997-05-06 梱包機のループ形成方法 Withdrawn JPH10305811A (ja)

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Effective date: 20040706