JPH10305747A - 自動車用フットレスト装置 - Google Patents

自動車用フットレスト装置

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JPH10305747A
JPH10305747A JP11572397A JP11572397A JPH10305747A JP H10305747 A JPH10305747 A JP H10305747A JP 11572397 A JP11572397 A JP 11572397A JP 11572397 A JP11572397 A JP 11572397A JP H10305747 A JPH10305747 A JP H10305747A
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footrest
foot rest
toeboard
plate
collision
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Makoto Oyama
眞 大山
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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    • B60—VEHICLES IN GENERAL
    • B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R21/00—Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
    • B60R2021/003—Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks characterised by occupant or pedestian
    • B60R2021/0039—Body parts of the occupant or pedestrian affected by the accident
    • B60R2021/0046—Feet

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通常時のフットレストの安定性を損うことな
く衝突時のフットレストの起立を抑制できるようにし、
且つ、コストも安くできるようにする。 【解決手段】 フットレスト４の裏面に形成した係合穴
４５に嵌合してフットレスト４をトーボード面２ａとの
間に隙間を明けた状態で支持する支持部材５を設け、衝
突時の荷重で支持部材５が係合穴４５により深く圧入さ
れるようにする。フットレストを箱状に形成し、フット
レストの上側の端板と左右の側板との交辺部分に弱化部
を形成して、衝突時の荷重により交辺部分が破断される
ようにしても良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗員の足を載せる
自動車用のフットレスト装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】フットレストは、一般に、車室のフロア
面から斜め前方に立上るトーボード面に前上りの傾斜姿
勢で配置されている。
【０００３】ところで、衝突時にトーボードの後方への
変形でフットレストが傾斜姿勢から起立することがあ
る。フットレストが起立すると、乗員の足とすねとの成
す角度が減少させられるため、衝突時におけるフットレ
ストの起立、特に、フットレストの足載せ面の起立を抑
制することが望まれる。
【０００４】従来、かかる要望を充足すべく、特開平８
−１６４７８２号公報により、車幅方向から見た断面形
状において、フットレストの上側の端面を底辺とする略
三角形の軟質材料製の第１部材と、フットレストの下側
の端面を底辺とする略三角形の硬質材料製の第２部材と
を貼り合わせて形成したフットレストが知られている。
このものでは、衝突時の荷重により第１部材が圧縮さ
れ、その圧縮代がフットレストの上部側で大きくなるこ
とから、フットレストの起立が抑制される。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例のもので
は、フットレストを２部材で構成するためコストが高く
なり、また、軟質材料製の第１部材が通常時においても
弾性変形するため、フットレストの安定性が損われる不
具合がある。
【０００６】本発明は、以上の点に鑑み、衝突時のフッ
トレストの起立を抑制して、且つ、通常時の安定性も確
保できるようにした低コストのフットレスト装置を提供
することを課題としている。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、
本発明の第１の特徴によれば、乗員の足を載せるフット
レストを車室のフロア面から斜め前方に立上るトーボー
ド面に前上りの傾斜姿勢で配置するものにおいて、フッ
トレストの裏面に形成した係合穴に嵌合してフットレス
トをトーボード面との間に隙間を明けた状態で支持する
支持部材を設け、支持部材と係合穴とを、衝突時の荷重
により、支持部材が係合穴に、より深く圧入可能となる
ような形状に形成している。
【０００８】また、本発明の第２の特徴によれば、乗員
の足を載せるフットレストを車室のフロア面から斜め前
方に立上るトーボード面に前上りの傾斜姿勢で配置する
ものにおいて、フットレストを、足載せ板と、足載せ板
の上縁からトーボード面側に屈曲してのびる上側端板
と、足載せ板の左右の側縁からトーボード面側に屈曲し
てのびる側板とを有する箱状に形成すると共に、上側端
板と側板との交辺部分に、衝突時の荷重により交辺部分
が破断されるように弱化部を形成している。
【０００９】上記第１の特徴のものでは、衝突時の荷重
により支持部材が係合穴により深く圧入するため、フッ
トレストが前側に傾動してフットレストの起立が抑制さ
れる。
【００１０】また、第２の特徴のものでは、衝突時の荷
重により上側端板と側板の交辺部分が破断するため、上
側端板と側板がトーボード面に沿うように展開する。そ
の結果、足載せ板が前側に傾動してその起立が抑制され
る。
【００１１】そして、第１と第２の何れの特徴のもの
も、軟質材料製の部材を用いる必要がないため、通常時
のフットレストの安定性を損うことがなく、且つ、コス
トも安くなる。
【００１２】
【発明の実施の形態】図１を参照して、１は自動車の車
室のフロア面１ａを構成するフロアパネルであり、フロ
アパネル１の前端から斜め前方に立上るトーボード２
と、トーボード２の上端から上方にのびるダッシュボー
ド３とを設けて、車室の前下部の隔壁を構成し、トーボ
ード２の車室側の面たるトーボード面２ａにフットレス
ト４を前上りの傾斜姿勢で配置している。
【００１３】フットレスト４は、乗員の足ａを載せる足
載せ板４０と、足載せ板４０の上縁からトーボード面２
ａに屈曲してのびる上側端板４１と、足載せ板４０の左
右の側縁からトーボード面２ａ側に屈曲してのびる側板
部４２と、足載せ板４０の下縁からトーボード面２ａ側
に屈曲してのびる下縁端板４３とを有する箱状にポリプ
ロピレン等の樹脂で一体成形されている。
【００１４】足載せ板４０の上部裏面にはボス４４が突
設されており、該ボス４４に形成した係合穴４５に、ト
ーボード２にスタッド溶接等で取付けた支持部材５を嵌
合させている。
【００１５】支持部材５は、先端近傍の大径部５ａを有
する段付形状に形成されており、一方、係合穴４５は、
その開口端寄りの第１の大径部４５ａとそれより奥側の
第２の大径部４５ｂとを有する形状に形成されている。
そして、支持部材５をその大径部５ａが係合穴４５の第
１大径部４５ａに嵌合するように係合穴４５に圧入し、
フットレスト４を図１（Ａ）に示す如くトーボード面２
ａとの間に隙間を明けた状態で支持している。
【００１６】衝突時には、トーボード２の後方への変形
と乗員の慣性とによる荷重で支持部材５の大径部５ａ
が、図１（Ｂ）に示す如く、係合穴４５の第１大径部４
５ａと第２大径部４５ｂとの間の縊れ部を押し広げるよ
うにして第２大径部４５ｂ側に圧入される。その結果、
フットレスト４が前側に傾動し、フットレスト４の起立
が抑制される。
【００１７】尚、図２に示す第２実施形態のように、支
持部材５と係合穴４５とを夫々テーパー状に形成し、衝
突時の荷重で支持部材５が係合穴４５に、より深く圧入
されるように構成しても良い。
【００１８】また、上記両実施形態では、フットレスト
４を箱状に形成しているが、フットレスト４を板状に形
成して、その裏面に突設したボスに上記の如く係合穴を
形成しても良い。
【００１９】図３は第３実施形態を示しており、このも
のでは、フットレスト４を、足載せ板４０と上側端板４
１と左右の側板４２とを有する側面視略三角形の箱状に
樹脂で一体成形している。そして、上側端板４１と側板
４２との交辺部分のトーボード面２ａ側の端部に切り欠
きから成る弱化部４６を形成している。
【００２０】これによれば、衝突時の荷重で弱化部４６
を起点にして交辺部分が破断され、図３（Ｂ）に示す如
く上側端板４１と側板４２とがトーボード面２ａに沿う
ように展開される。その結果、足載せ板４０が前側に傾
動してその起立が抑制される。
【００２１】尚、フットレスト４を、図１に示したフッ
トレスト４のような下側端板４３を有する箱状に形成し
ても良い。この場合、下側端板４３と側板４２との交辺
部分に弱化部を形成しなくても、上側端板４１と側板４
２との交辺部分に弱化部４６を形成しておけば、この交
辺部分の破断で上側端板４１が展開すると共に側板４２
の上部がねじられるようにして展開し、足載せ板４０が
前側に傾動される。
【００２２】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、通常時のフットレストの安定性を損うことな
く衝突時のフットレストの起立を抑制でき、更に、フッ
トレストを一体成形品で構成できるためコストも安くで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 （Ａ）第１実施形態の通常時の截断側面図、
（Ｂ）その衝突時の截断側面図
【図２】 第２実施形態の截断側面図
【図３】 （Ａ）第３実施形態の通常時の斜視図、
（Ｂ）その衝突時の斜視図
【符号の説明】
１ａ フロア面 ２ａ トーボード
面 ４ フットレスト ４０ 足載せ板 ４１ 上側端板 ４２ 側板 ４５ 係合穴 ４６ 弱化部 ５ 支持部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 乗員の足を載せるフットレストを車室の
    フロア面から斜め前方に立上るトーボード面に前上りの
    傾斜姿勢で配置するものにおいて、 フットレストの裏面に形成した係合穴に嵌合してフット
    レストをトーボード面との間に隙間を明けた状態で支持
    する支持部材を設け、 支持部材と係合穴とを、衝突時の荷重により、支持部材
    が係合穴に、より深く圧入可能となるような形状に形成
    する、 ことを特徴とする自動車用フットレスト装置。
  2. 【請求項２】 乗員の足を載せるフットレストを車室の
    フロア面から斜め前方に立上るトーボード面に前上りの
    傾斜姿勢で配置するものにおいて、 フットレストを、足載せ板と、足載せ板の上縁からトー
    ボード面側に屈曲してのびる上側端板と、足載せ板の左
    右の側縁からトーボード面側に屈曲してのびる側板とを
    有する箱状に形成すると共に、 上側端板と側板との交辺部分に、衝突時の荷重により交
    辺部分が破断されるように弱化部を形成する、 ことを特徴とする自動車用フットレスト装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2801257A1 (fr) * 1999-11-18 2001-05-25 Peugeot Citroen Automobiles Sa Repose pied pour vehicule automobile
EP1211130A1 (en) * 2000-11-30 2002-06-05 Emhart LLC Footrest fastening clip and footrest assembly
FR2874874A1 (fr) * 2004-09-03 2006-03-10 Renault Sas Element absorbant pour pied de passager de vehicule automobile
JP2008511501A (ja) * 2004-09-03 2008-04-17 ルノー・エス・アー・エス 自動車の搭乗者の下肢のための保護パッド

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