JPH10304648A - 渦電流式減速装置の回転子 - Google Patents
渦電流式減速装置の回転子Info
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- JPH10304648A JPH10304648A JP10692897A JP10692897A JPH10304648A JP H10304648 A JPH10304648 A JP H10304648A JP 10692897 A JP10692897 A JP 10692897A JP 10692897 A JP10692897 A JP 10692897A JP H10304648 A JPH10304648 A JP H10304648A
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Abstract
させたリターダを提供する。 【解決手段】隣接する極性を逆向きとして複数の磁石を
周設した支持リングが、強磁性体からなる回転円筒部の
内側に所定隙間を設けて固定されてなる渦電流式減速装
置の回転子であって、回転円筒部の外周面に設けられる
冷却フィンは、入口側の角(入口角、β)を10°〜50
°、出口側の角(出口角、γ)を40°〜90°とし、かつ
フィンとフィンとの間隔幅を入口幅Bよりも出口幅Cを
大きくしたフィンである渦電流式減速装置の回転子。前
記傾斜冷却フィンは、曲線状、屈曲部を含む直線状、ま
たは曲線と直線を組み合わせたフィンであることが望ま
しい。
Description
ど大型自動車の制動装置として設けられる渦電流式減速
装置の回転子、より詳しくは特定形状の冷却フィンが回
転円筒部の外周面に設けられた回転子に関する。
ーキであるフットブレーキ、補助ブレーキである排気ブ
レーキの他、長い坂道の降坂時などで安定した減速を行
い、かつフットブレーキの焼損を防止するために渦電流
式減速装置(以下、これを「リターダ」と記載する)が
使用されている。このリターダには、磁石として永久磁
石を使用するものと電磁石を使用するものとがある。
の例が提案されている(たとえば、特開平1-234043号公
報、特開平1-234045号公報、特開平1-298948号公報等参
照)。
例を示す縦断面図である。図において、符号1は回転
子、2は回転子のスポーク、3は回転円筒部、4は冷却
フィン、5は永久磁石、6は磁石の支持リング、7はポ
ールピース、8はピストンロッド、9は油圧装置、10は
回転軸、11は案内棒である。
けられ、スポーク2 を介して強磁性体からなる回転円筒
部3 が配設されている。回転円筒部3 は、回転軸10と一
体に回転する。回転子の回転円筒部の内周部内部には、
複数個の永久磁石5 が隣接する極性を逆向きに周設され
た支持リング6 が、ポールピース7 を介して設けられて
いる。支持リング6 は、油圧装置9 のピストンロッド8
にねじ等で取り付けられ、油圧装置9 の駆動によって複
数の案内棒11に沿って回転軸の軸方向に往復運動する。
この往復運動によって永久磁石5 がポールピース7 の位
置、すなわち回転円筒部3 と磁気的に対向する位置まで
挿入され、その状態(図の上半分に示す状態)が制動オ
ンの状態である。反対に、永久磁石5 がポールピース7
から離れた位置にある状態(図の下半分に示す状態)が
制動オフの状態である。
る磁束を横切って回転円筒部3 が回転運動するので、回
転円筒部の内壁部表面近傍に渦電流が流れる。この渦電
流と磁束の相互作用によって回転子には制動トルクが発
生する。この回転円筒部は、渦電流にともなうジュール
熱で昇温され、制動オフの状態で冷却フィン4 によって
冷却降温される。このため、回転円筒部3 には、制動の
オン・オフの繰返しによって熱応力サイクルが負荷され
る。
トルクの発生原理は、永久磁石の場合と同じである。た
とえば、磁極の多数をディスクの両面に配設してなり、
バッテリ電源からの通電により磁界を発生させ、渦電流
現象によりディスクを減速させる方向にトルクを発生さ
せ制動力を得るものである。
た運動エネルギーを冷却フィンを介して熱放散させる
が、減速の頻度が増すに従って回転円筒部の温度が上昇
する。この回転円筒部が温度上昇すると、リターダの制
動効率が低下するばかりか、回転円筒部の機械的強度も
低下する。このため回転円筒部外周面に多数の冷却フィ
ンを設置し、回転円筒部の表面積を増大させることによ
って冷却能を高め、温度上昇を抑制する工夫がなされて
いる。
す図であり、(a) は縦断面図、(b)は一部横断面図であ
る。回転円筒部3 の外周面には、回転軸に平行な直線状
冷却フィン4 が等間隔に設けられている。冷却フィンに
は、冷却効率が高いこと、回転時に空気抵抗が小さ
いこと、回転時に風切り音が小さいことなどが要求さ
れ、次のような提案がある。
した冷却フィンを多数、等間隔で配設して、損失トルク
を低減するとともに、回転円筒部の半径方向に存在する
配管、配線などの温度上昇などの弊害を防止したリター
ダの回転子(実開平5-33679 号公報、および後述する図
10(a) 参照)、(2) 渦流円筒(回転円筒部)のポールコ
ア(ポールピース)と対向する面の反対の面(外周面)
に、円筒の回転方向に平行に放熱フィンを配置し放熱フ
ィンによる風損および騒音を減少させたリターダ(特開
平6-253527号公報、および後述する図10(b) 、同(c) 参
照)、(3) 回転円筒部の外周面に回転円筒部の軸方向に
分割された冷却フィンを多数配設して回転円筒部の外周
面に回転方向に延びる冷却通路を形成し、冷却フィンは
冷却通路に向かって回転円筒部の回転方向後側に傾斜さ
せることによって、低損失で冷却効率の向上を図ったリ
ターダ(特開平7-329740号公報、および後述する図10
(d) 参照)。
れたフィンの配置では以下の問題が生じていた。
して示した図であり、(a) は前記(1) で提案された傾斜
フィン、(b) および(c) は前記(2) で提案された回転方
向に平行なフィン、(d) は前記(3) で提案された回転円
筒部の中央部で分割された傾斜フィンを示す図である。
回転円筒部(図10(a) 参照)では、冷却フィンの傾斜角
度α(入口角度βに等しい)は45°前後であり、45°以
上では冷却空気の入口でフィンに沿う方向の速度成分に
比べてフィンに垂直な速度成分が大きくなり(45゜で両
者が等しい)、冷却空気はフィン間の流路をスムーズに
流れ難くなる。
向に平行な冷却フィンを配置するもの(図10(b) 参照)
では、冷却空気の入口側および出口側においてフィンの
配置は傾斜しており、(1) と同様な現象が発生する。ま
た、フィンは長さ方向(回転円筒部の幅方向)に分割さ
れており強度的に不連続となるので、前述したように回
転円筒部に発熱、冷却が繰り返されると、分割されたフ
ィンの取付け部が熱応力による亀裂発生の原因となる。
フィンを多数配設して回転円筒の外周面に回転方向に延
びる冷却通路を形成したもの(図10(d) 参照)では、上
記(2) と同様な現象が発生する。
るが、いまだ冷却フィンとしての性能(冷却効率の向
上、空気抵抗および騒音の低減)の大幅な向上は期待で
きないのが現状である。
抵抗と騒音の発生とを低減させた傾斜冷却フィンを有す
るリターダ回転子を提供するにある。
フィンの放熱特性、回転抵抗、および騒音の発生につい
て研究を行い、入口側の幅よりも出口側の幅を大きくす
ることによって上記の課題を解決できることを見出し、
本発明を完成した。
装置の回転子にある(図1参照)。回転円筒部の外周面
に設けられる冷却フィンは、入口側の角(入口角、β)
を10°〜50°、出口側の角(出口角、γ)を40°〜90°
とし、かつフィンとフィンとの間隔幅を入口幅Bよりも
出口幅Cを大きくした傾斜フィンである渦電流式減速装
置の回転子。
含む直線状、または曲線と直線を組み合わせたフィンで
あることが望ましい。
外周面を平面的に展開したとき、フィンの取付け部にお
いて回転方向に対して先行する側のフィンとフィンとの
間隔を入口幅B、後行側を出口幅Cという。回転円筒部
の外周面を平面的に展開したとき、入口部におけるフィ
ンの接線と回転円筒部の端面とのなす角を入口角β、出
口部における角を出口角γという。また、傾斜フィンと
は、回転円筒部の外周面を平面的に展開したとき、フィ
ンの取付け部における冷却空気の出口側が回転円筒部の
回転方向に対して入口側よりも後方にあり、フィンの取
付け部の線が入口と出口を結ぶ線に対して後方に外れた
曲線あるいは直線とからなっているフィンである。
筒部に設けられる冷却フィンは、冷却空気の流れを回転
子の軸方向に排出し、常に新しい冷却空気を取り入れる
ことと、入口幅よりも出口幅を大きくして冷却空気の流
れを良くすることに特徴がある。
概念図であり、(a) は回転円筒部の斜視図、(b) は冷却
フィンの配置の一部を円周方向に展開して平面的に示す
図である。同図(a) において、符号41は曲線状傾斜冷却
フィン、3は回転子の回転円筒部である。
クを介して車両のプロペラシャフト等の制動を要する駆
動系(回転軸)に接続されている(図8参照)。回転円
筒部3 の外周面には、複数枚の円弧で形成された曲線状
傾斜冷却フィン41が等間隔に配設されている。
間を流れる冷却空気の流れの方向を示す曲線、Bは冷却
空気の入口幅、Cは冷却空気の出口幅、αはフィンの傾
斜角、βはフィンの入口角、γはフィンの出口角、Rは
フィンの曲率半径、tはフィンの厚さ、pはフィンの配
置間隔(ピッチ)、白抜き矢印は回転円筒部の回転方向
であり、いずれも回転円筒部外周面における称呼であ
る。
のように回転するので、冷却空気は回転円筒部の左側か
らβ方向に取り入れられ、フィン間を流れて右側のγ方
向に排出される。
冷却フィンの概念図であり、(a) は回転円筒部の斜視
図、(b) は冷却フィンの配置を円周方向に展開して平面
的に示す図である。回転円筒部3 の外周面には、複数枚
の屈曲部D をもった屈曲直線状傾斜冷却フィン42が等間
隔に配設されている。
方向に展開して平面的に示す図であり、(a) は曲線状フ
ィン、(b) および(c) は屈曲直線状フィン、(d) は曲線
と直線との組合せフィンを示す図である。
1つの円弧の曲線によって形成されているが、円弧と円
弧の組合せ、または二次曲線などの他の曲線、他の曲線
の組合せ等によっても形成することができる。
に入口角βで取り付けたフィンを途中で折り曲げて形成
してもよく、また、同図(c) に示すように折り曲げ部を
複数箇所設けて形成することもできる。
に示すように入口側を円弧などの曲線とし、出口側を直
線とするものである。
との間隔を入口(入口幅B)から出口(出口幅C)に向
かうにつれ徐々に大きくする。フィンの間隔が徐々に大
きくなると、出口側の冷却空気は減圧され、冷却空気の
入口での取り込みを良くする。これに較べれば、従来の
フィンの形状では、フィンの間隔が等しいため冷却空気
の取り込みは劣ると考えられる。
定した理由について説明する。
について:入口幅よりも出口幅を大きくすると、フィン
とフィンとの間を流れる冷却空気は、出口側に近づくに
つれ圧力が低下する。これによって、入口部からの冷却
空気の取り込み量を多くし、フィンまたは回転円筒部か
らの抜熱量を増加させる。II.冷却フィンを曲線状とす
る理由について:図4は、傾斜フィンの展開図であり、
(a) は入口角βを18°、傾斜角αを45°、出口角γを72
°とする曲線状傾斜フィンを示す図、(b) は傾斜角αを
45°とする直線状傾斜フィンを示す図、(c) は傾斜角α
を18°とする直線状傾斜フィンを示す図である。フィン
入口側および出口側でのフィンピッチpはいずれも等し
く、19.725mmである。以下の説明では、「曲線状傾斜フ
ィン」を単に「曲線フィン」と、「直線状傾斜フィン」
を単に「直線フィン」と記載する。
ン41と直線フィン44とは傾斜角αを45°と等しくしたの
で、それぞれの冷却空気の入口角βは、曲線フィン41で
は18°、直線フィン44では45°となり、曲線フィン41の
方が小さい。冷却空気の入口角が小さいほどフィンの接
線方向の速度成分が大きくなり、フィンの間を流れる冷
却空気の流速が高くなり放熱性能が高くなる。
して曲線フィン41の入口角と等しくしたので、それぞれ
の冷却空気の取り込み状態は等しい。しかし、直線フィ
ン44の場合ではフィン間隔は入口から出口まで一定であ
るが、曲線フィン41では出口に向かうにつれてフィン間
隔を大きくすることができる。つまり、曲線フィンの方
が冷却空気の流れの抵抗を低く抑えることができる。特
に、入口角を小さくした場合に両者の差は顕著になる。
この場合でも曲線フィンの方が空気が流れやすくなり、
放熱性能の向上につながる。
角(=傾斜角)を小さくすると、フィンの長さを大きく
して放熱性能を向上させる作用と、冷却空気の流路の長
さを大きくして放熱性能を低下させる作用がある、即ち
相反する効果をもたらすことを、本発明者らは見出し
た。これにより、曲線フィンとすることによって、入口
角を小さく、フィンの長さを大きく、しかも冷却空気の
流路の長さを大きくすることができたのである。
いて:入口角βは、フィンとフィンとの間に冷却空気を
スムーズに採り入れる効果がある。しかし、入口角βが
10°未満では冷却空気の入口幅Bが小さくなり、冷却空
気をスムーズに取り入れられなくなる。入口のフィン間
隔を拡げるとフィン枚数が少なくなり、放熱面積の減少
になる。また、入口角βが45°を超えるとフィン間の冷
却空気は、フィン曲線の法線方向の速度成分が増加し、
出口方向にスムーズに流れなくなる。その結果、放熱性
能が低下する。さらに、フィン曲線の法線方向の速度が
大きくなると、フィンに与える力積が大きくなり、円筒
部の回転抵抗が増大する。また、法線方向の速度が大き
くなると冷却空気がフィンから剥離する現象が起こり、
騒音を大きくする。したがって、冷却フィンの入口角β
は10゜〜50°とした。
フィン間隔が狭くなり、冷却空気をスムーズに排出でき
なくなる。また、出口角γが90°を超えると出口でも冷
却空気を取り込む作用が働き、スムーズな冷却空気の流
れを実現できなくなるとともに、冷却空気の流れの方向
を変えるには力積が必要になるので回転抵抗の増加を招
くことになる。したがって、出口角γは40゜〜90゜とし
た。
て:本発明のフィンは、冷却空気の流れを回転子の軸方
向に排出し、常に新しい冷却空気を取り入れることと、
入口幅よりも出口幅を大きくして冷却空気の流れを良く
することに特徴がある。屈曲部を含む直線状傾斜フィン
とするのは、フィンとフィンとの間の冷却空気の流れの
方向を変えて、空気の流速のうち、フィンに垂直な成分
を増加させ、熱伝達を高めるためである。制動中の回転
円筒部では、幅方向の中央部が温度が高くなるので、回
転円筒部のこの位置にフィンの屈曲部を設けるのが望ま
しい。なお、フィンの高さ、厚さ、ピッチ、断面形状、
材質等は特に限定するものではない。
4に示すような形状の異なるフィンを配設した試験回転
子を、表1に示す寸法で製作した。フィンは、鋼板から
成形加工によって製作し、回転円筒に溶接によって取り
付けた。図1(a) 〜(d) は発明例、図4(b) および(c)
は比較例である。
ある。No.1〜4 の回転子は、図1(a)に示すように、半径
を100 mmとする円弧状のフィンを設けたものであり、そ
れぞれ入口角βと出口角γを変化させた。No.7の回転子
は、図1(d)に示すように、半径を 80 mmとする円弧と直
線とを組み合わせたフィンを設けたものである。No.5お
よび6 の回転子は、図1(b)および(c) に示すように、屈
曲部を含む直線状のフィンを設けたものであり、No.6は
屈曲部が2つのものである。
る。No.8および9 の回転子は、半径を100 mmとする円弧
状のフィンを設けたものであるが、それぞれ入口角が本
発明で定める範囲から外れるものである。No.10 〜14の
回転子は、図4(b)および(c)に示すような直線状傾斜フ
ィンを設けたものであり、従来技術として提案された比
較例である。
度を600 、1200、1800、2400および2800rpm として、回
転円筒部の温度、フィンの回転抵抗、およびフィンから
発生する騒音の測定を行った。
回転子を回転させ、回転円筒部の内側から2mmの位置に
埋め込んだ熱電対によってスリップリングを介して測定
した。
験回転子を回転させ、モータの回転軸に取り付けたトル
ク計によってスリップリングを介して測定した。また、
回転子の中心から上方1mの位置に設置したマイクでフ
ィンから発生する騒音を同時に測定した。それらの結果
を表2、および回転子No.1、10および12について図5か
ら図7に示す。
ィンを設けた試験回転子No.1〜5およびNo.7は、たとえ
ば回転速度 2800 rpm における回転円筒部の温度が 615
℃以下に抑制されている。また、回転抵抗および騒音
は、僅かに低下していることがわかる。なお、発明例の
No.6の回転子は、直径が433mmと大きく回転円筒部の温
度は高くなっている。
温度との関係を示す図である。発明例の曲線フィンをも
った本発明例(回転子No.1)の回転円筒部(○)の温度
が最も低く、入口角18°の直線フィンをもった比較例
(回転子No.12 )の回転円筒部(□)の温度が最も高
く、回転速度 2800 rpmでは50゜〜100 ℃の温度差があ
ることがわかる。
抵抗との関係を示す図である。曲線フィンをもった本発
明の回転子No.1(○)の回転抵抗は、入口角45°の直線
フィン(回転子No.1)をもった比較例の回転子(△)に
比べ若干低くなっている。なお、入口角18°の直線フィ
ンをもった比較例の回転子No.12 (□)の回転抵抗が最
も低くなっているのは、冷却空気の入口幅が小さくなり
冷却空気の取り入れ量が少ないためである。また、これ
によって前述の温度も高くなったものと考えられる。
との関係を示す図である。曲線フィンをもった本発明の
回転子No.1(○)の騒音は、入口角45°の直線フィンを
もった比較例の回転子No.10 (△)のそれと等しい速度
域もあるが、2400rpm 以上の速度域では本発明例の方が
小さく優れている。また、入口角18°の直線フィンをも
った比較例の回転子No.12 (□)が最も低くなっている
のは、回転抵抗のところで述べた理由と同様である。
よび出口角をそれぞれ特定範囲に規定した曲線状傾斜フ
ィンを取り付けたので、放熱能力を向上させ、回転抵
抗、回転騒音の小さい回転子となり、リターダの性能を
向上させることができる。
て平面的に示す図であり、(a)は曲線状フィン、(b) お
よび(c) は屈曲直線状フィン、(d) は曲線と直線との組
合せフィンを示す図である。
例と冷却フィンの配置を示す図であり、(a) は回転円筒
部の斜視図、(b) は冷却フィンの配置を円周方向に展開
して平面的に示す図である。
た回転子の一例と冷却フィンの配置を示す図であり、
(a) は回転円筒部の斜視図、(b) は冷却フィンの配置を
円周方向に展開して平面的に示す図である。
であり、(a) は入口角β1 を18°、傾斜角αを45°とす
る曲線状傾斜フィンを示す図、(b) は傾斜角αを45°と
する直線状傾斜フィンを示す図、(c) は傾斜角αを18°
とする直線状傾斜フィンを示す図である。
を示す図である。
を示す図である。
す図である。
断面図である。
面図、(b) は一部横断面図である。
図であり、(a) は前記(1) で提案された傾斜フィン、
(b) および(c) は同(2) で提案された回転方向に平行な
フィン、(d) は同(3) で提案された回転円筒部の中央部
で分割された傾斜フィンを示す図である。
Claims (4)
- 【請求項1】回転円筒部の外周面に設けられる冷却フィ
ンの入口側(回転方向に対して先行する側)の角(入口
角、β)が10°〜50°、出口側(回転方向に対して後行
する側)の角(出口角、γ)が40°〜90°であり、かつ
フィンとフィンとの間隔幅が入口側(B)よりも出口側
(C)が大きいことを特徴とする渦電流式減速装置の回転
子。 - 【請求項2】前記冷却フィンは、曲線状のフィンである
請求項1に記載の渦電流式減速装置の回転子。 - 【請求項3】前記冷却フィンは、屈曲部を含む直線状の
フィンである請求項1に記載の渦電流式減速装置の回転
子。 - 【請求項4】前記冷却フィンは、曲線と直線を組み合わ
せたフィンである請求項1に記載の渦電流式減速装置の
回転子。
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JP10692897A JP4051722B2 (ja) | 1997-04-24 | 1997-04-24 | 渦電流式減速装置の回転子 |
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1997
- 1997-04-24 JP JP10692897A patent/JP4051722B2/ja not_active Expired - Fee Related
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