JPH10304605A - 直流モータ - Google Patents

直流モータ

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JPH10304605A
JPH10304605A JP9107615A JP10761597A JPH10304605A JP H10304605 A JPH10304605 A JP H10304605A JP 9107615 A JP9107615 A JP 9107615A JP 10761597 A JP10761597 A JP 10761597A JP H10304605 A JPH10304605 A JP H10304605A
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JP
Japan
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teeth
tooth
coil
phase
magnetic pole
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JP9107615A
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Yasumasa Nagasaki
康昌 長崎
Kazuo Kitamura
一夫 北村
Hideo Hotta
英雄 堀田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Priority to DE19818432A priority patent/DE19818432B4/de
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コギングトルクを大幅に低減し、しかも、コ
イルの巻回時間を短縮すること。 【解決手段】 アウタロータ形3相DCブラシレスモー
タのステータには、対向部11aの周方向幅寸法が大き
な第1のティース11と、対向部の周方向幅寸法が小さ
な第2のティースとが円周方向に沿って交互に設けられ
ている。この構成の場合、幅寸法が大きなティース11
に切欠部11bが設けられており、フォーマー16の突
部16aを切欠部11b内に退避させることに伴い、同
一のフォーマーを用いて、幅広なティース11および幅
狭なティースにコイルを巻回する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、相手側の磁極部に
対向する対向部の周方向幅寸法が異なる複数種のティー
スを有する直流モータに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】例えばアウタロータ形
3相DCブラシレスモータにおいては、図25の(a)
に示すように、ステータのティース1の先端部に磁極部
1aを突設し、ティース1相互間に半閉スロットを形成
することが行われている。この構成の場合、ロータマグ
ネットがスロットの開口部に対向し、ロータマグネット
に磁束が作用しなくなる瞬間が少なくなるので、コギン
グトルクが低減される。
【0003】上記モータにおいては、(a)および
(b)に示すように、磁極部1aの周方向幅寸法W1 が
大きなティース1および磁極部3aの周方向幅寸法W2
が小さなティース3を周方向に交互に配置し、スロット
の開口部を周方向へ交互に位置ずれさせることが考えら
れている。この構成の場合、ロータマグネットがスロッ
トの開口部と対向する瞬間が一層少なくなるので、コギ
ングトルクが一層低減される。
【0004】上記モータにおいては、ティース1の外側
部に巻線機のフォーマー2の凹部2aを挿入し、フォー
マー2をティース1に沿って移動させることに伴い、マ
グネットワイヤを整列状態に案内することが考えられて
いる。しかしながら、ティース1には、(a)に示すよ
うに、凹部2aの幅寸法W3 が大きなフォーマー2を用
い、ティース3には、(b)に示すように、凹部4aの
幅寸法W4 が小さなフォーマー4を用いる必要がある。
このため、フォーマー2および4を交換する手間が生じ
るので、コイルの巻回作業性が低下し、コイルの巻回作
業時間が長くなる。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、コギングトルクを大幅に低減でき、
しかも、コイルの巻回時間を短縮できる直流モータを提
供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の直流モー
タは、相手側の磁極部に対向する対向部の周方向幅寸法
が大きな第1のティースと、相手側の磁極部に対向する
対向部の周方向幅寸法が小さな第2のティースと、前記
第1のティースおよび前記第2のティースに巻装された
複数相のコイルとを備え、前記第1のティースの対向部
の周方向隅部に切欠部が設けられているところに特徴を
有する。
【0007】上記手段によれば、第1のティースの対向
部の周方向幅寸法と第2のティースの対向部の周方向幅
寸法とが相違しているので、コギングトルクが大幅に低
減される。しかも、幅広な第1のティースの対向部に切
欠部が設けられているので、コイルの巻回時にフォーマ
ーの突部が切欠部内に退避するようになる。このため、
同一のフォマーを使用して第1のティースおよび第2の
ティースにコイルを巻回することができ、フォーマーを
交換する手間がなくなるので、コイルの巻回作業性が向
上し、コイルの巻回作業時間が短縮される。
【0008】請求項2記載の直流モータは、第1のティ
ースおよび第2のティースが磁性材製の磁極ティース
と、この磁極ティースを覆う絶縁樹脂部とから構成さ
れ、切欠部が絶縁樹脂部に設けられているところに特徴
を有する。上記手段によれば、切欠部が絶縁樹脂部に形
成されている。このため、磁極ティースの対向部を貫通
する切欠部を設ける必要がなくなるので、コギングトル
クの低減に影響を及ぼす虞れがなくなる。
【0009】請求項3記載の直流モータは、切欠部が巻
線機のフォーマーの突部に対応する位置に設けられてい
るところに特徴を有する。上記手段によれば、フォーマ
ーの突部に対応する位置に切欠部が設けられている。こ
のため、第1のティースに沿ってフォーマーを直線的に
移動させるだけで、突部を切欠部内に退避させることが
できるので、フォーマーの移動機構および移動制御が簡
単化される。
【0010】請求項4記載の直流モータは、切欠部が対
向部の対角に設けられているところに特徴を有する。上
記手段によれば、例えば切欠部に対応する突部を軸方向
一方側のフォーマー,軸方向他方側のフォーマーに設
け、マグネットワイヤをティースの対角で位置規制する
ことができる。このため、マグネットワイヤが安定的に
案内されるので、コイルの巻装状態が安定する。
【0011】請求項5記載の直流モータは、第1のティ
ースおよび第2のティースが磁性材製の磁極ティース
と、この磁極ティースを覆う絶縁樹脂部とから構成さ
れ、切欠部が絶縁樹脂部の全隅部に設けられているとこ
ろに特徴を有する。上記手段によれば、コイルの巻回方
向に拘らず、マグネットワイヤをティースの対角で位置
規制できるので、第1のティースに対するコイルの巻装
状態が安定する。しかも、絶縁樹脂部の形状的なバラン
スが良好になるので、成形性が向上する。
【0012】請求項6記載の直流モータは、第1のティ
ースの対向部のうち切欠部を除いた部分の周方向幅寸法
が第2のティースの対向部の周方向幅寸法と略同一であ
るところに特徴を有する。上記手段によれば、第2のテ
ィースにコイルを巻回するにあたって、フォーマーの凹
部の内面が第2のティースに接近するようになる。この
ため、マグネットワイヤが安定的に案内されるので、第
2のティースに対するコイルの巻装状態が安定する。
【0013】請求項7記載の直流モータは、切欠部の径
方向幅寸法がフォーマーの突部の径方向厚さ寸法以上で
あるところに特徴を有する。上記手段によれば、フォー
マーの突部が切欠部内に十分に退避し、対向部から突出
することがなくなるので、第1のティースの径方向寸法
を有効利用してコイルが巻装される。
【0014】請求項8記載の直流モータは、切欠部の軸
方向深さ寸法がコイルの線径の5倍以上であるところに
特徴を有する。上記手段によれば、フォーマーの突部を
切欠部内に軸方向に深く挿入することができるので、フ
ォーマーの凹部の内面が第1のティースに接近する。こ
のため、マグネットワイヤが正確に案内されるので、第
1のティースに対するコイルの巻装状態が安定する。
【0015】請求項9記載の直流モータは、絶縁樹脂部
のパーテングラインが切欠部の軸方向底面に沿って延び
ているところに特徴を有する。上記手段によれば、絶縁
樹脂部の周方向側面に「ばり」が生じることが防止され
る。このため、この「ばり」を除去する手間がなくなる
ので、製造作業性が向上する。
【0016】請求項10記載の直流モータは、第1のテ
ィースにコイルが整列巻きされ、切欠部の軸方向深さ寸
法が、前記コイルの軸方向積層高さ寸法の半分以上であ
るところに特徴を有する。上記手段によれば、コイルの
層数が多くなり、軸方向積層高さ寸法が大きくなった場
合でも、フォーマーの突部を切欠部内に深く挿入し、フ
ォーマーの凹部の内面を第1のティースに接近させるこ
とができるので、マグネットワイヤが正確に案内され
る。
【0017】請求項11記載の直流モータは、第1のテ
ィースおよび第2のティースのうちスロットの開口部と
反対側の端部に絶縁材製の壁部が設けられ、この壁部の
軸方向高さ寸法がコイルの線径の半分以上で且つ2倍以
下であるところに特徴を有する。上記手段によれば、壁
部の軸方向高さ寸法がコイルの線径の半分以上に設定さ
れているので、コイルの1層目が上層により押圧されて
も、壁部を乗越えて巻崩れてしまうことが防止される。
しかも、壁部の軸方向高さ寸法がコイルの線径の2倍以
下に設定されている。このため、壁部にフォーマーをあ
てがい、マグネットワイヤを壁部に沿う位置に落し込む
にあたって、フォーマーが第1のティースおよび第2の
ティースに接近するので、マグネットワイヤが正確に案
内されるようになる。
【0018】請求項12記載の直流モータは、第1のテ
ィースにコイルが略ピラミッド状に整列巻きされ、しか
も、このコイルと対向部との間に位置して追加コイルが
巻装されているところに特徴を有する。上記手段によれ
ば、第1のティースの対向部が幅広であることを利用
し、第1のティースに追加コイルを巻装したので、コイ
ル片が軸方向に膨らむことなく、デッドスペースを有効
利用して巻回数を増大させることができる。しかも、追
加コイルの巻回数を調節することに伴い、出力を微調節
することもできる。
【0019】請求項13記載の直流モータは、第1のテ
ィースの切欠部にホール素子が配設され、この第1のテ
ィースに対するコイル巻回数が他のティースより少ない
ところに特徴を有する。上記手段によれば、第1のティ
ースの切欠部にホール素子が配設されているので、ホー
ル素子が第1のティースから突出し、ホール素子の影響
でモータが大形になることが防止される。しかも、ホー
ル素子が配設されたティースに対するコイル巻回数が他
のティースより少ないので、コイルが作る磁界の影響で
ホール素子が誤動作することが防止される。
【0020】請求項14記載の直流モータは、ホール素
子が配設された第1のティースと同相で且つコイル巻回
数の少ないティースが前記第1のティースに対して等角
度で配置されているところに特徴を有する。上記手段に
よれば、ホール素子が配設されたティースと同相のコイ
ルから相手側の磁極部にバランス良く磁力が作用するよ
うになる。このため、同相内での磁気的アンバランスが
少なくなるので、振動および騒音が低減される。
【0021】請求項15記載の直流モータは、ホール素
子が配設された第1のティースと同相の別のティースの
コイル巻回数が大に設定され、各相のコイルの総巻回数
が同一にされているところに特徴を有する。上記手段に
よれば、各相のコイルから相手側の磁極部に作用する磁
力が均一化される。このため、各相毎のトルクが同一に
なり、異相間での磁気的アンバランスが少なくなるの
で、振動および騒音が低減される。
【0022】請求項16記載の直流モータは、ホール素
子が配設された第1のティースと異相で且つコイル巻回
数の少ないティースが複数設けられ、これら複数のティ
ースが各相ごとに等角度で配置されているところに特徴
を有する。上記手段によれば、各相のコイルから磁極部
に作用する磁力が均一化される。このため、各相毎のト
ルクが同一になり、異相間での磁気的アンバランスが少
なくなるので、振動および騒音が低減される。
【0023】請求項17記載の直流モータは、ホール素
子が配設された第1のティースと異相で且つコイル巻回
数の少ないティースが前記第1のティースに対して略等
角度で配置されているところに特徴を有する。上記手段
によれば、各相のコイルから相手側の磁極部に作用する
磁力が均一化される。このため、各相毎のトルクが同一
になり、異相間での磁気的アンバランスが少なくなるの
で、振動および騒音が低減される。
【0024】請求項18記載の直流モータは、ホール素
子が配設された第1のティースおよび該ティースに略等
角度配置された各相のティースのコイル巻回数が同一に
設定されているところに特徴を有する。上記手段によれ
ば、各相のコイルから相手側の磁極部に作用する磁力が
一層均一化されるので、異相間での磁気的アンバランス
が一層少なくなり、振動および騒音がより低減される。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施例を図1
〜図17に基づいて説明する。尚、本実施例は、洗濯機
のパルセータおよび洗濯槽を回転させるアウタロータ形
3相36極のDCブラシレスモータに本発明を適用した
ものである。
【0026】まず、図4において、ステータコア1は、
略円筒状をなすインナヨーク2と、インナヨーク2から
放射状に延びる18本の第1の磁極ティース3と、イン
ナヨーク2から放射状に延びる18本の第2の磁極ティ
ース4とから構成されたものであり、第1の磁極ティー
ス3および第2の磁極ティース4は、周方向に交互に等
ピッチ(=10°)で配置されている。
【0027】各第1の磁極ティース3は、四角柱状をな
すコイル巻装部3aと、コイル巻装部3aの周方向側面
から突出する磁極部3bとから構成されたものであり、
各磁極部3bの周方向幅寸法はW1bに設定され、各コイ
ル巻装部3aの周方向幅寸法は、磁極部3bの幅寸法W
1bに対応したW1aに設定されている。
【0028】各第2の磁極ティース4は、四角柱状をな
すコイル巻装部4aと、コイル巻装部4aの周方向側面
から突出する磁極部4bとから構成されたものであり、
各磁極部4bの周方向幅寸法は、第1の磁極ティース3
の磁極部3bより小さなW2bに設定され、各コイル巻装
部4aの周方向幅寸法は、磁極部4bの幅寸法W2bに対
応したW2a(<W1a)に設定されている。尚、ステータ
コア1は、複数枚の鋼板を積層することから形成されて
いる。
【0029】各第1の磁極ティース3と第2の磁極ティ
ース4との間にはスロット5が形成されている。これら
各スロット5は半閉形状をなすものであり、各スロット
5の開口部5aは外周側へ開口し、磁極ティース3およ
び4間の中心線に対して矢印A方向側,反矢印A方向側
に交互に位置ずれしている。
【0030】各第1の磁極ティース3は、図2に示すよ
うに、絶縁樹脂部6により覆われている。これら各絶縁
樹脂部6は、断面コ字状をなす本体部6a,6aと、本
体部6a,6aの外周部に位置する略コ字状の鍔部6
b,6bとから構成されたものであり、各本体部6a
は、内面の周方向幅寸法がコイル巻装部3aの幅寸法W
1aに略等しく設定され、コイル巻装部3aの外面に密着
している。また、各鍔部6bは、周方向幅寸法が磁極部
3bの幅寸法W1bに略等しく設定され、磁極部3bの内
周面に密着している。
【0031】各第2の磁極ティース4は、図3に示すよ
うに、絶縁樹脂部7により覆われている。これら各絶縁
樹脂部7は、断面コ字状をなす本体部7a,7aと、本
体部7a,7aの外周部に位置する略コ字状の鍔部7
b,7bとから構成されたものであり、各本体部7a
は、内面の周方向幅寸法がコイル巻装部4aの幅寸法W
2aに略等しく設定され、コイル巻装部4aの外面に密着
している。また、各鍔部7bは、周方向幅寸法が磁極部
4bの幅寸法W2bに略等しく設定され、磁極部4bの内
周面に密着している。
【0032】図5の絶縁端板8,9は、18本の本体部
6aおよび7aを円筒部10により連結してなるもので
あり、ステータコア1に軸方向上側および下側から絶縁
端板8,9を被せると、絶縁端板8の各本体部6aおよ
び絶縁端板9の各本体部6a間,絶縁端板8の各鍔部6
bおよび絶縁端板9の各鍔部6b間,絶縁端板8の各本
体部7aおよび絶縁端板9の各本体部7a間,絶縁端板
8の各鍔部7bおよび絶縁端板9の各鍔部7b間が軸方
向中央部で突き合わされ、上述したように、第1の磁極
ティース3,第2の磁極ティース4が絶縁樹脂部6,7
により覆われる。尚、絶縁端板8,9は、ガラスフィラ
ーを含有するポリブチレンテレフタレートを射出成形す
ることから形成されている。
【0033】図2の符号11は、対向部11aの周方向
幅寸法が大きな第1のティースを示すものであり、この
ティース11は、第1の磁極ティース3と第1の磁極テ
ィース3を覆う絶縁樹脂部6とから構成され、対向部1
1aは、第1の磁極ティース3の磁極部3bと絶縁樹脂
部6の両鍔部6bとから構成されている。
【0034】図3の符号12は、対向部12aの周方向
幅寸法が小さな第2のティースを示すものであり、この
ティース12は、第2の磁極ティース4と第2の磁極テ
ィース4を覆う絶縁樹脂部7とから構成され、対向部1
2aは、第2の磁極ティース4の磁極部4bと絶縁樹脂
部7の両鍔部7bとから構成されている。
【0035】所定のティース11および12には、図6
に示すように、U相コイル13が巻装されている。これ
らU相コイル13は、1本のマグネットワイヤを6個の
ティース11および12に連続的に巻回してなるもので
あり、U相コイル13の巻回順序は、図4に符号Uで示
すように、幅広な第1の磁極ティース3,この磁極ティ
ース3の矢印A方向へ3つ隣りの幅狭な第2の磁極ティ
ース4,この磁極ティース4の矢印A方向へ3つ隣りの
幅広な第1の磁極ティース3……に設定され、U相コイ
ル13間の渡り線13a(図11参照)は、ステータコ
ア1の軸方向下面側に配置されている。
【0036】所定のティース11および12には、図6
に示すように、V相コイル14が巻装されている。これ
らV相コイル14は、1本のマグネットワイヤを6個の
ティース11および12に連続的に巻回してなるもので
あり、V相コイル14の巻回順序は、図4に符号Vで示
すように、幅狭な第2の磁極ティース4,この磁極ティ
ース4の矢印A方向へ3つ隣りの幅広な第1の磁極ティ
ース3,この磁極ティース3の矢印A方向へ3つ隣りの
幅狭な第2の磁極ティース4……に設定され、V相コイ
ル14間の渡り線14a(図12参照)は、ステータコ
ア1の軸方向下面側に配置されている。
【0037】所定のティース11および12には、図6
に示すように、W相コイル15が巻装されている。これ
らW相コイル15は、1本のマグネットワイヤを6個の
ティース11および12に連続的に巻回してなるもので
あり、W相コイル15の巻回順序は、図4に符号Wで示
すように、幅狭な第2の磁極ティース4,この磁極ティ
ース4の矢印A方向へ3つ隣りの幅広な第1の磁極ティ
ース3,この磁極ティース3の矢印A方向へ3つ隣りの
幅狭な第2の磁極ティース4……に設定され、W相コイ
ル15間の渡り線15aは、図6に示すように、ステー
タコア1の軸方向上面側に配置されている。
【0038】各コイル13〜15は、図7に矢印で示す
ように、巻回方向を内周側から外周側,外周側から内周
側へ層毎に反転させながら、略ピラミッド状をなす4層
に整列巻きされたものであり、各コイル13〜15の巻
回始端部,巻回終端部はティース11および12の内周
側に位置している。図7中の数字は、コイル13〜15
の巻回順序を示すものであり、コイル13〜15の巻回
数は、上層へ向うに従って1回ずつ少なくなっている。
尚、各コイル11〜13の巻回数は、同一の120ター
ンに設定されている。
【0039】幅広な第1のティース11には、図7の
(b)に示すように、コイル13〜15の径方向両端部
に位置して追加コイル13b〜15bおよび13c〜1
5cが整列状態で巻装されている。これら各追加コイル
13b〜15bおよび13c〜15cは、コイル13〜
15の両端の空間部を埋める部分を称するものであり、
コイル13〜15に連続的に巻回され、各コイル13〜
15の最終層と追加コイル13b〜15bおよび13c
〜15cの最終層とは、略同一の軸方向高さに配置され
ている。
【0040】絶縁端板8および9には、各本体部6aお
よび7aの外周部に位置して壁部6cおよび7cが一体
形成されている。これら各壁部6cおよび7cは、軸方
向高さがコイル13〜15に略等しく設定されたもので
あり、コイル13〜15,追加コイル13b〜15bお
よび13c〜15cが外周側へ巻崩れることを防止して
いる。
【0041】各本体部6aおよび7aには、図2および
図3に示すように、周方向両隅部に位置して複数のガイ
ド溝6dおよび7dが形成されている。これら各ガイド
溝6dおよび7dの径方向幅寸法はマグネットワイヤの
直径寸法R(=0.6mm)と略同一に設定され、軸方
向深さ寸法は直径寸法Rの略1/2に設定されており、
各コイル13〜15は、最下層のマグネットワイヤがガ
イド溝6dおよび7d内に挿入されている。
【0042】各コイル13〜15,追加コイル13b〜
15bおよび13c〜15cは、自動巻線機(図示せ
ず)のヘッド(図示せず)を回転させることに伴い、テ
ィース11および12に巻付けられたものであり、自動
巻線機には、図9に示すように、略L字板状をなすフォ
ーマー16,対向フォーマー17が装着されている。
【0043】フォーマー16の周方向両端部には突部1
6a,16aが形成されている。これら突部16a間に
は凹部16bが形成されており、各コイル13〜15の
巻回時には、対向フォーマー16の凹部16bを軸方向
上面側および軸方向下面側からティース11,12の外
側部に挿入し、軸方向上面側に位置するフォーマー16
および17,軸方向下面側に位置するフォーマー16お
よび17を径方向(矢印B方向,反矢印B方向)へピッ
チRで断続的に移動させることに伴い、マグネットワイ
ヤをフォーマー16および17の先端部に沿って案内す
る。尚、凹部16bの周方向幅寸法は、第1のティース
11の周方向幅寸法にコイル13〜15の厚さを加えた
値より若干大きく設定されている。
【0044】各本体部6aおよび7aの内周部には、図
8に示すように、壁部6eおよび7eが一体形成されて
いる。これら壁部6eおよび7eの軸方向高さ寸法H
は、「R/2<H≦2R(但し、Rはマグネットワイヤ
の直径寸法)」に設定され、径方向幅寸法Wは対向フォ
ーマー17の厚さ寸法T1 と略同一に設定されており、
各コイル13〜15の1ターン目は、二点鎖線で示すよ
うに、フォーマー16,17により壁部6eおよび7e
の外周面に沿う位置に落し込まれる。
【0045】第1のティース11の対向部11aには、
図1に示すように、各鍔部6bの周方向両端部に位置し
て切欠部11b,11bが形成されている。これら各切
欠部11bは、フォーマー16の突部16aに対応する
矩形状をなすものであり、各切欠部11bの軸方向深さ
寸法D(具体的には5mm)は、マグネットワイヤの直
径寸法Rの5倍以上で、しかも、コイル13〜15の軸
方向積層高さ寸法Hc(図7参照)の1/2以上に設定
されている。
【0046】鍔部6bのうち切欠部11bを除く部分の
周方向幅寸法W3 は、フォーマー16の凹部16bの周
方向幅寸法より若干小さく設定され、各切欠部11bの
径方向幅寸法W4 は、図2に示すように、フォーマー1
6の径方向厚さ寸法T2 以上に設定されている。従っ
て、幅広なティース11にコイル13〜15,追加コイ
ル13b〜15bを巻回する際には、各突部16aが切
欠部11b内に退避することになる。
【0047】第2のティース12の鍔部7bの周方向幅
寸法W5 は、図3に示すように、ティース11の切欠部
11bを除く部分の周方向幅寸法W3 に略等しく設定さ
れている。従って、幅狭なティース12にコイル13〜
15を巻回する際には、フォーマー16の各突部16a
が鍔部7bを逃げることになる。
【0048】図16は、絶縁端板8,9を射出成形する
ための成形型18を示すものである。この成形型18
は、固定型19と可動型20とを主体に構成されたもの
であり、固定型19の成形面19aおよび可動型20の
成形面20aは、各鍔部6bの切欠部11bの底面に沿
って水平方向へ延び、隣接する鍔部7bの周方向側面に
ぶつかったところで、鍔部7bの周方向側面に沿って垂
直方向へ延びている。即ち、絶縁端板8,9のパーテン
グラインは、切欠部11bの軸方向底面に沿って設定さ
れている。
【0049】上側の絶縁端板8には、図10に示すよう
に、角筒状の端子挿入部21〜23が一体形成されてお
り、これら端子挿入部21〜23の内周壁,外周壁には
略U字状の溝部24,24が形成されている。そして、
12個のU相コイル13は、図11に示すように、端子
挿入部21の近傍に位置する幅広な第1のティース11
に最初に巻付けられており、12個のU相コイル13の
巻回始端部13sは端子挿入部21の両溝部24内に挿
入されている。
【0050】12個のV相コイル14は、図12に示す
ように、端子挿入部22の近傍に位置する幅狭な第2の
ティース12に最初に巻付けられており、12個のV相
コイル14の巻回始端部14sは端子挿入部22の両溝
部24内に挿入されている。また、12個のW相コイル
15は、図13に示すように、端子挿入部23の近傍に
位置する幅狭な第2のティース12に最初に巻付けられ
ており、12個のW相コイル15の巻回始端部15sは
端子挿入部23の両溝部24内に挿入されている。
【0051】上側の絶縁端板8には、図10に示すよう
に、角筒状の端子挿入部25〜27が一体形成されてお
り、これら端子挿入部25〜27の内周壁,外周壁には
溝部24,24が形成されている。そして、12個のU
相コイル13は、図11に示すように、端子挿入部25
の近傍に位置する幅狭な第2のティース12に最後に巻
付けられており、12個のU相コイル13の巻回終端部
13eは端子挿入部25の両溝部24内に挿入されてい
る。
【0052】12個のV相コイル14は、図12に示す
ように、端子挿入部26の近傍に位置する幅広な第1の
ティース11に最後に巻付けられており、12個のV相
コイル14の巻回終端部14eは端子挿入部26の両溝
部24内に挿入されている。また、12個のW相コイル
15は、図13に示すように、端子挿入部27の近傍に
位置する幅広な第1のティース11に最後に巻付けられ
ており、12個のW相コイル15の巻回終端部15eは
端子挿入部27の両溝部24内に挿入されている。
【0053】端子挿入部21〜23内にはコモン接続用
端子(図示せず)が挿入され、端子挿入部25〜27内
には外部接続用端子(図示せず)が挿入されており、各
端子は、マグネットワイヤの外被を突破って芯線に接続
されている。そして、上側の絶縁端板8には合成樹脂製
の端子台(図示せず)が装着されており、各コモン接続
用端子は、端子台に埋設された導電板(図示せず)を介
して共通接続され、各外部接続用端子は、端子台に埋設
された導電板(図示せず)を介して電源(図示せず)に
接続されている。
【0054】ステータコア1には、軸方向一方側からロ
ータ28が装着されている。このロータ28は、図14
および図15に示すように、上端面が閉塞された短円筒
状のフレームと、このフレームの外周面に沿うリング部
材と、フレームの内周面に沿う24個のロータマグネッ
ト(磁極部に相当する)29とを樹脂で一体化したもの
であり、ロータ28の中心部には出力軸(図示せず)が
固着され、各ロータマグネット29の内周面は、第1の
ティース11の磁極部3b,第2のティース12の磁極
部4bの外周面に所定間隔を存して対向している。
【0055】次にコイル13〜15の巻回方法について
説明する。ステータコア1に軸方向両側から絶縁端板8
および9を被せた後、図11に示すように、マグネット
ワイヤの巻回始端部13sを端子挿入部21の両溝部2
4内に挿入する。そして、端子挿入部21内にコモン接
続用端子を押込み、巻回始端部13sをコモン接続用端
子により固定する。この状態で巻線機のヘッドが回転す
ると、端子挿入部21の近傍に位置する幅広な第1のテ
ィース11にマグネットワイヤが巻き付けられる。
【0056】このとき、軸方向上面側に位置するフォー
マー16および17,軸方向下面側に位置するフォーマ
ー16および17は、ティース11の内周側から外周側
へピッチRで断続的に移動することに伴い、図8に示す
ように、1ターン目を壁部6eの外周面に沿う位置に案
内し、2ターン目以後をガイド溝6d内に落し込む。そ
して、図2に示すように、各突部16aが切欠部11b
内に退避することに伴い、最外周のガイド溝6d内にマ
グネットワイヤを落し込み、U相コイル13の第1層を
巻回する(図2には、軸方向上面側のフォーマー16の
みが図示されている)。
【0057】各フォーマー16,17は、U相コイル1
3の第1層を巻回すると、外周側から内周側(反矢印B
方向),内周側から外周側(矢印B方向),外周側から
内周側(反矢印B方向)へピッチRで断続的に移動し、
上層のマグネットワイヤを下層のマグネットワイヤ相互
間に落し込む。これにより、U相コイル13の第2層,
第3層,第4層を巻回する。尚、各フォーマー16,1
7は、U相コイル13の第2層〜第4層を巻回するにあ
たって、マグネットワイヤの直径寸法Wに合せ、ティー
ス11の軸方向端面から離間する方向へ順次移動する。
【0058】幅広な第1のティース11にU相コイル1
3が巻装されると、このティース13の矢印A方向へ3
つ隣りの幅狭な第2のティース12に対して上記一連の
手順でマグネットワイヤが巻付けられ、幅狭なティース
12にU相コイル13が巻装される。
【0059】このとき、軸方向上面側に位置するフォー
マー16および17,軸方向下面側に位置するフォーマ
ー16および17は、ティース12の内周側から外周側
へピッチRで断続的に移動することに伴い、1ターン目
を壁部7eの外周面に沿う位置に案内し、2ターン目以
後をガイド溝7d内に落し込む。そして、図3に示すよ
うに、各突部16aが鍔部7bを逃げて外周側へ移動す
ることに伴い、最外周のガイド溝7d内にマグネットワ
イヤを落し込み、U相コイル13の第1層を巻回する
(図3には、軸方向上面側に位置するフォーマー16の
みが図示されている)。
【0060】幅狭な第2のティース12にU相コイル1
3が巻装されると、このティース12の矢印A方向へ3
つ隣りの幅広な第1のティース11,このティース11
の矢印A方向へ3つ隣りの幅狭な第2のティース12…
…にU相コイル13が順次巻装され、最終的には、図1
1に示すように、最初のティース11の反矢印A方向へ
3つ隣りの幅狭な第2のティース12にU相コイル13
が巻装される。この後、U相コイル13の巻回終端部1
3eを端子挿入部25の両溝部24内に挿入し、端子挿
入部25内に外部接続用端子を押込むことに伴い、巻回
終端部13eを外部接続用端子により固定する。
【0061】12個のU相コイル13の巻装が終了する
と、図12に示すように、マグネットワイヤの巻回始端
部14sを端子挿入部22の両溝部24内に挿入し、端
子挿入部22内にコモン接続用端子を押込むことに伴
い、巻回始端部14sをコモン接続用端子により固定す
る。この状態で巻線機のヘッドが回転すると、最初にU
相コイル13を巻装した幅広な第1のティース11の反
矢印A方向に隣接する幅狭な第2のティース12にマグ
ネットワイヤが巻付けられ、V相コイル14が巻装され
る。
【0062】このV相コイル14は、U相コイル13と
同様、各フォーマー16,17の移動方向を内周側から
外周側,外周側から内周側へ層毎に反転させながら巻装
されるものであり、前記幅狭なティース12に対するV
相コイル14の巻装が終了すると、このティース12の
矢印A方向へ3つ隣りの幅広な第1のティース11にV
相コイル14が巻装される。
【0063】幅広なティース11に対するV相コイル1
4の巻装が終了すると、このティース11の矢印A方向
へ3つ隣りの幅狭な第2のティース12,このティース
12の矢印A方向へ3つ隣りの幅広な第1のティース1
1……にV相コイル14が順次巻装され、最終的には、
図12に示すように、最初のティース12の反矢印A方
向へ3つ隣りの幅広な第1のティース11にV相コイル
14が巻装される。この後、V相コイル14の巻回終端
部14eを端子挿入部26の両溝部24内に挿入し、端
子挿入部26内に外部接続用端子を押込むことに伴い、
巻回終端部14eを固定する。
【0064】12個のV相コイル14の巻装が終了する
と、図13に示すように、マグネットワイヤの巻回始端
部15sを端子挿入部23の両溝部24内に挿入し、端
子挿入部23内にコモン接続用端子を押込むことに伴
い、巻回始端部15sを固定する。この状態で巻線機の
ヘッドが回転すると、最初にU相コイル13を巻装した
幅広な第1のティース11の矢印A方向に隣接する幅狭
な第2のティース12にマグネットワイヤが巻付けら
れ、W相コイル15が巻装される。
【0065】このW相コイル15は、U相コイル13お
よびV相コイル14と同様、各フォーマー16,17の
移動方向を内周側から外周側,外周側から内周側へ層毎
に反転させながら巻装されるものであり、前記幅狭なテ
ィース12に対するW相コイル15の巻装が終了する
と、このティース12の矢印A方向へ3つ隣りの幅広な
第1のティース11にW相コイル15が巻装される。
【0066】幅広なティース11に対するW相コイル1
5の巻装が終了すると、このティース11の矢印A方向
へ3つ隣りの幅狭な第2のティース12,このティース
12の矢印A方向へ3つ隣りの幅広な第1のティース1
1……にW相コイル15が順次巻装され、最終的には、
図13に示すように、最初のティース12の反矢印A方
向へ3つ隣りの幅広な第1のティース11にW相コイル
15が巻装される。この後、W相コイル15の巻回終端
部15eを端子挿入部27の両溝部24内に挿入し、端
子挿入部27内に外部接続用端子を押込むことに伴い、
巻回終端部15eを固定する。
【0067】尚、各フォーマー16,17は、第1のテ
ィース11にコイル13〜15を巻装すると、コイル1
3〜15の外周側,内周側へ順次移動し、マグネットワ
イヤをコイル13〜15の外周側,内周側に落し込む。
これにより、外周側の追加コイル13b〜15b,内周
側の追加コイル13c〜15cをコイル13〜15に連
続して巻回し、渡り線13a〜15aを内周側に引出
す。
【0068】上記実施例によれば、第1の磁極ティース
3の磁極部3bの周方向幅寸法W1bと第2の磁極ティー
ス4の磁極部4bの周方向幅寸法W2bとを相違させた。
このため、スロット5の開口部5aが磁極ティース3お
よび4間の中心線に対して矢印A方向,反矢印A方向に
交互に位置ずれし、ロータマグネット29が開口部5a
に対向する瞬間が少なくなるので、コギングトルクが大
幅に低減される。
【0069】しかも、幅広な第1のティース11の対向
部11aに切欠部11bを設けた。このため、フォーマ
ー16の各突部16aが切欠部16a内に退避するの
で、同一のフォマー16を使用して幅広な第1のティー
ス11および幅狭な第2のティース12にコイル13〜
15を巻回することができる。従って、フォーマー16
を交換する手間がなくなるので、コイル13〜15の巻
回作業性が向上し、コイル13〜15の巻回作業時間が
短縮される。
【0070】また、切欠部11bを絶縁樹脂部6に形成
した。このため、磁極部3bを貫通する切欠部を形成す
る必要がなくなるので、コギングトルクの低減に影響を
及ぼす虞れがなくなる。しかも、切欠部11bを絶縁樹
脂部6のみに形成したので、積層鋼板の形状が同一化さ
れ、複数種の積層鋼板を形成する手間がなくなる。この
ため、製造作業性が向上し、切欠部11bが簡単に形成
される。
【0071】また、フォーマー16の突部16aに対応
する位置に切欠部11bを設けた。このため、第1のテ
ィース11に沿ってフォーマー16を直線的に移動させ
るだけで、突部16aを切欠部11b内に退避させるこ
とができるので、フォーマー16の移動機構および移動
制御が簡単化される。
【0072】ところで、第1のティース11に対するマ
グネットワイヤの巻回方向が図17の矢印C方向である
場合、軸方向上面側のマグネットワイヤは、二点鎖線で
示すように、ティース11の左端部から右端部に巻付け
られ、軸方向下面側のマグネットワイヤは、実線で示す
ように、右端部から左端部に巻付けられる。この場合、
軸方向上面側においては、マグネットワイヤをティース
11の右端部で位置規制し、軸方向下面側においては、
ティース11の左端部で位置規制することが好ましい。
【0073】これに対して上記実施例では、各絶縁樹脂
部6の全隅部に切欠部11bを設けたので、軸方向上面
側に位置するフォーマー16の周方向両端部,軸方向下
面側に位置するフォーマー16の周方向両端部に突部1
6aを形成し、各突部16aを切欠部11b内に退避さ
せることができる。このため、コイル13〜15の巻回
方向が相毎に異なっている場合でも、マグネットワイヤ
がティース11の対角で案内されるので、第1のティー
ス11に対するコイル13〜15の巻装状態が安定す
る。しかも、鍔部6bの形状的なバランスが良好にな
り、溶融樹脂が円滑に流れるようになるので、絶縁端板
8,9の成形性が向上する。
【0074】また、第1のティース11の対向部11a
のうち切欠部11bを除いた部分の周方向幅寸法W3
と、第2のティース12の対向部12aの周方向幅寸法
W5 とを略同一に設定したので、幅寸法W5 をW3 より
十分に小さく設定する場合に比べて、フォーマー16の
凹部16bの内面が第2のティース12に接近するよう
になる。このため、マグネットワイヤが安定的に案内さ
れるので、第2のティース12に対するコイル13〜1
5の巻装状態が安定する。
【0075】また、切欠部11bの径方向幅寸法W4 を
フォーマー16の突部16aの径方向厚さ寸法T2 以上
に設定した。このため、突部16aが切欠部11b内に
十分に退避し、鍔部6bの内周面から突出することがな
くなるので、第1のティース11の径方向寸法を有効に
利用してコイル13〜15が巻装される。
【0076】また、切欠部11bの軸方向深さ寸法Dを
コイル13〜15の線径(マグネットワイヤの直径寸法
R)の5倍以上に設定した。このため、フォーマー16
の突部16aを切欠部11b内に軸方向に深く挿入する
ことができるので、凹部16bの内面が第1のティース
11に接近する。従って、フォーマー16によるマグネ
ットワイヤの位置規制量(=両者の接触量,接触時間)
が増加し、マグネットワイヤが正確に案内されるので、
第1のティース11に対するコイル13〜15の巻装状
態が安定する。
【0077】また、絶縁端板8,9のパーテングライン
を切欠部11bの軸方向底面に沿って延ばしたので、鍔
部6bの周方向側面に「ばり」が生じることが防止され
る。このため、この「ばり」を除去する手間がなくなる
ので、製造作業性が向上する。この場合、切欠部11b
の軸方向底面に「ばり」が生じる虞れがあるが、フォー
マー16の突部16aが移動時に「ばり」を削ぎ落すの
で、切欠部11bの「ばり」を除去する手間も不要にな
る。
【0078】また、切欠部11bの軸方向深さ寸法Dを
コイル13〜15の高さ寸法Hcの半分以上に設定し
た。このため、フォーマー16の突部16aを切欠部1
1b内に深く挿入することができるので、マグネットワ
イヤが正確に案内される。しかも、コイル13〜15の
層数が多くなり、積層高さ寸法Hcが大きくなった場合
でも、突部16aを切欠部11b内に深く挿入し、凹部
16bの内面を高さ寸法Hcに応じて第1のティース1
1に接近させることができるので、マグネットワイヤが
正確に案内される。
【0079】また、第1のティース11および第2のテ
ィース12に壁部6eおよび7eを設け、壁部6eおよ
び7eの軸方向高さ寸法Hをコイル13〜15の線径
(マグネットワイヤの直径寸法R)の半分以上に設定し
たので、コイル13〜15の1層目が上層により押圧さ
れ、内周側へ巻崩れてしまうことが防止される。
【0080】しかも、壁部6eおよび7eの軸方向高さ
寸法Hをコイル13〜15の線径の2倍以下に設定した
ので、壁部6eおよび7eに対向フォーマー17をあて
がい、マグネットワイヤを壁部6eおよび7eの外周面
に沿う位置に落し込むにあたって、対向フォーマー17
を第1のティース11および第2のティース12に接近
させることができる。このため、対向フォーマー17に
よるマグネットワイヤの位置規制量が増加し、マグネッ
トワイヤが正確に案内されるので、第1のティース11
および第2のティース12に対するコイル13〜15の
巻装状態が安定する。
【0081】また、第1のティース11の対向部11a
が幅広であることを利用し、第1のティース11に追加
コイル13b〜15bおよび13c〜15cを巻装した
ので、コイル片が軸方向に膨らむことなく、デッドスペ
ースを有効利用して巻回数を増大させることができる。
しかも、追加コイル13b〜15bおよび13c〜15
cの巻回数を調節することに伴い、出力を微調節するこ
ともできる。
【0082】次に本発明の第2実施例を図18および図
19に基づいて説明する。尚、上記第1実施例と同一の
部材については同一の符号を付して説明を省略し、以
下、異なる部分についてのみ説明を行う。U相コイル1
3が巻装された第1のティース11のうち所定の1個の
ティース11には、磁極部3bの周方向両端部に位置し
て切欠部3c,3cが形成されており、これら各切欠部
3c内には、ロータ28の回転位置を検出するホール素
子(図示せず)が配設されている。
【0083】ホール素子が配設された1個のティース1
1については、両鍔部6bに切欠部が形成されておら
ず、両本体部6aの径方向長さ寸法が他の本体部6aお
よび7aより短く設定されており、このティース11に
巻装されたU相コイル13は、巻回数が他のコイル11
〜13(=120ターン)より少ない80ターンに設定
されている。尚、第1のティース11のうちホール素子
が配設されていない残りのものは、第1実施例と同様、
絶縁樹脂部6のみに切欠部11bが設けられている。
【0084】上記実施例によれば、第1のティース11
の切欠部3c内にホール素子を配設したので、ホール素
子の配設場所に困ることがなくなる上、ホール素子がス
テータコア1から突出し、ホール素子の影響でモータが
大形になることが防止される。しかも、このティース1
1に対するU相コイル13の巻回数を他のコイル11〜
13より少なくしたので、U相コイル13が作る磁界の
影響でホール素子が誤動作することが防止される。
【0085】次に本発明の第3実施例を図20に基づい
て説明する。尚、上記第2実施例と同一の部材について
は同一の符号を付して説明を省略し、以下、異なる部分
についてのみ説明を行う。所定のU相コイル13は、巻
回数が80ターンに設定されている。これらU相コイル
13は、ホール素子が配設された第1のティース11
(中心線CL上に位置する図示下端部のティース11)に
対して120°で等角度配置された第1のティース11
に巻装されたものであり、他のコイル11〜13の巻回
数は120ターンに設定されている。
【0086】上記実施例によれば、ホール素子が配設さ
れた第1のティース11と同一相で且つコイル13の巻
回数が少ないティース11を等角度配置したので、U相
コイル13からロータ28にバランス良く磁力が作用す
るようになる。このため、同相内での磁気的アンバラン
スが少なくなるので、振動および騒音が低減される。次
に本発明の第4実施例を図21に基づいて説明する。
尚、上記第2実施例と同一の部材については同一の符号
を付して説明を省略し、以下、異なる部分についてのみ
説明を行う。所定のU相コイル13は巻回数が80ター
ンに設定され、別のU相コイル13は巻回数が140タ
ーンに設定されている。
【0087】前者のU相コイル13は、ホール素子が配
設された第1のティース11(中心線CL上に位置する図
示下端部のティース11)に180°で等角度配置され
た第1のティース11に巻装され、後者のU相コイル1
3は、ステータコア1の軸心線に対して点対象の関係に
ある第1のティース11に巻装されたものであり、U相
コイル13の総巻回数は1440ターン(=80ターン
×2個+140ターン×2個+120ターン×8個)に
設定され、V相コイル14およびW相コイル15の総巻
回数は1440ターン(=120ターン×12個)に設
定されている。
【0088】上記実施例によれば、ホール素子が配設さ
れた第1のティース11と同相の別のティース11につ
いて、コイル13の巻回数を140ターンに設定するこ
とに伴い、各相のコイル13〜15の総巻回数を同一に
したので、各相のコイル13〜15からロータ28に作
用する磁力が均一化される。このため、異相間での磁気
的アンバランスが少なくなり、各相毎のトルクが同一に
なるので、振動および騒音が低減される。
【0089】しかも、ホール素子が配設された第1のテ
ィース11に対して等角度配置されたティース11にU
相コイル13を80ターンで巻回したので、同相内での
磁気的アンバランスが一層少なくなり、振動および騒音
がより低減される。さらに、等角度配置されたティース
11にU相コイル13を140ターンで巻回したので、
この点からも、同相内での磁気的アンバランスが一層少
なくなり、振動および騒音がより低減される。
【0090】次に本発明の第5実施例を図22に基づい
て説明する。尚、上記第2実施例と同一の部材について
は同一の符号を付して説明を省略し、以下、異なる部分
についてのみ説明を行う。所定のV相コイル14および
W相コイル15は巻回数が80ターンに設定されてい
る。これらV相コイル14およびW相コイル15は、ホ
ール素子が配設された第1のティース11(中心線CL上
に位置する図示下端部のティース11)に対して略等角
度配置された第2のティース12に巻装されたものであ
り、残りのコイル13〜15は巻回数が120ターンに
設定されている。
【0091】上記実施例によれば、ホール素子が配設さ
れたティース11と異相で且つ巻回数が少ないティース
12を前記ティース11に対して略等角度で配置したの
で、各相のコイル13〜15からロータ28に作用する
磁力が均一化される。このため、異相間での磁気的アン
バランスが少なくなり、各相毎のトルクが同一になるの
で、振動および騒音が低減される。
【0092】しかも、ホール素子が配設された第1のテ
ィース11のコイル巻回数,このティース11に対して
略等角度配置された異相ティース12のコイル巻回数を
同一の80ターンに設定したので、異相間での磁気的ア
ンバランスが一層少なくなり、振動および騒音がより低
減される。
【0093】次に本発明の第6実施例を図23に基づい
て説明する。尚、上記第2実施例と同一の部材について
は同一の符号を付して説明を省略し、以下、異なる部分
についてのみ説明を行う。所定のU相コイル13は巻回
数が80ターンに設定されている。このU相コイル13
は、ホール素子が配設されたティース11(中心線CL上
に位置する図示下端部のティース11)に180°で等
角度配置された第1のティース11に巻装されたもので
あり、残りのU相コイル13の巻回数は120ターンに
設定されている。
【0094】所定のV相コイル14は巻回数が80ター
ンに設定されている。これらV相コイル14は、180
°で等角度配置された第2のティース12に巻装された
ものであり、残りのV相コイル14の巻回数は120タ
ーンに設定されている。また、所定のW相コイル15は
巻回数が80ターンに設定されている。これらW相コイ
ル14は、180°で等角度配置された第1のティース
11に巻装されたものであり、残りのW相コイル15の
巻回数は120ターンに設定されている。
【0095】上記実施例によれば、ホール素子が配設さ
れたティース11と異相で且つコイル巻回数の少ないテ
ィース11,12を複数設け、これら複数のティース1
1,12を相毎に等角度配置したので、各相のコイル1
3〜15からロータ28に作用する磁力が均一化され
る。このため、異相間での磁気的アンバランスが少なく
なり、各相毎のトルクが同一になるので、振動および騒
音が低減される。
【0096】しかも、ホール素子が配設された第1のテ
ィース11のコイル巻回数,このティース11に等角度
配置された同相のティース11のコイル巻回数,等角度
配置された異相ティース12のコイル巻回数を同一の8
0ターンに設定したので、異相間での磁気的アンバラン
スが一層少なくなり、振動および騒音がより低減され
る。
【0097】尚、上記第2〜第6実施例においては、ホ
ール素子が配設されていない第1のティース11に対し
て、絶縁樹脂部6のみに切欠部11bを設けたが、これ
に限定されるものではなく、例えば本発明の第7実施例
を示す図24のように、幅広な各磁極部3bの周方向隅
部に切欠部を形成すると共に、各鍔部6bの周方向隅部
に切欠部6fを形成し、各磁極部3bの切欠部の表面を
切欠部6fにより覆っても良い。この構成の場合、第1
のティース11にコイル13〜15を巻回するにあたっ
て、フォーマー16の突部16aが鍔部6bの切欠部6
f内および磁極部3bの切欠部内に退避することにな
る。
【0098】また、上記第1〜第6実施例においては、
ホール素子が配設されていない第1のティース11につ
いて、各絶縁樹脂部6の全隅部に切欠部11bを設けた
が、これに限定されるものではなく、いずれか1つの隅
部,いずれか2つの隅部,いずれか3つの隅部に設けて
も良い。特に、いずれか2つの隅部に切欠部11bを設
ける場合には、絶縁樹脂部6の対角に切欠部11bを配
置すれば、マグネットワイヤが安定的に巻回される。ま
た、いずれか1つの隅部に切欠部11bを設ける場合に
は、マグネットワイヤの巻付方向に対応した部分(例え
ば図17の場合、対向部11aの軸方向上面側において
は右隅に設け、軸方向下面側においては左隅)に設ける
と良い。
【0099】また、上記第1〜第7実施例においては、
各コイル13〜15を4層に巻回したが、これに限定さ
れるものではなく、1〜3層あるいは5層以上でも良
い。また、上記第1〜第7実施例においては、コイル1
3〜15を整列巻きしたが、これに限定されるものでは
なく、例えば乱巻きしても良い。また、コイル13〜1
5の形状はピラミッド形(両俵形)に限定されるもので
はなく、例えば片俵形であっても良い。
【0100】また、上記第1〜第7実施例においては、
ステータコア1の総極数を「36」に設定したが、これ
に限定されるものではなく、要は総極数が「2」以上で
あれば良く、特には各相の極数が偶数であることが好ま
しい。また、上記第1〜第7実施例においては、第1の
ティース11に追加コイル13b〜15bおよび13c
〜15cを巻装したが、これに限定されるものではな
く、追加コイル13b〜15bおよび13c〜15cは
必要に応じて巻装すれば良い。
【0101】また、上記第1〜第7実施例においては、
追加コイル13b〜15bおよび13c〜15cを整列
巻きしたが、これに限定されるものではなく、例えば乱
巻きしても良い。また、上記第1〜第7実施例において
は、ステータコア1に絶縁端板8および9を装着し、絶
縁端板8および9の上からコイル13〜15を巻回した
が、これに限定されるものではなく、例えばステータコ
ア1をインサート成形することに伴い絶縁樹脂部で覆
い、この絶縁樹脂部の上からコイル13〜15を巻回し
ても良い。あるいは、絶縁端板8および9を廃止し、磁
極ティース3および4に直接コイル13〜15を巻回し
ても良い。この場合、磁極部3bの周方向隅部に切欠部
を形成することになる。
【0102】また、上記第1〜第7実施例においては、
第1の磁極ティース3のコイル巻装部3aの幅寸法W1a
と第2の磁極ティース4のコイル巻装部4aの幅寸法W
2aとを相違させたが、これに限定されるものではなく、
例えば両者を略同一にしても良い。また、上記第1〜第
7実施例においては、本発明をアウタロータ形DCブラ
シレスモータのステータに適用したが、これに限定され
るものではなく、例えばインナロータ形DCブラシレス
モータのステータ,アウタロータ形DCブラシモータの
ステータ,インナロータ形DCブラシモータのステー
タ,アウタロータ形DCブラシモータのロータ,インナ
ロータ形DCブラシモータのロータに適用しても良い。
【0103】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の直流モータは次の効果を奏する。請求項1記載の手段
によれば、第1のティースの対向部の周方向幅寸法と第
2のティースの対向部の周方向幅寸法とを相違させたの
で、コギングトルクが大幅に低減される。しかも、幅広
な第1のティースの対向部に切欠部を設けたので、コイ
ルの巻回時にフォーマーの突部が切欠部内に退避するよ
うになる。このため、同一のフォマーを使用して第1の
ティースおよび第2のティースにコイルを巻回すること
ができるので、コイルの巻回作業性が向上し、コイルの
巻回作業時間が短縮される。
【0104】請求項2記載の手段によれば、切欠部を絶
縁樹脂部に形成した。このため、磁極ティースの対向部
を貫通する切欠部を形成する必要がなくなるので、コギ
ングトルクの低減に影響を及ぼす虞れがなくなる。
【0105】請求項3記載の手段によれば、フォーマー
の突部に対応する位置に切欠部を設けた。このため、第
1のティースに沿ってフォーマーを直線的に移動させる
ことができるので、フォーマーの移動機構および移動制
御が簡単化される。
【0106】請求項4記載の手段によれば、切欠部を対
向部の対角に設けたので、マグネットワイヤをティース
の対角で位置規制することができる。このため、マグネ
ットワイヤが正確に案内されるので、コイルの巻装状態
が安定する。
【0107】請求項5記載の手段によれば、切欠部を絶
縁樹脂部の全隅部に設けた。このため、コイルの巻回方
向に拘らず、マグネットワイヤをティースの対角で位置
規制できるので、第1のティースに対するコイルの巻装
状態が安定する。しかも、絶縁樹脂部の形状的なバラン
スが良好になるので、成形性が向上する。
【0108】請求項6記載の手段によれば、第1のティ
ースの対向部のうち切欠部を除いた部分の周方向幅寸法
を第2のティースの対向部と略同一にしたので、フォー
マーの凹部の内面を第2のティースに接近させることが
できる。このため、マグネットワイヤが正確に案内され
るので、第2のティースに対するコイルの巻装状態が安
定する。
【0109】請求項7記載の手段によれば、切欠部の径
方向幅寸法をフォーマーの突部の径方向厚さ寸法以上に
設定した。このため、フォーマーの突部を切欠部内に十
分に退避させることができるので、第1のティースの径
方向寸法を有効利用してコイルが巻装される。
【0110】請求項8記載の手段によれば、切欠部の軸
方向深さ寸法をコイルの線径の5倍以上に設定した。こ
のため、フォーマーの凹部の内面を第1のティースに接
近させることができるので、マグネットワイヤが正確に
案内され、第1のティースに対するコイルの巻装状態が
安定する。
【0111】請求項9記載の手段によれば、絶縁樹脂部
のパーテングラインを切欠部の軸方向底面に沿って設定
した。このため、絶縁樹脂部の周方向側面から「ばり」
を除去する手間がなくなるので、製造作業性が向上す
る。
【0112】請求項10記載の手段によれば、切欠部の
軸方向深さ寸法をコイルの軸方向積層高さ寸法の半分以
上に設定した。このため、コイル片の軸方向高さ寸法が
大きくなった場合でも、フォーマーの凹部の内面を第1
のティースに接近させることができるので、マグネット
ワイヤが正確に案内され、第1のティースに対するコイ
ルの巻装状態が安定する。
【0113】請求項11記載の手段によれば、壁部の軸
方向高さ寸法をコイルの線径の半分以上に設定したの
で、コイルの1層目が上層により押圧され、壁部側へ巻
崩れてしまうことが防止される。しかも、壁部の軸方向
高さ寸法をコイルの線径の2倍以下に設定したので、フ
ォーマーが第1のティースおよび第2のティースに接近
する。このため、マグネットワイヤが正確に案内される
ので、第1のティースおよび第2のティースに対するコ
イルの巻装状態が安定する。
【0114】請求項12記載の手段によれば、第1のテ
ィースの対向部が幅広であることを利用し、第1のティ
ースに追加コイルを巻装したので、コイル片が軸方向に
膨らむことなく、デッドスペースを有効利用してコイル
の巻回数を増大させることができる。しかも、追加コイ
ルの巻回数を調節することに伴い、出力を微調節するこ
ともできる。
【0115】請求項13記載の手段によれば、第1のテ
ィースの切欠部にホール素子を配設したので、ホール素
子の影響でモータが大形になることが防止される。しか
も、ホール素子が配設されたティースに対するコイル巻
回数を他のティースより少なくしたので、磁界の影響で
ホール素子が誤動作することが防止される。
【0116】請求項14記載の手段によれば、ホール素
子が配設された第1のティースと同相で且つコイル巻回
数の少ないティースを前記第1のティースに対して等角
度配置したので、同相内での磁気的アンバランスが少な
くなり、振動および騒音が低減される。
【0117】請求項15記載の手段によれば、各相のコ
イルの総巻回数を略同一にしたので、各相のコイルから
相手側の磁極部に作用する磁力が均一化される。このた
め、異相間での磁気的アンバランスが少なくなるので、
振動,騒音が低減される。請求項16記載の手段によれ
ば、ホール素子が配設された第1のティースと異相で且
つコイル巻回数の少ないティースを複数設け、これら複
数のティースを相毎に等角度配置したので、異相間での
磁気的アンバランスが少なくなり、振動および騒音が低
減される。
【0118】請求項17記載の手段によれば、ホール素
子が配設された第1のティースと異相で且つコイル巻回
数の少ないティースを前記ティースに対して略等角度配
置したので、異相間での磁気的アンバランスが少なくな
り、振動および騒音が低減される。
【0119】請求項18記載の手段によれば、コイル巻
回数の少ないティースの巻回数を同一にしたので、異相
間での磁気的アンバランスが一層少なくなり、振動およ
び騒音がより低減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す図(第1のティース
を示す斜視図)
【図2】第1のティースに沿ってフォーマーが移動する
様子を示す斜視図
【図3】第2のティースに沿ってフォーマーが移動する
様子を示す斜視図
【図4】ステータコアを示す上面図
【図5】ステータコア,絶縁端板を示す分解斜視図
【図6】全体構成を示す斜視図
【図7】コイルの巻回状態を示す縦断面図
【図8】コイルの1ターン目が壁部に沿って落し込まれ
る様子を示す縦断面図
【図9】フォーマーを示す斜視図
【図10】絶縁端板の要部を拡大して示す上面図
【図11】U相コイルの巻回状態を示す上面図
【図12】V相コイルの巻回状態を示す上面図
【図13】W相コイルの巻回状態を示す上面図
【図14】ロータを示す斜視図
【図15】ロータを示す平面図
【図16】絶縁端板の成形型を示す断面図
【図17】マグネットワイヤがティースに巻回される様
子を示す図
【図18】本発明の第2実施例を示す図(第1のティー
スを示す斜視図)
【図19】ステータの要部をコイルの非巻装状態で示す
上面図
【図20】本発明の第3実施例を示す図(コイルの巻装
状態を概略的に示す図)
【図21】本発明の第4実施例を示す図20相当図
【図22】本発明の第5実施例を示す図20相当図
【図23】本発明の第6実施例を示す図20相当図
【図24】本発明の第7実施例を示す図19相当図
【図25】従来例を示す図
【符号の説明】
3は第1の磁極ティース(磁極ティース)、4は第2の
磁極ティース(磁極ティース)、5はスロット、5aは
開口部、6は第1の絶縁樹脂部(絶縁樹脂部)、6eは
壁部、7は第2の絶縁樹脂部(絶縁樹脂部)、7eは壁
部、11は第1のティース、11aは対向部、11bは
切欠部、12は第2のティース、12aは対向部、13
〜15はコイル、13b〜15bは追加コイル、13c
〜15cは追加コイル、16はフォーマー、16aは突
部、16bは凹部、29はロータマグネット(磁極部)
を示す。

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相手側の磁極部に対向する対向部の周方
    向幅寸法が大きな第1のティースと、 相手側の磁極部に対向する対向部の周方向幅寸法が小さ
    な第2のティースと、 前記第1のティースおよび前記第2のティースに巻装さ
    れた複数相のコイルとを備え、 前記第1のティースの対向部には、周方向隅部に位置し
    て切欠部が設けられていることを特徴とする直流モー
    タ。
  2. 【請求項2】 第1のティースおよび第2のティース
    は、磁性材製の磁極ティースと、この磁極ティースを覆
    う絶縁樹脂部とから構成され、 切欠部は、絶縁樹脂部に設けられていることを特徴とす
    る請求項1記載の直流モータ。
  3. 【請求項3】 切欠部は、巻線機のフォーマーの突部に
    対応する位置に設けられていることを特徴とする請求項
    1または2記載の直流モータ。
  4. 【請求項4】 切欠部は、対向部の対角に設けられてい
    ることを特徴とする請求項1または2記載の直流モー
    タ。
  5. 【請求項5】 第1のティースおよび第2のティース
    は、磁性材製の磁極ティースと、この磁極ティースを覆
    う絶縁樹脂部とから構成され、 切欠部は、絶縁樹脂部の全隅部に設けられていることを
    特徴とする請求項1記載の直流モータ。
  6. 【請求項6】 第1のティースの対向部のうち切欠部を
    除いた部分の周方向幅寸法は、第2のティースの対向部
    の周方向幅寸法と略同一であることを特徴とする請求項
    1または2記載の直流モータ。
  7. 【請求項7】 切欠部の径方向幅寸法は、フォーマーの
    突部の径方向厚さ寸法以上であることを特徴とする請求
    項1または2記載の直流モータ。
  8. 【請求項8】 切欠部の軸方向深さ寸法は、コイルの線
    径の5倍以上であることを特徴とする請求項1または2
    記載の直流モータ。
  9. 【請求項9】 絶縁樹脂部のパーテングラインは、切欠
    部の軸方向底面に沿って延びていることを特徴とする請
    求項2記載の直流モータ。
  10. 【請求項10】 第1のティースにはコイルが整列巻き
    され、 切欠部の軸方向深さ寸法は、前記コイルの軸方向積層高
    さ寸法の半分以上であることを特徴とする請求項1また
    は2記載の直流モータ。
  11. 【請求項11】 第1のティースおよび第2のティース
    には、スロットの開口部と反対側の端部に位置して絶縁
    材製の壁部が設けられ、 この壁部の軸方向高さ寸法は、コイルの線径の半分以上
    且つ2倍以下であることを特徴とする請求項1または2
    記載の直流モータ。
  12. 【請求項12】 第1のティースには、コイルが略ピラ
    ミッド状に整列巻きされ、しかも、このコイルと対向部
    との間に位置して追加コイルが巻装されていることを特
    徴とする請求項1または2記載の直流モータ。
  13. 【請求項13】 第1のティースの切欠部にはホール素
    子が配設され、 この第1のティースに対するコイル巻回数は、他のティ
    ースより少ないことを特徴とする請求項1または2記載
    の直流モータ。
  14. 【請求項14】 ホール素子が配設された第1のティー
    スと同相で且つコイル巻回数の少ないティースが前記第
    1のティースに対して等角度で配置されていることを特
    徴とする請求項13記載の直流モータ。
  15. 【請求項15】 ホール素子が配設された第1のティー
    スと同相の別のティースは、各相のコイルの総巻回数が
    略等しくなるように、コイル巻回数が大に設定されてい
    ることを特徴とする請求項13または14記載の直流モ
    ータ。
  16. 【請求項16】 ホール素子が配設された第1のティー
    スと異相で且つコイル巻回数の少ないティースを複数設
    け、 各相ごと前記複数のティースが等角度で配置されている
    ことを特徴とする請求項13記載の直流モータ。
  17. 【請求項17】 ホール素子が配設された第1のティー
    スと異相で且つコイル巻回数の少ないティースが前記第
    1のティースに対して略等角度で配置されていることを
    特徴とする請求項13記載の直流モータ。
  18. 【請求項18】 ホール素子が配設された第1のティー
    スおよび該ティースに略等角度配置された各相のティー
    スは、コイル巻回数が同一に設定されていることを特徴
    とする請求項17記載の直流モータ。
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