JPH10303168A - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置

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JPH10303168A
JPH10303168A JP11153197A JP11153197A JPH10303168A JP H10303168 A JPH10303168 A JP H10303168A JP 11153197 A JP11153197 A JP 11153197A JP 11153197 A JP11153197 A JP 11153197A JP H10303168 A JPH10303168 A JP H10303168A
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JP
Japan
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pipe
processing
piping
substrate
space
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Pending
Application number
JP11153197A
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English (en)
Inventor
Yoshitaka Abiko
良隆 我孫子
Toshiro Hiroe
敏朗 廣江
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】装置の占有面積を広げることなく、装置設置に
伴う作業を簡単にでき、しかもメンテナンスを容易に行
える基板処理装置を提供する。 【解決手段】この基板処理装置は、複数の処理部6a〜6e
を含む装置本体1と、この装置本体1を支持する支持フ
レーム3とを備えている。支持フレーム3は、その内部
に配管空間3cを有している。各処理部6a〜6eに接続され
た流通配管5a〜5eのうち同種の流体が流通される複数の
流通配管は、共通の集合配管8A、8Bに接続されている。
集合配管8A、8Bは、配管空間3c内において下方に折り曲
げられ、かつグレーチング2に形成された開口9A、9Bを
挿通してファシリティー側のメイン配管4に接続されて
いる。 【効果】開口の切欠き作業が簡単になる。集合配管は装
置の占有面積内に収まるから、占有面積は小さくて済
む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウエハ、液
晶表示装置用ガラス基板およびPDP(プラズマディス
プレイパネル)用ガラス基板などの各種の被処理基板に
対して処理を施すための基板処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従来
から、半導体ウエハなどの基板に対して薬液や純水によ
る処理を施して基板の洗浄を行ったり、基板の表面の薄
膜パターンを形成したりするための基板処理装置が用い
られている。このような基板処理装置は、一般に、複数
の処理部から構成されており、たとえば、基板を予め定
められた順序で複数の処理部に搬送し、各処理部におい
て基板に処理を施すことにより、基板に対して一連の処
理が施されるようになっている。各処理部では、薬液や
純水などの処理液を用いる処理や、N2 ガスやIPA
(イソプロピルアルコール)ガスなどの処理ガスを用い
る処理が行われる。
【0003】これら処理に用いられる処理液および処理
ガスは、通常、たとえば、ファシリティー側(工場側)
のメイン配管から供給配管を介して各処理部に供給され
るようになっている。また、各処理部において処理に用
いた後の処理液は、ドレン配管を介して、ファシリティ
ー側のメイン配管に導かれるようになっている。さら
に、各処理部において発生した処理液雰囲気などは、排
気管を介して、負圧に保たれたファシリティー側のメイ
ン配管に導かれるようになっている。
【0004】このように、各処理部には、ファシリティ
ー側のメイン配管との間で液体や気体などの流体が流通
する流通配管が接続されている。図3は、従来の基板処
理装置の流通配管の配置構成を示す背面図である。基板
処理装置は、5つの処理部C1、C2、C3、C4、C
5を有する装置本体50を備えている。装置本体50
は、支持脚51を介してグレーチング52の上に載置さ
れている。各処理部C1、C2、C3、C4、C5の下
面には、それぞれ、流通配管55、56、57、58、
59が下方に向けて接続されており、その先端部は、グ
レーチング52に形成されている開口60、61、6
2、63、64をそれぞれ挿通してグレーチング52の
下方まで達している。流通配管55、56、57、5
8、59の先端部には、それぞれ、ユーティリティー取
合部65、66、67、68、69が取り付けられてい
る。流通配管55、56、57、58、59は、このユ
ーティリティー取合部65、66、67、68、69が
ファシリティー側のメイン配管から分岐した分岐管7
0、71、72、73、74にそれぞれ接続されること
により、ファシリティー側のメイン配管に接続されてい
る。
【0005】しかし、上記の構成では、各流通配管5
5、56、57、58、59をそれぞれ別個にグレーチ
ング52の下方まで延ばしているから、少なくとも、流
通配管55、56、57、58、59の数に対応した5
つの開口60、61、62、63、64をグレーチング
52に形成しなければならず、切欠き作業が非常に煩雑
なものとなっていた。また、これらの流通配管55、5
6、57、58、59がグレーチング52を支持する梁
に干渉しないようにする必要もあり、切欠きパターンの
設計が非常に煩雑なものとなっていた。さらに、5つの
ユーティリティー取合部65、66、67、68、69
をそれぞれグレーチング52の下の部屋の天井付近にお
いてファシリティー側に接続する必要があるから、接続
作業が非常に面倒であった。
【0006】一方、各処理部C1、C2、C3、C4、
C5の中には、同種の流体を用いて処理を行うものが複
数備えられている場合がある。このような場合、同種の
流体が流通される流通配管55、56、57、58、5
9を1つにまとめてファシリティー側のメイン配管に接
続することが考えられる。図4は、同種の流体が流通さ
れる流通配管を1つにまとめた基板処理装置の背面図で
あり、図5は、図4に示した構成を図4の矢印Z方向か
ら見た側面図である。この基板処理装置では、5つの処
理部C1、C2、C3、C4、C5のうち、3つの処理
部C1、C3、C5は、同種の処理ガスを用いる処理を
基板に施すためのものであり、残りの2つの処理部C
2、C4は、同種の処理液を用いる処理を基板に施すた
めのものである。
【0007】流通配管55、56、57、58、59
は、各処理部C1、C2、C3、C4、C5の背面に連
結されている。このうち、処理部C1、C3、C5に接
続されている各流通配管55、57、59は、継ぎ手7
5、77、79を介して、集合配管80に接続されてい
る。また、処理部C2、C4に接続されている各流通配
管56、58は、継ぎ手76、78を介して、別の集合
配管81に連結されている。
【0008】集合配管80、81は、処理部C1、C
2、C3、C4、C5の配列方向に沿って水平に配置さ
れている。集合配管80の両端付近は、下方に向けて折
り曲げられ、開口83を介してグレーチング52の下方
に延ばされており、その先端部に、それぞれ、ファシリ
ティー側のメイン配管から分岐した一対の分岐管85が
接続されるユーティリティー取合部87が取り付けられ
ている。集合配管81の両端付近も同様に、下方に向け
て折り曲げられ、開口84を介してグレーチング52の
下方に延ばされており、その先端部に、それぞれ、ファ
シリティー側のメイン配管から分岐した一対の分岐管8
6が接続されるユーティリティー取合部88が取り付け
られている。
【0009】このように、同種の流体が流通される流通
配管を共通の集合配管に接続し、この集合配管をグレー
チング52の下方に延ばすようにしているから、各流通
配管をそれぞれ別個にグレーチング52の下方まで延ば
す場合に比べて開口の数は少なくて済む。しかも、ファ
シリティー側と接続すべき配管数が少ないから、接続作
業も簡単になる。
【0010】しかし、この構成では、装置本体の背面側
に配管スペースを確保する必要があるから、装置の占有
面積が大きくなるという別の問題がある。装置の占有面
積が大きければ、基板処理装置を設置する部屋自体を大
きくする必要がある。基板処理装置は、通常、上方から
下方に向く気流であるダウンフローが形成されるクリー
ンルームに設置されるから、部屋を広くする場合には、
大型の送風手段等が必要になり、コストアップにつなが
る。
【0011】また、装置本体の背面側に配管が配設され
ているから、装置本体の背面側をメンテナンスする際、
当該配管が配設されている付近のメンテナンスが非常に
やりにくくなる。しかも、配管が配設されている付近以
外の背面側をメンテナンスする場合でも、作業性が非常
に悪くなるから、作業者の足場としての配管ガード90
を設ける必要があった。そのため、付属設備に要するコ
ストが高くなる。
【0012】そこで、本発明の目的は、上述の技術的課
題を解決し、装置の占有面積を広げることなく、装置設
置に伴う作業を簡単にでき、しかもメンテナンスを容易
に行える基板処理装置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記目
的を達成するための請求項1記載の発明は、流体を用い
て基板に処理を施すための複数の処理部と、この複数の
処理部にそれぞれ接続され、流体を流通させる流通配管
と、この流通配管のうち同種の流体を流通させる流通配
管が接続される集合配管と、この集合配管を収容する配
管空間を上記処理部の下方に確保するための配管空間確
保手段とを含むことを特徴とする基板処理装置である。
【0014】なお、配管空間確保手段としては、たとえ
ば、配管空間が内部に形成され、上記処理部を床面(グ
レーチング)からかさ上げして支持する支持手段を適用
することができる。また、処理部の下方に配管空間が形
成されるように、上記処理部が配置されるクリーンルー
ムの天井から上記処理部を吊り下げて支持する支持手段
を適用することもできる。
【0015】本発明では、同種の流体を流通させる流通
配管は集合配管に接続されるから、たとえばグレーチン
グの上に処理部が配置され、かつ当該処理部とグレーチ
ングの下方に配置されたファシリティー部との間で流体
を流通させる場合には、集合配管をグレーチングの下方
まで延設すればよいから、開口は、少なくとも集合配管
の数さえあれば足りる。したがって、流通配管をそれぞ
れ別個にグレーチングの下方まで延ばす場合に比べて、
開口数は少なくて済む。そのため、開口の切欠き作業が
軽減される。
【0016】また、集合配管は処理部の下方の配管空間
内に収容できるから、平面視において配管専用の設置ス
ペースは不要となる。したがって、装置の省スペース化
を実現できる。そのため、たとえば当該装置をダウンフ
ローが形成されるクリーンルームに設置する場合でも、
大型の送風手段を備えなくて済むから、コストを低く抑
えることができる。しかも、装置周辺に配管が配置され
ていないから、装置を容易にメンテナンスすることがで
きる。そのうえ、メンテナンスのための足場は不要とな
るから、付属設備に要するコストはかからず、経済的で
ある。
【0017】請求項2記載の発明は、上記集合配管の取
合口は、平面視において上記配管空間が占める領域内に
設けられていることを特徴とする請求項1記載の基板処
理装置である。本発明によれば、集合配管はすべて処理
部の占有面積内に収まっているから、上記請求項1記載
の構成よりも、装置のさらなる省スペース化を実現する
ことができる。
【0018】請求項3記載の発明は、上記配管空間確保
手段は、別置ユニットを収容できる大きさの配管空間を
上記処理部の下方に確保するものであることを特徴とす
る請求項1または請求項2記載の基板処理装置である。
本発明によれば、処理液タンクなどの別置ユニットを配
管空間内に収容することができるから、平面視において
当該別置ユニット専用の設置スペースは不要となる。そ
のため、上記請求項2記載の構成よりも、装置のさらな
る省スペース化を実現できる。また、装置本体と別置ユ
ニットとの間を接続する配管や配線等もなくなるので、
装置本体に対するメンテナンス性が向上する。
【0019】しかも、配管の長さを大幅に短くできるか
ら、配管にかかるコストを低く抑えることができる。そ
のため、コストダウンを図ることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下では、本発明の実施の形態
を、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発
明の一実施形態の基板処理装置の全体構成を示す背面図
であり、図2は、図1に示した構成を図1の矢印A方向
から見た側面図である。この基板処理装置は、半導体ウ
エハ、液晶表示装置用ガラス基板およびPDP用ガラス
基板などの基板を処理流体を用いて処理するためのもの
で、装置本体1と、グレーチング2に置かれ、装置本体
1を支持するための支持フレーム3と、グレーチング2
の下方に配設されたファシリティー側(工場側)のメイ
ン配管4から処理流体を装置本体1に供給するための供
給配管5とを備えている。処理流体には、薬液および純
水などの処理液、ならびにN2 ガスやIPA(イソプロ
ピルアルコール)ガスなどの処理ガスが含まれる。
【0021】装置本体1は、5つの処理部6a、6b、
6c、6d、6eを備えている。5つの処理部6a、6
b、6c、6d、6eは、基板処理に用いられる処理流
体に注目したときに、3つのグループに分かれている。
すなわち、3つの処理部6a、6c、6eは、第1処理
液(たとえば純水)を基板処理に用いるものであり、残
りの2つの処理部6b、6dは、第1処理液とは異なる
種類の第2処理液(たとえばフッ酸)を基板処理に用い
るものである。装置本体1では、処理部6aから処理部
6eに向けて基板を順次移送しつつ各処理部6a、6
b、6c、6d、6eにおいて基板に処理を施すことに
より、基板に一連の処理が施されるようになっている。
【0022】支持フレーム3は、直方体の各辺に対応す
る形状の基本フレーム部3aを備えており、この基本フ
レーム部3aの下端に取り付けられた支持脚3bを介し
てグレーチング2の上に置かれている。基本フレーム部
3aによって囲まれた空間は、供給配管5を収容するた
めの配管空間3cとなっている。供給配管5は、各処理
部6a、6b、6c、6d、6eの底面に下方に向けて
それぞれ接続された流通配管5a、5b、5c、5d、
5eを備えている。この5つの流通配管5a、5b、5
c、5d、5eは、対応する処理流体に応じたグループ
に分けることができる。すなわち、流通配管5a、5
b、5c、5d、5eに流通される処理流体は、接続さ
れる処理部6a、6b、6c、6d、6eにおいて基板
処理に用いられる処理流体であるから、第1処理液が流
通される流通配管5a、5c、5e、第2処理液が流通
される流通配管5b、5d、の2つのグループに分ける
ことができる。
【0023】第1処理液が流通されるグループに含まれ
る3つの流通配管5a、5c、5eは、それぞれ、継ぎ
手7a、7c、7eを介して、共通の第1集合配管8A
に接続されている。また、第2処理液が流通されるグル
ープに含まれる2つの流通配管5b、5dは、それぞ
れ、継ぎ手7b、7dを介して、共通の第2集合配管8
Bに接続されている。
【0024】第1集合配管8Aおよび第2集合配管8B
は、支持フレーム3の内部に形成されている配管空間3
c内に、処理部6a、6b、6c、6d、6eの配列方
向に沿って水平に配置されている。第1集合配管8Aの
両端付近は、配管空間3c内において下方に向けて折り
曲げられ、そのままグレーチング2に形成されている開
口9Aを挿通してグレーチング2の下方まで延ばされて
おり、その先端部には、それぞれ、第1ユーティリティ
ー取合部10A、11Aが取り付けられている。同様
に、第2集合配管8Bの両端付近は、配管空間3c内に
おいて下方に向けて折り曲げられ、グレーチング2に形
成されている開口9Bを挿通してグレーチング2の下方
まで延ばされ、その先端部に、第2ユーティリティー取
合部10B、11Bが取り付けられている。
【0025】このように、第1集合配管8Aの取合口で
ある第1ユーティリティー取合部10A、11A、およ
び第2集合配管8Bの取合口である第2ユーティリティ
ー取合部10B、11Bは、いずれも、平面視において
配管空間3cが占める領域内に収められている。言い換
えれば、装置本体1の占有面積内に設けられている。フ
ァシリティー側のメイン配管4は、第1処理液および第
2処理液が流通される2つの第1メイン配管4Aおよび
第2メイン配管4Bから構成されている。第1メイン配
管4Aは、図外の第1処理液タンクから第1処理液が供
給されるような構成となっている。第2メイン配管4B
も同様に、図外の第2処理液タンクから第2処理液が供
給されるような構成となっている。
【0026】第1メイン配管4Aには、第1メイン配管
4Aから第1処理液を取り込むための第1分岐管41
A、および第2分岐管43Aが、それぞれ、継ぎ手42
Aおよび継ぎ手44Aを介して、分岐接続されている。
各分岐管41A、43Aの先端部には、それぞれ、第1
ファシリティー取合部45A、46Aが取り付けられて
いる。
【0027】同様に、第2メイン配管4Bには、第2メ
イン配管4Bから第2処理液を取り込むための第3分岐
管41B、および第4分岐管43Bが、それぞれ、継ぎ
手42B、44Bを介して、分岐接続されている。各分
岐管41B、43Bの先端部には、それぞれ、第2ファ
シリティー取合部45B、46Bがそれぞれ取り付けら
れている。
【0028】第1ファシリティー取合部45A、46A
には、第1集合配管8Aの先端部に取り付けられた第1
ユーティリティー取合部10A、11Aがそれぞれ結合
されている。これにより、第1メイン配管4Aを流通さ
れる第1処理液は、第1分岐管41Aおよび第2分岐管
43Aから第1集合配管8Aに導かれ、その後、流通配
管5a、5c、5eを介して処理部6a、6c、6eに
それぞれ供給されるようになっている。
【0029】同様に、第2ファシリティー取合部45
B、46Bには、第2集合配管8Bの第2ユーティリテ
ィー取合部10B、11Bが結合されており、第2メイ
ン配管4Bを流通される第2処理液が、第3分岐管41
Bおよび第4 分岐管43Bから第2集合配管8Bに導か
れた後、流通配管5b、5dを介して処理部6b、6d
に供給されるようになっている。
【0030】以上のようにこの実施形態によれば、同種
の処理流体が流通される流通配管を1つの集合配管に接
続し、当該集合配管を開口を介してグレーチング2の下
方に延ばし、その先端部にユーティリティー取合部を取
り付けるようにしているから、流通配管ごとに開口を形
成する必要はない。したがって、流通配管ごとに開口を
形成する場合に比べて開口の切欠き作業が軽減される。
また、グレーチングの下方に延びる配管数は少ないか
ら、梁との干渉をあまり気にしないで済む。そのため、
設計が簡単になる。
【0031】また、装置本体1の下方に形成された配管
空間3c内に流通配管および集合配管を収容しているか
ら、配管専用の設置スペースが不要となり、装置の占有
面積が小さくて済む。しかも、各集合配管8A、8Bの
取合口は平面視において配管空間3cが占める領域に設
けられているから、装置の占有面積はさらに小さくな
る。したがって、省スペース化を実現できる。そのた
め、この基板処理装置をダウンフローが形成されるクリ
ーンルームに設置する場合でも、大型の送風手段は不要
となるから、設備コストを低く抑えることができる。
【0032】さらに、装置本体1の周囲に配管が配置さ
れているわけではないから、装置本体のメンテナンスを
容易に行うことができる。また、これに関連して、メン
テナンス作業者のための足場も不要となるから、付属設
備に要するコストをかけないで済む。本発明の実施の一
形態の説明は以上のとおりであるが、本発明は上述の実
施形態に限定されるものではない。たとえば上記実施形
態では、処理部5a、5b、5c、5d、5eに処理流
体を供給するための供給配管5を例にとっているが、た
とえば、処理部5a、5b、5c、5d、5eにおいて
用いられた後の処理流体を排出するドレン配管について
も、上述した供給配管と同様の構成を適用することがで
きる。すなわち、同種の処理液をドレンさせるドレン配
管を共通の集合配管に接続し、当該集合配管をファシリ
ティー側に接続させる。同様に、処理部5a、5b、5
c、5d、5eにおいて発生した雰囲気を吸引するため
の排気管についても、上述した供給配管5と同様の構成
を適用してもよい。すなわち、同種の雰囲気を排気する
排気管を共通の集合配管に接続し、当該集合配管を負圧
に保たれたファシリティー側と接続させる。
【0033】また、上記実施形態では、第1集合配管8
Aおよび第2集合配管8Bにファシリティー側の第1メ
イン配管4Aおよび第2メイン配管4Bを接続する構成
を例にとっているが、たとえば、処理液や処理ガスが貯
留されている専用の貯留キャビネットを第1集合配管8
Aおよび第2集合配管8Bに直接接続するようにしても
よい。
【0034】さらに、このような貯留キャビネットをグ
レーチング2の下方に配置するのではなく、たとえば図
2に二点鎖線で示すように、支持フレーム3の配管空間
3c内の空きスペースに貯留キャビネット20を配置す
るようにしてもよい。この場合、支持フレーム3として
は底板を有するものを適用するのが好ましく、この底板
の上に貯留キャビネット20を設置すればよい。
【0035】この構成によれば、処理部5a、5b、5
c、5d、5eと貯留キャビネット20とを接続する供
給配管を配管空間3c内に完全に収めることができるか
ら、配管挿通のための開口は不要となる。そのため、開
口の切欠き作業がさらに簡単になる。さらにまた、貯留
キャビネットに限らず、従来、装置本体1とは別置きに
されていたユニットを配管空間3c内の空きスペースに
配置するようにしてもよい。たとえば、処理部5a、5
b、5c、5d、5eに電源を供給するための電源ユニ
ットや、処理部における熱処理のための温度調節コント
ローラユニットなどを、空きスペースに配置するように
してもよい。この構成によれば、装置の占有面積をさら
に小さくすることができるから、装置のさらなる省スペ
ース化を実現することができる。
【0036】さらに、装置本体1を支持フレーム3によ
ってグレーチング2からかさ上げして支持することで装
置本体1の下方に配管空間3cを形成しているが、たと
えば装置本体1が設置されている部屋(クリーンルーム
等)の天井から吊り下げて支持することにより、装置本
体1の下方に配管空間3cを形成するようにしてもよ
い。
【0037】またさらに、本発明の実施形態において
は、集合配管8A,8Bの両端はともにファシリティー
側のメイン配管4A、4Bに接続されているが、これは
各処理部6a、6b、6c、6d、6eへの処理液の供
給圧力を均一にするためである。したがって、集合配管
8A、8Bが短い場合や、処理液の供給圧力があまり問
題にならない場合には、集合配管8A、8Bの一方端の
みをファシリティー側のメイン配管4A、4Bに接続し
てもよい。このようにすれば、配管挿通のための開口は
さらに不要となり、開口の切欠き作業がさらに軽減され
る。
【0038】またさらに、本発明の実施形態において
は、たとえば、集合配管8Aの両端に接続されている第
1分岐管41Aおよび第2分岐管43Aからはともに、
ファシリティー側のメイン配管4Aより第1処理液が取
り込まれる形態となっている。この場合、処理部6a、
6c、6eに対して第1処理液が供給されない期間にお
いては、集合配管8Aの内部の第1処理液は流通せずに
滞留状態となる。特に、第1処理液が純水であるような
場合は、この滞留状態がバクテリアの発生の原因とな
る。
【0039】これを防止するために、ファシリティー側
のメイン配管4Aに代えて、所定圧力に保たれた高圧側
メイン配管およびその所定圧力よりも低い圧力に保たれ
た低圧側メイン配管とし、たとえば、第1分岐管41A
を高圧側メイン配管に接続し、第2分岐管43Aを低圧
側メイン配管に接続する。これにより、集合配管8Aの
両端で圧力差が生じ、第1処理液が供給されない期間に
おいても、集合配管8Aの内部の第1処理液は常に流通
し、バクテリアの発生を防止することができる。
【0040】その他、特許請求の範囲に記載された範囲
で種々の設計変更を施すことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の基板処理装置の全体構成
を示す背面図である。
【図2】図1に示した構成を図1の矢印A方向から見た
側面図である。
【図3】従来の基板処理装置の流通配管の配置構成を示
す背面図である。
【図4】同種の流体が流通される流通配管を1つにまと
めた従来の基板処理装置の背面図である。
【図5】図4に示した構成を図4のZ方向から見た側面
図である。
【符号の説明】
3 支持フレーム(配管空間確保手段) 3c 配管空間 6a、6b、6c、6d、6e 処理部 5a、5b、5c、5d、5e 流通配管 8A 第1集合配管(集合配管) 8B 第2集合配管(集合配管) 10A、11A 第1ユーティリティー取合部(取合
口) 10B、11B 第2ユーティリティー取合部(取合
口) 20 貯留キャビネット(別置ユニット)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】流体を用いて基板に処理を施すための複数
    の処理部と、 この複数の処理部にそれぞれ接続され、流体を流通させ
    る流通配管と、 この流通配管のうち同種の流体を流通させる流通配管が
    接続される集合配管と、 この集合配管を収容する配管空間を上記処理部の下方に
    確保するための配管空間確保手段とを含むことを特徴と
    する基板処理装置。
  2. 【請求項2】上記集合配管の取合口は、平面視において
    上記配管空間が占める領域内に設けられていることを特
    徴とする請求項1記載の基板処理装置。
  3. 【請求項3】上記配管空間確保手段は、別置ユニットを
    収容できる大きさの配管空間を上記処理部の下方に確保
    するものであることを特徴とする請求項1または請求項
    2記載の基板処理装置。
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