JPH10303099A - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置

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JPH10303099A
JPH10303099A JP10727997A JP10727997A JPH10303099A JP H10303099 A JPH10303099 A JP H10303099A JP 10727997 A JP10727997 A JP 10727997A JP 10727997 A JP10727997 A JP 10727997A JP H10303099 A JPH10303099 A JP H10303099A
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JP
Japan
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substrate
processing chamber
lid
closed space
base
Prior art date
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Withdrawn
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JP10727997A
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English (en)
Inventor
Koji Kizaki
幸治 木▲崎▼
Yoshihiko Bessho
嘉彦 別所
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理室内へのパーティクルの侵入を効果的に
抑える。 【解決手段】 基台2と、この基台2と共働して基板1
の処理室Saを形成する蓋体15と、蓋体15と基台2
の間をシールするOリング6と、処理室内を吸引排気し
て減圧する減圧系20aとを設け、処理室Sa内に基板
1を配置した状態で処理室Sa内を減圧しながら基板1
に処理を施すように基板処理装置を構成した。蓋体15
には、その周囲につば部18を設け、蓋体15を基台2
にセットした状態で、このつば部18、側壁15a、O
リング6及び基台2により処理室Saの周囲に環状の閉
空間Sbを形成するようにした。そして、減圧系20b
により、この閉空間Sb内を吸引排気するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示器用ガラ
ス基角形基板、プラズマディスプレイ用ガラス角形基
板、半導体ウエハ等の基板の処理において、特に、基板
の周囲を減圧してアドヒージョン処理、乾燥処理等の処
理を施す基板処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記のような基板処理装置として、例え
ば、特開平4−56146号公報に開示されるような装
置が知られている。
【0003】この装置は、円板状の載置台(熱板)と、
その上部にセットされる蓋体とを備えており、熱板上に
基板(半導体ウエハ)を載置した状態で蓋体をセットす
ることによって熱板と蓋体とで形成される密閉な処理室
内に半導体ウエハを配置するようになっている。そし
て、この状態で処理室内を真空排気して減圧し、熱板に
よって基板を加熱しながら処理室内にHMDS蒸気を供
給することにより基板にアドヒージョン処理を施すよう
に構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の装置では、熱板
の周囲にフランジが設けられるとともに、このフランジ
にシール部材(Oリング)が配設されており、蓋体の周
縁部がOリングに圧接されることにより蓋体とフランジ
との間がシールされて密閉な処理室が形成されるように
なっている。
【0005】ところが、この構造では、蓋体がセットさ
れた直後、Oリングが充分に押し潰されずにシールが不
完全な状態となる場合があり、この状態で処理室内の減
圧が開始されると、処理室周囲の空気が処理室内に導入
される。そのため、このように処理室内への空気流れに
乗って処理室周囲に浮遊していたパーティクルが当該処
理室内に流れ込み、基板に付着するという問題が生じて
いる。また、Oリングの劣化、損傷等が生じた場合に
も、シールが部分的に不完全な状態となって同様の問題
が発生する。
【0006】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたものであり、処理室内へのパーティクルの侵入を効
果的に抑えることができる基板処理装置を提供すること
を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、基台と、この基台と共働して基板の処理
室を形成する蓋体と、蓋体と基台の間をシールして前記
処理室を密閉するシール部材とを備え、前記処理室内に
基板を配置した状態で処理室内を減圧しながら基板に処
理を施すようにした基板処理装置において、前記基台、
シール部材及び蓋体と共働して前記処理室の周縁部分に
閉空間を形成する補助部材を設けるとともに、この閉空
間内を吸引排気する排気手段を設けたものである(請求
項1)。
【0008】この基板処理装置によれば、蓋体と基台の
間のシールが不完全な状態で処理室内が減圧された場合
でも、処理室の周縁部分に形成された閉空間内が吸引排
気されることにより、装置周囲の空気及びパーティクル
が処理室内に侵入し難くなり、また、侵入したパーティ
クルは同時に侵入した空気とともに処理室の中心部に至
ることなく、閉空間を経由して装置外部に排気される。
【0009】この装置においては、前記補助部材を蓋体
の外周側に設けるのが好ましい(請求項2)。このよう
にすれば、蓋体と基台の間をシールするシール部材より
も外側に閉空間が形成される、つまり、処理室の外側に
閉空間が形成されるため、処理室内への装置周囲のパー
ティクルより効果的に抑えられる。
【0010】また、請求項1又は2の装置において、前
記補助部材と基台の間をシールして前記閉空間を密閉す
る補助シール部材を設けるようにすれば(請求項3)、
より確実に基板へのパーティクルの付着を防止すること
が可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を用いて説明する。
【0012】図1は、本発明に係る基板処理装置の一の
実施の形態を示す断面概略図である。この装置は、減圧
状態下で基板にヘキサメチルジシラザン(HMDS)の
蒸気を供給して基板にアドヒージョン処理を施す装置
で、同図に示すように、角形基板1(以下、基板1とい
う)を支持する基台2と、この基台2に上方よりセット
されることによって基台2と共働して基板1に対してア
ドヒージョン処理を行う処理室を形成する蓋体15と、
処理室内等を吸引排気して減圧する減圧系20a,20
bと、HMDS蒸気や窒素ガス等の供給系40とを備え
た構成となっている。
【0013】上記基台2は、中央部に基板1より若干大
きい角形の基板支持部3aを有するとともに、その周囲
に基板支持部3aよりも若干低い位置で基板支持部3a
を取り巻くように設けられたフランジ部3bを備えてい
る。基板支持部3aの表面には、基板1を点で支持する
複数のプロキシミティボール5が所定の配置で設けられ
ているとともに、これらプロキシミティボール5の間に
上下方向に貫通する複数の貫通穴4が形成されており、
これら貫通穴4にリフトピン9がそれぞれ挿入されてい
る。
【0014】リフトピン9は、同図に示すように基台2
の下方に上下動可能に設けられた昇降プレート10に立
設されるとともに、上下両端が昇降プレート10及び基
台2にそれぞれ固定された伸縮自在なベローズ11に挿
通されており、エアシリンダ等の図外の駆動手段の作動
による昇降プレート10の上下動に応じて、基台2内の
退避位置(図中実線で示す位置)と、先端が基板支持部
3aから突出してプロキシミティボール5の上方に達す
る突出位置(図中一点鎖線で示す位置)とに進退するよ
うになっている。
【0015】基台2のフランジ部3bには、基台2と蓋
体15との間をシールするOリング6(シール部材)が
その表面に固定されているとともに、このOリング6を
挟んで基台2の内側と外側にそれぞれ上下方向に貫通す
る複数の排気通路7,8が形成されている。
【0016】一方、上記蓋体15は、基台2の上方側で
昇降可能に支持されている。具体的には、サーボモータ
(図示省略)により回転駆動される鉛直方向に伸びる一
対のボールねじ軸17が基台2の側方にそれぞれ配設さ
れ、この蓋体15の側部に一体に形成されたナット部分
16にボールねじ軸17が螺合挿入されている。そし
て、これらのボールねじ軸17が回転駆動されることに
より、蓋体15がボールねじ軸17に沿って上下方向に
移動するようになっている。
【0017】蓋体15は、基本的には下方に開口する断
面逆U字型の蓋体であり、上記ボールねじ軸17の回転
駆動により下降端位置まで移動させられて基台2にセッ
トされ、この際、側壁15aの下端部がOリング6に圧
接されることにより密閉された基板1の処理室を形成す
るようになっている。
【0018】蓋体15の側壁15aの外側には略水平に
伸びて下方に垂下する断面逆L字型のつば部18(補助
部材)が蓋体15の全周にわたって設けられており、こ
れにより蓋体15の周囲に下方に向かって開口する環状
の中空部分を形成している。そして、上述のように蓋体
15が基台2上にセットされと、このつば部18、側壁
15a、Oリング6及び基台2によって処理室の周囲に
環状の閉空間が形成され、図2及び図3に示すように、
上記フランジ部3bに形成されたOリング6よりも外側
の排気通路8がこの空間内に開口するようになってい
る。なお、つば部18の先端部は、蓋体15が基台2に
セットされた状態で、基台2との間に微小なすき間(例
えば、0.5mm程度)を生じるように形成されている。
【0019】上記減圧系は、図1に示すように二系統設
けられている。具体的には処理室内を減圧するための減
圧系20aと、つば部18等により処理室の周囲に形成
される閉空間内を減圧する減圧系20bとが設けられて
いる。
【0020】これらの減圧系20a,20bは同一の構
成となっており、同図に示すように、アスピレータ21
と、このアスピレータ21に接続されて上流側が図外の
流体供給源に至る流体供給管22と、下流側がアスピレ
ータ21に接続される一方、上流側が分岐してそれぞれ
上記排気通路7又は排気通路8に至る排気管24とを備
えており、流体供給管22及び排気管24には、それぞ
れ開閉バルブ23,25a,25bが介設されている。
そして、流体供給管22を介して各アスピレータ21に
流体が供給されることにより、減圧系20aにおいて
は、排気管24及び排気通路8を介して上記処理室内を
吸引排気し、減圧系20bにおいては、排気管24及び
排気通路7を介して上記閉空間を吸引排気するようにな
っている。
【0021】上記供給系40は、その下流側が蓋体15
の中央付近に形成された開口46に接続された供給配管
41を備えている。この供給配管41の上流側は分岐し
ており、この分岐した一方側にはHMSD用配管42が
接続され、他方側には窒素ガス用配管43が接続されて
いる。HMSD用配管42の上流側は、開閉バルブ44
を介して図外のHMSD供給用タンクに接続されてい
る。また、窒素ガス用配管43の上流側は、開閉バルブ
45を介して図外の窒素ガス供給源に接続されてる。
【0022】次に、上記装置による基板の処理動作につ
いて説明する。
【0023】上記装置では、まず、図1に示すように蓋
体15が上昇端位置に保持された状態で基板1が図外の
搬送装置により搬入される。このとき、リフトピン9は
突出位置に位置決めされており、搬入された基板1がこ
れらリフトピン9によって支持される。そして、リフト
ピン9が突出位置から退避位置に変位することにより基
板1がリフトピン9から基板支持部3a上のプロキシミ
ティボール5に移載される。なお、基板1の搬入の際に
は、各減圧系20a,20bの開閉バルブ23は開か
れ、開閉バルブ25は閉じられている。
【0024】基板1が基板支持部3a上に載置される
と、ボールねじ軸17が回転駆動されることにより蓋体
15が下降端位置まで移動させられて基台2上にセット
される。これにより、図3に示すように処理室Saが形
成されて基板支持部3aに載置された基板1がこの処理
室Sa内に配置されるとともに、処理室Saの周囲に環
状の閉空間Sbが形成される。
【0025】また、蓋体15が下降端位置に達するタイ
ミングで各減圧系20a,20bの開閉バルブ25a,
25bが開かれ、処理室Sa及び閉空間Sb内の吸引排
気が開始される。この際、閉空間Sb内の吸引排気が開
始されると、蓋体15の周囲の空気がつば部18と基台
2とのすき間から閉空間Sb内に導入されつつ排気通路
8を介して装置外部に排気される。そのため、仮に蓋体
15のセット直後、Oリング6によるシールが不完全な
ままで処理室Sa内の減圧が開始された場合でも処理室
Sa内へのパーティクルの侵入が効果的に阻止される。
【0026】こうして処理室Sa内が所定圧力まで減圧
されると、減圧系20aの開閉バルブ25aが閉じられ
る。次に、供給系40の開閉バルブ45が閉じられた状
態で開閉バルブ44が開けられ、図外のHMDS供給用
タンクからHMDS用配管42、供給配管41及び開口
46を介して処理室Sa内にHMDS蒸気が導入され
る。そして、所定時間経過後、供給系40の開閉バルブ
44が閉じられるとともに、開閉バルブ45が開けられ
て、図外の窒素ガス供給源から窒素ガス用配管43、供
給配管41及び開口46を介して窒素ガスが処理室Sa
内に導入されるとともに、減圧系20aの開閉バルブ2
5aが開けられ、処理室Sa内のHMDS上記が排気通
路7から排出されて、処理室Sa内の雰囲気がHMDS
蒸気から窒素ガスに置換される。
【0027】上述のように処理室Sa内が減圧されてか
ら処理室Sa内の雰囲気が窒素ガスに置換されるまでの
間において、減圧系20bの開閉バルブ25bは常に開
けられた状態であり、閉空間Sbに対しては継続して排
気通路8からの吸引排気が行われている。
【0028】上述のように処理室Sa内の雰囲気が窒素
ガスに置換されると、各開閉バルブ25a,25bが閉
じられて処理室Sa及び閉空間Sb内の吸引排気が停止
され、その後、上記ボールねじ軸17が反転駆動されて
蓋体15が上昇端基板1まで移動させられるとともに、
リフトピン9が突出位置へと変位し、これにより基板1
が基板支持部3aからリフトアップされる。そして、上
記搬送装置により基板1が次工程へと搬出されることに
より、当該装置による処理動作が終了する。
【0029】このように上記構成の基板処理装置では、
処理室Saの周囲に閉空間Sbが形成され、この閉空間
Sb内が吸引排気されることにより処理室Sa内への装
置周囲の空気の侵入が抑えられるようになっているた
め、従来のこの種の装置のように、蓋体のセット直後
に、装置周囲の空気が処理室Saに流れ込み、これに含
まれるパーティクルが基板に付着するという事態の発生
を効果的に阻止することができる。また、蓋体のセット
直後に拘らず、例えば、Oリング6に劣化、損傷等が生
じ、こによりOリング6のシール状態が不完全となるよ
うな場合でも、同様に処理室Sa内へのパーティクルの
侵入を防止することができる。
【0030】なお、上記実施形態の装置は、本発明に係
る基板処理装置の一の実施の形態であって、その具体的
な構成は本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能
である。
【0031】例えば、上記装置の蓋体15では、処理室
Saの周囲に連続した環状の閉空間Sbを形成するよう
にしているが、図4に示すように、側壁15aとつば部
18との間にリブ30を設けることにより複数の閉空間
Sb(図示の例では2つの閉空間Sb)を形成して処理
室Saを囲むようにしてもよい。この場合には、各閉空
間Sbに対して排気通路8を開口させるようにすればよ
い。とりわけ、大型の基板1を処理するような装置で
は、図5に示すように、多くの閉空間Sb(図示の例で
は4つの閉空間Sb)を形成し、各閉空間Sbに対して
複数の排気通路8を開口させるのが好ましい。
【0032】また、上記装置では、処理室Sa及び閉空
間Sbに対して独立した減圧系を設けているが、勿論、
1つの減圧系を共通して用いるようにして減圧系の簡素
化を図るようにしてもよい。但し、大型基板向けの処理
装置等、処理室Saや閉空間Sbの容積を大きくする必
要がある装置では、強力な吸引排気力が要求されるた
め、このような装置では、処理室Sa及び閉空間Sbの
減圧系を上記実施形態の装置のようにそれぞれ独立して
設けるのが好ましい。また、処理内容等の諸条件によっ
ては、処理室Sa及び閉空間Sb内の吸引排気を個別に
管理することが要求される場合もあるので、このような
装置については、上記実施形態のような独立した減圧系
を採用する方が都合がよい。
【0033】さらに、上記装置では、蓋体15の側壁1
5a外側につば部18を形成するようにしている、つま
り、処理室Saの外側に閉空間Sbを形成するようにし
ているが、例えば、図6に示すように側壁15aの内側
につば部18を形成し、これにより処理室Sa内に閉空
間Sbを設けるようにしてもよい。この場合、同図に示
すようにOリング6の内側に排気通路8を設けるように
すればよい。この構成では、装置周囲の空気が処理室S
a内に導入されるが、空気は処理室Saの中心部に至る
ことなく直接閉空間Sb内を経由して排気通路8を介し
て外部に排気されるため、処理室Sa内に導入された空
気中のパーティクルは、上記空気とともに外部に排気さ
れる。従って、基板1へのパーティクルの飛来を防止す
ることができ、このような構成を採用しても、上記実施
形態の装置同様の効果を得ることができる。
【0034】また、上記装置では、つば部18と基台2
との間にすき間を形成し、これにより蓋体15周囲の雰
囲気を積極的に閉空間Sb内に導入するようにしている
が、例えば、図7に示すように、基台2にさらに別のシ
ール部材50(補助シール部材)を設け、つば部18と
基台2との間をシールして密閉な閉空間Sbを形成する
ようにしてもよい。このようにすれば、閉空間Sb内へ
の雰囲気の導入が阻止されるため、より効果的に処理室
Sa内へのパーティクルの侵入を阻止することができ
る。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、基台
と、この基台と共働して基板の処理室を形成する蓋体
と、蓋体と基台の間をシールして前記処理室を密閉する
シール部材とを備え、前記処理室内に基板を配置した状
態で処理室内を減圧しながら基板に処理を施すようにし
た基板処理装置において、前記基台、シール部材及び蓋
体と共働して前記処理室の周縁部分に閉空間を形成する
補助部材を設けるとともに、この閉空間内を吸引排気す
る排気手段を設けたので、蓋体と基台の間のシールが不
完全な状態で処理室内が減圧された場合でも、装置周囲
のパーティクル及び空気の処理室内への侵入を防止し、
また、侵入したパーティクル及び空気が基板に至るの防
止するこができる。そのため、従来のこの種の装置のよ
うに、蓋体のセット直後、その周囲の空気が処理室内に
流れ込み基板にパーティクルが付着するという事態の発
生を効果的に回避することができる。また、シール部材
に劣化、損傷等が生じてシール状態が不完全となるよう
な場合にも同様の効果を得ることができる。
【0036】この装置においては、補助部材を蓋体の外
周側に設けるのが好ましい。このようにすれば、蓋体と
基台の間をシールするシール部材よりも外側に閉空間が
形成される、つまり、処理室の外側に閉空間が形成され
るため、処理室内への装置周囲のパーティクルの侵入を
効果的に抑えることができる。
【0037】また、前記補助部材と基台の間をシールし
て前記閉空間を密閉するシール部材を設けるようにすれ
ば、より確実に基板へのパーティクルの付着を防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る基板処理装置の一の実施の形態を
示す断面図である。
【図2】蓋体の構成を示す図1におけるA−A断面図で
ある。
【図3】蓋体をセットした状態を示す基板処理装置の断
面図である。
【図4】つば部により形成される閉空間の他の実施の形
態を示す図2に対応する図である。
【図5】つば部により形成される閉空間の別の実施の形
態を示す図2に対応する図である。
【図6】本発明に係る基板処理装置のさらに別の実施の
形態を示す断面図(蓋体をセットした状態)である。
【図7】本発明に係る基板処理装置のさらに別の実施の
形態を示す断面図(蓋体をセットした状態)である。
【符号の説明】
1 基板 2 基台 3a 基板支持部 3b フランジ部 5 プロキシミティボール 6 Oリング 7,8 排気通路 15 蓋体 18 つば部 20a,20b 減圧系 21 アスピレータ 24 排気管 40 供給系 50 シール部材(補助シール部材) Sa 処理室 Sb 閉空間

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台と、この基台と共働して基板の処理
    室を形成する蓋体と、蓋体と基台の間をシールして前記
    処理室を密閉するシール部材とを備え、前記処理室内に
    基板を配置した状態で処理室内を減圧しながら基板に処
    理を施すようにした基板処理装置において、前記基台、
    シール部材及び蓋体と共働して前記処理室の周縁部分に
    閉空間を形成する補助部材を設けるとともに、この閉空
    間内を吸引排気する排気手段を設けたことを特徴とする
    基板処理装置。
  2. 【請求項2】 前記補助部材を蓋体の外周側に設けたこ
    とを特徴とする請求項1記載の基板処理装置。
  3. 【請求項3】 前記補助部材と基台の間をシールして前
    記閉空間を密閉する補助シール部材を設けたことを特徴
    とする請求項1又は2記載の基板処理装置。
JP10727997A 1997-04-24 1997-04-24 基板処理装置 Withdrawn JPH10303099A (ja)

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