JP2010010302A - 真空処理装置 - Google Patents

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Abstract


【課題】容器本体の上部開口部を塞ぐ蓋体を開いて処理容器に対して被処理体の搬入出を行うにあたり、処理容器内への水分やパーティクルの混入量を低減すること。
【解決手段】内部に被処理体をなす基板Sの載置台3を備えた容器本体21と、この容器本体21の上部開口部を塞ぐ蓋体22とにより構成された処理容器20において、前記基板Sを処理容器20に対して搬入あるいは搬出するために蓋体22と容器本体21との間に隙間を形成したときに、少なくとも基板Sの搬入出領域を除いた領域において前記隙間を覆うように、処理容器20の外周面に周方向に沿ってカバー部材5を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば被処理体に対してアッシング処理等のプラズマ処理を行う真空処理装置に関する。
例えばガラス基板や半導体ウエハ等の半導体基板の製造工程においては、基板にアッシング処理を施す工程がある。この工程を行うアッシング装置の一例について図18に基づいて簡単に説明すると、図中1はその側方に基板の搬入出口10を備えた真空チャンバであり、前記搬入出口10はゲートバルブ11により開閉自在に構成されている。この真空チャンバ1の内部には、基板例えばガラス基板Sを載置するための下部電極をなす載置台12が設けられると共に、この載置台12に対向するように上部電極をなす処理ガス供給部13が設けられている。そして処理ガス供給部13から真空チャンバ1内に処理ガスを供給し、図示しない排気路を介して図示しない真空ポンプにより真空チャンバ1内を真空引きする一方、高周波電源14から前記載置台12に高周波電力を印加することにより、基板Sの上方の空間に処理ガスのプラズマを形成し、これにより基板Sに対するアッシング処理を行うようになっている。
このようなアッシング装置では、例えば大気雰囲気と真空チャンバとの間で基板が搬入出される装置があり、この装置では、真空チャンバに対して基板の搬入出を行うときにはチャンバ内の圧力を大気圧まで戻し、基板に対してアッシング処理を行うときにはチャンバ内を処理圧力まで真空引きをすることが行われている。このため基板を搬入してから処理を開始するまでの真空引きに要する時間と、処理が終了してから基板を搬出するまでの大気圧に戻す時間とが必要となり、この圧力調整に多大な時間を要している。
ところでアッシング装置の圧力調整時間を短縮するためには、真空チャンバの内容積を小さくすることが得策であるが、上述の装置では、大気雰囲気に設けられた搬送アーム(図示せず)との間で基板の受け渡しを行うときには、前記搬入出口10から前記搬送アームにより基板を搬入し、載置台12に設けられた図示しない昇降ピンを載置台12の上方側まで浮上させて、この昇降ピンと前記搬送アームとの間で基板の受け渡しが行われる。このため載置台12と上部電極13との間には、基板の受け渡しを行うための空間が必要であり、アッシング装置の内容積をある程度以下より小さくできない。
そこで本発明者らは、図19に示すように、真空チャンバ1を容器本体1Aと蓋体1Bとにより分割できるように構成し、蓋体1Bを開いて容器本体1Aとの間に基板Sの受け渡し用の開口15を形成し、当該開口15を介してチャンバと大気雰囲気との間で基板Sの受け渡しを行うことにより、載置台12と上部電極13との間の空間を狭めて、チャンバ1の内容積を小さくする構成について検討している。
しかしながらこのように蓋体1Bを開けて基板Sの受け渡しを行う構成では、基板Sの受け渡しを行う際に、真空チャンバ1の側壁が全周に亘って開くことになり、従来のように側壁の一部が開く搬入出口10に比べて開口領域がかなり大きくなってしまうため、基板Sの受け渡しの際に大気中の水分がチャンバ1内に入り込みやすいという問題がある。ここでチャンバ1内に水分が入り込むと、チャンバ1内を真空雰囲気に設定したときに、水蒸気がプロセス雰囲気に漂って、プロセス雰囲気中に水素が存在することになり、この水素によりアッシングレートが高くなるという問題や、基板Sの搬入出の際にチャンバ1内に入り込む水分量が異なるので、プロセスにバラツキが生じるという問題が発生する。また蓋体1Bを開放するため、チャンバ1内にパーティクルが混入したり、逆にチャンバ1内に付着した膜がチャンバ外に飛散するという問題も生じる。
ところで、蓋体を開放させてチャンバに対して基板の搬入出を行うという手法については、特許文献1及び特許文献2に記載されている。しかしながらいずれの構成においても、蓋体を開放させたときにチャンバ内に入り込む水分やパーティクルの混入量を低減させる技術については開示されておらず、これらによっても本発明の課題を解決することはできない。
特開平11−54586号公報(図4〜6) 特開平9−129581号公報(図1)
本発明はこのような事情のもとになされたものであり、その目的は、容器本体の上部開口部を塞ぐ蓋体を開いて処理容器に対して被処理体の搬入出を行うにあたり、処理容器内への水分やパーティクルの混入量を低減することができる技術を提供することにある。
このため本発明の真空処理装置は、内部に被処理体の載置台を備えた容器本体と、この容器本体の上部開口部を塞ぐ蓋体とにより構成された処理容器と、前記蓋体と容器本体との間に、前記被処理体を処理容器に対して搬入あるいは搬出するための隙間を形成するために、前記蓋体を容器本体に対して相対的に昇降させる昇降機構と、前記処理容器内を真空排気するための真空排気手段と、前記被処理体を処理容器に対して搬入あるいは搬出するために蓋体と容器本体との間に隙間を形成したときに、少なくとも被処理体の搬入出領域を除いた領域において前記隙間を覆うように処理容器の外周面に周方向に沿って設けられたカバー部材と、を備えたことを特徴とする。
この際前記隙間を形成したときに、前記処理容器とカバー部材との間の空間を、処理容器内の圧力よりも陰圧になるように排気するための手段を備えるようにしてもよい。また前記被処理体の搬入出領域にはカバー部材が設けられていない構成としてもよいし、前記カバー部材を前記処理容器の周囲全体に設け、このカバー部材に被処理体の搬入出口が形成するようにしてもよい。また前記カバー部材は、処理容器から外方側に突出し更に屈曲されて当該処理容器の外周面と対向するように構成することができる。前記カバー部材は例えば剛性部材により構成される。
また前記カバー部材を可撓性部材により構成し、その上縁側及び下縁側を夫々蓋体及び容器本体に固定するようにしてもよい。前記可撓性部材における上縁側及び下縁側の少なくとも一方にはシール材が設けられ、このシール材は蓋体及び容器本体の接合部に介在しているように構成してもよい。さらに前記処理容器内を真空雰囲気とし、前記シール材は前記処理容器内を気密に保持するための真空用シール材を兼用しているものであってもよい。
さらに前記可撓性部材における上縁側及び下縁側の少なくとも一方に設けられた取り付け部材と、処理容器に固定された固定部材と、この固定部材及び前記取り付け部材の少なくとも一方側に設けられると共に他方側に着脱自在に係合して、この取り付け部材を処理容器の外周面に押圧する状態及びその押圧を解除する状態の一方を選択する操作機構と、を備えるようにしてもよい。
また前記処理容器に周方向に沿って設けられ、前記可撓性部材の形状を規制するための規制部材を備えるようにしてもよい。また前記処理容器とカバー部材との間の空間に乾燥用ガスを供給するための手段を備えるようにしてもよい。ここで前記処理容器に対しては、例えば大気雰囲気との間で基板の受け渡しが行われる。
本発明によれば、容器本体とその上部開口部を塞ぐ蓋体とにより構成された処理容器において、被処理体を処理容器に対して搬入あるいは搬出するために、蓋体と容器本体との間に隙間を形成したときに、少なくとも被処理体の搬入出領域を除いた領域において、カバー部材により前記隙間を覆っているので、処理容器の内部へ処理容器外の雰囲気が入り込みにくくなり、処理容器内への水分やパーティクルの混入が抑えられる。
以下に説明する実施の形態においては、本発明の真空処理装置を、例えば被処理体をなすFPD基板に対してアッシング処理を行うアッシング装置に適用した構成を例にして説明する。図1は前記アッシング装置の縦断面図、図2はその外観斜視図、図3はその平面図である。前記アッシング装置2は、その内部においてFPD基板Sに対して、アッシング処理を施すための例えば角筒形状の処理容器20を備えている。この処理容器20は、平面形状が例えば四角形状に構成され、上部が開口する容器本体21と、この容器本体21の上部開口部を開閉するように設けられた蓋体22とを備え、この蓋体22は昇降機構23により、容器本体21に対して昇降自在に構成され、蓋体22を受け渡し位置に上昇させることにより、容器本体21と蓋体22との間に、基板Sを当該処理容器に搬入出するための隙間24(図4参照)を形成するように構成されている。前記処理容器20は接地されており、また処理容器20の底面の排気口21aにはバルブV1を備えた排気路25を介して真空排気手段をなす真空ポンプ26が接続されている。この真空ポンプ26には図示しない圧力調整部が接続されており、これにより処理容器20内が所望の真空度に維持されるように構成されている。
前記容器本体21の内部には、容器本体21の底面の上に絶縁部材30を介して、基板Sを載置するための載置台3が配置されている。この載置台3は下部電極をなすものであり、載置台3の上部には静電チャック31が設けられていて、高圧直流電源32から電圧が印加されることによって、載置台3上に基板Sが静電吸着されるようになっている。この載置台3には、高周波発生手段である高周波電源33が接続されていて、例えば周波数が13.56MHzの高周波電力が載置台3に印加されるようになっている。またこの載置台3には昇降自在に構成された受け渡しピン(図示せず)が設けられていて、この受け渡しピンと外部の搬送機構との間で基板Sの受け渡しが行われ、さらに当該載置台3に対して被処理体の受け渡しが行われるようになっている。
一方処理容器20の前記載置台3の上方には、この載置台3の表面と対向するように、上部電極をなす処理ガス供給部34が設けられている。この処理ガス供給部34の下面には多数のガス吐出孔35が形成されると共に、この処理ガス供給部34には、バルブV2及び流量調整部37を備えたガス供給管36を介してアッシング処理のための処理ガスを当該処理ガス供給部34に供給する処理ガス供給源38が接続されており、これにより前記処理ガスが処理ガス供給部34のガス吐出孔35を介して、載置台3上の基板Sに向けて吐出されるようになっている。この例においては、例えば載置台3の表面と処理ガス供給部34の下面との距離は例えば40mm〜60mm程度に設定される。アッシング処理のための処理ガスとしては、酸素ガスやフッ素ガス等を用いることができる。
こうして真空ポンプ26により処理容器20の内部空間を所定の減圧状態まで真空引きした後、高周波電源33から載置台3に高周波電力を印加することにより、基板Sの上方の空間に処理ガスのプラズマが形成され、これにより基板Sに対するアッシング処理が進行するようになっている。この例では載置台3及び高周波電源33によりプラズマ発生手段が構成されている。
さらに容器本体21と蓋体22との接合面には、処理容器20の内部に近い側から、ラビリンス構造4と、プラズマ用シール部材44と、シールドスパイラル45と、真空用シール部材46とがこの順序で設けられている。前記ラビリンス構造4は、容器本体21と蓋体22との接合面に屈曲した流路を形成し、処理容器2内にて生成させたプラズマを前記流路を形成する壁部に衝突させることにより死活させ、前記プラズマがこのラビリンス構造4よりも外方へ行かないようにするものである。ここで用いられるラビリンス構造4は2回屈曲する流路を備えており、例えば容器本体21側に凸部41を形成すると共に、蓋体22側に前記凸部41に対応する凹部42を形成し、容器本体21と蓋体22とが接合したときに、前記凸部41と凹部42とが非接触の状態で組み合わせられ、これらの間に僅かな隙間の流路43が形成されるように、その形状や寸法が選択されている。
ここで凸部41の上下方向に形成される隙間は例えば0.5mm〜1mm程度であるが、凸部41の左右方向に形成される隙間は例えば図6に示すように、1mm〜2mm程度とクリアランスが大きくなるように設定されている。このように2回屈曲する流路43を形成し、この左右方向の凸部41と凹部42との隙間を大きくすることにより、容器本体21を蓋体22にて閉じるときに、両者の間に左右方向の位置ずれがあったとしても、前記クリアランスが大きいため、確実に凹部42内に凸部41を収めることができる。また前記流路43のトータルの大きさは、凹部42内の凸部41の位置が変化しても変わらないため、安定したラビリンス効果を得ることができる。
この例では前記流路43は2回屈曲したものを用いたが、流路は1回屈曲するものであってもよいし、3回以上屈曲するものであってもよい。また前記前記凸部41(凹部42)の形状は縦断面が四角形状に形成されているが、その縦断面形状は三角形状や円形状、多角形状であってもよい。
また前記プラズマ用シール部材44は、処理容器20内にて生成したプラズマが、当該シール部材よりも外方に行かないようにして、前記プラズマと真空用シール部材46との接触を抑えるために設けられており、例えばシリコン製のOリングにより構成されている。さらにこの前記プラズマ用シール部材44よりも外方側では、容器本体21と蓋体22とが接合し、この接合面には大きな荷重がかかるためパーティクルが発生するおそれがあるが、前記プラズマ用シール部材44は、前記パーティクルが処理容器20側へ侵入することを抑える働きも備えている。この例では前記プラズマ用シール部材44は容器本体21と蓋体22との両方に設けられているが、いずれか一方に設けるようにしてもよい。前記シールドスパイラル45は、容器本体21と蓋体22との間を電気的に導通させるための弾性体からなる導通部材であり、この例では容器本体21側に設けられている。前記真空用シール部材46は、この例では例えば商標名バイトン(フッ素ゴム)製のOリングにより構成されている。
前記処理容器20には、前記容器本体21と蓋体22との間に前記隙間24が形成されたときに、基板Sの搬入出領域を除いた領域において前記隙間24を覆うように処理容器20の外周面に周方向に沿ってカバー部材5が設けられている。この例では、前記カバー部材5は例えばアルミニウム又はステンレス等の剛性部材により構成され、処理容器20における3方向の側壁に沿って前記蓋体22に設けられている。
そしてカバー部材5は、処理容器20から外方側に突出し更に屈曲されて当該処理容器の外周面と対向するように構成され、例えば蓋体22に対して略水平に設けられた板状体51を下方側に屈曲し、処理容器20における容器本体21と蓋体22との接合部の上方側から下方側に亘って、処理容器20の外周面との間に僅かな空間を形成した状態で当該外周面と対向するように壁部材52を設けた構成となっている。
前記壁部材52は、図5に示すように、容器本体21と蓋体22との間に前記隙間24が形成されたときにこの前記隙間24を覆う長さに設けられており、例えば前記隙間24が形成されたときに、当該隙間24の下端よりも50mm〜100mm程度下方側まで伸びるようにその大きさと設置個所が選択される。また処理容器20の側壁部と壁部材52との間の僅かな空間の幅は1mm〜10mm程度に設定されている。
さらにこのカバー部材5には、処理容器20の側壁部と当該カバー部材5との間に形成された空間(以下「カバー部材5の内側領域」という)を排気するために排気路53が設けられると共に、この排気路53の他端側には排気ポンプ54が接続されている。この例では例えば図3に示すように、カバー部材5には、処理容器20の3方向の側壁毎に排気路53(53a〜53c)が接続され、これら排気路53(53a〜53c)は共通の排気ポンプ54に接続されるようになっており、前記排気路53と排気ポンプ54とにより前記カバー部材5の内側領域を排気するための手段が構成されている。
また、このアッシング装置には例えばコンピュータからなる制御部が設けられている。この制御部はプログラム、メモリ、CPUからなるデータ処理部などを備えており、前記プログラムには制御部からアッシング装置の各部に制御信号を送り、後述の各ステップを進行させることで基板Sに対してプラズマ処理を施すように命令が組み込まれている。このプログラム(処理パラメータの入力操作や表示に関するプログラムも含む)は、コンピュータ記憶媒体例えばフレキシブルディスク、コンパクトディスク、MO(光磁気ディスク)などの図示しない記憶部に格納されて制御部にインストールされる。
次に、前記アッシング装置を用いた本発明のアッシング方法について、当該アッシング装置に対して、大気雰囲気に設けられた搬送機構(図示せず)により基板Sの搬入出を行う場合を例にして説明する。先ずカバー部材5を、例えば当該カバー部材5の内側領域が大気圧よりも僅かに陰圧になる程度例えば93.1kPa(700Torr)程度の圧力になるように排気しておく。そして処理容器20内の圧力を大気圧まで戻した状態で、蓋体22を昇降機構23により受け渡し位置まで上昇させ、容器本体21と蓋体22との間に前記隙間24を形成する。前記受け渡し位置とは、例えば前記隙間24の上下方向の大きさが150mm程度に設定される位置をいう。次いで処理容器20内へ大気雰囲気に設けられた図示しない搬送機構により基板Sを搬入し、載置台3上に水平に載置した後、当該基板Sを載置台3に静電吸着させる。その後搬送機構を処理容器20から退去させた後、蓋体22を下降させて処理容器20を閉じる。
次いで真空ポンプ26により処理容器20内の排気を行い、こうして処理容器20内を所定の真空度例えば1.33〜6.65Pa(10〜50mTorr)に維持した後、アッシングガス例えばOガスとSFガスとを所定の流量で供給する。一方周波数が13.65MHzの高周波を載置台3に供給して、前記アッシングガスをプラズマ化する。このプラズマ中には酸素の活性種が含まれており、基板S表面の不要なレジスト膜はこの酸素の活性種により分解され、処理容器内20の雰囲気と共に排気路25を介して処理容器20の外部へ排気されていき、こうしてアッシング処理が行われる。
次いで載置台3への高周波電力の供給を停止すると共に、真空ポンプ26の作動を停止して、処理容器20内の圧力を大気圧に戻す。この後、蓋体22を昇降機構23により前記受け渡し位置まで上昇させて前記隙間24を形成し、図示しない外部の搬送機構に基板Sを受け渡し、当該基板Sに対しては処理を終了する。この際カバー部材5内の排気は処理容器20が閉じられているときも開いているときも常時続けておく。
このようなアッシング装置2では、蓋体22を上昇させて容器本体21との間に前記隙間24を形成し、この前記隙間24を介して処理容器20に対して基板Sの搬入出を行っている。この際処理ガス供給部34は蓋体22と共に上昇するので、載置台3と処理ガス供給部34との間に基板Sの受け渡し用の空間を用意しなくて済むため、これら載置台3と処理ガス供給部34との間を例えば40mm〜60mm程度と接近させることができる。これにより処理容器20の内容積を小さくすることができるため、処理容器20内の圧力調整に要する時間を短縮することができる。従って処理容器20と大気雰囲気との間で基板Sの受け渡しを行なう場合に、基板Sの受け渡しの度に処理容器20の大気開放を行い、次いで処理雰囲気までの真空引きを繰り返して行う場合には、処理容器20の真空引きや大気開放に要する時間を短縮でき、有効である。
ここで容器本体21と蓋体22との間に前記隙間24を形成するときには、カバー部材5により、容器本体21と蓋体22との間に形成される隙間を基板Sの搬入出領域を除いた領域において覆っているので、大気が処理容器20の外部から処理容器20内に入り込もうとしても、当該カバー部材5の存在により邪魔される。さらに処理容器20とカバー部材5との間の空間はその幅がかなり狭く設定されているので、処理容器20の内部へ大気が入り込みにくい状態となっており、処理容器20内への大気中の水分やパーティクルの混入が抑えられる。
またカバー部材5の内側領域を処理容器20の圧力(大気圧)よりも陰圧になるように排気することにより、処理容器20を開放したときには、図5に示すように、処理容器20におけるカバー部材5が設けられた領域では、処理容器20から排気路53(53a〜53c)に向かう気流が形成される。この際、カバー部材5の下方側には開放状態となっており、ここからカバー部材5の内側に大気が引き込まれた状態になるが、この引き込まれた大気も排気路53(53a〜53c)に向かう気流に沿って流れていく。
従って容器本体21と蓋体22との間に前記隙間24が形成されるときには、このように処理容器20の周囲には、外側に向かう気流が形成されるため、より処理容器20の内部へ大気が入り込みにくくなり、処理容器20内への大気中の水分やパーティクルの混入がより抑えられる。
このため処理容器20への水分混入が原因となるアッシングレートの促進が抑えられ、また基板Sの搬入出の度に水分の混入量が異なり、これが原因となってアッシング処理のばらつきが発生するといったことも抑えられて、アッシング処理の面内均一性や面間均一性が向上する。また処理容器20の内部へのパーティクルの混入が抑えられることから、基板Sのパーティクル汚染が抑制される。
さらに処理容器20を開放したときに、処理容器20内に付着したパーティクルが処理容器20の外部へ飛散するおそれもあるが、処理容器20の近傍にカバー部材5が設けられており、仮にパーティクルが飛散したとしても、このカバー部材5に付着する。またカバー部材5の内側領域を排気する場合には、飛散したパーティクルは排気路53(53a〜53c)に向かう気流と共に外部へ排気されていくので、処理容器20が置かれた雰囲気中へのパーティクルの飛散が抑えられる。
上述の例では、カバー部材5の内側領域は常に排気ポンプ54により排気するようにしたが、処理容器20が開いている間に前記内側領域が大気圧よりも僅かに陰圧になるように調整すればよいので、処理容器20が閉じている間は排気を停止するようにしてもよいし、排気路53に開閉バルブを設け、処理容器20が開いている間は開閉バルブを開け、閉じている時には開閉バルブを閉じるようにしてもよい。
以上において、カバー部材は図7に示すように、容器本体21に設けるようにしてもよい。この例のカバー部材5Aは、容器本体21に対して外方側に突出する板状体51Aを上方側に屈曲し、処理容器20における容器本体21と蓋体22との接合部の下方側から上方側に亘って、処理容器20の外周面との間に僅かな空間を形成した状態で当該外周面と対向するように壁部材52Aを設けた構成となっている。
このような構成においても、容器本体21と蓋体22との間に前記隙間24が形成されるときには、処理容器20の近傍にカバー部材5Aが設けられることになるため、処理容器20の内部へ大気雰囲気が入り込みにくくなり、処理容器20内への大気中の水分やパーティクルの混入が抑えられる。さらに処理容器20に図1に示すカバー部材5と、図7に示すカバー部材5Aとの両方を設け、処理容器20の側方において互いのカバー部材5、5Aを重ねて設けるようにしてもよい。
さらに図8に示すように、カバー部材5の幅方向(図8中Y方向)に沿って排気孔55を形成すると共に、この排気孔55をカバーする大きさの排気室56を設け、この排気室56を介して排気路53によりカバー部材5の内側領域を排気するようにしてもよい。このような構成では、カバー部材5の幅方向に沿って均一にカバー部材5の内側領域の排気を行うことができる。
さらに図9に示すように、カバー部材57を処理容器20の周囲全体に設け、このカバー部材57に基板Sの搬入出口58を形成するようにしてもよい。このカバー部材57は、図1に示す構成であってもよいし、図7に示す構成であってもよく、これらを両方設けるようにしてもよい。
続いて本発明の他の実施の形態について図10〜図12を用いて説明する。この例は、カバー部材を可撓性部材により構成した例であり、前記可撓性部材としては商標名バイトン等により構成されたゴムシートや、ベローズ等を用いることができる。この例では、ゴムシートよりなるカバーシート6を備えた例について説明する。前記カバーシート6は、その上縁側が蓋体22に第1の取り付け部材61を介して固定されていると共に、下縁側が容器本体21に第2の取り付け部材62を介して固定されている。この例では前記取り付け部材61,62は、カバーシート6の両縁を処理容器20の側壁と取り付け部材61,62との間に挟み込んだ状態でネジ63によりネジ止めするように構成されている(図11、図12参照)。この際カバーシート6の両縁にはOリングよりなるシール部材6a,6bが設けられており、これらシール部材6a,6bが取り付け部材61,62の内部に形成された配置空間61a,62a内に収められるようになっている。
そして前記カバーシート6は、容器本体21と蓋体22との間に前記隙間24が形成されたときに張った状態となって、この隙間24全体を側方側から覆うと共に、基板Sの搬入出を行うための搬入出口64が形成されるようになっており、蓋体22が閉じられたときにはカバーシート6は撓んだ状態となって、搬入出口64も閉じるようになっている。その他の構造については上述の実施の形態と同様である。
このような構成では、図11(a)に示すように、容器本体21と蓋体22とを接合し、処理容器20を閉じた状態で基板Sに対してアッシング処理を行い、図11(b)に示すように、蓋体22を上昇させることにより処理容器20を開いて大気雰囲気に設けられた搬送機構100との間で基板Sの受け渡しを行っているので、上述の実施の形態と同様に処理容器20の内部空間を小さくすることができ、処理容器20内の圧力調整に要する時間を短縮することができる。
また基板Sの搬入出の際には、カバーシート6により容器本体21と蓋体22との間に形成される隙間24が覆われており、開口領域としては搬入出口64のみであるため、従来のゲートバルブにより開閉される搬入出用開口部を備えた構成と同程度の大きさの開口領域とすることができる。従って基板Sの搬入出の際に、大気雰囲気から処理容器20内に入り込む水分やパーティクルの混入量を従来と同程度に留めることができる。さらにカバーシート6が撓んだ状態にあるときには搬入出口64も閉じた状態になるため、このときにカバーシート6内に水分やパーティクルが混入するおそれも少ない。
以上において、図13に示すように、カバーシート6の下縁側のシール部材を容器本体21と蓋体22の接合部に介在させ、当該シール部材を真空用シール部材65として機能させるように構成してもよい。この場合にはシール部材の配設点数を少なくすることができると共に、カバーシート6の取り付け構造を簡易な構成とすることができる。
さらにまた、図14に示すように、カバーシート6の下縁側のシール部材6bを容器本体21側における蓋体22との接合部に介在させると共に、上縁側のシール部材6aを蓋体22側における容器本体21との接合部に介在させるように構成してもよい。この場合にはこれらシール部材6a,6bは、大気中の水分やパーティクル等の処理容器20内への混入を防ぐために用いられ、これらシール部材6a,6bよりも処理容器20内部に近い側に真空用シール部材46が設けられる。
このような構成では、容器本体21と蓋体22とを接合させ、処理容器2内の真空引きを開始すると、カバーシート6の両端部のシール部材6a,6bにより、外部からの大気中の水分やパーティクル等の混入が抑制される。このため図11に示す構成に比べて、真空用シール部材46の外側の領域、この例では真空用シール部材46とカバーシート6のシール部材6a,6bとの間の領域66に入り込む水分やパーティクルの量が少なくなる。真空引きの途中では、真空用シール部材46によるシール作用が十分に発揮されるまで、ある程度の時間が必要となり、前記真空シール作用が発揮されるまでに真空用シール部材46の外側の領域から水分やパーティクルが入り込むおそれがあるため、この領域66の水分等を低減させることは有効である。またカバーシート6の取り付け部材が不要となるため、装置の構成部品点数を少なくすることができると共に、カバーシート6の取り付け構造を簡易な構成とすることができる。
さらにカバーシート6は、図15に示すような取り付け構造であってもよい。この構造では、カバーシート6の容器本体21側の第2の取り付け部材62は、図11に示す構成と同様であるが、カバーシート6の蓋体22側の第1の取り付け部材71は、ワンタッチ式着脱部材8により蓋体22に取り付けられている。この着脱部材8は、いわゆるパッチン錠と呼ばれる方式の着脱部材であり、処理容器20に固定された固定部材81と、前記取り付け部材71側に設けられると共に固定部材81側に着脱自在に係合して、この取り付け部材71を処理容器20の外周面に押圧する状態及びその押圧を解除する状態の一方を選択するように構成された操作機構82を備えている。
具体的に説明すると、この例では、カバーシート6の蓋体22側の第1の取り付け部材71は、水平軸周りに可動する軸部83と、この軸部83に水平軸周りに移動自在に取り付けられた押圧部84とを備えており、これら軸部83と押圧部84とにより操作機構82が構成されている。なおカバーシート6の上縁側のシール部材6aは、第1の取り付け部材71に形成された配置空間71a内に、蓋体22の側壁と取り付け部材71との間に位置するように挟み込まれている。
さらに蓋体22における第1の取り付け部材71の取り付け位置の上方側には固定部材81が設けられており、この固定部材81には前記押圧部84の先端が係合する係止部材85が取り付けられている。そして押圧部84の先端が前記係止部材85に当たるように軸部83を押し上げることにより、押圧部84の先端が前記係止部材85を押圧し、これらが係合して第1の取り付け部材71が固定部材81を介して処理容器20の外周面に押圧する状態となって、処理容器20に取り付けられるようになっている(図15(a)参照)。一方軸部83を押し下げると前記押圧力が解除され、図15(b)に示すように、第1の取り付け部材71が固定部材81(蓋体22)から取り外される。この例では例えば処理容器20の辺毎に第1の取り付け部材71が着脱できるように構成され、前記着脱部材8は処理容器20の辺毎に1個以上用意される。
また第1の取り付け部材71には、蓋体22側に突出する凸部72が周方向に沿って設けられる一方、蓋体22側にはこの凸部に対応する凹部22aが周方向に沿って形成され、これにより着脱部材8により第1の取り付け部材71が蓋体22から取り外されたときであっても、この取り付け部材71が蓋体22に引っ掛かった状態となり、直ちに当該取り付け部材71が落下しないように構成されている。さらにこの例では第1の取り付け部材71の下端側と第2の取り付け部材62の上端側には、夫々互いに引き合う磁石73,74が設けられており、第1の取り付け部材71を取り外したときには、当該第1の取り付け部材71が第2の取り付け部材62に磁力により吸着されるようになっている。
このような構成では、処理容器20のメンテナンス時に蓋体22を前記受け渡し位置よりも上方側まで上昇させるときや、カバーシート6自体の交換などのときには、操作機構82を操作することによりワンタッチで第1の取り付け部材71を処理容器20に着脱することができるので、カバーシート6の着脱作業を容易に行うことができ、メンテナンスに要する時間や、カバーシート6の交換に要する時間が短縮される。
なおワンタッチ式着脱部材8では、操作機構82を固定部材81側に設け、係止部材85を取り付け部材71側に設けるようにしてもよい。また係止部材に操作機構の一部を引っ掛けて、操作機構により係止部材を押圧して第1の取り付け部材71を処理容器20の側面に押圧して固定する構成のものを用いてもよいし、係止部材に操作機構の一部を引っ掛けた状態で当該操作機構を下方側に引っ張り、こうして操作機構により係止部材を押圧して第1の取り付け部材71を処理容器20の側面に押圧して固定する構成であってもよい。また着脱部材8は、カバーシート6の下縁側を処理容器20に取り付ける際に用いるようにしてもよいし、カバーシート6の上縁側及び下縁側の両方を処理容器20に取り付ける際に用いるようにしてもよい。
さらに図16に示すように、処理容器20に周方向に沿ってカバーシート6の形状を規制するための規制部材をなすカバー規制プレート9を取り付けるようにしてもよい。この例では前記カバー規制プレート9は、容器本体21に周方向に沿って設けられ、前記容器本体21の側壁から外方に向かって略水平に伸び、さらに上方側に屈曲するように構成されている。またこのカバー規制プレート9には、前記処理容器20とカバーシート6とにより形成される領域内を排気するために、他端側が排気ポンプ92に接続された排気路91が接続されている。
この例ではカバーシート6は下縁側のシール部材6bが容器本体21側における蓋体22との接合面に介在し、このシール部材6bが設けられた領域における容器本体22の側壁には、前記シール部材6bを外側から固定すると共に、カバーシート6をカバー規制プレート9との間に挟み込むための第2の取り付け部材93がネジ止めにより設けられている。また前記排気路91をなす排気管は、例えばカバー規制プレート9の底部の複数個所の位置に、その上端のフランジ部91aにてカバーシート6を挟み込むように設けられている。
一方カバーシート6の上縁側のシール部材6aは、蓋体22の側壁に第1の取り付け部材94により取り付けられ、この取り付け部材94は既述のようなワンタッチ式の着脱部材8により蓋体22の側壁に着脱自在に設けられている。この例では、蓋体22の一部が固定部材81を兼用しており、取り付け部材94側に係止部材85が設けられ、蓋体22(固定部材81)側に操作機構82が設けられている。
図中95aは第1の取り付け部材94に設けられた凸部であり、95bは処理容器20の側壁における前記凸部95aと対応する位置に形成された凹部であって、この例においても操作機構82による押圧力を解除したときに、第1の取り付け部材94が前記凸部95aにより処理容器20に引っ掛かり、直ちに落下しないように構成されている。また第1の取り付け部材94の下端側及び第2の取り付け部材93の上端側には夫々互いに引き合う磁石96a,96bが設けられている。
さらに蓋体22の内部には、前記処理容器20とカバーシート6とにより形成される領域内に乾燥用ガスを供給するためのガス供給路97が形成され、このガス供給路97の一端側には、バルブV3及び流量調整部98bを備えたガス供給管98aを介して、前記乾燥用ガス例えばドライエアの供給源98cに接続され、ガス供給路97の他端側はカバーシート6により覆われた領域内に開口している。この例ではガス供給路97、ガス供給管98a、ガスの供給源98cにより、前記処理容器20とカバーシート6との間の空間に乾燥用ガスを供給するための手段が形成されている。図17はメンテナンス時にカバーシート6の蓋体22側の第1の取り付け部材94を蓋体22から取り外した状態を示している。
このような構成では、カバーシート6内には常時例えば130slm程度の流量でドライエアが供給され、例えばカバーシート6内が大気圧より僅かに陰圧になる程度の圧力、例えば93.1kPa(700Torr)程度になるように、排気ポンプ92により排気される。ここでカバーシート6の内部には、ドライエアの代わりに、窒素等の乾燥用気体を供給するようにしてもよい。
このような構成では、図16(b)に示すように、蓋体22を上昇させて前記隙間24を形成し、処理容器20内に対して基板Sの受け渡しを行うときには、カバーシート6の内部は、大気圧に戻された処理容器20よりも陰圧になっているので、図に示すように、処理容器20から外方に向かう気流が形成され、処理容器20の外部の大気雰囲気が処理容器20内部へ入り込みにくい状態となっている。このため前記処理容器20の外部の大気雰囲気中に存在する水分やパーティクルが処理容器20内部へ混入することが抑えられる。またカバーシート6の内部領域には、常にドライエアが供給されると共に排気されているので、カバーシート6内は乾燥した状態となっており、より水分の混入が抑えられる。またカバー規制プレート9を設けることによって、容器本体21と蓋体22との間に隙間24が形成されておらず、カバーシート6が撓んだ状態であっても、カバーシート6の形状が整えられると共に、カバーシート6の移動が制限される。これによりカバーシート6の擦れや移動によるパーティクルの発生やカバーシート6自体の劣化が抑えられる。
以上において、カバー規制プレート9は処理容器20に周方向に沿って設けられればよく、例えば蓋体22側に設け、このカバー規制プレート9によりカバーシート6の上部側の形状を規制するようにしてもよい。またカバー規制プレート9は、処理容器20の周方向に沿って間欠的に設けるようにしてもよい。さらに前記乾燥用ガスを供給するための手段は、処理容器20とカバーシート6との間の空間に乾燥用気体を供給する構成であれば、上述の例には限らない。
さらに本発明では、処理容器20と剛性材料からなるカバー部材5との間の空間に乾燥用ガスを通気させるようにしてもよい。またカバー部材5の内側領域に例えば130slm程度の流量で乾燥用ガスを供給すると共に、例えば当該内側領域が大気圧より僅かに陰圧になる程度の圧力、例えば93.1kPa(700Torr)程度になるように、前記内側領域を排気するようにしてもよい。
以上において本発明においては、処理容器20と大気雰囲気との間にて基板の受け渡しを行う構成には限られず、処理容器20と真空雰囲気の搬送室との間で基板の受け渡しを行なう構成にも適用できる。プラズマ発生方式については、上述の例に限らない。また上部電極34に高周波を供給するように構成してもよいし、載置台3に2種類の高周波を供給する構成としてもよい。さらにまた被処理体としては、FPD被処理体やLCD被処理体等の角型基板の他、半導体ウエハであってもよく、例えば半導体ウエハを処理する真空処理装置では、処理容器は円筒形状に形成される。
本発明のアッシング処理装置の一例を示す断面図である。 前記アッシング処理装置を示す外観斜視図である。 前記アッシング処理装置を示す平面図である。 前記アッシング処理装置の作用を示す外観斜視図である。 前記アッシング処理装置の作用を示す断面図である。 前記アッシング処理装置の作用を示す断面図である。 前記アッシング処理装置の他の例の作用を示す断面図である。 前記アッシング処理装置のさらに他の例を示す外観斜視図である。 前記アッシング処理装置のさらに他の例を示す外観斜視図である。 前記アッシング処理装置のさらに他の例を示す外観斜視図である。 図10に示すアッシング処理装置を示す断面図である。 図10に示すアッシング処理装置の一部を示す断面図である。 アッシング処理装置のさらに他の例を示す断面図である。 アッシング処理装置のさらに他の例を示す断面図である。 アッシング処理装置のさらに他の例を示す断面図である。 アッシング処理装置のさらに他の例を示す断面図である。 アッシング処理装置のさらに他の例を示す断面図である。 従来のアッシング処理装置を示す断面図である。 従来のアッシング処理装置の他の例を示す断面図である。
符号の説明
20 処理容器
21 容器本体
22 蓋体
23 昇降機構
24 搬入出用開口部
26 真空ポンプ
3 載置台(下部電極)
34 処理ガス供給部(上部電極)
5 カバー部材
53 排気路
54 排気ポンプ
6 カバーシート
9 カバー規制プレート
S 被処理体

Claims (13)

  1. 内部に被処理体の載置台を備えた容器本体と、この容器本体の上部開口部を塞ぐ蓋体とにより構成された処理容器と、
    前記蓋体と容器本体との間に、前記被処理体を処理容器に対して搬入あるいは搬出するための隙間を形成するために、前記蓋体を容器本体に対して相対的に昇降させる昇降機構と、
    前記処理容器内を真空排気するための真空排気手段と、
    前記被処理体を処理容器に対して搬入あるいは搬出するために蓋体と容器本体との間に隙間を形成したときに、少なくとも被処理体の搬入出領域を除いた領域において前記隙間を覆うように処理容器の外周面に周方向に沿って設けられたカバー部材と、を備えたことを特徴とする真空処理装置。
  2. 前記隙間を形成したときに、前記処理容器とカバー部材との間の空間を、処理容器内の圧力よりも陰圧になるように排気するための手段を備えることを特徴とする請求項1記載の真空処理装置。
  3. 前記被処理体の搬入出領域にはカバー部材が設けられていないことを特徴とする請求項1又は2記載の真空処理装置。
  4. 前記カバー部材は前記処理容器の周囲全体に設けられ、このカバー部材に被処理体の搬入出口が形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の真空処理装置。
  5. 前記カバー部材は、処理容器から外方側に突出し更に屈曲されて当該処理容器の外周面と対向するように構成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一に記載の真空処理装置。
  6. 前記カバー部材は剛性部材により構成されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一に記載の真空処理装置。
  7. 前記カバー部材は可撓性部材により構成され、上縁側及び下縁側が夫々蓋体及び容器本体に固定されていることを特徴とする請求項1、2又は4記載の真空処理装置。
  8. 前記可撓性部材における上縁側及び下縁側の少なくとも一方にはシール材が設けられ、このシール材は蓋体及び容器本体の接合部に介在していることを特徴とする請求項7記載の真空処理装置。
  9. 前記処理容器内は真空雰囲気とされ、
    前記シール材は前記処理容器内を気密に保持するための真空用シール材を兼用していることを特徴とする請求項8記載の真空処理装置。
  10. 前記可撓性部材における上縁側及び下縁側の少なくとも一方に設けられた取り付け部材と、
    処理容器に固定された固定部材と、
    この固定部材及び前記取り付け部材の少なくとも一方側に設けられると共に他方側に着脱自在に係合して、この取り付け部材を処理容器の外周面に押圧する状態及びその押圧を解除する状態の一方を選択する操作機構と、を備えたことを特徴とする請求項7記載の真空処理装置。
  11. 前記処理容器に周方向に沿って設けられ、前記可撓性部材の形状を規制するための規制部材を備えたことを特徴とする請求項7ないし10のいずれか一に記載の真空処理装置。
  12. 前記処理容器とカバー部材との間の空間に乾燥用ガスを供給するための手段を備えたことを特徴とする請求項1ないし11のいずれか一に記載の真空処理装置。
  13. 前記処理容器に対しては、大気雰囲気との間で基板の受け渡しが行われることを特徴とする請求項1ないし12のいずれか一に記載の真空処理装置。
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